JP3936062B2 - 人工造雪システム用の搬雪装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばスキー場のゲレンデに人工雪を散布するためのスキー場用人工造雪システムに用いられる搬雪装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】
従来、スキー場のゲレンデに人工雪を散布するためのスキー場用人工造雪システムでは人工雪生成装置と、同装置で生成された人工雪を蓄える貯氷庫から所要量の人工雪をゲレンデへ送り出す搬雪装置とを備えている。
前記人工雪生成装置は、冷凍機から冷媒が供給される冷却器たる製氷ドラムの外周面に水を吹き付けて氷結せしめ、製氷ドラムを回転させながら外周面の氷を掻き刃で削り取って人工雪を生成する。
【0003】
人工雪生成装置を備える製氷室の下方には、搬雪装置を備える貯氷庫が設けられ、人工雪生成装置で生成された人工雪は貯氷庫に落下して蓄えられ、適宜の搬雪装置で搬出され、さらに圧縮空気を用いた噴雪装置でスキー場のゲレンデに散布されるようになっている。
【0004】
従来の搬雪装置では貯氷庫内に蓄えられた人工雪の表面から所要量の人工雪を掻き取る掻き送り装置を備えるものがあり、同掻き送り装置で掻き取った人工雪をコンベア等の搬出装置の入口に落下させて同コンベアにより外部へ人工雪を送り出すようになっていて、前記掻き送り装置を適宜の昇降手段によって上下に移動せしめることにより掻き送り装置が掻き取る人工雪の深さを調節し、送り出す人工雪の量を制御している。
【0005】
前記搬出装置における人工雪の入口においては、大量の人工雪が雪崩のように掻き送り装置側から落下して溜まることがあり、この状態で掻き送り装置を駆動させたままにしておくと溜った人工雪の上へさらに掻き送り装置からの人工雪が堆積し、溜った人工雪が圧力により固まって搬出装置の入口を塞ぎ、人工雪の搬送をストップさせてしまうことがあった。
【0006】
搬出装置の入口を塞ぐ人工雪を取り除くには、人手によるほかはなく、手間が掛かるとともに作業中は人工雪の搬送を停止せねばならないという問題点があった。
【0007】
【発明の目的】
本発明に係る搬雪装置は上述した従来技術の問題点を解消し、所要量の人工雪を安定して送り出すことができ、スキー場用人工造雪システムに好適な搬雪装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る搬雪装置は、貯氷庫内の人工雪の表面を略水平に掻きならしながら同表面の人工雪を掻き取って貯氷庫内の所定の位置へ送る掻き送り装置と、同掻き送り装置からの人工雪を貯氷庫外へ搬出する搬出装置と、前記掻き送り装置を上下方向へ任意の速度で移動せしめ、あるいは任意の位置に静止せしめる昇降機構を備え、前記搬出装置における人工雪の入口に、通常はOFFであるが同入口に人工雪が所定の高さまで堆積するとONとなるレベルセンサを設けて運転制御回路に接続し、同運転制御回路は前記レベルセンサがOFFである場合には搬出すべき人工雪の量に応じて前記掻き送り装置の移動方向や移動速度、あるいは静止位置を制御することにより掻き送り装置によって掻き取る人工雪の量が調節され、前記レベルセンサがONになると掻き送り装置を上方へ移動せしめて同掻き送り装置による人工雪の掻き取りが中断させられ、堆積した人工雪が搬出装置により外部へ送り出されて前記レベルセンサがOFFになると、掻き送り装置を人工雪の表面まで下降せしめて同掻き送り装置による人工雪の掻き取りが再開させられるようにしてある。
【0009】
また、前記搬出装置における人工雪の入口上方に、前記レベルセンサを上下方向に複数個設け、下方のレベルセンサのみがONになると掻き送り装置を上方へ移動せしめて同掻き送り装置による人工雪の掻き取りが中断させられ、堆積した人工雪が搬出装置により外部へ送り出されて前記レベルセンサがOFFになると、掻き送り装置を人工雪の表面まで下降せしめて同掻き送り装置による人工雪の掻き取りが再開させられるが、上方のレベルセンサもONとなった場合には搬雪運転が停止させられるようにしてある。
【0010】
【実施例】
以下、本発明に係る装置の実施例を図1〜5に示す具体例に基づいて詳細に説明する。
建屋1の2階部分は製氷室1A、1階部分は貯氷庫1Bとしてあり、製氷室1Aには複数の冷凍機2と、各冷凍機から冷媒が供給される複数の製氷機3とが設けられていて、これら冷凍機と製氷機で人工雪生成装置を構成し、製氷室1Aの床には各製氷機3からの人工雪4を貯氷庫1Bに落下せしめるための連通開口5をあけてある。
【0011】
前記製氷機3は満液式の冷却器たる2個の製氷ドラム6を備え、同製氷ドラムを常に回転させながら製氷ドラムの表面に水を散布してこの水を氷結せしめ、氷結により製氷ドラムの表面に成長した氷を掻き刃7で掻き取って人工雪4を生成する。
スキー場用の人工造雪システムにおいては上述した冷凍機2および製氷機3がスキーシーズン中は24時間運転され、常に所定量の人工雪を生成する。
【0012】
貯氷庫1B内の前記連通開口5の下方には階上の製氷室1Aからの人工雪を貯める貯氷台8が設けられていて、同貯氷台8の前部(図2、3では左側)には開閉式のゲート板9が設けられ、後部(図2、3では右側)は固定の仕切板10が設けられていて、これらゲート板9と仕切板10の間に人工雪が貯められるようになっている。
【0013】
貯氷台8の上方には雪の表面を略水平に掻きならしながら前記ゲート板9側へ雪を送るレイクと称される掻き送り装置11が設けられていて、同掻き送り装置11は後述する昇降機構12により上下に所要の速度で移動でき、かつ所要の位置に停止できるようにしてある。
【0014】
掻き送り装置11は左右のサイドフレーム13、13間に前後の軸14、15が掛け渡され、前方(ゲート板9側)の軸14は左右端寄りに従動輪16、16がフリーに回転できるよう取り付けられた固定軸としてあって、また後方(仕切板10側)の軸15の左右端寄りに駆動輪17、17が固嵌されていて、後方の軸15は駆動軸としてあって片側(図3では手前側)のサイドフレームの外側に取り付けられたモータ18の駆動により減速ギア19を介して一定の方向(図2では右まわり)に一定の速度で回転駆動するようになっている。
前記従動輪16と駆動輪17は例えばスプロケットよりなり、左右の各従動輪と駆動輪にはそれぞれ例えばエンドレスなチェンよりなるループ材20を巻回してある。
【0015】
左右のループ材20、20間には複数の掻き板材21、21が適宜の間隔で平行に取り付けられていて、製氷機3からの人工雪4は掻き板材間を通り抜けて貯氷台上8上に降り積もるようになっており、前記掻き板材は例えば外縁部を波歯状に形成したチャンネル杆としてあり、外縁部をループ材の外側に向けて取り付けてある。
【0016】
上述した掻き送り装置11における左右のサイドフレーム13、13の各前後端寄りに昇降機構12からの索条22、22の下端が固定されていて、同索条が昇降機構により巻き上げられ、あるいは繰り出されることにより掻き送り装置11が昇降するようになっている。
【0017】
昇降機構12はモータ23の回転動力により回転駆動される左右の軸24、24にそれぞれ前後の巻取りドラム25、25が固嵌されていて、同巻取りドラムの正逆回転により前記索条22、22が巻取られたり、あるいは繰り出される。昇降機構12における前記モータ23から巻取りドラム25への動力伝達機構は、図4に示されるようにモータ23の駆動軸がクラッチ26、減速ギア27を介してモータ側スプロケット28に接続されていて、同モータ側スプロケット28は例えばエンドレスチェンよりなる2つのループ材29、29を介して左右の軸24、24の端部に固嵌されたドラム側スプロケット30、30に接続され、モータ23の駆動により各巻取りドラム25が回転させられるようになっており、巻取りドラムの正逆回転は前記減速ギア27の操作により切り換えられるようにしてある。
前記巻取りドラム25、25を備える前記左右の軸24、24はそれぞれ貯氷庫1Bの天井下面に設けられた保持部材31、31により回転自在に保持されている。
【0018】
昇降機構12の動力源たるモータ23は掻き送り装置11の移動、停止に拘わらず常に一定の回転数で駆動されるものとしてあり、運転制御回路46からの制御信号に基づいて同モータの駆動軸に設けたクラッチ26の開閉により掻き送り装置11の移動、停止あるいは移動速度の制御が行われる。
上述のように、モータ23を一定の回転数で駆動させると、モータの回転数を頻繁に調節する場合に比べてモータへの負担が格段に小となり、モータの焼け付き等のトラブルを極力防止することができる。
【0019】
なお、前記モータ側スプロケット28、ループ材29およびドラム側スプロケット30よりなる動力伝達機構はプーリとベルトで構成してもよいし、あるいは歯車を介して直接噛合させてもよい。
【0020】
また、人工雪生成装置による人工雪の生成量は一定となるように制御されるが、実際には周囲の気温や製氷用水の温度等の各種製氷条件の変化により若干の変動があるので、図示省略の手動昇降スイッチにより掻き送り装置を手動で微調整して貯氷台8上の人工雪4表面の高さと掻き送り装置の上下位置の誤差を較正できるようにしてある。
【0021】
ゲート板9は人工雪を搬出しない場合には、ゲート板の下端縁が貯氷台8の端縁に当接する位置にあって貯氷台上の雪を堰き止めているが、人工雪を搬出する際には図示省略の駆動機構により掻き送り装置の雪送り方向における前方上方へ平行移動して開かれ、貯氷台上の人工雪を、人工雪の搬出装置たる第1スクリューコンベア32へ落下させるものとしてある。
【0022】
前記ゲート板9が貯氷台8の端縁に当接している状態において、掻き送り装置11の掻き板材21の外周軌道とゲート板9との間隔Wが広いと人工雪が溜りやすく、溜った人工雪は第1スクリューコンベア32へ雪崩状に落下するおそれがあるので、前記間隔Wはできるだけ小なるものとしてある。
【0023】
前記第1スクリューコンベア32における人工雪の入口の上方には、上下2個のレベルセンサ33、34を設けてあって、各センサは通常はOFFであるが、人工雪が各センサの位置まで堆積するとONとなるものとしてあり、それぞれ前記運転制御回路46に接続されている。
【0024】
第1スクリューコンベア32の搬送方向の前端は第1ホッパ35の上方に臨ませてあって、同第1ホッパ35の下部には第2スクリューコンベア36の入口側の端部が接続されており、同第2スクリューコンベア36の出口側の端部は第2ホッパ37の上方に臨ませてある。
【0025】
第2ホッパ37は送雪装置38における人工雪の入口としてあって、同送雪装置38はエアコンプレッサ39から空気冷却器43を経てエアパイプ40および分岐エアパイプ40aにて送られる圧縮空気により前記第2ホッパ37からの人工雪を送雪管41内へ送り出すものとしてあり、送雪管41の途中には複数箇所に、トランスポータと呼ばれる噴雪装置42が送雪分岐管41aを介して接続され、また噴雪装置42にはエアパイプ40からの圧縮空気を供給する分岐エアパイプ40bも接続されていて、人工雪4を圧縮空気により勢いよく散布できるようになっている。
【0026】
前記第1および第2スクリューコンベア32、36は例えばインバータ制御により駆動速度を調節することができるようになっており、各スクリューコンベアの駆動速度は人工雪の搬出量に応じて適宜変化するようになっている。
【0027】
前記送雪分岐管41aおよび分岐エアパイプ40bは可撓性のもので、噴雪装置42を任意の場所に移動できるようにしてあって、ゲレンデの所要の場所に人工雪を供給することができるようになっている。
なお、図1において符号44は沢や池等の取水源からの製氷用水を一旦貯めておくための貯水タンク、45は冷凍機2用の冷却塔を示している。
【0028】
しかして、前記運転制御回路46は所要の人工雪を送り出す通常運転モードの制御信号と、第1スクリューコンベア32に人工雪が詰まった場合の復旧運転モードの制御信号とを昇降機構12に送るようになっており、以下、各運転モードにおける本実施例の装置の作用を図6、7に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0029】
運転制御回路46には製氷機3から製氷量WS のデータが送られ、また所要搬雪量WD のデータがゲレンデ側の例えば噴雪装置42から送られ、これら製氷量WS データと所要搬雪量WD データに基づいて昇降機構12の駆動制御が行われる。
【0030】
通常運転モードにおいては、搬雪運転が開始されると掻き送り装置11は一旦上方の所定の高さへ移動させられ(S1)、所定の時間T1 経過(S2)後に雪面(貯氷台8上の人工雪の表面)まで下降される(S3)。
【0031】
その後、所要搬雪量WD と製氷量WS とをそれぞれ噴雪装置、製氷機から取得し(S4)、所要搬雪量WD と製氷量WS とを比較し(S5、S6)、所要搬雪量WD が製氷量WS より大である場合には、掻き送り装置11を速度V1 にて下降せしめ(S7)、製氷機3からの人工雪に加えて貯氷台8上の人工雪を第1スクリューコンベア32へ送り出す。
また、所要搬雪量WD が製氷量WS と同じである場合には、掻き送り装置の昇降を停止した状態にして(S8、S9)製氷機から貯氷台上に新たに降り積もる人工雪だけを第1スクリューコンベア32へ送る。
さらに、所要搬雪量WD が製氷量WS よりも小である場合(搬雪量が0である場合を含む)には掻き送り装置11を速度V2 にて上昇せしめ(S10)、製氷機3から貯氷台8上に降り積もる人工雪の一部を第1スクリューコンベア32へ送る。
【0032】
その後、下レベルセンサ34がONであるかの確認(S11)および終了確認(S12)を経ていずれもNOである場合には所要搬雪量WD と製氷量WS の取得(S4)から終了確認(S12)までのステップを繰り返す。
【0033】
前記下レベルセンサ34の確認(S11)において、同センサがONであった場合には、上述した通常運転モードから別れて復旧運転モードに入る。
復旧運転モードに入ると、運転制御回路46はまず掻き送り装置11を上方の所定の高さへ移動せしめ(SR1)、所定時間T2 経過(SR2)後に上レベルセンサ33がONであるかを確認し(SR3)、同センサがOFFである場合にはさらに下レベルセンサ34がONであるかを確認し(SR4)、同センサがOFFである場合には堆積していた人工雪が第1スクリューコンベア32により送り出されたと判断して掻き送り装置11を雪面まで下降せしめ(SR5)、通常運転に復帰する。
【0034】
一方、下レベルセンサ34がONのままである場合には人工雪が除去されなかったと判断してさらに所定時間T2 が経過(SR2)するまで掻き送り装置を上昇したままにしておき、前記ステップSR2からSR4を繰り返す。
【0035】
また、前記ステップSR2において上レベルセンサ33がONであった場合には搬雪運転を停止(SR6)するとともに、適宜ブザー等の警報を発し(SR7)、復旧運転モードを終了する。
この場合には第1スクリューコンベア32の入口に上レベルセンサ33の高さまで人工雪が堆積しているので、人手により同人工雪を除去する。
【0036】
【作用、効果】
製氷室1Aの人工雪生成装置の製氷機3で生成された人工雪は連通開口5から貯氷室1B内に落下して貯氷台8上に蓄えられ、掻き送り装置11の掻き板材21により表面が略水平にならされる。
スキー場用の人工造雪システムにおいては上述した人工雪生成装置がスキーシーズン中は24時間運転され、常に所定量の人工雪を生成するようになっており、人工雪の搬出量は所要搬雪量WD および製氷量WS に基づいて運転制御回路によって掻き送り装置11が所要の速度で昇降、あるいは所要の位置に静止させられることにより調節される。
【0037】
掻き送り装置11により第1スクリューコンベア32に送られた人工雪は第2スクリューコンベア36、送雪装置38、送雪管41を経て噴雪装置42から圧縮空気によってゲレンデへ勢いよく散布される。
【0038】
第1スクリューコンベア32における人工雪の入口に、貯氷台8上から大量の人工雪が雪崩のように落下して堆積して下レベルセンサ34がONになると掻き送り装置11が上方の所定の高さへ移動させられて同掻き送り装置による人工雪の掻き取りが中断され、その間に第1スクリューコンベア32の人工雪入口に堆積した人工雪は同コンベアによって外部へ搬出されて下レベルセンサ34がOFFになると通常の運転モードへと復帰する。
【0039】
堆積した人工雪が固まったりして搬出されない場合や、あるいは大量の人工雪が堆積した場合には、上レベルセンサ33もONとなり、この場合には製氷運転および搬雪運転が自動停止され、ブザー等の警報が出力され、堆積した人工雪を人手により除去する。
【0040】
上述のように、掻き送り装置からの人工雪が搬出装置の人工雪入口に溜ると掻き送り装置から搬出装置への人工雪の掻き送りが中断されるので、溜った人工雪が搬出装置により自動的に除去され、従来の装置のように搬出装置の人工雪入口に溜った人工雪の上へさらに人工雪が堆積し、溜った人工雪が圧力により固まるようなことが極力防止され、人工雪を安定して供給することができる。
【0041】
また、搬出装置の入口が人工雪で塞がれて搬出装置による復旧ができない場合には装置全体の運転を自動的に停止するので、搬出装置入口におけるさらなる人工雪の堆積を防止でき、人手による復旧作業を迅速かつ安全に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る搬雪装置を備えるスキー場用の人工造雪システムの全体を示す斜視図。
【図2】人工造雪システムの建屋の縦断面図。
【図3】掻き送り装置の一例を示す平面図。
【図4】昇降機構の一例を示す平面図。
【図5】ゲート板が開いた状態を示す搬雪装置の一部拡大縦断面図。
【図6】通常運転モードにおける本実施例の装置の動作を示すフローチャート。
【図7】復旧運転モードにおける本実施例の装置の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 建屋
1A 製氷室 1B 貯氷庫
2 冷凍機 3 製氷機
4 人工雪 5 連通開口
6 製氷ドラム 7 掻き刃
8 貯氷台 9 ゲート板
10 仕切板 11 掻き送り装置
12 昇降機構 13 サイドフレーム
14、15 掻き送り装置の軸 16 従動輪
17 駆動輪 18 モータ
19 減速ギア 20 ループ材
21 掻き板材 22 索条
23 モータ 24 昇降機構の軸
25 巻取ドラム 26 クラッチ
27 減速ギア 28 モータ側スプロケット
29 ループ材 30 ドラム側スプロケット
31 保持部材 32 第1スクリューコンベア
33 上レベルセンサ 34 下レベルセンサ
35 第1ホッパ 36 第2スクリューコンベア
37 第2ホッパ 38 送雪装置
39 エアコンプレッサ 40 エアパイプ
41 送雪管 42 噴雪装置
43 空気冷却器 44 貯水タンク
45 冷却塔 46 運転制御回路

Claims (2)

  1. 貯氷庫内の人工雪の表面を略水平に掻きならしながら同表面の人工雪を掻き取って貯氷庫内の所定の位置へ送る掻き送り装置と、同掻き送り装置からの人工雪を貯氷庫外へ搬出する搬出装置と、前記掻き送り装置を上下方向へ任意の速度で移動せしめ、あるいは任意の位置に静止せしめる昇降機構を備え、前記搬出装置における人工雪の入口に、通常はOFFであるが同入口に人工雪が所定の高さまで堆積するとONとなるレベルセンサを設けて運転制御回路に接続し、同運転制御回路は前記レベルセンサがOFFである場合には搬出すべき人工雪の量に応じて前記掻き送り装置の移動方向や移動速度、あるいは静止位置を制御することにより掻き送り装置によって掻き取る人工雪の量が調節され、前記レベルセンサがONになると掻き送り装置を上方へ移動せしめて同掻き送り装置による人工雪の掻き取りが中断させられ、堆積した人工雪が搬出装置により外部へ送り出されて前記レベルセンサがOFFになると、掻き送り装置を人工雪の表面まで下降せしめて同掻き送り装置による人工雪の掻き取りが再開させられるようにした人工造雪システム用の搬雪装置。
  2. 前記搬出装置における人工雪の入口上方に、前記レベルセンサを上下方向に複数個設け、下方のレベルセンサのみがONになると掻き送り装置を上方へ移動せしめて同掻き送り装置による人工雪の掻き取りが中断させられ、堆積した人工雪が搬出装置により外部へ送り出されて前記レベルセンサがOFFになると、掻き送り装置を人工雪の表面まで下降せしめて同掻き送り装置による人工雪の掻き取りが再開させられるが、上方のレベルセンサもONとなった場合には搬雪運転が停止させられるようにした請求項1に記載の人工造雪システム用の搬雪装置。
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