JP3928444B2 - トルクリミッタを有する動力伝達装置 - Google Patents

トルクリミッタを有する動力伝達装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駆動源から圧縮機等の回転軸へ回転動力を伝達する動力伝達装置に係わり、特に圧縮機等の回転軸がロックする等の過負荷トルクが生じると駆動源から被駆動装置の回転軸への動力伝達経路を遮断する、トルクリミッタ機構を備えた動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば0%容量まで冷媒の吐出容量を変化させることが可能な可変容量型冷媒圧縮機を備えた冷凍サイクルでは、エンジンから冷媒圧縮機の駆動軸へトルクの伝達を断続するクラッチ機構が不要となる。一方クラッチ機構を廃止した場合には、冷媒圧縮機の焼き付き故障等により冷媒圧縮機の駆動軸のロックが発生すると、通常の伝達トルクよりも非常に大きい過負荷トルクが生じる。それによって、冷媒圧縮機の駆動軸を駆動するためのプーリの回転が止まるので、エンジンに駆動されるベルトが滑り、ベルトに摩耗が生じ、更にベルトの発熱等によりベルトが破断する可能性がある。
【0003】
そこで、冷媒圧縮機の駆動軸がロックする等の過負荷トルクが生じて、プーリと冷媒圧縮機の駆動軸との間に設定トルク以上のトルクが作用すると、エンジンから冷媒圧縮機の駆動軸への動力伝達経路を遮断するトルクリミッタ機構を備えた自動車空調用圧縮機の動力伝達装置が提供されている。
【0004】
この動力伝達装置としては、例えば、エンジンによりベルト駆動されるプーリに連結されたフランジ部材と、冷媒圧縮機の駆動軸に連結されたハブとの間に追加して設けられた多板式の摩擦部材によりトルクリミッタ機構を構成しているものがあるが、この従来構造においては、トルクリミッタ機構が複雑な構造となると共に、部品点数や組付工数が多く、製品コストを上昇させるという問題が生じている。さらに、摩擦力によってリミッタ作動トルクが決まるため、油または水がかかる等、使用環境によるリミッタ作動トルクのバラツキが大きいという問題もある。
【0005】
出願人は既にトルクリミッタを備えた動力伝達装置として特願2000−296763号を出願している。この先願におけるトルクリミッタを有する動力伝達装置の実施例を図4に示す。図4において示されるのはハブ101であり、該ハブ101は、エンジンによりベルトを介して駆動されるプーリに固定されており、ハブ101の中心部には圧縮機のシャフト15が嵌合するようになっている。ハブ101は、外周側にあってプーリに固定されるアウターハブ102と、シャフトへの嵌合部を構成するインナーハブ104と、アウターハブ102とインナーハブ104とを連結する本例では3本のブリッジ部103とを具備する。ブリッジ部103には図4に示すように同じ大きさで対称な2つの切り欠き106,107が設けられる。該切り欠き106,107はその間に、強度的に最も弱い絞り部108を形成する。圧縮機の駆動軸がロックするとハブ101にはエンジンのトルクが掛かるが、この際強度的に最も弱い前記絞り部108が破損しトルクリミッタとして作用する。
【0006】
しかしこの場合破損部がV字型で破損しV字部で回転力が伝達されてしまい、設定以上のトルクが作用し、ベルト滑り等の不具合を回避できない場合があるという問題は、特願2000−296763号においても説明しているように、ブリッジ部103が絞り部108において曲げ力で破損する場合に、この部分に引っ張り応力と圧縮応力が共に発生するということに起因する。
【0007】
これに対応して特願2000−296763号においては、図5に示すようなハブ101の構成を開示している。この場合ブリッジ部103を回転接線方向に傾斜させ、アウターハブ102からのトルクをブリッジ部103の長手方向に引っ張る引張り力(F)としてインナーハブ104に伝達するように構成している。これにより、例えば圧縮機のシャフトがロックする等の過負荷トルク(リミッタ作動トルク)が生じると、すなわち、リミッタ作動トルクが働くロック時には、ブリッジ部103の途中に亀裂が入り破損する。
【0008】
図5の形態は図4の形態の問題を解決する一方で、カーエアコン用の常時運転型片斜板式可変容量圧縮機において両回転可能圧縮機の要求が有る。しかし図5の形状は、回転方向の制約があり、時計回りと反時計回り双方での適用が出来ず、例えば時計回り用として設定されたリミッタのブリッジ形状の場合、反時計回りで使用すると圧縮機がロックした場合、ブリッジの狭幅部にかかる応力は圧縮応力となるためリミッタが作動せず、最悪ベルト破断してしまうという問題があった。この問題は圧縮機がロックした際にブリッジの狭幅部にかかる破断強度は、圧縮強度>引っ張り強度という材料の物性のため逆(圧縮)方向の荷重に対しては所定の荷重でトルクリミッタが作動しないことによる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点に鑑みて、カーエアコン等の装置にエンジン等の駆動源からの回転動力を伝達する動力伝達装置において、この動力伝達装置がトルクリミッタを備えており、カーエアコン等の装置が正逆両方向で回転して運転される場合に、いずれの方向の回転においても、エアコン装置のロック等の異常が生じた場合に、該トルクリミッタが破損して動力伝達ベルトの破断及び関連接続装置の損傷を防止する、正逆両方向に均等な性能を有するトルクリミッタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の形態は、駆動源から被駆動装置へベルト等の動力伝達部材により回転動力を伝達する動力伝達装置が、回転する被駆動装置の駆動軸と連結するシャフトと、前記動力伝達部材と係合するプーリと、前記シャフトが挿入されて該シャフトに係合するハブと、該ハブと前記プーリを接続する接続部と、を備えており、前記ハブは、外周側に位置していて前記接続部に係合するアウターハブと、内周側に位置していて前記シャフトと螺合や圧入等で勘合されるインナーハブと、前記アウターハブと前記インナーハブを連結する少なくとも一つのブリッジ部と、を具備しており、更に該少なくとも一つのブリッジ部内の半径R1の位置に設置されていて前記アウターハブの接線に対して角度θでその軸線が傾斜する第1の狭幅部と、該少なくとも一つのブリッジ部内の前記R1より大きい半径R2の位置に設置されていて前記アウターハブの接線に対して角度θとは異なる角度βでその軸線が傾斜すると共に、前記両軸線の方向が、ハブの中心からの法線(35)に関して反対の方向を向く第2の狭幅部と、を具備しており、更に前記第1の狭幅部の軸線と傾斜して交差する第1断面(a−a)における断面積第1断面(a−a)と反対の傾斜で第2の狭幅部の軸線と交差する第2断面(b−b)における断面積の関係が、近似的に次の等式で示されるように設定することを特徴とする。
A=B × R2/R1
ここでAは第1の狭幅部の断面積、Bは第2の狭幅部の断面積である。
【0011】
この様に構成することにより、「トルク=荷重x半径」の関係から、第1の狭幅部と第2の狭幅部の材料破断トルクが等しくなる。従って正逆いずれの回転方向においても同じ破断トルクである安定的な特性を有するトルクリミッタを実現することが可能になる。
【0012】
本発明の第2の形態において、前記第1の狭幅部の軸線の前記アウターハブの接線に対する傾斜角度θが30度から90度未満の範囲にあり、前記第2の狭幅部の軸線の前記アウターハブの接線に対する傾斜角度βが120度から180度の範囲にあることが好ましい。
これにより正逆いずれの回転方向においても同じ破断トルクである安定的な特性を有するトルクリミッタを実現することが更に可能になる。
【0013】
本発明の第3の形態において、本発明の第1又は第2の形態のいずれかにおけるインナーハブとアウターハブを別体とする。別体としたインナーハブにアウターハブをボルト等により固定するように接続して、第1の形態と同様の動力伝達装置に組み込む。その他は第1又は第2の形態と同様の構成とすることによりインナーハブとアウターハブを別体としても、正逆いずれの回転方向においても同じ破断トルクである安定的な特性を有するトルクリミッタを実現可能であることは第1及び第2の形態と変わりがない。更に別体とすることにより、2つの狭幅部間の距離を短くすることが可能になり、第1及び第2の形態に比べて、全体としてハブを小型化且つ形状、構造を簡単にできる。またトルクリミッタに破断が生じても、一方のみであり、一方のみ交換すれば良く他方は使用続行可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に基づき、図面を参照して本発明の動力伝達装置2を詳細に説明する。図1は可変容量圧縮機1を示しており、図示されないエンジン等の外部動力の回転運動が、やはり図示されないベルトを介し、更に本発明の動力伝達装置2を介して可変容量圧縮機1に伝達される。本実施の形態において動力伝達装置2は、それの最も外周側に配置されていてベルトと係合するプーリ11と、プーリ11に数カ所設けられた凹部に嵌合するように収容される干渉材12と、干渉材12にボルト等により固定するように連結される動力板13と、動力板13にやはりボルト等により固定するように係合していて内周側に配置されるハブ14と、を具備しており、シャフト15がハブ14の中央部に設けられた開口に螺合又は圧入等で嵌合することにより、動力伝達装置2はシャフト15に接続する。
【0015】
上記のごとく動力伝達装置2は構成されており、動力伝達装置2とシャフト15が接続しているので、エンジン等の回転運動はベルトを介して、ベルトに摩擦的に係合するプーリ11に伝達されてプーリ11が回転し、更にシャフト15が回転する。
【0016】
プーリ11の中心部には開口が設けられており、該開口に当接するように軸受け4が該開口内に挿入されており、更に該軸受け4は圧縮機1のケーシング3の端部の外周に嵌合する。従って圧縮機1のケーシング3の端部は、前記プーリ11の開口に挿入される状態で動力伝達装置2と共に組み立てられており、従ってプーリ11、即ち動力伝達装置2は回転可能に該ケーシング3に支持される。
【0017】
本実施の形態においては、シャフト15は圧縮機1の回転軸に連結しており、従ってベルト、プーリ11等を介してシャフト15に伝達されたエンジン等の回転は、圧縮機1において斜板、ピストンを経由して往復運動に変換され圧縮仕事をする。シャフト15に連結される装置は別の回転動力を必要とする装置、例えばポンプ、ファン等であっても良い。
【0018】
図2を参照すると、本発明の第1の実施の形態によるハブ14の正面図が示されている。ハブ14は、プーリ11に連結する動力板13に嵌合孔22を介してボルト等により取り付けられていて外周側に位置するアウターハブ21と、シャフト15がその内側の開口に嵌合していて最も内周側に位置するボス25と、ボス25の外側に接続するインナーハブ24と、アウターハブ21とインナーハブ24とを連結していてそれらの間に数カ所(本実施の形態においては3箇所)設けられたブリッジ部26とを具備する。図2において3本のブリッジ部26の図中右上に示される1本を参照すると、ブリッジ部26は、内周側で半径R1の位置において狭幅部28と、外周側で前記R1より大きい半径R2の位置において狭幅部27とを有する。
【0019】
図に示すように、狭幅部28の軸線は半径R1においてその軸がアウターハブ21の円周接線に対して角度θで傾斜しており、狭幅部27の軸線は半径R2においてその軸がアウターハブ21の円周接線に対して角度βで傾斜する。更に狭幅部28は半径R1において断面積A(a−aで示す)を有しており、狭幅部27は半径R2において断面積B(b−bで示す)を有する。ここで前述のごとく、2つの狭幅部28と狭幅部27の断面積は近似的に、A x R1=B x R2 の関係となるように設定される。従って、ハブ14に作用するトルクによって生じる応力は、2つの狭幅部28と27において同じであり、従って2つの狭幅部28と27において、破断応力、即ち破断トルクは同じである。
【0020】
しかし図2を参照して分かるように、狭幅部28と27はそれぞれの軸線の方向が、ハブ14の中心からの法線35を介して見て分かるように反対であり、従ってハブ14が時計方向32で回転する場合、狭幅部28は引っ張り、狭幅部27には圧縮が作用する。ここで、一般的に材料には圧縮強度の方が引っ張り強度大きいという関係があるので、圧縮機1がロックした場合、狭幅部28と狭幅部27には同じ応力が作用するが、引っ張り応力の作用する狭幅部28が破断し、狭幅部27は破断しない。他方でハブ14が反時計方向33で回転する場合、狭幅部28は圧縮、狭幅部27には引っ張りが作用する。やはり材料の圧縮強度の方が引っ張り強度大きいという関係により、圧縮機1がロックした場合、狭幅部28と狭幅部27には同じ応力が作用するが、引っ張り応力の作用する狭幅部27が破断し、狭幅部28は破断しない。
本発明の第1の実施の形態において、R2>R1であるので、90度>θ≧30で、180≧β≧120であることが好ましい。
【0021】
この様に圧縮機1がロックした場合、回転方向により2つの狭幅部28と27の何れかが破断し、トルクリミッタの機能を果たす。しかも回転方向が左右いずれの方向であっても、2つの狭幅部28と27の何れか一方が同じトルクで破断するので、安定的な特性を持つトルクリミッタが提供される。
【0022】
図3A、B、Cはこれとは別の第2の実施の形態を示しており、ここでは図2と同じ構成要素については、図2と同じ参照番号を付けている。この実施の形態においては、インナーハブ24とアウターハブ21を別体とした実施例を示す。図3Bはアウターハブ21を示し、図3Cはインナーハブ24を示し、図3Aはインナーハブ24とアウターハブ21が組み合わされて一体になった状態を示す。
【0023】
図3Bにおいて示すように、アウターハブ21は、外周51と、内周53と、更に外周51と内周53を接続するブリッジ部52とを具備する。外周51には3個の嵌合孔22が設けられており、やはりボルト等により動力板13に接続する。内周53には、3個のネジ切り開口54が設けられる。ブリッジ部52は、半径R2において断面積Bを有していてその軸線が角度βで傾斜する狭幅部27を具備する。
【0024】
図3Cにおいて示すように、インナーハブ24は、外周61と、内周63と、更に外周61と内周63を接続するブリッジ部62とを具備する。ブリッジ部62は、半径R1において断面積Aを有していてその軸線が角度θで傾斜する狭幅部28を具備する。外周61には3個の嵌合孔64が設けられており、ボルト等によりアウターハブ21の内周53の3個のねじ切り開口54に螺合されることにより、インナーハブ24とアウターハブ21を連結する。ここでも2つの狭幅部28と狭幅部27の断面積は近似的に、A x R1=B x R2 の関係となるように設定される。従って狭幅部28と27は、図2の実施の形態と同様に、左右(時計又は反時計)の回転方向により、それぞれ反対方向の力(圧縮と引っ張り)が作用するような方向で配置されるので、圧縮機1がロックされた場合に、左又は右の回転方向の何れかによって、狭幅部28又は27の何れかが同じ切断トルクで切断する。この効果は図2の実施の形態と全く同じである。
【0025】
この様にこの実施の形態においても、インナーハブ24とアウターハブ21を一体に連結することにより、図2の実施の形態と同様に正逆いずれの回転方向においても同じ破断トルクである安定的な特性を有するトルクリミッタを提供することが出来る。更にこの実施の形態においては、インナーハブ24とアウターハブ21を別体とすることにより、第1の実施の形態に比べて、2つの狭幅部間の距離を短くすることが可能になり、全体としてハブの小型化が可能になり、更に形状及び構造を簡単にできる。またこの実施の形態においては、破断が発生してもこれらの一方であり、破断した物のみを交換すれば他方は続けて使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるトルクリミッタを有する動力伝達装置を備えた可変容量圧縮機の側断面図である。
【図2】図2は、本発明によるトルクリミッタを有する動力伝達装置のハブの第1の実施の形態の正面図である。
【図3】図3Aは、本発明のハブの第2の実施の形態を示しており、インナーハブとアウターハブが組み合わされて一体になった状態を示す。
図3Bは本発明のハブの第2の実施の形態のアウターハブを示す。
図3Cは本発明のハブの第2の実施の形態のインナーハブを示す。
【図4】図4は、特願2000−296763号に開示される従来のトルクリミッタを有するハブの正面図である。
【図5】図5は、特願2000−296763号に開示される別の従来のトルクリミッタを有するハブの正面図である。
【符号の説明】
2…動力伝達装置
11…プーリ
12…干渉材
13…動力板
14…ハブ
15…シャフト
21…アウターハブ
22…嵌合孔
24…インナーハブ
25…ボス
26…ブリッジ部
27…狭幅部
28…狭幅部

Claims (4)

  1. 駆動源から被駆動装置へベルト等の動力伝達部材により回転動力を伝達する動力伝達装置において、この動力伝達装置が、
    回転する被駆動装置の駆動軸と連結するシャフトと、
    前記動力伝達部材と係合するプーリと、
    前記シャフトが挿入されて該シャフトに係合するハブと、
    該ハブと前記プーリを接続する接続部と、
    を備えており、
    前記ハブは、
    外周側に位置していて前記接続部に係合するアウターハブと、
    内周側に位置していて前記シャフトと螺合や圧入等で勘合されるインナーハブと、
    前記アウターハブと前記インナーハブを連結する少なくとも一つのブリッジ部と、を具備しており、
    更に該少なくとも一つのブリッジ部内の半径R1の位置に設置されていて前記アウターハブの接線に対して角度θでその軸線が傾斜する第1の狭幅部と、
    該少なくとも一つのブリッジ部内の前記R1より大きい半径R2の位置に設置されていて前記アウターハブの接線に対して角度θとは異なる角度βでその軸線が傾斜すると共に、前記両軸線の方向が、前記ハブの中心からの法線を介して反対である第2の狭幅部と、
    を具備しており、更に前記第1の狭幅部の前記軸線と傾斜して交差する第1断面(a−a)における断面積、前記第1断面(a−a)と反対の傾斜で前記第2の狭幅部の前記軸線と交差する第2断面(b−b)における断面積の関係が、近似的に等式
    A=B × R2/R1
    で示されるように設定することを特徴としており、
    ここでAは第1の狭幅部の断面積、Bは第2の狭幅部の断面積である、
    動力伝達装置。
  2. 前記第1の狭幅部の軸線の前記アウターハブの接線に対する傾斜角度θが30度から90度未満の範囲にあり、前記第2の狭幅部の軸線の前記アウターハブの接線に対する傾斜角度βが120度から180度の範囲にある請求項1に記載の動力伝達装置。
  3. 前記インナーハブと前記アウターハブは別体で形成されており、前記インナーハブと前記アウターハブは、一体になるように接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の動力伝達装置。
  4. 前記第1の狭幅部のインナーハブ側の端部には、前記第1の狭幅部の幅を更に狭くする内側の凹部が設けられており、前記第1断面は、該内側の凹部から延びており、
    前記第2の狭幅部のアウターハブ側の端部には、前記第2の狭幅部の幅を更に狭くする外側の凹部が設けられており、前記第2断面は、該外側の凹部から延びており、
    前記内側の凹部と前記外側の凹部は、前記ブリッジ部の周方向の同じ側に設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の動力伝達装置。
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