JP3932048B2 - 用紙後処理装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、印刷機等に接続される用紙後処理装置に係り、特にスティプルユニットを備えた用紙後処理装置に関する。
画像形成装置の排紙部から排紙される画像形成済みの用紙を揃えて所定部数ごとにスティプルする用紙後処理装置が広く知られている。
例えば特許文献1には、選択手段によりスティプラの作動位置方向を変更し得るように構成することで、スティプラにより斜め綴じを行う技術が示されている。
特公平7−5211号公報
しかし上記従来技術は、用紙端面の1箇所のみに関してのことであり、用紙端面に沿ってスティプラを移動させ、他端面の斜め綴じを行うことは出来ないという不具合があった。
本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、よりコンパクトな綴じ角度変更手段を構築することができる用紙後処理装置を提供することを目的とする。
上記目的は、用紙を揃えた状態でスタックする用紙整合トレイ部と、この用紙整合トレイ部にスタックされた用紙の端面部に位置し用紙を綴じるためのスティプラと、用紙のサイズに応じてその端面に沿って前記スティプラを移動させるスティプラ移動手段と、前記スティプラの綴じ角度を変更するための綴じ角度変更手段とを有するスティプルユニットを備えた用紙後処理装置において、前記綴じ角度変更手段は、ウォームギヤとそれに噛み合う円弧状のウォームホイールを備え、前記スティプラの綴じ角度変更を行う際の制御センサを遮蔽するためのフィラー部を前記ウォームホイールのリブで構成した第1の手段により達成される。
本発明によれば、スティプラの綴じ角度変更を行う際の制御センサを遮蔽するためのフィラー部をウォームホイールのリブで構成したため、よりコンパクトな綴じ角度変更手段を構築することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る用紙後処理装置の全体構成図である。
この用紙後処理装置は、画像形成装置1の側部に取り付けられており、画像形成装置1より排出された用紙を偏向爪2により、直接、排紙トレイ3へ導く搬送路A及びスティプル綴じするための搬送路Bヘ導くように構成され、スティプル綴じされた用紙も最終的には最下流側に位置する排紙トレイ3にスタックされるようになっている。
4は画像形成装置1より排出された用紙を受け取る搬送ローラであり、その直前部分には入口センサS1が設けられており、搬送される用紙の先端及び後端が検知されるようになっている。搬送ローラ4の下流側には前記偏向爪2が配されており、この偏向爪2は図示しないソレノイド及びスプリング等により駆動されるようになっている。
ソート・スタック用搬送路Aには、複数の搬送ローラ5,6及びそれに従動する従動コロ7,8が配されており、画像形成装置1より排出された用紙を直接、排紙トレイ3へ導く。
また、スティプル綴じするためのスティプル用搬送路Bにおいても、複数の搬送ローラ9,10及び従動ローラ11,12が配されており、用紙をスティプルユニットCへ導く。
次に、スティプルユニットCの概略について、図2、図3及び前記図1を参照して説明する。
図2は図1のスティプルユニットを示す側面図、図3は同、正面図である。なお、ここで、正面とは図1に示すように、装置設置時の手前面を言い、側面とはその左右側を言う。
本スティプルユニットCは、用紙サイズに応じて紙面垂直方向に移動可能となっているスティプラ13、排出された用紙の後端をガイド板14へ寄せるためのブラシローラ15及び搬送方向に直交する方向へ揃えるための一対のジョガーフェンス27、排出された用紙をガイド板14へ寄せるためのたたきコロ16、スティプル綴じされた用紙を排紙トレイ3へ排出するための排紙ベルト17及びそれに固定された排紙爪18等で構成されている。
なお、たたきコロ16は、破線の位置まで移動が可能となっており、用紙の排出ごとに移動、回転して、ガイド板14方向への寄せを行っている。また、排紙ベルト17、排紙爪18、ジョガーフェンス27等で用紙整合トレイ部が構成されている。
次に、排紙トレイ3への用紙排出部の構造を図4及び前記図1を参照して説明する。
図4は排紙トレイ近傍の拡大構成図である。
排出口にはスティプル綴じを行わない用紙とスティプル綴じされた用紙の両者を排紙トレイ3に排出するための排紙ローラ19,21があり、その下方部には紙寄せ用スポンジコロ20が配され、排紙トレイ3に落下した用紙がその回転により突き当てガイド板24に突き当てられ、これにより用紙の後端が揃えられるようになっている。
また、排紙トレイ3は、上下ガイドコロ22により上下方向への移動が可能となっており、図示しない駆動機構により駆動される。排紙トレイ3はまた、シフトガイドコロ23により用紙排出方向に対して直交した方向にも移動可能となっており、これも図示しない駆動機構によりシフト動作が行われる。
ここで、排紙トレイ3の上方には、排出された用紙の上面を検知するための上面検知レバー26及びセンサS4が設けられており、排出されスタックされた用紙の上面が常に排紙ローラ19に対して一定の位置になるように排紙トレイ3の高さが調整される。
また、排紙従動ローラ21は、通常は排紙ローラ19に接触した位置に入るが、必要に応じて支点aを中心として排紙ガイド板25と共に一点鎖線の位置までの移動が可能となっており、図示しない駆動機構により移動を行う。
動作としては、スティプルを行わず1枚毎に排紙トレイ3へ用紙を排紙するソート・スタックモードと、スティプル綴じをした後排紙するスティプルモードの2つに分けられる。
(1)ソート・スタックモードのとき偏向爪2は図1において破線の位置となり、画像形成装置1より排紙された用紙は、ソート・スタック用搬送路Aへ送られ、搬送ローラ5,6により排出口へ送られる。このとき、常に排紙従動ローラ21は排紙ローラ19に対して自重またはスプリング等で加圧された状態で接しており、用紙はこれにより排紙トレイ3に排出される。
用紙は、排紙ローラ19からその後端が排出された後、紙寄せ用スポンジコロ20の回転によりガイド板24に突き当てられ、後端が揃えられてスタックされる。用紙は、所定枚数分だけ次々に排紙トレイ3に排出され、センサS4によりその上面が検知されることにより積載された用紙の上面が常に一定の位置になるように積載される。
また、必要に応じて、排紙トレイ3は用紙排出方向に対して直交する方向にシフト動作を行い、用紙の仕分けを行う。
(2)スティプルモードのとき偏向爪2は図1において実線の位置となり、画像形成装置1より排出された用紙は、スティプル用搬送路Bへ導かれ、スティプルユニットCへ搬送される。スティプルユニットC内では、所定の揃え動作が行われ、スティプル綴じ動作が行われる。
次に、用紙の排出方向b(図1参照)に沿って張設された排出ベルト17及び、それに固定された排紙爪18の回転により用紙は排紙ローラ19方向へ搬送される。このとき、排紙従動ローラ21は、図4の一点鎖線の位置へ移動しており、排紙ローラ19より離間した位置にある。
この状態で綴じられた用紙は排紙ローラ19,21を通過し、その後端が排紙ローラ19を通過する前に排紙従動ローラ21及び排紙ガイド板25は離間した位置から用紙を押さえ込む位置まで移動し、用紙の排出を行う。
なお、本タイミングはセンサS3により検出を行っている。スティプルされた用紙は排出された後、自重及び紙寄せ用スポンジコロ20の回転によりガイド板24に突き当てられ、用紙の後端が揃えられてスタックされる。排出された用紙束は、所定部数分だけ次々に排紙トレイ3に排紙され、ソート・スタックモードのときと同様に、用紙の上面が常に一定の位置になるように積載される。
次に、スティプラ13の移動機構について、図5ないし図7及び前記図1ないし図3に基づいて説明する。
図5はスティプラの移動・角度変更機構の第1の参考例を示す正面図、図6は同、用紙端面と平行な状態の側面図、図7は同、用紙端面に対して傾いた状態の側面図である。
スティプラ13はスティプラ回転台50に固定されている。スティプラ回転台50のスティプラ中心線上には2個所にピン51が固定されており、これはスティプラ台31に設けられた長穴61と円弧形状部62に嵌め込まれており、スティプラ13は前記形状に沿ってスライド可能となっている。
なお、前記形状は、スティプラ台31の中心線に対して左右対称に形成されており、スティプラ13の回転する際の軌跡も左右対称の動きとなる。また、スティプラ回転台50の一端には前記円弧形状部62と同心円上にギヤ部が形成されており、これに噛み合うギヤ列52,53を介してモータ54によりスティプラ13の回転が行われる構成となっている。
なお、ギヤ列52,53及びモータ54はスティプラ台31に固定されている。またスティプラ回転台50の回転角はスティプラ回転台50に固定されたフィラーとセンサ55により任意の角度に設定可能となっている。
スティプラ台31は、スティプラスライダ30のガイド穴30bにガイドピン32を介して、図5の矢印方向に移動可能に係合されている。さらにスティプラ台31の背面側に軸44が固定されており、その軸44に対してガイドコロ34が回転可能に取り付けられている。スティプラスライダ30の上方部分は両側板41,42の間に掛け渡されているガイドロッド36をガイドとして図1の紙面垂直方向にスライド可能に取り付けられる共に、スティプラスライダ30の下方部分に取り付けられているガイドコロ33が本体側のステー43の面上に転動するように当接されており、これによって、スティプラスライダ30が回転方向に係止されている。
また、ステー43にはガイドカム35が固定されていると共に、このガイドカム35の上端辺部に形成されているカム面にはガイドコロ34が転動するように当接されており、これによって、スティプラスライダ30が図2のk方向に往復移動されるようになっている。
このとき、ガイドカム35の中央部分は下方向に窪むように形成されており、これによってスティプラスライダ30が移動されるようになっている。スティプラスイダ30には検知板30aが設けられており、この検知板30aが本体側に設けられているホームポジションセンサ40の検知部を遮蔽することによってスティプラ13のホームポジションが検知されるようになっている。
側板41にはスティプラ移動用のステッピングモータ39が取り付けられており、このステッピングモータ39により駆動されるベルト38の途中部分が上記スティプラスライダ30に固定されて、スティプラスライダ30が図2の左右方向に往復移動されるようになっている。
図8は用紙整合トレイ部にスタックされた用紙の状態を示す説明図である。
図に示すようにスティプラ13は、用紙端面に沿って、13a,13b,13cに示す位置に移動し、用紙スタック中心(センタラインCL)に対して左右対称となるように綴じ角度の変更範囲が限定されている。
本参考例では、スティプラ13が用紙端面に沿って移動する際のホームポジションとなるホームポジションセンサ40からのステッピングモータ39へのパルス数による電気的な制御で傾きの範囲を限定している。従って、スティプラ13の角度移動範囲を左右対称に限定することで無駄な動きを無くし、それに関わる機構も省略できる。
図9は第1の制御内容の動作を示すフローチャートである。
ステッピングモータ39によりスティプラ13を移動させる(S1)。そしてそのパルス数が所定パルス範囲以下の場合は(S2でN)、スティプラ13の回転範囲を0〜30度とする(S3)。以上の場合は(S2でY)、スティプラ13の回転範囲を0〜−30度とする(S4)。その後、スティプル動作を実行する(S5)。
スティプラ13が用紙端面に沿って移動し、スタック中心部を通過する際、ガイドカム35によってガイド板14を避けるように下方へ移動するように構成されているが、この際、スティプラ13が傾いていれば、0度になるように角度変更手段を動作させるようにする。
これにより、ガイド板14への接触を防止すると共に、一端面から他端面への移動の際におけるスティプラ13の綴じ角度の変更をスムーズにかつ迅速に行うことができる。
なお、本動作は上記の構成動作に示されるように、ホームポジションセンサ40からのステッピングモータ39へのパルス数による電気的な制御で決定される。
即ち、本動作はスティプル移動に伴って上記参考例に対して綴じ角度変更手段の傾きを0度にする動作を加えたものである。
図10は第2の制御内容の動作を示すフローチャートである。
スティプラ13を移動させた後に(S11)、移動距離が所定パルス範囲内か否か判断する(S12)。所定パルス範囲内でなければ、所定パルス以上か否か判断する(S13)。所定パルス以上でなければ、スティプラ13の回転範囲を0〜30度に設定する(S14)。所定パルス以上であれば、スティプラ13の回転範囲を0〜−30度に設定する(S15)。
ステップS12で所定パルス範囲内であると判断された場合はスティプラ13の角度を0度とする(S16)。
このような処理を行った後、スティプル動作を実行する(S17)。
図11はスティプラの移動・角度変更機構の第2の参考例を示す正面図、図12は同、スティプルユニットを示す側面図、図13はガイドカムの斜視図である。
本構成は、スティプラ13が用紙スタック面の中心に対してどちら側に位置しているかをパルス数によって間接的に判断するのではなく、直接的に判断できるようにしたものである。
スティプラスライダ30にセンサ100を設け、かつガイドカム35の片側にセンサ遮蔽部35aを設け、これを検知することによりスティプラ13の作動範囲を限定できるように構成されている。
本構成にすると以下のメリットがある。
ジャム処理等のとき、スティプラ13を動かしてしまう可能性があり、一般的には、スティプラ13をホームポジション復帰後改めて移動を行わせ、再び位置合わせを行っている。
しかしながらこの構成だと、ホームポジション復帰の際、回転範囲を判断する基準がなく、ガイド板その他の機構部と接触し、動作不良等の不具合が発生する可能性がある。よって、センサ100とガイドカム35にセンサ遮蔽部35aを形成することで、スティプラ13が用紙スタック中心線に対してどちらにあるのかを瞬時に判断することができ、上記不具合を解消できる。
図14は第3の制御内容の動作を示すフローチャートである。
センサ100がオンしたか否か判断し(S21)、オンしていなければスティプラ回転範囲を0〜30度とする(S22)。オンしていれば、スティプラ回転範囲を0〜−30度とする(S23)。その後、スティプラ13のホームポジション復帰動作を行う(S24)。
図15は制御ブロック図である。本発明に関係のある個所のみ説明すると、130は用紙後処理装置のCPU、131はスティプルユニットとのI/O、39はスティプラ13を用紙端面に沿って移動させるためのスティプラ移動モータ、54は綴じ角度を変更するためのスティプラ綴じ角度変更モータである。
このCPU130は複写機側のCPUと光ファイバにより接続されている。
図16はスティプラの移動・角度変更機構の実施の形態を示す正面図、図17は同、用紙端面と平行な状態の側面図、図18は同、用紙端面に対して傾いた状態の側面図、図19は同、分解斜視図である。
なお、これらの図において、図5ないし図7と全く同一ではなくても同様の個所には同一符号を付すことにする。
スティプラ13は固定台58に固定されている。固定台58のスティプラ中心線上にはピン56とピン57(ピン56が下方)が固定されており、これはスティプラ回転台31に設けられた長穴31bと円弧形状部31aに嵌め込まれており、スティプラ13は前記形状に沿ってスライド可能になっている(ピン56は円弧形状部31aに、ピン57は長穴31bにそれぞれ嵌め込まれている)。
なお、前記形状はスティプラ回転台(スティプラ台)31の中心線に対して左右対称に形成されており、スティプラ回転軌跡も左右対称の動きとなる。またスティプラ回転台31にはピン66が固定されており、これは円弧状のウォームホイール(スティプラ回転台)50に設けられた丸穴50cに嵌め込まれており、前記円弧状のウォームホイール50はその丸穴50cを中心に左右に回転する。さらに円弧状のウォームホイール50に設けられた長穴50bには、スティプラ固定台58に固定され、スティプラ回転台31に設けられた円弧形状部31aに嵌め込まれているピン56が嵌め込まれている。
従って、前記円弧状のウォームホィール50の左右回転に伴って、長穴50bに嵌め込まれているピン56が左右回転し、ピン56が固定されているスティプラ固定台58、さらにはスティプラ13が左右回転をする構成となっている。
なお、スティプラ固定台58の回転角は円弧状のウォームホイール50に設けられたリブ50aとスティプラ回転台31に固定されているセンサ55により任意の角度に設定可能となっている。また前記円弧状のウォームホイール50の作動方法を以下に示す。
前記円弧状のウォームホイール50はスティプラ回転台31に固定されたウォームギア52と噛み合っており、さらにウォームギア52の同軸上にはプーリ65が固定されている。プーリ65はステッピングモータ54に固定されているプーリ53とタイミングベルト59を介して駆動伝達をとっている。ステッピングモータ54はスティプラ回転台31に固定されている。
スティプラ13の回転軌跡はスティプラ回転台31に設けられた円弧形状部31aと同軌跡をとり、その際のスティプラ13の回転中心はピン56と57の2軸間距離によって決定されるため、ピン57は嵌め込まれている長穴31b上を上下にスライドしながら回転する。
ピン57を固定の回転中心としてスティプラ13を回転させると、斜め綴じ後の針の紙に対する位置が良好でないため、上記のような2軸間距離によって決定させている。従って、ピン57を固定の回転中心とした場合のスティプラ13の回転軌跡(円弧軌跡)から外れた分の動きを吸収するために、ピン57は長穴31b上を上下にスライドする。
図20は平行綴じ時のウォームホイールの状態を示す側面図、図21は同、斜め綴じ時の側面図である。円弧状のウォームホイール50の円弧角度はスティプラ13が所定角度傾け得る最小角度α°に設定されている。図21のスティプラ位置における円弧状のウォームホイール50とウォームギア52の噛み合いは、それ以上円弧状のウォームホイール50が回転できないようになっている。つまり、スティプラ13が所定角度以上回転しようとしても、ウォームギア52から円弧状のウォームホイール50には駆動が伝達できないような円弧状のウォームホイール50の円弧角度に設定されている。
従って、スティプラ13の角度制御用センサ55が故障してステッピングモータ54が回転し続けた場合でも、ある所定角度以上円弧状のウォームホイール50が回転できないよう駆動が伝達されないので、機構部の破損を防止できる。
図21のスティプラ13が所定角度傾いた状態になったらステッピングモータ54の通電を遮断し、スティプラ13の傾いた状態での保持は、ウォームギア52と円弧状のウォームホイール50との噛み合い機構によって行う。
従って、ステッピングモータ54によって一旦スティプラ13を傾けたら、その後は通電を遮断し、電力消費を最小限に抑える。
スティプラ13の綴じ角度制御センサ55はスティプラ回転台31に固定されている訳だが、そのセンサ55を遮蔽するフィラーは円弧状のウォームホイール50のリブ50aで代用されている。
従って、リブ50aはウォームホイール50の補強を兼ねて綴じ角度制御の手段としても用いており、ウォームホイール50の背面にセンサ55を装着して機械のコンパクト化を実現している。
上述したように、図16以降に示す実施の形態においては、綴じ角度変更手段の駆動系にステッピングモータ54及びそれに噛み合うウォームギア52、円弧状のウォームホイール50等の組み合わせと併せてウォームホイール50にスティプラ中心線に沿った長穴50bを設け、そこに円弧形状部に嵌合したピン56をさらに嵌合させる。
それにより、綴じ角度の変更に際し、上記の軌道上を移動した場合でも、ウォームホイール50のスティプラ中心線に沿った長穴50bに嵌合したピン56が長穴50bを上下にスライドして円弧運動から外れた分の動きを吸収する。
また、綴じ角度変更手段により、ウォームギア52から円弧状のウォームホイール50に駆動が伝達され、その動きと同期してスティプラ13が所定角度変更される。円弧状のウォームホイール50の円弧角度はスティプラ13が所定角度変更され得る最小角度に設定され、ステッピングモータ54が暴走して回転し続けた場合、ウォームギア52からウォームホイール50に駆動が伝達されないようになっている。
つまり、所定角度以上スティプラ13が回転されないようウォームギア52とウォームホイール50が噛み合わない構成にすることで、暴走による機構部破損を防止をしている。
また、綴じ角度変更手段にステッピングモータ54を使用し、ウォームギア52から円弧状のウォームホイール50に駆動を伝達し、所定角度スティプラ13を変更させた後、ステッピングモータ54を励磁状態から非励磁状態にする。
つまり、通電を遮断し、電力消費を最小限に抑える訳だが、これはスティプラ13が所定角度変更された後の保持力をステッピングモータ54の励磁力で行うのではなく、ウォームギヤの原理を利用したことにより実現する。
また、綴じ角度変更を行う制御センサ55をウォームホイール50の背面部分に装着し、かつ制御センサを遮蔽するためのフィラー部をウォームホイール50のリブ50aに代用させることにより、よりコンパクトな綴じ角度変更手段によるユニットが提供できる。
本発明の実施の形態に係る用紙後処理装置の全体構成図である。 図1のスティプルユニットを示す側面図である。 同、正面図である。 排紙トレイ近傍の拡大構成図である。 スティプラの移動・角度変更機構の第1の参考例を示す正面図である。 同、用紙端面と平行な状態の側面図である。 同、用紙端面に対して傾いた状態の側面図である。 用紙整合トレイ部にスタックされた用紙の状態を示す説明図である。 第1の制御内容の動作を示すフローチャートである。 第2の制御内容の動作を示すフローチャートである。 スティプラの移動・角度変更機構の第2の参考例を示す正面図である。 同、スティプラユニットを示す側面図である。 ガイドカムの斜視図である。 第3の制御内容の動作を示すフローチャートである。 制御ブロック図である。 スティプラの移動・角度変更機構の実施の形態を示す正面図である。 同、用紙端面と平行な状態の側面図である。 同、用紙端面に対して傾いた状態の側面図である。 同、分解斜視図である。 平行綴じ時のウォームホイールの状態を示す側面図である。 同、斜め綴じ時の側面図である。
符号の説明
13 スティプラ
27 ジョガーフェンス
50 ウォームホイール
50a リブ
55 制御センサ
C スティプルユニット

Claims (1)

  1. 用紙を揃えた状態でスタックする用紙整合トレイ部と、この用紙整合トレイ部にスタックされた用紙の端面部に位置し用紙を綴じるためのスティプラと、用紙のサイズに応じてその端面に沿って前記スティプラを移動させるスティプラ移動手段と、前記スティプラの綴じ角度を変更するための綴じ角度変更手段とを有するスティプルユニットを備えた用紙後処理装置において、
    前記綴じ角度変更手段は、ウォームギヤとそれに噛み合う円弧状のウォームホイールを備え、
    前記スティプラの綴じ角度変更を行う際の制御センサを遮蔽するためのフィラー部を前記ウォームホイールのリブで構成したことを特徴とする用紙後処理装置。
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