JP3933752B2 - 収納庫群の施解錠制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数のロッカー、保管庫、キャビネット、あるいは、建物の部屋(以下、これらを「収納庫」と総称する。)毎に設けられた電動駆動手段により、その収納庫の開閉体を自動的に施解錠しうるようにした電動ロック装置を備える収納庫群の施解錠制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電動ロック装置を備える多数の収納庫群を集中制御する装置として、実開昭61−5964号公報および特公平4−17698号公報には、主要中央制御部から、個々の収納庫の電動ロック装置部分を、それぞれ単独に制御するものが開示されている。
【0003】
上記公報の前者に記載のものでは、各収納庫毎に設けられた電動駆動手段たるソレノイドに対して、中央制御部たる電源部より個々に配線が施されている。
【0004】
上記公報の後者に記載のものでは、中央制御部より各ブロック毎に設けられた複数の中継器に一旦配線を行なった後、各ブロックの中継器から、それぞれの電動駆動手段に配線が施されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術においては、中央制御部から直接に、または中継器を介して、電動駆動手段まで個々に配線を行なう必要があり、多量の配線ケーブルを必要とするとともに、中央制御部の近くでは、配線ケーブルが複数本並列になって、収納庫や他の什器の筐体壁を貫通するため、設置当初の配線工事、増設時の配線工事、保守点検、および修理等に、多大な手間を要するという問題がある。
【0006】
本発明は、上述の問題を解決するため、配線ケーブルの本数を少なくし、かつ電流容量の少ない電源や配線ケーブルを使用して、価格の低下を図り、しかも心線の数が少ない2線式であっても、全収納庫の施解錠動作の確認を可能とし、信頼性の向上を図ることができるようにした収納庫群の施解錠制御装置を提供することを目的としている。
【0007】
また、本発明の目的は、万一、いずれかの開閉体に異常が生じた場合に、その異常が生じた開閉体を特定できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 複数の収納庫のそれぞれに設けられた電動駆動手段により、前記各収納庫の開閉体を自動的に施解錠しうるようにした電動ロック手段を備える収納庫群の施解錠制御装置において、前記各収納庫毎に、所要の電圧が印加されると、前記電動ロック手段を解錠もしくは施錠方向に作動させる電動駆動手段と、印加された入力電圧を前記電動駆動手段に印加する入力端子と、該入力端子に印加された電圧極性と前記電動ロック手段の施解錠状態とに応じて動作する施解錠検知手段と、該施解錠検知手段の動作状態に応じて、後段の入力端子に、入力電圧を出力する出力端子とを設け、各収納庫の出力端子に他の収納庫の入力端子を接続することにより、各収納庫を直列に接続し、かつ、最前段の入力端子に入力電圧を印加するとともに、最終段の出力端子からの出力電圧を受ける施解錠制御ボックスを設け、該施解錠制御ボックスに、最前段の入力端子に印加される入力電力における1個の収納庫の開閉体の施解錠作動に要する電気量の変化分をパルスとして、そのパルス数をカウントするパルスカウタを設ける。
【0009】
(2) 上記(1)項において、各収納庫毎に、出力端子から後段の入力端子への入力電圧の出力を遅延させるタイマーを設ける。
【0010】
(3) 上記(1)または(2)項において、施解錠制御ボックスに、パルスカウンタからの信号を受けて、異常のある収納庫を報せる表示装置を設ける。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図4に基づいて説明する。
図1は、施錠を要する扉や引き出し等の開閉体(1)を備える収納庫(2)を多数組み合わせて一体化した事務用什器設備において、本発明を適用した集中施解錠システムの1例の概略を示すブロック図である。
【0012】
図2は、各収納庫(2)に設けられた、電動駆動手段たる電動アクチュエータ(3)を備える電動ロック手段(4)を制御するための電気回路図である。なお、電動ロック手段(4)と施解錠機構との連結機構は、従来と同様であるので、図示することを省略する。
【0013】
電動アクチュエータ(3)は、収納庫(2)の開閉体(1)を施解錠する施解錠機構と連動して所要電圧が印加されると、電動ロック手段(4)を解錠もしくは施錠方向に作動させる電動駆動手段である。
【0014】
電動アクチュエータ(3)には、電動モータ式、ソレノイド式等のものがある。
【0015】
施解錠制御ボックス(5)は、中央制御部、もしくは各収納庫(2)のいずれか1つに設けられ、図3に示す制御回路によって構成されている。
施解錠制御ボックス(5)は、直流電源(6)と、テンキー(7)と、電源スイッチ(8)と、非常用マスタースイッチ(9)と、施錠操作スイッチ(10)と、解錠操作スイッチ(11)と所要の状態表示灯群(12)と、パルスカウンタ(41)とを備えている。
【0016】
パルスカウンタ(41)は、直列に接続された施解錠制御回路(20)の最前段の施解錠制御回路(20)に加わっている電力における1個の収納庫(2)の開閉体(1)の施解錠作動に要する電気量の変化分をパルス(図4参照)として、そのパルス数をカウントするようになっている。
【0017】
なお、図4では、上記変化を電流値の変化としてとらえている。
【0018】
いずれかの開閉体(1)に動作不良等が生じ、電動アクチュエータ(3)が作動状態になったままのときは、電流値が下がらない。このような場合、パルスカウンタ(41)は、その高い値になったときのパルスをカウントしたままになっており、そのカウント数を状態表示灯群(12)に表示する。
例えば、最前段から3番目の収納庫の開閉体(1)に異常が生じ、その収納庫(2)の電動アクチュエータ(3)が作動状態になったままであると、図4の最初から3番目のパルスの降下がなくなり、状態表示灯群(12)に3と表示され、最前段から3番目の収納庫に異常が生じていることを、施解錠をした人に報せる。
【0019】
テンキー(7)からは、事務用什器設備の保安管理者によって設定されたキーコードが入力され、そのキーコードは、キーコード解読器(13)によってそれが適性であると判断されると、操作許可常開接点(14)は閉じて、施錠リレー(15)と解錠リレー(16)は動作可能になる。
【0020】
マスターキースイッチ(9)は、上記操作許可常開接点(14)に対して、常開接点(9a)を並列に接続して設けられている。
施錠リレー(15)は、それと直列に設けた施錠操作スイッチ(10)の閉操作により動作し、その動作状態は、自己保持接点(15a)により自己保持される。
解錠リレー(16)は、それと直列に設けた解錠操作スイッチ(11)の閉操作により動作し、その動作状態は、自己保持接点(16a)により自己保持される。
【0021】
施錠リレー(15)の動作は、1対の常開接点(15b)(15b)により、直流電源(6)の電圧を、電源出力端子(17a)(17b)に、図示上方の端子(17a)を正極性になるように印加する。
【0022】
解錠リレー(16)の動作は、1対の常開接点(16b)(16b)により、直流電源(6)の電圧を、電源出力端子(17a)(17b)に、図示下方の端子(17b)を正極性になるように印加する。
【0023】
すなわち、施錠リレー(15)と解錠リレー(16)は、電源出力端子(17a)(17b)に対して、互いに逆極性の電圧を出力するようになっている。
【0024】
施錠リレー(15)と解錠リレー(16)の駆動回路接続端の一方は、互いに共通に接続され、その接続点は、上記操作許可常開接点(14)と常開接点(9a)の並列回路を介し、かつその並列回路と直列に、完動チェック入力端子(18)(18)に接続された動作完了確認リレー(19)の常閉接点(19a)が接続され、直流電源(6)の一端である、負極性端子に接続されている。
なお、キーコード解読部(13)の電源は、上記常閉接点(19a)を介してから供給されるようにして、キーコード解読部(13)がリセットしうるようになっている。
【0025】
各収納庫(2)における電動ロック手段(4)には、図2に示す施解錠制御回路(20)が設けられている。
【0026】
施解錠制御回路(20)は、1対の入力端子(21a)(21b)と、1対の出力端子(22a)(22b)を備え、各収納庫(2)相互間においては、前段の収納庫(2)の出力端子(22a)(22b)と後段の収納庫(2)の入力端子(21a)(21b)とが、遅延回路(42)を介して、互いに接続されるようにして、順次連鎖接続されている。
【0027】
遅延回路(42)は、図示していない可変コンデンサによって、次の施解錠制御回路(20)への電流の流れを制御する回路であり、図4に示すパルス間の時間(Ts)を調整し、パルスカウンタ(41)によるパルスカウントを正確に行なえるようにする回路である。
【0028】
なお、最前段の収納庫(2a)の入力端子(21a)(21b)は、施解錠制御ボックス(5)の電源出力端子(17a)(17b)に、最終段の収納庫(2b)の出力端子(22a)(22b)は、施解錠制御ボックス(5)の完動チェック入力端子(18)(18)に、それぞれ収納庫(2)同士と同様に接続されている。
【0029】
各収納庫(2)における施解錠制御回路(20)は、入力端子(21a)(21b)間に、前段の出力端子(22a)(22b)から出力電圧が印加されると、収納庫(2)が施解錠可能な状態にあるときには、その電圧は、電動ロック手段(4)の電動アクチュエータ(3)に印加され、電動アクチュエータ(3)は、そのときの印加電圧極性と、施解錠状態とに応じて動作する。
【0030】
電動アクチュエータ(3)が解錠方向に動作した後において、収納庫(2)が解錠状態にあるときに、電動アクチュエータ(3)に前回の動作と逆方向の電圧極性に電圧が印加されると、電動アクチュエータ(3)は前回と逆方向に動作し、前回と同一の電圧極性では、前回と逆方向に動作しない。そのため、上記解錠時に電動アクチュエータ(3)を施錠方向に動作させるには、解錠時と逆極性の電圧を印加しなければならない。
【0031】
例えば、上方の入力端子(21a)を正極性とする入力電圧を印加したとき、電動アクチュエータ(3)が施錠方向に駆動されるものとすると、電動アクチュエタ(3)を解錠方向に駆動するには、上方の入力端子(21a)を負極性とする入力電圧を印加する。
【0032】
入力端子(21a)(21b)の間には、施錠状態と解錠状態をそれぞれ検知する施錠検知手段(23)と解錠検知手段(24)とが設けられている。
【0033】
施解錠の両検知手段(23)(24)は、入力端子(21a)(21b)間に印加された電圧極性と、電動ロック手段(4)の施解錠状態とに応じて動作するようになっている
【0034】
例えば、電動ロック手段(4)における施錠機構に、その機構の要部と連動した施錠状態検知スイッチ(25)と解錠状態検知スイッチ(26)を設け、その施錠状態検知スイッチ(25)と解錠状態検知スイッチ(26)に、入力電圧極性を判別するダイオード(27)(28)を、それぞれ互いに逆極性に直列に設けて、両検知スイッチ(25)(26)とダイオード(27)(28)の論理積をもって、施錠検知リレー(29)と解錠検知リレー(30)をそれぞれ動作させる。
【0035】
施錠検知リレー(29)は、電動アクチュエータ(3)を施錠方向に作動させうる入力電圧極性(上方の入力端子(21a)が正極性)に対して、順方向極性としたダイオード(27)と、施錠機構が施錠を完了したときに、接点を閉じる施錠状態検出スイッチ(25)との直列回路(論理積)により、動作しうるようになっている。
【0036】
施錠検知リレー(30)は、電動アクチュエータ(3)を施錠方向に作動させうる入力電圧極性(上方の入力端子(21a)が正極性)に対して、順方向極性としたダイオード(28)と、施錠機構が施錠を完了したときに、接点を閉じる施錠状態検出スイッチ(26)との直列回路(論理積)により、動作しうるようになっている。
両検知リレー(29)(30)は、それぞれ施錠、解錠の検知目的を達成した時点で動作する。
【0037】
両検知リレー(29)(30)は、それぞれ切り替え接点(29a)(30a)を備え、その切り替え接点(29a)(30a)は、入力端子(21a)側を、切り替えの共通接点(29b)(30b)側となるようにして、常閉接点(29c)と(30c)を互いに直列接続し、それが電動アクチュエータ(3)と直列となるようにして接続してある。
これにより、両検知リレー(29)(30)が動作していないときには、入力端子(21a)(21b)に印加された入力電圧が、電動アクチュエータ(3)に印加されるようになっている。
【0038】
切り替え接点(29a)(30a)の共通接点(29b)(30b)に対して切り替えられる常開接点(29d)(30d)は、互いに共通に接続され、図示上方の出力端子(22a)に接続されている。
これにより、両検知リレー(29)(30)のいずれか一方が動作すると、入力電圧は出力端子(22a)(22b)間に印加される。
【0039】
このようにして、両検知リレー(29)(30)は、ぞれぞれ入力電圧極性に応じた動作目的、すなわち、上方の入力端子(21a)が正極性ならば施錠を目的としており、その目的の施錠動作を完了すると、施錠検知リレー(29)が動作して、切り替え接点(29a)の常開接点(29d)が閉じて入力電圧を出力電圧(22a)(22b)に印加する。
【0040】
同様に、上方の入力端子(21a)負極性ならば解錠を目的としており、目的の解錠動作を完了すると、解錠検知リレー(30)が動作して、切り替え接点(30a)の常開接点(30d)が閉じて、入力電圧を出力端子(22a)(22b)に印加する。
【0041】
施解錠いずれにおいても、それぞれの入力電圧極性の目的に応じた施解錠動作を完了すると、後段の収納庫(2)へ電源の電力を送り出し、順次、各収納庫(2)の施解錠を進めて、最終段の収納庫(2)の施解錠を済ませると、最終段の出力端子(22a)(22b)から、施解錠制御ボックス(5)の完動チェック入力端子(18)に出力電圧が送られてくる。
【0042】
施解錠制御ボックス(5)において、完動チェック入力端子(18)に、施錠時及び解錠時における正負いずれの電圧が入力しても、動作完了確認リレー(19)は動作する。その際、常閉接点(19a)の開動作により、施錠リレー(15)または解錠リレー(16)は復帰し、キーコード解読部(13)がリセットされて、直流電源(6)の電圧出力を停止するとともに、施解錠の制御を確実に終了させる。
【0043】
以上は、各収納庫(2)を順次に施錠したり解錠したりする制御について説明したが、各収納庫(2)の開閉体(1)のいずれかが、施錠時に開いていたりすると、確認に手間がかかるので、開閉体開閉検知回路(31)を前記施錠制御回路(20)の前段に設けて、速やかな施錠操作を行なえるようにしてある。
【0044】
各収納庫(2)には、各開閉体(1)が全部閉じたことを検知する開閉体全閉検知スイッチ(32)が設けられている。
【0045】
この検知スイッチ(32)は、開閉体が開いているとき回路を開いている常開接点(32a)を、開閉体閉検知リレー(33)と直列接続して、入力端子(21'a)(21'b)間に設けられている。この常開接点(32a)には、解錠時に正極性が印加される下方の入力端子(21'b)に対して順方向の極性となるダイオード(34)が並列に接続されている。
【0046】
なお、開閉体開閉検知回路(31)の入力端子(21'a)(21'b)は、前記施錠制御回路(20)の入力端子(21'a)(21'b)に対応するもので、開閉体開閉検出回路(31)は、施錠制御回路(20)の前段に設けられている。
【0047】
開閉体閉検知リレー(33)は、切り替え接点(33a)を具備し、この切り替え接点(33a)における切り替え共通接点(33b)は、解錠時に正極性電圧が印加される入力端子(21a)に接続され、この接点(33b)で切り替えられる常開接点(33d)は、前記施錠検知スイッチ(25)と解錠検知スイッチ(26)が共通接続する、前記入力端子(21a)に接続されたラインに接続されている。
【0048】
共通接点(33b)と協働して形成される常閉接点(33c)は、上方の入力端子(21a)の正極性電圧に対して順方向に直列接続されたダイオード(35)を介して、警報手段(36)に接続されている。
【0049】
警報手段(36)には、発音型のブザー(37)または発光型の発光ダイオード(38)のいずれか一方でもよいが、両方を用いると速やかな対応処理ができる。
【0050】
例えば、ブザー(37)のみの発音警報では、どの収納庫(2)の開閉体(1)が開放もしくは不完全閉状態にあるのか確認し難いことがあるが、発光ダイオード(38)を、収納庫(2)の前面に設けておけば、警報音によって注意が喚起され、異常がある収納庫(2)を速やかに確認でき、開閉体(1)を完全に閉じる処置を速やかに行なえる。
【0051】
開閉体閉検知リレー(33)は、上方の入力端(21a)を正極性に電圧が印加される施錠時において、当該収納庫(2)の開閉体(1)が完閉していると動作し、切り替え接点(33a)を常開接点(33d)側に切り替え、入力電圧を電動アクチュエータ(3)に印加する。
【0052】
警報手段(36)におけるコンデンサ(39)と抵抗(40)は、開閉体が完閉しているときに入力電圧が印加された際、切り替え接点(33a)が切り替るまでの短時間、ブザー(36)に発音を行なわせない遅延要素である。
【0053】
下方の入力端子(21b)を正極性に印加する施錠時に際して、開閉体閉検知リレー(33)は、開閉体全閉検知スイッチ(32)と並列に設けられたダイオード(34)によって、検知スイッチ(32)の開閉動作にかかわらず、開閉体検知リレー(33)を動作して、入力電圧を電動アクチュエータ(3)に印加する。
【0054】
上記の実施態様においては、収納庫(2)を、ロッカーやキャビネットのように、扉や引出し等の開閉体を有する什器設備として説明したが、本発明は、扉や引出し等の開閉体を有しているものであれば、例えば、机や本棚、建物内の各部屋等の施解錠を集中制御する場合にも適用することができる。
【0055】
【発明の効果】
請求項1の発明は、次の効果を奏する。
各収納庫を、心線の少ない2線式のケーブルで、連鎖状に接続するだけで、集中制御の配線が済むので、ケーブルの本数が少なくて済み、配線工事も楽に行なえる。
【0056】
簡単な回路構成で、信頼性の高い集中制御ができる。
万一、いずれかの収納庫の開閉体の施解錠に異常が生じたとき、パルスカウンタのカウントが停止するので、停止した時のカウント数によって、最前段の収納庫から何番目の収納庫に異常が生じたかを即座に知ることができ、その異常状態に対して迅速に対応することができる。
【0057】
請求項2の発明によると、タイマーによって、一の収納庫の出力端子から次段の収納庫の入力端子への信号の供給を遅延させることにより、パルス間隔を長くして、パルスカウンタによるパルス数のカウントを正確にすることができ、異常収納庫の検知性能の向上を図ることができる。
【0058】
請求項3の発明によると、異常が生じた収納庫を、いち早く知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を備えた自動施解錠什器システムの概略斜視図である。
【図2】図1における1つの収納庫における自動施解錠制御の電気回路である。
【図3】図1に示す集中制御ボックスの制御用電気回路図である。
【図4】制御回路を流れる動作電流の変化を示す図である。
【符号の説明】
(1)開閉体
(2)(2a)(2b)収納庫
(3)電動アクチュエータ(電動駆動手段)
(4)電動ロック手段
(5)施解錠制御ボックス
(6)直流電源
(7)テンキー
(8)電源スイッチ
(9)非常用マスターキースイッチ
(9a)常開接点
(10)施錠操作スイッチ
(11)解錠操作スイッチ
(12)状態表示灯群
(13)キーコード解読部
(14)操作許可常開接点
(15)施錠リレー
(15a)自己保持接点
(15b)常開接点
(16)施錠リレー
(16a)自己保持接点
(16b)常開接点
(17a)(17b)電源出力端子
(18)完動チェック入力端子
(19)動作完了確認リレー
(19a)常閉接点
(20)施解錠制御回路
(21)(21a)(21b)入力端子
(22)(22a)(22b)出力端子
(23)施錠検知手段
(24)解錠検知手段
(25)施錠状態検知スイッチ
(26)解錠状態検知スイッチ
(27)ダイオード
(28)ダイオード
(29)施錠検知リレー
(30)解錠検知リレー
(31)駆動検知リレー
(29a)(30b)切り替え接点
(29b)(30b)共通接点
(29c)(30c)常閉接点
(29d)(30d)常開接点
(30a)切り替え接点
(31)開閉体開閉検知回路
(32)開閉体全閉検知スイッチ
(33)開閉体閉検知リレー
(32a)常開接点
(33a)切り替え接点
(33b)共通接点
(33c)常閉接点
(33d)常開接点
(34)ダイオード
(35)ダイオード
(36)警報手段
(37)ブザー
(38)発光ダイオード
(39)コンデンサー
(40)抵抗
(41)パルスカウンタ
(42)遅延回路

Claims (3)

  1. 複数の収納庫のそれぞれに設けられた電動駆動手段により、前記各収納庫の開閉体を自動的に施解錠しうるようにした電動ロック手段を備える収納庫群の施解錠制御装置において、
    前記各収納庫毎に、所要の電圧が印加されると、前記電動ロック手段を解錠もしくは施錠方向に作動させる電動駆動手段と、印加された入力電圧を前記電動駆動手段に印加する入力端子と、該入力端子に印加された電圧極性と前記電動ロック手段の施解錠状態とに応じて動作する施解錠検知手段と、該施解錠検知手段の動作状態に応じて、後段の入力端子に、入力電圧を出力する出力端子とを設け、各収納庫の出力端子に他の収納庫の入力端子を接続することにより、各収納庫を直列に接続し、かつ、最前段の入力端子に入力電圧を印加するとともに、最終段の出力端子からの出力電圧を受ける施解錠制御ボックスを設け、該施解錠制御ボックスに、最前段の入力端子に印加される入力電力における1個の収納庫の開閉体の施解錠作動に要する電気量の変化分をパルスとして、そのパルス数をカウントするパルスカウタを設けたことを特徴とする収納庫群の施解錠制御装置。
  2. 各収納庫毎に、出力端子から後段の入力端子への入力電圧の出力を遅延させるタイマーを設けた請求項1記載の収納庫群の施解錠制御装置。
  3. 施解錠制御ボックスに、パルスカウンタからの信号を受けて、異常のある収納庫を報せる表示装置を設けた請求項1または2記載の収納庫群の施解錠制御装置。
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