JP2001173676A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JP2001173676A JP36016899A JP36016899A JP2001173676A JP 2001173676 A JP2001173676 A JP 2001173676A JP 36016899 A JP36016899 A JP 36016899A JP 36016899 A JP36016899 A JP 36016899A JP 2001173676 A JP2001173676 A JP 2001173676A
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泰生 田渕
Manabu Saeki
学 佐伯
Junichi Oguchi
純一 大口
Naoki Hakamata
尚樹 袴田
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H35/00Gearings or mechanisms with other special functional features
    • F16H35/10Arrangements or devices for absorbing overload or preventing damage by overload
    • F16H2035/103Arrangements or devices for absorbing overload or preventing damage by overload with drive interruption by structural failure of overload preventing means, e.g. using shear pins

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造の変更で、リミッタ作動トルクの
設定値を最適化することのできるリミッタ機構を備え、
エンジンの回転動力をコンプレッサの駆動軸に伝達する
Vベルトプーリ装置を提供する。 【解決手段】 出力ディスクのインナーハブ5の外周側
に一体成形されたアウターハブ6の6本のピン部8、9
のうち3本のピン部8の先端部分の形状を、残りの3本
のピン部9の先端部分の形状と比べて肉厚を薄くした。
それによって、全てのピン部8、9の先端部分の肉厚を
一定とした場合に比べてリミッタ作動トルクの設定値を
大幅に変更することができる。これにより、ロータと出
力ディスクとの間にリミッタ作動トルクの設定値以上の
過大な過負荷トルクが生じると、複数本のピン部8、9
が折れて、ロータから出力ディスクへのトルクの伝達が
遮断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動源から回転装
置の回転軸へ回転動力を伝達する動力伝達装置に関する
もので、特に駆動側回転体と従動側回転体との間にリミ
ッタ作動トルク以上のトルク差が生じた際に、駆動側回
転体から従動側回転体への回転動力(トルク)の伝達を
遮断するリミッタ機構を備えた動力伝達装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば0%容量まで冷媒の吐
出容量を変化させることが可能な可変容量型冷媒圧縮機
を備えた冷凍サイクルでは、エンジンから冷媒圧縮機へ
の回転動力の伝達を断続するクラッチ機構の搭載が不要
となる。しかし、クラッチ機構を廃止した場合には、冷
媒圧縮機が焼き付き故障を生起する等して冷媒圧縮機の
駆動軸のロックが発生すると、過負荷トルク(衝撃トル
ク)が生じる。これにより、冷媒圧縮機の駆動軸を駆動
するためのプーリの回転が止まるので、エンジンに駆動
されるベルトが滑り、ベルトに摩耗が生じ、ベルトが発
熱する等してベルトが破断する可能性がある。
【0003】そこで、冷媒圧縮機の駆動軸がロックする
等の過負荷トルクが生じ、プーリと冷媒圧縮機の駆動軸
との間にリミッタ作動トルク以上のトルク差が生じる
と、エンジンから冷媒圧縮機の駆動軸への動力伝達経路
を遮断するリミッタ機構を備えたVベルトプーリ装置が
提案されている。
【0004】このVベルトプーリ装置としては、エンジ
ンによりベルト駆動されるプーリ、このプーリに固定さ
れたアウターハブ、このアウターハブとの間にゴム系の
弾性体を介して連結されたフランジ部材、冷媒圧縮機の
駆動軸に連結されたインナーハブ、およびフランジ部材
とインナーハブとの間に設けられた多板の摩擦部材を備
え、冷媒圧縮機の駆動軸がロックする等の過負荷トルク
が生じると、フランジ部材からインナーハブへの動力伝
達経路を遮断するように構成されている。また、プー
リ、アウターハブ、フランジ部材、インナーハブおよび
多板の摩擦部材等のVベルトプーリ装置を構成する主要
部品が鉄系の金属材料により製作されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のリミ
ッタ機構を備えたVベルトプーリ装置においては、Vベ
ルトプーリ装置全体の中でリミッタ機構が占める割合が
大きいので、製品コストが上昇するという問題が生じて
いる。また、多板の摩擦部材を軸方向に配しているの
で、リミッタ機構の軸方向寸法が大型化するという問題
が生じている。そして、Vベルトプーリ装置を構成する
主要部品の大部分は、鉄系の金属材料により製作されて
おり、リミッタ機構を簡素な構造にしても軽量化に至ら
ないという問題が生じている。
【0006】ここで、リミッタ作動トルクの設定値は、
対象とする車種によって様々な値に設定する必要があ
り、望ましくは車種に応じた最適な値または範囲に設定
してリミッタ作動を実施できるようにすることが望まし
い。なお、リミッタ作動トルクの設定値を高く設定し過
ぎると、多大な過負荷トルクが生じないとリミッタ作動
が発生しなくなるので、ベルトが摩耗してしまうという
不具合が生じる。この逆に、リミッタ作動トルクの設定
値を低く設定し過ぎると、冷媒圧縮機を起動する際に慣
性力に対する小さな過負荷トルクが生じた場合でも、リ
ミッタが作動してしまい、エンジンから冷媒圧縮機の駆
動軸へのトルク伝達ができなくなってしまう。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、駆動側回転体と従動側
回転体との間にリミッタ作動トルク以上のトルク差が生
じた際に、駆動側回転体から従動側回転体へのトルクの
伝達を遮断するリミッタ機構の小型化、軽量化および低
コスト化を図ることのできる動力伝達装置を提供するこ
とにある。また、簡単な構造の変更で、リミッタ作動ト
ルクの設定値を最適化することのできる動力伝達装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、駆動側回転体と従動側回転体との間にリミッタ
作動トルク以上のトルク差が生じた時には、駆動源から
駆動側回転体にトルクが伝達されると、駆動側回転体の
凹状嵌合部の奥側の内周から従動側回転体の凸状嵌合部
の先端側の外周にトルク伝達による力を受ける。する
と、従動側回転体の凸状嵌合部の先端側に多大な応力が
加わり、凸状嵌合部が破損するため、駆動側回転体が従
動側回転体に対してフリーで自転し、駆動側回転体から
従動側回転体へのトルクの伝達が遮断される。
【0009】そして、動力伝達装置を構成する駆動側回
転体と従動側回転体とにそれぞれリミッタ機構を構成す
る凹状嵌合部と凸状嵌合部とを一体的に設けることで、
動力伝達装置の中でリミッタ機構単独部品が占める割合
が全くなく、または非常に少なく、部品点数および組付
工数も非常に少なくなるので、リミッタ機構を備えた動
力伝達装置の製品コストを非常に低減することができ
る。
【0010】さらに、複数個の凹状嵌合部と複数個の凸
状嵌合部との間に形成される複数個の回転方向ギャップ
のうちの少なくとも1個のギャップを、その他のギャッ
プと比べて寸法が異なるように構成することにより、簡
単な構造の変更で、全てのギャップの寸法を一定とした
場合に比べてリミッタ作動トルクを変更(大きくまたは
小さく)することができる。したがって、少なくとも1
個のギャップの寸法を種々選択することで、リミッタ作
動トルクの設定値を最適化、精密化することもできる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、複数個の
凸状嵌合部のうちの少なくとも1個の凸状嵌合部を、そ
の他の凸状嵌合部と比べて回転方向の肉厚が異なるよう
に構成することにより、全ての凸状嵌合部の回転方向の
肉厚を一定とした場合に比べてリミッタ作動トルクを変
更(大きくまたは小さく)することができる。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、複数個の
凸状嵌合部のうちの少なくとも1個の凸状嵌合部の接触
面を、その他の凸状嵌合部の接触面に比べて長さが異な
るように構成することにより、全ての凸状嵌合部の接触
面の長さを一定とした場合に比べてモーメント荷重が変
化するため、リミッタ作動トルクを変更(大きくまたは
小さく)することができる。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、複数個の
ゴム系弾性体のうちの少なくとも1個のゴム系弾性体の
接触面を、その他のゴム系弾性体の接触面に比べて長さ
が異なるように構成することにより、全てのゴム系弾性
体の接触面の長さを一定とした場合に比べてモーメント
荷重が変化するため、リミッタ作動トルクを変更(大き
くまたは小さく)することができる。
【0014】請求項5に記載の発明によれば、複数個の
凹状嵌合部のうちの少なくとも1個の凹状嵌合部を、そ
の他の凹状嵌合部と比べて開口度合が異なるように構成
することにより、全ての凹状嵌合部の開口度合(間口)
を一定とした場合に比べてリミッタ作動トルクを変更
(大きくまたは小さく)することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。 〔第1実施例の構成〕図1ないし図7は本発明の第1実
施例を示したもので、図1および図2はVベルトプーリ
装置の出力ディスクを示した図で、図3はリミッタ機構
を備えたVベルトプーリ装置の全体構成を示した図であ
る。
【0016】本実施例のVベルトプーリ装置は、エンジ
ン(本発明の駆動源に相当する)を搭載する自動車等の
車両のエンジンルーム内に配設されて、車両用空調装置
の冷凍サイクルの一構成部品を成す冷媒圧縮機(以下コ
ンプレッサと言う)1へエンジンの回転動力(トルク)
を伝達する動力伝達装置(Vリブドプーリ装置)であ
る。
【0017】なお、コンプレッサ1は、本発明の回転装
置に相当するもので、0%容量まで冷媒の吐出容量を変
化させることが可能な可変容量型冷媒圧縮機で、コンプ
レッサハウジング3内で回転自在に支持された駆動軸
(本発明の回転軸に相当する)2を回転させることによ
り、冷媒蒸発器(エバポレータ)より吸入した冷媒を圧
縮し、冷媒凝縮器(コンデンサ)で高温、高圧の冷媒ガ
スを吐出する。
【0018】ここで、Vベルトプーリ装置は、エンジン
のクランク軸に取り付けられたクランクプーリ(図示せ
ず)に掛け渡された多段式のVベルト(図示せず)に、
他のエンジン補機(例えばオルタネータ、エンジン冷却
装置のウォータポンプ、パワーステアリング装置の油圧
ポンプ)の各Vプーリと共掛けされている。
【0019】本実施例のVベルトプーリ装置は、エンジ
ンによりベルト駆動されるロータ(Vベルトプーリ本
体)4、このロータ4からコンプレッサ1の駆動軸2へ
トルクを伝達する出力ディスク(後述する)、およびロ
ータ4の複数個の凹状部7の内周と出力ディスクの複数
本のピン部8、9の外周との間に挟み込まれた複数個の
ゴム系弾性体(ゴム部材、以下ゴムダンパーと言う)1
0等から構成されている。
【0020】また、Vベルトプーリ装置は、コンプレッ
サ1が焼き付き故障を生起する等してコンプレッサ1の
駆動軸2のロックが発生し、過負荷トルク(衝撃トル
ク)が生じた際、すなわち、ロータ4と出力ディスクと
の間にリミッタ作動トルク以上のトルク差が生じた際
に、エンジンからコンプレッサ1の駆動軸2への動力伝
達経路を遮断するリミッタ機構を備えている。
【0021】先ず、本実施例のロータ4を図1ないし図
5に基づいて簡単に説明する。ここで、図4および図5
はロータを示した図である。このロータ4は、本発明の
駆動側回転体に相当するもので、例えばフェノール樹脂
等の熱硬化性樹脂材料、鉄系の金属材料またはアルミニ
ウム系の金属材料により所定の形状に一体成形されてい
る。
【0022】このロータ4の外周には、Vベルトの内周
面に形成された複数個のV字状溝部に対応した複数個の
V字状溝部11を有するVプーリ部12が形成されてい
る。このロータ4の内周は、コンプレッサハウジング3
の突出部13の外周にベアリング14を介して回転自在
に支持されている。
【0023】そして、ロータ4には、軸方向の肉厚が厚
い略円筒形状の肉厚部(リブ部)15と軸方向の肉厚が
薄い肉薄部16とが周方向に等間隔(例えば90°間
隔)で交互に配設されている。なお、肉薄部16は、材
料費軽減のため肉厚を薄くしている。
【0024】複数個の肉厚部15内には、軸方向に貫通
した複数個(本例では6個)の凹状部7がそれぞれ形成
されている。複数個の凹状部7の開口側(図1において
図示左端側)には、ゴムダンパー10を収容すると共
に、通常作動時のトルク伝達を行う円筒形状の伝達穴1
7が形成されている。
【0025】複数個の凹状部7は、本発明の凹状嵌合部
に相当するものである。また、凹状部7の奥側(図1に
おいて図示右端側)には、出力ディスクのピン部8、9
の先端部分が緩やかに嵌め込まれると共に、リミッタ作
動時にピン部8、9にトルク伝達を行う、伝達穴17の
内径よりも小さい嵌合穴18が形成されている。
【0026】そして、凹状部7の伝達穴17と嵌合穴1
8との間には、ゴムダンパー10の軸方向の位置ずれを
防止するためにゴムダンパー10の一端部を係止する段
差(係止部)19が形成されている。なお、伝達穴17
の回転方向の両内壁面には、それぞれ突起部20が形成
されている。これらの突起部20は、ゴムダンパー10
を凹状部7内に挿入した際に、ゴムダンパー10に圧縮
力を与えると共に、ゴムダンパー10を挿入し易いよう
にテーパ状または球面状に形成されている。
【0027】次に、本実施例の出力ディスクを図1ない
し図6に基づいて簡単に説明する。ここで、図6は出力
ディスクの主要構成を示した図である。この出力ディス
クは、本発明の従動側回転体に相当するもので、鉄系の
金属材料またはアルミニウム系の金属材料により所定の
形状に一体成形されたインナーハブ5と、例えば66ナ
イロン樹脂等の熱可塑性樹脂材料またはフェノール樹脂
等の熱硬化性樹脂材料により所定の形状に一体成形され
たアウターハブ6とから構成されている。
【0028】インナーハブ5は、コンプレッサ1の駆動
軸2の先端部の外周に嵌め合わされている。なお、イン
ナーハブ5の内周には、コンプレッサ1の駆動軸2の先
端部の外周スプラインにスプライン嵌合する内周スプラ
イン21が形成されている。また、インナーハブ5は、
コンプレッサ1の駆動軸2の先端部に形成された内周ね
じ部22にねじ込まれる固定用ボルト23の頭部(六角
部)によって駆動軸2の先端部に締め付けられることに
より、出力ディスク(インナーハブ5)と駆動軸2とが
固定される。
【0029】アウターハブ6は、インナーハブ5の外周
側を被覆するようにインナーハブ5をインサート成形す
ることで構成されている。このアウターハブ6の外周部
の端面からは、複数本(本例では6本)のピン部8、9
が軸方向の後方側(コンプレッサ1側)に突出してい
る。
【0030】複数本のピン部8、9は、本発明の凸状嵌
合部に相当するもので、それぞれ四角柱形状に形成さ
れ、アウターハブ6の外周部の内側端面(ロータ4側端
面)より軸方向に突出し、ロータ4の凹状部7の伝達穴
17内に緩やかに嵌め合わされる根元部分81、91、
凹状部7の伝達穴17内に緩やかに嵌め合わされる中間
部分82、92、および凹状部7の嵌合穴18内に緩や
かに嵌め合わされる先端部分83、93を有している。
【0031】ここで、複数本のピン部8、9は、3本の
ピン部8の先端部分83の肉厚寸法(d1)が残りの3
本のピン部9の先端部分93の肉厚寸法(d2)よりも
薄く(小さく)なるように形成されている。これによ
り、3個の凹状部7の嵌合穴18と3本のピン部8の先
端部分83との間に形成される回転方向(出力ディスク
の周方向)のギャップ(G1)が残りの3個の凹状部7
の嵌合穴18と3本のピン部9の先端部分93との間に
形成される回転方向(出力ディスクの周方向)のギャッ
プ(G2)よりも狭く(小さく)なるように構成されて
いる。
【0032】なお、リミッタ機構を構成する複数個の凹
状部7および複数本のピン部8、9は、ロータ4および
アウターハブ6の周方向(同一円周上)に等間隔(例え
ば60°間隔)となるように配設されている。また、凹
状部7およびピン部8、9は、ロータ4の軸方向寸法、
つまりVプーリ部12の軸方向寸法よりも短くされてお
り、ロータ4のVプーリ部12の内周に収容される。さ
らに、ピン部8、9の根元部分81、91または中間部
分82、92の外壁面にスリットを設けて、この箇所で
積極的に折損するようにしても良い。
【0033】複数個のゴムダンパー10は、本発明のゴ
ム系弾性体に相当するもので、例えば塩素化ブチルゴ
ム、スチレンブタジエンゴム、天然ゴム等を円筒形状と
なるように一体成形されている。これらのゴムダンパー
10は、ロータ4の複数個の凹状部7の伝達穴17の内
周に嵌め合わされ、且つアウターハブ6の複数本のピン
部8、9の根元部分81、91の外周に嵌め合わされ
て、ロータ4から出力ディスク(インナーハブ5および
アウターハブ6)へのトルク変動を吸収する。
【0034】複数個のゴムダンパー10は、図7
(a)、(b)に示したように、ロータ4の周方向の両
側に設けられる伝達穴17の突起部20に当接すること
で圧縮変形が与えられる当接部(弾性変形部)31、こ
れらの当接部31の径方向の両側を連結する肉厚の薄い
連結部32、およびこれらの当接部31と連結部32と
の間に形成され、複数本のピン部8、9の先端部分8
3、93が挿入される略四角形状の穴部33を有してい
る。
【0035】〔第1実施例の作用〕次に、本実施例のリ
ミッタ機構を備えたVベルトプーリ装置の作用を図1な
いし図7に基づいて簡単に説明する。
【0036】Vベルトプーリ装置の通常作動時には、ゴ
ムダンパー10を介してロータ4の複数個の凹状部7の
伝達穴17とアウターハブ6の複数本のピン部8、9の
根元部分81、91とが駆動連結されている。したがっ
て、エンジンが始動することによりクランク軸が回転
し、Vベルトを介してロータ4のVプーリ部12にエン
ジンの回転動力(トルク)が伝達されると、アウターハ
ブ6の複数本のピン部8、9は、ゴムダンパー10を介
してロータ4の複数個の凹状部7の伝達穴17からその
根元部分付近、つまり根元部分81、91に近い部位で
トルク伝達による力を受ける。
【0037】このように、ゴムダンパー10を介してロ
ータ4の複数個の凹状部7の伝達穴17から複数本のピ
ン部8、9の根元部分81、91へトルクが伝達される
と、アウターハブ6もロータ4に追従して回転するの
で、エンジンの回転動力がコンプレッサ1の駆動軸2に
伝達される。このため、コンプレッサ1が吸引した冷媒
を圧縮して高温、高圧の冷媒ガスを吐出するので、自動
車等の車両の車室内の冷房が成される。
【0038】ここで、コンプレッサ1が焼き付き故障を
生起する等してコンプレッサ1の駆動軸2のロックが発
生した時、インナーハブ5およびアウターハブ6により
構成される出力ディスクの回転が停止したままロータ4
が回転を続けようとするため、ロータ4と出力ディスク
との間に過大な過負荷トルク(衝撃トルク)が生じる。
【0039】すなわち、ロータ4と出力ディスクとの間
にリミッタ作動トルクの設定値以上のトルク差が生じる
と、ロータ4の複数個の凹状部7の嵌合穴18の内周か
ら出力ディスクの複数本のピン部8、9の先端部分8
3、93、つまり複数本のピン部8、9の根元部分8
1、91から遠い部位がトルク伝達による力を受ける。
【0040】すると、出力ディスクの複数本のピン部
8、9の根元部分81、91および中間部分82、92
に多大な応力が加わり、複数本のピン部8、9の根元部
分81、91または中間部分82、92が破損する(折
れる)ため、出力ディスクのアウターハブ6と複数本の
ピン部8、9とが分離され、ロータ4およびゴムダンパ
ー10が出力ディスクに対してフリーで自転する。この
ように、ロータ4と出力ディスクとの間にリミッタ作動
トルクの設定値以上のトルク差が生じた時には、リミッ
タ機構が作動することにより、ロータ4から出力ディス
クへのトルクの伝達が遮断されるので、エンジンからコ
ンプレッサ1の駆動軸2への動力伝達経路が遮断され
る。
【0041】なお、破損してアウターハブ6の内側端面
より離れた複数本のピン部8、9は、その根元部分8
1、91の周囲がゴムダンパー10に囲まれており、ま
た、複数本のピン部8、9の先端部分83、93は複数
個の凹状部7の嵌合穴18に保持されるので、破損して
アウターハブ6の内側端面より離れた複数本のピン部
8、9もロータ4の回転に伴ってゴムダンパー10と共
に回転する。
【0042】そして、これらのピン部8、9およびゴム
ダンパー10の回転は、ロータ4の回転に何ら障害を与
えるものではないので、複数本のピン部8、9の根元部
分81、91が破損した段階でリミッタ作動が瞬時に完
了し、ロータ4から出力ディスクへの動力伝達経路は瞬
時に完全に遮断されることになる。
【0043】これにより、コンプレッサ1の駆動軸2が
ロックする等してロータ4と出力ディスクとの間にリミ
ッタ作動トルク以上のトルク差が生じた際にロータ4の
回転速度の低下を抑えることができるので、ロータ4と
Vベルトとの間で速度差が生じることはない。これによ
り、ロータ4とVベルトとの間で滑りが発生することは
なく、Vベルトに摩耗および破断が生じることはない。
【0044】〔第1実施例の特徴〕以上のように、本実
施例のリミッタ機構を備えたVベルトプーリ装置は、凹
状部7の嵌合穴18とピン部8、9の先端部分83、9
3との間に形成される複数個の回転方向ギャップのうち
3個のギャップ(G1)を、その他の3個のギャップ
(G2)と比べて寸法が大きくなるように構成してい
る。
【0045】具体的には、ピン部8の先端部分83の形
状を、ピン部9の先端部分93の形状と比べて肉厚を薄
くしている。それによって、簡単な構造の変更で、全て
のギャップの寸法を一定とした場合、つまり全てのピン
部8、9の先端部分83、93の肉厚を一定とした場合
に比べてリミッタ作動トルクの設定値を大幅に変更する
ことができる。
【0046】例えば全てのギャップを広い方に設定した
場合に比べて、リミッタ作動トルクの設定値を大幅に小
さくすることができる。あるいは全てのギャップを狭い
方に設定した場合に比べて、リミッタ作動トルクの設定
値を大幅に大きくすることができる。したがって、少な
くとも1個のギャップの寸法を種々選択することで、リ
ミッタ作動トルクの設定値を最適化、精密化することも
できる。
【0047】これにより、リミッタ作動トルクの設定値
を、対象とする車種によって様々な値に設定することが
でき、車種に応じた最適な値または範囲にリミッタ作動
トルクの設定値を設定してリミッタ作動を実施すること
ができる。
【0048】そして、リミッタ作動トルクの設定値を高
く設定し過ぎることを防止できるので、多大な過負荷ト
ルクが生じなくてもリミッタ作動が生起するので、ベル
トの摩耗を防止することができる。また、リミッタ作動
トルクの設定値を低く設定し過ぎることを防止できるの
で、コンプレッサ1を起動する際に慣性力に対する小さ
な過負荷トルクが生じても、リミッタが作動することは
なく、エンジンからコンプレッサ1の駆動軸2へのトル
ク伝達を行うことができる。
【0049】また、ピン部8の先端部分83の形状を、
ピン部9の先端部分93の形状と比べて肉厚を薄くする
ことによって、複数個の回転方向ギャップのうち3個の
ギャップ(G1)を、その他の3個のギャップ(G2)
と比べて寸法が大きくなるように構成することで、過大
な過負荷トルクが加わった場合に、最初にロータ4の凹
状部7の嵌合穴18の内周に当接するピン部の本数(本
例では3本)をギャップを一定にした場合と比べて少な
くすることができる。
【0050】すなわち、限られた本数でトルクを受ける
ような設定にすることが可能なため、全てのピン部が同
時に嵌合穴18の内周に当接する場合に比べて大幅にリ
ミッタ作動トルクの設定値を小さくすることができる。
また、リミッタ作動トルクの設定値は、ピン部8の先端
部分83の肉厚(d1)とピン部9の先端部分93の肉
厚(d2)との差を小さくして中間的なものに設定して
も良いし、薄いピン部8と太いピン部9との本数を2本
と4本、あるいは1本と5本、あるいは4本と2本、あ
るいは5本と1本にすることで、リミッタ作動トルクの
設定値を本例と比較して中間的なものに設定しても良
い。
【0051】〔第2実施例〕図8は本発明の第2実施例
を示したもので、凹状部とピン部との間に挿入されるゴ
ム部材を示した図である。
【0052】本実施例のゴムダンパー10には、ロータ
4の周方向の両側に設けられる伝達穴17および突起部
20に外側面が当接する当接部31が設けられ、この当
接部31の内側面(穴部33)は、ピン部8、9の根元
部分81、91の外周面にも当接している。
【0053】ここで、ピン部8、9のゴムダンパー10
と接触する根元部分81、91の長さでリミッタ作動ト
ルクの設定値を変更することも可能である。これは、モ
ーメント荷重が変化するためである。この効果は、ゴム
ダンパー10の形状を変えることによっても可能であ
る。例えば図8に示したように、ピン部8、9の根元部
分81、91と当接する穴部33の当接面の形状を変更
する。すなわち、穴部33の奥側に根元部分81、91
との間にギャップを形成するための切欠き部34を設け
る。
【0054】〔変形例〕本実施例では、本発明を、自動
車等の車両に搭載されるエンジンによりベルト駆動され
るVベルトプーリ装置に適用した例を説明したが、本発
明を、工場等の定位置に置かれる内燃機関や電動モータ
等の駆動源によりベルト駆動または出力軸により直接駆
動される動力伝達装置に適用しても良い。また、本実施
例では、多段式のロータ(Vリブドプーリ)を用いた
が、1個のV溝を有するプーリを用いても良い。この場
合には、ロータに対応した形状のVベルトを使用する。
【0055】本実施例では、駆動側回転体としてエンジ
ンによりベルト駆動されるロータ4を適用し、従動側回
転体としてコンプレッサ1の駆動軸2を直接駆動する出
力ディスクを適用した例を説明したが、駆動側回転体と
して駆動源の出力軸に装着されるハブ部材を用い、従動
側回転体として回転装置の回転軸に装着されたプーリに
掛け渡されるベルトにトルクを伝達するプーリを用いて
も良い。例えばコンプレッサが故障したら、コンプレッ
サ専用ベルトの駆動を停止すれば良いので、エンジンの
クランク軸に装着されたハブ部材(駆動側回転体)とコ
ンプレッサ専用ベルトが掛けられるクランクプーリ(従
動側回転体)との動力伝達経路を遮断する。
【0056】本実施例では、本発明を、車両用空調装置
の冷凍サイクルの一構成部品を成すコンプレッサ1を常
時駆動するリミッタ機構を備えたVベルトプーリ装置
(動力伝達装置)に適用した例を説明したが、本発明
を、その他の回転装置(例えばオルタネータ、ウォータ
ポンプ、油圧ポンプ、ブロワまたはファン)を常時駆動
するリミッタ機構を備えた動力伝達装置に適用しても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】Vベルトプーリ装置の出力ディスクを示した正
面図である(第1実施例)。
【図2】図1のA−A断面図である(第1実施例)。
【図3】Vベルトプーリ装置の全体構成を示した断面図
である(第1実施例)。
【図4】Vベルトプーリ装置のロータを示した正面図で
ある(第1実施例)。
【図5】図4のB−B断面図である(第1実施例)。
【図6】出力ディスクの主要構成を示した平面図である
(第1実施例)。
【図7】(a)、(b)はゴム部材を示した正面図、断
面図である(第1実施例)。
【図8】ゴム部材を示した断面図である(第2実施
例)。
【符号の説明】
1 コンプレッサ(回転装置) 2 駆動軸(回転軸) 4 ロータ(駆動側回転体) 5 インナーハブ(従動側回転体) 6 アウターハブ(従動側回転体) 7 凹状部(凹状嵌合部) 8 ピン部(凸状嵌合部) 9 ピン部(凸状嵌合部) 10 ゴムダンパー(ゴム系弾性体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田渕 泰生 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 佐伯 学 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 大口 純一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 袴田 尚樹 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源により回転駆動されて、開口側から
    奥側に向けて軸方向に形成された複数個の凹状嵌合部を
    有する駆動側回転体と、 回転装置の回転軸に連結されて、前記複数個の凹状嵌合
    部の開口側から奥側に向けてそれぞれ緩やかに嵌め合わ
    される複数個の凸状嵌合部を有する従動側回転体と、 前記複数個の凹状嵌合部と前記複数個の凸状嵌合部との
    間にそれぞれ挟み込まれた複数個のゴム系弾性体とを備
    え、 前記駆動側回転体と前記従動側回転体との間にリミッタ
    作動トルク以上のトルク差が生じた際に、前記複数個の
    凸状嵌合部が折損することで、前記駆動側回転体から前
    記従動側回転体へのトルクの伝達を遮断することが可能
    な動力伝達装置であって、 前記複数個の凹状嵌合部と前記複数個の凸状嵌合部との
    間に形成される複数個の回転方向ギャップのうちの少な
    くとも1個のギャップは、その他のギャップと比べて寸
    法が異なるように構成されたことを特徴とする動力伝達
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の動力伝達装置において、 前記複数個の凸状嵌合部のうちの少なくとも1個の凸状
    嵌合部は、その他の凸状嵌合部と比べて回転方向の肉厚
    が異なるように構成されたことを特徴とする動力伝達装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の動力伝達
    装置において、 前記複数個の凸状嵌合部は、前記複数個のゴム系弾性体
    にそれぞれ接触する接触面を有し、 前記複数個の凸状嵌合部のうちの少なくとも1個の凸状
    嵌合部の接触面は、その他の凸状嵌合部の接触面に比べ
    て長さが異なるように構成されたことを特徴とする動力
    伝達装置。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載の動力伝達
    装置において、 前記複数個のゴム系弾性体は、前記複数個の凸状嵌合部
    にそれぞれ接触する接触面を有し、 前記複数個のゴム系弾性体のうちの少なくとも1個のゴ
    ム系弾性体の接触面は、その他のゴム系弾性体の接触面
    に比べて長さが異なるように構成されたことを特徴とす
    る動力伝達装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のうちいずれかに
    記載の動力伝達装置において、 前記複数個の凹状嵌合部のうちの少なくとも1個の凹状
    嵌合部は、その他の凹状嵌合部と比べて開口度合が異な
    るように構成されたことを特徴とする動力伝達装置。
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