JP3821399B2 - 収納庫群の施解錠制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動盤動手段により収納庫の扉または引き出しを自動的に施解錠しうる電動ロック装置を備える収納庫群の施解錠制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置の代表的な例が、実開昭61一5964号公報や特開平4−176978号公報に記載されている。
これらの装置の中、本出願人による後者の公報には、扉が閉じたことを検知する閉扉確認センサが作動し、かつ施錠操作スイッチが作動させられたとき、電動駆動手段に施錠信号を送る選択制御回路と、施錠操作スイッチが作動させられ、かつ閉扉確認センサが不作動の時、表示装置にエラー表示信号を送るエラー検出回略とを有する制御装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この装置では、施錠操作スイッチからの信号と閉扉確認センサからの信号を、それぞれ選択制御回路とエラー検出回路とに入力して処理しているために、回路や配線処理を複雑なものとなっていた。
本発明は、上述の課題を解決するため、複数の収納庫を1つの直流電源で、各収納庫の開閉体の開閉状態を確認しつつ順次に制御するようにし、かつ最終の制御部を電源とすることにより、ループ回路を形成して、前記装置の施解錠の選択制御回路とエラー検出回路の動きを1つの簡単な回路で行わせることができ、もって回路自体のコストダウンを可能とし、かつ配線処理も容易とした収納庫群の施解錠制御装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 複数の各収納庫毎に設けた電動駆動手段と、その電動駆動手段により、各収納庫の開閉体を自動的に施解錠しうる電動ロック手段を備え、その各収納庫の施解錠制御時に、電源を備えた制御ボックスから、各収納庫の電動駆動手段に駆動電圧を給電することにより、ある収納庫の施解錠制御が、前段の収納庫の施解錠制御後に行われ、その後、後段の収納庫の施解錠制御が行われる収納庫群の施解錠制御装置において、所要極性の電圧が印加されると、電動ロック手段を解錠もしくは施錠方向に作動させる電動駆動手段と、収納庫が施錠または解錠のいずれかに動作可能な状態にあるとき、電動駆動手段を駆動させる施解錠制御回路と、前段の収納庫における施解錠制御回路の出力端子に接続され、その出力端子から印加された入力電圧を、電動駆動手段に印加しうる当該収納庫の入力端子と、当該収納庫の入力端子に印加された電圧極性と、電動ロック手段の施錠または解錠いずれかの制御状態とに応じて動作する施解錠検知手段と、施解錠検知手段の動作状態に応じて、後段の収納庫における施解錠制御回路の入力端子に、当該収納庫の入力端子に印加された電圧を出力する出力端子と収納庫における開閉体の開閉状態を、開または閉いずれかの状態で検出する開閉状態検出手段と、を各収納庫が備えるとともに、各収納庫における施解錠制御回路の入力端子と出力端子を、電源から順次連鎖状に連結し、かつ開閉状態検出手段による開閉体の開閉状態に応じて、各収納庫における施解錠制御回路の入力端子に、前段の出力端子から印加される入力電圧を、その収納庫の施解錠制御回路の入力端子に印加して、入力端子の入力電圧を、電動駆動手段に印加するようにする。
【0005】
(2) 前記(1)項の記載において、開閉状態検出手段が、開閉体が開状態で入力端子に入力電圧が印加されたとき、開閉体が開状態であることを表示する警報手段に、入力電圧を印加するようにしてある。
【0006】
(3) 前記( 2 )項記載において、警報手段が、収納庫正面適所に設けられた発光型警報手段と、適所に設けられた発音型警報手段の両方もしくはいずれか一方である。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は、本発明の一実施例を示す。
図1は、施錠を要する扉や引き出し等の開閉体(1)を備える収納庫(2)を、多数組み合わせて一体化した事務用什器設備において、本発明を適用した集中施解錠システムの一例の概略を示すブロック図である。
【0008】
図2は、各収納庫(2)に設けられた、電動アクチュエータ(3)を備える電動ロック手段(4)を制御するための電気回路図である。なお、電動ロック手段(4)と施錠機構との連結構造は、従来と同様であるので、図示は省略する。
【0009】
電動アクチュエータ(3)は、収納庫(2)の開閉体(1)を施錠する施解錠機構と連動して所要電圧が印加されると、電動ロック手段を解錠もしくは施錠方向に作動させる電動駆動手段である。この電動アクチュエータ(3)には、電動モータ式、双安定ソレノイド式、単安定ソレノイド式等のものがある。
【0010】
(5)は、中央制御部、もしくは各収納庫(2)のいずれか1つに設けられた施解錠制御ボックスで、図3に示す制御回路もって構成されている。
施解錠制御ボックス(5)は、直流電源(6)とテンキー(7)と電源スイッチ(8)と非常用マスターキースイッチ(9)と施錠操作スイッチ(10)と解錠操作スイッチ(11)と所要の状態表示灯群(12)とを備えている。
【0011】
テンキー(7)からは、事務用什器設備の保安管理者によって設定されたキーコードが入力され、そのキーコードは、キーコード解読部(13)によってそれが適正であると判断されると、操作許可常開接点(14)が閉じて、施錠リレー(15)と解錠リレー(16)が動作可能になる。
【0012】
マスターキースイッチ(9)は、前記操作許可常開接点(14)に対して、常開接点(9a)が並列に接続して設けられている。
施錠リレー(15)は、それと直列に設けた施錠操作スイッチ(10)の閉操作により動作し、その動作状態は、自己保持接点(15a)により自己保持される。
解錠リレー(16)は、それと直列に設けた解錠操作スイッチ(11)の閉操作により動作し、その動作状態は、自己保持接点(16a)により自己保持される
【0013】
施錠リレー(15)の動作は、1対の常開接点(15b)(15b)により、直流電源(6)の電圧を、電源出力端子(17a)(17b)に、図示上方の端子(17a)を正極性になるように印加する。
【0014】
解錠リレー(16)の動作は、1対の常開接点(16b)(16b)により、直流電源(6)の電圧を、電源出力端子(17a)(17b)に、図示下方の端子(17b)を正極性になるように印加する。
【0015】
即ち、施錠リレー(15)と解錠リレー(16)は、電源出力端子(17a)(17b)に対して、互いに逆極性の電圧を出力しうるようになっている。
【0016】
両施錠リレー(15)と解錠リレー(16)の駆動回路接続端の一方は、互いに共通に接続され、その接続点は、前記操作許可常開接点(14)と常開接点(9a)の並列回路を介し、かつその並列回路と直列に、完動チェック入力端子(18)(18)に接続された動作完了確認リレー(19)の常閉接点(19a)が接続され、直流電源(6)の一端である負極性端子に接続されている。
なお、キーコード解読部(13)の電源は、上記常閉接点(19a)を介してから供給されるようにして、キーコード解読部(13)がリセットしうるようになっている。
【0017】
各収納庫(2)における電動ロック手段(4)には、図2に示す施解錠制御回路(20)が設けられている。
【0018】
施解錠制御回路(20)は、1対の入力端子(21a)(21b)と、1対の出力端子(22a)(22b)を備え、各収納庫(2)相互間においては、順次、前段の収納庫(2)の出力端子(22a)(22b)を後段の収納庫(2)の入力端子(21a)(21b)に、かつ、図示上方の端子(21a)(22a)同士と、図示下方の端子(21b)(22b)同士とが、互いに接続されるようにして、連鎖接続されている。
【0019】
なお、最前段の収納庫(2a)の入力端子(21a)(21b)は、施解錠制御ボックス(5)の電源出力端子(17a)(17b)に、最終段の収納庫(2b)の出力端子(22a)(22b)は、施解錠制御ボックス(5)の完動チェック入力端子(18)(18)に、それぞれ収納庫(2)同士と同様に接続されている。
【0020】
各収納庫(2)における施解錠制御回路(20)は、入力端子(21a)(21b)間に、前段の出力端子(22a)(22b)から出力電圧が印加されると、収納庫(2)が施解錠可能な状態にあるときには、その電圧は、電動ロック手段(4)の電動アクチュエータ(3)に印加され、電動アクチュエータ(3)は、そのときの印加電圧極性と、施解錠状態とに応じて動作する。
【0021】
電動アクチュエータ(3)が解錠方向に動作した後において、収納庫(2)が解錠状態にあるときに、電動アクチュエータ(3)に前回の動作と逆方向の電圧極性に電圧が印加されると、電動アクチュエータ(3)は前回と逆方向に動作し、前回と同一の電圧極性では、前回と逆方向に動作しないものである。そのため、前記解錠時に電動アクチュエータ(3)を施錠方向に動作さるには、解錠時と逆極性の電圧を印加しなければならない。
【0022】
例えば、上方の入力端子(21a)を正極性とする入力電圧を印加したとき、電動アクチュエータ(3)が施錠方向に駆動されるものとすると、電動アクチュエータ(3)を解錠方向に駆動するには、上方の入力端子(21a)を負極性とする入力電圧を印加する。
【0023】
入力端子(21a)(21b)の間には、施錠状態と解錠状態をそれぞれ検知する施錠検知手段(23)と解錠検知手段(24)が設けられている。
【0024】
施解錠の両検知手段(23)(24)は、入力端子(21a)(21b)間に印加された電圧極性と、電動ロック手段(4)の施錠または解錠いずれかの状態とに応じて動作するようになっている。
【0025】
例えば、電動ロック手段(4)における施錠機構に、その機構の要部と連動した施錠状態検知スイッチ(25)と解錠状態検知スイッチ(26)を設け、その施錠状態検知スイッチ(25)と解錠状態検知スイッチ(26)に、入力電圧極性を判別するダイオード(27)(28)を、それぞれ互いに逆極性に直列に設けて、両検知スイッチ(25)(26)とダイオード(27)(28)の論理積をもって、施錠検知リレー(29)と解錠検知リレー(30)をそれぞれ動作させる。
【0026】
施錠検知リレー(29)は、電動アクチュエータ(3)を施錠方向に作動させうる入力電圧極性(上方の入力端子(21a)が正極性)に対して、順方向極性としたダイオード(27)と、施錠機構が施錠を完了したときに、接点を閉じる施錠状態検出スイッチ(25)との直列回路(論理積)により、動作しうるようになっている。
【0027】
解錠検知リレー(30)は、電動アクチュエータ(3)を解錠方向に作動させうる入力電圧極性(上方の入力端子(21a)が負極性)に対して、順方向極性としたダイオード(28)と、施錠機構が解錠を完了したときに、接点を閉じる解錠状態検出スイッチ(26)との直列回路(論理積)により動作しうるようになっている。
両検知リレー(29)(30)は、それぞれ施錠、解錠の検知目的を達成した時点で動作する。
【0028】
両検知リレー(29)(30)は、それぞれ切り替え接点(29a)(30a)を備え、その切り替え接点(29a)(30a)は、入力端子(21a)側を、切り替えの共通接点(29b)(30b)側となるようにして、常閉接点(29c)と(30c)を互いに直列接続し、それが電動アクチュエータ(3)と直列となるように接続してある。
これにより、両検知リレー(29)(30)が動作していないときには、入力端子(21a)(21b)に印加された入力電圧が、電動アクチュエータ(3)に印加されるようになっている。
【0029】
切り替え接点(29a)(30a)の共通接点(29b)(30b)に対して切り替えられる常開接点(29d)(30d)は、互いに共通に接続され、図示上方の出力端子(22a)に接続されている。
これにより、両検知リレー(29)(30)のいずれか一方が動作すると、入力電圧は出力端子(22a)(22b)間に印加される。
【0030】
このようにして、両検知リレー(29)(30)は、それぞれ入力電圧極性に応じた動作目的、すなわち、上方の入力端子(21a)が正極性ならば施錠を目的としており、その目的の施錠動作を完了すると、施錠検知リレー(29)が動作して、切り替え接点(29a)の常開接点(29d)が閉じて入力電圧を出力端子(22a)(22b)に印加する。
【0031】
同様に、上方の入力端子(21a)が負極性ならば解錠を目的としており、目的の解錠動作を完了すると、解錠検知リレー(30)が動作して、切り替え接点(30a)の常開接点(30d)が閉じて、入力電圧を出力端子(22a)(22b)に印加する。
【0032】
施解錠いずれにおいても、それぞれの入力電圧極性の目的に応じた施解錠動作を完了すると、後段の収納庫(2)へ電源の電力を送り出し、順次、各収納庫(2)の施解錠を進めて、最終段の収納庫(2b)の施解錠を済ませると、最終段の出力端子(22a)(22b)から、施解錠制御ボックス(5)の完動チェック入力端子(18)に出力電圧が送られてくる。
【0033】
施解錠制御ボックス(5)においては、完動チェック入力端子(18)に、施錠時及び開場時における正負いずれの電圧が入力しても、動作完了確認リレー(19)は動作する。その際、常閉接点(19a)の開動作により、施錠リレー(15)または解錠リレー(16)は復帰し、キーコード解読部(13)がリセットされて、直流電源(6)の電圧出力を停止するとともに、施解錠の制御を確実に終了させる。
【0034】
以上は、各収納庫(2)を順次に施錠したり解錠したりする制御について説明したが、各収納庫(2)の開閉体(1)のいずれかが、施錠時に開いていたりすると、確認に手間がかかったりするので、別途に開閉体開閉検知回路(31)を、前記施錠制御回路(20)の前段に設けて、速やかな施錠操作を行えるようにしてある。
【0035】
各収納庫(2)には、各開閉体(1)が全部閉じたことを検知する開閉体全閉検知スイッチ(32)が設けられている。
【0036】
概検知スイッチ(32)は、開閉体が開いているとき回路を開いている常開接点(32a)を、開閉体閉検知リレー(33)と直列接続して、入力端子(21'a)(21'b)間に設けられている。この常開接点(32a)には、解錠時に正極性が印加される下方の入力端子(21'b)に対して順方向の極性となるダイオード(34)が並列に接続されている。
【0037】
なお、開閉体開閉検知回路(31)の入力端子(21'a)(21'b)は、前記施錠制御回路(20)の入力端子(21a)(21b)に対応するもので、開閉体開閉検出回路(31)を施錠制御回路(20)の前段に設けることにより、その最前段の入力端子(21'a)(21'b)は、本発明に係る収納庫(2)としての制御回路全体の入力端子となっている。
【0038】
開閉体閉検知リレー(33)は、切り替え接点(33a)を具備し、この切り替え接点(33a)における切り替え共通接点(33b)は、解錠時に正極性電圧が印加される入力端子(21a)に接続され、この接点(33b)で切り替えられる常開接点(33d)は、前記施錠検知スイッチ(25)と解錠検知スイッチ(26)が共通接続する、前記入力端子(21a)
に接続されたラインに接続されている。
【0039】
共通接点(33b)で形成される常閉接点(33c)は、上方の入力端子(21a)の正極性電圧に対して順方向に直列接続されたダイオード(35)を介して、警報手段(36)に接続されている。
【0040】
警報手段(36)には、発音型のブザー(37)または発光型の発光ダイオード(38)のいずれか一方でもよいが、両方を用いると速やかな対応処理ができる。
【0041】
例えば、ブザー(37)のみの発音警報では、どの収納庫(2)の開閉体(1)が開放もしくは不完全閉状態にあるのか確認し難いことがあるが、発光ダイオード(38)を、収納庫(2)の前面に設けておけば、警報音によって注意が喚起され、異常がある収納庫(2)を速やかに確認でき、開閉体(1)を完全に閉じる処置を速やかに行える。
【0042】
開閉体閉検知リレー(33)は、上方の入力端子(21a)を正極性に電圧が印加される施錠時において、当該収納庫(2)の開閉体(1)が完閉していると動作して、切り替え接点(33a)を常開接点(33d)側に切り替え、入力電圧を電動アクチュエータ(3)に印加する。
【0043】
警報手段(36)におけるコンデンサー(39)と抵抗(40)は、開閉体が完閉しているときに入力電圧が印加された際、切り替え接点(33a)が切り替わるまでの短時間、ブザー(36)の発音を行わせない遅延要素である。
【0044】
下方の入力端子(21b)を正極性に印加する施錠時に際して、開閉体閉検知リレー(33)は、開閉体全閉検知スイッチ(32)と並列に設けられたダイオード(34)により、検知スイッチ(32)の開閉状態にかかわらず、開閉体検知リレー(33)を動作して、入力電圧を電動アクチュエータ(3)に印加する。
【0045】
上記実施例においては、収納庫を、ロッカーやキャビネットのような開閉体を主要部とする什器設備として説明したが、机や本棚等、他の色々な事務用什器であっても、所要の収納部に電動ロック手段を備えた自動施錠付きのものであれば、一般の収納庫と連鎖結合して、施解錠を集中制御することもできる。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、以下のような効果を奏することができる。
【0047】
(a)請求項1の発明によれば、各収納庫を、心線の少ない2線式のケーブルで、連鎖状に接続するだけで、中央制御の配線が済むので、ケーブルの使用量が少なくて済み、配線工事も楽に行えるとともに、開閉体の開閉状態を自動的に検出して、施解錠に適正でない状態にあると、電動駆動手段を動作させないようにしてあるので、多数ある収納庫のいずれかが、施錠忘れのままのときに、集中制御を終了するという不都合は防がれる。
【0048】
(b)請求項2の発明によれば、多数ある収納庫のいずれかが、開閉体が開いたまま、あるいは完全に閉じていないような目視確認困難な状況にあっても、警報手段が動作して、操作者に異常状態を知らせるので、速やかにその後の対策が施せる。
【0049】
(c)請求項3の発明によれば、警報手段が、発音型のブザーであると、多数の収納庫のいずれかに、施錠時に開いている開閉体があるときに音により警報を発するので、異常状態であることが認識しやすい。
また、発光型の発光ダイオードであると、開いている開閉体のある収納庫がどれであるかを特定するのが容易であり、両方を用いると、発音警報のみでは、どの収納庫の開閉体が開放もしくは不完全閉状態にあるのか確認し難いことがあるが、異常がある収納庫を発光ダイオードで特定すれば、その後の対応が速やかに、かつ誰でも平易に処理でき、安全性と確実性を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施要領を説明するための自動施解錠什器システムのブロック図である。
【図2】 本発明の一実施例を示すもので、図1における1つの収納庫における自動施解錠制御の電気回路図である。
【図3】 図1に示す集中制御ボックスの制御用電気回路図である。
【符号の説明】
(1)開閉体
(2)(2a)(2b)収納庫
(3)電動アクチュエータ
(4)電動ロック手段
(5)施解錠制御ボックス
(6)直流電源
(7)テンキー
(8)電源スイッチ
(9)非常用マスターキースイッチ
(9a)常開接点
(10)施錠操作スイッチ
(11)解錠操作スイッチ
(12)状態表示灯群
(13)キーコード解読部
(14)操作許可常開接点
(15)施錠リレー
(15a)自己保持接点
(15b)常開接点
(16)解錠リレー
(16a)自己保持接点
(16b)常開接点
(17a)(17b)電源出力端子
(18)(18)完動チェック入力端子
(19)動作完了確認リレー
(19a)常閉接点
(20)施解錠制御回路
(21)(21)(21a)(21b)入力端子
(22a)(22b)出力端子
(22)(22)(22a)(22b)出力端子
(23)施錠検知手段
(24)解錠検知手段
(25)施錠状態検知スイッチ
(26)解錠状態検知スイッチ
(27)(28)ダイオード
(29)施錠検知リレー
(30)解錠検知リレー
(29a)(30a)切り替え接点
(29b)(30b)共通接点
(29c)(30c)常閉接点
(29d)(30d)常開接点
(30a)切り替え接点
(31)開閉体開閉検知回路
(32)開閉体検知スイッチ
(33)開閉体閉検知リレー
(32a)常開接点
(33a)切り替え接点
(33b)共通接点
(33d)常開接点
(33c)常閉接点
(34)ダイオード
(35)ダイオード
(36)警報手段
(37)ブザー
(38)発光ダイオード
(39)コンデンサー
(40)抵抗
Claims (3)
- 複数の各収納庫毎に設けた電動駆動手段と、その電動駆動手段により、各収納庫の開閉体を自動的に施解錠しうる電動ロック手段を備え、その各収納庫の施解錠制御時に、電源を備えた制御ボックスから、各収納庫の電動駆動手段に駆動電圧を給電することにより、ある収納庫の施解錠制御が、前段の収納庫の施解錠制御後に行われ、その後、後段の収納庫の施解錠制御が行われる収納庫群の施解錠制御装置において、
所要極性の電圧が印加されると、電動ロック手段を解錠もしくは施錠方向に作動させる電動駆動手段と、
収納庫が施錠または解錠のいずれかに動作可能な状態にあるとき、電動駆動手段を駆動させる施解錠制御回路と、
前段の収納庫における施解錠制御回路の出力端子に接続され、その出力端子から印加された入力電圧を、電動駆動手段に印加しうる当該収納庫の入力端子と、
当該収納庫の入力端子に印加された電圧極性と、電動ロック手段の施錠または解錠いずれかの制御状態とに応じて動作する施解錠検知手段と、
施解錠検知手段の動作状態に応じて、後段の収納庫における施解錠制御回路の入力端子に、当該収納庫の入力端子に印加された電圧を出力する出力端子と
収納庫における開閉体の開閉状態を、開または閉いずれかの状態で検出する開閉状態検出手段と、
を各収納庫が備えるとともに、各収納庫における施解錠制御回路の入力端子と出力端子を、電源から順次連鎖状に連結し、かつ開閉状態検出手段による開閉体の開閉状態に応じて、各収納庫における施解錠制御回路の入力端子に、前段の出力端子から印加される入力電圧を、その収納庫の施解錠制御回路の入力端子に印加して、入力端子の入力電圧を、電動駆動手段に印加するようにしたことを特徴とする収納庫群の施解錠制御装置。 - 開閉状態検出手段が、開閉体が開状態で入力端子に入力電圧が印加されたとき、開閉体が開状態であることを表示する警報手段に、入力電圧を印加するようにしてある請求項1記載の収納庫群の施解錠制御装置。
- 警報手段が、収納庫正面適所に設けられた発光型警報手段と、適所に設けられた発音型警報手段の両方もしくはいずれか一方である請求項2に記載の収納庫群の施解錠制御装置。
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