JP3931874B2 - 自動演奏装置 - Google Patents

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この発明は、複数の楽曲データから演奏区間を抽出し、これを連続して演奏することによってメドレー演奏が可能な自動演奏装置に関する。
自動演奏装置であるカラオケ装置では、演奏される楽曲データのなかに、複数のカラオケ曲のよく知られた部分をつなぎ合わせて作られたいわゆるメドレー曲といわれる曲があり、カラオケ歌唱者の人気を集めている。
メドレー曲は、複数の曲をつなぎ合わせて作られたものであるが、メドレー曲自体が1つのカラオケ曲であり、上記複数の曲がそれぞれ別々にカラオケ曲として登録されていても、それらとは別に作成する必要があった。このため、カラオケ曲をカラオケ装置に登録する側においては、メドレー曲を上記複数の曲とは別に制作する必要があるため手間がかかるうえ、上記個別のカラオケ曲がリリース(登録)されたのちに制作する必要があるため、リリースが大幅に遅れてしまうという問題点があった。また、メドレー曲も通常のカラオケ曲と同様のデータ量を持っているため、そのための記憶領域が必要になる問題点があった。さらに、利用者側においては、自分が歌いたい曲がメドレー曲になるとは限らないため、登録されたメドレー曲が自分の好みのものでない可能性があった。
この発明は、通常の楽曲のなかから利用者が選択した曲の一部演奏区間をつないで切れ目のないメドレー演奏をできるようにした自動演奏装置を提供することを目的とする。
この発明は、複数の楽曲を指定する曲指定手段と、前記複数の楽曲の演奏を実行するための各楽曲データの内容に基づいて、各楽曲データにおけるメドレー演奏区間の開始位置と終了位置とを割り出す演奏区間割出手段と、前記複数の楽曲を、各楽曲データのメドレー演奏区間を順次つないで連続して演奏する演奏実行手段と、を備え、前記演奏実行手段は、2系統の楽曲演奏部で前記複数のメドレー区間を交互に演奏する手段であって、一方の楽曲演奏部で演奏を実行中に、他方の楽曲演奏部に対して次のメドレー区間の演奏のためのセットアップを実行するとともに、一方の楽曲演奏部の演奏終了前に他方の楽曲演奏部の演奏をスタートさせ、一方の楽曲演奏部の演奏終了までは、他方の楽曲演奏部にリズムトラックのみ演奏させることを特徴とする。
この発明は、前記演奏実行手段は、他方の楽曲演奏部の演奏をスタートさせたとき、前記一方の楽曲演奏部の演奏テンポを他方の楽曲演奏部の演奏テンポに一致させるとともに、前記一方の楽曲演奏部に楽曲データから読み出したイベントデータのうちノートオフイベントのみを実行させることを特徴とする。
以上のようにこの発明によれば、複数の楽曲をメドレー演奏するとき、曲のつなぎ目で曲が途切れることなく、自然なメドレー演奏が可能になり、メドレー専用の楽曲データを特別に作成する必要がなくなり、手間がかからず、通常の楽曲データを用いて即座にその曲をメドレーの一部として演奏することができる。
図面を参照してこの発明の実施形態であるカラオケ装置について説明する。以下説明するカラオケ装置では、利用者が複数のカラオケ曲を選曲指定すると、これらのカラオケ曲をつないでメドレー演奏する。メドレー演奏とは、前奏や後奏を省いてメロディ部分のみを複数曲分つないで連続演奏する演奏モードである。複数曲の全てのメロディ部分を演奏したのでは演奏が長くなりすぎてしまうため、メロディ部分のうち、1番のみなど一部の区間をメドレーの演奏区間とする。この演奏区間の指定は利用者が任意に指定できるようにしてもよく、カラオケ装置が固定的にまたは自動的に指定するようにしてもよい。しかし、楽曲データには上記演奏区間の開始位置および終了位置を示すデータが書き込まれていないため、カラオケ装置が楽曲データの内容に基づいて、楽曲データ上の上記演奏区間を割り出す。たとえば、楽曲データには歌唱ガイド用のメロディトラックが含まれるが、1番,2番などの歌唱部分にはノートデータ(発音を制御するデータ)が存在し、前奏,間奏,後奏などの演奏のみの部分にはノートデータがない。したがって、演奏区間として1番が指定されている場合、メロディトラックの最初のノートデータのタイミングから、ノートデータが一定時間無くなる区間の先頭までを1番として判断することができる。また、曲が盛り上がるサビ部分が演奏区間として指定された場合には、メロディトラックのみならず伴奏音のデータが書き込まれているバッキングトラックを参照し、音量や曲想の変化を検出してサビ部分を割り出すようにすればよい。
このように、1番やサビ部分など音楽的な内容で演奏区間が指定されたとき、楽曲データ上でこの区間がどこであるかを検出し、その区間のみを演奏するため、楽曲データ中に区間を示すマークがなくても指定された演奏区間を楽曲データ上で発見してその区間のみを演奏することができる。
図1は上記メドレー演奏機能を備えたカラオケ装置のブロック図である。このカラオケ装置は、約1万曲のカラオケ曲演奏用の楽曲データを記憶しており、利用者が予約登録した曲番号に応じて楽曲データを読み出してカラオケ曲を演奏する。また、メドレーモードでは、選択された複数のカラオケ曲の1番のみを切れ目なしにつないで連続演奏する。通常の楽曲データにはメドレー演奏用の演奏区間を指示するデータが書き込まれていないが、このカラオケ装置では楽曲データの内容に基づいて演奏区間を割り出すことができ、どの楽曲データでもメドレー演奏をすることができる。
装置全体の動作を制御するCPU10には、バスを介してROM11、RAM12、ハードディスク記憶装置(HDD)14、通信制御部15、リモコン受信部16,表示パネル17、パネルスイッチ18、音源装置19a,19b、音声データ処理部20a,20b、効果用DSP21a,21b,21c、ミキサ22、文字表示部23、CD−ROMチェンジャ24および表示制御部25が接続されている。また、ミキサ22にはアンプスピーカ26が接続されており、効果用DSP21cにはボーカル用のマイク27が接続されている。表示制御部25にはモニタ28が接続されている。これらアンプスピーカ26,ボーカル用マイク27およびモニタ28はカラオケ装置本体とは別体となっている。
前記ROM11には起動プログラムなどが記憶されている。起動プログラムはこの装置の電源オン時に読み出され、ハードディスク記憶装置14に記憶されているシステムプログラム,カラオケ実行プログラム群,ローダなどをRAM12に読み出してこの装置を立ち上げる。システムプログラムは、この装置の基本動作や周辺機器とのデータ送受を制御するプログラムである。カラオケ実行プログラム群は、図4〜図7のフローチャートに示すような動作を実行する。ローダは、通信制御部15を介して配信センタからカラオケ演奏用の楽曲データなどをダウンロードするためのプログラムである。
RAM12には、上記プログラム読出エリアおよび2曲分の楽曲データ読出エリアが設定される。2曲分の楽曲データ読出エリアはメドレーモード時に現在演奏されているカラオケ曲の楽曲データと次に演奏されるカラオケ曲の楽曲データを並行して処理するために設定されている。また、RAM12には、利用者が入力した曲番号を登録する予約リストやメドレーモード時に演奏区間の開始位置や終了位置を記憶するスタートマークデータ記憶エリアや終了マークデータ記憶エリアなどが設定される。
通信制御部15は、センタからカラオケ演奏のための楽曲データをダウンロードしてHDD14に書き込む。通信制御部15はDMA回路を内蔵しており、ダウンロードされた楽曲データをCPU10を介さずに直接HDD14に書き込むことができる。HDD14にはダウンロードされた楽曲データを約1万曲分蓄積記憶するための楽曲データ記憶エリアが設けられている。
コマンダ受信部16はコマンダ3から送られてくる赤外線信号を受信してデータを復元する。コマンダ3はテンキーやモード切換キーなどの各種キースイッチを備えており、利用者がこれらのスイッチを操作すると、その操作に応じたコードの赤外線信号を送信する。利用者は上記各種キースイッチのオンシーケンスによって、カラオケ装置本体に曲番号を入力することができる。また、モード切換キーを操作することにより、1曲ずつ別々に演奏する通常モードと上記メドレーモードとを切り換えることができる。また、コマンダ3を用いてメドレー演奏時の演奏区間(1番のみ,2番のみ,1〜2番,1番のサビ部分のみなど)を指定できるようにしてもよい。また、この指定を全曲共通にするか各曲毎に個別のものにするかも任意である。
表示パネル17は入力された曲番号などを表示するためのLED表示器などを含んでいる。また、パネルスイッチ18はテンキーのほか上記コマンダ3と同種のキースイッチを含んでおり、このパネルスイッチを操作して曲番号を入力することもできる。
このカラオケ装置は、2系統(a系統,b系統)のカラオケ演奏部(音源装置19,音声データ処理部20,効果用DSP21)を備えている。これは、メドレー演奏モードで演奏が前曲から次曲に切り換わるときの演奏の引き継ぎをスムーズに行うため、前曲のカラオケ演奏と次曲のカラオケ演奏を別系統で行うようにしているためである。1曲のみ演奏する通常のモード時には、いずれか一方の系統のみ用いてもよく、両方の系統を動作させて厚みのある音作りをしてもよい。
以下、一方の系統について説明する。音源装置19は、カラオケ演奏時にCPU10から入力されるノートイベントデータに基づいて楽音信号を形成する。ノートイベントデータは楽曲データの楽音トラック,メロディトラック,リズムトラックに書き込まれているデータであり、楽音の発音/消音などを制御するデータである。音声データ処理部20は、音声データに基づいてバックコーラスなどの音声信号を形成する。音声データは、音源装置19で電子的に発生しにくい信号波形(バックコーラスなど)を生の音声信号からADPCMデータ化したものであり、音声データ処理部20はこれを伸長して出力する。効果用DSP21は音源装置19から入力された楽音信号や音声データ処理部20が伸長した音声信号に対して種々の効果を付与する。効果を付与されたカラオケ演奏音はミキサ22に出力される。
一方、歌唱用のマイク27はプリアンプ30に接続されている。マイク27から入力された歌唱音声信号はプリアンプ30で増幅されA/Dコンバータ31でディジタル信号に変換されたのち効果用DSP21cに入力される。効果用DSP21cは、歌唱音声信号にエコーなどの効果を付与したのちミキサ22に出力する。ミキサ22はDSP21a,21b,21cから入力されたカラオケ演奏音および歌唱音声信号を適当な比率でミキシングしアナログ信号に変換したのちアンプスピーカ26に出力する。アンプスピーカ26はこのアナログ信号を増幅してスピーカから放出する。なお、DSP21a,21b,21cに付与される効果の種類および程度は、CPU10から入力されるDSPコントロールデータによって制御される。DSPコントロールデータは、楽曲データのDSPコントロールトラックにデルタタイムデータとともに記憶されており、CPU10がカラオケ演奏の所定タイミングに読み出してDSP21に入力する。
文字表示部23には、カラオケ曲の曲名や歌詞を表示するための文字表示データが入力される。文字表示データは楽曲データの文字表示トラックに書き込まれているデータであり、上記楽音トラックに基づくカラオケ演奏に同期して曲名や歌詞が表示され、且つ、表示色が変更されるように時間間隔データ(デルタタイムデータ)とともにインプリメントされている。文字表示部23は、この文字表示データに基づいて曲名や歌詞などの文字パターンを生成する。また、CD−ROMチェンジャ24は、カラオケ演奏時にCD−ROMにMPEGフォーマットで記録されている映像を再生する。CPU10は演奏するカラオケ曲のジャンルデータなどに基づいてどのような背景映像を再生するかを決定し、その背景映像のチャプタナンバをCD−ROMチェンジャ24に送信する。CD−ROMチェンジャ24は、このCPU10が指定するチャプタの映像を複数枚(5枚程度)のCD−ROMのなかから選択して再生する。上記文字表示部23が生成した文字パターンおよびCD−ROMチェンジャ24が再生した背景映像は表示制御部25に入力される。表示制御部25は背景映像の上に文字パターンをスーパーインポーズで合成してモニタ28に表示する。
図2は同カラオケ装置で演奏される平均的なカラオケ曲の曲の流れと楽曲データの概略構成を示す図である。また、図3は楽曲データの各トラックのデータ構成を示す図である。楽曲データは、カラオケ演奏用の楽音トラックのほか、文字表示トラック、音声トラック、DSPコントロールトラック、制御情報トラックなどのトラック、音声データ部およびヘッダで構成されている。
図2において、平均的なカラオケ曲は前奏(イントロ),1番(1stコーラス),2番(2ndコーラス),3番(3rdコーラス),後奏(エンディング)を有し、各コーラスに最も盛り上がる部分(サビ)が含まれている。また、1番と2番の間、2番と3番の間の両方または一方に間奏が挿入される。演奏楽音を発生するためのバッキングトラック(楽音トラック,音声制御トラックなど)およびリズムトラックには全曲を通してノートイベントデータが書き込まれているが、歌唱ガイド用のメロディトラックには1番,2番,3番の歌唱区間のみノートイベントデータが書き込まれている。また、制御情報トラックには、上記の区間を示すイントロスタートマーク,1番スタートマーク,2番スタートマーク,3番スタートマーク,エンディングスタートマーク,間奏スタートマークおよびサビスタートマーク,サビエンドマークが書き込まれている。ただし、これらのデータは小節を区切る小節線の位置に書き込まれるデータであり、弱起のメロディ(4拍目など弱拍から始まるメロディ)などはこのマークと開始点,終了点が一致しない。また、この制御情報トラックには、曲の調性(キー:ハ長調,イ短調など)や拍子(4拍子,3拍子など)の設定・変更を表すデータや拍子タイミングおよびその拍数(1拍目,2拍目など)を表示するデータも書き込まれている。
図3において、楽音トラックには、上記前奏,1番,2番,3番,後奏および間奏の全てを演奏するためのデータがインプリメントされており、ピアノ,弦楽器など複数のパートを担当する複数のトラックで構成されている。楽音トラックは、楽音の発音や消音などを指示するイベントデータとこのイベントデータの読出タイミングを各イベントデータ間の時間的間隔で表したデルタタイムデータ(Δt)で構成されている。イベントデータは、上記楽音の発音や消音を指示するノートイベントデータ(ノートオンデータ,ノートオフデータ)のほか、音色の調整や変更のためのデータ(パラメータチェンジ,プログラムチェンジなど)が含まれる。CPU10はシーケンスプログラムに基づいてこのトラックのデータを読み出す。デルタタイムデータを読み出したときテンポクロックに合わせてこれをカウントダウンし、カウント値が0になったとき次のデータを読み出す。イベントデータを読み出した場合には、これを音源装置19または対応する機能部に出力する。メロディトラック,リズムトラックも同様のデータ構成であり、メロディトラックのデータは音源19に入力されてガイドメロディ音を発生し、リズムトラックのデータは音源19に入力されてはリズム音を発生する。
文字表示トラックは、当該カラオケ曲の曲名や歌詞をインプリメントしたシーケンスデータであり、文字表示データ(イベントデータ)と各イベントデータの時間的間隔を示すデルタタイムデータで構成されている。なお、この文字表示トラックのデータは汎用のMIDIデータではないが、インプリンメンテーションの統一をとり作業工程を容易にするため、このトラックを含めて音声トラック,DSPコントロールトラックなどは全てMIDI形式で記述されている。文字表示データは、1行の歌詞の文字データ、この歌詞の表示座標、および、色替えや消去を制御するワイプシーケンスデータからなっている。
音声トラックは、音声データ部に記憶されている複数種類のバックコーラスデータの再生タイミングを制御するためのトラックであり、イベントデータである音声指定データおよびデルタタイムデータで構成されている。音声指定データはどの音声データをどの周波数にピッチシフトしてどの音量で発音するかを指定する内容になっている。
また、DSPコントロールトラックは、効果用DSP21a,21b,21cの機能を制御するためのイベントデータおよびデルタタイムデータで構成されている。イベントデータは、楽音信号に対してどのような効果をどの程度付与するかを指示するデータである。
なお、各トラックの先頭部分(イントロスタートマークより前)にはカラオケ演奏スタートに先立って音源装置19やDSP21などをリセット・初期設定するためのイベントデータがまとめて書き込まれている。また、ヘッダは、この楽曲データに関する種々のデータ(曲コード、曲名、発売日、演奏時間など)からなっている。また、この曲のジャンルデータは、前記ヘッダに含めても楽曲データと別のデータとして持っていてもよい。
図4〜図7のフローチャートおよび図8の前曲,次曲の演奏区間の接続方式を説明する図を参照して、このカラオケ装置における演奏区間の接続方式を説明する。
図4は予約動作を示すフローチャートである。利用者がコマンダ3を用いて曲番号を入力すると、その曲番号を予約リストに登録する。予約リストに先に入力された曲番号が登録されている場合には、その下位に今回の曲番号を登録するものとする。予約リストに登録されている曲番号は、上位のものからカラオケ演奏実行プログラムによって読み出され、対応するカラオケ曲の演奏が実行される。読み出された曲番号は消去され、下位のものが上位に繰り上げられる。予約リストには10曲程度の曲番号を予め登録しておくことができる。
図5は予約リスト実行処理動作を示すフローチャートである。この動作は一定時間毎に実行される。まず、予約リストに曲番号が登録されているかを判断する(s10)。予約曲がない場合にはそのままリターンする。予約曲がある場合には現在メドレーモードであるか否かを判断する(s11)。メドレーモードでなく通常の演奏モードの場合には、そのとき曲が演奏されていないことを判断して(s12)、予約リストの先頭に登録されている曲番号を読み出して演奏処理を実行する(s13)。この演奏処理は従来から一般的な処理動作であるため詳細な説明は省略する。
一方、現在メドレーモードの場合には、現在メドレーモードで曲の演奏中か否かを判断する(s14)。曲が演奏されている場合には準備フラグがセットされているかを判断する(s15)。準備フラグのセットは、現在演奏中の曲(前曲)に加えて次に演奏される曲(次曲)が既にRAM12に読み出され準備がされていることを示している。前曲の演奏が終了し次曲の演奏がスタートすると準備フラグがリセットする。それまで、新たな楽曲データの読み出しができないため、準備フラグがセットしている場合にはこのままリターンする。準備フラグがリセットしている場合(s15)には、図6の準備処理動作を実行する。
さらに、メドレーモード(s11)であるが現在曲が演奏されていない場合には(s14)、これからメドレー演奏を開始するということであるため、図6の準備動作で予約リストから読み出された曲番号の楽曲データでメドレーの1曲目の準備をしたのち(s17)、メドレー演奏処理動作(s18)をスタートする。
図6はメドレーの準備処理動作を示すフローチャートである。まず、予約リストの最上位に登録されていた曲番号で指定される楽曲データをRAM12の読み出しエリアに読み出す(s21)。そして、この楽曲データのメロディトラックを含む各トラックを先頭からスキャンしてゆき(s22)、以下の処理で順次処理を実行する。この曲がメドレーの1曲目の場合には(s23)、曲の先頭(前奏:イントロ)から演奏するためs28にジャンプする。1曲目とは、メドレーモードに入って1曲目の場合と、メドレーモードで曲の予約が途切れて演奏が終了し、その後再度曲の予約が入って演奏がスタートする場合も含む。1曲目でない場合には曲の前奏をカットし1番の先頭から演奏を開始するため、まず準備フラグをセットし(s24)、先頭から楽曲データを読み出して読み出されるパラメータを記憶してゆく(s25)。すなわち、曲の進行に応じて音源19やDSP21などに新たなパラメータが設定され動作が更新されるが、メドレーの2曲目以後の曲は曲の途中から演奏がスタートするため、それ以前の区間のパラメータを演奏とは別に読み出して予め設定しておくことで演奏区間がスタートしたときに正しいパラメータ設定で演奏を行うことができる。同時にメロディトラックを監視し(s26)、メロディトラックに最初のノートデータが書き込まれているタイミングの1小節前のタイミングおよびこの最初のノートデータのアドレスをスタートマークデータとして記憶する(s27)。メロディ開始の1小節前を開始タイミングとするのは、メロディがスタートする前の1小節間を前曲から次の曲に移行するためのブリッジ区間とするためである。そして、そのままメロディトラックの読み出しを継続してメロディトラックのノートデータが一定時間以上(たとえば4小節以上)途切れる区間を検索し(s28)、この区間が開始するタイミングを終了マークデータとして記憶する(s29)。すなわち、一定時間以上歌唱が途切れる区間は間奏であると判断し、その直前までが1番のメロディ区間である判断する。こののち、2系統(a,b)のカラオケ演奏部のうち、現在の演奏(前曲の演奏)に使用されていないほうの空き系統に上記パラメータをセットする(s30)。両系統とも演奏されていない1曲目の場合にはどちらにセットしてもよい。そしてs31でこの曲が1曲目であるか否かを再度判断し、1曲目の場合には、このデータを用いてメドレー演奏処理をスタートする(s32)。一方、1曲目でなく現在前曲が演奏中の場合にはそのままこのメドレー準備処理動作を終了する。
なお、上記動作は楽曲データの制御情報トラックに1番開始データや1番終了データが書き込まれていない場合について説明したが、制御情報トラックに1番開始データや1番終了データが書き込まれている場合には、s26〜s29に代えて以下の動作を行えばよい。すなわち、上述したように1番開始データや1番終了データなどのマークデータは小節線の位置に書き込まれているが、メロディは正確に小節線の位置からスタートし、小節線の位置で終了するとは限らない。そこで、これらのマークデータを参考にしてその前後の正確な開始タイミングを検索するようにする。まず、1番開始データを検索する(s33)。1番開始データが読み出された場合にはそのマークデータ付近でメロディトラックのノートデータが開始する位置を検索し(s34)、このメロディの開始位置の1小節前のタイミングおよび該ノートデータのアドレスをスタートマークデータとして記憶する(s35)。そして、次に、1番終了データを検索する(s36)。1番終了データが読み出された場合にはそのマークデータ付近でメロディトラックのノートデータが途切れる位置を検索し(s37)、このタイミングを終了マークデータとして記憶する(s38)。以上の動作により、マークデータの入った楽曲データでより正確に1コーラスの開始位置と終了位置を検出することができる。
図7はメドレー演奏処理プログラムを示すフローチャートである。このプログラムは前曲と次曲との連結時点においては、各曲について独立して並行に実行される。図8は前曲と次曲の演奏区間の連結方式を説明する図である。まず、1曲目の演奏処理から説明する。通常の演奏モードと同様に先頭から曲の演奏を実行し、終了マークデータ記憶エリアに記憶されているタイミングになるまで演奏を継続する(s41)。この間、歌唱者は通常どおりに歌唱することができる。そして、この動作と並行して前記メドレー準備処理動作(図6)によって2曲目の準備が行われ、他方のカラオケ演奏部のセットアップが行われている。1曲目(前曲)の演奏が終了マークデータまで進行すると、次曲の演奏を制御するこのメドレー演奏プログラムに演奏開始を通知する(s42)。
次曲の演奏を処理するメドレー演奏処理プログラムは、図6の準備動作が終了すると、前曲からの通知があるまで待機しており(s50)、前曲の演奏を制御するメドレー演奏処理プログラムから演奏開始の通知があると、この曲(次曲)について設定されているテンポでリズムトラックの演奏のみを開始する(s51)。
この時点で、前曲のメドレー演奏処理プログラムはテンポクロック制御を次曲のプログラムに渡しており(s43)、次曲のテンポクロックに応じてテンポ制御を行う。そして、これ以後、前曲のメドレー演奏処理プログラムは、以後よみだされるイベントデータのうちノートオフイベントデータのみを実行する(s44)。すなわち、いままで発音していた楽音の消音のみを実行し、新たな楽音の発音などは行わないようにする。
一方、次曲のメドレー演奏処理プログラムがリズム演奏を開始(s51)したのち、1小節が経過したとき、この次曲の1番のメロディ部分がートするため前曲のメドレー演奏処理プログラムに動作終了を指示する(s53)とともに、この次曲の全パートの演奏を開始する(s54)。
前曲(1曲目)のメドレー演奏処理プログラムはこの指示に対応して現在発音している楽音を全てノートオフする(s46)。これにより、前曲の演奏を処理していたカラオケ演奏部が空きになり、新たな次曲の処理が可能になるため、準備フラグをリセットして(s47)、動作を終了する。
以上の動作を利用者が選曲した楽曲データ毎に繰り返し実行することにより、連続して複数曲の演奏を実行することができる。
なお、上記実施形態では演奏区間を固定的に1番としているが、演奏区間はこれに限定されるものではなく、カラオケ装置が曲に応じてまたは任意に自動変更するようにしてもよい。また、利用者が演奏区間を指定できるようにしてもよい。この指定は、メドレー曲全体にわたる指定、曲毎に個別の指定のどちらであってもよい。
この発明の実施形態であるメドレー演奏機能を備えたカラオケ装置のブロック図 同カラオケ装置で演奏されるカラオケ曲の曲の流れを説明する図 同カラオケ曲の楽曲データの構成を示す図 同カラオケ装置の動作を示すフローチャート 同カラオケ装置の動作を示すフローチャート 同カラオケ装置の動作を示すフローチャート 同カラオケ装置の動作を示すフローチャート 同カラオケ装置がメドレー演奏をするときの連結方式を説明する図
符号の説明
19a,19b…音源装置、20a,20b…音声データ処理部、
21a,21b,21c…効果用DSP

Claims (2)

  1. 複数の楽曲を指定する曲指定手段と、
    前記複数の楽曲の演奏を実行するための各楽曲データの内容に基づいて、各楽曲データにおけるメドレー演奏区間の開始位置と終了位置とを割り出す演奏区間割出手段と、
    前記複数の楽曲を、各楽曲データのメドレー演奏区間を順次つないで連続して演奏する演奏実行手段と、
    を備え、前記演奏実行手段は、2系統の楽曲演奏部で前記複数のメドレー区間を交互に演奏する手段であって、一方の楽曲演奏部で演奏を実行中に、他方の楽曲演奏部に対して次のメドレー区間の演奏のためのセットアップを実行するとともに、一方の楽曲演奏部の演奏終了前に他方の楽曲演奏部の演奏をスタートさせ、一方の楽曲演奏部の演奏終了までは、他方の楽曲演奏部にリズムトラックのみ演奏させる自動演奏装置。
  2. 前記演奏実行手段は、他方の楽曲演奏部の演奏をスタートさせたとき、前記一方の楽曲演奏部の演奏テンポを他方の楽曲演奏部の演奏テンポに一致させるとともに、前記一方の楽曲演奏部に楽曲データから読み出したイベントデータのうちノートオフイベントのみを実行させる請求項1に記載の自動演奏装置。
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