JP3933217B2 - 電圧供給回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、半導体記憶装置などに適用される電圧供給回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、DRAMの大容量化、高速化と低消費電力化が進み、画像処理に利用されるケースが増えて来ている。
図6はDRAMによって構成されたフィルードメモリ80の概念を示す図である。フィルードメモリはテレビジョン信号等の画像信号を1フィルード/1フレーム単位で蓄積したり、遅延させたりするための画像信号処理用メモリである。
【0003】
図6に示すように、N番目のフィルード/フレームの画像信号がフィルードメモリ80に蓄積され、一定の遅延時間後出力される。このようなフィルードメモリ80には高速なサンプリング周波数に対応するサイクルおよびアクセス時間が要求され、また、画像データのリアルタイム処理が可能な非同期リード/ライトが必要であり、さらに画像データを複数個蓄積するための大容量が求められている。
【0004】
図7はフィルードメモリ80の構成を示す図である。
図7において、60はメモリアレイ、61は書き込み(ライト)用アドレスポインタ、62はライト用データレジスタ、63は読み出し(リード)用アドレスポインタ、64はリード用データレジスタ、65はライト/リード/リフレッシュ制御回路、66はリフレッシュタイマをそれぞれ示している。
【0005】
一般的に、膨大な量の画像データを記憶するためにメモリアレイ60は高集積度のDRAMによって構成されている。また、データの入出力部には高速なサンプリング周波数に追従し、非同期リード/ライト動作が可能なように、入力部と出力部とが分離され、それぞれにデータレジスタが設けられている。
さらに、自動的に行アドレスを発生してリフレッシュを行うリフレッシュ動作およびライト/リード動作を制御するためのライト/リード/リフレッシュ制御回路65が設けられている。また、リフレッシュのタイミングを制御するためのリフレッシュタイマも設けられている。
【0006】
なお、図7に示すフィルードメモリ80の基本動作としては、ライト系およびリード系がそれぞれ独立したクロック信号、イネーブル信号により制御され、ライト用データレジスタ62およびリード用データレジスタ63とメモリアレイ60との間のデータの転送が、内部で自動制御されている。
【0007】
フィルードメモリ80には、メモリアレイ60のワード線、周辺回路のアウトプットドライバ(出力系駆動回路)などのゲート電圧昇圧用高電圧VPPを発生するために、VPP電圧供給回路が設けられている。
図8はVPP電圧供給回路50aの構成を示すブロック図である。
図8において、10はVPPレベルセンサ、11はVPP制御回路、12はVPPスタンバイポンプ、13はVPPハイパワーポンプ、14はATD(Address Transition Detection)ポンプ、15はDFT(Design For Test)ポンプ、16はVPPクランパ/リミッタ(Clamper/Limiter) 、100はVPP電圧出力端子をそれぞれ示している。
【0008】
図8に示すように、VPPレベルセンサ10はVPP電圧出力端子100からフィードバックされたVPP電圧を受け、VPP電圧のレベルに応じてVPP制御回路11に制御信号VPCを出力する。
VPP制御回路11はVPPレベルセンサ10からの制御信号VPCおよび外部回路からのVPP制御信号を受け、これらの信号に応じてVPPスタンバイポンプ12、VPPハイパワーポンプ13、ATDポンプ14、DFTポンプ15およびVPPクランパ/リミッタ16にそれぞれオン/オフ制御信号を出力する。
【0009】
たとえば、スタンバイ時に、VPP制御回路11がスタンバイポンプ12にアクティブなオン/オフ制御信号を出力し、スタンバイポンプ12にVPP電圧を発生させる。そして、スタンバイポンプ12によって発生されたVPP電圧がVPP電圧出力端子100に出力される。
【0010】
メモリアレイがアクティブ時に、VPP制御回路11がハイパワーポンプ13にアクティブなオン/オフ制御信号を出力し、VPPハイパワーポンプ13を動作させ、VPP電圧を発生させ、VPP電圧出力端子100に出力する。
【0011】
また、メモリのページモード時に、VPP制御回路11がATDポンプ14にアクティブなオン/オフ制御信号を出力し、ATDポンプ14を動作させ、VPP電圧を発生させる。
【0012】
テストモード時に、VPP制御回路11がDFTポンプ15にアクティブなオン/オフ制御信号を出力し、DFTポンプ15を動作させ、VPP電圧を発生させる。
【0013】
さらに、VPP電圧出力端子100に出力されたVPP電圧が所定の電圧値を越えた場合、VPP制御回路11がVPPクランパ/リミッタ16にアクティブな制御信号を出力し、VPPクランパ/リミッタ16が動作し、VPP電圧出力端子100に出力されたVPP電圧が所定の範囲内に制御される。また、テストモードなどのときに、VPPクランパ/リミッタ16によって、VPP電圧は電源電圧にクランプされる。
【0014】
このように、VPPレベルセンサ10によってVPP電圧出力端子100に出力されたVPP電圧が常に検出され、VPP電圧が低くなったとき、VPP電圧供給回路50aのポンピング動作を強めるための制御信号VPCがVPP制御回路11に出力される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のVPP電圧供給回路50aにおいては、アウトプットドライバ用のポンプ回路として、ATDポンプ14が設けられている。ATDポンプ14はページモード、SCD(Static Column Decoder) モード時にアドレス変化検出信号を受け動作する。この場合、アドレスの変化に対して、データも変化することが前提となっているが、実際の場合、アドレスが変化する場合、データが変化するかしないかが分からない。同じデータが長く連続する場合も考えられる。
同じデータが続いた場合、アウトプットドライバは動作しないので、VPP電圧供給回路がポンプする必要がない。したがって、ATDポンプ14における制御方法では無駄な電力を消費してしまうという問題がある。
【0016】
これを防ぐため、ATDポンプ14を使用せずに、VPPレベルの検出のみに依存する方法もあるが、レベル検出回路は潜在的に過渡特性が良くないので、VPP電圧の変動を低減するための平滑化コンデンサ容量を大きくしなければならず、ICチップ面積を増大させてしまうという問題点がある。
【0017】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、消費電力を低減でき、ICチップ面積の増大を制限できる電圧供給回路を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の電圧供給回路は、データ出力系にデータ出力用駆動電圧を供給する電圧供給回路であって、上記データ出力系への入力データの変化の有無を検出し、データの変化があった場合にデータ変化検出信号を出力するデータ変化検出手段と、上記データ変化検出信号を受けて、上記データ出力系へのデータ出力用駆動電圧を発生し、当該データ出力系に供給する電圧発生手段とを有する。
【0019】
また、本発明では、上記データ変化検出手段は、各データを構成するビット毎にその変化の有無を検出して上記データ変化検出信号を出力する。
【0020】
さらに、本発明では、上記データ変化検出手段は、データを構成するビット中の変化したデータビットの数に対応した内容の上記データ変化検出信号を出力し、上記電圧発生手段は、上記データ変化検出信号の内容に対応したレベルの電圧を発生する。
【0021】
本発明によれば、電圧供給回路には、データの変化の有無を検出するデータ変化検出手段が設けられ、当該データ変化検出手段によってデータ出力系に入力されたデータの変化があったとき、それに応じたデータ変化検出信号が生成され、出力される。
【0022】
そして、電圧発生手段においては、データ変化検出信号に応じて電圧が発生され、データ出力系の駆動回路に供給される。その結果、データ出力部では、出力データに変化があるときのみデータ出力駆動回路に電圧が供給され、それ以外のとき電圧が供給されず、データ出力部の消費電力の低減が図れる。さらに、発生された電圧のレベル変動が少ないので、平滑用コンデンサの容量を小さくて済み、ICチップのサイズの増加を抑制できる。
【0023】
また、本発明によれば、出力データの変化するビット数に応じた内容のデータ変化検出信号が生成され、当該データ変化検出信号のレベルに応じたレベルの電圧が電圧発生手段によって発生されるので、データ変化のあったビット数に応じて電荷のチャージ量が調整され、消費電力がさらに低減できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
第1実施形態
図1は、本発明に係る電圧供給回路の第1の実施形態を示す概念図である。
図1において、10aはVPPレベルセンサ(VPS)、11aはVPP制御回路(VPPCTL)、12aはVPPスタンバイポンプ(VPSPMP)、13aはVPPハイパワーポンプ(VPHPMP)、15aはVPP緊急時ポンプ(VPEMPMP)、16aはVPPクランパ/リミッタ(VPPCLAMP)、10bはVPPOレベルセンサ(VPOS)、12bはVPPOスタンバイポンプ(VPOSPMP)、16bはVPPOクランパ/リミッタ(VPOCLAMP)、17はVPPOイネーブル制御回路、18はYデータ変化検出回路(VPYDTD)、19はCデータ変化検出回路(VPCDTD)、20はVPPO制御回路(VPROSC)、21,22はVPPO緊急時ポンプ(VPOEYPMP,VPOECPMP)、23,24はVPPOハイパワーポンプ(VPOHPMP−1,VPOHPMP−2)、30はデータ変化によるポンプ回路、50はVPP電圧供給回路、51はVPPO電圧供給回路、100はVPP電圧出力端子、101はVPPO電圧出力端子をそれぞれ示している。
【0025】
図示のように、本実施形態におけるVPP回路はVPP電圧供給回路50とVPPO電圧供給回路51の二つによって構成されている。フィルードメモリの場合、内部メモリ部とリードクロック信号によって制御されたデータ出力部は、非同期動作するので、ノイズの相互干渉を防ぐため、メモリ部専用VPP電圧とアウトプットドライバ(出力駆動回路)専用のVPPO電圧はそれぞれVPP電圧供給回路50およびVPPO電圧供給回路51によって発生される。
そしてVPPO電圧供給回路51の中にデータ変化に応じて昇圧電圧を得るチャージポンプ回路30が設けられ、このチャージポンプ回路30がデータの変化を検出し、データが変化したときのみにVPPO電圧を発生するようにそのポンピング回路を動作させ、VPPO電圧を発生させてVPPO電圧出力端子101に出力する。
【0026】
図1に示すように、データ変化によるポンプ回路30はYデータ変化検出回路18、Cデータ変化検出回路19、VPPO制御回路20およびVPPOハイパワーポンプ23,24によって構成されている。
Yデータ変化検出回路18は画像データの中のYデータの変化を検出し、Yデータの変化が検出されたとき、VPPO制御回路20にYデータ変化信号YDTDを出力する。
Cデータ変化検出回路19は画像データの中のCデータの変化を検出し、Cデータの変化が検出されたとき、VPPO制御回路20にCデータ変化信号CDTDを出力する。
VPPO制御回路20はVPPOレベルセンサ10bからの制御信号VPOCおよびYデータ変化検出回路18からのYデータ変化信号YDTDとCデータ変化検出回路19からのCデータ変化信号CDTDを受け、これらの制御信号に応じてVPPOハイパワーポンプ23,24にポンピングを制御する発振信号VPROSC1,VPROSC2をそれぞれ出力する。
【0027】
VPPOハイパワーポンプ23,24はVPPO制御回路20からのポンピングを制御する発振信号VPROSC1,VPROSC2およびVPP制御回路11aからのオン/オフ制御信号VPHPENを受け、これらの制御信号に応じてポンピング動作を行い、VPPO電圧を発生し、VPPO電圧出力端子101に出力する。
【0028】
VPP電圧供給回路50はVPPレベルセンサ10a、VPP制御回路11a、VPPスタンバイポンプ12a、VPPクランパ/リミッタ16a、VPPハイパワーポンプ13aおよびVPP緊急時ポンプ15aによって構成されている。
【0029】
VPPレベルセンサ10aはフィードバックされたVPP電圧出力端子100のVPP電圧を受け、VPP電圧レベルに応じてVPP制御回路11aに制御信号VPCを出力する。
VPP制御回路11aはVPPレベルセンサ10aからの制御信号VPCを受け、それに応じてVPPスタンバイポンプ12a、VPPクランパ/リミッタ16a、VPPハイパワーポンプ13aおよびVPP緊急時ポンプ15aにそれぞれオン/オフ制御信号VPSEN,VPCLMP,VPHPENおよびVPEMENを出力する。
【0030】
たとえば、スタンバイ時に、VPP制御回路11aはアクティブなオン/オフ制御信号VPSENをVPPスタンバイポンプ12aに出力し、メモリアクティブ時に、VPP制御回路11aはアクティブなオン/オフ制御信号VPHPENをVPPハイパワーポンプ13aに出力し、緊急時にVPP制御回路11aはアクティブなオン/オフ制御信号VPEMENをVPP緊急時ポンプ15aに出力する。
また、VPP電圧出力端子100に出力されたVPP電圧のレベルが所定の電圧値を越えた場合、VPP制御回路11aはVPPクランパ/リミッタ16aにアクティブなオン/オフ制御信号VPCLMPを出力し、VPPクランパ/リミッタ16aを動作させ、ポンピング回路によって出力されたVPP電圧のレベルを所定の範囲内に制限する。
【0031】
VPPスタンバイポンプ12aはVPP制御回路11aからアクティブなオン/オフ制御信号VPSENを受けたときポンピング動作を行い、VPP電圧を発生し、VPP電圧出力端子100に出力する。
VPPハイパワーポンプ13aはVPP制御回路11aからアクティブなオン/オフ制御信号VPHPENを受けたときポンピング動作を行い、VPP電圧を発生し、VPP電圧出力端子100に出力する。
VPP緊急時ポンプ15aはVPP制御回路11aからアクティブなオン/オフ制御信号VPEMENを受けたときポンピング動作を行い、VPP電圧を発生し、VPP電圧出力端子100に出力する。
VPPクランパ/リミッタ16aはVPP制御回路11aからアクティブオン/オフ制御信号VPCLMPを受けたとき、電圧クランパ/リミッタとして動作し、VPP電圧のレベルを所定の範囲内に制限する。
【0032】
VPPO電圧供給回路51はVPPOレベルセンサ10b、VPPOイネーブル制御回路17、VPPOスタンバイポンプ12b、VPPOクランパ/リミッタ16b、VPPO緊急時ポンプ21,22およびデータ変化によるポンプ回路30によって構成されている。
【0033】
VPPOレベルセンサ10bはフィードバックされたVPPO電圧出力端子101のVPPO電圧を受け、VPPO電圧レベルに応じて制御信号VPOCを発生し、VPPOイネーブル制御回路17およびデータ変化によるポンプ回路30中のVPPO制御回路20にそれぞれ出力する。
【0034】
VPPOイネーブル制御回路17はVPPOレベルセンサ10bからの制御信号VPOCを受け、それに応じてポンピングを制御する発振信号VPOEYOSC,VPOECOSCを発生し、VPPO緊急時ポンプ21,22にそれぞれ出力する。
【0035】
VPPO緊急時ポンプ21,22はVPPOイネーブル制御回路17からポンピングを制御する発振信号VPOEYOSC,VPOECOSCおよびVPP制御回路11aからのオン/オフ制御信号VPOEENを受け、これらの信号に応じてポンピング動作を行い、VPPO電圧を発生し、VPPO電圧出力端子101に出力する。
【0036】
以下、上記のVPP電圧供給回路およびVPPO電圧供給回路の構成に基づき、本実施形態におけるこれらの回路の動作について説明する。
VPP電圧供給回路50において、VPPレベルセンサ10aによってVPP電圧出力端子100に出力されたVPP電圧のレベルが検出され、VPP電圧のレベルに応じて制御信号VPCが発生され、VPP制御回路11aに入力される。
【0037】
VPP制御回路11aがVPPレベルセンサ10aからの制御信号VPCを受け、この制御信号VPCに応じてVPPスタンバイポンプ12a、VPPハイパワーポンプ13a、VPP緊急時ポンプ15aおよびVPPクランパ/リミッタ16aにそれぞれオン/オフ制御信号が出力される。
【0038】
なお、VPPレベルセンサ10a、VPP制御回路11aは外部回路からの制御信号RAS1,ISYSE2などを受け、これらの制御信号に制御される。たとえば、システム初期化イネーブル信号ISYSE2がアクティブ状態に設定されたとき、VPPレベルセンサ10aおよびVPP制御回路11aが初期化される。
【0039】
VPPスタンバイポンプ12a、VPPハイパワーポンプ13a、VPP緊急時ポンプ15aによって構成されたポンピング回路がVPP制御回路11aからのオン/オフ制御信号によって制御され、それぞれの制御信号に応じて、所定のポンピング回路が動作し、VPP電圧が発生され、VPP電圧出力端子100に出力される。
また、ポンピング回路によって発生されたVPP電圧のレベルが所定値を越えたとき、VPP制御回路11aからの制御信号VPCLMPによってVPPクランパ/リミッタ16aが動作し、VPP電圧のレベルが所定の範囲内に制限される。
なお、これらのポンピング回路およびクランパ/リミッタは外部回路からの制御信号VBHLOSCE2,RAS1などを受け、これらの制御信号によってそれぞれの動作が制御される。
【0040】
一方、VPPO電圧供給回路においては、VPPOレベルセンサ10bによってVPPO電圧出力端子101に出力されたVPPO電圧のレベルが検出され、VPPO電圧のレベルに応じてVPPO制御信号VPOCが発生され、VPPOイネーブル制御回路17およびVPPO制御回路20にそれぞれ入力される。
【0041】
VPPOイネーブル制御回路17によってポンピングを制御する発振信号VPOEYOSC,VPOECOSCが発生され、それぞれVPPO緊急時ポンプ21、22に出力される。そして、VPPO緊急時ポンプ21、22がVPP制御回路11aからのオン/オフ制御信号VPOEENを受け、さらにVPPOイネーブル制御回路17からのポンピングを制御する発振信号VPOEYOSC,VPOECOSCを受け、緊急時に動作し、VPPO電圧が発生され、VPPO電圧出力端子101に出力される。
なお、VPPOイネーブル制御回路17が外部回路からのクロック信号RCP,制御信号ISYSE3などを受け、これらの制御信号によって動作が制御される。たとえば、クロック信号RCPによって動作のタイミングが制御され、システム初期化イネーブル信号ISYSE3がアクティブ状態に設定されたとき初期化される。
【0042】
データ変化によるポンプ回路30においては、Yデータ変化検出回路18およびCデータ変化検出回路19によって、データを構成する二種類の信号、すなわち、YデータおよびCデータの変化が検出され、これらのデータの変化が検出されたとき、それぞれのデータの変化を示すYデータ変化信号YDTDとCデータ変化信号CDTDが発生され、VPPO制御回路20に入力される。
【0043】
VPPO制御回路20によって、VPPOレベルセンサ10bおよびYデータ変化検出回路18、Cデータ変化検出回路19からの制御信号に応じてポンピングを制御する発振信号VPROSC1,VPROSC2が発生され、VPPOハイパワーポンプ23、24にそれぞれ入力される。
なお、VPPO制御回路20は回路からのクロック信号RCPおよび制御信号ISYSE3によって、動作が制御される。たとえば、クロック信号RCPによって、動作がタイミングが制御され、システム初期化イネーブル信号ISYSE3がアクティブ状態に設定されたとき初期化される。
【0044】
VPPOハイパワーポンプ23、24によって、VPPO制御回路20からのポンピングを制御する発振信号VPROSC1,VPROSC2およびVPP制御回路11aからのオン/オフ制御信号VPHPENに応じて、VPPO電圧が発生され、VPPO電圧出力端子101に出力される。
【0045】
上述したように、VPP電圧供給回路50およびVPPO電圧供給回路51によって、VPP電圧およびVPPO電圧がそれぞれ発生され、VPP電圧出力端子100およびVPPO電圧出力端子101に出力される。さらに、VPPO電圧供給回路51の中にデータ変化によるポンプ回路30が設けられ、データの変化が検出されたときのみに、VPPO電圧を発生するポンピング回路23、24が動作し、VPPO電圧が発生され、出力される。この結果、データの変化に応じてVPPOが発生され、データのアウトプット部にVPPO電圧が供給されるので、データのアウトプットドライバなどの出力部に無駄な電力の消費が抑えられる。
【0046】
図2は本実施形態におけるYデータ変化検出回路(VPYDTD)18、Cデータ変化検出回路(VPCDTD)19およびVPPO制御回路(VPROSC)20の構成を示す回路図である。
図2において、YCMP0〜YCMP7、CCMP0〜CCMP7はエクスクルーシブ・オア(Ex.OR)回路によって構成された比較回路、YDLY0〜YDLY7、CDLY0〜CDLY7はDフリップフロップによって構成された遅延回路、ORGはオア回路、TFFはTフリップフロップをそれぞれ示している。
【0047】
なお、図2に示すように、本実施形態においては、データがYデータとCデータの属性の異なる2種類の信号から構成され、それぞれのデータが8ビットを有する。
さらに、8ビットのYデータはYデータ変化検出回路18の入力端子YDO_0〜YDO_7に入力され、8ビットのCデータはCデータ変化検出回路19の入力端子CDO_0〜CDO_7にそれぞれ入力される。
【0048】
入力されたYデータおよびCデータのデータがエクスクルーシブ・オア回路によって構成された比較回路YCMP0〜YCMP7、CCMP0〜CCMP7の一方の入力端子に入力され、さらにDフリップフロップによって構成された遅延回路YDLY0〜YDLY7、CDLY0〜CDLY7を介して比較回路YCMP0〜YCMP7、CCMP0〜CCMP7のもう一方の入力端子に入力される。
なお、これらの遅延回路YDLY0〜YDLY7、CDLY0〜CDLY7の遅延タイミングはリード系のクロック信号RCPによって制御される。
【0049】
比較回路YCM50〜YCMP7、CCMP0〜CCMP7の出力信号YDTD0〜YDTD7およびCDTD0〜CDTD7はオア回路ORGの入力端子に入力され、オア回路ORGの出力端子がTフリップフロップTFFのT入力端子に接続されている。TフリップフロップTFFの出力端子にポンピングを制御する発振信号VPROSC1,VPROSC2がそれぞれ出力される。
なお、TフリップフロップTFFの動作タイミングもクロック信号RCPによって制御される。
【0050】
図2に示すように、Yデータ変化検出回路18において、Yデータの各ビットと遅延回路YDLY0〜YDLY7によってクロック信号RCPの1周期分遅延された前回のYデータの各ビットとがそれぞれ比較回路YCMP0〜YCMP7に入力され、エクスクルーシブ・オア回路によって構成された比較回路YCMP0〜YCMP7によって比較される。
Yデータの変化がある場合、所定の比較回路YCMPx(x=0,1,…,7)の出力端子にハイレベルの信号YDTDxが出力される。
一方、Yデータの変化がない場合、比較回路YCMP0〜YCMP7はローレベルの信号YDTD0〜YDTD7が出力される。
【0051】
Cデータ変化検出回路19において、Cデータの各ビットと遅延回路CDLY0〜CDLY7によってクロック信号RCP1周期分遅延された前回のCデータの各ビットとがそれぞれ比較回路CCMP0〜CCMP7に入力され、エクスクルーシブ・オア回路によって構成された比較回路YCMP0〜YCMP7によって比較される。
Cデータの変化がある場合、所定の比較回路CCMPx(x=0,1,…,7)の出力端子にハイレベルの信号CDTDxが出力される。
一方、Cデータの変化がない場合、比較回路CCMP0〜CCMP7はローレベルの信号CDTD0〜CDTD7が出力される。
【0052】
VPPO制御回路20において、比較回路YCMP0〜YCMP7、CCMP0〜CCMP7によって出力された信号がオア回路ORGの入力端子に入力され、YデータまたはCデータに変化がある場合、オア回路ORGの出力端子にハイレベルの信号が出力され、TフリップフロップTFFのT入力端子に入力されるので、TフリップフロップTFFの出力端子にハイレベルとローレベルを相互にとるポンピングを制御する発振信号VPROSC1,VPROSC2が出力されるので、VPPOハイパワーポンプ23,24が動作し、VPPO電圧が発生され、アウトプットドライバにVPPO電圧が供給される。
【0053】
一方、YデータとCデータに変化がない場合、オア回路ORGの出力端子にローレベルの信号が出力され、TフリップフロップTFFのT入力端子に入力されるので、TフリップフロップTFFの出力信号レベルが保持されるので、VPPOハイパワーポンプ23,24が動作せず、アウトプットドライバにVPPO電圧が供給されることなく、無駄な電力の消費が抑えられる。
【0054】
図3がデータ変化によるポンプ回路30における動作のタイミングを示すタイミングチャートである。
図示のように、クロック信号RCPはハイレベルとローレベルを相互にとる信号である。そして、Y信号変化検出回路18に入力された、たとえば、8ビットのYデータまたはC信号変化検出回路19に入力された、たとえば、8ビットのCデータのあるデータYDO_xあるいはCDO_xが変化したとき、Y信号変化検出回路18またはC信号変化検出回路19の出力信号YDTDxまたはCDTDxがハイレベルとなる。
【0055】
VPPO制御回路20において、オア回路ORGによってハイレベルの信号が出力され、TフリップフロップTFFのT端子に入力される結果、図3に示すように、クロック信号RCPの次回の立ち上がりエッジで、TフリップフロップTFFの出力信号が反転される。
【0056】
一方、YデータおよびCデータが変化しないとき、Y信号変化検出回路18およびC信号変化検出回路19によってローレベルの信号が出力される。
そして、VPPO制御回路20において、オア回路ORGによってローレベルの信号が出力され、TフリップフロップTFFのT端子に入力される。その結果、TフリップフロップTFFの出力信号レベルが一定に保持される。
【0057】
TフリップフロップTFFの出力信号および反転出力信号がポンピングを制御する発振信号VPROSC1,VPROSC2としてVPPOハイパワーポンプ23,24に入力されるので、ポンピングを制御する発振信号VPROSC1の立ち上がりエッジでVPPOハイパワーポンプ(VPOHPMP−1)23がポンピング動作が行われ、VPPO電圧が発生される。また、ポンピングを制御する発振信号VPROSC2の立ち上がりエッジでVPPOハイパワーポンプ(VPOHPMP−2)24がポンピング動作が行われ、VPPO電圧が発生される。
【0058】
図4はチャージポンプ回路によって構成されたVPPOハイパワーポンプ23,24の構成を示す回路図である。なお、VPPOハイパワーポンプ23とVPPOハイパワーポンプ24とが同様な構成を有するので、図4はその一つ、たとえば、VPPOハイパワーポンプ(VPOHMPM−1)23の回路図のみを示している。
【0059】
図4において、1は電源電圧VCC供給線、2は接地線、200はポンピングを制御する発振信号VPROSC1の入力端子、201はオン/オフ制御信号VPHPENの入力端子、202はナンド(NAND)回路、203,204はインバータ、205,206は遅延回路で、たとえば、1ナノ秒(1ns)の遅延時間を提供する遅延回路、207はインバータ、208はノア(NOR)回路、209はNAND回路、210,211,…,215はインバータ、D1 ,D2 ,D3 はダイオード、C1 ,C2 ,C3 ,C4 はキャパシタ、SW1 ,SW2 ,SW3 ,SW4 はスイッチ回路、NT1 ,NT2 ,…,NT8 はnMOSトランジスタ、220は出力端子をそれぞれ示している。
【0060】
ポンピングを制御する発振信号VPROSC1の入力端子200およびオン/オフ制御信号VPHPENの入力端子201がそれぞれNAND回路202の入力端子に接続され、NAND回路202の出力端子とインバータ203の入力端子とが接続されている。
【0061】
インバータ203の出力端子であるノードND1 がインバータ204の入力端子に接続され、インバータ204の出力端子が遅延回路205の入力端子に接続され、遅延回路205の出力端子が遅延回路206の入力端子に接続され、これらの接続点によってノードND2 が構成される。
遅延回路206の出力端子がインバータ207を介して、ノードND3 に接続されている。
【0062】
NOR回路208の入力端子がそれぞれノードND1 とノードND3 に接続され、NOR回路208の出力端子がノードND4 に接続されている。
ダイオードD1 のカソードがノードND4 に接続され、アノードが接地されている。また、キャパシタC1 の一方の端子がノードND4 に接続され、他方の端子がノードND5 に接続されている。
【0063】
nMOSトランジスタNT1 のゲート電極とドレイン電極が電源電圧VCCの供給線1に接続され、ソース電極がノードND5 に接続されている。nMOSトランジスタNT2 ,NT3 ,NT4 のゲート電極とソース電極が接続され、これらのnMOSトランジスタが電源電圧VCCの供給線1とノードND5 との間に直列に接続されている。
【0064】
NAND回路209の入力端子がそれぞれノードND1 とノードND3 に接続され、NAND回路209の出力端子がインバータ210を介して、ノードND6 に接続されている。
ダイオードD2 のカソードがノードND6 に接続され、アノードが接地されている。また、キャパシタC2 の一方の端子がノードND6 に接続され、他方の端子がノードND7 に接続されている。
【0065】
nMOSトランジスタNT6 のゲート電極がノードND5 に接続され、ドレイン電極が電源電圧VCCの供給線1に接続され、ソース電極がノードND7 に接続されている。
【0066】
インバータ211,212,…,215がノードND2 とノードND8 との間に直列に接続されている。
ダイオードD3 のカソードがノードND8 に接続され、アノードが接地されている。キャパシタC3 の一方の端子がノードND8 に接続され、他方の端子がノードND9 に接続されている。キャパシタC4 の一方の端子がノードND8 に接続され、他方の端子がノードND10に接続されている。
また、ノードND8 とノードND9 との間に、スイッチ回路SW1 が接続され、ノードND8 とノードND10との間に、スイッチ回路SW2 が接続されている。
【0067】
さらにノードND9 がスイッチ回路SW3 を介して、ノードND11に接続され、ノードND10がスイッチ回路SW4 を介して、ノードND11に接続されている。
【0068】
nMOSトランジスタNT5 のゲート電極がノードND5 に接続され、ドレイン電極が電源電圧VCCの供給線1に接続され、ソース電極がノードND11に接続されている。
nMOSトランジスタNT7 のゲート電極が出力端子220に接続され、ドレイン電極がノードND7 に接続され、ソース電極がノードND11に接続されている。
nMOSトランジスタNT8 のゲート電極がノードND7 に接続され、ドレイン電極がノードND11に接続され、ソース電極が出力端子220に接続されている。
【0069】
また、本回路においては、スイッチ回路SW1 が非導通状態にあり、スイッチ回路SW2 が導通状態となっているので、キャパシタC4 がバイパスされ、機能せず、キャパシタC3 が機能する。また、スイッチ回路SW3 が導通状態にあり、スイッチ回路SW4 が非導通状態にあるので、ノードND10とノードND11が絶縁されており、ノードND9 とノードND11が導通されている。
なお、ここでスイッチ回路SW2 を非導通状態に設定し、スイッチ回路SW4 を導通状態に設定することによって、ノードND8 とノードND11との間に、キャパシタC3 とキャパシタC4 とが並列に接続され、本チャージポンプ回路のポンピング能力をさらに高めることができる。
【0070】
以下、上記の回路構成に基づき、ハイパワーポンプ23の動作について説明する。
オン/オフ制御信号VPHPENの入力端子にハイレベルの信号が入力されているとき、ポンピングを制御する発振信号VPROSC1の入力端子200に入力された信号がNAND回路202を介して、内部回路に転送される。
一方、オン/オフ制御信号VPHPENの入力端子にローレベルの信号が入力されているとき、ポンピングを制御する発振信号VPROSC1の入力端子200に入力された信号が内部回路に転送されず、ハイパワーポンプ23の動作が停1される。すなわち、オン/オフ制御信号VPHPENがハイレベルでアクティブ状態となる。
【0071】
データの変化が検出されていない場合に、入力端子200に入力されたポンピングを制御する発振信号VPROSC1が一定のレベルに保持されたままで、オン/オフ制御信号VPHPENがローレベルに保持されているとき、ノードND4 がハイレベル、ND6 およびND8 がローレベルに保持される。
【0072】
オン/オフ制御信号VPHPENがハイレベルであってデータの変化が検出された場合には、入力端子200に入力されたポンピングを制御する発振信号VPROSC1がハイレベルとローレベルを相互的にとる発振信号となる。この入力信号がNAND回路202、インバータ203を介して、ノードND1 に入力される。
【0073】
ノードND1 の信号がインバータ204によって反転され、さらに遅延回路205によって所定の遅延時間が経た後、ノードND2 に入力される。
ノードND2 の信号が遅延回路206によってさらに遅延された後、インバータ207によって反転され、ノードND3 に入力される。
これによって、入力端子200に入力された信号と同相の信号がノードND1 に入力され、ノードND2 にはノードND1 の反転信号の遅延信号が入力される。ノードND3 にはノードND2 の反転信号の遅延信号が入力される。
【0074】
また、ノードND2 の信号がインバータ211〜215を介して、ノードND8 に入力されるので、ノードND8 の信号はノードND2 の反転信号に一定の遅延時間が与えられた信号となる。すなわち、ノードND8 の信号はノードND1 の信号に一定の遅延時間を与えた信号である。
【0075】
NOR回路208の入力端子にノードND1 およびノードND3 の信号がそれぞれ入力され、また、NAND回路209の入力端子にノードND1 およびノードND3 の信号がそれぞれ入力される。この結果、ノードND1 とノードND3 がともにローレベルのとき、NOR回路208、すなわちノードND4 にハイレベルの信号が入力され、それ以外のときに、ノードND4 にローレベルの信号が入力される。また、ノードND1 とノードND3 の信号がともにハイレベルのとき、ノードND6 にハイレベルの信号が入力され、それ以外のとき、ノードND6 にローレベルの信号が入力される。
【0076】
ノードND4 がローレベルに保持されているとき、ノードND5 がVCC以上の電圧であると、キャパシタC1 がnMOSトランジスタNT1 によって、(VCC−Vth)までにチャージされ、ノードND6 がローレベルに保持されているときノードND5 がVCC以上の電圧であると、キャパシタC2 がnMOSトランジスタNT6 によって電源電圧VCCのレベルにチャージされる。なお、ここで、VthはnMOSトランジスタNT1 のしきい値電圧を示す。
また、ノードND8 がローレベルに保持されているとき、ノードND5 がVCC以上の電圧であると、キャパシタC3 がnMOSトランジスタNT5 によって電源電圧VCCのレベルにチャージされる。
【0077】
上述したように、ノードND4 とノードND6 が相互にハイレベルとローレベルをとり、それぞれのノードに接続されたキャパシタC1 およびC2 が相互にチャージされる。また、ノードND8 のレベルに応じて、キャパシタC3 もnMOSトランジスタNT5 を介してチャージされる。
【0078】
たとえば、ノードND8 がローレベルのとき、キャパシタC3 が電源電圧VCCレベルまでにチャージされ、その後、ノードND8 がハイレベル、たとえば、電源電圧VCCレベルまでに上昇したとき、キャパシタC3 によって、ノードND11が電源電圧VCCの倍のレベルまで昇圧される。そして、ノードND7 がキャパシタC2 によって昇圧され、電源電圧VCCの倍のレベルまでに達すると、nMOSトランジスタNT8 が導通状態となり、ノードND11の高電圧が出力端子220に出力される。
そして、ノードND6 のレベルがローレベルに下がったとき、ノードND7 のレベルも下がり、キャパシタC2 がnMOSトランジスタNT6 を介して電源電圧VCCレベルにチャージされ、ノードND7 が電源電圧VCCレベルに戻るので、nMOSトランジスタNT8 が非導通状態となり、ノードND11と出力端子220が絶縁状態となる。また、ノードND6 が下がると同期に、ノードND8 のレベルも下がるので、キャパシタC3 がnMOSトランジスタNT5 を介して電源電圧VCCレベルにチャージされ、ノードND11が電源電圧VCCレベルに戻る。
【0079】
このように、VPPOハイパワーポンプ23において、ポンピングを制御する発振信号VPROSC1信号入力端子200に発振信号が入力されたとき、入力信号の立ち上がりエッジに同期して、ポンピング動作が行われ、出力端子220に高電圧が出力され、そして、入力信号の立ち下がりエッジに同期して、出力端子220への高電圧の出力が停止される。
【0080】
出力端子220が図1に示すVPPO電圧出力端子101に接続され、メモリのアウトプット部へ高電圧のVPPO電圧を提供する。
【0081】
以上説明したように、本実施形態によれば、電圧供給回路を内部メモリ用VPP電圧供給回路とアウトプット部用VPPO電圧供給回路とに分割し、VPPO電圧供給回路51にデータ変化によるポンプ回路30を設け、データ変化が検出されたときのみに、それを示すデータ変化信号YDTD,CDTDをVPPO制御回路20に出力し、ポンピングを制御する発振信号VPROSC1,VPROSC2を発生し、VPPOハイパワーポンプ23,24に出力し、これらポンピング回路によって高電圧のVPPO電圧を発生し、VPPO電圧出力端子101に出力するので、データの変化が検出されたときのみにデータ出力部にVPPO電圧を供給し、無駄な電力消費が抑えられる。
【0082】
第2実施形態
図5は、本発明に係る電圧供給回路の第2の実施形態を示す回路図であり、データ変化検出回路の回路図である。
図5において、DT0 〜DTX はデータ入力端子、DLY0 〜DLYX は遅延回路、DCMP0 〜DCMPX はエクスクルーシブ・オア回路によって構成された比較回路、NTR0 〜NTRX はnMOSトランジスタ、Rは負荷抵抗、BAMPは出力増幅器、TOUT は出力端子をそれぞれ示している。
【0083】
本第2の実施形態においては、データ変化の検出は、すべてのデータのビットの論理和をとることせずに、ビットを分割して制御する。
図示のように、x+1ビットのデータがデータ入力端子DT0 〜DTX に入力され、入力されたデータがそれぞれ遅延回路DLY0 〜DLYX を介して、元のデータとともに比較回路DCMP0〜DCMPX に入力される。
【0084】
遅延回路DLY0 〜DLYX の出力端子がnMOSトランジスタNTR0 〜NTRX のゲート電極にそれぞれ接続され、nMOSトランジスタNTR0 〜NTRX のドレイン電極が共通接続され、これらの接続点によってノードND1 が構成され、さらにノードND1 が抵抗R1 を介して電源電圧VCCの供給線1に接続されている。
nMOSトランジスタNTR0 〜NTRX のソース電極は接地され、ノードND1 が増幅器BAMPを介して出力端子TOUT に接続されている。
【0085】
遅延回路DLY0 〜DLYX によって、入力されたデータがクロック信号1周期分遅延され、出力されるので、現在の入力データとクロック信号1周期分前の入力データとが比較され、データの変化がある場合、比較回路の出力端子にハイレベルの信号が出力され、データの変化がない場合、比較回路の出力端子にローレベルの信号が出力される。
【0086】
図5に示す回路において、データのビットが変化した場合、それに応じてnMOSトランジスタNTR0 〜NTRX の内所定のトランジスタが導通状態となり、導通状態にあるnMOSトランジスタに導通電流が流れるので、入力されたデータの内、変化したデータのビット数に応じて、抵抗Rに流れる電流値が決まり、ノードND1 の電圧も決まる。
【0087】
ノードND1 の電圧が増幅器BAMPを介して出力端子TOUT に出力され、ポンプ回路の制御信号として、ポンプ回路に入力される。そして、ポンプ回路がこの制御信号に応じてポンピング動作が行い、VPPO電圧を発生し、データ出力部に供給する。
【0088】
このように、データが変化したビット数に応じて、ポンプ回路に入力された制御信号のレベルが変化するので、必要な電荷のチャージ量に応じて、VPPO電圧がデータ出力部に供給され、アウトプット部の消費電力がさらに抑えられる。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電圧供給回路によれば、大容量なメモリ装置におけるデータ出力部の消費電力を低減することができ、ICチップサイズの増加を抑制できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電圧供給回路の第1実施形態を示す回路図である。
【図2】データ変化検出回路の回路図である。
【図3】データ変化によるポンプ回路のフローチャートである。
【図4】ハイパワーポンプ回路の回路図である。
【図5】本発明に係る電圧供給回路の第2の実施形態を示す回路図である。
【図6】フィルードメモリの概念図である。
【図7】フィルードメモリの構成を示すブロック図である。
【図8】従来の電圧供給回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…電源電圧VCC供給線
2…接地線
10,10a…VPPレベルセンサ
10b…VPPOレベルセンサ
11,11a…VPP制御回路
11b…VPPO制御回路
12,12a…VPPスタンバイポンプ
12b…VPPOスタンバイポンプ
13,13a…VPPハイパワーポンプ
13b…VPPOハイパワーポンプ
14…ATDポンプ
15…DFTポンプ
16,16a…VPPクランパ/リミッタ
16b…VPPOクランパ/リミッタ
17…VPPOイネーブル制御回路
18…Yデータ変化検出回路
19…Cデータ変化検出回路
20…VPPO制御回路
21,22…VPPO緊急時ポンプ
23,24…VPPOハイパワーポンプ
30…データ変化によるポンプ回路
50、50a…VPP電圧供給回路
51…VPPO電圧供給回路
60…メモリアレイ
61…ライト用アドレスポインタ
62…ライト用データレジスタ
63…リード用アドレスポインタ
64…リード用データレジスタ
65…ライト/リード/リフレッシュ制御回路
66…リフレッシュタイマ
80…フィルードメモリ
100…VPP電圧出力端子
101…VPPO電圧出力端子
200…発振信号入力端子
201…オン/オフ制御信号VPHPENの入力端子
202,209…NAND回路
203,204,207,210〜215…インバータ
205,206…遅延回路
208…NOR回路
220…出力端子
YCMP0〜YCMP7,CCMP0〜CCMP7,DCMP0 〜DCMPX …比較回路
YDLY0〜YDLY7,CDLY0〜CDLY7,DLY0 〜DLYX …遅延回路
ORG…オア回路
TFF…Tフリップフロップ
1 ,D2 ,D3 …ダイオード
1 ,C2 ,C3 ,C4 …キャパシタ
SW1 ,SW2 ,SW3 ,SW4 …スイッチ回路
NT1 ,NT2 〜NT8 …nMOSトランジスタ
YDO_0〜YDO_7,CDO_0〜CDO_7,DT0 〜DTX …データ入力端子
NTR0 〜NTRX …nMOSトランジスタ
R…抵抗
BAMP…出力増幅器
OUT …出力端子
CC…電源電圧
GND…接地電位

Claims (1)

  1. データ出力系にデータ出力用駆動電圧を供給する電圧供給回路であって、
    上記データ出力系への入力データの変化の有無を検出し、データの変化があった場合にデータ変化検出信号を出力するデータ変化検出手段と、
    上記データ変化検出信号を受け、上記データ出力系へのデータ出力用駆動電圧を発生して上記データ出力系に供給する電圧発生手段と、を有し、
    上記データ変化検出手段はデータを構成するビット中の変化したビットの数に対応した内容の上記データ変化検出信号を出力し、
    上記電圧発手段は上記データ変化検出信号の内容に対応したレベルの電圧を供給する
    電圧供給回路。
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