JP3935362B2 - 広告方法及び広告装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークを介してユーザ間で状態を互いに参照することが可能なシステムを利用した広告技術に関する。
本発明において、状態管理システムとは、複数のユーザ端末がネットワークを介して接続されることにより構成される。このシステムは、ネットワークを介してユーザの状態に関する情報を取得し、状態情報をユーザ毎に対応付けて記録する。ユーザ端末は、所望のユーザの状態情報を要求し、これを取得することができる。なかでも、予め参照したいユーザ群を登録しておくと、システムに接続したときに予め登録されているユーザ群の状態情報が取得されて一覧表示されるシステムがより好ましい。状態管理システムの一例としては、会社のオフィスなどでされている行き先表示システムや在席管理システム、バディリストシステムが挙げられる。
【0002】
本発明において、リソースとは、各種ファイル、例えばmp3ファイル、テキストファイル、バイナリファイルなどのデータを格納したファイルや、exeファイルなどのプログラムを格納したファイルである。
【0003】
【従来の技術】
インターネット上で提供される各種サービスのうち、無料で提供されるサービスは、広告料で成立しているものがほとんどである。具体的には、コンテンツの一部として掲載されるバナー広告の掲載料をもとに、各種無料サービスの多くが運営されている。
【0004】
Web上での典型的な広告手法は、次のようにして広告を表示する。Webコンテンツの一部に広告コンテンツへのリンク情報を記述し、広告コンテンツとWebコンテンツとをWebブラウザによりあたかも一つのドキュメントのように表示する。普通、表示される広告には、広告についての詳細な情報を提供する情報源へのハイパーリンクが埋め込まれている。これにより、ユーザは、広告をマウスクリックすると、その情報源にある詳細情報を参照することができる(Double Click inc. 米国特許US5948061参照)。
【0005】
広告の掲載料の決定方法は、大きく分けて以下の3通りがある。1)Webコンテンツが参照された回数を基に計算する方法、2)広告にリンクされている詳細情報が参照された回数を基に計算する方法、3) 広告にリンクされている詳細情報が参照され、さらにそれが商品購入に結びついたとしたときの購入額や購入頻度を基に計算する方法、の3通りである。
【0006】
一方、インターネットの普及に伴い、バディリストシステムなどの状態管理システムが急速に普及している。バディリストシステムでは、利用者が友人や同僚などをバディとして登録するためのリストを持つ。一般にこのリストはバディリストと呼ばれる。ユーザがバディを登録すると、友人や同僚の接続状況や、在席中、忙しいなどのユーザ状態が、バディリスト上に登録した友人や同僚に対応付けて画面上に表示される。ユーザは、バディの状態を参照し、バディの状態に適したコミュニケーション手段をバディリスト上から起動することができる。コミュニケーション手段としては、例えばICQやAOL Instant Messengerなどのインスタントメッセージングシステム、電子メールシステム、電話が挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
バナー広告に代表されるWeb広告では、Webコンテンツに広告が付随しているため、ユーザが、Webコンテンツを閲覧する際、必然的にバナー広告も閲覧してくれるという利点がある。
しかし、バナー広告を掲載しようとする広告主の観点からは、バナー広告へユーザが実際に注目しているか否かが疑わしいという問題がある。バナー広告はWebコンテンツに付随しているが、表示面積がコンテンツに比して小さく、また同じページに複数のバナーが存在するのが一般的である。そのため、バナー広告自体にユーザの注目を集めにくい。さらに、ユーザは画面をスクロールしてバナー広告をWebブラウザの表示範囲から外すことが簡単にできるため、バナー広告に高い広告効果を期待できないのが現状である。
【0008】
バナー広告の掲載を許可するWebコンテンツ所有者の観点からは、次のような問題がある。Webコンテンツ所有者は、Webコンテンツにあらかじめバナー広告表示領域を確保するための編集を行う必要がある。そのため、広告の存在によって、コンテンツのレイアウトが制約を受け、コンテンツの作成が複雑となる。
ネットワーク上で広告を閲覧するユーザの観点からは、ウェブ広告について他の問題が指摘されている。その問題とは、単に広告をネットワーク上で掲載しても、サービスの利用や商品の購入には直接つながりにくいということである。ユーザがサービスや商品の購入を決意する大きな要因の一つは家族や友人の意見であり、広告は単に商品の存在を知らせる役割を担っているに過ぎないと考えられているためである。
【0009】
一方、バナー広告以外のネットワーク上の広告方法として、消費者の許諾を得て興味のあるジャンルの広告のみを電子メールで配信する、オプトインメールと呼ばれる広告手法が挙げられる。だが、オプトインメールの申込みをユーザに行わせるきっかけをつくるためには、他の広告手段に頼らざるを得ない。
ICQやAOL Instant Messengerなどのインスタントメッセージングサービス(IMサービス)の中には、広告用表示領域をユーザ端末上に表示するサービスも存在する。しかし、IMサービスはユーザ間のプライベートなコミュニケーションを提供するサービスであるため、ユーザと関係の無い広告の提供にこのサービスを利用しても効果が薄いばかりか却ってユーザの反発を招き、効果的な広告媒体として期待することは難しいと考えられる。
【0010】
本発明は、ネットワーク上で、ユーザに受け入れられやすく効果の高い広告を簡便に配信する技術を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本願第1発明は、第1ユーザに操作される第1コンピュータと第2ユーザに操作される第2コンピュータとを含む、ユーザ群によって操作されるネットワーク上のコンピュータ群に広告を配信する広告装置が実行する広告方法を提供する。この方法は、以下のステップを含んでいる。
・前記第1ユーザ及び前記第2ユーザを含む前記ユーザ群の状態を管理する状態管理ステップ、
・前記第1ユーザの状態を前記第1コンピュータから受信して前記第2コンピュータに配信する状態配信ステップ、
・前記コンピュータで実行されるアプリケーションの名称と前記広告の画像データを含む広告情報とを対応づけて広告データベースに記憶する記憶ステップ、
・前記第 1 コンピュータが実行を開始した第 1 アプリケーションの名称を、前記第1コンピュータから受信する受信ステップ、
・前記受信ステップで受信した前記第 1 アプリケーションの名称に対応する第1広告情報を、前記記憶ステップで記憶されている前記広告情報から抽出する抽出ステップ、
・前記抽出ステップで抽出された前記第1広告情報を、前記第2コンピュータに配信する配信ステップ、
・前記配信ステップで配信された前記第1広告情報に含まれる広告画像データを、前記第2コンピュータ上で前記第1ユーザの状態として表示する広告ステップ。
【0012】
前記コンピュータには移動体端末を含む。ネットワーク上のリソースとは、Webコンテンツ、MP3ファイルやMIDIファイルなどのマルチメディアデータ、ネットワークに接続されているコンピュータで使用されているアプリケーションなどである。リソース識別情報としては、WebページのURL、マルチメディアデータのファイル名、アプリケーションの実行ファイル名などが考えられる。広告情報に含まれる広告画像データとしては、広告主の企業シンボルを表すアイコンファイルやアイコンファイルを特定するための識別子が挙げられる。広告情報には、アイコンファイルの他に、詳細な広告内容が記述されたWebページのURLなどが含まれていても良い。広告データベース(DB)に記憶される広告の内容とリソースとは、Webコンテンツにおけるバナー広告のように無関係であっても良い。
【0013】
例えば、バディリストシステム上で、ユーザAがユーザBの状態を参照しているとする。ユーザBが、Webブラウザを用いて「URL1」で特定されるWebコンテンツを参照すると、リソース識別情報「URL1」が検出される。そして、「URL1」に対応づけられている広告が、ユーザAのコンピュータ上で第2ユーザの状態として表示される。
【0014】
ユーザAは、自分の知り合いであるユーザBの状態が広告により表示されているので、ごく自然に広告を受け入れることができる。広告主は、バディリスト内のユーザ同士の信頼関係により広告が配信され、しかも広告への注目度が高まることを期待できる。リソース所有者は、リソースの内容を変更することなくリソースを広告媒体とすることができ、広告掲載料を広告主から徴収することも可能である。
【0015】
本願第2発明は、第1ユーザに操作される第1コンピュータと第2ユーザに操作される第2コンピュータとを含む、ユーザ群によって操作されるネットワーク上のコンピュータ群に広告群を配信する広告装置を提供する。この装置は、以下の手段を備えている。
・前記第1ユーザ及び前記第2ユーザを含む前記ユーザ群の状態を管理し、前記第1ユーザの状態を前記第1コンピュータから受信して前記第2コンピュータに配信する状態管理手段、
・前記コンピュータで実行されるアプリケーションの名称と前記広告群の画像データ群を含む広告情報群とを対応づけて記憶する広告データベース、
・前記第 1 コンピュータが実行を開始した第 1 アプリケーションの名称を、前記第1コンピュータから受信する受信手段、
・前記受信手段が受信した前記第 1 アプリケーションの名称に対応する第1広告情報を、
前記広告データベースから抽出する抽出手段、
前記抽出手段により抽出された前記第1広告情報を、前記第2コンピュータに配信する配信手段。
【0016】
本願第3発明は、第1ユーザに操作される第1コンピュータと第2ユーザに操作される第2コンピュータとを含む、ユーザ群によって操作されるネットワーク上のコンピュータ群に広告群を配信するコンピュータを機能させるための広告プログラムを提供する。このプログラムは、
・前記第1ユーザ及び前記第2ユーザを含む前記ユーザ群の状態を管理し、前記第1ユーザの状態を前記第1コンピュータから受信して前記第2コンピュータに配信する状態管理手段、
・前記コンピュータで実行されるアプリケーションの名称と前記広告群の画像データ群を含む広告情報群とを対応づけて記憶する広告データベース、
・前記第 1 コンピュータが実行を開始した第 1 アプリケーションの名称を、前記第1コンピュータから受信する受信手段、
・前記受信手段が受信した前記第 1 アプリケーションの名称に対応する第1広告情報を、
前記広告データベースから抽出する抽出手段、及び、
・前記抽出手段により抽出された前記第1広告情報を、前記第2コンピュータに配信する配信手段、
として前記コンピュータを機能させるための広告プログラムである。
【0017】
この広告プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていても良いし、記録されていなくても良い。なお、このプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明に含まれる。ここで記録媒体としては、コンピュータが読み書き可能なフロッピーディスク、半導体メモリ、CD-ROM、DVD、MO、その他のものが挙げられる。
【0018】
本願第4発明は、第1ユーザに操作される第1コンピュータと第2ユーザに操作される第2コンピュータとを含む、ユーザ群によって操作されるネットワーク上のコンピュータ群が実行する広告表示方法を提供する。この方法は、
・前記第1ユーザ及び前記第2ユーザを含む前記ユーザ群の状態を管理する広告コンピュータに、前記第2コンピュータに配信してもらうための前記第1ユーザの状態を、前記第1コンピュータから送信する状態配信ステップと、
・前記コンピュータで実行されるアプリケーションの名称であって、前記第1ユーザが利用中のアプリケーションの名称を検出する検出ステップと、
・前記検出ステップで検出されたアプリケーションの名称を、前記広告コンピュータに送信する送信ステップと、
・前記アプリケーションの名称に関連しており広告画像データを含む第1広告情報を、前記広告コンピュータから受信する広告受信ステップと、
・前記第1広告情報に含まれる前記広告画像データを、前記第1ユーザの状態として表示する広告ステップと、を含む。
【0019】
この方法は、前記第1発明における広告方法のユーザ端末に適用される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の広告方法を適用した広告システムについて、実施形態例を挙げながら具体的に説明する。
<バディリストシステム>
まず、広告システムが利用するバディリストシステムについて説明する。バディリストシステムは、ユーザの状態情報を管理しているバディサーバと、複数のバディクライアントとがネットワークを介して接続されて構成される。
【0021】
ユーザAは、バディクライアントaを使用して、自己の状態に関する情報をバディサーバに登録する。その際、登録した状態情報の公開レベルを併せて設定することも可能である。また、ユーザAは、状態情報を参照したい他のユーザ群を登録する。このユーザ群をバディリストと称している。
バディサーバは、バディクライアントaから通知されてきたユーザAの状態情報や公開レベルを、ユーザAに対応づけて記憶する。また、バディクライアントaから通知されてきたバディリストに基づいて、バディリストに登録されているユーザB、C、D・・・の状態情報の配信をユーザAが希望していることを、記憶しておく。バディサーバは、ユーザAの状態情報を受け取ると、前述した通り、ユーザAに対応づけて記憶すると共に、ユーザAの状態情報の配信先に対して、更新された状態情報を通知する。
【0022】
一方で、バディクライアントaは、表示されているユーザB、C、D・・・の状態情報を更新する。バディクライアントaが起動していない場合には、起動された時点で、ユーザB、C、D・・・の最新の状態情報をバディサーバから取得して表示する。
つまり、バディリストシステムでは、自己の状態及び関心のあるユーザをバディとして登録しておくことにより、バディの状態がバディクライアントによりユーザ端末上で一覧表示される。また、参照しているバディの状態情報が変更された場合、ユーザ端末上で表示されている状態情報が自動的に更新される。ユーザは、バディサーバに接続してバディリストを登録しておくことにより、気になるユーザの状態を手軽に参照することが可能となる。
【0023】
ユーザ状態は、文字や状態アイコンなどのオブジェクトにより表される。状態アイコンは、バディリストシステムの提供者から提供され、各ユーザ端末にニーズに応じてダウンロードされる。
<発明の概要>
まず、本発明に係る広告システムの概略構成及び処理の流れを説明する。
【0024】
[全体構成]
図1は、バディリストシステムを利用した広告システムの全体構成図である。このシステムは、広告サーバ1と、ユーザA及びBが操作するユーザ端末2a及び2bと、WWWサーバ41a、41bと、広告主端末51とが、インターネットなどのネットワーク5により接続されて構成されている。
【0025】
広告サーバ1には、広告を蓄積する広告データベース(DB)11と、バディサーバ10とが設けられている。バディサーバ10はユーザ状態を蓄積するユーザDB12を有している。ユーザ端末2a,bは、バディクライアント20a,b及びWebブラウザ21a,bを有している。WWWサーバ41bはマルチメディアファイルを蓄積するファイルサーバであってもよい。
【0026】
[処理の流れ]
図2は、広告システム全体における処理の流れを示す説明図である。広告システムは、広告登録処理と広告配信処理とを行う。
広告登録処理
広告登録処理では、広告サーバ1は、広告を関連づけるURL(以下、広告URLという)の指定と広告情報とを、広告主端末51から受け付ける。この広告情報には、少なくとも広告アイコンの画像データが含まれている。詳細な広告内容を提供するWebページのURL(以下、詳細URLという)へのハイパーリンクを、広告情報に含めても良い。広告サーバ1は、受信した広告情報を、指定された広告URLと関連づけて広告DB11に登録する。
【0027】
広告配信処理
広告配信処理では、(1)ユーザ端末上で表示中のWebコンテンツのURL(以下、単に閲覧URLという)を広告サーバ1に送信する閲覧URL送信処理と、(2)広告DB11から広告を抽出する広告抽出処理と、(3)広告表示処理とが行われる。
【0028】
まず、ユーザ端末2aは、広告サーバ1に接続し、バディであるユーザBの状態参照要求を行う(#1)。これにより、ユーザ端末2aでユーザBの状態を参照することができる。
一方、ユーザ端末2bは、Webブラウザ21bによりURL"www.fujitaro.com"で特定されるWebコンテンツの取得要求を行い(#2)、WWWサーバ41bからこれを取得して表示する(#3)。
【0029】
さらに、ユーザ端末2bは、表示中のコンテンツのURL(以下、閲覧URLという)、すなわち"www.fujitaro.com"を広告サーバ1へ通知する(#4)。
広告サーバ1は、閲覧URLを受信し、ユーザDB12に蓄積する(#5)。さらに広告サーバ1は、送信されてきた閲覧URLに対応づけられている広告情報を、広告DB11から抽出する(#6)。抽出された広告情報は、ユーザBの状態としてユーザ端末2aへ配信される(#7)。
【0030】
広告情報を受信したユーザ端末2aは、ユーザBの状態として広告アイコンを表示する。広告アイコンに詳細URLへのハイパーリンクが埋め込まれている場合、広告アイコンがダブルクリックされることにより、ユーザ端末2aは詳細URL に対応するWWWサーバ41aからWebコンテンツを取得して表示する(#8)。
【0031】
<第1実施形態例>
次に、バディリストシステムを利用した広告システムについてさらに詳しく説明する。
[構成]
(1)広告サーバの構成
再び図1を参照し、広告サーバ1の構成を説明する。広告サーバ1は、広告DB11及び広告管理部16を、バディサーバ10に付加することにより構成されている。バディサーバ10は、ユーザDB12と、状態管理部13と、通信部15とを有している。まず、広告DB11及びユーザDB12について説明する。
【0032】
図3は、広告DB11に蓄積される情報の概念説明図である。この例では、広告DB11は、広告URL、広告アイコン、詳細URL及び広告URL所有者連絡先を蓄積している。このうち、「広告アイコン」及び「詳細URL」は広告情報を形成している。
「広告URL」は、前述したように、広告が関連づけられるWebコンテンツのURLを表す。「広告アイコン」は、広告主の広告アイコンの画像データファイル(以下、アイコンファイルという)を表す。アイコンファイルそのものに代えて、アイコンファイルが蓄積されているアドレスやアイコンの識別子を広告アイコンとして蓄積しても良い。
【0033】
「詳細URL」は、前述したように、詳細な広告内容が掲載されているWebページのURLである。「広告URL所有者連絡先」は、広告URLで特定されるWebコンテンツの所有者の連絡先である。本実施形態例では、連絡先として電子メールアドレスを用いる。
なお、この実施形態例においては「広告URL」及び「広告URL所有者連絡先」は、広告サーバ管理者により登録する。
【0034】
図4は、ユーザDB12に蓄積される情報の概念説明図である。この例では、ユーザDB12は、ユーザID、表示名、登録者ID、状態アイコン、状態メッセージ、利用可能アイコン、メールアドレス、電話番号及び閲覧URLを蓄積している。「ユーザID」は、バディリストシステム上及び広告システム上でユーザを特定するための識別子である。「表示名」は、ユーザIDで特定されるユーザを分かりやすく表す表示名である。「登録者ID」は、バディリストに登録されているバディのユーザIDである。「状態アイコン」は、ユーザの現在の状態を表す状態アイコンを特定する状態アイコンIDである。「状態メッセージ」は、ユーザの状態を表すテキストデータである。「利用可能アイコン」は、ユーザ端末上で表示可能な状態アイコンの識別子である。「メールアドレス」はユーザのメールアドレスである。「電話番号」はユーザの電話番号である。「閲覧URL」は、前述したように、ユーザが現在Webブラウザにより閲覧しているWebコンテンツのURLである。
【0035】
状態管理部13は、ユーザ端末2bからユーザ状態の更新通知を受け付け、ユーザDB12を更新する。また、状態管理部13は、ユーザ端末2bからの閲覧URLの通知に基づき、ユーザDB12を更新する。さらに状態管理部13は、ユーザ端末2bの閲覧URLに対応する広告アイコン及び詳細URL(以下、まとめて広告情報と言う)を広告管理部16に要求してこれを取得する。さらに、状態管理部13は、ユーザBをバディとして登録しているユーザAの端末2aに、広告情報を送信する。
【0036】
広告管理部16は、広告主端末51から広告情報の登録を受け付け、広告DB11に広告情報を格納する。広告管理部16はさらに状態管理部13から広告情報要求を受け付け、閲覧URLをキーに広告DB11から広告情報を抽出する。
通信部15は、ユーザ端末2a、bとの間でデータを送受信する。
(2)ユーザ端末の構成
ユーザ端末2a、bは、バディクライアント20a、b及びWebブラウザ21a、bを有している。バディクライアント20a、bは、バディの状態を広告サーバ1に要求し、これを受信して表示する。また、バディクライアント20a、bはユーザ状態が更新されるとこれを広告サーバ1に送信する。さらに、バディクライアント20a,bは、閲覧URLの変化を監視し、閲覧URLが更新された場合、新たな閲覧URLを広告サーバ1に送信する。
【0037】
Webブラウザ21a、bは、WWWサーバ41a、bにアクセスし、URLで特定されるWebコンテンツを取得して表示する。
[処理の流れ]
次に、前述した機能を有する広告サーバ1及びユーザ端末2a、2bが行う処理の流れを説明する。
【0038】
(1)広告サーバにおける処理
広告サーバ1は、前述した広告登録処理と、広告配信処理の中の広告抽出処理とを行う。
(1−1)広告登録処理
図5は広告システムにおける広告登録処理の流れを示すフローチャートである。この処理では、広告サーバ1は、広告主端末51から送信される広告アイコンや詳細URLを、広告DB11に登録する。
【0039】
ステップS1:広告サーバ1は、広告主端末51から広告情報の登録要求を待機している。この登録要求には、広告を関連づける広告URLの指定も含まれる。例えば、広告主は、Webページ上で提供される登録フォームに従い、広告URLや広告情報を入力する。
登録フォーム上ですでに広告DB11に登録されている広告URLのリストを提供し、いずれかの広告URLを指定できるようにしても良い。また、この登録フォーム上で広告アイコンだけを登録可能にしても良い。さらに、この登録フォーム上で、すでに登録された広告アイコンに対応する詳細URLの追加登録や変更を受け付けても良い。
【0040】
ステップS2:広告サーバ1は、広告URLの所有者と詳細URLの所有者とが同一か否かを判断する。例えば広告URLの第3レベルドメイン名と詳細URLの第3レベルドメイン名とが同一であれば所有者が同一であり、そうでなければ所有者が異なると判断する。“同一”と判断すると、ステップS3に移行する。“異なる”と判断すると、後述するステップS4に移行する。
【0041】
ステップS3:広告サーバ1は、受信した広告情報、すなわち広告アイコン及び詳細URLを、指定された広告URLに対応付けて広告DB11に登録する。
ステップS4:広告サーバ1は、広告URL所有者に対し、広告情報を対応づけても良いか否かの問い合わせを行う。具体的には、対応付け許可又は不許可の入力を受け付けるWebページのURLが記載されている電子メールを、広告URL所有者の連絡先へ送ることが考えられる。この電子メールを受け取った広告URL所有者は、そのWebページへアクセスして許可又は不許可を入力することにより、問い合わせに回答する。
【0042】
ステップS5:広告サーバ1は、前記広告URL所有者からの回答結果を待機し、広告対応付けの許可がされたか否かを判断する。“許可”の場合、前記ステップS3に移行し、広告情報を広告DB11に登録する。“不許可”の場合、ステップS6に移行する。
ステップS6:広告サーバ1は、広告主端末51に対し、広告対応付けの許可がされなかった旨の通知を、電子メールなどで行う。この場合、広告情報は広告DB11に登録されない。
【0043】
(1−2)広告抽出処理
図6は、前述した広告配信処理のうち、広告抽出処理の流れを示すフローチャートである。この処理では、広告サーバ1は、閲覧URLに対応する広告情報を、広告DB11から抽出する。
ステップS21:状態管理部13は、ユーザ端末2bから、ユーザID"1001"及び新たな閲覧URLを受信する。
【0044】
ステップS22:状態管理部13は、受信したユーザID"1001"をキーにユーザDB12を検索し、対応するエントリの閲覧URLを更新する。
ステップS23:状態管理部13は、受信した閲覧URLを広告管理部16に渡す。広告管理部16は、閲覧URLと一致する広告URLを広告DB11から検索し、ヒットした広告URLに対応する広告情報を状態管理部13に渡す。
【0045】
ステップS24:状態管理部13は、前記ステップS21で受信したユーザID"1001"を登録者IDに登録しているユーザAを、ユーザDB12から抽出する。
ステップS25:状態管理部13は、ステップS23で抽出された広告情報とユーザBのユーザID"1001"とを、ユーザ端末2aへ送信する。これにより、ユーザ端末2aでは、広告アイコンがユーザBに対応して表示される。
【0046】
(2)ユーザ端末における処理
ユーザ端末2a、bは、前記広告配信処理中の閲覧URL送信処理と広告表示処理とを行う。
(2−1)閲覧URL送信処理
図7は、ユーザ端末2a,bのバディクライアント20a,bが行う閲覧URL送信処理の流れを示すフローチャートである。この処理では、ユーザ端末2a、bは、閲覧URLの変化を監視し、閲覧URLが変化すると広告サーバ1に新たな閲覧URLを送信する。本実施形態例では、ユーザ端末2bが閲覧URL" HYPERLINK "http://www.fujitaro.com" www.fujitaro.com"を広告サーバ1に送信する。
【0047】
ステップS11:バディクライアント20bは、一定時間、例えば5分の経過を待機し、5分が経過するとステップS12へ移行する。
ステップS12:バディクライアント20bは、Webブラウザ21bから閲覧URLを取得する。
ステップS13:バディクライアント20bは、ステップS12で取得した閲覧URLが前回取得した閲覧URLと異なるか否かを判断する。"Yes"と判断した場合、「前回取得した閲覧URL」の値を現在の閲覧URL" HYPERLINK "http://www.fujitaro.com" www.fujitaro.com"に変更する。さらに、「前回取得した閲覧URL」を現在の閲覧URL" HYPERLINK "http://www.fujitaro.com" www.fujitaro.com"に変更し、ステップS14へ移行する。"No"と判断した場合、ステップS11へ戻る。
【0048】
ステップS14:バディクライアント20bは、現在の閲覧URL" HYPERLINK "http://www.fujitaro.com" www.fujitaro.com"を、バディクライアント20bのユーザIDと共に広告サーバ1へ送信する。
(2−2)広告表示処理
図8は、ユーザ端末2a、bのバディクライアント20a、bが行う広告表示処理の流れを示すフローチャートである。この処理では、ユーザ端末2a、bは、バディの閲覧URLに対応する最新の広告情報を受信し、広告アイコンを表示する。本実施形態例では、ユーザ端末2aが、ユーザBの閲覧URL"www.fujitaro.com"に対応する広告アイコンを表示する。
【0049】
ステップS31:バディクライアント20aは、バディであるユーザBのユーザIDと、
閲覧URL" HYPERLINK "http://www.fujitaro.com" www.fujitaro.com"に対応する広告情報とを受信する。受信のタイミングは、バディクライアント20aが広告サーバ1に接続してバディの状態を要求したときか、またはユーザBの閲覧URLの変化が広告サーバ1に登録されたときである。
【0050】
ステップS32:バディクライアント20aは、広告情報の中から広告アイコンを抽出し、ユーザIDで特定されるバディの状態と対応付けて広告アイコンを表示する(後述する図9(b)参照)。
[画面例]
図9は、ユーザBがWebコンテンツを参照している状態に対応して、広告アイコンがユーザ端末2a上に表示される例を示している。図9(a)は、ユーザBがWebブラウザ21aで閲覧中のWebコンテンツの表示例である。図9(b)は、ユーザBの閲覧URLに対応する広告アイコンが、ユーザBの状態と共に表示されている例を示す。
【0051】
<第2実施形態例>
第2実施形態例では、1つの閲覧URLに対して複数の広告アイコンを配信したり、広告文をさらに配信することが可能な広告システムについて説明する。
本実施形態例に係る広告システムは、前記第1実施形態例の広告システムと同様の構成を有する。図中、第1実施形態例と同様の符号で示した要素は、第1実施形態例と同様の機能を有している。
【0052】
図10は、第2実施形態例に係る広告DB11に蓄積される情報の概念説明図である。
本実施形態例の広告DB11は、広告URL、広告アイコン、詳細URLに加え、広告文と広告情報の登録日時とをさらに蓄積している。また、広告DB11は、1つの広告URLに対し、複数の広告情報を対応づけて蓄積することができる。
【0053】
前述の構成を有する広告システムでは、第1実施形態例と同様の流れで広告登録処理及び広告配信処理が行われる。ただし、広告サーバ1の広告管理部16には、閲覧URLに対応して抽出した複数の広告情報の中から配信する広告情報を決定する機能がさらに付加される(図示せず)。どの広告情報をユーザ端末2に配信するかは限定されない。例えば、全ての広告情報を配信しても良いし、最新の登録日時を有する広告情報を配信しても良い。さらに、全ての広告情報を登録日時と共に配信しても良い。
【0054】
また、ユーザ端末2a、bのバディクライアント20a、bは、複数の広告情報が配信された場合、複数の広告アイコンを拡大表示しても良い。さらに、バディクライアント20a、bは、複数の広告情報とそれらの登録日時とを受信し、最新の広告アイコンをユーザ状態と共に表示し、広告アイコン全てを別の表示領域に拡大表示してもよい(後述する図11参照)。バディクライアント20a、bは、広告アイコンが選択された場合、広告情報に含まれる広告文を画面上に表示させる。
【0055】
[画面例]
図11は、ユーザBの閲覧URLに対応する複数の広告情報がユーザ端末2aに配信された場合の、広告アイコン及び広告文の表示例である。ユーザBの状態と共に表示されている広告アイコン201は、広告DB11への登録日時が最新のものである。また、閲覧URLに対応する全ての広告アイコン201,202は、ユーザ端末2aの表示画面下部に拡大表示されている。この例では、2つの広告アイコンの一方のアイコン201が閲覧URLの所有者を象徴しており、他方のアイコン202が閲覧URLの所有者お勧めの品物を示している。また、拡大表示されている広告アイコン202が選択され、それに対する広告文が広告文の表示領域203に表示されている。
【0056】
<第3実施形態例>
第3実施形態例では、ユーザがmp3形式の音楽ファイルなどを利用している状態に応じ、広告アイコンが表示される広告システムについて説明する。
[構成]
図12は、第3実施形態例に係る広告システムの構成図である。図中、第1実施形態例と同様の符号で示した要素は、第1実施形態例と同様の機能を有している。ただし、WWWサーバ41bは、音声ファイルや動画ファイルなどのマルチメディアファイルを蓄積している。また、ユーザ端末2aは、マルチメディアファイルを再生するためのマルチメディアプレーヤ22をさらに備えている。
【0057】
図13は、本実施形態例に係る広告DB11に蓄積される情報の概念説明図である。この広告DB11は、第1実施形態例における広告DB11の構成において、広告URLに代えてマルチメディアファイルのファイル名である「広告ファイル名」を、また広告URL所有者連絡先に代えてマルチメディアファイルの作成元の連絡先である「広告ファイル作成元連絡先」を蓄積している。例えば、「広告ファイル名」が歌手「富士通太郎」の新曲データを含むmp3ファイル"1075ftaro.mp3"の場合を考える。この広告ファイルに対しては、「富士通太郎新曲発売」のメッセージを表記した広告アイコンが、登録される。また、その詳細URLとしては、「富士通太郎」の最新曲をダウンロードできるWebサイトのURLが記述される。
【0058】
図14は、本実施形態例に係るユーザDB12に蓄積される情報の概念説明図である。
このユーザDB12は、第1実施形態例におけるユーザDB12において、広告URLに代えて「再生ファイル名」を蓄積している。再生ファイル名は、ユーザが再生中のマルチメディアファイル名である。この例では、ユーザBは、マルチメディアファイル"1075ftaro.mp3"を再生中である。
【0059】
[処理の流れ]
前述の構成を有する広告システムでは、第1実施形態例と同様の流れで広告登録処理及び広告配信処理が行われる。ただし、閲覧URL送信処理において、ユーザ端末2のバディクライアントは、閲覧URLに代えて再生ファイル名の変化を監視し、広告サーバ1に送信する。
【0060】
[表示例]
図15は、ユーザBが再生中のマルチメディアファイル"1075ftaro.mp3"に対応付けられている広告アイコンが、ユーザBの状態と共にユーザ端末2aに表示されている例を示す。ユーザAが広告アイコンをダブルクリックすると、「富士通太郎」の最新曲をダウンロードできるWebサイトに、Webブラウザ21aがアクセスする。
【0061】
<第4実施形態例>
第4実施形態例では、ユーザがエディタなどのアプリケーションをユーザ端末上で使用している状態に応じ、広告アイコンが表示される広告システムについて説明する。
[構成]
図16は、第4実施形態例に係る広告システムの構成図である。図中、第1実施形態例と同様の符号で示した要素は、第1実施形態例と同様の機能を有している。本実施形態例においては、ユーザ端末2bは、Webブラウザ21bに代えて、エディタなどのアプリケーション23を有している。
【0062】
図17は、広告DB11に蓄積される情報の概念説明図である。この広告DB11は、第1実施形態例における広告DB11において、広告URLに代えて「広告アプリケーション名」を、また広告URL所有者連絡先に代えて「アプリケーション製造元連絡先」を蓄積している。ここで、広告アプリケーション名とは、アプリケーションのプログラムが格納されているファイルの名称である。例えば、「広告アプリケーション名」が富士通の新IRCクライアントの「chocoa」である場合を考える。この広告アプリケーション名に対しては、「富士通新chocoa2発売」のメッセージを表記した広告アイコンが登録される。また、その詳細URLとしては、chocoaのバージョンアップ版であるchocoa2をダウンロードするためのWebサイトのURLが記述される。
【0063】
図18は本実施形態例に係るユーザDB12に蓄積されている情報の概念説明図である。このユーザDB12は、第1実施形態例に係るユーザDBにおいて、閲覧URLに代えて「実行アプリ名」を蓄積している。「実行アプリ名」は、現在ユーザ端末2bで実行されているアプリケーションの名称を示す。この例では、ユーザBは、IRCクライアント「chocoa」を使用中である。
【0064】
[処理の流れ]
前述の構成を有する広告システムでは、第1実施形態例と同様の流れで広告登録処理及び広告配信処理が行われる。ただし、閲覧URL送信処理において、ユーザ端末2のバディクライアントは、閲覧URLに代えて実行アプリ名の変化を監視し、広告サーバ1に送信する。
【0065】
例えば、ユーザBがIRCアプリケーションchocoaの使用を開始した場合、そのchocoaのプログラムが格納されたファイルの名称"chocoa.exe"をバディクライアント20bが広告サーバ1に送信する。ユーザ端末2aの表示画面には、ユーザBの状態と共にchocoaに対応する広告アイコンが表示される(図示せず)。
<第5実施形態例>
第5実施形態例では、詳細URLにアクセスしたユーザにインセンティブを提供することにより、広告システムに参加するための動機付けをユーザに与える広告システムについて説明する。
【0066】
[構成]
図19は、第5実施形態例に係る広告システムの構成図である。図中、第1実施形態例と同様の符号で示した要素は、第1実施形態例と同様の機能を有している。本実施形態例に係る広告システムには、前記第1実施形態例の構成に加えて、インセンティブDB17、アクセスDB18及びインセンティブ管理部19が付加されている。インセンティブ管理部19は、後述するインセンティブ情報を広告主端末51から受け付け、インセンティブDB17を更新する。また、インセンティブ管理部19は、ユーザ端末2a、bからの通知に従い、アクセスDB18を更新する。また、ユーザ端末2a、bのバディクライアント20a、bは、詳細URLへのアクセスの有無を監視し、アクセスがあった場合には広告サーバ1に通知(以下、アクセス通知という)する機能を、さらに有している。
【0067】
図20は、インセンティブDB17に蓄積される情報の概念説明図である。インセンティブDB17には、「詳細URL」、「基準アクセス回数」及び「インセンティブ」(以上まとめてインセンティブ情報と言う)が蓄積されている。「詳細URL」で特定されるWebコンテンツに基準アクセス回数以上アクセスしたユーザには、「インセンティブ」に定義されているインセンティブが提供される。インセンティブ情報は広告主端末51から入力され、インセンティブ管理部19によってインセンティブDB17に蓄積される。
【0068】
図21は、アクセスDB18に蓄積される情報の概念説明図である。アクセスDB18には、あるURLを閲覧しているユーザのユーザIDである「広告ユーザID」、「広告URL」、「詳細URL」、及び「詳細URLアクセス回数」が蓄積されている。「詳細URLアクセス回数」は、「広告ユーザID」で特定されるユーザが詳細URLに何回アクセスしたかを示す。
【0069】
[処理の流れ]
前述の構成を有する広告システムでは、第1実施形態例と同様の流れで広告登録処理及び広告配信処理が行われ、さらに以下のインセンティブ処理が行われる。
インセンティブ処理
図22は、広告サーバ1が行うインセンティブ処理の流れを示すフローチャートである。インセンティブ処理では、広告サーバ1では、ユーザAによる詳細URLへのアクセスが所定回数に達した場合、ユーザAに対してインセンティブを付与する。
【0070】
ステップS31:インセンティブ管理部19は、ユーザ端末2a,bから詳細URLへのアクセス通知を待機している。いずれかのユーザ端末、例えばユーザ端末2aからURL HYPERLINK "http://www.fujitsu.co.jp" www.fujitsu.co.jpへのアクセス通知を受け取ると、ユーザ端末2aの HYPERLINK "http://www.fujitsu.co.jp" www.fujitsu.co.jpへのアクセス回数が蓄積されているエントリを、アクセスDB18から検索し、あればアクセス回数をインクリメントする。このエントリがない場合は、新たなエントリを作成する。
【0071】
ステップS32:インセンティブ管理部19は、インセンティブDB17及びアクセスDB18を参照し、前記 HYPERLINK "http://www.fujitsu.co.jp" HYPERLINK "http://www.fujitsu.co.jp" www.fujitsu.co.jpへのアクセス回数がインセンティブDB17で定められた基準アクセス回数に達しているかどうかを判断する。基準に達している場合、ステップS33へ移行する。基準に達していない場合は再びステップS31に戻り、ユーザ端末2a、bからのアクセス通知を待機する。
【0072】
ステップS33:インセンティブ管理部19は、ユーザAへインセンティブを通知する。インセンティブ通知の方法としては、例えばインセンティブの内容が示されているWebページへのハイパーリンクを記述した電子メールを、ユーザ端末2aに送信することが考えられる。
通知を受けたユーザAが、ブラウザ21aによりそのWebページへアクセスすると、ある商品のクーポン券が表示される。ユーザAはそれをプリントアウトして店頭に持って行き、商品と交換してもらうことによりインセンティブを享受する。以上の処理により、本広告システムへの参加の動機付けをユーザに提供し、ユーザ数を増やして広告効果を高めることを期待できる。
【0073】
<第6実施形態例>
第6実施形態例では、広告システムの管理者が広告主から広告料を徴収する広告システムについて説明する。
[構成]
前述の第5実施形態例においてはアクセス回数に応じたインセンティブをユーザに与えたが、同様な方法でアクセス回数に応じた広告料を決定することもできる。図23は、第6実施形態例に係る広告システムの構成図である。この広告システムは、前記インセンティブDB17に代えて広告料DB110が、インセンティブ管理部19に代えて広告料管理部111が設けられている。図中、前記第5実施形態例と同様の符号で示した要素については、前述と同様の機能を有している。広告料管理部111は、広告サーバ1の操作者から広告料DB110への広告料の登録や変更を受け付ける。
【0074】
図24は、広告料DB110に蓄積される情報の概念説明図である。広告料DB110は、参照回数(/月)及び広告料(/月)を蓄積している。広告料DBは、広告システムの管理者によりシステム構築時に作成される。
[処理の流れ]
前述の構成を有する広告システムでは、第1実施形態例と同様の流れで広告登録処理及び広告配信処理が行われ、さらに広告料決定処理が行われる。
【0075】
広告料決定処理では、ユーザ端末2a、bが詳細URLへアクセスする毎に、広告料管理部62がアクセスDB18の詳細URLアクセス回数をインクリメントする。アクセス回数をカウントする処理は、第5実施形態例のステップS31と同様にして行われる。
さらに、広告料管理部62は、適当なタイミングで、例えば1月に一度、アクセスDB18及び広告料DB61を参照し、その月の広告料を詳細URLごとに決定する。以上の処理により、広告システムの管理者は広告主から広告料を得ることが可能となる。
【0076】
<その他の実施形態例>
(A)前記第1実施形態例では、「広告URL」及び「広告URL所有者連絡先」を広告サーバ管理者により登録しているが、他の態様も考えられる。例えば、広告サーバ1は、広告管理部16により、広告URLのコンテンツの所有者からネットワークを介して「広告URL」及び「広告URL所有者連絡先」の登録を受け付けることも可能である。
【0077】
(B)前記第1実施形態例では、ユーザ端末2a、bにより閲覧URLの変化を監視したが、他の態様も可能である。例えば、ユーザ端末2a、bから一定時間間隔で閲覧URLを広告サーバ1に送信する。広告サーバ1は、前回の閲覧URLと最新の閲覧URLとを比較し、変化している場合は広告情報を広告DB11から抽出して配信する。
【0078】
(C)前記第1実施形態例において、詳細URLが広告情報に含まれていないにも関わらず、ユーザ端末上で広告アイコンがダブルクリックされた場合、広告サーバ1またはユーザ端末上のバディクライアント20a、bにより、詳細URLが登録されていないことをユーザに通知すると良い。
広告サーバ1によりこの通知を行う場合、バディクライアント20a、bから広告サーバ1に対し、広告アイコンの指定と共に詳細URLの要求を送信する。広告サーバ1は、指定された広告アイコンに対応する詳細URLを広告DB11から検索し、ない場合には、詳細URLが登録されていない旨のメッセージなどをユーザ端末2a、bに送信する。
【0079】
(D)前記第5実施形態例において、広告が配信されるユーザAにインセンティブを付与しているが、ユーザBにインセンティブを付与することも考えられる。ユーザBは、Webコンテンツにアクセスしているという自状態と広告との関連付を許可しているからである。ユーザBの状態に対応する広告アイコンを選択することによる詳細URLへのアクセスが何回あったかをカウントし、そのアクセス回数に応じてインセンティブを付与すればよい。
【0080】
(E)前述の処理を行うプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明に含まれる。ここで記録媒体としては、コンピュータが読み書き可能なフロッピーディスク、半導体メモリ、CD-ROM、DVD、MO、その他のものが挙げられる。
<付記>
(付記1)
第1ユーザに操作される第1コンピュータと第2ユーザに操作される第2コンピュータとを含む、ユーザ群によって操作されるネットワーク上のコンピュータ群に広告を配信する広告方法であって、
前記第1ユーザ及び前記第2ユーザを含む前記ユーザ群の状態を管理する状態管理ステップと、
前記第1ユーザの状態を前記第1コンピュータから受信して前記第2コンピュータに配信する状態配信ステップと、
前記ネットワーク上のリソースを特定するリソース識別情報と前記広告の画像データを含む広告情報とを対応づけて広告データベースに記憶する記憶ステップと、
前記記憶ステップで記憶させるためのリソース識別情報及び/または前記広告情報を、
前記コンピュータ群から受け付ける広告受付ステップと、
前記広告受付ステップで受け付けた情報を、前記広告データベースに格納する格納ステップと、
前記第1ユーザが利用中の第1リソースのリソース識別情報を検出するリソース検出ステップと、
前記検出ステップで検出された前記第1リソースのリソース識別情報に対応する第1広告情報を、前記記憶ステップで記憶されている前記広告情報から抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップで抽出された前記第1広告情報を、前記第2コンピュータに配信する配信ステップと、
前記配信ステップで配信された前記第1広告情報に含まれる広告画像データを、前記第2コンピュータ上で前記第1ユーザの状態として表示する広告ステップと、
を含む広告方法。
【0081】
(付記2)
第1ユーザに操作される第1コンピュータと第2ユーザに操作される第2コンピュータとを含む、ユーザ群によって操作されるネットワーク上のコンピュータ群に広告群を配信する広告装置であって、
前記第1ユーザ及び前記第2ユーザを含む前記ユーザ群の状態を管理し、前記第1ユーザの状態を前記第1コンピュータから受信して前記第2コンピュータに配信する状態管理手段と、
前記ネットワーク上のリソース群を特定するリソース識別情報群と前記広告群の画像データ群を含む広告情報群とを対応づけて記憶する広告データベースと、
前記広告データベースに記憶させるための未登録広告情報と前記リソース識別情報群に含まれる既登録リソース識別情報の指定とを、または前記広告データベースに記憶させるための未登録リソース識別情報を、前記コンピュータ群から受け付ける広告受付手段と、
前記広告受付手段が受け付けた情報を、前記広告データベースに格納する格納手段と、
前記リソース群に含まれ、前記第1ユーザが利用中の第1リソースを特定する第1リソース識別情報を、前記第1コンピュータから受信するリソース受信手段と、
前記広告情報群に含まれ、前記リソース受信手段が受信した前記第1リソース識別情報に対応する第1広告情報を、前記広告データベースから抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記第1広告情報を、前記第2コンピュータに配信する配信手段と、
を備える広告装置。
【0082】
(付記3)
前記広告データベースは、前記リソース識別情報群に含まれる各リソース識別情報の所有者への通信アドレス群をさらに記憶し、
前記広告受付手段が前記未登録広告情報と前記既登録リソース識別情報の指定とを前記コンピュータ群から受け付けた場合、前記未登録広告情報の所有者と既登録リソース識別情報の所有者とが同一か否かを判断する判断手段と、
前記判断手段の判断結果に従い、前記既登録リソース識別情報の所有者の通信アドレスを用い、前記既登録リソース識別情報に前記未登録広告情報を対応付けて良いか否かの問い合わせを送信する問い合わせ手段と、
前記問い合わせに対する回答を受信し、回答内容に応じて前記既登録リソース識別情報の指定と前記未登録広告情報とを前記格納手段に渡す回答受信手段と、
をさらに有する、付記2に記載の広告装置。
【0083】
通信アドレスとしては、電話番号、電子メールアドレスなどが考えられる。リソースの所有者とは、Webコンテンツの所有者、マルチメディアデータの所有者、アプリケーションの販売元などである。あるリソースの所有者とそのリソースに広告情報を対応づけようとする広告主とが同一でない場合、通信アドレスを用いてリソースの所有者に事前に広告情報の対応付けの了承を得る。また、既にあるリソースに対応付けられている広告情報を変更したい場合も同様である。
【0084】
(付記4)
前記広告情報群に含まれる広告情報は、詳細な広告内容を定義している前記ネットワーク上の詳細情報を特定する詳細識別情報をさらに含んでおり、
前記広告データベースは、前記詳細識別情報をさらに記憶し、
前記広告受付手段は、前記広告データベースに格納されている既登録広告情報の指定と共にまたは前記未登録広告情報と共に、前記詳細識別情報をさらに受け付ける、
付記2に記載の広告装置。
【0085】
詳細情報としては、広告している製品についての商品説明や値段が記載されたWebコンテンツが挙げられる。詳細識別情報としては、前記WebコンテンツのURLが挙げられる。広告情報に詳細識別情報を含ませておくと、配信された広告を第2ユーザがクリックすることにより、第2コンピュータ上のWebブラウザがリンク先URLにアクセス可能である。このようにして、配信された広告の詳細情報が第2コンピュータ上で表示される。従って、広告を配信された第2ユーザは、第1ユーザの状態として表示されている広告アイコンを用いて広告の詳細を容易に知ることができる。
【0086】
(付記5)
前記第1広告情報に対応する詳細情報へのアクセス要求を前記第2コンピュータから受け付け、前記第1広告情報に含まれる詳細識別情報が前記広告データベースに格納されているか否かを判断し、格納されていない場合はその旨を前記第2コンピュータに通知する通知手段をさらに備える、
付記4に記載の広告装置。
【0087】
(付記6)
コンピュータの識別情報と、詳細識別情報と、コンピュータから詳細情報へのアクセス回数またはアクセス頻度と、を記憶するアクセスデータベースと、
前記第2コンピュータが前記第1広告情報に含まれる第1詳細識別情報により特定される第1詳細情報へアクセスしたか否かを判断し、判断結果に応じて前記アクセスデータベースを更新するアクセスデータベース更新手段と、
をさらに備える付記4に記載の広告装置。
【0088】
ユーザが詳細情報へアクセスするごとに、その詳細情報にアクセスした回数の総計またはアクセス頻度が更新される。これにより、あるコンピュータがどのくらい詳細情報群を参照しているか、あるいはある詳細情報がコンピュータ群からアクセスされている状況などを把握できる。
(付記7)
詳細識別情報と、前記ユーザ群に付与するインセンティブを特定するインセンティブ情報と、前記インセンティブを付与するための付与条件と、を記憶するインセンティブデータベースと、
前記アクセスデータベース及び前記インセンティブデータベースを参照し、前記第1コンピュータが前記付与条件のいずれかを満たしたか否かを判断し、満たした場合は満たした付与条件に対応付けられたインセンティブ情報を前記第1コンピュータに送信するインセンティブ付与手段と、
をさらに有する付記6に記載の広告装置。
【0089】
インセンティブを付与するための付与条件群としては、例えばある詳細情報へのアクセス総回数が50回に達した第2ユーザにはマウスパッドの交換クーポンを、100回に達した第2ユーザにはマウスの交換クーポンを付与することが挙げられる。インセンティブ情報としては、交換クーポンの電子データが挙げられる。インセンティブ情報の付与手段としては、前記電子データを電子メールで送信することが考えられる。詳細情報を頻繁に参照する第2ユーザにインセンティブを付与することにより、ユーザ状態に対応する広告が表示される状態管理システムへの参加ユーザが増加することを期待できる。また、ユーザ状態として対応する広告の設定を許可した第1ユーザに対しても、設定された広告の数や第2ユーザの参照数に応じてインセンティブを付与することにより、さらに状態管理システムのユーザの増加を期待できる。
【0090】
(付記8)
アクセス回数またはアクセス頻度と、前記アクセス回数またはアクセス頻度に応じた広告料と、を記憶する広告料データベースと、
前記アクセスデータベース及び前記広告料データベースを参照し、前記第1詳細情報へのアクセス回数の総和またはアクセス頻度の総和を算出し、算出結果に応じて前記第1広告情報の広告料を決定する広告料算出手段と、
をさらに有する付記6に記載の広告装置。
【0091】
例えば、広告料データベースには、一月のアクセス回数が50回以上100回未満の場合は広告料が1000円、100回以上の場合は3000円と記憶されている。ある詳細情報へのアクセス総回数が60回/月である場合、その詳細情報が関連している広告の広告料は1000円となる。この広告装置により、広告装置の管理者は広告料を得ることができる。
【0092】
(付記9)
第1ユーザに操作される第1コンピュータと第2ユーザに操作される第2コンピュータとを含む、ユーザ群によって操作されるネットワーク上のコンピュータ群に広告群を配信するコンピュータを機能させるための広告プログラムであって、
前記第1ユーザ及び前記第2ユーザを含む前記ユーザ群の状態を管理し、前記第1ユーザの状態を前記第1コンピュータから受信して前記第2コンピュータに配信する状態管理手段、
前記ネットワーク上のリソース群を特定するリソース識別情報群と前記広告群の画像データ群を含む広告情報群とを対応づけて記憶する広告データベース、
リソース識別情報の指定と前記広告データベースに記憶させるための広告情報とを、または前記広告データベースに記憶させるためのリソース識別情報を、前記コンピュータ群から受け付ける広告受付手段、
前記広告受付手段が受け付けた情報を、前記広告データベースに格納する格納手段、
前記第1ユーザが利用中の第1リソースのリソース識別情報を前記第1コンピュータから受信するリソース受信手段、
前記リソース受信手段が受信した前記第1リソースのリソース識別情報に対応する第1広告情報を、前記広告データベースから抽出する抽出手段、及び、
前記抽出手段により抽出された前記第1広告情報を、前記第2コンピュータに配信する配信手段、
として前記コンピュータを機能させるための広告プログラム。
【0093】
(付記10)
第1ユーザに操作される第1コンピュータと第2ユーザに操作される第2コンピュータとを含む、ユーザ群によって操作されるネットワーク上のコンピュータ群に用いられる広告表示方法であって、
前記第1ユーザ及び前記第2ユーザを含む前記ユーザ群の状態を管理する広告コンピュータに、前記第2コンピュータに配信してもらうための前記第1ユーザの状態を、前記第1コンピュータから送信する状態配信ステップと、
ネットワーク上のリソースであって、前記第1ユーザが利用中の第1リソースを特定するリソース識別情報を検出するリソース検出ステップと、
前記リソース検出ステップで検出された第1リソース識別情報を、前記広告コンピュータに送信するリソース送信ステップと、
前記第1リソース識別情報に関連しており広告画像データを含む第1広告情報を、前記広告コンピュータから受信する広告受信ステップと、
前記第1広告情報に含まれる前記広告画像データを、前記第1ユーザの状態として表示する広告ステップと、
を含む広告表示方法。
【0094】
(付記11)
ネットワークを介して複数の利用者端末が接続され、複数の利用者端末の1つから送出される利用者の状態に関する情報を取得して利用者毎に管理し、少なくとも1人の利用者が指定された状態情報の参照要求を受信し、当該利用者に対応付けて管理されている利用者の状態情報を要求元の利用者端末に送出する状態情報管理システムを利用した広告方法であって、
複数の利用者端末の1つから要求されたネットワークリソースを識別する情報を検知し、当該利用者端末を利用する利用者を識別する利用者情報と対応付けて記憶しておき、
複数の利用者端末の1つからの少なくとも1人の利用者を指定した状態情報参照要求を受け付け、状態情報要求に指定された利用者に対応付けて記憶されているネットワークリソース識別情報を取得し、予め広告主の端末装置から要求を受けてネットワークリソース毎に対応付けて格納されている広告データを取得して、前記参照要求元の利用者端末に送出し、
当該要求元の利用者端末において、前記広告データが参照されたことを検知すると、広告データの参照状況を参照利用者毎あるいは広告データ毎に更新し、参照状況に応じて、利用者に対するインセンティブ情報を生成して当該利用者に通知するあるいは広告主に対する広告料を算出して広告料の請求データを当該広告主の端末に通知することを特徴とした広告方法。
【0095】
【発明の効果】
本発明を用いれば、各種の広告をユーザ間の信頼関係で配信することができるので、ユーザが広告を受け入れやすく、高い広告効果を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る広告システムの全体構成図。
【図2】広告システムにおける広告配信処理の大まかな流れ。
【図3】図1の広告DBに蓄積される情報の概念説明図。
【図4】図1のユーザDBに蓄積される情報の概念説明図。
【図5】第1実施形態例に係る広告DB登録処理の流れを示すフローチャート。
【図6】第1実施形態例に係る広告抽出処理の流れを示すフローチャート。
【図7】第1実施形態例に係る閲覧URL送信処理の流れを示すフローチャート。
【図8】第1実施形態例に係る広告表示処理の流れを示すフローチャート。
【図9】(a)ユーザ端末2bに表示される画面例。
(b)ユーザ端末2a上で表示される広告アイコンの表示例。
【図10】第2実施形態例に係る広告システムにおいて広告DBに蓄積される情報の概念説明図。
【図11】第2実施形態例において、ユーザ端末上で表示される広告アイコンの表示例。
【図12】第3実施形態例に係る広告システムの全体構成図。
【図13】図12の広告DBに蓄積される情報の概念説明図。
【図14】図12のユーザDBに蓄積される情報の概念説明図。
【図15】図12のユーザ端末上で表示される広告アイコンの表示例。
【図16】第4実施形態例に係る広告システムの全体構成図。
【図17】図16の広告DBに蓄積される情報の概念説明図。
【図18】図16のユーザDBに蓄積される情報の概念説明図。
【図19】第5実施形態例に係る広告システムの全体構成図。
【図20】図19のインセンティブDBに蓄積される情報の概念説明図。
【図21】図19のアクセスDBに蓄積される情報の概念説明図。
【図22】図19の広告システムが行うインセンティブ処理の流れを示すフローチャート。
【図23】第6実施形態例に係る広告システムの全体構成図。
【図24】図23の広告料DBに蓄積される情報の概念説明図。
【符号の説明】
1:広告サーバ
2:第1クライアント
3:第2クライアント
5:ネットワーク
11:広告DB
12:ユーザDB
18:アクセスDB
17:インセンティブDB
110:広告料DB
Claims (4)
- 第1ユーザに操作される第1コンピュータと第2ユーザに操作される第2コンピュータとを含む、ユーザ群によって操作されるネットワーク上のコンピュータ群に広告を配信する広告装置が実行する広告方法であって、
前記第1ユーザ及び前記第2ユーザを含む前記ユーザ群の状態を管理する状態管理ステップと、
前記第1ユーザの状態を前記第1コンピュータから受信して前記第2コンピュータに配信する状態配信ステップと、
前記コンピュータで実行されるアプリケーションの名称と前記広告の画像データを含む広告情報とを対応づけて広告データベースに記憶する記憶ステップと、
前記第 1 コンピュータが実行を開始した第 1 アプリケーションの名称を、前記第1コンピュータから受信する受信ステップと、
前記受信ステップで受信した前記第 1 アプリケーションの名称に対応する第1広告情報を、前記記憶ステップで記憶されている前記広告情報から抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップで抽出された前記第1広告情報を、前記第2コンピュータに配信する配信ステップと、
前記配信ステップで配信された前記第1広告情報に含まれる広告画像データを、前記第2コンピュータ上で前記第1ユーザの状態として表示する広告ステップと、
を含む広告方法。 - 第1ユーザに操作される第1コンピュータと第2ユーザに操作される第2コンピュータとを含む、ユーザ群によって操作されるネットワーク上のコンピュータ群に広告群を配信する広告装置であって、
前記第1ユーザ及び前記第2ユーザを含む前記ユーザ群の状態を管理し、前記第1ユーザの状態を前記第1コンピュータから受信して前記第2コンピュータに配信する状態管理手段と、
前記コンピュータで実行されるアプリケーションの名称と前記広告群の画像データ群を含む広告情報群とを対応づけて記憶する広告データベースと、
前記第 1 コンピュータが実行を開始した第 1 アプリケーションの名称を、前記第1コンピュータから受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記第 1 アプリケーションの名称に対応する第1広告情報を、
前記広告データベースから抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記第1広告情報を、前記第2コンピュータに配信する配信手段と、
を備える広告装置。 - 第1ユーザに操作される第1コンピュータと第2ユーザに操作される第2コンピュータとを含む、ユーザ群によって操作されるネットワーク上のコンピュータ群に広告群を配信するコンピュータを機能させるための広告プログラムであって、
前記第1ユーザ及び前記第2ユーザを含む前記ユーザ群の状態を管理し、前記第1ユーザの状態を前記第1コンピュータから受信して前記第2コンピュータに配信する状態管理手段、
前記コンピュータで実行されるアプリケーションの名称と前記広告群の画像データ群を含む広告情報群とを対応づけて記憶する広告データベース、
前記第 1 コンピュータが実行を開始した第 1 アプリケーションの名称を、前記第1コンピュータから受信する受信手段、
前記受信手段が受信した前記第 1 アプリケーションの名称に対応する第1広告情報を、
前記広告データベースから抽出する抽出手段、及び、
前記抽出手段により抽出された前記第1広告情報を、前記第2コンピュータに配信する配信手段、
として前記コンピュータを機能させるための広告プログラム。 - 第1ユーザに操作される第1コンピュータと第2ユーザに操作される第2コンピュータとを含む、ユーザ群によって操作されるネットワーク上のコンピュータ群が実行する広告表示方法であって、
前記第1ユーザ及び前記第2ユーザを含む前記ユーザ群の状態を管理する広告コンピュータに、前記第2コンピュータに配信してもらうための前記第1ユーザの状態を、前記第1コンピュータから送信する状態配信ステップと、
前記コンピュータで実行されるアプリケーションの名称であって、前記第1ユーザが利用中のアプリケーションの名称を検出する検出ステップと、
前記検出ステップで検出されたアプリケーションの名称を、前記広告コンピュータに送信する送信ステップと、
前記アプリケーションの名称に関連しており広告画像データを含む第1広告情報を、前記広告コンピュータから受信する広告受信ステップと、
前記第1広告情報に含まれる前記広告画像データを、前記第1ユーザの状態として表示する広告ステップと、
を含む広告表示方法。
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