JP3927650B2 - 撮像装置、撮像方法、記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、撮像方法、記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学像を撮像素子を用いて電気信号に変換する撮像装置に関し、特に集合写真等の撮影に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図16は従来の一眼レフタイプの電子カメラ(電子スチルカメラ,スチルビデオカメラともいう)の構成を示す断面図であり、図16を用いて撮影レンズを通過した被写体光束が固体撮像素子(CCD)に到達するまでの経路について説明する。同図において501はカメラ本体、502はカメラ側マウントであり、撮影レンズ503はカメラ側マウント502に着脱可能に装着されている。撮影レンズ503の対物レンズ群504を通った被写体光束は、ハーフミラーである主ミラー505が、図に示されてる状態から二点鎖線で示されるような、対物レンズ群504と固体撮像素子506(CCD)間の被写体光束から待避した状態にあるとき、主ミラー505の後方にあり、且つシャッタ後幕507bの前後に配置された特定の波長をカットする2枚の光学フィルタ508a,508bにより分光感度特性の補正を受け、シャッタ先幕507aが走行し、所定時間経過後にシャッタ後幕507bが走行すると、銀塩フィルムの焦点結像面と同位置に後蓋509に取り付けられた固体撮像素子506(CCD)上に被写体像を結像する。所定時間蓄積された被写体光束は光の強さに比例した量の電気信号に変換され、さらにその信号はカメラ内、または外部の記録装置に映像信号として転送され記録される。
【0003】
一方、被写体を観察,確認する光束の経路は、まずハーフミラーである主ミラー505によって略直角方向に反射され、ピント板510上に被写体像を形成する。さらにこの光束はコンデンサレンズ511を通過した後、ペンタプリズム512より成る正立像形成素子により上下反対の正立像と成り、撮影者はこの成立像を接眼レンズ513を通して観察する。
【0004】
また被写体光束の残りの一部は主ミラー505を透過し、全反射するサブミラー514で反射され、周知のオートフォーカス光学系515,516,517を介してオートフォーカスセンサ518へ導かれ、これにより周知の方法で焦点検出を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の従来例の様な固体撮像素子(CCD)を撮像手段として用いる電子カメラにより撮影された写真は、銀塩フィルムを撮像手段として用いるカメラにより撮影された写真と比較すると一般に解像度が低いことが多々見られる。これは銀塩フィルムの解像度をCCD画素数として換算すると約1200万画素に相当する為、数十万〜数百万画素の固体撮像素子(CCD)を使用しても解像度が低いということになる。故に例えば集合写真を撮影する場合、被写体の目や鼻等の陰影が潰れてしまい顔の判別ができなくなってしまうという事が銀塩フィルムで撮影した写真の場合と比較すると多く発生するという問題が有る。
【0006】
また、光学ファインダの代わりに液晶ファインダを搭載しているデジタルカメラにおいては、液晶の解像度が1.8インチで5〜20万画素程度しかない為、集合写真を撮影する場合、液晶ファインダでは顔の判別が出来なくても固体撮像素子には判別出来ている場合があり、この時撮影者はどの程度の撮影倍率まで顔判別可能なのかを判断出来ない。従って通常は不可と判断して撮影倍率を上げ、再度撮影を行うので無駄な撮影を行っているという問題がある。
【0007】
さらにセルフタイマ使用時においては撮影者は撮った状態をファインダ等で確認している訳ではないから、尚更顔を判別できない写真が撮れてしまう。
【0008】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、顔の判別のできる集合写真等を容易に撮影できる撮像装置,撮像方法,記憶媒体を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、撮影レンズと、該撮影レンズからの光学像を電気信号に変換する撮像手段と、該撮像手段からの電気信号を処理して画像データを得る信号処理手段と、該信号処理手段で得られた前記画像データから被写体の顔に相当すると判断された信号を抽出する信号抽出手段と、該信号抽出手段にて抽出した信号の総数が前記画像データの圧縮率に応じて設定された所定値未満であることを判別する判別手段と、該判別手段で所定値未満と判別したとき所要の警告を発する警告手段とを備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。
【0010】
同様に前記目的を達成するため、本発明では、光学像を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像装置における撮像方法であって、前記撮像素子で変換した電気信号を処理して得られた画像データから被写体の顔に相当すると判断された信号を抽出する抽出ステップと、該抽出ステップで抽出した信号の総数が前記画像データの圧縮率に応じて設定された所定値未満であることを判別する判別ステップと、該判別ステップで所定値未満と判別したとき所要の警告を発する警告ステップとを備えたことを特徴とする撮像方法を提供する。
【0011】
同様に前記目的を達成するため、本発明では、前記撮像方法を実現するためのプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体を提供する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を電子カメラの実施例により詳しく説明する。なお、実施例2〜実施例7のハードウエアの構成は実施例1と同一であり、実施例8〜実施例13のハードウエアの構成は実施例1と撮影レンズを除いて同一である。実施例1の撮影レンズは通常のオートフォーカスで手動ズームのレンズであるに対し、実施例8〜実施例13の撮影レンズはオートフォーカスでパワーズーム可能のレンズである。実施例1〜実施例13の断面構成は従来例と同様である。
【0021】
よって、実施例1についてハードウエアの構成を説明し、他の実施例については説明を省略する。
【0022】
本発明は、電子カメラ等の撮像装置に限らず、撮像方法の形、およびこの撮像方法を実現するためのプログラムを格納した、メモリカード等の記憶媒体の形でも実施することができる。
【0023】
【実施例】
図1,図2は、実施例である“電子カメラ”の外観を示す正面斜視図及び背面斜視図である。図1において、1はカメラ本体であり、該カメラ本体1には図示の撮影レンズ2が交換可能に装着されている。また、グリップ3は撮影者がカメラ本体1をホールドしやすい形状に成っている。該カメラ本体1上部には撮影を行う際の各種の操作部材,表示部材が集中している。4のシャッタレリーズ釦は一段目の押し込み(SW1)で測光及び測距演算を行い、二段目の押し込み(SW2)で露出の為の一連の動作を開始する。5は液晶を用いた上面表示パネルであり、シャッタスピードや絞り値といった撮影に必要な情報を表示する。6はグリップ3の上部で且つシャッタレリーズ釦4の後部に配置された電子ダイヤルであり、撮影者はこのダイヤル6を操作してシャッタスピード,絞り等の撮影条件を変更することが出来る。7はカメラの撮影モード(プログラム,シャッタスピード優先,絞り優先,マニュアル等)を変更する為の撮影モード変更釦である。8は主電源スイッチであるメインスイッチである。9は背面表示パネルであり電源の残り状態及び撮影可能枚数を表している。10は撮影したデータを消去する為のデリード釦である。撮影データに音声を加えたい場合、録音釦11を押した状態にすると12のマイクロフォンからの録音が可能になる。13はSCS1ケーブルのポートであり、14はACアダプタ入力ポートである。又15はファインダ接眼窓である。16は液晶ファインダ兼モニタ(以下液晶モニタという)及びその操作釦類である。
【0024】
図3は実施例1における撮影シーケンスを表したフローチャートであり、同図を用いて実際の撮影における一連の動作について説明する。この動作は電子カメラ内の不図示のCPUにより行われる。図3において、ステップ51で、メインスイッチ8をオンすると、ステップ52においてカメラは電池の電源状態をチェックし、さらにCPUを初期状態にリセットした後、撮影可能なスタンバイ状態になる。ステップ53ではシャッタレリーズ釦4を押す(SW1)とステップ54で既知の測光手段及び測距手段により測光演算及び測距演算を行う。ステップ55でシャッタレリーズ釦4を更に押すと(SW2)、ステップ56で絞り駆動手段により絞りを適正な光量に成るように調節する。ステップ57で主ミラーをアップする。ステップ58にてシャッタの先幕走行開始後所定時間経過したら後幕を走行させステップ59にて主ミラーをダウンさせる。ステップ60にてCCDに結像された被写体のデータをCCD内部で光電変換し電気信号として出力する。ステップ61にてCCDにより出力されたアナログデータをA/D変換してデジタルデータに変え、ステップ62にてフィルタ処理,色変換処理等の種々の変換処理を行う。
【0025】
ステップ63にてステップ62において処理を施された画像データを読み出し、ステップ64にて有効画素範囲の全ピクセル(Nピクセル)が読み出し終了するまで作業を続ける。ステップ63の読み出し内容は肌色であると認識された複数の画像データ群の内、データ数が最大値である群(nピクセル)を判定の対象となる人間(主被写体)の顔であると判断する手法を抽出手段として行う。ステップ65ではステップ63において人間の顔と限定された範囲(nピクセル)がCCDの有効画素範囲(Nピクセル)に対してn<N/A(AはNの値により異なる任意の定数で例えば36画素CCDを持つ電子カメラで撮影し、昇華型プリンタを使用してA6の専用紙に出力した場合、N/A=4700〜30000となる)が成り立つかどうかを判定手段により判断する。前記不等式が成立した場合、ステップ66において、液晶モニタ16により撮影者に被写体の顔の判別が出来なくなっていることを警告し、焦点距離を変えるか、もっと被写体に接近する等で撮影倍率を上げる撮影を再度行うことを促し、ステップ52のスタンバイ終了状態まで戻り次の撮影を備える。
【0026】
以上説明したように、本実施例によれば被写体である人間の顔の判別ができなくなる場合に警告が出されるので、顔の判別のできる集合写真等を失敗することなく撮影できる。
【0027】
(実施例2)
図4は実施例2における撮影シーケンスを表したフローチャートであり図を用いて実際の撮影における一連の動作について説明する。図4において、ステップ81でメインスイッチ8をオンするとステップ82においてカメラは電池の電源状態をチェックし、さらにCPUを初期状態にリセットした後、撮影可能なスタンバイ状態になる。ステップ83ではシャッタレリーズ釦4を押す(SW1)とステップ84で既知の測光手段及び測距手段により測光演算及び測距演算を行う。ステップ85でシャッタレリーズ釦4を更に押すと(SW2)、ステップ86で絞り駆動手段により絞りを適正な光量に成るように調節する。ステップ87で主ミラーをアップする。ステップ88にてシャッタの先幕走行開始後所定時間経過したら後幕を走行させ、ステップ89にて主ミラーをダウンさせる。ステップ90にてCCDに結像された被写体像のデータをCCD内部で光電変換し電気信号として出力する。ステップ91にてCCDにより出力されたアナログデータをA/D変換してデジタルデータに変え、ステップ92にてフィルター処理,色変換処理等の種々の変換処理を行う。
【0028】
ステップ93にてステップ92において処理を施された画像データを読み出し、ステップ94にて有効画素範囲の全ピクセル(M2ピクセル)が読み出し終了するまで作業を続ける。ステップ93の読み出し内容は肌色であると認識された複数の画像データ群の内、データ数が最大値である群(mピクセル)を判定の対象となる人間の顔であると判断する手法を抽出手段として行う。ステップ95ではステップ93において人間の顔と限定された範囲(mピクセル)が液晶モニタ16の有効画素数M1を、CCDの有効画素数M2の値により異なる任意の定数B1(この値は定数Aと同様、CCDの有効画素数やプリンタの種類、出力する紙の種類,大きさにより決定される)で割った値:M1/B1と比較して小さいかどうか(m<M1/B1)を第一の判定手段により判断し、前記不等式が成り立つ場合はステップ96において液晶モニタ16においては判別不可能であってもCCDでは表現されている可能性があるので撮影可能である旨の表示を行って次のステップへ進み、そうでない場合は表示を行わずに進む。ステップ97において今度は人間の顔と限定された範囲(mピクセル)がCCDの有効画素範囲(M2ピクセル)に対して不等式m<M2/B2が(B2はB1と同様に決めた定数でB1<B2)が成り立つかどうかを第二判定手段により判断する。前記不等式が成立した場合、ステップ98において、液晶モニタ16により撮影者に被写体の顔の判別ができなくなっていることを警告し、焦点距離を変えるかもっと被写体に接近する等で撮影倍率を上げる撮影を再度を行うことを促し、ステップ82のスタンバイ終了状態まで戻り次の撮影に備える。
【0029】
以上説明したように、本実施例によれば、“撮影OK”の表示により、液晶モニタ16により顔の判別ができなくても顔の判別できる撮影ができることを示唆し、“警告表示”により顔が判別できなくなることを警告することで、顔の判別できる集合写真等を液晶モニタの表示に惑わされることなく容易に撮影することができる。
【0030】
(実施例3)
図5は実施例3における撮影シーケンスを表したフローチャートであり、図を用いて実際の撮影における一連の動作について説明する。図5において、ステップ101でメインステッチ8をオンするとステップ102においてカメラは電池の電源状態をチェックし、さらにCPUを初期状態にリセットした後、撮影可能なスタンバイ状態になる。ステップ103ではシャッタレリーズ釦(SW1)を押すとステップ104で既知の測光手段及び測距手段により測光演算及び測距演算を行う。ステップ105でシャッタレリーズ釦を更に押すと(SW2)、ステップ106で絞り駆動手段により絞りを適正な光量に成るように調節する。ステップ107で主ミラーをアップする。ステップ108にてシャッタの先幕走行開始後所定時間経過したら後幕を走行させステップ109にて主ミラーをダウンさせる。ステップ110にてCCDに結像された被写体像のデータをCCD内部で光電変換し電気信号として出力する。ステップ111にてCCDにより出力されたアナログデータをA/D変換してデジタルデータに変え、ステップ112にてフィルタ処理,色変換処理等の種々の変換処理を行う。
【0031】
ステップ113にて撮影モードダイヤル選択釦により撮影者が選択したモードが集合写真モードであるかどうかを判定し、集合写真モードであればそのまま次のステップへ進み、そうでない場合は警告表示を必要とする状況の写真ではないと判断しステップ103の撮影スタンバイ終了状態に戻る。ステップ114にて処理を施された画像データを読み出し、ステップ115にて有効画素範囲の全ピクセル(Nピクセル)が読み出し終了するまで作業を続ける。ステップ114の読み出し内容は肌色であると認識された複数の画像データ群の内、データ数が最大値である群(nピクセル)を判定の対象となる人間(主被写体)の顔であると判断する手法を抽出手段として行う。ステップ115ではステップ114において人間の顔と限定された範囲(nピクセル)がCCDの有効画素範囲(Nピクセル)に対してn<N/C(CはNの値により異なる任意の定数であるこの値は定数Aと同様、CCDの有効画素数やプリンタの種類、出力する紙の種類,大きな等により決定される)が成り立つかどうかを判定手段により判断する。前記不等式が成立した場合、ステップ117において、警告手段により撮影者に被写体の顔が判別出来なくなっていることを警告し、焦点距離を変えるかもっと被写体に接近する等で撮影倍率を上げる撮影を再度を行うことを促し、ステップ102のスタンバイ終了状態まで戻り次の撮影に備える。
【0032】
以上説明したように、本実施例によれば、使用者が集合写真モードを指定した場合にのみ、顔の判別が出来なくなるか否かの判別が行われるので、電子カメラにおける無駄な動作が除かれ、撮影を高速で行うことがである。
【0033】
(実施例4)
図6は実施例4における撮影シーケンスを表したフローチャートであり、同図を用いて実際の撮影における一連の動作について説明する。図6において、ステップ141でメインスイッチ8をオンするとステップ142においてカメラは電池の電源状態をチェックし、さらにCPUを初期状態にリセットした後、撮影可能なスタンバイ状態になる。ステップ143ではシャッタレリーズ釦(SW1)を押すとステップ144で既知の測光手段及び測距手段により測光演算及び測距演算を行う。ステップ145シャッタレリーズ釦を更に押すと(SW2)、ステップ146で絞り駆動手段により絞りを適正な光量に成るように調節する。ステップ147で主ミラーをアップする。ステップ148にてシャッタの先幕走行開始後所定時間経過したら後幕を走行させステップ149にて主ミラーをダウンさせる。ステップ150にてCCDに結像された被写体像のデータをCCD内部で光電変換し電気信号として出力する。151にてCCDにより出力されたアナログデータをA/D変換してデジタルデータに変え、ステップ152にてフィルタ処理,色変換処理等の種々の変換処理を行う。
【0034】
ステップ153において複数の撮影モードの1つであるAモードであるかどうかを検知し、Aモードである場合はステップ154にて所定の定数N/DN/D=naとし、Aモードでない場合はステップ154を飛ばしてステップ155へ進む。ステップ155では撮影モードがAモードとは異なるBモードであるかどうか検知し、Bモードである場合はステップ156にて定数N/DをN/D=nbとし、Bモードでない場合は警告表示を必要とする状況の写真は撮らない判断し次の撮影に備えてステップ142の撮影スタンバイ終了状態に戻る。ステップ157にてステップ152において処理を施された画像データを読み出し、ステップ158にて有効画素範囲の全ピクセル(Nピクセル)が読み出し終了するまで作業を続ける。ステップ157の読み出し内容は肌色であると認識された複数の画像データ群の内、データ数が最大値である群(nピクセル)を判定の対象となる人間(主被写体)の顔であると判断する手法を抽出手段として行う。ステップ159ではステップ157において人間の顔と限定された範囲(nピクセル)がCCDの有効画素範囲(Nピクセル)に対してn<N/D(DはNの値により異なる任意の定数でこの値は定数Aと同様、CCDの有効画素やプリンタの種類、出力する紙の種類,大きさ等により決定される。)が成り立つかどうかをまたN/Dをna,nbとしても成り立つかどうか判定手段により判断する。前記不等式が成立した場合、ステップ160において、警告手段により撮影者に被写体の顔の大きさが判別出来なくなっていることを警告し、焦点距離を変えるかもっと被写体に接近する等で撮影倍率を上げる撮影を再度行うことを促し、ステップ142のスタンバイ終了状態まで戻り次の撮影に備える。
【0035】
Aモード,Bモードは、例えば集合写真で、高画質(低圧縮率),低画質(高圧縮率)のモードであり、na,nbは各モードにおける標準的な撮影状態での人間の顔が判別できる限界的なピクセル数である。
【0036】
以上説明したように、本実施例によれば、各撮影モードに応じた顔の判別できる限界を知ることができ、顔の判別できる集合写真等を容易に撮影することができる。
【0037】
(実施例5)
図7は実施例5における撮影シーケンスを表したフローチャートであり、同図を用いて実際の撮影における一連の動作について説明する。図7において、ステップ181で、メインスイッチ8をオンするとステップ182においてカメラは電池の電源状態をチェックし、さらにCPUを初期状態にリセットした後、撮影可能なスタンバイ状態になる。ステップ183ではシャッタレリーズ釦4を押す(SW1)とステップ184で既知の測光手段及び測距手段により測光演算及び測距演算を行う。ステップ185でシャッタレリーズ釦4を更に押すと(SW2)、ステップ186で絞り駆動手段により絞りを適正な光量に成るように調節する。ステップ187で主ミラーをアップする。ステップ188にてシャッタの先幕走行開始後所定時間経過したら後幕を走行させステップ189にて主ミラーをダウンさせる。ステップ190にてCCDに結像された被写体像のデータをCCD内部で光電変換し電気信号として出力する。ステップ191にてCCDにより出力されたアナログデータをA/D変換してデジタルデータに変え、ステップ192にてフィルタ処理,色変換処理等の種々の変換処理を行う。ステップ193にてステップ190にて処理を施された画像データを読み出し、ステップ194にて有効画素数範囲の全ピクセル(Nピクセル)が読み出し終了とするまで作業を続ける。
【0038】
ステップ193の読み出し内容は肌色であると認識された複数の画像データ群の内、データ数が最大値である群(nピクセル)を判定の対象となる人間(主被写体)の顔であると判断する手法を抽出手段として行う。ステップ195ではステップ193において人間の顔と限定された範囲(nピクセル)がCCDの有効画素範囲(Nピクセル)に対してnN/E(EはNの値により異なる任意の定数でこの値は定数Aと同様、CCDの有効画素数やプリンタの種類、出力する紙の種類,大きさ等により決定される)が成り立つかどうかを判定手段により判断する。前記不等式が成立した場合ステップ196に進み、そうでない場合はステップ183へ戻る。ステップ196ではセルフタイマ使用かどうかを検知し、使用状態にある場合はステップ198へ進み、そうでない場合は通常撮影であるからステップ197へ進んで液晶モニタ16により撮影者に被写体の顔の大きさが判別出来なくなっていることを警告し、焦点距離を変えるかもっと被写体に接近する等で撮影倍率を上げる撮影を再度行うことを促す。セルフタイマ使用時において撮影者はカメラ本体2から離れた箇所にいると考えられるので“もっとカメラに近寄て下さい”といったような音声出力で被写体の一人であると思われる撮影者に撮影倍率を上げた上で再度セルフタイマ釦を押す様、注意する(S198)。この後ステップ182のスタンバイ終了状態まで戻り次の撮影に備える。
【0039】
以上説明したよう、本実施例によれば、人間の顔の判別ができなくなる場合に、セルフタイマ使用であれば音声で警告し、セルフタイマ不使用であれば液晶モニタ16の表示で警告するので、顔の判別できる集合写真等を失敗することなく撮影できる。
【0040】
(実施例6)
図8は実施例6における撮影シーケンスを表したフローチャートであり、同図を用いて実際の撮影における一連の動作について説明する。図8において、ステップ201で、メインスイッチ8をオンするとステップ202においてカメラは電池の電源状態をチェックし、さらにCPUを初期状態にリセットした後、撮影可能なスタンバイ状態になる。ステップ203ではシャッタレリーズ釦4を押す(SW1)と、ステップ204で既知の測光手段及び測距手段により測光演算及び測距演算を行う。ステップ205でシャッタレリーズ釦4を更に押すと(SW2)、ステップ206で絞り駆動手段により絞りを適正な光量に成るように調節する。ステップ207で主ミラーをアップする。ステップ208にてシャッタの先幕走行開始後所定時間経過したら後幕を走行させステップ209にて主ミラーをダウンさせる。ステップ210にてCCDに結像された被写体像のデータをCCD内部で光電変換し電気信号として出力する。ステップ211にてCCDにより出力されたアナログデータをA/D変換してデジタルデータに変え、ステップ212にてフィルタ処理,色変換処理等の種々の変換処理を行う。
【0041】
ステップ213にてステップ212において処理を施された画像データを読み出し、ステップ214にて有効画素数範囲の全ピクセル(Nピクセル)が読み出し終了とするまで作業を続ける。ステップ213の読み出し内容は肌色であると認識された複数の画像データ群の内、データ数が最大値である群(nピクセル)を判定の対象となる人間(主被写体)の顔であると判断する手法を抽出手段として行う。ステップ215ではステップ213において人間の顔と限定された範囲(nピクセル)がCCDの有効画素範囲(Nピクセル)に対してnN/F(FはNの値により異なる任意の定数でこの値は定数Aと同様、CCDの有効画素数やプリンタの種類、出力する紙の種類,大きさ等により決定される)が成り立つかどうかを判定手段により判断する。前記不等式が成立した場合、ステップ216において、液晶モニタ16により撮影者に被写体の顔の大きさが判別出来なくなっていることを警告し、焦点距離を変えるかもっと被写体に接近する等で撮影倍率を上げる撮影を再度行うことを促し、ステップ217において今撮影した画像情報(撮影ファイル)を消去してステップ202のスタンバイ終了状態まで戻り次の撮影を備える。
【0042】
以上説明したように、本実施例によれば、人間の顔の判別ができなくなる場合には、液晶モニタ16の表示で警告するとともに、その時の撮影ファイルを自動的に消去するので、ファイル消去の手間がかからない。
【0043】
(実施例7)
図9は実施例7における撮影シーケンスを表したフローチャートであり、同図を用いて実際の撮影における一連の動作について説明する。図9において、ステップ231で、メインスイッチ8をオンするとステップ232においてカメラは電池の電源状態をチェックし、さらにCPUを初期状態にリセットした後、撮影可能なスタンバイ状態になる。ステップ233ではシャッタレリーズ釦4を押す(SW1)と、ステップ234で既知の測光手段及び測距手段により測光演算及び測距演算を行う。ステップ235でシャッタレリーズ釦4を更に押すと(SW2)、ステップ236で絞り駆動手段により絞りを適正な光量に成るように調節する。ステップ237で主ミラーをアップする。ステップ238にてシャッタの先幕走行開始後所定時間経過したら後幕を走行させステップ239にて主ミラーをダウンさせる。ステップ240にてCCDに結像された被写体像のデータをCCD内部で光電変換し電気信号として出力する。ステップ241にてCCDにより出力されたアナログデータをA/D変換してデジタルデータに変え、ステップ242にてフィルタ処理,色変換処理等の種々の変換処理を行う。
【0044】
ステップ243にてステップ242において処理を施された画像データを読み出し、ステップ244にて有効画素数範囲の全ピクセル(Nピクセル)が読み出し終了とするまで作業を続ける。ステップ243の読み出し内容は肌色であると認識された複数の画像データ群の内、データ数が最大値である群(nピクセル)を判定の対象となる人間(主被写体)の顔であると判断する手法を抽出手段として行う。ステップ245ではステップ243において人間の顔と限定された範囲(nピクセル)がCCDの有効画素範囲(Nピクセル)に対してnN/G(GはNの値により異なる任意の定数でこの値は定数Aと同様、CCDの有効画素数やプリンタの種類、出力する紙の種類,大きさ等により決定される)が成り立つかどうかを判定手段により判断する。前記不等式が成立した場合、ステップ246において、液晶モニタ16により撮影者に被写体の顔の大きさが判別出来なくなっていることを警告し焦点距離を変えるかもっと被写体に接近する等で撮影倍率を上げる撮影を再度行うことを促す。ステップ247において、その警告表示中に不図示の削除選択釦を押さなかった場合ステップ232のスタンバイ終了状態へ戻り、押した場合はステップ248へ進む。ステップ232のスタンバイ終了状態へ戻るのは今撮影した画像情報は必要あると撮影者が判断した場合であり、ステップ248では撮影者が今撮影した画像情報は必要ないと判断した場合なのでその画像情報を消去した上でステップ232のスタンバイ終了状態まで戻り次の撮影に備える。
【0045】
以上説明したように、本実施例によれば、人間の顔の判別ができなくなる場合に、液晶モニタ16の表示で警告すると共に撮影ファイルを残すか否かの判断を求め、その判断に応じて撮影ファイルを消去するか否かの処理を行うので、所要の撮影ファイルを容易に得ることができる。
【0046】
(実施例8)
以上の各実施例では、液晶モニタに表示された警告を見て、撮影者が、撮影レンズの焦点距離を変えたり、或は被写体に近づいたりして、撮影倍率を上げて、顔が判別できるようにしている。
【0047】
しかし、撮影レンズの焦点距離をどの程度変えればよいのか、或は被写体にどの程度近づければよいのかは、試行によるほかはなく、撮影に時間がかかり、シャッタチャンスを失うこともある。そこで、撮影レンズをパワーズームレンズとし、顔が判別出来る焦点距離まで自動的にズームアップする手法が考えられる。
【0048】
実施例8〜実施例13はこの手法によるものである。実施例8〜実施例11は、夫々前記実施例1〜実施例4に対応し、実施例12,実施例13は、それぞれ前記実施例6,7に対応しており、対応する各実施例の動作は焦点距離変更のステップを除いて同一なので、同一の動作のステップには同一の符号を付し、説明の一部を省略する。なお、実施例5に対応する実施例はあげていないが、実施例8と同様に自動的にズームアップするようにして実施することができる。
【0049】
図10は、実施例8である“電子カメラ”の動作を示すフローチャートである。本実施例は、実施例1に対応する。本実施例では、撮影レンズにパワーズーム可能のレンズを用いている点を除いて、ハードウエアの構成は、実施例1と同一であり、後述の実施例9〜実施例13についても同様なので、以後ハードウエアの説明は省略する。
【0050】
図10に示すように、ステップ51でメインスイッチ8をオンし、ステップ62でフィルタ処理,色変換処理等の種々の変換処理を行うまでの動作は実施例1と同様である。ステップ63にてステップ62において処理を施された画像データを読み出し、ステップ64にて有効画素数範囲の全ピクセル(Nピクセル)が読み出し終了とするまで作業を続ける。ステップ63の読み出し内容は肌色であると認識された複数の画像データ群の内、データ数が最大値である群(nピクセル)を判定の対象となる人間(主被写体)の顔であると判断する手法を抽出手段として行う。ステップ65ではステップ63において人間の顔と限定された範囲(nピクセル)がCCDの有効画素範囲(Nピクセル)に対してnN/A(AはNの値により異なる任意の定数で例えば36万画素CCDを持つ電子カメラで撮影し、昇華型プリンタを使用してA6専用紙に出力した場合、A=4700〜30000となる)が成り立つかどうかを判定手段により判断する。前記不等式が成立した場合、ステップ66において、液晶モニタ16により撮影者に被写体の顔が判別できなくなっていることを警告し、ステップ67において前記不等式が成り立たないような最小n値であるn1値(n1=N/A)を求め、そのn1(ピクセル)が成立する撮影倍率の値と撮影距離から必要な焦点距離f1が分かるので、撮影パワーズームレンズを作動させ焦点距離を現在のfからf1に変更する。その後、ステップ52のスタンバイ終了紙状態まで戻り次の撮影に備える。
【0051】
(実施例9)
図11は実施例9における撮影シーケンスを表したフローチャートである。
【0052】
本実施例は実施例2に対応するものであり、ステップ81からステップ92までは実施例2と同様の動作をする。ステップ93にてステップ92にて処理を施された画像データを読み出し、ステップ94にて有効画素範囲の全ピクセル(M2ピクセル)が読み出し終了するまで作業を続ける。ステップ93の読み出し内容は肌色であると認識された複数の画像データ群の内、データ数が最大値である群(mピクセル)を判定の対象となる人間の顔であると判断する手法を抽出手段として行う。ステップ95ではステップ93において人間の顔と限定された範囲(mピクセル)が液晶ファインダ16の有効画素数M1をCCDの有効画素数M2の値により異なる任意の整数B1(この値は定数Aと同様、CCDの有効画素数やプリンタの種類、出力する紙の種類,大きさにより決定される)で割った値:M1/B1と比較して小さいかどうか(m<M1/B1)を第一の判定手段により判断し、前記不等式が成り立つ場合はステップ96において液晶ファインダ16においては判別不可能であってもCCDでは表現されているので撮影可能である表示を行って次のステップへ進み、そうでない場合は表示を行わずに進む。ステップ97において不等式m<M2/B2が成り立つかどうかを第二の判定手段により判断する。前記不等式が成立した場合、ステップ98において、警告手段により撮影者に被写体の顔が判別出来なくなっていることを警告し、ステップ99において前記不等式が成り立たないような最小m値であるm1値(m1=M2/B2)を求め、そのm1(ピクセル)が成立する撮影倍率の値と撮影距離から必要な焦点距離f2が分かるので、撮影パワーズームレンズをズームアップさせ焦点距離を現在のfからf2に変更する。その後、ステップ82のスタンバイ終了状態まで戻り次の撮影に備える。
【0053】
(実施例10)
図12は実施例10における撮影シーケンスを表したフローチャートである。
【0054】
本実施例は実施例3に対応するものであり、ステップ101からステップ112までは実施例3と同様の動作をする。ステップ113にて撮影モードダイヤル選択釦により撮影者が選択したモードが集合写真モードであるかどうかを判定し、集合写真モードであればそのまま次の進み、そうでない場合は警告表示を必要とする状況の写真ではないと判断しステップ102の撮影スタンバイ終了状態に戻る。ステップ114にてステップ112において処理を施された画像データを読み出し、ステップ115にて有効画素範囲の全ピクセル(Nピクセル)が読み出し終了まで作業を続ける。ステップ114の読み出し内容は肌色であると認識された複数の画像データ群の内、データ数が最大である群(nピクセル)を判定の対象となる人間(主被写体)の顔である判断する手法を抽出手段として行う。ステップ116ではステップ113において人間に顔と限定された範囲(nピクセル)がCCDの有効画素範囲(Nピクセル)に対してn<N/C(CはNの値により異なる任意の定数でこの値は定数Aと同様、CCDの有効画素数やプリンタの種類、出力する紙の種類,大きさにより決定される)が成り立つかどうかを判定手段により判断する。前記不等式が成立した場合、ステップ117において、液晶モニタ16により撮影者に被写体の顔が判別出来なくなっていることを警告し、ステップ118において前記不等式が成り立たないような最小n値であるn2値(n2=N/C)を求め、そのn2(ピクセル)が成立する撮影倍率の値と撮影距離から必要な焦点距離f3が分かるので撮影パワーズームレンズをズームアップさせ焦点距離を現在のfからf3に変更する。その後、ステップ102のスタンバイ終了状態まで戻り次の撮影に備える。
【0055】
(実施例11)
図13は実施例11における撮影シーケンスを表したフローチャートである。
【0056】
本実施例は実施例4に対応するものであり、ステップ141からステップ152までは実施例4と同様の動作をする。ステップ153において複数の撮影モードの一つであるAモードであるかどうかを検知し、Aモードである場合はステップ154にて所定の定数N/DN/D=naとし、Aモードでない場合はステップ154を飛ばしてステップ155へ進む。ステップ155では撮影モードがAモードとは異なるBモードであるかどうかを検知し、Bモードである場合はステップ156にて定数N/DN/D=nbとし、Bモードでない場合は警告表示を必要とする状況の写真は撮らないと判断し、次の撮影に備えてステップ142の撮影スタンバイ終了状態に戻る。ステップ157にてステップ152において処理を施された画像データを読み出し、ステップ158にて有効画素範囲の全ピクセル(Nピクセル)が読み出し終了するまで作業を続ける。ステップ157の読み出し内容は肌色であると認識された複数の画像データ群の内、データ数が最大値である群(nピクセル)を判定の対象となる人間(主被写体)の顔であると判断する手法を抽出手段として行う。ステップ159ではステップ157において人間の顔と限定された範囲(nピクセル)がCCDの有効画素範囲(Nピンセル)に対してn<N/D(DはNの値により異なる任意の定数でこの値は定数Aと同様、CCDの有効画素数やプリンタの種類、出力する紙の種類,大きさにより決定される。)が成り立つかどうかまたN/DN/Dをna,nbとしても成り立つかどうかを判定手段により判断する。前記不等式が成立した場合、ステップ160において、液晶モニタ16により撮影者に被写体の顔が判別出来なくなっていることを警告し、ステップ161において前記不等式が成り立たないような最小n値であるn3値(n3=N/D)を求め、そのn3(ピクセル)が成立する撮影倍率の値と撮影距離から必要な焦点距離f4が分かるので撮影パワーズームレンズをズームアップさせ焦点距離を現在fからf4に変更する。その後、ステップ142のスタンバイ終了状態まで戻り次の撮影に備える。
【0057】
(実施例12)
図14は実施例12における撮影シーケンスを表したフローチャートである。
【0058】
本実施例は実施例6に対応するものであり、ステップ201からステップ212までは実施例6と同様に動作する。ステップ213にてステップ212において処理を施された画像データを読み出し、ステップ214にて有効画素範囲の全ピンセル(Nピクセル)が読み出し終了するまで作業を続ける。ステップ213の読み出し内容は肌色であると認識された複数の画像データ群の内、データ数が最大値である群(nピクセル)を判定の対象となる人間(主被写体)の顔であると判断する手法を抽出手段として行う。ステップ215ではステップ213において人間の顔と限定された範囲(nピクセル)がCCDの有効画素範囲(Nピクセル)に対してn<N/F(FはNの値により異なる任意の定数でこの値は定数Aと同様、CCDの有効画素数やプリンタの種類、出力する紙の種類,大きさにより決定される)が成り立つかどうかを判定手段により判断する。前記不等式が成立した場合、ステップ216において、液晶モニタ16により撮影者に被写体の顔が判別出来なくなっていることを警告し、ステップ218において前記不等式が成り立たないような最小n値であるn4(n4=N/F)を求め、そのn4(ピクセル)が成立する撮影倍率の値と撮影距離から必要な焦点距離f5が分かるので、撮影パワーズームレンズをズームアップさせ焦点距離を現在のfからf5に変更する。ステップ219において今撮影した画像情報を消去してステップ202のスタンバイ終了状態まで戻り次の撮影に備える。ここではパワーズームレンズを作動させてから消去を行ったが、この一連の動作は逆に行ってもよい。即ち、消去を行った後、パワーズームレンズを作動させてもよい。
【0059】
(実施例13)
図15は実施例13における撮影シーケンスを表したフローチャートである。
本実施例は実施例7に対応するものであり、ステップ231からステップ242までは実施例7と同様に動作する。ステップ243にてステップ242において処理を施された画像データを読み出し、ステップ244にて有効画範囲の全ピクセル(Nピクセル)が読み出し終了するまで作業を続ける。ステップ243の読み出し内容は肌色であると認識された複数の画像データ群の内、データ数が最大値である群(nピクセル)を判定の対象となる人間(主被写体)の顔であると判断する手法する抽出手段として行う。ステップ245ではステップ243において人間の顔と限定された範囲(nピクセル)がCCDの有効画素範囲(Nピクセル)に対してn<N/G(GはNの値により異なる任意の定数でこの値は定数Aと同様、CCDの有効画素数やプリンタの種類、出力する紙の種類,大きさにより決定される)が成り立つかどうかを判定手段により判断する。前記不等式が成立した場合、ステップ246において、液晶モニタ16により撮影者に被写体の顔が判別出来なくなっていることを警告し、ステップ249において前記不等式が成り立たないような最小n値であるn5値(n5=N/G)を求め、そのn5(ピクセル)が成立する撮影倍率の値と撮影距離から必要な焦点距離f6が分かるので、撮影パワーズームレンズ3をズームアップさせ焦点距離を現在のfからf6に変更する。ステップ250においてステップ246の警告表示中に不図示の削除選択釦を押さないとステップ232のスタンバイ状態へ戻り、押した場合はステップ251へ進む。ステップ232のスタンバイ状態へ戻るのは今撮影した画像情報は必要であると撮影者が判断した場合であり、ステップ251では撮影者が今撮影した画像情報は必要ないと判断した場合なのでその画像情報を消去した上でステップ232のスタンバイ終了状態まで戻り次の撮影に備える。ここではパワーズームレンズの作動終了後、ファインダ接眼窓15にて撮影画面を確認してから画像情報の消去を行っているが、これらの動作を逆に行ってもよい。即ち、画像情報を消去した後にパワーズームレンズの作動を行ってもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、被写体の顔の判別できる集合写真等を容易に撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の正面斜視図
【図2】 実施例1の背面斜視図
【図3】 実施例1の動作を示すフローチャート
【図4】 実施例2の動作を示すフローチャート
【図5】 実施例3の動作を示すフローチャート
【図6】 実施例4の動作を示すフローチャート
【図7】 実施例5の動作を示すフローチャート
【図8】 実施例6の動作を示すフローチャート
【図9】 実施例7の動作を示すフローチャート
【図10】 実施例8の動作を示すフローチャート
【図11】 実施例9の動作を示すフローチャート
【図12】 実施例10の動作を示すフローチャート
【図13】 実施例11の動作を示すフローチャート
【図14】 実施例12の動作を示すフローチャート
【図15】 実施例13の動作を示すフローチャート
【図16】 従来例の構成を示す断面図
【符号の説明】
1 カメラ本体
2 撮影レンズ
16 液晶モニタ

Claims (6)

  1. 撮影レンズと、撮影レンズからの光学像を電気信号に変換する撮像手段と、撮像手段からの電気信号を処理して画像データを得る信号処理手段と、信号処理手段で得られた前記画像データから被写体の顔に相当すると判断された信号を抽出する信号抽出手段と、信号抽出手段にて抽出した信号の総数が前記画像データの圧縮率に応じて設定された所定値未満であることを判別する判別手段と、判別手段で所定値未満と判別したとき所要の警告を発する警告手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記信号抽出手段にて抽出した信号の総数が所定値未満であると前記判別手段によって判別された場合に、前記総数が所定値未満であると判別された信号が抽出された画像データを消去する消去手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記信号抽出手段にて抽出した信号の総数が所定値未満であると前記判別手段によって判別された場合に、画像データを消去する操作が行われたか否かを判定し、該操作が行われたと判定すると、前記総数が所定値未満であると判別された信号が抽出された画像データを消去する消去手段を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 撮影レンズとしてパワーズームレンズを有し、かつ、信号抽出手段で抽出した信号の総数が所定値以上になる前記パワーズームレンズの焦点距離を算出する算出手段と、算出手段で算出した焦点距離まで前記パワーズームレンズを駆動する駆動手段とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 光学像を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像装置における撮像方法であって、前記撮像素子で変換した電気信号を処理して得られた画像データから被写体の顔に相当すると判断された信号を抽出する抽出ステップと、該抽出ステップで抽出した信号の総数が前記画像データの圧縮率に応じて設定された所定値未満であることを判別する判別ステップと、該判別ステップで所定値未満と判別したとき所要の警告を発する警告ステップとを備えたことを特徴とする撮像方法。
  6. 請求項5に記載の撮像方法を実現するためのプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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