JP3929110B2 - 老朽管の再生における重量液の供給方法 - Google Patents

老朽管の再生における重量液の供給方法 Download PDF

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L1/00Laying or reclaiming pipes; Repairing or joining pipes on or under water

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、老朽管の再生における重量液の供給方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
腐蝕の進んだ海底管などの修理方法として、老朽管の内部に新設管を挿入して再生する方法が開発されている。
これは先端を閉塞した新設管を使用し、新設管の尾端にはプラグを取り付けて新設管の内部に水を封入し、封入水を尾端から加圧して老朽管の内部に挿入する方法である。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】
そのような方法は、尾端から加圧しているにもかかわらず、新設管の先端には引っ張り力が作用するために座屈が発生しないので、長距離の老朽管の再生が可能であるという特徴を有している。
しかし長距離になると、水を封入した新設管の重量が大きくなり、老朽管の内面と新設管との摩擦も増加してくるために、膨大な新設管の挿入力が必要となってくる。
そのような新設管への挿入力を軽減するために、老朽管と新設管との間に重量の大きい液体を介在させて、新設管に浮力を与える方法が考えられる。
しかし新設管の前進とともに重量液の量が変化し、その水面が低下する。さらに重量液が先端から漏洩することも考えられる。
さらに重量液は特殊な用途が限定されているために非常に高価なものであるから、不要に多量の供給することはできない。
【0004】
本発明は上記したような従来の問題を解決するためになされたもので、老朽管の内部に挿入した新設管に浮力を与えるために、常に多過ぎず、少なすぎない、最適な重量液の水位を維持することができる、老朽管の再生における重量液の供給方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記のような目的を達成するために、本発明の老朽管の再生における重量液の供給方法は、先端を閉塞した新設管を使用し、新設管の尾端にはプラグを取り付けて新設管の内部に水を封入し、封入水を尾端から加圧して老朽管の内部に挿入する方法であって、新設管の先端には、移動可能な閉塞部材を位置させ、新設管と老朽管の隙間には比重の大きい重量液を注入して当該新設管に浮力を与え、この重量液の液圧をセンサーで検知し、センサーでの検知値が、設定圧よりも低下したら、重量液供給ポンプの作動が開始して、新設管と老朽管の隙間に重量液を追加して供給することにより、前記重量液の水位を一定に維持しながら、新設管を老朽管の内部に挿入するように構成した、老朽管の再生における重量液の供給方法を特徴としたものである。
【0006】
【本発明の実施の態様】
以下図面を参照しながら本発明の老朽管の再生における重量液の供給方法の実施例について説明する。
【0007】
<イ>新設管の挿入方法の原理。
まず本発明の基本となる老朽管p1への新設管p2の挿入方法を説明する。
この方法では前記したように、先端を閉塞した新設管p2を使用する。この新設管p2の尾端にはプラグ1を取り付けて新設管p2の内部に水を封入し、封入水2を尾端から加圧する。
この加圧力によって新設管p2を老朽管p1の内部に挿入する方法である。
【0008】
<ロ>重量液の供給。
老朽管p1の内部に液体を注入し、新設管p2がこの液体に完全に浮いた状態であればきわめてわずかの挿入力によって新設管p2の挿入が可能となる。
現実には新設管p2は老朽管p1に接触しているから理論通りにはゆかないが、それでも比重の大きい重量液3として例えば比重が1.35の塩化カルシュウム液を注入すると、104トン必要な挿入力を80トン程度に低下することができる。
そのためには老朽管p1の全長にわたって重量液3を充填しておけば作業は容易である。しかし重量液3は高価であるから、数キロにわたる老朽管p1の全断面に充填しておき、新設管p2が前進することによって重量液3を老朽管p1の前端からあふれさせて廃棄するような方法はきわめて不経済である。
そこで新設管p2と老朽管p1との隙間のわずかな空間にだけ重量液3を供給して安価に作業を行う方法が本発明の方法である。
そのために、まず新設管p2の先端に閉塞部材4をとりつける。この閉塞部材4は老朽管p1の内部を移動可能である。老朽管p1の内面には多少の凹凸が発生しているから、この閉塞部材4は老朽管p1の内部を移動できるように、たわみ性を備え、かつ漏水を阻止できる機能を備えていることが必要である。
こうして先端を閉塞状態としておき、その後に新設管p2と老朽管p1の隙間だけに、比重の大きい、高価な重量液3を注入する。
【0009】
<ハ>重量液3の不足。
しかし新設管p2と老朽管p1の隙間だけに重量液3を供給して維持しておくには次のような問題がある。
まず新設管p2の挿入の進行とともに、重量液3の液面は低下するから、その水位を維持しておくための調整が必要である。
次に、閉塞部材4からの重量液3の漏洩の問題がある。
前記したように老朽管p1の内面は平滑ではないから、閉塞部材4は完全に老朽管p1の内面に密着し続けることが不可能である。その結果、老朽管p1の内面と閉塞部材4とが密着していない状態が生じ、その間から重量液3が漏出する可能性がある。
すると、いつのまにか重量液3が不足してしまし、新設管p2に作用する浮力が不足して過大な挿入力が要求されることになる。
重量液3の不足を防止するために、例えば常に老朽管p1の口元まで重量液3を供給し続けるなど、過大な重量液3を供給しつづけておけばよい。
しかし閉塞部材4の閉塞機能は完全ではなく、老朽管p1の内部をスムーズにスライドできなければならない。そのために液圧が高過ぎると、老朽管p1の内面に凹凸がなくとも、重量液3は閉塞部材4と老朽管p1の境界を押し分けて前進し、閉塞部材4の前方に流出してしまう。
【0010】
<ニ>圧力センサーの取り付け。
このような浮力の確保と、閉塞部材4の不完全な閉塞能力との矛盾を解決する必要がある。
そのために、本発明の方法では老朽管p1の所定の位置に圧力センサー5を取り付け、この位置を測定しておく。老朽管p1は移動するものではないから、圧力センサー5の位置は最後まで不動である。
このセンサー5からの信号は制御装置6に入力させ、センサー5の検知値が一定の数値から変動したら、重量液供給ポンプ7の運転を開始したり、供給を停止するように設定する。
供給ポンプ7からの供給管は、老朽管p1の側面に接続する。
【0011】
<ホ>重量液3の圧力の設定。
制御装置6では圧力センサー5で検知できる値は、センサー5よりも上に位置する重量液3の重量である。そこでセンサー5より上の重量液3の水位をhとしておけば、センサー5よりも上にhだけ重量液3が位置していれば制御装置6から重量液供給ポンプ7に信号は発信しないように構成する。
センサー5よりも上の重量液3の水位がhより小さくなれば、その信号を検知した制御装置6から供給ポンプ7に信号が発信し、重量液供給ポンプ7の運転を開始する。
実際には運転の開始あるいは停止と数値hとの間に多少の幅を与えておけば、頻繁な運転の切り替えは不要となる。
こうして、重量液3の圧力が設定圧よりも低下したら重量液供給ポンプ7の作動が開始して新設管p2と老朽管p1の隙間に重量液3を追加して供給し、センサー5の位置よりも一定の高さまで供給を続けることができる。
【0012】
【本発明の効果】
本発明の老朽管p1の再生における重量液の供給方法は以上説明したようになるから、新設管p2の挿入の進行とともに、重量液3の液面は低下しても、その水位を維持して新設管p2には常に最適に浮力を与えることができる。
また閉塞部材4と老朽管p1の内面の間から重量液3が漏出しても、その量だけ自動的に供給することができ、重量液3が不足して、新設管p2を過大な挿入力が加圧するような必要がなくなる。
老朽管p1の口元の位置は自由に選択することができないが、口元の位置がどれほど水面から離れていても、常に最適な状態で重量液3の水位を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】老朽管に新設管を挿入する状態の説明図
【図2】本発明の老朽管p1の再生における重量液の供給方法の実施例の説明図

Claims (3)

  1. 先端を閉塞した新設管を使用し、新設管の尾端にはプラグを取り付けて新設管の内部に水を封入し、封入水を尾端から加圧して老朽管の内部に挿入する方法であって、新設管の先端には、移動可能な閉塞部材を位置させ、新設管と老朽管の隙間には比重の大きい重量液を注入して当該新設管に浮力を与え、この重量液の液圧をセンサーで検知し、センサーでの検知値が、設定圧よりも低下したら、重量液供給ポンプの作動が開始して、新設管と老朽管の隙間に重量液を追加して供給することにより、前記重量液の水位を一定に維持しながら、新設管を老朽管の内部に挿入するように構成した、老朽管の再生における重量液の供給方法
  2. 老朽管の所定の位置に圧力センサーを取り付け、このセンサーより上の重量液の液圧を検知することによって、重量液供給ポンプの作動を制御する、請求項1記載の老朽管の再生における重量液の供給方法
  3. 重量液として、塩化カルシュウム溶液を使用して行う、請求項1記載の老朽管の再生における重量液の供給方法
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