JP4383440B2 - 広告方法及び広告装置 - Google Patents
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Description
本発明において、状態管理システムとは、複数のユーザ端末がネットワークを介して接続されることにより構成される。このシステムは、ネットワークを介してユーザの状態に関する情報を取得し、状態情報をユーザ毎に対応付けて記録する。ユーザ端末は、所望のユーザの状態情報を要求し、これを取得することができる。なかでも、予め参照したいユーザ群を登録しておくと、システムに接続したときに予め登録されているユーザ群の状態情報が取得されて一覧表示されるシステムがより好ましい。状態管理システムの一例としては、会社のオフィスなどでされている行き先表示システムや在席管理システム、バディリストシステムが挙げられる。
Web上での典型的な広告手法は、次のようにして広告を表示する。Webコンテンツの一部に広告コンテンツへのリンク情報を記述し、広告コンテンツとWebコンテンツとをWebブラウザによりあたかも一つのドキュメントのように表示する。普通、表示される広告には、広告についての詳細な情報を提供する情報源へのハイパーリンクが埋め込まれている。これにより、ユーザは、広告をマウスクリックすると、その情報源にある詳細情報を参照することができる(Double Click inc. 米国特許US5948061参照)。
しかし、バナー広告を掲載しようとする広告主の観点からは、バナー広告へユーザが実際に注目しているか否かが疑わしいという問題がある。バナー広告はWebコンテンツに付随しているが、表示面積がコンテンツに比して小さく、また同じページに複数のバナーが存在するのが一般的である。そのため、バナー広告自体にユーザの注目を集めにくい。さらに、ユーザは画面をスクロールしてバナー広告をWebブラウザの表示範囲から外すことが簡単にできるため、バナー広告に高い広告効果を期待できないのが現状である。
ネットワーク上で広告を閲覧するユーザの観点からは、ウェブ広告について他の問題が指摘されている。その問題とは、単に広告をネットワーク上で掲載しても、サービスの利用や商品の購入には直接つながりにくいということである。ユーザがサービスや商品の購入を決意する大きな要因の一つは家族や友人の意見であり、広告は単に商品の存在を知らせる役割を担っているに過ぎないと考えられているためである。
ICQやAOL Instant Messengerなどのインスタントメッセージングサービス(IMサービス)の中には、広告用表示領域をユーザ端末上に表示するサービスも存在する。しかし、IMサービスはユーザ間のプライベートなコミュニケーションを提供するサービスであるため、ユーザと関係の無い広告の提供にこのサービスを利用しても効果が薄いばかりか却ってユーザの反発を招き、効果的な広告媒体として期待することは難しいと考えられる。
A:前記広告サーバは、複数の利用者端末の1つからネットワークリソースを識別する情報を受信し、当該利用者端末を利用する利用者を識別する利用者情報と対応付けて利用者情報記憶手段に記憶しておき、
B:前記広告サーバは、ネットワークリソース及び広告主に対応付けて広告データを広告情報記憶手段に記憶し、
C:前記広告サーバは、少なくとも1人の利用者の利用者情報を指定した状態情報参照要求を前記複数の利用者端末の1つから受信し、指定された利用者情報に対応付けて記憶されているネットワークリソース識別情報を前記利用者情報記憶手段から抽出し、抽出した前記ネットワークリソース識別情報に対応付けて記憶されている広告データを前記広告情報記憶手段から抽出し、抽出した広告データを前記参照要求元の利用者端末に送出し、
D:前記広告サーバは、当該要求元の利用者端末において前記広告データが参照されたことの通知を、前記要求元の利用者端末から受信し、広告データの参照状況を参照利用者毎に更新し、参照状況に応じて、利用者に対するインセンティブ情報を生成して当該利用者に通知する。
本願第2発明は、前記第1発明において前記D段階に代えて下記E段階を実行する広告方法を提供する。
E:前記広告サーバは、当該要求元の利用者端末において前記広告データが参照されたことの通知を、前記要求元の利用者端末から受信し、広告データの参照状況を広告データ毎に更新し、参照状況に応じて、広告主に対する広告料を算出して広告料の請求データを当該広告主の端末に通知することを特徴とした広告方法。
ユーザAは、自分の知り合いであるユーザBの状態が広告により表示されているので、ごく自然に広告を受け入れることができる。広告主は、バディリスト内のユーザ同士の信頼関係により広告が配信され、しかも広告への注目度が高まることを期待できる。リソース所有者は、リソースの内容を変更することなくリソースを広告媒体とすることができ、広告掲載料を広告主から徴収することも可能である。
<バディリストシステム>
まず、広告システムが利用するバディリストシステムについて説明する。バディリストシステムは、ユーザの状態情報を管理しているバディサーバと、複数のバディクライアントとがネットワークを介して接続されて構成される。
バディサーバは、バディクライアントaから通知されてきたユーザAの状態情報や公開レベルを、ユーザAに対応づけて記憶する。また、バディクライアントaから通知されてきたバディリストに基づいて、バディリストに登録されているユーザB、C、D・・・の状態情報の配信をユーザAが希望していることを、記憶しておく。バディサーバは、ユーザAの状態情報を受け取ると、前述した通り、ユーザAに対応づけて記憶すると共に、ユーザAの状態情報の配信先に対して、更新された状態情報を通知する。
つまり、バディリストシステムでは、自己の状態及び関心のあるユーザをバディとして登録しておくことにより、バディの状態がバディクライアントによりユーザ端末上で一覧表示される。また、参照しているバディの状態情報が変更された場合、ユーザ端末上で表示されている状態情報が自動的に更新される。ユーザは、バディサーバに接続してバディリストを登録しておくことにより、気になるユーザの状態を手軽に参照することが可能となる。
<発明の概要>
まず、本発明に係る広告システムの概略構成及び処理の流れを説明する。
図1は、バディリストシステムを利用した広告システムの全体構成図である。このシステムは、広告サーバ1と、ユーザA及びBが操作するユーザ端末2a及び2bと、WWWサーバ41a、41bと、広告主端末51とが、インターネットなどのネットワーク5により接続されて構成されている。
図2は、広告システム全体における処理の流れを示す説明図である。広告システムは、広告登録処理と広告配信処理とを行う。
広告登録処理
広告登録処理では、広告サーバ1は、広告を関連づけるURL(以下、広告URLという)の指定と広告情報とを、広告主端末51から受け付ける。この広告情報には、少なくとも広告アイコンの画像データが含まれている。詳細な広告内容を提供するWebページのURL(以下、詳細URLという)へのハイパーリンクを、広告情報に含めても良い。広告サーバ1は、受信した広告情報を、指定された広告URLと関連づけて広告DB11に登録する。
広告配信処理では、(1)ユーザ端末上で表示中のWebコンテンツのURL(以下、単に閲覧URLという)を広告サーバ1に送信する閲覧URL送信処理と、(2)広告DB11から広告を抽出する広告抽出処理と、(3)広告表示処理とが行われる。
まず、ユーザ端末2aは、広告サーバ1に接続し、バディであるユーザBの状態参照要求を行う(#1)。これにより、ユーザ端末2aでユーザBの状態を参照することができる。
さらに、ユーザ端末2bは、表示中のコンテンツのURL(以下、閲覧URLという)、すなわち”www.fujitaro.com”を広告サーバ1へ通知する(#4)。
広告情報を受信したユーザ端末2aは、ユーザBの状態として広告アイコンを表示する。広告アイコンに詳細URLへのハイパーリンクが埋め込まれている場合、広告アイコンがダブルクリックされることにより、ユーザ端末2aは詳細URL に対応するWWWサーバ41aからWebコンテンツを取得して表示する(#8)。
次に、バディリストシステムを利用した広告システムについてさらに詳しく説明する。
[構成]
(1)広告サーバの構成
再び図1を参照し、広告サーバ1の構成を説明する。広告サーバ1は、広告DB11及び広告管理部16を、バディサーバ10に付加することにより構成されている。バディサーバ10は、ユーザDB12と、状態管理部13と、通信部15とを有している。まず、広告DB11及びユーザDB12について説明する。
「広告URL」は、前述したように、広告が関連づけられるWebコンテンツのURLを表す。「広告アイコン」は、広告主の広告アイコンの画像データファイル(以下、アイコンファイルという)を表す。アイコンファイルそのものに代えて、アイコンファイルが蓄積されているアドレスやアイコンの識別子を広告アイコンとして蓄積しても良い。
なお、この実施形態例においては「広告URL」及び「広告URL所有者連絡先」は、広告サーバ管理者により登録する。
通信部15は、ユーザ端末2a、bとの間でデータを送受信する。
(2)ユーザ端末の構成
ユーザ端末2a、bは、バディクライアント20a、b及びWebブラウザ21a、bを有している。バディクライアント20a、bは、バディの状態を広告サーバ1に要求し、これを受信して表示する。また、バディクライアント20a、bはユーザ状態が更新されるとこれを広告サーバ1に送信する。さらに、バディクライアント20a,bは、閲覧URLの変化を監視し、閲覧URLが更新された場合、新たな閲覧URLを広告サーバ1に送信する。
[処理の流れ]
次に、前述した機能を有する広告サーバ1及びユーザ端末2a、2bが行う処理の流れを説明する。
広告サーバ1は、前述した広告登録処理と、広告配信処理の中の広告抽出処理とを行う。
(1−1)広告登録処理
図5は広告システムにおける広告登録処理の流れを示すフローチャートである。この処理では、広告サーバ1は、広告主端末51から送信される広告アイコンや詳細URLを、広告DB11に登録する。
ステップS4:広告サーバ1は、広告URL所有者に対し、広告情報を対応づけても良いか否かの問い合わせを行う。具体的には、対応付け許可又は不許可の入力を受け付けるWebページのURLが記載されている電子メールを、広告URL所有者の連絡先へ送ることが考えられる。この電子メールを受け取った広告URL所有者は、そのWebページへアクセスして許可又は不許可を入力することにより、問い合わせに回答する。
ステップS6:広告サーバ1は、広告主端末51に対し、広告対応付けの許可がされなかった旨の通知を、電子メールなどで行う。この場合、広告情報は広告DB11に登録されない。
図6は、前述した広告配信処理のうち、広告抽出処理の流れを示すフローチャートである。この処理では、広告サーバ1は、閲覧URLに対応する広告情報を、広告DB11から抽出する。
ステップS21:状態管理部13は、ユーザ端末2bから、ユーザID”1001”及び新たな閲覧URLを受信する。
ステップS23:状態管理部13は、受信した閲覧URLを広告管理部16に渡す。広告管理部16は、閲覧URLと一致する広告URLを広告DB11から検索し、ヒットした広告URLに対応する広告情報を状態管理部13に渡す。
ステップS25:状態管理部13は、ステップS23で抽出された広告情報とユーザBのユーザID”1001”とを、ユーザ端末2aへ送信する。これにより、ユーザ端末2aでは、広告アイコンがユーザBに対応して表示される。
ユーザ端末2a、bは、前記広告配信処理中の閲覧URL送信処理と広告表示処理とを行う。
(2−1)閲覧URL送信処理
図7は、ユーザ端末2a,bのバディクライアント20a,bが行う閲覧URL送信処理の流れを示すフローチャートである。この処理では、ユーザ端末2a、bは、閲覧URLの変化を監視し、閲覧URLが変化すると広告サーバ1に新たな閲覧URLを送信する。本実施形態例では、ユーザ端末2bが閲覧URL”
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”を広告サーバ1に送信する。
ステップS12:バディクライアント20bは、Webブラウザ21bから閲覧URLを取得する。
ステップS13:バディクライアント20bは、ステップS12で取得した閲覧URLが前回取得した閲覧URLと異なるか否かを判断する。”Yes”と判断した場合、「前回取得した閲覧URL」の値を現在の閲覧URL”
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”に変更する。さらに、「前回取得した閲覧URL」を現在の閲覧URL”
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”に変更し、ステップS14へ移行する。”No”と判断した場合、ステップS11へ戻る。
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”を、バディクライアント20bのユーザIDと共に広告サーバ1へ送信する。
(2−2)広告表示処理
図8は、ユーザ端末2a、bのバディクライアント20a、bが行う広告表示処理の流れを示すフローチャートである。この処理では、ユーザ端末2a、bは、バディの閲覧URLに対応する最新の広告情報を受信し、広告アイコンを表示する。本実施形態例では、ユーザ端末2aが、ユーザBの閲覧URL”www.fujitaro.com”に対応する広告アイコンを表示する。
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”に対応する広告情報とを受信する。受信のタイミングは、バディクライアント20aが広告サーバ1に接続してバディの状態を要求したときか、またはユーザBの閲覧URLの変化が広告サーバ1に登録されたときである。
[画面例]
図9は、ユーザBがWebコンテンツを参照している状態に対応して、広告アイコンがユーザ端末2a上に表示される例を示している。図9(a)は、ユーザBがWebブラウザ21aで閲覧中のWebコンテンツの表示例である。図9(b)は、ユーザBの閲覧URLに対応する広告アイコンが、ユーザBの状態と共に表示されている例を示す。
第2実施形態例では、1つの閲覧URLに対して複数の広告アイコンを配信したり、広告文をさらに配信することが可能な広告システムについて説明する。
本実施形態例に係る広告システムは、前記第1実施形態例の広告システムと同様の構成を有する。図中、第1実施形態例と同様の符号で示した要素は、第1実施形態例と同様の機能を有している。
前述の構成を有する広告システムでは、第1実施形態例と同様の流れで広告登録処理及び広告配信処理が行われる。ただし、広告サーバ1の広告管理部16には、閲覧URLに対応して抽出した複数の広告情報の中から配信する広告情報を決定する機能がさらに付加される(図示せず)。どの広告情報をユーザ端末2に配信するかは限定されない。例えば、全ての広告情報を配信しても良いし、最新の登録日時を有する広告情報を配信しても良い。さらに、全ての広告情報を登録日時と共に配信しても良い。
図11は、ユーザBの閲覧URLに対応する複数の広告情報がユーザ端末2aに配信された場合の、広告アイコン及び広告文の表示例である。ユーザBの状態と共に表示されている広告アイコン201は、広告DB11への登録日時が最新のものである。また、閲覧URLに対応する全ての広告アイコン201,202は、ユーザ端末2aの表示画面下部に拡大表示されている。この例では、2つの広告アイコンの一方のアイコン201が閲覧URLの所有者を象徴しており、他方のアイコン202が閲覧URLの所有者お勧めの品物を示している。また、拡大表示されている広告アイコン202が選択され、それに対する広告文が広告文の表示領域203に表示されている。
第3実施形態例では、ユーザがmp3形式の音楽ファイルなどを利用している状態に応じ、広告アイコンが表示される広告システムについて説明する。
[構成]
図12は、第3実施形態例に係る広告システムの構成図である。図中、第1実施形態例と同様の符号で示した要素は、第1実施形態例と同様の機能を有している。ただし、WWWサーバ41bは、音声ファイルや動画ファイルなどのマルチメディアファイルを蓄積している。また、ユーザ端末2aは、マルチメディアファイルを再生するためのマルチメディアプレーヤ22をさらに備えている。
前述の構成を有する広告システムでは、第1実施形態例と同様の流れで広告登録処理及び広告配信処理が行われる。ただし、閲覧URL送信処理において、ユーザ端末2のバディクライアントは、閲覧URLに代えて再生ファイル名の変化を監視し、広告サーバ1に送信する。
図15は、ユーザBが再生中のマルチメディアファイル”1075ftaro.mp3”に対応付けられている広告アイコンが、ユーザBの状態と共にユーザ端末2aに表示されている例を示す。ユーザAが広告アイコンをダブルクリックすると、「富士通太郎」の最新曲をダウンロードできるWebサイトに、Webブラウザ21aがアクセスする。
第4実施形態例では、ユーザがエディタなどのアプリケーションをユーザ端末上で使用している状態に応じ、広告アイコンが表示される広告システムについて説明する。
[構成]
図16は、第4実施形態例に係る広告システムの構成図である。図中、第1実施形態例と同様の符号で示した要素は、第1実施形態例と同様の機能を有している。本実施形態例においては、ユーザ端末2bは、Webブラウザ21bに代えて、エディタなどのアプリケーション23を有している。
前述の構成を有する広告システムでは、第1実施形態例と同様の流れで広告登録処理及び広告配信処理が行われる。ただし、閲覧URL送信処理において、ユーザ端末2のバディクライアントは、閲覧URLに代えて実行アプリ名の変化を監視し、広告サーバ1に送信する。
<第5実施形態例>
第5実施形態例では、詳細URLにアクセスしたユーザにインセンティブを提供することにより、広告システムに参加するための動機付けをユーザに与える広告システムについて説明する。
図19は、第5実施形態例に係る広告システムの構成図である。図中、第1実施形態例と同様の符号で示した要素は、第1実施形態例と同様の機能を有している。本実施形態例に係る広告システムには、前記第1実施形態例の構成に加えて、インセンティブDB17、アクセスDB18及びインセンティブ管理部19が付加されている。インセンティブ管理部19は、後述するインセンティブ情報を広告主端末51から受け付け、インセンティブDB17を更新する。また、インセンティブ管理部19は、ユーザ端末2a、bからの通知に従い、アクセスDB18を更新する。また、ユーザ端末2a、bのバディクライアント20a、bは、詳細URLへのアクセスの有無を監視し、アクセスがあった場合には広告サーバ1に通知(以下、アクセス通知という)する機能を、さらに有している。
前述の構成を有する広告システムでは、第1実施形態例と同様の流れで広告登録処理及び広告配信処理が行われ、さらに以下のインセンティブ処理が行われる。
インセンティブ処理
図22は、広告サーバ1が行うインセンティブ処理の流れを示すフローチャートである。インセンティブ処理では、広告サーバ1では、ユーザAによる詳細URLへのアクセスが所定回数に達した場合、ユーザAに対してインセンティブを付与する。
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へのアクセス通知を受け取ると、ユーザ端末2aの
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へのアクセス回数が蓄積されているエントリを、アクセスDB18から検索し、あればアクセス回数をインクリメントする。このエントリがない場合は、新たなエントリを作成する。
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へのアクセス回数がインセンティブDB17で定められた基準アクセス回数に達しているかどうかを判断する。基準に達している場合、ステップS33へ移行する。基準に達していない場合は再びステップS31に戻り、ユーザ端末2a、bからのアクセス通知を待機する。
通知を受けたユーザAが、ブラウザ21aによりそのWebページへアクセスすると、ある商品のクーポン券が表示される。ユーザAはそれをプリントアウトして店頭に持って行き、商品と交換してもらうことによりインセンティブを享受する。以上の処理により、本広告システムへの参加の動機付けをユーザに提供し、ユーザ数を増やして広告効果を高めることを期待できる。
第6実施形態例では、広告システムの管理者が広告主から広告料を徴収する広告システムについて説明する。
[構成]
前述の第5実施形態例においてはアクセス回数に応じたインセンティブをユーザに与えたが、同様な方法でアクセス回数に応じた広告料を決定することもできる。図23は、第6実施形態例に係る広告システムの構成図である。この広告システムは、前記インセンティブDB17に代えて広告料DB110が、インセンティブ管理部19に代えて広告料管理部111が設けられている。図中、前記第5実施形態例と同様の符号で示した要素については、前述と同様の機能を有している。広告料管理部111は、広告サーバ1の操作者から広告料DB110への広告料の登録や変更を受け付ける。
[処理の流れ]
前述の構成を有する広告システムでは、第1実施形態例と同様の流れで広告登録処理及び広告配信処理が行われ、さらに広告料決定処理が行われる。
さらに、広告料管理部62は、適当なタイミングで、例えば1月に一度、アクセスDB18及び広告料DB61を参照し、その月の広告料を詳細URLごとに決定する。以上の処理により、広告システムの管理者は広告主から広告料を得ることが可能となる。
(A)前記第1実施形態例では、「広告URL」及び「広告URL所有者連絡先」を広告サーバ管理者により登録しているが、他の態様も考えられる。例えば、広告サーバ1は、広告管理部16により、広告URLのコンテンツの所有者からネットワークを介して「広告URL」及び「広告URL所有者連絡先」の登録を受け付けることも可能である。
(C)前記第1実施形態例において、詳細URLが広告情報に含まれていないにも関わらず、ユーザ端末上で広告アイコンがダブルクリックされた場合、広告サーバ1またはユーザ端末上のバディクライアント20a、bにより、詳細URLが登録されていないことをユーザに通知すると良い。
(D)前記第5実施形態例において、広告が配信されるユーザAにインセンティブを付与しているが、ユーザBにインセンティブを付与することも考えられる。ユーザBは、Webコンテンツにアクセスしているという自状態と広告との関連付を許可しているからである。ユーザBの状態に対応する広告アイコンを選択することによる詳細URLへのアクセスが何回あったかをカウントし、そのアクセス回数に応じてインセンティブを付与すればよい。
<付記>
(付記1)
第1ユーザに操作される第1コンピュータと第2ユーザに操作される第2コンピュータとを含む、ユーザ群によって操作されるネットワーク上のコンピュータ群に広告を配信する広告方法であって、
前記第1ユーザ及び前記第2ユーザを含む前記ユーザ群の状態を管理する状態管理ステップと、
前記第1ユーザの状態を前記第1コンピュータから受信して前記第2コンピュータに配信する状態配信ステップと、
前記ネットワーク上のリソースを特定するリソース識別情報と前記広告の画像データを含む広告情報とを対応づけて広告データベースに記憶する記憶ステップと、
前記記憶ステップで記憶させるためのリソース識別情報及び/または前記広告情報を、前記コンピュータ群から受け付ける広告受付ステップと、
前記広告受付ステップで受け付けた情報を、前記広告データベースに格納する格納ステップと、
前記第1ユーザが利用中の第1リソースのリソース識別情報を検出するリソース検出ステップと、
前記検出ステップで検出された前記第1リソースのリソース識別情報に対応する第1広告情報を、前記記憶ステップで記憶されている前記広告情報から抽出する抽出ステップと、
前記抽出ステップで抽出された前記第1広告情報を、前記第2コンピュータに配信する配信ステップと、
前記配信ステップで配信された前記第1広告情報に含まれる広告画像データを、前記第2コンピュータ上で前記第1ユーザの状態として表示する広告ステップと、
を含む広告方法。
第1ユーザに操作される第1コンピュータと第2ユーザに操作される第2コンピュータとを含む、ユーザ群によって操作されるネットワーク上のコンピュータ群に広告群を配信する広告装置であって、
前記第1ユーザ及び前記第2ユーザを含む前記ユーザ群の状態を管理し、前記第1ユーザの状態を前記第1コンピュータから受信して前記第2コンピュータに配信する状態管理手段と、
前記ネットワーク上のリソース群を特定するリソース識別情報群と前記広告群の画像データ群を含む広告情報群とを対応づけて記憶する広告データベースと、
前記広告データベースに記憶させるための未登録広告情報と前記リソース識別情報群に含まれる既登録リソース識別情報の指定とを、または前記広告データベースに記憶させるための未登録リソース識別情報を、前記コンピュータ群から受け付ける広告受付手段と、
前記広告受付手段が受け付けた情報を、前記広告データベースに格納する格納手段と、
前記リソース群に含まれ、前記第1ユーザが利用中の第1リソースを特定する第1リソース識別情報を、前記第1コンピュータから受信するリソース受信手段と、
前記広告情報群に含まれ、前記リソース受信手段が受信した前記第1リソース識別情報に対応する第1広告情報を、前記広告データベースから抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記第1広告情報を、前記第2コンピュータに配信する配信手段と、
を備える広告装置。
前記広告データベースは、前記リソース識別情報群に含まれる各リソース識別情報の所有者への通信アドレス群をさらに記憶し、
前記広告受付手段が前記未登録広告情報と前記既登録リソース識別情報の指定とを前記コンピュータ群から受け付けた場合、前記未登録広告情報の所有者と既登録リソース識別情報の所有者とが同一か否かを判断する判断手段と、
前記判断手段の判断結果に従い、前記既登録リソース識別情報の所有者の通信アドレスを用い、前記既登録リソース識別情報に前記未登録広告情報を対応付けて良いか否かの問い合わせを送信する問い合わせ手段と、
前記問い合わせに対する回答を受信し、回答内容に応じて前記既登録リソース識別情報の指定と前記未登録広告情報とを前記格納手段に渡す回答受信手段と、
をさらに有する、付記2に記載の広告装置。
前記広告情報群に含まれる広告情報は、詳細な広告内容を定義している前記ネットワーク上の詳細情報を特定する詳細識別情報をさらに含んでおり、
前記広告データベースは、前記詳細識別情報をさらに記憶し、
前記広告受付手段は、前記広告データベースに格納されている既登録広告情報の指定と共にまたは前記未登録広告情報と共に、前記詳細識別情報をさらに受け付ける、
付記2に記載の広告装置。
前記第1広告情報に対応する詳細情報へのアクセス要求を前記第2コンピュータから受け付け、前記第1広告情報に含まれる詳細識別情報が前記広告データベースに格納されているか否かを判断し、格納されていない場合はその旨を前記第2コンピュータに通知する通知手段をさらに備える、
付記4に記載の広告装置。
コンピュータの識別情報と、詳細識別情報と、コンピュータから詳細情報へのアクセス回数またはアクセス頻度と、を記憶するアクセスデータベースと、
前記第2コンピュータが前記第1広告情報に含まれる第1詳細識別情報により特定される第1詳細情報へアクセスしたか否かを判断し、判断結果に応じて前記アクセスデータベースを更新するアクセスデータベース更新手段と、
をさらに備える付記4に記載の広告装置。
(付記7)
詳細識別情報と、前記ユーザ群に付与するインセンティブを特定するインセンティブ情報と、前記インセンティブを付与するための付与条件と、を記憶するインセンティブデータベースと、
前記アクセスデータベース及び前記インセンティブデータベースを参照し、前記第1コンピュータが前記付与条件のいずれかを満たしたか否かを判断し、満たした場合は満たした付与条件に対応付けられたインセンティブ情報を前記第1コンピュータに送信するインセンティブ付与手段と、
をさらに有する付記6に記載の広告装置。
アクセス回数またはアクセス頻度と、前記アクセス回数またはアクセス頻度に応じた広告料と、を記憶する広告料データベースと、
前記アクセスデータベース及び前記広告料データベースを参照し、前記第1詳細情報へのアクセス回数の総和またはアクセス頻度の総和を算出し、算出結果に応じて前記第1広告情報の広告料を決定する広告料算出手段と、
をさらに有する付記6に記載の広告装置。
第1ユーザに操作される第1コンピュータと第2ユーザに操作される第2コンピュータとを含む、ユーザ群によって操作されるネットワーク上のコンピュータ群に広告群を配信するコンピュータを機能させるための広告プログラムであって、
前記第1ユーザ及び前記第2ユーザを含む前記ユーザ群の状態を管理し、前記第1ユーザの状態を前記第1コンピュータから受信して前記第2コンピュータに配信する状態管理手段、
前記ネットワーク上のリソース群を特定するリソース識別情報群と前記広告群の画像データ群を含む広告情報群とを対応づけて記憶する広告データベース、
リソース識別情報の指定と前記広告データベースに記憶させるための広告情報とを、または前記広告データベースに記憶させるためのリソース識別情報を、前記コンピュータ群から受け付ける広告受付手段、
前記広告受付手段が受け付けた情報を、前記広告データベースに格納する格納手段、
前記第1ユーザが利用中の第1リソースのリソース識別情報を前記第1コンピュータから受信するリソース受信手段、
前記リソース受信手段が受信した前記第1リソースのリソース識別情報に対応する第1広告情報を、前記広告データベースから抽出する抽出手段、及び、
前記抽出手段により抽出された前記第1広告情報を、前記第2コンピュータに配信する配信手段、
として前記コンピュータを機能させるための広告プログラム。
第1ユーザに操作される第1コンピュータと第2ユーザに操作される第2コンピュータとを含む、ユーザ群によって操作されるネットワーク上のコンピュータ群に用いられる広告表示方法であって、
前記第1ユーザ及び前記第2ユーザを含む前記ユーザ群の状態を管理する広告コンピュータに、前記第2コンピュータに配信してもらうための前記第1ユーザの状態を、前記第1コンピュータから送信する状態配信ステップと、
ネットワーク上のリソースであって、前記第1ユーザが利用中の第1リソースを特定するリソース識別情報を検出するリソース検出ステップと、
前記リソース検出ステップで検出された第1リソース識別情報を、前記広告コンピュータに送信するリソース送信ステップと、
前記第1リソース識別情報に関連しており広告画像データを含む第1広告情報を、前記広告コンピュータから受信する広告受信ステップと、
前記第1広告情報に含まれる前記広告画像データを、前記第1ユーザの状態として表示する広告ステップと、
を含む広告表示方法。
ネットワークを介して複数の利用者端末が接続され、複数の利用者端末の1つから送出される利用者の状態に関する情報を取得して利用者毎に管理し、少なくとも1人の利用者が指定された状態情報の参照要求を受信し、当該利用者に対応付けて管理されている利用者の状態情報を要求元の利用者端末に送出する状態情報管理システムを利用した広告方法であって、
複数の利用者端末の1つから要求されたネットワークリソースを識別する情報を検知し、当該利用者端末を利用する利用者を識別する利用者情報と対応付けて記憶しておき、
複数の利用者端末の1つからの少なくとも1人の利用者を指定した状態情報参照要求を受け付け、状態情報要求に指定された利用者に対応付けて記憶されているネットワークリソース識別情報を取得し、予め広告主の端末装置から要求を受けてネットワークリソース毎に対応付けて格納されている広告データを取得して、前記参照要求元の利用者端末に送出し、
当該要求元の利用者端末において、前記広告データが参照されたことを検知すると、広告データの参照状況を参照利用者毎あるいは広告データ毎に更新し、参照状況に応じて、利用者に対するインセンティブ情報を生成して当該利用者に通知するあるいは広告主に対する広告料を算出して広告料の請求データを当該広告主の端末に通知することを特徴とした広告方法。
2:第1クライアント
3:第2クライアント
5:ネットワーク
11:広告DB
12:ユーザDB
18:アクセスDB
17:インセンティブDB
110:広告料DB
Claims (2)
- ネットワークを介して接続される複数の利用者端末と広告サーバとを含む広告システムであって、前記広告サーバが有する状態管理装置が、複数の利用者端末の1つから送出される利用者の状態に関する情報である状態情報を取得して利用者毎に管理し、少なくとも1人の利用者が指定された状態情報の参照要求を受信し、当該利用者に対応付けて管理されている利用者の状態情報を要求元の利用者端末に送出する広告システムにおいて実行される広告方法であって、
前記広告サーバは、複数の利用者端末の1つからネットワークリソースを識別する情報を受信し、当該利用者端末を利用する利用者を識別する利用者情報と対応付けて利用者情報記憶手段に記憶しておき、
前記広告サーバは、ネットワークリソース及び広告主に対応付けて広告データを広告情報記憶手段に記憶し、
前記広告サーバは、少なくとも1人の利用者の利用者情報を指定した状態情報参照要求を前記複数の利用者端末の1つから受信し、指定された利用者情報に対応付けて記憶されているネットワークリソース識別情報を前記利用者情報記憶手段から抽出し、抽出した前記ネットワークリソース識別情報に対応付けて記憶されている広告データを前記広告情報記憶手段から抽出し、抽出した広告データを前記参照要求元の利用者端末に送出し、
前記広告サーバは、当該要求元の利用者端末において前記広告データが参照されたことの通知を、前記要求元の利用者端末から受信し、広告データの参照状況を参照利用者毎に更新し、参照状況に応じて、利用者に対するインセンティブ情報を生成して当該利用者に通知することを特徴とした広告方法。 - ネットワークを介して接続される複数の利用者端末と広告サーバとを含む広告システムであって、前記広告サーバが有する状態管理装置が、複数の利用者端末の1つから送出される利用者の状態に関する情報である状態情報を取得して利用者毎に管理し、少なくとも1人の利用者が指定された状態情報の参照要求を受信し、当該利用者に対応付けて管理されている利用者の状態情報を要求元の利用者端末に送出する広告システムにおいて実行される広告方法であって、
前記広告サーバは、複数の利用者端末の1つからネットワークリソースを識別する情報を受信し、当該利用者端末を利用する利用者を識別する利用者情報と対応付けて利用者情報記憶手段に記憶しておき、
前記広告サーバは、ネットワークリソース及び広告主に対応付けて広告データを広告情報記憶手段に記憶し、
前記広告サーバは、少なくとも1人の利用者の利用者情報を指定した状態情報参照要求を前記複数の利用者端末の1つから受信し、指定された利用者情報に対応付けて記憶されているネットワークリソース識別情報を前記利用者情報記憶手段から抽出し、抽出した前記ネットワークリソース識別情報に対応付けて記憶されている広告データを前記広告情報記憶手段から抽出し、抽出した広告データを前記参照要求元の利用者端末に送出し、
前記広告サーバは、当該要求元の利用者端末において前記広告データが参照されたことの通知を、前記要求元の利用者端末から受信し、広告データの参照状況を広告データ毎に更新し、参照状況に応じて、広告主に対する広告料を算出して広告料の請求データを当該広告主の端末に通知することを特徴とした広告方法。
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