JP3932018B2 - 曲げ加工装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は曲げ加工装置、特にラムの起動を行うバーペダルを備えた曲げ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
従来より、曲げ加工装置、例えばプレスブレーキ(図9)は、下降式の場合には、両側の側板50に取り付けられた油圧シリンダ53で上下動する上部テーブル51と、その直下の下部テーブル52を有している。
【0004】
また、上記上部テーブル51にはパンチPが、下部テーブル21にはダイDがそれぞれ装着され、該下部テーブル21には、長手方向に延びるバーペダル55が取り付けられている。
【0005】
この構成により、作業者TがワークWをダイD上に載せ、該ワークWを突当54に突き当てて位置決めした後、バーペダル55を踏み込むと、油圧シリンダ53が駆動してラムである上部テーブル51が下降し、パンチPとダイDの協働によりワークWに所定の曲げ加工が施される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、従来技術においては(図9)、既述したように、バーペダル55は、下部テーブル52の長手方向に延びている。
【0008】
このため、作業者T以外の第三者が、このバーペダル55を誤って踏んでしまうことがある。
【0009】
このことは、大きなワークWを複数の作業者Tが共同で加工している場合も同様であり、バーペダル55を誤って踏んでしまうことがある。
【0010】
更に、ワークWを、所定の金型取付け位置である金型ステーションに位置決めしながら加工するステップベンドの場合にも、バーペダル55を誤って踏んでしまうことがある。
【0011】
例えば、図10に示すように、ワークWを、最初の曲げ順1でワークWを金型ステーションST1に移動させ、次の曲げ順2で金型ステーションST2に移動させ、曲げ順3で金型ステーションST4へ移動させてから、最後の曲げ順4で金型ステーションST3に移動させるとする。
【0012】
この場合、作業者Tは、把持しているワークWに気を取られているため、例えば、金型ステーションST1からST2へ移動するときや、金型ステーションST4からST3へ戻るときに、誤ってバーペダル50を踏んでしまうことがある。
【0013】
即ち、従来は、バーペダル50を踏んではいけないときに、踏んでしまうという課題がある。
【0014】
その結果、ラム51が誤動作することにより、下降してしまい、作業者Tにとって非常に危険な事態が発生し、また所定の製品が加工されず、加工をやり直さねばならず、加工効率が低下している。
【0015】
本発明の目的は、バーペダルを備えた曲げ加工装置において、作業者が誤ってバーペダルを踏んだとしても、ラムが起動しないようにして誤動作を防止することにより、作業者の安全を確保すると共に加工効率を向上させることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、図1〜図8に示すように、
テーブル21長手方向に伸長してラム20の起動を行うバーペダル2が設けられた曲げ機械1において、
上記バーペダル2上面の長手方向の所定位置に複数個設けられた作業者の踏み込みを検知する作業者踏み込み検知部材M1、M2・・・Mnを有することを特徴とする曲げ加工装置と、
テーブル21長手方向に伸長してラム20の起動を行うバーペダル2が設けられた曲げ機械1において、
上記バーペダル2上面の長手方向の所定位置に複数個設けられた作業者の踏み込みを検知する作業者踏み込み検知部材M1、M2・・・Mnと、
該複数個の作業者踏み込み検知部材M1、M2・・・Mnのうちから必要なものを曲げ順ごとに決定する作業者踏み込み検知部材決定手段4Cと、
曲げ順ごとに決定され所定の作業者踏み込み検知部材M1、M2・・・Mnを作業者が踏み込んだ場合のみラム20を起動させるラム制御手段4Bを有することを特徴とする曲げ加工装置という技術的手段を講じている。
【0017】
上記本発明によれば、作業者踏み込み検知部材M1、M2・・・Mnをマットスイッチで構成した場合に、製品情報を入力後(図7のステップ101)、例えば自動モードの場合には(図7のステップ102の下矢)、曲げ順、金型、金型レイアウトが自動的に決定されると(図7のステップ103)、各曲げ順1、2、3に(例えば図5(A))従って金型ステーションST2、ST3、ST1が決定されるので、その金型ステーションST2、ST3、ST1に対応してマットスイッチM4、M6、M1も自動的に決定される(図7のステップ104)。
【0018】
このため、作業者が誤ってバーペダル2を踏んだとしても、上記曲げ順ごとに決定された所定のマットスイッチM4、M6、M1(例えば図5(A))を踏まない限り(図7のステップ108のNO)ラムは起動せず、これにより誤動作は防止され、作業者の安全を確保すると共に加工効率を向上させることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明の実施の形態を示す全体図である。
【0020】
図1に示す曲げ加工装置は、例えばプレスブレーキである。
【0021】
このプレスブレーキは、機械本体の両側に側板22を有し、該側板22の上部には油圧シリンダ5が取り付けられ、該油圧シリンダ5を作動させると、パンチPが装着された上部テーブル20が、即ちラム20が上下動するようになっている。
【0022】
また、側板22の下部には、ダイDが装着された下部テーブル21が設けられていると共に、該下部テーブル21の後方には(図4)、突当23が配置され、加工開始(図7のステップ106)前に、該突当23にワークWを当接させて位置決めするようになっている。
【0023】
更に、下部テーブル21の(図1)下部には、図示するように、バーペダル2が設けられ、該バーペダル2は下部テーブル21の長手方向(X軸方向)に延びている。
【0024】
このバーペダル2は、上方から見ると(図3)、コ字状に形成され、その両側の軸7が、下部テーブル21に固定された支持板6に支承されている。
【0025】
また、バーペダル2の(図2)直下の下部テーブル21部分には、取付板8が固定され、該取付板8には、リミットスイッチLSが取り付けられていると共に、バネ3の一端が取り付けられ、該バネ3の他端は、バーペダル2の下面に取り付けられている。
【0026】
これにより、バーペダル2は(図4)、通常は、バネ3の復元力により上方に付勢されているが、作業者により踏まれると、該バネ3の復元力に抗して下方に揺動する。
【0027】
そして、上記リミットスイッチLSがオンすると共に(図8のステップ108AのYES)、後述する所定のマットスイッチがオンした場合にのみ(図8のステップ108BのYES)、ラム20が起動する(図7のステップ108のYES→ステップ109)。
【0028】
更に、バーペダル2の(図2)上面の所定位置には、長手方向に沿って、作業者踏み込み検知部材M1、M2・・・Mnが設けられている(図1)。
【0029】
この作業者踏み込み検知部材M1、M2・・・Mnは、複数個設けられていて、作業者の踏み込みを検知し、例えばマットスイッチにより構成されている。
【0030】
このマットスイッチM1、M2・・・Mnは、よく知られているように、オートドアの開閉用などに使用され、作業者により踏み込まれた場合の圧力変動を電気信号S1に変換し、該電気信号S1をオン信号として後述するNC装置4に送信する。
【0031】
この構成により、加工開始後(図7のステップ106)、作業者がバーペダル2を踏み、既述したように、リミットスイッチLSがオンすると共に、所定のマットスイッチがオンした場合のみ(図8)、所定のマットスイッチが踏み込まれたと判断され(図7のステップ108のYES)、ラム20が起動する(図7のステップ109)。
【0032】
更に、上記各マットスイッチM1、M2・・・Mnの近傍には(図2)、例えば作業者が見易いように、下部テーブル21側に、踏み込み誘導部材F1、F2・・・Fnが設けられている(図3)。
【0033】
この踏み込み誘導部材は、作業者に対して、後述する作業者踏み込み検知部材決定手段4Cにより決定された曲げ順ごとの所定のマットスイッチM4、M6、M1(例えば図5(A))の位置を明示する。
【0034】
これにより、例えば踏み込み誘導部材F4、F6、F1は、上記曲げ順に従って決定された所定のマットスイッチM4、M6、M1を、作業者が踏み込み易いように誘導する機能を有する。
【0035】
上記踏み込み誘導部材F1、F2・・・Fnは、例えば発光ダイオード(LED)により構成され、後述するLED駆動手段4D(図1)により、点灯(図7のステップ107)又は消灯が行われる(図7のステップ111)。
【0036】
このような構成を有するプレスブレーキのNC装置4は(図1)、CPU4Aと、ラム制御手段4Bと、作業者踏み込み検知部材決定手段4Cと、LED駆動手段4Dと、曲げ順等決定手段4Eと、入力手段4Fと、出力手段4Gと、記憶手段4Hにより構成されている。
【0037】
CPU4Aは、本発明を実施するための動作手順(図7)に従ってラム制御手段4B、作業者踏み込み検知部材決定手段4C、LED駆動手段4Dなど図1に示す装置全体を制御する。
【0038】
ラム制御手段4Bは、ラム20の起動制御を行い、例えば所定のマットスイッチM4、M6、M1が踏み込まれたと判断された場合には(図7のステップ108のYES)、ラム20を下降させる(図7のステップ109)。
【0039】
作業者踏み込み検知部材決定手段4Cは(図1)、複数個の作業者踏み込み検知部材M1、M2・・・Mn、即ち複数個のマットスイッチM1、M2・・・Mnのうちから必要なものを曲げ順ごとに決定する。
【0040】
この場合、作業者踏み込み検知部材決定手段4Cは、後述する入力手段4Fを介して、例えば「01」が入力された場合には、自動モードと判断し、「02」が入力された場合には、手動モードと判断する(図7のステップ102)。
【0041】
そして、作業者踏み込み検知部材決定手段4Cは、自動モードと判断した場合には(図7のステップ102の下矢)、曲げ順等決定手段4Eを(図1)駆動し、曲げ順、金型、金型レイアウトを決定させる(図7のステップ103)。
【0042】
これにより、各曲げ順1、2、3に(例えば図5(A))従って金型ステーションST2、ST3、ST1も決定される。
【0043】
従って、作業者踏み込み検知部材決定手段4Cは(図1)、上記決定された金型ステーションST2、ST3、ST1に対応してマットスイッチM4、M6、M1を決定する(図7のステップ104)。
【0044】
この場合、作業者踏み込み検知部材決定手段4Cは(図1)、例えば図5(B)に示すように、上記所定の金型ステーションST2、ST3、ST1に最も近いマットスイッチM4、M6、M1を所定のマットスイッチとして決定する。
【0045】
そして、作業者踏み込み検知部材決定手段4Cは、このように決定された所定のマットスイッチM4、M6、M1を(図5(A))、該当する曲げ順及び金型ステーションST2、ST3、ST1と共にデータベースとして、後述する記憶手段4Hに(図1)記憶させる。
【0046】
また、作業者踏み込み検知部材決定手段4Cは(図1)、手動モードと判断した場合には(図7のステップ102の右矢)、作業者が曲げ順などを入力した後(図7のステップ113)曲げ順ごとに所定のマットスイッチの番号▲5▼、▲6▼、▲2▼を入力したときに(図7のステップ114)、その番号▲5▼、▲6▼、▲2▼に(図6(A)対応した所定のマットスイッチM5、M6、M2を決定する。
【0047】
そして、作業者踏み込み検知部材決定手段4Cは、このように決定された所定のマットスイッチM5、M6、M2を(図5(A))、同様に、該当する曲げ順及び金型ステーションST2、ST3、ST1と共にデータベースとして、記憶手段4Hに(図1)記憶させる。
【0048】
この手動モードの場合には、作業者によってそれぞれ利き足(右足か左足か)があり、同じ金型ステーションであっても、作業者の利き足により、決定されるマットスイッチは異なるので、それぞれの番号を任意に入力する。
【0049】
例えば、図6(B)の場合には、作業者の利き足は右足であり、従って、この作業者は、曲げ順1の金型ステーションST2については、マットスイッチM5を、曲げ順2の金型ステーションST3については、マットスイッチM6を、曲げ順3の金型ステーションST1については、マットスイッチM2をそれぞれ使用したい。
【0050】
そこで、作業者は、図示するように、マットスイッチM5、M6、M2を表示する番号▲5▼、▲6▼、▲2▼を、入力手段4F(図1)を介してそれぞれ入力するので、それを検知した作業者踏み込み検知部材決定手段4Cは、その番号に対応したマットスイッチM5、M6、M2を(図6(A))曲げ順1、2、3ごとに決定する。
【0051】
LED駆動手段4Dは、前記作業者踏み込み検知部材決定手段4Cにより決定された所定のマットスイッチM4、M6、M1(例えば図5(A))に対応する所定の踏み込み誘導部材F4、F6、F1、即ちLEDを点灯し(図7のステップ107)、又は消灯する(図7のステップ111)。
【0052】
この場合、加工が開始されると(図7のステップ106)、LED駆動手段4Dは、記憶手段4Hに記憶されている曲げ順ごとの所定のマットスイッチを検索し(図5(A)又は図6(A))、作業者の踏み込みを誘導すべく該当するLEDを点灯する(図7のステップ107)。
【0053】
しかし、LED駆動手段4Dは(図1)、所定のマットスイッチが踏み込まれ(図7のステップ108のYES)、ラム20が下降し(図7のステップ109)、曲げ加工が行われた場合には(図7のステップ110)、上記点灯していた所定のLEDを消灯し(図7のステップ111)、作業者が誤って同じマットスイッチを踏み込まないようにする。
【0054】
曲げ順等決定手段4Eは(図1)、自動モードの場合に(図7のステップ102の下矢)、製品情報に基づいて曲げ順、金型、金型レイアウトを決定し(図7のステップ103)、更にD値、L値も演算することにより決定する(図7のステップ105)。
【0055】
入力手段4Fは(図1)、外部の下位NC装置から製品情報(例えばCAD情報)を入力し、該入力した製品情報は、一旦記憶手段4Hに記憶される。
【0056】
また、入力手段4Fは、作業者がキーなどにより入力モードが自動モードか、手動モードかの設定入力を行う。
【0057】
例えば、作業者がキーで「01」を入力することにより、自動モードが設定された場合には(図7のステップ102の下矢)、その後、作業者は、ワークWの曲げ角度だけを入力すれば、前記曲げ順等決定手段4Eにより、曲げ順、金型、金型レイアウト(図7のステップ103)、更には、D値、L値(図7のステップ105)などが自動的に決定される。
【0058】
この場合、前記したように、曲げ順ごとの金型ステーションが決定されるので(図5(A))、作業者踏み込み検知部材決定手段4Cにより、その金型ステーション(図5(B))に近いマットスイッチが曲げ順ごとの所定のマットスイッチとして決定される(図7のステップ104)。
【0059】
また、作業者がキーで「02」を入力することにより、手動モードが設定された場合には(図7のステップ102の右矢)、その後、作業者は、曲げ順、金型、金型レイアウトを入力すると共に(図7のステップ113)、前記したように、曲げ順ごとに所定のマットスイッチの番号を入力し(図6、図7のステップ114)、更には、D値、L値、Y値なども入力する(図7のステップ115)。
【0060】
この場合、既述したように、作業者は、自分の利き足(図6(B))を考慮して使用したいマットスイッチの番号▲5▼、▲6▼、▲2▼を(図6(A))入力するので、それを検知した作業者踏み込み検知部材決定手段4Cは、その番号に対応したマットスイッチM5、M6、M2を曲げ順1、2、3ごとに決定する。
【0061】
出力手段4Gは、液晶などにより形成され、画面上で、作業者が、例えば前記自動モードか、手動モードかの入力動作を確認したり、手動モードの場合の入力データの確認を行う。
【0062】
記憶手段4Hは、前記したように、作業者踏み込み検知部材決定手段4Cにより決定された曲げ順ごとの所定のマットスイッチ(図5(A)、図6(A))をデータベースとして記憶しておき、これらデータベースは、ラム制御手段4Bが(図1)、所定のマットスイッチが踏み込まれたか否かを(図7のステップ108)判断する場合などに用いられる。
【0063】
また、記憶手段4Hには、バーペダル2上の所定位置の全てのマットスイッチM1、M2・・・Mnと(図3)、その番号、及び対応する踏み込み誘導部材F1、F2・・・Fnの関係がデータベースとして記憶されている。
【0064】
これにより、例えばLED駆動手段4Dは、加工開始後(図7のステップ106)、記憶手段4Hを検索し、作業者によりこれから踏み込まれるべきマットスイッチと、それに対応するLEDを検知することにより、所定のLEDを点灯する(図7のステップ107)。
【0065】
以下、上記構成を有する本発明の動作を、図7に基づいて説明する。
【0066】
(1)曲げ順ごとに所定のマットスイッチが決定されるまでの動作。
【0067】
図7のステップ101において、製品情報を入力し、ステップ102において、自動モードか、手動モードかを判断する。
【0068】
この場合、作業者が入力手段4Fを(図1)介して「01」を入力した場合には、自動モード(図7のステップ102の下矢)、「02」を入力した場合には、手動モード(図7のステップ102の右矢)とすれば、それを検知したCPU4Aは、以下のような制御動作を行う。
【0069】
(1)−▲1▼ 自動モードの場合。
図7のステップ103において、曲げ順、金型、金型レイアウトを決定し、ステップ104において、曲げ順ごとに所定のマットスイッチM4、M6、M1を決定し、ステップ105において、D値、L値を演算する。
【0070】
即ち、自動モードであることを検知したCPU4Aは(図1)、それを作業者踏み込み検知部材決定手段4Cと曲げ順等決定手段4Eに通知する。
【0071】
これにより、先ず、曲げ順等決定手段4Eが、曲げ順などを決定し、そのときに、各曲げ順ごとに金型ステーションST2、ST3、ST1が決定されるので(図5(A))、次には、既述したように、作業者踏み込み検知部材決定手段4Cが、該金型ステーションST2、ST3、ST1に最も近いマットスイッチM4、M6、M1を(図5(B))所定のマットスイッチとして決定する。
【0072】
そして、決定した所定のマットスイッチM4、M6、M1は(図5(A))、曲げ順、金型ステーションST2、ST3、ST1と共に記憶手段4Hに記憶される。
【0073】
(1)−▲2▼ 手動モードの場合。
図7のステップ113において、曲げ順、金型、金型レイアウトを入力し、ステップ114において、曲げ順ごとに所定のマットスイッチM5、M6、M2の番号を入力し、ステップ115において、D値、L値、Y値を入力する。
【0074】
即ち、手動モードであることを検知したCPU4Aは(図1)、それを作業者踏み込み検知部材決定手段4Cに通知する。
【0075】
これにより、作業者踏み込み検知部材決定手段4Cは、作業者が、曲げ順などを入力し、更に、自分の利き足を(図6(B))考慮することにより、使用したいマットスイッチの番号▲5▼、▲6▼、▲2▼を(図6(A))入力したときに、その番号▲5▼、▲6▼、▲2▼に対応した所定のマットスイッチM5、M6、M2を決定する。
【0076】
そして、決定した所定のマットスイッチM5、M6、M2は(図6(A))、同様に、曲げ順、金型ステーションST2、ST3、ST1と共に記憶手段4Hに記憶される。
【0077】
(2)所定のマットスイッチの踏み込み判断動作。
【0078】
図7のステップ106において、加工を開始し、ステップ107において、所定のLEDを点灯し、ステップ108において、所定のマットスイッチが踏み込まれたか否かを判断し、踏み込まれない場合には(NO)、ステップ107に戻って同じ動作を繰り返し、踏み込まれた場合には(YES)、ステップ109において、ラム20を下降させる。
【0079】
即ち、前記したように、自動モード、又は手動モードにおいて、作業者踏み込み検知部材決定手段4Cにより(図1)、曲げ順ごとに所定のマットスイッチが決定されると(図5(A)又は図6(A))、CPU4Aは(図1)、LED駆動手段4Dを介して、所定のLEDを点灯させる。
【0080】
この点灯したLEDを見た作業者は、それに誘導されて近傍のマットスイッチを踏み込むことにより、バーペダル2を踏む。
【0081】
そして、CPU4Aは(図1)、先ず、リミットスイッチLSがオンしているか否かを判断し(図8のステップ108A)、オンしている場合には(YES)、次に、所定のマットスイッチがオンしているか否かを判断する(図8のステップ108B)。
【0082】
例えば、自動モードにより、所定のマットスイッチM4、M6、M1が決定されている場合には(図5(A))、曲げ順1では、金型ステーションST2について、所定のマットスイッチM4が踏み込まれていなければならない。
【0083】
この状態で、CPU4Aは(図1)、リミットスイッチLSがオンしていても、例えばマットスイッチM2がオンしていると判断した場合には、これは、所定のマットスイッチではないので、このときは、ラム20を下降させない。
【0084】
このように、作業者が誤ってバーペダル2を踏んだとしても、上記曲げ順ごとに決定された所定のマットスイッチ、例えばM4(図5(A))を踏まない限りラムは起動せず、これにより、本発明によれば、誤動作は防止され、作業者の安全を確保すると共に加工効率を向上させることが可能となる。
【0085】
しかし、CPU4Aは、リミットスイッチLSがオンしており、しかも、マットスイッチM4がオンしていると判断した場合には、これは、所定のマットスイッチであり、このときに、初めて所定のマットスイッチM4が踏み込まれたと判断する。
【0086】
そのとき、CPU4Aは(図1)、ラム制御手段4Bに制御信号S2を送信することにより、油圧シリンダ5を駆動させ、ラム20を下降させる。
【0087】
(3)曲げ加工動作。
【0088】
図7のステップ110において、曲げ加工が行われ、ステップ111において、所定のLEDを消灯する。
【0089】
即ち、前記したように、所定のマットスイッチが踏み込まれたと判断されて(図7のステップ108のYES)、ラム20が下降すると(図7のステップ109)、パンチPとダイDの協働により、予め突当23に(図4)当接して位置決めされているワークWに所定の曲げ加工が施される。
【0090】
そして、例えば,曲げ順1(図5(A))について曲げ加工が行われると、CPU4Aは(図1)、LED駆動手段4Dを介して、今度は、点灯していた所定のLEDを消灯し、作業者が同じマットスイッチを踏み込まないようにする。
【0091】
その後、図7のステップ112において、全加工が終了したか否かを判断し、終了しない場合には(NO)、ステップ106に戻って同じ動作を繰り返し、終了した場合には(YES)、全ての動作が完了する(END)。
【0092】
【発明の効果】
上記のとおり、本発明によれば、作業者が誤ってバーペダルを踏んだとしても、曲げ順ごとに決定された所定のマットスイッチを踏まない限りラムは起動せず、これにより誤動作は防止され、作業者の安全を確保すると共に加工効率を向上させるという技術的効果を奏することとなった。
【0093】
また、所定のマットスイッチの近傍に、踏み込み誘導部材(例えばLED)を設けたことにより、作業者は、点灯したLEDに誘導されながら間違いなく所定のマットスイッチを踏み込むことができるという効果もある。
【0094】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体図である。
【図2】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態を示す平面図である。
【図4】本発明の実施形態を示す側面図である。
【図5】本発明による自動モードの説明図である。
【図6】本発明による手動モードの説明図である。
【図7】本発明の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】図7におけるステップ108の詳細図である。
【図9】従来技術の構成説明図である。
【図10】従来技術の課題説明図である。
【符号の説明】
1 曲げ機械
2 バーペダル
3 バネ
4 NC装置
4A CPU
4B ラム制御手段
4C 作業者踏み込み検知部材決定手段
4D LED駆動手段
4E 曲げ順等決定手段
4F 入力手段
4G 出力手段
4H 記憶手段
5 油圧シリンダ
6 支持板
7 軸
8 取付板
20 上部テーブル
21 下部テーブル
22 側板
23 突当
D ダイ
F1、F2・・・Fn 踏み込み誘導部材
M1、M2・・・Mn 作業者踏み込み検知部材
LS リミットスイッチ
P パンチ
W ワーク

Claims (4)

  1. テーブル長手方向に伸長してラムの起動を行うバーペダルが設けられた曲げ機械において、
    上記バーペダル上面の長手方向の所定位置に複数個設けられた作業者の踏み込みを検知する作業者踏み込み検知部材を有することを特徴とする曲げ加工装置。
  2. テーブル長手方向に伸長してラムの起動を行うバーペダルが設けられた曲げ機械において、
    上記バーペダル上面の長手方向の所定位置に複数個設けられた作業者の踏み込みを検知する作業者踏み込み検知部材と、
    該複数個の作業者踏み込み検知部材のうちから必要なものを曲げ順ごとに決定する作業者踏み込み検知部材決定手段と、
    曲げ順ごとに決定された所定の作業者踏み込み検知部材を作業者が踏み込んだ場合のみラムを起動させるラム制御手段を有することを特徴とする曲げ加工装置。
  3. 上記バーペダルの直下にリミットスイッチが取り付けられていると共に、各作業者踏み込み検知部材がマットスイッチにより構成され、ラム制御手段は、リミットスイッチと、所定のマットスイッチの双方がオンした場合のみラムを起動させる請求項2記載の曲げ加工装置。
  4. 上記曲げ順ごとに決定された所定の作業者踏み込み検知部材を、作業者に対して明示し曲げ順に従って踏み込み易いように誘導する踏み込み誘導部材が設けられている請求項2記載の曲げ加工装置。
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