JP3934251B2 - Tig溶接方法および装置 - Google Patents
Tig溶接方法および装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3934251B2 JP3934251B2 JP14488298A JP14488298A JP3934251B2 JP 3934251 B2 JP3934251 B2 JP 3934251B2 JP 14488298 A JP14488298 A JP 14488298A JP 14488298 A JP14488298 A JP 14488298A JP 3934251 B2 JP3934251 B2 JP 3934251B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- wire
- tig welding
- wires
- tig
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 title claims description 171
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 29
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 18
- 230000035515 penetration Effects 0.000 claims description 17
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 14
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 claims description 14
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 claims description 14
- 239000007787 solid Substances 0.000 claims description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 9
- 239000000945 filler Substances 0.000 claims description 5
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 4
- 238000005485 electric heating Methods 0.000 claims description 2
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 36
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 11
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 5
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 4
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 4
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 3
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 2
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 2
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 2
- 239000001307 helium Substances 0.000 description 2
- 229910052734 helium Inorganic materials 0.000 description 2
- SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N helium atom Chemical compound [He] SWQJXJOGLNCZEY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 229910000975 Carbon steel Inorganic materials 0.000 description 1
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 150000002431 hydrogen Chemical class 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 1
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/02—Seam welding; Backing means; Inserts
- B23K9/0213—Narrow gap welding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/16—Arc welding or cutting making use of shielding gas
- B23K9/167—Arc welding or cutting making use of shielding gas and of a non-consumable electrode
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば発電プラント等の大型構造物の溶接に好適なTIG溶接方法および装置に係り、特に立向き溶接および上向き溶接を含む全姿勢溶接を安定かつ高能率で行えるTIG溶接方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
TIG溶接方法はよく知られているように、電極周囲に噴出されるシールドガスによって溶接部を周囲の空気から遮断して酸化および窒化等の防止が図れることから、高品質が要求される各種溶接用として広く適用されている。但し、このTIG溶接は、非溶性のタングステン電極を使用するため、溶融性電極を使用するMIG溶接等の他の溶接方法に比べて溶接能率が低い。また、溶加材として添加されるワイヤの溶込み深さの限界を超えて、ワイヤ送給速度を過度に高くすると、完全溶融に至らないワイヤが溶融池の底部(被溶接物または先行溶接ビード等の固体部分)に当接し、溶接が不安定となる場合もある。
【0003】
従来、これらの点を克服するために種々の研究がなされており、例えばタングステン電極の周囲に内外側二重のガスシールドを形成して熱的ピンチ効果を高め、それによりアークを緊縮状態として溶込み深さを大きくする、二重ガスシールド方式が開発されている。この方式のTIG溶接では、さらにガス供給量制御による溶込み深さの一定化(例:特開平6−71446号)、あるいはガス供給密度の向上による高能率化(例:特開平7−227673号)等の提案もなされている。
【0004】
一方、添加するワイヤ供給面からも種々の工夫がなされ、例えば複数本のワイヤ送給を同時に行って高電力のもとで多量の溶込みを行わせる方法、あるいは別案として、添加ワイヤを通電により加熱して溶込み易くし、これにより溶込み量を多くする方法等も考えられている。但し、これら従来のワイヤ供給面の工夫においては、ワイヤの溶込み量を多くする面からの着眼に基づくだけであり、また各方法が個別的に採用されているに過ぎない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、発電プラントの建屋建設、あるいはそれに伴う配管接続等のように、被接続物が大型および肉厚の大きいものである場合、TIG溶接の適用に際しては可能な限り安定性(溶接欠陥のないこと)、溶接速度、溶着速度(ワイヤ供給速度)等の向上が望まれる。しかし、このような発電プラント等の現場溶接作業には、通常の下向き溶接の他、溶接軌跡が上下方向に沿う立向き溶接、あるいは上向き溶接等を含む全姿勢溶接が必要となる。このような立向き溶接や上向き溶接の場合には、TIG溶接における溶融池の表面が横向きあるいは下向きとなるため、上述した従来技術のような単に添加ワイヤの溶込み量を多くするだけでは、溶融池に作用する力のバランスが崩れ、溶け落ちが生じる等の問題が生じ、従来の技術をそのまま適用することは困難である。その結果、このような場合に一般的に行われているTIG溶接方法では、鉄鋼材料に対して溶着速度が高々毎分十数グラム程度しか得られなかった。すなわち、従来のTIG溶接方法では、高品質の溶接部が得られるものの、溶着能率が低いため、大構造物や厚板構造物に対しては実用上適用限界があった。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、立向き溶接あるいは上向き溶接のように溶融池に作用する力のバランスが崩れ易い場合においても、安定性を保持しつつ溶着能率を大幅に向上させることができ、特に大型プラント建設等に対する全姿勢溶接用として能率向上が図れ、実用面から大きい利点が得られるTIG溶接溶接方法および装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明者の検討によれば、従来行われている複数ワイヤの同時送給、あるいはワイヤ加熱等の工夫では、それぞれ溶融池の拡大にのみ着目された結果、立向き溶接や上向き溶接のような溶融池の重量バランスが不安定となる溶接時に溶け落ち等の発生を招いていたのであって、もし溶融池を急速に冷却して表面張力を高めることができれば大きい溶融池が形成されても溶け落ち等を防止できる可能性がある。しかも、溶融池の急速冷却は、使用するワイヤ自体を従来と逆に潜熱を利用して実現することも可能である。さらに、二重シールドTIG溶接の利点である溶着能力の向上と組み合わせることも可能である。
【0008】
本発明に係るTIG溶接方法は、以上の着想に基づいてなされたものであり、タングステン電極の周囲に内外側二重のガスシールドを形成しつつ、アーク発生部位に溶加材として複数本のワイヤを連続的に送給して溶接を行う二重ガスシールド・複数ワイヤ供給方式のTIG溶接方法において、前記ワイヤのうち一本以上をソリッドワイヤからなる溶着促進用ホットワイヤとして加熱状態で供給する一方、前記ワイヤの他の一本以上を撚り線ワイヤからなる溶融池冷却用コールドワイヤとして非加熱状態で供給することを特徴とするものである。
【0009】
このような本発明の方法によれば、添加する複数本のワイヤを加熱により高温としたものと、非加熱の低温状態のものとに分け、それらを適宜供給することで、二重ガスシールド方式による熱的ピンチ効果の機能および加熱により溶融速度が増したワイヤの供給によって大きくなろうとする溶融池を、非加熱のワイヤの挿入によって冷却することができ、これにより溶着速度を高めても溶融池の寸法を加熱ワイヤ単独の場合に比べて小さくすることができる。そして、溶融池の寸法を制御することで、立向き姿勢や上向き姿勢の溶接においても、溶着速度を上げたまま小さい溶融池を保持することができ、よって溶け落ちなどの発生しない安定した溶接を行うことが可能となり、高溶着速度、高安定性が実現できる。
【0010】
なお、本発明のTIG溶接方法においては、ホットワイヤとしてソリッドワイヤを適用し、コールドワイヤとして撚り線ワイヤを適用する。これは、撚り線ワイヤは、多数の細線の集合であるため全表面積がソリッドワイヤに比べて大きく、それだけ溶融効率も大となって溶融池の冷却効果を促進するためである。また、撚り線ワイヤは送給時に直進性に優れており、より安定したワイヤ挿入が可能となる。なお、ホットワイヤをソリッドワイヤとするのは、加熱手段として例えば通電加熱を利用する場合に撚り線に比して電流密度を高めることができるためである。
【0011】
また、本発明のTIG溶接方法においては、全溶込みU形開先溶接を行う場合、被溶接物のルート平行部の長さLとルートフェイス厚hとの比(L/h)を2.4以上5.3以下に設定するとともに、前記ルートフェイス平行部の長さLを6以上8mm以下に設定し、かつ開先角度θを2°以上8°以下に設定することが望ましい。ルート平行部とはU形開先を形成する1対の被溶接物の突合せ部分をいい、この長さLが大きいと開先の幅が広くなり、初層溶接時の肉盛量を多く必要とし、溶接パス数が多くなる。逆にLが小さいと開先の幅が狭くなり、十分な溶融池が形成できずに開先裏面側が凹状となったりして溶接不安定となる。また、ルートフェイス厚hが大き過ぎると溶融不十分となって裏面側が垂れ状態となり、逆にhが小さ過ぎると溶け落ちる。本発明で想定する望ましい初層溶接の入熱範囲である2,250〜2,700J/cmに対応させた場合、L/hを2.4以上5.3以下に設定するとともに、Lを6以上8mm以下に設定すると、前記の不具合が発生せず、安定な初層溶接が行える。また、U形開先は少ないパス数で溶接を効率的に行う目的で形成するものであり、開先角度θがが大きいと上層のパス数が増え、小さいと各パス毎に隅部に溶接欠陥が生じ易い。上記の溶接入熱範囲ではθが2〜8°であることが望ましい。
【0012】
さらに、本発明では上記の各方法を、立向き溶接または上向き溶接に適用する場合に、溶融池の適正保持、溶け落ち防止等による溶接安定性かつ高溶着速度による効果が、より有効に発揮される。
【0013】
また、本発明に係るTIG溶接装置は、溶接電流供給部と、シールドガス供給部と、前記溶接電流供給部に接続されたタングステン電極および前記シールドガス供給部に接続され前記タングステン電極の周囲に配置された内外側二重のガス噴出口を有する溶接トーチと、溶加材としての複数本のワイヤと、これらのワイヤをアーク発生部位に同時に送給するワイヤ送給装置とを備えた二重ガスシールド・複数ワイヤ供給方式のTIG溶接装置において、前記複数のワイヤのうち少なくとも1本を除く他のものに接続され、その接続したワイヤをソリッドワイヤとするとともに、このワイヤをホットワイヤとして加熱する通電加熱装置を設け、かつ前記1本のワイヤを撚り線ワイヤからなるコールドワイヤとしたことを特徴とする。このような装置を使用することにより、前記の方法がより効果的に実施できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0015】
図1はTIG溶接装置の要部構成を示す図であり、図2は同装置の全体構成を示す図である。
【0016】
図2に示すように、本実施形態のTIG溶接装置は、被溶接物1の溶接ルートに沿って設けられたレール2と、このレール2に図示しない車輪を介して搭載された走行台車3とを有する。この走行台車3に、二重ガスシールド構造のTIG溶接用の溶接トーチ4が設けられるとともに、走行台車3の走行方向aに沿う溶接トーチ4の前後位置(図2の左右位置)に、溶加材として添加するワイヤ5,6を送給する1対のワイヤ送給装置7,8が設けられている。この溶接トーチ4の進行方向前側位置に設けられたワイヤ送給装置5によって送給される一方のワイヤ7が、通電加熱装置9によって加熱されるようになっている。通電加熱装置9は、ワイヤ加熱電源10および接続部材11によって構成されている。また、溶接電流供給部としての溶接電源12、シールドガス供給部としての1対のガスボンベ13,14が備えられている。そして、走行台車3の走行、溶接トーチ4の操作、ワイヤ5,6の送給ならびに溶接電源12およびワイヤ加熱電源10の制御等は、溶接制御装置15によって行われ、また二重シールドを行うためのガスは各ガスボンベ13,14から供給されるようになっている。これら制御通信、電源およびガスなどの供給は、ホースおよび配線を含むケーブル16によって行われる。
【0017】
溶接トーチ4は図1に示すように、タングステン電極17と、その周囲に同軸的に配置された内側シールドカップ18および外側シールドカップ19とを有し、これにより二重のガス噴出口20,21を有する二重ガスシールド構成とされている。そして、タングステン電極17を中心として、内側シールドカップ18内に例えばアルゴンガス、ヘリウムガスもしくは水素ガス、またはこれらの混ガスからなるセンターガス22を供給し、また内側シールドカップ18と外側シールドカップ19との間にはアルゴンガスなどのアウターシールドガス23を供給し、各ガス22,23をそれぞれガス噴出口20,21から噴出させることにより、集束したTIGアーク24を形成させるようになっている。このアーク24部位に、溶接トーチ4の前方からワイヤ送給装置7によって挿入されるワイヤ5はソリッドワイヤであり、このワイヤはワイヤ加熱装置9によって加熱されてホットワイヤとなる。また、溶接トーチ4の後方からワイヤ送給装置8によって挿入される別のワイヤ6は撚り線ワイヤであり、非加熱状態のコールドワイヤとされる。そして、溶接時には図2に示した走行台車3とともに走行方向aに沿って溶接トーチ4が送られ、被溶接部材1に対する溶接が行われ、図1に示すように溶接ビード25が形成される。
【0018】
【外1】
【0019】
試験では、各種炭素鋼および各種ステンレス鋼についてのTIG溶接を試みたが、ここでは被溶接材1としてSUS316(板厚40mm)を適用し、かつこれと同一材質のワイヤ(直径0.9〜1.2mm)5,6を使用して、全溶込みU形開先の突合わせ溶接により、下向き溶接と、立向きおよび上向き溶接とを行った場合について説明する。
【0020】
この場合の開先は、図3に示すように、ルート平行部26の長さLを6mm以上8mm以下とし、ルートフェイス厚さhを1.5mm以上2.5mm以下とし、これによりL/hを2.4以上5.3以下に設定した。また、開先角度θを2°以上8°以下に設定した。なお、ルート平行部26の開先内側半径Rは1mm以上3mm以下とした。
【0021】
そして、図4に示すように、溶接トーチ4のタングステン電極17を開先の底部付近まで挿入し、各シールドカップ18,19のガス噴出口20,21を開先開口部に配置して溶接を行った。溶接途中の観察によると、タングステン電極17を中心に、内シールドカップ18内で、アルゴン、ヘリウム、水素、またはこれら混合ガスなどのセンターガス22を流すことで、集束したTIGアーク24が形成され、この集束したアーク24により高入熱が得られた。入熱量は、2,250〜2,700J/cmであった。
【0022】
【外2】
【0023】
この結果、下向き溶接の場合には、溶接電流(平均電流)が390〜400Aのもとで、溶接速度が150〜350mm、溶着速度が約60g/分という高溶着能率が得られた。
【0024】
また、立向きおよび上向き溶接の場合には、溶接電流(平均電流)が260〜300Aのもとで、溶接速度が60〜160mm、溶着速度が約40g/分という高溶着能率が得られた。
【0025】
比較のために、ワイヤ1本のみを使用した従来のTIG溶接方法で同様の試験を行った結果では、それぞれ溶着速度が10〜15g/分程度の低い溶着速度しか得られず、溶着能率が低いことが認められた。すなわち、本実施形態では、従来方法の2倍以上の溶着速度が得られ、溶着能率が従来に比して著しく向上できることが確認された。
【0026】
図6は、本実施形態における実証試験として、ホットワイヤ5およびコールドワイヤ6をそれぞれ単独で使用した場合の溶接速度と溶着速度との関係を示す特性図である。なお、溶接姿勢は立向きとした。
【0027】
この図6に黒丸(●)で示したように、ホットワイヤ5のみを使用したTIG溶接の場合には、溶接欠陥のない安定した品質の溶接が、溶接速度60mm/分、溶着速度40mm/分以上の領域に表れた。このことから、ホットワイヤ5を使用した場合には安定領域が高溶接速度、高溶着速度の領域に存在することが分かる。また、同図に白丸(○)で示したように、コールドワイヤ6のみを使用したTIG溶接の場合には、品質の安定した溶接が、溶接速度40〜80mm/分、溶着速度25〜30mm/分程度の領域に表れた。このことから、コールドワイヤ6のみを使用した場合には安定領域が高溶接速度、低溶着速度の領域に存在することが分かる。さらに、同図に三角で示したように、コールドワイヤ6のみを使用して溶着速度を25〜40mm/分まで高めた試験を行った結果では、溶接に欠陥のある品質不安定なものとなった。
【0028】
以上の結果により、本実施形態によれば、本発明による下記の作用効果が実証されたものということができる。
【0029】
すなわち、二重シールドTIG溶接では、センターガス22の流速を高くすることで熱的ピンチ効果によりアーク24が緊縮し、したがって、高いエネルギ密度の溶接入熱が得られ、結果的に溶け込み深さはアーク電流を同一とした場合の従来のTIG溶接の溶け込みの深さよりも大きいものとなる。従来のTIG溶接ではワイヤ送給速度を高くしていくと、溶け込み深さに限界があるために完全溶融していないワイヤが溶融池底部(固体部)に当たってしまい、溶接は不安定となってしまう。これに対し、二重シールドTIG溶接では溶け込みが深くなることで、ワイヤ送給を高くしても安定した溶接を行うことができる。
【0030】
しかしながら、二重シールドによって溶け込みが深くなった場合においても、ワイヤ送給速度には限界がある。これに対してワイヤを通電加熱してホットワイヤ5としたことで、そのワイヤ5自体の溶融速度を上げることができ、よってさらにワイヤ送給速度を上げることができる(図4)。
【0031】
ここで、二重シールドTIG溶接でワイヤ通電加熱によって溶着速度を向上させる際には溶接姿勢が問題となる。すなわち、下向き姿勢であれば、溶着速度を向上させ溶融池27を大きくしても安定な溶接が可能であるが、立向き姿勢や上向き姿勢では、溶融池27に左右する力のバランスが崩れ、適正な溶接は不可能となる。これに対し、本発明によればホットワイヤ5とともにコールドワイヤ6を供給するため、ホットワイヤ5に対する通電加熱で大きくなろうとする溶融池27をコールドワイヤ6を挿入することで冷却することができ、したがって、溶着速度を高めても、溶融池27の寸法をホットワイヤ5の単独挿入時に比べて小さくすることができる。
【0032】
本実施形態によれば、以上の理論が実証され、二重ガスシールド方式のTIG溶接のもとで、ホットワイヤ5およびコールドワイヤ6を添加する方法により、立向き姿勢や上向き姿勢においても、溶着速度を上げたまま小さい溶融池27を保持でき、これにより溶け落ちなどの発生しない安定した溶接を高溶着能率のもとで行うことができるものである。
【0033】
また、コールドワイヤ6を撚り線ワイヤとすることにより、表面積がソリッドワイヤに比べて大きくなるため溶融効率も大となり、また撚り線ワイヤは送給時に直進性が優れており、より安定したワイヤ挿入が可能となる。よって安定化が増し、かつ高い溶着能率が得られる溶接が実現できる。
【0034】
さらに、全溶込みU形開先溶接において、ルート平行部26の長さLとルートフェイス厚hとの比L/hを2.4以上5.3以下、ルート平行部2の長さを6mm以上8mm以下、そして開先角度を2°以上8°以下としたことにより、2,250〜2,700J/cmの入熱量のもとで安定した溶け込みとビード形状とを得ることができる。
【0035】
なお、以上の実施形態ではホットワイヤおよびコールドワイヤを各1本使用した場合について説明したが、これらは1本以上の複数本として適宜実施することができるものである。
【0036】
【発明の効果】
以上で説明したように、本発明のTIG溶接方法および装置によれば、立向き溶接あるいは上向き溶接のように溶融池に作用する力のバランスが崩れ易い場合においても、溶着能率を大幅に向上させることができ、特に大型プラント建設等に対する全姿勢溶接用として能率向上が図れ、実用面から大きい利点が得られるという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るTIG溶接方法および装置の一実施形態を説明するための要部構成図。
【図2】前記実施形態における装置全体を示す構成図。
【図3】前記実施形態における溶接開先形状を示す図。
【図4】前記実施形態における溶接状態を示す図。
【図5】前記実施形態における溶接パスの状態を示す図。
【図6】前記実施形態における試験結果として溶接速度と溶着速度との関係を示す図。
【符号の説明】
1 被溶接物
2 レール
3 走行台車
4 溶接トーチ
5 ホットワイヤ
6 コールドワイヤ
7,8 ワイヤ送給装置
9 通電加熱装置
10 ワイヤ加熱電源
11 接続部材
12 溶接電源
13,14 ガスボンベ
15 溶接制御装置
16 ケーブル
17 タングステン電極
18 内側シールドカップ
19 外側シールドカップ
20,21 ガス噴出口
22 センターガス
23 アウターシールドガス
24 TIGアーク
25 溶接ビード
26 ルート平行部
27 溶融池
Claims (4)
- タングステン電極の周囲に内外側二重のガスシールドを形成しつつ、アーク発生部位に溶加材として複数本のワイヤを連続的に送給して溶接を行う二重ガスシールド・複数ワイヤ供給方式のTIG溶接方法において、前記ワイヤのうち一本以上を溶着促進用ホットワイヤとして加熱状態で供給する一方、前記ワイヤの他の一本以上を溶融池冷却用コールドワイヤとして非加熱状態で供給するTIG溶接方法であって、前記ホットワイヤとしてソリッドワイヤを適用し、コールドワイヤとして撚り線ワイヤを適用することを特徴とするTIG溶接方法。
- 請求項1記載のTIG溶接方法において、全溶込みU形開先溶接を行う場合、被溶接物のルート平行部の長さLとルートフェイス厚hとの比(L/h)を2.4以上5.3以下に設定するとともに、前記ルートフェイス平行部の長さLを6以上8mm以下に設定し、かつ開先角度θを2°以上8°以下に設定することを特徴とするTIG溶接方法。
- 請求項1または2記載の方法を、立向き溶接または上向き溶接に適用することを特徴とするTIG溶接方法。
- 溶接電流供給部と、シールドガス供給部と、前記溶接電流供給部に接続されたタングステン電極および前記シールドガス供給部に接続され前記タングステン電極の周囲に配置された内外側二重のガス噴出口を有する溶接トーチと、溶加材としての複数本のワイヤと、これらのワイヤをアーク発生部位に同時に送給するワイヤ送給装置とを備えた二重ガスシールド・複数ワイヤ供給方式のTIG溶接装置において、前記複数のワイヤのうち少なくとも1本を除く他のものに接続され、その接続したワイヤをソリッドワイヤとするとともに、このワイヤをホットワイヤとして加熱する通電加熱装置を設け、かつ前記1本のワイヤを撚り線ワイヤからなるコールドワイヤとしたことを特徴とするTIG溶接装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14488298A JP3934251B2 (ja) | 1997-06-10 | 1998-05-26 | Tig溶接方法および装置 |
US09/093,717 US6040545A (en) | 1997-06-10 | 1998-06-09 | TIG welding method and welding apparatus |
FR9807294A FR2764220B1 (fr) | 1997-06-10 | 1998-06-10 | Procede et appareil de soudage sous gaz protecteur isolant et a electrode de tungstene |
CA002240219A CA2240219C (en) | 1997-06-10 | 1998-06-10 | Tig welding method and welding apparatus |
IT98RM000371A IT1299502B1 (it) | 1997-06-10 | 1998-06-10 | Metodo di saldatura ed apparecchiatura di saldatura tig |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-152716 | 1997-06-10 | ||
JP15271697 | 1997-06-10 | ||
JP14488298A JP3934251B2 (ja) | 1997-06-10 | 1998-05-26 | Tig溶接方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1158017A JPH1158017A (ja) | 1999-03-02 |
JP3934251B2 true JP3934251B2 (ja) | 2007-06-20 |
Family
ID=26476165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14488298A Expired - Fee Related JP3934251B2 (ja) | 1997-06-10 | 1998-05-26 | Tig溶接方法および装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6040545A (ja) |
JP (1) | JP3934251B2 (ja) |
CA (1) | CA2240219C (ja) |
FR (1) | FR2764220B1 (ja) |
IT (1) | IT1299502B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101905854B1 (ko) * | 2016-05-18 | 2018-11-28 | 송인도 | 오버레이타입의 용접방법 및 장치 |
Families Citing this family (36)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6364971B1 (en) * | 2000-01-20 | 2002-04-02 | Electric Power Research Institute | Apparatus and method of repairing turbine blades |
FR2805766B1 (fr) * | 2000-03-06 | 2002-05-24 | Air Liquide | Torche double-flux pour soudage a l'arc |
WO2002076670A1 (de) * | 2001-03-21 | 2002-10-03 | Linde Ag | Verwendung eines prozessgasgemisches und verfahren zum laserstrahlschweissen |
US6884959B2 (en) * | 2001-09-07 | 2005-04-26 | Electric Power Research Institute, Inc. | Controlled composition welding method |
CN1849769B (zh) * | 2003-09-15 | 2010-06-16 | 英特尔公司 | 利用高吞吐量空间频率分组码的多天线系统和方法 |
US7504008B2 (en) * | 2004-03-12 | 2009-03-17 | Applied Materials, Inc. | Refurbishment of sputtering targets |
US20060021870A1 (en) * | 2004-07-27 | 2006-02-02 | Applied Materials, Inc. | Profile detection and refurbishment of deposition targets |
US20060081459A1 (en) * | 2004-10-18 | 2006-04-20 | Applied Materials, Inc. | In-situ monitoring of target erosion |
US7371988B2 (en) | 2004-10-22 | 2008-05-13 | Electric Power Research Institute, Inc. | Methods for extending the life of alloy steel welded joints by elimination and reduction of the HAZ |
US7484651B2 (en) | 2004-10-22 | 2009-02-03 | Electric Power Research Institute, Inc. | Method to join or repair superalloy hot section turbine components using hot isostatic processing |
US8546728B2 (en) * | 2005-03-04 | 2013-10-01 | Illinois Tool Works Inc. | Welder with integrated wire feeder having single-knob control |
US9127362B2 (en) | 2005-10-31 | 2015-09-08 | Applied Materials, Inc. | Process kit and target for substrate processing chamber |
US8647484B2 (en) * | 2005-11-25 | 2014-02-11 | Applied Materials, Inc. | Target for sputtering chamber |
JP5294573B2 (ja) * | 2007-05-17 | 2013-09-18 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | レーザとアークの複合溶接装置及び方法 |
US8968536B2 (en) * | 2007-06-18 | 2015-03-03 | Applied Materials, Inc. | Sputtering target having increased life and sputtering uniformity |
US7901552B2 (en) | 2007-10-05 | 2011-03-08 | Applied Materials, Inc. | Sputtering target with grooves and intersecting channels |
DE102008018539A1 (de) * | 2008-04-12 | 2009-10-15 | Berthold, Jürgen | Metallkörper mit metallischer Schutzschicht |
JP5268594B2 (ja) * | 2008-11-28 | 2013-08-21 | 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 | I型継手の溶接方法及びそのi型溶接継手並びにそれを用いた溶接構造物 |
JP5581008B2 (ja) * | 2009-04-28 | 2014-08-27 | バブ日立工業株式会社 | Tig溶接装置 |
EP3479933A1 (en) | 2009-09-17 | 2019-05-08 | Sciaky Inc. | Electron beam layer manufacturing apparatus |
US20110084053A1 (en) * | 2009-10-12 | 2011-04-14 | Thomas Edward Doyle | Narrow Groove Gas Metal Arc Welding Torch |
PL2621658T3 (pl) * | 2010-09-29 | 2015-11-30 | Esab Ab | Urządzenie do spawania i sposób spawania |
WO2012096937A1 (en) * | 2011-01-10 | 2012-07-19 | Arcelormittal Investigacion Y Desarrollo S.L. | Method of welding nickel-aluminide |
CN102151957B (zh) * | 2011-03-28 | 2013-11-13 | 兰州理工大学 | 气体熔池耦合活性焊接方法 |
JP2013086136A (ja) * | 2011-10-19 | 2013-05-13 | Taiyo Nippon Sanso Corp | フェライト系ステンレス鋼板のtig溶接方法 |
RU2015108964A (ru) * | 2012-08-14 | 2016-10-10 | Эсаб Аб | Способ и система дуговой сварки под флюсом |
CN102909458A (zh) * | 2012-10-29 | 2013-02-06 | 海门市威菱焊材制造有限公司 | 单电弧双丝摆动堆焊工艺 |
CN103203529B (zh) * | 2013-03-28 | 2015-12-09 | 北京工业大学 | 非熔化极电弧与双丝熔化极电弧交叉耦合的焊接方法 |
CN105817751A (zh) * | 2015-01-23 | 2016-08-03 | 天津大学 | 双电弧—冷丝复合焊接系统在气体保护焊中的应用 |
DE102015015179A1 (de) | 2015-11-26 | 2017-06-01 | Hermann von Rautenkranz lnternationale Tiefbohr GmbH & Co., KG - lTAG | Vorrichtung zum Zuführen von Schweißdrähten einer Schweißanlage |
US11179795B2 (en) | 2018-10-11 | 2021-11-23 | Arthur Wu | Welding cup systems and methods |
US11311958B1 (en) * | 2019-05-13 | 2022-04-26 | Airgas, Inc. | Digital welding and cutting efficiency analysis, process evaluation and response feedback system for process optimization |
JP7309544B2 (ja) * | 2019-09-13 | 2023-07-18 | 株式会社東芝 | コーティング方法及びコーティング構造 |
CN111250821A (zh) * | 2020-02-25 | 2020-06-09 | 山东仁科测控技术有限公司 | 横焊设备和焊接方法 |
US11673204B2 (en) | 2020-11-25 | 2023-06-13 | The Esab Group, Inc. | Hyper-TIG welding electrode |
CN113458601A (zh) * | 2021-07-02 | 2021-10-01 | 广东普电自动化科技股份有限公司 | 双送丝激光焊枪及焊接方法 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB773821A (en) * | 1954-02-12 | 1957-05-01 | Union Carbide & Carbon Corp | Arc welding |
US2922024A (en) * | 1954-05-04 | 1960-01-19 | British Oxygen Co Ltd | Electric arc welding |
US3274371A (en) * | 1965-06-01 | 1966-09-20 | Union Carbide Corp | Method of depositing metal |
JPS5220425B1 (ja) * | 1969-09-04 | 1977-06-03 | ||
US3924092A (en) * | 1974-06-14 | 1975-12-02 | Westinghouse Electric Corp | Method and apparatus for cladding a base metal |
US4649250A (en) * | 1985-06-10 | 1987-03-10 | Gasparas Kazlauskas | Pipe welder |
JPS62207583A (ja) * | 1986-03-10 | 1987-09-11 | Chiyoda Chem Eng & Constr Co Ltd | ホツトワイヤtig溶接法 |
JPS62263868A (ja) * | 1986-05-12 | 1987-11-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 狭開先tig溶接方法 |
JP3089060B2 (ja) * | 1991-07-03 | 2000-09-18 | 愛知産業株式会社 | 自動溶接装置 |
JPH07227673A (ja) * | 1994-02-17 | 1995-08-29 | Nippon Steel Corp | 高能率tig溶接法 |
KR100497878B1 (ko) * | 1996-04-29 | 2005-09-27 | 웨스팅하우스 일렉트릭 코포레이션 | 고온와이어가스텅스텐아크용접방법 |
US5714735A (en) * | 1996-06-20 | 1998-02-03 | General Electric Company | Method and apparatus for joining components with multiple filler materials |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP14488298A patent/JP3934251B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1998-06-09 US US09/093,717 patent/US6040545A/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-06-10 IT IT98RM000371A patent/IT1299502B1/it active IP Right Grant
- 1998-06-10 CA CA002240219A patent/CA2240219C/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-06-10 FR FR9807294A patent/FR2764220B1/fr not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101905854B1 (ko) * | 2016-05-18 | 2018-11-28 | 송인도 | 오버레이타입의 용접방법 및 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
IT1299502B1 (it) | 2000-03-16 |
FR2764220B1 (fr) | 2001-09-21 |
US6040545A (en) | 2000-03-21 |
ITRM980371A1 (it) | 1999-12-10 |
FR2764220A1 (fr) | 1998-12-11 |
JPH1158017A (ja) | 1999-03-02 |
ITRM980371A0 (it) | 1998-06-10 |
CA2240219A1 (en) | 1998-12-10 |
CA2240219C (en) | 2001-12-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3934251B2 (ja) | Tig溶接方法および装置 | |
US6772935B2 (en) | Method and device for friction stir welding with simultaneous cooling | |
CN102814578B (zh) | 双电极焊接法 | |
US20040232130A1 (en) | Method and apparatus for composite YAG laser/arc welding | |
KR930009373B1 (ko) | 소모전극식 아크용접 방법 및 장치 | |
US20060289394A1 (en) | TIG welding or braze welding with metal transfer via a liquid bridge | |
US20090107970A1 (en) | Method for controlling weld quality | |
CN112975122A (zh) | 焊接气保护装置、激光填丝焊接系统及焊接方法 | |
CN113399835A (zh) | 适用于厚壁构件窄间隙焊接的激光-电弧复合焊接方法 | |
CN107309563A (zh) | 一种高级别管线钢的激光‑电弧复合焊接方法 | |
CN103817449A (zh) | 一种等离子弧和熔化极电弧复合焊接方法及焊接装置 | |
CN107322148A (zh) | 基于钨极氩弧焊与冷金属过渡焊接复合热源的焊接方法和应用 | |
EP0689896A1 (en) | Plasma welding process | |
CN115971662A (zh) | 一种窄间隙激光-双弧双丝复合焊接方法 | |
JP4749555B2 (ja) | 3電極アーク溶接制御方法 | |
JP2011177741A (ja) | プラズマ溶接方法,プラズマトーチ組体およびプラズマ溶接装置 | |
JP2001150137A (ja) | アルミニウム及びその合金のmig溶接のための方法及び装置 | |
JPH07204854A (ja) | 高速ガスシールドアーク溶接装置及び方法 | |
JP3117287B2 (ja) | 消耗電極式アーク溶接方法 | |
JP2004237326A (ja) | 狭開先tig溶接装置 | |
JPH09225641A (ja) | 開先溶接用長尺トーチ | |
JP4375787B2 (ja) | 消耗電極式アーク溶接方法 | |
JP2021181099A (ja) | アーク溶接用トーチ冶具 | |
JPH0698494B2 (ja) | 消耗電極式アーク溶接法 | |
JP2008238242A (ja) | 接合方法、およびこの接合方法に利用可能なプラズマトーチ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040702 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060607 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060620 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060821 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070306 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070315 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120330 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |