JP3931992B2 - 外断熱隅壁材 - Google Patents
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Description
本発明は、外断熱隅壁材に関する。
現在、現場で施工されている外断熱隅壁材を利用した躯体の開口部及び/又は水切り等
の施工部位の構築方法と、この外断熱隅壁材は、図6〜図8−6に示した構築方法が一般
的である。即ち、建屋Aの開口部A1又は水切りA2等の隅部A3の躯体AAには図8−
2に示すようにメッシュBを釘止めCして、図6、図7又は図8−2に示すように、型枠
D(水切り材)より押上げ、垂れ下げる等の如く、外方に位置させた状態で、このメッシ
ュBを隅部A3の外周面A4に設ける(外方に垂下げるようにしてフリーにするか、又は
係止する)。その後、図8−3の如く、型枠Dに外断熱下地隅ボードEを張付けるには、
この外周面A4に設けたメッシュBを押さえるようにして、外断熱下地隅ボードEを型枠
D内に落込み、少なくとも型枠Dと外断熱下地隅ボードEの端面E1で形成される目地F
からその表面E2に亙りモルタルGを塗布し、このモルタルGが粘性を有する状態で、外
周面A4に設けたメッシュBを押さえるか、又は釘止め(図示せず)して外断熱下地隅ボードEに張装する。この際に、モルタルGの粘性(濃淡)に不都合があると、メッシュB
が外断熱下地隅ボードEの端面E1及び/又は表面E2に馴染まず、メッシュBの垂れB
1(図8−6で例示する)が生ずる不都合、またメッシュBが波打ち状態(図8−6において、図面に対峙して前後方向において)となる不都合等がある。このような状態では、
余分のメッシュBのカット及び/又は修正作業等に伴う弊害が考えられる。例えば、修理
と、この修理に伴う工期の長期化、作業の停滞があること、またこの修理作業は厄介であり、極めて大変であること、また熟練を要すること等の課題がある。一方、この状態をそのまま放置し、作業を進め、例えば、モルタルを塗布した場合には、このモルタルGの剥
離、亀裂等の問題が発生し、欠陥住宅との批判を受けることが考えられる。最悪の場合に
は、この種の外断熱工法を用いた住宅に対する悪評の基になる可能性があり、放置できな
い処である。
の施工部位の構築方法と、この外断熱隅壁材は、図6〜図8−6に示した構築方法が一般
的である。即ち、建屋Aの開口部A1又は水切りA2等の隅部A3の躯体AAには図8−
2に示すようにメッシュBを釘止めCして、図6、図7又は図8−2に示すように、型枠
D(水切り材)より押上げ、垂れ下げる等の如く、外方に位置させた状態で、このメッシ
ュBを隅部A3の外周面A4に設ける(外方に垂下げるようにしてフリーにするか、又は
係止する)。その後、図8−3の如く、型枠Dに外断熱下地隅ボードEを張付けるには、
この外周面A4に設けたメッシュBを押さえるようにして、外断熱下地隅ボードEを型枠
D内に落込み、少なくとも型枠Dと外断熱下地隅ボードEの端面E1で形成される目地F
からその表面E2に亙りモルタルGを塗布し、このモルタルGが粘性を有する状態で、外
周面A4に設けたメッシュBを押さえるか、又は釘止め(図示せず)して外断熱下地隅ボードEに張装する。この際に、モルタルGの粘性(濃淡)に不都合があると、メッシュB
が外断熱下地隅ボードEの端面E1及び/又は表面E2に馴染まず、メッシュBの垂れB
1(図8−6で例示する)が生ずる不都合、またメッシュBが波打ち状態(図8−6において、図面に対峙して前後方向において)となる不都合等がある。このような状態では、
余分のメッシュBのカット及び/又は修正作業等に伴う弊害が考えられる。例えば、修理
と、この修理に伴う工期の長期化、作業の停滞があること、またこの修理作業は厄介であり、極めて大変であること、また熟練を要すること等の課題がある。一方、この状態をそのまま放置し、作業を進め、例えば、モルタルを塗布した場合には、このモルタルGの剥
離、亀裂等の問題が発生し、欠陥住宅との批判を受けることが考えられる。最悪の場合に
は、この種の外断熱工法を用いた住宅に対する悪評の基になる可能性があり、放置できな
い処である。
そして、さらに問題となることは、前述した外断熱下地隅ボードEの取付け作業は、メ
ッシュB及び/又はモルタルGの取扱いが、極めて面倒であること、熟練を要すること、
殊に風及び/又は雨等による悪影響が発生することを想定すると、さらに作業が面倒であ
り、その完成に長時間を要すること等の弊害が考えられる。
ッシュB及び/又はモルタルGの取扱いが、極めて面倒であること、熟練を要すること、
殊に風及び/又は雨等による悪影響が発生することを想定すると、さらに作業が面倒であ
り、その完成に長時間を要すること等の弊害が考えられる。
前述のモルタルGによる塗布が終了した後は、最終の処理として、前記目地Fにはバッ
クアップ材Jを詰めた後に、コーキング剤Iを充填して完了する(図8−5)。その後は
、定寸の外断熱ボードLを釘止め等により取付ける。
クアップ材Jを詰めた後に、コーキング剤Iを充填して完了する(図8−5)。その後は
、定寸の外断熱ボードLを釘止め等により取付ける。
そこで、前述した従来工法の問題点と、その解決策(要求)を列挙すると以下のように
なる。
なる。
[1] 従来の隅部A3に外断熱下地隅ボードEを取付ける方法は、このメッシュB
の風等による動き、又はモルタルGの粘性等により、その取扱いが大変であること、熟練
を要求されること、さらには修理の蓋然性があり、問題であること等の改良点が挙げられ
る。
の風等による動き、又はモルタルGの粘性等により、その取扱いが大変であること、熟練
を要求されること、さらには修理の蓋然性があり、問題であること等の改良点が挙げられ
る。
[2] メッシュBの垂れB1、ひどい場合にはメッシュBが波打ち状態となる等の
不都合が発生する蓋然性があり、この修理に纏わる全ての問題点を改良することが急務で
あり、これらの不都合が発生しない、少なくとも隅部A3の外断熱下地隅ボードEが要求
される。
不都合が発生する蓋然性があり、この修理に纏わる全ての問題点を改良することが急務で
あり、これらの不都合が発生しない、少なくとも隅部A3の外断熱下地隅ボードEが要求
される。
[3] 図6に示した躯体AAの水切りA2の型枠Dを利用して、外断熱下地隅ボー
ドEを施工する場合は、前述の型枠Dより押上げ、垂れ下げる等の如く、外方に位置させ
た状態で、このメッシュBを隅部A3の外周面A4に設け、この型枠D内に複数枚の外断
熱下地隅ボードEを張装する方法に準ずる。
ドEを施工する場合は、前述の型枠Dより押上げ、垂れ下げる等の如く、外方に位置させ
た状態で、このメッシュBを隅部A3の外周面A4に設け、この型枠D内に複数枚の外断
熱下地隅ボードEを張装する方法に準ずる。
尚、従来工法の問題点と、その解決策(要求)を文献から検討すると、次のような先行
文献が挙げられる。
文献が挙げられる。
[4] 文献(1)は、特開昭57−205654号の「建築物の断熱外壁構造体」
であり、その概要は、「建築物の壁躯体の室外側において、断熱材の上端部に相当する箇
所に予め折返保持シートの基部をモルタル等の接着剤を貼合し、その後に接着剤を介して
断熱材を壁躯体の室外側に貼設する。この断熱材の上端部、即ち、端縁部には、折返保持
シートの自由端部を跨架させて断熱材の表面に臨ませておいて、数日間養生する。その後
、断熱材が壁躯体に完全に接着した後、断熱材の表面に平坦状保持シートをモルタル等の
接着剤により接合し、この際に平坦状保持シートの上端、即ち、側端部は、折返保持シー
トの端部と重合して両者が重合部を透過した接着剤により固定されて一体構造でなる建築
物の上端部の構造体を構築する」。この工法を採用することで、火災等の高温高熱作用を
外壁が受ける状態でも、できるだけ断熱材の端縁部の破損又は脱落回避を意図する。
であり、その概要は、「建築物の壁躯体の室外側において、断熱材の上端部に相当する箇
所に予め折返保持シートの基部をモルタル等の接着剤を貼合し、その後に接着剤を介して
断熱材を壁躯体の室外側に貼設する。この断熱材の上端部、即ち、端縁部には、折返保持
シートの自由端部を跨架させて断熱材の表面に臨ませておいて、数日間養生する。その後
、断熱材が壁躯体に完全に接着した後、断熱材の表面に平坦状保持シートをモルタル等の
接着剤により接合し、この際に平坦状保持シートの上端、即ち、側端部は、折返保持シー
トの端部と重合して両者が重合部を透過した接着剤により固定されて一体構造でなる建築
物の上端部の構造体を構築する」。この工法を採用することで、火災等の高温高熱作用を
外壁が受ける状態でも、できるだけ断熱材の端縁部の破損又は脱落回避を意図する。
[5] 文献(2)は、実開平1−100812号の「開口周りにおける壁外断熱構
造」であり、この考案は「躯体側壁に開設する開口周りの端面に間隔をおいて板状の断熱
材を張設し、この端面と断熱材の隙間に樹脂モルタルを介してガラス繊維強化セメントモ
ルタルを充填し、また前記断熱材の表面に表面材(外装材)を設けた構成」を採用することで、躯体壁に開設する開口周りから侵入する火炎を防止し、躯体の延焼回避を意図する。
造」であり、この考案は「躯体側壁に開設する開口周りの端面に間隔をおいて板状の断熱
材を張設し、この端面と断熱材の隙間に樹脂モルタルを介してガラス繊維強化セメントモ
ルタルを充填し、また前記断熱材の表面に表面材(外装材)を設けた構成」を採用することで、躯体壁に開設する開口周りから侵入する火炎を防止し、躯体の延焼回避を意図する。
[6] 文献(3)は、実開昭63−44908号の「外断熱構造」であり、この考
案は「躯体のコーナー部、開口部等に固定された型材に断熱材端部を設け、この断熱材の
表面にクロスが埋設された膨張性混和材入り接着モルタル層を形成し、この接着モルタル
層の上に外装仕上材を設けた構成」であり、その目的は、膨張性混和材入り接着モルタル
層を設けることで、このモルタル内で発生するクラックを防止し、外観の損傷防止と、漏
水の侵入防止を意図する。
案は「躯体のコーナー部、開口部等に固定された型材に断熱材端部を設け、この断熱材の
表面にクロスが埋設された膨張性混和材入り接着モルタル層を形成し、この接着モルタル
層の上に外装仕上材を設けた構成」であり、その目的は、膨張性混和材入り接着モルタル
層を設けることで、このモルタル内で発生するクラックを防止し、外観の損傷防止と、漏
水の侵入防止を意図する。
この文献(1)は、前述の如く、原則として、折返保持シートの自由端部を跨架させて
断熱材の表面に臨ませておいて、数日間養生することから、工期の短縮化に問題を残すこ
とと、天候に左右される虞がある。またこの文献(1)は、断熱材の端縁部に保護シート
を跨架する構成であって、他の端縁部に対する構成の開示がなく、その構成が定かでない
こと、またこの側端部に、モルタルが存在するとの示唆もなく、仕上げ材の取付けが開示
されていないこと等の如く、不明な点が考えられる。そして、またこの文献(1)は、一
部に予め折返保持シートを断熱材に跨架抱持するとの構成が開示されているが、極めて曖
昧な構成であって、単なる願望の域に留まるものと考えられる。また前述の不明な点が考
えられることも同様である。
断熱材の表面に臨ませておいて、数日間養生することから、工期の短縮化に問題を残すこ
とと、天候に左右される虞がある。またこの文献(1)は、断熱材の端縁部に保護シート
を跨架する構成であって、他の端縁部に対する構成の開示がなく、その構成が定かでない
こと、またこの側端部に、モルタルが存在するとの示唆もなく、仕上げ材の取付けが開示
されていないこと等の如く、不明な点が考えられる。そして、またこの文献(1)は、一
部に予め折返保持シートを断熱材に跨架抱持するとの構成が開示されているが、極めて曖
昧な構成であって、単なる願望の域に留まるものと考えられる。また前述の不明な点が考
えられることも同様である。
また文献(2)、(3)は、開口部からの火炎及び/又はクラックからの雨水の侵入防
止を図るものであり、一部分の改良に留まっている。
止を図るものであり、一部分の改良に留まっている。
以上のことから、この文献(1)〜(3)の発明等においては、昨今、市場の需要があり、地球環境に役立ち、しかも快適な生活が保障されている。所謂、外断熱の有効性と、
この有効性が確保できる外断熱隅壁材の製造方法と、その外断熱隅壁材と、この外断熱隅
壁材を利用した躯体の開口部及び/又は水切り等の施工部位の構築方法(開口部等の隅部
の構築方法)の改良に関するものでなく、市場の要求に十分応え得る発明等とは考えられ
ない。そして、従来の開口部等の隅部の構築方法として市場で要求されている。例えば、
構築方法の簡略化、迅速化と、この開口部等の隅部の破損又は脱落回避等に対して、必ず
しも十分とは考えられないのが現況である。
この有効性が確保できる外断熱隅壁材の製造方法と、その外断熱隅壁材と、この外断熱隅
壁材を利用した躯体の開口部及び/又は水切り等の施工部位の構築方法(開口部等の隅部
の構築方法)の改良に関するものでなく、市場の要求に十分応え得る発明等とは考えられ
ない。そして、従来の開口部等の隅部の構築方法として市場で要求されている。例えば、
構築方法の簡略化、迅速化と、この開口部等の隅部の破損又は脱落回避等に対して、必ず
しも十分とは考えられないのが現況である。
上記に鑑み本発明は、[イ] 隅部の外断熱隅壁材(外断熱隅壁材、又は外断熱下地隅
ボード)として最適で、かつ取扱いの容易な構造を提案すること、[ロ] 躯体の開口部
及び/又は水切り等の施工部位(隅部)に、容易に構築できる外断熱隅壁材を提案すること、[ハ] メッシュの垂れ、このメッシュが波打ち状態となる等の不都合が全くなく、
かつこのメッシュの修理を必要としない外断熱隅壁材を提供すること、[ニ] 前述の修
理に纏わる全ての問題点を解消すること、[ホ] さらに外断熱ボードの一端部の一端面
側を除いた他端部の他端面側は、外断熱ボードの素材が剥出し部となる構成を採用することで、他の外断熱壁材との接合と、目地へのモルタル、充填材の確実な装填と固着を図る
こと、[ヘ] メッシュの外断熱ボードの他面の裏面側に相当する箇所には、このモルタ
ルが設けられない構造であり、この外断熱ボードの断熱性の確保と、材料の節約化、又は
軽量化等を図ること、等を意図する。
ボード)として最適で、かつ取扱いの容易な構造を提案すること、[ロ] 躯体の開口部
及び/又は水切り等の施工部位(隅部)に、容易に構築できる外断熱隅壁材を提案すること、[ハ] メッシュの垂れ、このメッシュが波打ち状態となる等の不都合が全くなく、
かつこのメッシュの修理を必要としない外断熱隅壁材を提供すること、[ニ] 前述の修
理に纏わる全ての問題点を解消すること、[ホ] さらに外断熱ボードの一端部の一端面
側を除いた他端部の他端面側は、外断熱ボードの素材が剥出し部となる構成を採用することで、他の外断熱壁材との接合と、目地へのモルタル、充填材の確実な装填と固着を図る
こと、[ヘ] メッシュの外断熱ボードの他面の裏面側に相当する箇所には、このモルタ
ルが設けられない構造であり、この外断熱ボードの断熱性の確保と、材料の節約化、又は
軽量化等を図ること、等を意図する。
請求項1の発明は、前述の[イ]〜[ヘ]の目的を達成することを意図する。
請求項1は、 発泡プラスチック、軽量ボード等の外断熱隅壁材の外断熱ボード(100)と、この外断熱隅壁材(1)の外断熱ボード(100)の一面(1a)の表面側(101)から一端部(1b)の一端面側(102)を経由し、その他面(1c)の裏面側(103)に至るように合成樹脂、金網等で構成するメッシュ(2)を添着し、この外断熱ボード(100)の一面(1a)の表面側(101)から一端部(1b)の一端面側(102)に、表面側モルタル(300)と一端面側モルタル(301)を添加した外断熱隅壁材であって、
この外断熱ボード(100)の一面(1a)の表面側(101)から一端部(1b)の一端面側(102)に、添加された表面側モルタル(300)と一端面側モルタル(301)を、ロールの自動転圧、箆しごき等の加圧手段を介して、略均等に形成し、前記外断熱ボード(100)の一面(1a)の表面側(101)から一端部(1b)の一端面側(102)に、表面側モルタル(300)と一端面側モルタル(301)を存在させる湿潤したブラッシング、スポンジヤスリ等の払拭手段による後処理を施す構成とし、またこの外断熱ボード(100)の一面(1a)の表面側(101)と、その他面1cの裏面側(103)との間に設けた各他端部(1d)の各他端面側(104)とにあるモルタル(3−1)を払拭手段で払拭し、この各他端部(1d)の各他端面側(104)にはモルタル(3)を設けず、この各他端面側(104)を剥出し部とする構成とした外断熱隅壁材である。
この外断熱ボード(100)の一面(1a)の表面側(101)から一端部(1b)の一端面側(102)に、添加された表面側モルタル(300)と一端面側モルタル(301)を、ロールの自動転圧、箆しごき等の加圧手段を介して、略均等に形成し、前記外断熱ボード(100)の一面(1a)の表面側(101)から一端部(1b)の一端面側(102)に、表面側モルタル(300)と一端面側モルタル(301)を存在させる湿潤したブラッシング、スポンジヤスリ等の払拭手段による後処理を施す構成とし、またこの外断熱ボード(100)の一面(1a)の表面側(101)と、その他面1cの裏面側(103)との間に設けた各他端部(1d)の各他端面側(104)とにあるモルタル(3−1)を払拭手段で払拭し、この各他端部(1d)の各他端面側(104)にはモルタル(3)を設けず、この各他端面側(104)を剥出し部とする構成とした外断熱隅壁材である。
請求項1の発明は、発泡プラスチック、軽量ボード等の外断熱隅壁材の外断熱ボード100と、外断熱隅壁材1の外断熱ボード100の一面1aの表面側101から一端部1bの一端面側102を経由し、その他面1cの裏面側103に至るように合成樹脂、金網等で構成するメッシュ2を添着し、外断熱ボード100の一面1aの表面側101から一端部1bの一端面側102に、表面側モルタル300と一端面側モルタル301を添加した外断熱隅壁材であって、
外断熱ボード100の一面1aの表面側101から一端部1bの一端面側102に、添加された表面側モルタル300と一端面側モルタル301を、ロールの自動転圧、箆しごき等の加圧手段を介して、略均等に形成し、外断熱ボード100の一面1aの表面側101から一端部1bの一端面側102に、表面側モルタル300と一端面側モルタル301
を存在させる湿潤したブラッシング、スポンジヤスリ等の払拭手段による後処理を施す構成とし、また外断熱ボード100の一面1aの表面側101と、その他面1cの裏面側103との間に設けた各他端部1dの各他端面側104とにあるモルタル3−1を払拭手段で払拭し、各他端部1dの各他端面側104にはモルタル3を設けず、各他端面側104を剥出し部とする構成とした外断熱隅壁材である。
外断熱ボード100の一面1aの表面側101から一端部1bの一端面側102に、添加された表面側モルタル300と一端面側モルタル301を、ロールの自動転圧、箆しごき等の加圧手段を介して、略均等に形成し、外断熱ボード100の一面1aの表面側101から一端部1bの一端面側102に、表面側モルタル300と一端面側モルタル301
を存在させる湿潤したブラッシング、スポンジヤスリ等の払拭手段による後処理を施す構成とし、また外断熱ボード100の一面1aの表面側101と、その他面1cの裏面側103との間に設けた各他端部1dの各他端面側104とにあるモルタル3−1を払拭手段で払拭し、各他端部1dの各他端面側104にはモルタル3を設けず、各他端面側104を剥出し部とする構成とした外断熱隅壁材である。
従って、請求項1は、[イ] 隅部の外断熱隅壁材(外断熱隅壁材、又は外断熱下地隅
ボード)として最適で、かつ取扱いの容易な構造を提案できること、[ロ] 躯体の開口
部及び/又は水切り等の施工部位(隅部)に、容易に構築できる外断熱隅壁材を提案でき
ること、[ハ] メッシュの垂れ、このメッシュが波打ち状態となる等の不都合が全くな
く、かつこのメッシュの修理を必要としない外断熱隅壁材を提供できること、[ニ] 前
述の修理に纏わる全ての問題点を解消できること、[ホ] さらに外断熱ボードの一端部
の一端面側を除いた他端部の他端面側は、外断熱ボードの素材が剥出し部となる構成を採
用することで、他の外断熱壁材との接合と、目地へのモルタル、充填材の確実な装填と固
着が図れること、[ヘ] メッシュの外断熱ボードの他面の裏面側に相当する箇所には、
このモルタルが設けられない構造であり、この外断熱ボードの断熱性の確保と、材料の節
約化、又は軽量化等が図れること等の特徴を有する。
ボード)として最適で、かつ取扱いの容易な構造を提案できること、[ロ] 躯体の開口
部及び/又は水切り等の施工部位(隅部)に、容易に構築できる外断熱隅壁材を提案でき
ること、[ハ] メッシュの垂れ、このメッシュが波打ち状態となる等の不都合が全くな
く、かつこのメッシュの修理を必要としない外断熱隅壁材を提供できること、[ニ] 前
述の修理に纏わる全ての問題点を解消できること、[ホ] さらに外断熱ボードの一端部
の一端面側を除いた他端部の他端面側は、外断熱ボードの素材が剥出し部となる構成を採
用することで、他の外断熱壁材との接合と、目地へのモルタル、充填材の確実な装填と固
着が図れること、[ヘ] メッシュの外断熱ボードの他面の裏面側に相当する箇所には、
このモルタルが設けられない構造であり、この外断熱ボードの断熱性の確保と、材料の節
約化、又は軽量化等が図れること等の特徴を有する。
本発明の一例を説明する。
図面の説明をすると、図1−1〜図1−4−2は、本発明の外断熱隅壁材を製造する一
例を工程順に示したものであり、: 図1−1は外断熱ボードの斜視図、: 図1−2−
1は外断熱ボードの一面の表面側から一端部の一端面側を経由し、その他面の裏面側に至
りメッシュを設けた一部欠截の斜視図、図1−2−2は図1−2−1の要部の拡大平面図
、: 図1−3−1は外断熱ボードの一面の表面側から一端部の一端面側を経由し、その
他面の裏面側に至りメッシュを設け、このメッシュの上で、かつ一面の表面側から一端部
の一端面側に表面側モルタルと一端面側モルタルを塗布した状態の一部欠截の斜視図、図
1−3−2は図1−3−1の要部の拡大平面図、: 図1−4−1は外断熱ボードの一面
の表面側から一端部の一端面側を経由し、その他面の裏面側に至りメッシュを設け、この
メッシュの上で、かつ一面の表面側から一端部の一端面側に表面側モルタルと一端面側モ
ルタルを塗布した仕上がり状態の一部欠截の斜視図、図1−4−2は図1−4−1の要部
の拡大平面図、図2は図1−4−1の裏面視した斜視図、図3は建屋の開口部及び/又は
水切り(隅部)に図1−4−1の外断熱隅壁材を採用した一例を示した縮尺全体図、図4
は図3の要部の拡大正面図、図5−1は図3の開口部の断面図、図5−2は図3の開口部
の型枠に外断熱隅壁材を落込んだ状態の断面図、図5−3は図4の断面図、図5−4は図
5−3の要部の拡大図である。また図6は従来の建屋の開口部及び/又は水切り(隅部)
に外断熱下地隅ボードを採用した一例を示した縮尺全体図、図7は図6の要部の拡大正面
図、図8−1は図6の開口部の断面図、図8−2は躯体にメッシュを釘止めした状態の断
面図、図8−3は図6の開口部の型枠に外断熱下地隅ボードを落込んだ状態の断面図、図
8−4は図6の開口部の型枠に外断熱下地隅ボードを落込み、モルタルを塗布した状態の
断面図、図8−5は図7の断面図、図8−6はメッシュの不具合を示した断面図、図9は
従来の外断熱下地隅ボードの斜視図である。
例を工程順に示したものであり、: 図1−1は外断熱ボードの斜視図、: 図1−2−
1は外断熱ボードの一面の表面側から一端部の一端面側を経由し、その他面の裏面側に至
りメッシュを設けた一部欠截の斜視図、図1−2−2は図1−2−1の要部の拡大平面図
、: 図1−3−1は外断熱ボードの一面の表面側から一端部の一端面側を経由し、その
他面の裏面側に至りメッシュを設け、このメッシュの上で、かつ一面の表面側から一端部
の一端面側に表面側モルタルと一端面側モルタルを塗布した状態の一部欠截の斜視図、図
1−3−2は図1−3−1の要部の拡大平面図、: 図1−4−1は外断熱ボードの一面
の表面側から一端部の一端面側を経由し、その他面の裏面側に至りメッシュを設け、この
メッシュの上で、かつ一面の表面側から一端部の一端面側に表面側モルタルと一端面側モ
ルタルを塗布した仕上がり状態の一部欠截の斜視図、図1−4−2は図1−4−1の要部
の拡大平面図、図2は図1−4−1の裏面視した斜視図、図3は建屋の開口部及び/又は
水切り(隅部)に図1−4−1の外断熱隅壁材を採用した一例を示した縮尺全体図、図4
は図3の要部の拡大正面図、図5−1は図3の開口部の断面図、図5−2は図3の開口部
の型枠に外断熱隅壁材を落込んだ状態の断面図、図5−3は図4の断面図、図5−4は図
5−3の要部の拡大図である。また図6は従来の建屋の開口部及び/又は水切り(隅部)
に外断熱下地隅ボードを採用した一例を示した縮尺全体図、図7は図6の要部の拡大正面
図、図8−1は図6の開口部の断面図、図8−2は躯体にメッシュを釘止めした状態の断
面図、図8−3は図6の開口部の型枠に外断熱下地隅ボードを落込んだ状態の断面図、図
8−4は図6の開口部の型枠に外断熱下地隅ボードを落込み、モルタルを塗布した状態の
断面図、図8−5は図7の断面図、図8−6はメッシュの不具合を示した断面図、図9は
従来の外断熱下地隅ボードの斜視図である。
以下本発明の一実施例を説明する。先ず、図示の如く、躯体の建築下地隅材用の外断熱
隅壁材1は、発泡プラスチック(発泡倍率40%〜60%程度とし、軽量化、強度性、肉
厚等と、使用用途等を考慮して決定する)、軽量ボード等の外断熱ボード100(断熱ボ
ード)と、この外断熱ボード100の一面1aの表面側101から一端部1bの一端面側
102経由し、その他面1cの裏面側103に至る接着剤を有するメッシュ2(グラスフ
ァイバーメッシュ)と、このメッシュ2の一部を覆う樹脂モルタル材料、接着性モルタル
材料等の薄地の下地用のモルタル(層)3を設ける。このモルタル3は、ロールの自動転
圧、箆しごき等の加圧手段を介して、略均等に形成すると共に、外断熱ボード100の一
面1aの表面側101から一端部1aの一端面側102に表面側モルタル300と一端面
側モルタル301を存在させる後処理を施す方法は、湿潤したブラッシング、スポンジヤ
スリ等の払拭手段とする。
隅壁材1は、発泡プラスチック(発泡倍率40%〜60%程度とし、軽量化、強度性、肉
厚等と、使用用途等を考慮して決定する)、軽量ボード等の外断熱ボード100(断熱ボ
ード)と、この外断熱ボード100の一面1aの表面側101から一端部1bの一端面側
102経由し、その他面1cの裏面側103に至る接着剤を有するメッシュ2(グラスフ
ァイバーメッシュ)と、このメッシュ2の一部を覆う樹脂モルタル材料、接着性モルタル
材料等の薄地の下地用のモルタル(層)3を設ける。このモルタル3は、ロールの自動転
圧、箆しごき等の加圧手段を介して、略均等に形成すると共に、外断熱ボード100の一
面1aの表面側101から一端部1aの一端面側102に表面側モルタル300と一端面
側モルタル301を存在させる後処理を施す方法は、湿潤したブラッシング、スポンジヤ
スリ等の払拭手段とする。
そして、このモルタル3は、正確には、外断熱ボード100の一面1aの表面側101
にある表面側モルタル300と、この外断熱ボード100の一端部1bの一端面側102
にある一端面側モルタル301であって、この外断熱ボード100の各他端部1d(少な
くとも三方向の端部)の各他端面側104(少なくとも三方向の端面部)にはモルタル3
を設けない構成である。即ち、図1−3−1と図1−3−2に示した如く、他端面側10
4にモルタル3が、誤って設けられた場合(説明の便宜上モルタル3−1として示す)は
、払拭手段(図示せず)を介して剥離し、図1−4−1と図1−4−2に示した正常の状
態とする。
このように、各他端面側104にはモルタル3を設けない構成である(剥出し部となる
)ので、これに横方向で隣接する他の外断熱隅壁材1との接合、又は縦方向で隣接する(
後述する)外断熱壁13との確実かつスムーズな接合が図れる。さらに構造物の寸法に沿
った、正確な隣接関係が図れる利点がある。
にある表面側モルタル300と、この外断熱ボード100の一端部1bの一端面側102
にある一端面側モルタル301であって、この外断熱ボード100の各他端部1d(少な
くとも三方向の端部)の各他端面側104(少なくとも三方向の端面部)にはモルタル3
を設けない構成である。即ち、図1−3−1と図1−3−2に示した如く、他端面側10
4にモルタル3が、誤って設けられた場合(説明の便宜上モルタル3−1として示す)は
、払拭手段(図示せず)を介して剥離し、図1−4−1と図1−4−2に示した正常の状
態とする。
このように、各他端面側104にはモルタル3を設けない構成である(剥出し部となる
)ので、これに横方向で隣接する他の外断熱隅壁材1との接合、又は縦方向で隣接する(
後述する)外断熱壁13との確実かつスムーズな接合が図れる。さらに構造物の寸法に沿
った、正確な隣接関係が図れる利点がある。
また前記メッシュ2は、外断熱ボード100の表面側101と一端面側102並びに裏
面側103の一部に設けられており、そして、このメッシュ2は、前記外断熱ボード10
0の表面側101と一端面側102に相当する箇所に塗布しかつ延展したモルタル3で被
覆される。従って、メッシュ2の外断熱ボード100の他面1cの裏面側103に相当す
る箇所には、このモルタル3が設けられない構造であり、この外断熱ボード100の断熱
性の確保と、材料の節約化、又は軽量化等を図る。
面側103の一部に設けられており、そして、このメッシュ2は、前記外断熱ボード10
0の表面側101と一端面側102に相当する箇所に塗布しかつ延展したモルタル3で被
覆される。従って、メッシュ2の外断熱ボード100の他面1cの裏面側103に相当す
る箇所には、このモルタル3が設けられない構造であり、この外断熱ボード100の断熱
性の確保と、材料の節約化、又は軽量化等を図る。
以上の方法で製造できたものが、図1−4−1と図1−4−2で示した外断熱隅壁材1
である。そして、この外断熱隅壁材1の三方向の他端部1dの他端面側104は、素材の
外断熱ボード100が剥出し構造となっている。またメッシュ2は、外断熱隅壁材1の表
面側101と、一端面側102並びに裏面側103の一部に設けられる。そして、モルタ
ル3は、外断熱ボード100の表面側101(表面側モルタル300)と、外断熱ボード
100の一端部1bの一端面側102(一端面側モルタル301)に設けられる。
である。そして、この外断熱隅壁材1の三方向の他端部1dの他端面側104は、素材の
外断熱ボード100が剥出し構造となっている。またメッシュ2は、外断熱隅壁材1の表
面側101と、一端面側102並びに裏面側103の一部に設けられる。そして、モルタ
ル3は、外断熱ボード100の表面側101(表面側モルタル300)と、外断熱ボード
100の一端部1bの一端面側102(一端面側モルタル301)に設けられる。
そして、この外断熱隅壁材1を利用して、建屋Aの躯体AAの開口部A1又は水切り6
(隅部A3の一例である)の外周面A4を構築する方法で、開口部A1の上方A1−1を
構築する方法の好ましい一例を説明する。この構築方法は、図5−1〜図5−4に示され
ているので、これらの図面を基に説明する。そして、この図5−1において、型枠Dを開
口部A1の上方A1−1に設ける。そして、この型枠Dを利用して、上方A1−1に外断
熱隅壁材1を設置する。その一例は、図5−2に示すように、この上方A1−1の型枠D
内に外断熱隅壁材1の一端面側102を順次一枚〜複数枚(以下、複数枚で説明する)落
込むが、この際に型枠Dと外断熱隅壁材1の一端面側102との間には目地F(間隔)が
形成される。そして、この状態では、躯体AAに外断熱隅壁材1の裏面側103が添接さ
れるとともに、メッシュ2の裏面側も同様に添接される。そして、この外断熱隅壁材1の
表面側モルタル300が躯体AAの外側に位置する。このような作業を順次繰返す。尚、
この外断熱隅壁材1は、躯体AAの外側に釘、接着剤等の固定手段(図示せず)を介して
固定される。そして、図5−3に示すように、目地Fの全体(図5−3では、図面に向っ
て前後方向)に充填用のモルタルHを塗布(塗着)した後、バックアップ材J及び/又は
コーキング剤Iを設けることで、この開口部A1の外周面A4が構築される。尚、図5−
4は、図5−3の要部を拡大して示した断面図であり、この開口部A1の外周面A4が確
実かつ強固に構築された状態を示している。
(隅部A3の一例である)の外周面A4を構築する方法で、開口部A1の上方A1−1を
構築する方法の好ましい一例を説明する。この構築方法は、図5−1〜図5−4に示され
ているので、これらの図面を基に説明する。そして、この図5−1において、型枠Dを開
口部A1の上方A1−1に設ける。そして、この型枠Dを利用して、上方A1−1に外断
熱隅壁材1を設置する。その一例は、図5−2に示すように、この上方A1−1の型枠D
内に外断熱隅壁材1の一端面側102を順次一枚〜複数枚(以下、複数枚で説明する)落
込むが、この際に型枠Dと外断熱隅壁材1の一端面側102との間には目地F(間隔)が
形成される。そして、この状態では、躯体AAに外断熱隅壁材1の裏面側103が添接さ
れるとともに、メッシュ2の裏面側も同様に添接される。そして、この外断熱隅壁材1の
表面側モルタル300が躯体AAの外側に位置する。このような作業を順次繰返す。尚、
この外断熱隅壁材1は、躯体AAの外側に釘、接着剤等の固定手段(図示せず)を介して
固定される。そして、図5−3に示すように、目地Fの全体(図5−3では、図面に向っ
て前後方向)に充填用のモルタルHを塗布(塗着)した後、バックアップ材J及び/又は
コーキング剤Iを設けることで、この開口部A1の外周面A4が構築される。尚、図5−
4は、図5−3の要部を拡大して示した断面図であり、この開口部A1の外周面A4が確
実かつ強固に構築された状態を示している。
続いて、詳細な図面は省略するが、建屋Aの開口部A1又は水切り6(隅部A3の一例
である)の外周面A4を構築する方法で、開口部A1の下方A1−2を構築する方法の好
ましい一例を説明する。この構築方法は、型枠Dを開口部A1の下方A1−2に設ける。
そして、この型枠Dを利用して、下方A1−2に外断熱隅壁材1を設置する。この下方A
1−2の型枠D内に外断熱隅壁材1の一端面側102を順次一枚〜複数枚差込むが、この
際に型枠Dと外断熱隅壁材1の一端面側102との間には目地Fが形成される。そして、
この状態では、躯体AAに外断熱隅壁材1の裏面側103が添接されるとともに、メッシ
ュ2の裏面側も同様に添接される。そして、この外断熱隅壁材1の表面側モルタル300
が躯体AAの外側に位置する。このような作業を順次繰返す。尚、この外断熱隅壁材1は
、躯体AAの外側に釘、接着剤等の固定手段を介して固定される。そして、目地Fの全体
に充填用モルタルGを塗布した後、バックアップ材J及び/又はコーキング剤Iを設ける
ことで、この開口部A1の外周面A4が構築される。この作業を行なうことで、この開口
部A1の外周面A4が確実かつ強固に構築された状態を示している。
である)の外周面A4を構築する方法で、開口部A1の下方A1−2を構築する方法の好
ましい一例を説明する。この構築方法は、型枠Dを開口部A1の下方A1−2に設ける。
そして、この型枠Dを利用して、下方A1−2に外断熱隅壁材1を設置する。この下方A
1−2の型枠D内に外断熱隅壁材1の一端面側102を順次一枚〜複数枚差込むが、この
際に型枠Dと外断熱隅壁材1の一端面側102との間には目地Fが形成される。そして、
この状態では、躯体AAに外断熱隅壁材1の裏面側103が添接されるとともに、メッシ
ュ2の裏面側も同様に添接される。そして、この外断熱隅壁材1の表面側モルタル300
が躯体AAの外側に位置する。このような作業を順次繰返す。尚、この外断熱隅壁材1は
、躯体AAの外側に釘、接着剤等の固定手段を介して固定される。そして、目地Fの全体
に充填用モルタルGを塗布した後、バックアップ材J及び/又はコーキング剤Iを設ける
ことで、この開口部A1の外周面A4が構築される。この作業を行なうことで、この開口
部A1の外周面A4が確実かつ強固に構築された状態を示している。
以上で説明した、外断熱隅壁材1を開口部A1の外周面A4に構築する作業(施工)及
び/又は取扱いと、その手順等は一例であり限定されない。何れにしても、この開口部A
1に外断熱隅壁材1を施工し、躯体AAの外断熱の効果、機能と、その強度性を確保でき
る施工例は、本発明の範疇である。そして、他の型枠D、固定手段等の作業及び/又は取
扱い方法等においても同様に解釈できる。また開口部A1の側方A1−3、A1−4にお
いても、前述の上下方A1−1、A1−2と同様に、外断熱隅壁材1を利用して構築する
ことが可能である。
び/又は取扱いと、その手順等は一例であり限定されない。何れにしても、この開口部A
1に外断熱隅壁材1を施工し、躯体AAの外断熱の効果、機能と、その強度性を確保でき
る施工例は、本発明の範疇である。そして、他の型枠D、固定手段等の作業及び/又は取
扱い方法等においても同様に解釈できる。また開口部A1の側方A1−3、A1−4にお
いても、前述の上下方A1−1、A1−2と同様に、外断熱隅壁材1を利用して構築する
ことが可能である。
以上のようにして、開口部A1が外断熱隅壁材1で囲繞又は一部で施工が終了した際に
、この外断熱隅壁材1の他端部1dの他端面側104は、メッシュ10を設けた外断熱ボ
ード11とモルタル12で構成された定寸の外断熱壁材13の端部13aの端面側13b
が設けられる。そして、この外断熱隅壁材1と外断熱壁材13とで形成される目地E3に
は、図示しないメッシュ及び/又はバックアップ材J及び/又はコーキング剤I(充填材
)を設ける。この外断熱壁材13の施工が終了した段階で、仕上げ塗料、モルタル等の仕
上げ剤で最後の作業を行なう。
、この外断熱隅壁材1の他端部1dの他端面側104は、メッシュ10を設けた外断熱ボ
ード11とモルタル12で構成された定寸の外断熱壁材13の端部13aの端面側13b
が設けられる。そして、この外断熱隅壁材1と外断熱壁材13とで形成される目地E3に
は、図示しないメッシュ及び/又はバックアップ材J及び/又はコーキング剤I(充填材
)を設ける。この外断熱壁材13の施工が終了した段階で、仕上げ塗料、モルタル等の仕
上げ剤で最後の作業を行なう。
そして、本発明は、従来の下記の課題である(イ)〜(ニ)を解消できる。即ち、この
(イ)〜(ニ)の課題は、(イ)型枠Dと外断熱下地隅ボードEの端面E1で形成される
目地Fからその表面E2に亙りモルタルGを塗布し、このモルタルGが粘性を有する状態
で、外周面A4に設けたメッシュBを押さえるか、又は釘止めし、この外断熱下地隅ボー
ドEに張装する施工である。従って、大変な手間と、煩雑な作業を要する。(ロ)またモ
ルタルGの粘性(濃淡)の不都合によるメッシュBと外断熱下地隅ボードEの端面E1及
び/又は表面E2等への馴染み不良、メッシュBの垂れB1の発生と、又は最悪ではメッ
シュBが波打ち状態となる等の不都合が発生する。(ハ)余分のメッシュBのカット、及
び/又はモルタルGの剥離等の方法を採用することから、作業が厄介であること、またや
りなおしの問題が発生すること、熟練を要すること、又は工期の長期化等を招来すること
等の課題がある。(ニ)施工が、極めて面倒であること、熟練を要すること、或は風及び
/又は雨等の悪影響が発生することを想定すると、さらに作業が面倒であり、その完成に
長時間を要する。こと等である。そして、また本発明では、前記手順及び/又は作業等を
行うことで、施工の容易化、規格化(マニュアル化)等に役立つ特徴を有する。
(イ)〜(ニ)の課題は、(イ)型枠Dと外断熱下地隅ボードEの端面E1で形成される
目地Fからその表面E2に亙りモルタルGを塗布し、このモルタルGが粘性を有する状態
で、外周面A4に設けたメッシュBを押さえるか、又は釘止めし、この外断熱下地隅ボー
ドEに張装する施工である。従って、大変な手間と、煩雑な作業を要する。(ロ)またモ
ルタルGの粘性(濃淡)の不都合によるメッシュBと外断熱下地隅ボードEの端面E1及
び/又は表面E2等への馴染み不良、メッシュBの垂れB1の発生と、又は最悪ではメッ
シュBが波打ち状態となる等の不都合が発生する。(ハ)余分のメッシュBのカット、及
び/又はモルタルGの剥離等の方法を採用することから、作業が厄介であること、またや
りなおしの問題が発生すること、熟練を要すること、又は工期の長期化等を招来すること
等の課題がある。(ニ)施工が、極めて面倒であること、熟練を要すること、或は風及び
/又は雨等の悪影響が発生することを想定すると、さらに作業が面倒であり、その完成に
長時間を要する。こと等である。そして、また本発明では、前記手順及び/又は作業等を
行うことで、施工の容易化、規格化(マニュアル化)等に役立つ特徴を有する。
尚、前記定寸の外断熱壁材13は、3×6寸法及び/又は外断熱ボード11は、湿度を
通す性質「透湿性」、熱伝導率、曲げ強さ、難燃性等に優れたボード、例えば、ビーズ法
ポリスチレンフォーム4号を採用する。尚、外断熱隅壁材1もこれに順ずる。そして、図
示しないが、上塗り材は、接着性、弾性に優れたポリマーベースの塗料であれば限定され
ないので、従来のように特殊な塗料を必要とせず有益である。また本発明は、ホルムアル
デヒトの発生率も少なく健康に悪影響を与えないこと、ガン発生率も少ないこと、等有益
な塗料である。
通す性質「透湿性」、熱伝導率、曲げ強さ、難燃性等に優れたボード、例えば、ビーズ法
ポリスチレンフォーム4号を採用する。尚、外断熱隅壁材1もこれに順ずる。そして、図
示しないが、上塗り材は、接着性、弾性に優れたポリマーベースの塗料であれば限定され
ないので、従来のように特殊な塗料を必要とせず有益である。また本発明は、ホルムアル
デヒトの発生率も少なく健康に悪影響を与えないこと、ガン発生率も少ないこと、等有益
な塗料である。
A 建屋
AA 躯体
A1 開口部
A1−1 上方
A1−2 下方
A1−3 側方
A1−4 側方
A2 水切り
A3 隅部
A4 外周面
B メッシュ
B1 垂れ
C 釘止め
E 外断熱下地隅ボード
E1 端面
E2 表面
E3 目地
D 型枠
F 目地
G モルタル
H 充填用のモルタル
I コーキング剤
J バックアップ材
L 定寸の外断熱ボード
1 外断熱隅壁材
1a 一面
1b 一端部
1c 他面
1d 他端部
100 外断熱ボード
101 表面側
102 一端面側
103 裏面側
104 他端面側
2 メッシュ
3 モルタル
300 表面側モルタル
301 一端面側モルタル
3−1 モルタル
6 水切り
10 メッシュ
11 外断熱ボード
12 モルタル
13 外断熱壁材
13a 端部
13b 端面側
AA 躯体
A1 開口部
A1−1 上方
A1−2 下方
A1−3 側方
A1−4 側方
A2 水切り
A3 隅部
A4 外周面
B メッシュ
B1 垂れ
C 釘止め
E 外断熱下地隅ボード
E1 端面
E2 表面
E3 目地
D 型枠
F 目地
G モルタル
H 充填用のモルタル
I コーキング剤
J バックアップ材
L 定寸の外断熱ボード
1 外断熱隅壁材
1a 一面
1b 一端部
1c 他面
1d 他端部
100 外断熱ボード
101 表面側
102 一端面側
103 裏面側
104 他端面側
2 メッシュ
3 モルタル
300 表面側モルタル
301 一端面側モルタル
3−1 モルタル
6 水切り
10 メッシュ
11 外断熱ボード
12 モルタル
13 外断熱壁材
13a 端部
13b 端面側
Claims (1)
- 発泡プラスチック、軽量ボード等の外断熱隅壁材の外断熱ボード(100)と、この外断熱隅壁材(1)の外断熱ボード(100)の一面(1a)の表面側(101)から一端部(1b)の一端面側(102)を経由し、その他面(1c)の裏面側(103)に至るように合成樹脂、金網等で構成するメッシュ(2)を添着し、この外断熱ボード(100)の一面(1a)の表面側(101)から一端部(1b)の一端面側(102)に、表面側モルタル(300)と一端面側モルタル(301)を添加した外断熱隅壁材であって、
この外断熱ボード(100)の一面(1a)の表面側(101)から一端部(1b)の一端面側(102)に、添加された表面側モルタル(300)と一端面側モルタル(301)を、ロールの自動転圧、箆しごき等の加圧手段を介して、略均等に形成し、前記外断熱ボード(100)の一面(1a)の表面側(101)から一端部(1b)の一端面側(102)に、表面側モルタル(300)と一端面側モルタル(301)を存在させる湿潤したブラッシング、スポンジヤスリ等の払拭手段による後処理を施す構成とし、またこの外断熱ボード(100)の一面(1a)の表面側(101)と、その他面1cの裏面側(103)との間に設けた各他端部(1d)の各他端面側(104)とにあるモルタル(3−1)を払拭手段で払拭し、この各他端部(1d)の各他端面側(104)にはモルタル(3)を設けず、この各他端面側(104)を剥出し部とする構成とした外断熱隅壁材。
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CN103046656A (zh) * | 2013-01-18 | 2013-04-17 | 山西省第二建筑工程公司 | 一种墙体表面无机纤维喷涂方法 |
CN103422598A (zh) * | 2013-07-31 | 2013-12-04 | 浙江大学 | 一种封闭式建筑幕墙低发射率保温系统及方法 |
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CN104712066A (zh) * | 2015-03-24 | 2015-06-17 | 中交一航局第四工程有限公司 | 一种超细无机纤维喷涂楼板保温施工工艺 |
-
2006
- 2006-02-27 JP JP2006050879A patent/JP3931992B2/ja not_active Expired - Fee Related
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