JP3926533B2 - 処理装置 - Google Patents

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雅司 大森
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、処理装置に関し、さらに詳細には、例えば、半導体ウエハや磁気ディスクなど扁平な形状をした各種の電子部品基板や、各種の電子装置に搭載される各種の電子部品などのような、各種の被処理物に対して処理気体による処理を行うための処理装置に関する。
【0002】
なお、本明細書においては、「被処理物の処理気体により処理される面(処理面)」を、単に「表面」と称することとし、また、「処理気体による被処理物の処理」を単に「処理」と適宜称することとする。
【0003】
【従来の技術】
従来より、半導体ウエハや磁気ディスクなどのように扁平な型状に形成された基板などの処理を行うための処理装置として、例えば、図1に示すような処理装置が知られている。
【0004】
図1には従来の処理装置の一部を破断して示した概略構成説明図が示されており、この従来の処理装置は、内部空間110aを備えた処理室110と、処理室110の内部空間110aに固定的に配設された被処理物支持部材116と、被処理物支持部材116に支持された被処理物たる基板100と対向するようにして配設され後述する処理気体を噴射する処理気体供給ノズル118と、後述する置換用のガスを噴射する置換ガス供給ノズル113とを有して構成されている。
【0005】
ここで、処理室110の底部110dには、排気口114を備えた排気ダクト116が配設されており、排気口114には吸引装置(図示せず)が接続され、処理室110の内部空間110aに充填されたガス(気体)などが、排気ダクト116を介して吸引装置により処理室110の外部へ吸引されるようになされている。
【0006】
また、処理室110の側壁部110bには搬入出口110cが穿設されており、当該搬入出口110cにはシール・パッキンを介して開閉扉112が配設されている。この開閉扉112を開けることによって処理室110の内部空間110aと処理室110の外部とが連通し、この開閉扉112を閉めることによって処理室110の内部空間110aと処理室110の外部とが遮断され、処理室110の内部空間110aが密閉されることになる。
【0007】
そして、処理気体供給ノズル118には、基板処理に用いられる不活性ガスなどのガス(気体)を充填したガス・タンク(図示せず)から処理気体が供給され、当該処理気体が噴射されることになる
また、置換ガス供給ノズル113には、処理気体とは異なる種類のガス(気体)を充填したガス・タンク(図示せず)から置換用のガスが供給され、当該置換用のガスが処理室110の内部空間110aに噴射されることになる。
【0008】
そして、上記した従来の処理装置を用いて被処理物たる基板100の処理を行うには、基板100の処理が必要な所定の工程において、まず、開閉扉112を開けて搬入出口110cから基板100を処理室110の内部空間110aに搬入し、被処理物支持部材116によって基板100の表面100aが処理気体供給ノズル118と対向するようにして基板100を処理室110の内部空間110aに配設する。
【0009】
それから、開閉扉112を閉めて処理室110の内部空間110aが密閉された状態において、処理気体供給ノズル118から処理気体を噴射する。このようにして、当該噴射された処理気体が充填された処理室110の内部空間110aにおいて、基板100の表面100aの処理が行われる。
【0010】
そして、上記した処理を終了すると、開閉扉112を開けて、処理が行われた基板100を搬入出口110cから処理装置の外部に搬出する。
【0011】
ところで、処理室110の内部空間110aに処理気体供給ノズル118によって噴射される処理気体としては、人体に対しては有害なものが用いられたり、あるいは処理装置の構成部品などを腐食するようなものが用いられたりすることがある。
【0012】
そして、上記したような人体や処理装置の構成部品に悪影響を及ぼすような処理気体を用いた場合には、基板100の処理が終了した後に開閉扉112を開けて基板100を処理室110の内部空間110aから搬出する際に、処理室110の内部空間110aに充填されている処理気体が搬入出口110cから処理室110の外部に漏れ出すと、当該漏れ出した処理気体が人体あるいは処理装置の構成部品などに悪影響を及ぼす恐れがあった。
【0013】
このため、従来の処理装置においては、基板100の処理が終了した後に、開閉扉112を開けて基板100を処理室110の内部空間110aから搬出する前に、置換ガス供給ノズル113から処理室110の内部空間110aに置換用のガス(人体あるいは処理装置の構成部品などに悪影響を及ぼす恐れのないガス)を噴射して、基板100の処理が終了したときに処理室110の内部空間110aに充填されている処理気体供給ノズル118によって噴射された処理気体を、当該置換ガス供給ノズル113によって噴射された置換用のガスにより置換するようになされている。
【0014】
こうすることにより、基板100の処理が終了した後の処理室110の内部空間110aには、処理気体ではなく置換ガス供給ノズル113によって噴射された置換用のガスが充填されることになるので、開閉扉112を開けて基板100を処理室110の内部空間110aから搬出する際に、処理気体が搬入出口110cから処理室110の外部に漏れ出すことが回避される。
【0015】
しかしながら、従来の処理装置において、処理室110の内部空間110aに充填された処理気体を置換ガス供給ノズル113から噴射される置換用のガスに置換するには、当該置換処理に時間が費やされて、処理装置における基板100の搬入出を効率よく行なうことができなくなり、基板100の処理の処理効率が低下するという問題点があった。
【0016】
さらにまた、従来の処理装置において、上記したようにして処理室110の内部空間110aに充填された処理気体を置換ガス供給ノズル113から噴射される置換用のガスに置換した後に、再びこの処理装置において基板100の処理を行なう場合には、処理室110の内部空間110aに処理気体を再び充填する必要があるので、消費される処理気体が膨大な量になるという問題点があった。
【0017】
加えて、従来の処理装置においては、開閉扉112が搬入出口110cにシール・パッキンを介して配設されているので、当該シール・パッキンが劣化してしまうと、開閉扉112を閉めたときにおいても処理室110の内部空間110aの密閉状態が保持されなくなり、処理室110の内部空間110aに充填されている処理気体が搬入出口10cから処理室110の外部に漏れ出す恐れがあるという問題点があった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記したような従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被処理物たる基板の処理が行われる処理室の内部空間へ基板を搬入する際や、当該処理室の外部へ基板を搬出する際に、処理気体が外部に漏れ出すことを防止できるようにした処理装置を提供しようとするものである。
【0019】
また、本発明の目的とするところは、処理装置における被処理物たる基板の搬入出を効率よく行なうようにして、処理装置における基板の処理の処理効率を向上することができるようにした処理装置を提供しようとするものである。
【0020】
さらに、本発明の目的とすることろは、処理装置において消費される処理気体の量が膨大な量になることを回避できるようにした処理装置を提供しようとするものである。
【0021】
さらにまた、本発明の目的とすることろは、処理室の内部空間を密閉するための部材の劣化に伴って処理室の内部空間に充填されている処理気体が外部に漏れ出すことを回避できるようにした処理装置を提供しようとするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、処理室内に処理気体を充填して該処理気体により被処理物の処理を行う処理装置において、内部が中空な略凹型状の本体部と、上記本体部の上方において中央凹部の片側に位置する処理室と、上記本体部の上方において上記中央凹部の上記処理室とは反対側に位置するとともに搬入出口が穿設されたバッファ室と、上記本体部の下方に位置し上記処理室と上記バッファ室とを連通させる遮断槽と、上記処理室内、上記バッファ室内ならびに上記遮断槽内を可動自在に配設された被処理物支持部材とを有し、上記遮断槽の内部に、上記本体部の上記中央凹部の底面より上方に液面が位置するように液体を貯留したようにしたものである。
【0023】
従って、本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、処理室の内部と当該処理室の外部とが液体を備えた遮断手段により遮断されるので、被処理物の処理が行われる処理室の内部空間へ被処理物を搬入する際や、当該処理室の外部へ被処理物を搬出する際に、処理気体が外部に漏れ出すことを防止することができる。
【0024】
また、処理装置における被処理物の搬入出の際には、開閉扉を開閉することなく、単に被処理物を遮断手段の液中において搬入出させればよいので、搬入出を効率よく行うことができ、被処理物の処理物の処理効果を向上することができる。
【0025】
また、本発明のうち請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記遮断槽において上記液体をオーバー・フローさせて上記遮断槽に上記液体を供給するようにしたものである。
【0026】
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記遮断槽は、上記被処理物を洗浄する洗浄手段を有するようにしたものである。
【0027】
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、請求項1、2または3のいずれか1項に記載の発明において、キャリアに収納された複数の上記被処理物を上記キャリアごと搬送するようにしたものである。
【0028】
従って、本発明のうち請求項4に記載の発明によれば、同時に複数の被処理物を処理室において処理することが可能となり、処理装置における基板処理の処理効率を向上することができる。
【0029】
また、本発明のうち請求項5に記載の発明は、請求項1、2または3のいずれか1項に記載の発明において、上記被処理物を1つずつ順次搬送するようにしたものである。
【0030】
また、本発明のうち請求項6に記載の発明は、請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載の発明において、上記液体は、上記処理気体が溶解しない液体であるようにしたものである。
【0031】
また、本発明のうち請求項7に記載の発明は、請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載の発明において、上記液体は、上記処理気体を溶解させた飽和溶液であるようにしたものである。
【0032】
また、本発明のうち請求項8に記載の発明は、請求項1、2、3、4、5、6または7のいずれか1項に記載の発明において、さらに、上記液体の温度を制御する温度制御手段を有するようにしたものである。
【0033】
また、本発明のうち請求項9に記載の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、またはのいずれか1項に記載の発明において、上記処理気体はオゾン含有ガスであるようにしたものである。
【0034】
また、本発明のうち請求項10に記載の発明は、請求項に記載の発明において、さらに、上記オゾン含有ガスを湿潤する手段を有するようにしたものである。
【0035】
また、本発明のうち請求項11に記載の発明は、請求項に記載の発明において、さらに、上記オゾン含有ガスに霧状液体を混合する手段を有するようにしたものである。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明による処理装置の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
【0041】
図2には、本発明による処理装置の第1の実施の形態の一部を破断して示した概略構成説明図が示されており、図2において、図1と同一あるいは相当する構成に関しては、図1において用いた符号と同一の符号を用いて示すことにより、その詳細な構成および作用の説明は省略する。
【0042】
ここで、本発明による処理装置(以下に詳述する第1の実施の形態乃至第5の実施の形態の処理装置101、102、103、104、105)と「従来の技術」の項で説明した従来の処理装置とを比較すると、従来の処理装置は、処理室110の側壁部110bに配設された開閉扉112を閉めることにより、処理室110の内部空間110aが外部から遮断されて密閉された状態となるのに対して、本発明による処理装置101、102、103、104、105は、後述する遮断槽14、30、32、34に貯留された遮断液200、搬入側遮断室54、搬出側遮断室64に貯留された遮断液200あるいはシャワー・カーテン用ノズル70、72、74、76から噴射された遮断液200という液体により、処理室10の内部空間10aが外部から遮断されて密閉された状態となる点において、従来の処理装置と異なっている。
【0043】
本発明による処理装置の第1の実施の形態においては、処理装置101は、内部空間10aを備えた処理室10と、処理室10の底部10dの略中央から立設された支柱12と、支柱12の上端部に固定的に配設された被処理物支持部材16と、被処理物支持部材16に載置された被処理物たる基板100と対向するようにして配設され処理気体を噴射する処理気体供給ノズル18と、処理室10の底部10dの縁部10eから延設された遮断槽14と、処理室10の側壁部10bに配設され排気スクラバー22に至る排気用配管24とを有して構成されている。
【0044】
ここで、支柱12は、モーター(図示せず)の駆動によって矢印A方向(図2参照)において任意の回転速度で回転可能に構成されており、当該支柱12の回転に伴って、支柱12の上端部に固定的に配設された被処理物支持部材16ならびに被処理物支持部材16に載置された基板100が矢印A方向(図2参照)に回転することとなる。
【0045】
処理気体供給ノズル18には、処理気体を充填したガス・タンク(図示せず)から処理気体供給配管26を介して処理気体が供給され、当処理気体が噴射されることになる。
【0046】
遮断槽14は、処理室10の底部10dの縁部10eから延設されており、当該遮断槽14の内部14aには、例えば、純水などの液体である遮断液200が貯留され、当該遮断液200は、遮断槽14内においてオーバー・フローさせることにより、常に新しい遮断液200に交換可能となされているものである。
【0047】
そして、当該遮断槽14の内部14aに処理室10の側壁部10bの下方端部10fが位置しており、当該処理室10の側壁部10bの下方端部10fより上方に液面200a、200bが位置するように、所定量の遮断液200が遮断槽14の内部14aに満たされるものとする。
【0048】
この際、処理室10の側壁部10bの外側10kの遮断液200の液面200aが処理室10の外部に位置するとともに、処理室10の側壁部10bの内側10mの遮断液200の液面200bが処理室10の内部空間10aに位置している。
【0049】
このように、遮断槽14の内部14aに所定量の遮断液200が貯留されると、当該貯留された遮断液200の液中に処理室10の側壁部10bの下方端部10fが位置するようになるので、処理室10の内部空間10aと外部とが直接に連通するようなことはない。
【0050】
なお、当該遮断液200としては、処理気体供給ノズル18から噴射される処理気体が溶解しないような組成の液体、または、溶解するとしてもごく少量の処理気体しか溶解しないような組成の液体を用いることができ、例えば、処理気体がオゾン含有ガスである場合には温水を遮断液200とすればよい。
【0051】
排気用配管24は、処理室10の側壁部10b側に配設されており、排気用配管24には排気スクラバー22が接続され、処理室10の内部空間10aに充填された処理気体などが、排気スクラバー22の吸引力により排気用配管24を介して処理室10の外部へ吸引されるようになされている。
【0052】
そして、処理気体は排気スクラバー22によって処理室10の外部に排気されると、排気用配管24を介してこの処理装置101の外部に排気されることになる。
【0053】
以上の構成において、被処理物たる基板100の処理が必要な所定の工程において、この処理装置101を用いて基板100の処理を行う場合について説明する。
【0054】
まず、基板100の表面100aが処理気体供給ノズル18と対向するようにして、基板100を被処理物支持部材16に載置する。
【0055】
それから、処理気体供給ノズル18から基板100の表面100aに処理気体が噴射され、当該噴射された処理気体が充填された処理室10の内部空間10aにおいて、図示しないモーターの駆動に応じて支柱12が矢印A方向(図2参照)に回転するのに伴って被処理物支持部材16が回転する。
【0056】
この際、処理気体によって、回転している被処理物支持部材16上に載置されている基板100の表面100aの処理が行われる。
【0057】
そして、上記した処理が終了すると、処理室10の内部空間10aに充填されている処理気体は、排気スクラバー22の吸引力によって排気用配管24を介して処理室10の外部へと吸引され、当該排気スクラバー22における処理が行われた後、この処理装置101の外部に排気される。
【0058】
上記したようにして、本発明による処理装置の第1の実施の形態においては、遮断槽14に貯留された所定量の遮断液200により、処理室10の内部空間10aが外部から遮断されて密閉された状態となるので、シール・パッキンを配設する必要はなく、当該シール・パッキンの劣化に伴って処理室10の内部空間10aに充填されている処理気体が外部に漏れ出すことを回避することができる。
【0059】
次に、図3は、本発明による処理装置の第2の実施の形態の一部を破断して示した概略構成説明図が示されており、図3において、図1乃至図2と同一あるいは相当する構成に関しては、図1乃至図2において用いた符号と同一の符号を用いて示すことにより、その詳細な構成および作用の説明は省略する。
【0060】
ここで、本発明の第2の実施の形態の処理装置102と上記した本発明の第1の実施の形態の処理装置101とを比較すると、本発明の第1の実施の形態の処理装置101においては、1つの遮断槽14が配設されているのに対して、本発明の第2の実施の形態の処理装置においては、複数の遮断槽14、30、32が配設されている点において、本発明の第1の実施の形態の処理装置101と異なっている。
【0061】
即ち、本発明による処理装置の第2の実施の形態においては、処理装置102は、遮断槽14に隣接して配設された遮断槽30と、遮断槽30に隣接して配設された遮断槽32と、処理室10の側壁部10bから突設され下方端部10hが遮断槽30の内部30aに位置する側壁部10gと、処理室10の側壁部10bから突設され下方端部10jが遮断槽32の内部32aに位置する側壁部10iとを有して構成されている。
【0062】
遮断槽30、32は、遮断槽14に隣接して配設されており、遮断槽14と同様にして遮断槽30、32の内部30a、32aには、例えば、純水などの液体である遮断液200が貯留され、当該遮断液200は、遮断槽30、32内においてオーバー・フローさせることにより、常に新しい遮断液200に交換可能となされているものである。
【0063】
そして、当該遮断槽30、32の内部30a、32aにそれぞれ処理室10の側壁部10g、10iの下方端部10h、10jが位置しており、当該処理室10の側壁部10g、10iの下方端部10h、10jより上方に液面200cが位置するような所定量の遮断液200が遮断槽30、32の内部に満たされている。
【0064】
この際、処理室10の側壁部10iの外側10qの遮断液200の液面200aが処理室10の外部に位置するとともに、処理室10の側壁部10bの内側10mの遮断液200の液面200bが処理室10の内部空間10aに位置している。
【0065】
このように、遮断槽14、30、32の内部14a、30a、32aに所定量の遮断液200が貯留されると、当該貯留された遮断液200の液中に処理室10の側壁部10b、10g、10iの下方端部10f、10h、10jが位置するようになるので、処理室10の内部空間10aと外部とが直接連通するようなことはない。
【0066】
ここで、遮断槽14ならびに遮断槽30に貯留される遮断液200としては、処理気体供給ノズル18から噴射される処理気体が溶解しないような組成の液体を用いることとし、また、遮断槽32に貯留される遮断液200としては、処理気体供給ノズル18から噴射される処理気体の分解効果を有する組成の液体を用いることとする。
【0067】
以上の構成において、本発明による第2の実施の形態の処理装置102を用いて被処理物たる基板100の処理を行う際の動作の説明は、上記した本発明による第1の実施の形態の処理装置101を用いて基板100の処理を行う際の動作の説明と同様であるので、当該説明を援用することにより詳細な説明を省略する。
【0068】
上記したようにして、本発明による処理装置の第2の実施の形態においては、遮断槽14、30、32に貯留された所定量の遮断液200により、処理室10の内部空間10aが外部から遮断されて密閉された状態となるので、シール・パッキンを配設する必要はなく、当該シール・パッキンの劣化に伴って処理室10の内部空間10aに充填されている処理気体が外部に漏れ出すことを回避することができる。
【0069】
また、本発明による処理装置の第2の実施の形態においては、所定量の遮断液200を貯留した複数の遮断槽14、30、32により、処理室10の内部空間10aが外部から遮断されて密閉された状態となるので、ただ1つの遮断槽が配設される場合に比べて(例えば、図2遮断槽14参照)、処理室10の内部空間10aが外部から遮断される機会が増えて一層確実に処理室10の内部空間10aを密閉することができる。
【0070】
さらに、本発明による処理装置の第2の実施の形態においては、液面200が処理室10の外部に位置する遮断槽32に、処理気体の分解効果を有する組成の遮断液200を貯留するようにしたので、例えば、処理気体が有害なものである場合などには、当該有害な処理気体は遮断槽32に貯留されている遮断液200によって分解されることなり、処理室10の内部空間10aに充填されている処理気体が外部に漏れ出すことを一層確実に防止することができ、安全性を向上することができる。
【0071】
次に、図4(a)には、基板100が後述するバッファ室42内に配設された状態における本発明による第3の実施の形態の処理装置103の一部を破断して示した概略構成説明図が示されており、図4(b)には、基板100が後述する処理室10内に配設された状態における本発明による第3の実施の形態の処理装置103の一部を破断して示した概略構成説明図が示されている。
【0072】
図4(a)(b)において、図1乃至図3と同一あるいは相当する構成に関しては、図1乃至図3において用いた符号と同一の符号を用いて示すことにより、その詳細な構成および作用の説明は省略する。
【0073】
ここで、本発明の第3の実施の形態の処理装置103と上記した本発明の第1の実施の形態の処理装置101とを比較すると、本発明の第1の実施の形態の処理装置101においては、基板100は処理が開始される前から処理室10に配設されるのに対して、本発明の第3の実施の形態の処理装置103においては、基板100は処理が開始される前にはバッファ室42に配設され、処理に際し遮断槽34に貯留された遮断液200中を搬送されて(図4(a)破線矢印参照)処理室10に配設され、処理が終了すると処理室10から遮断槽34に貯留された遮断液200中を搬送されて(図4(b)破線矢印参照)バッファ室42に配設されるようになる点において、本発明の第1の実施の形態の処理装置101と異なっている。
【0074】
即ち、本発明による処理装置の第3の実施の形態においては、処理装置103は、内部が中空な略凹型状の本体部40を備え、この本体部40の上方において中央凹部40aの片側に位置する処理室10と、本体部40の上方において中央凹部40aの処理室10とは反対側の位置するとともに搬入出口42cが穿設されたバッファ室42と、本体部40の下方に位置し処理室10とバッファ室42とを連通させる遮断槽34と、処理室10内、バッファ室34内ならびに遮断槽34内を可動自在に配設された被処理物支持部材16と、処理室10に配設され処理気体を噴射する処理気体供給ノズル18と、処理室10の側壁部10bに配設され排気スクラバー22に至る排気用配管24と、バッファ室42に配設され後述する乾燥ガスを噴射する乾燥ガス吹き付けノズル44とを有して構成されている。
【0075】
ここで、被処理物支持部材16上には被処理物たる基板100を収納するためのキャリア46が載置される。当該キャリア46は、複数枚の基板100を垂直にして所定の間隔で整列させ収納するものである。
【0076】
そして、被処理物支持部材16はキャリア46を載置した状態で、モーター(図示せず)の駆動によってバッファ室42から遮断槽34の内部34aを通って処理室10に移動する(図4(a)破線矢印参照)とともに、処理室10から遮断槽34の内部34aを通ってバッファ室42に移動する(図4(b)破線矢印参照)ことが可能なものである。
【0077】
遮断槽34は、本体部40の下方に位置し処理室10とバッファ室42とを連通させており、当該遮断槽34の内部34aには、例えば、純水などの液体である遮断液200が貯留され、当該遮断液200は、遮断槽34内においてオーバー・フローさせることにより、常に新しい遮断液200に交換可能となされているものである。
【0078】
そして、本体部40の中央凹部40aの底面40bより上方に液面200が位置するような所定量の遮断液200が遮断槽34の内部34aに満たされている。
【0079】
この際、中央凹部40aの側面40c側の遮断液200の液面200dが処理室10の外部(バッファ室42内)に位置するとともに、中央凹部40aの側面40dの遮断液200の液面200eが処理室10の内部空間10aに位置している。
【0080】
このように、遮断槽34の内部34aに所定量の遮断液200が貯留されると、当該貯留された遮断液200の液中に本体部40の中央凹部40aの底面40bが位置するようになるので、処理室10とバッファ室42、即ち、処理室10と当該バッファ室42の搬入出口42cを介して連通する外部とが直接に連通するようなことはない。
【0081】
乾燥ガス吹き付けノズル44には、基板100の乾燥に用いられる乾燥ガスを充填したガス・タンク(図示せず)から乾燥ガス供給配管48を介して当該乾燥ガスが供給され、当該乾燥ガスが基板100の表面100aに対して噴射されることになる。
【0082】
以上の構成において、被処理物たる基板100の処理が必要な所定の工程において、この処理装置103を用いて基板100の処理を行う場合について説明する。
【0083】
まず、バッファ室42の搬入出口42cからキャリア46に収納されている基板100をバッファ室42内に搬入し、被処理物支持部材16上にキャリア46を載置する(図4(a)に示す状態)。
【0084】
それから、キャリア46が載置された被処理物支持部材16が図示しないモーターの駆動に応じて移動し、キャリア46に収納された基板100はバッファ室42から遮断槽34に貯留された遮断液200中を搬送されて処理室10に移送される(図4(a)破線矢印参照)。
【0085】
こうしてキャリア46が載置された被処理物支持部材16が処理室10の内部空間10aに配設されると(図4(b)に示す状態)、処理気体供給ノズル18から処理気体が噴射され、当該噴射された処理気体が充填された処理室10の内部空間10aにおいて、キャリア46に収納されている基板100の表面100aの処理が行われる。
【0086】
そして、上記した処理が終了すると、キャリア46が載置された被処理物支持部材16が図示しないモーターの駆動に応じて移動し、キャリア46に収納された基板100は処理室10から遮断槽34に貯留された遮断液200中を搬送されてバッファ室42に移送される(図4(b)破線矢印参照)。
【0087】
こうして処理が行われた基板100が収納されたキャリア46がバッファ室42内に配設されると(図4(a)に示す状態)、乾燥ガス吹き付けノズル44から乾燥ガスが噴射され、当該噴射された乾燥ガスによりキャリア46に収納されている基板100の表面100aに残留する遮断液200が除去されて乾燥が行われる。
【0088】
そして、当該キャリア46に収納されている処理ならびに乾燥が行われた基板100を搬入出口42cから処理装置103の外部に搬出する。
【0089】
一方、処理室10の内部空間10aに充填されている処理気体は、排気スクラバー22の吸引力によって排気用配管24を介して処理室10の外部へと吸引され、当該排気スクラバー22における処理が行われた後、この処理装置103の外部に排気される。
【0090】
上記したようにして、本発明による処理装置の第3の実施の形態においては、処理装置103内への基板100の搬入あるいは処理装置103外への基板100の搬出はバッファ室42において行われ、処理室10の内部空間10aは遮断槽34に貯留された遮断液200により外部から遮断されて密閉された状態となり、当該遮断槽34に貯留された遮断液200中を基板100が搬送されるので、処理室10における基板100の搬入あるいは搬出に際して、処理室10に充填された処理気体が処理室10の外部に漏れ出すことを回避することができる。
【0091】
また、本発明による処理装置の第3の実施の形態においては、処理室10の内部空間10aに充填された処理気体を置換用のガスに置換する置換処理の必要がなく、さらに、処理装置103における基板100の搬入出の際には、開閉扉を開閉することなく、単に基板100を遮断液200中において搬入出させればよいので、搬入出を効率よく行なうことができ、加えて、キャリア46には複数枚の基板100を収納することができるので、同時に複数枚の基板100を処理室10において処理することが可能となり、処理装置103における基板処理の処理効率を向上することができる。
【0092】
さらにまた、本発明による処理装置の第3の実施の形態においては、処理室10の内部空間10aに充填された処理気体を置換用のガスに置換する置換処理の必要がないので、処理装置において消費される処理気体の量が膨大な量になることを回避することができる。
【0093】
そして、本発明による処理装置の第3の実施の形態においては、遮断槽34に貯留された所定量の遮断液200により、処理室10の内部空間10aが外部から遮断されて密閉された状態となるので、シール・パッキンを配設する必要はなく、当該シール・パッキンの劣化に伴って処理室10の内部空間10aに充填されている処理気体が外部に漏れ出すことを回避することができる。
【0094】
なお、上記した本発明による処理装置の第3の実施の形態において、遮断槽34に貯留される遮断液200の温度を制御する温度制御手段として、例えば、液加熱器や液加熱用ヒーターなどを配設するようにしてもよい。
【0095】
当該温度制御手段により遮断槽34に貯留される遮断液200の温度が高温に保持されるようにすると、処理室10における処理が行われた基板100を処理室10から高温の遮断液200中を搬送し、当該高温の遮断液200中から引き上げてバッファ室42に配設する際に、基板100が引き上げ乾燥されることとなる。
【0096】
そして、このような基板100の引き上げ乾燥の後、基板100に残留する遮断液200の少量の水滴は、バッファ室42において乾燥ガス吹き付けノズル44から噴射された乾燥ガスにより除去されるので、処理装置103における基板100の乾燥を一層確実に行うことができるとともに基板100乾燥の処理効率を向上することができる。
【0097】
また、上記した本発明による処理装置の第3の実施の形態において、遮断槽34に貯留される遮断液200中に噴流ノズルを配設するようにしてもよい。
【0098】
当該噴流ノズルにより遮断液200に貯留されている遮断液200中に水流を生ぜしめ、こうして水流が生じている遮断液200中を基板100を搬送すると、遮断液200中における基板100の搬送時に、基板100を洗浄することができるようになる。
【0099】
次に、図5は、本発明による処理装置の第4の実施の形態の一部を破断して示した概略構成説明図が示されており、図5において、図1乃至図4と同一あるいは相当する構成に関しては、図1乃至図4において用いた符号と同一の符号を用いて示すことにより、その詳細な構成および作用の説明は省略する。
【0100】
ここで、本発明の第4の実施の形態の処理装置104と上記した本発明の第1の実施の形態の処理装置101とを比較すると、本発明の第1の実施の形態の処理装置101においては、遮断槽14に貯留された遮断液200により処理室10の内部空間10aが外部から遮断されて密閉された状態となるのに対して、本発明の第4の実施の形態の処理装置104においては、搬入側遮断室54ならびに搬出側遮断室64に貯留された遮断液200により処理室10の内部空間10aが外部から遮断されて密閉された状態となる点において、本発明の第1の実施の形態の処理装置101と異なっている。
【0101】
即ち、本発明による処理装置の第4の実施の形態104においては、列状に連なって配設された搬送ローラー50と、搬送ローラー50の列に沿って順次配設された搬入側バッファ室52と、搬入側遮断室54と、処理室10と、搬出側遮断室64と、搬出側バッファ室62とを有して構成されている。
【0102】
そして、列状に連なる搬送ローラー50は、当該搬送ローラー50の回転によって被処理物たる基板100を搬送するものであり、搬送ローラー50によって搬送される基板100は順次、搬入側バッファ室52の側壁部52aに穿設された搬入口52bより搬入側バッファ室52に移送され、搬入側遮断室54の側壁部54aに穿設された遮断室搬入口54bより搬入側遮断室54に移送され、処理室10の側壁部10bに穿設された処理室搬入口10nより処理室10に移送され、処理室10の側壁部10bに穿設された処理室搬出口10pより搬出側遮断室64に移送され、搬出側遮断室64の側壁部64aに穿設された遮断室搬出口64bより搬出側バッファ室62に移送され、搬出側バッファ室62の側壁部62aに穿設された搬出口62bより処理装置104の外部に搬出されることになる。
【0103】
ここで、処理室10には、搬送ローラー50に載置された基板100と対向するようにして配設され処理気体を噴射する処理気体供給ノズル18が配設されており、また、搬出側バッファ室62には基板100の乾燥に用いられるエアー・ナイフ60が配設されている。
【0104】
そして、搬入側遮断室54ならびに搬出側遮断室64にはそれぞれ、遮断液供給口56、66が配設されており、当該遮断液供給口56、66は所定の流量で遮断液200を供給するものである。
【0105】
この際、図5において破線矢印で示すように、遮断液供給口56により搬入側遮断室54に供給された遮断液200は、遮断室搬入口54bから搬入側バッファ室52に流入するとともに処理室搬入口10nから処理室10に流入し、また、遮断液供給口66により搬出側遮断室64に供給された遮断液200は、遮断室搬出口64bから搬出側バッファ室62に流入するとともに処理室搬入出口10pから処理室10に流入する。
【0106】
そして、処理室10、搬入側バッファ室52ならびに搬出側バッファ室62に流入した遮断液200はそれぞれ、図示しない排水口より処理装置104の外部に排水され、搬入側遮断室54ならびに搬出側遮断室64に貯留される遮断液200は常に新しい遮断液200に交換されているものである。
【0107】
その結果、遮断液200は遮断液供給口56、66から所定の流量で供給されているので、搬入側遮断室54において遮断液200の液面200fは処理室搬入口10nより上方に位置し、搬出側遮断室64において遮断液200の液面200gは処理室搬出口10pより上方に位置するとともに、搬入側バッファ室52において遮断液200の液面200hは搬入口52bより下方に位置し、処理室10において遮断液200の液面200iは処理室搬入口10nと処理室搬出口10pの下方に位置し、搬出側バッファ室62において遮断液200の液面200jは搬出口62bより下方に位置するものである。
【0108】
このようにして、搬入側バッファ室52と、搬入側遮断室54と、処理室10と、搬出側遮断室64ならびに搬出側バッファ室62とにそれぞれ遮断液200が貯留されると、処理室10の内部空間10aと外部とが、処理室搬入口10n、遮断室搬入口54bならびに搬入口52bを介して、あるいは処理室搬出口10p、遮断室搬出口64bならびに搬出口62bを介して直接に連通することはない。
【0109】
以上の構成において、被処理物たる基板100の処理が必要な所定の工程において、この処理装置104を用いて基板100の処理を行う場合について説明する。
【0110】
まず、遮断液供給口56、66から所定の流量で遮断液200が供給され、搬入側遮断室54ならびに搬出側遮断室64に遮断液200が貯留される一方、基板100は、搬送ローラー50によって搬入口52bから搬入側バッファ室52に移送され、さらに、遮断室搬入口54bから搬入側遮断室54に移送される。
【0111】
そして、基板100は搬入側遮断室54において当該搬入側遮断室54に貯留された遮断液200中を搬送されて、処理室搬入口10nから処理室10に移送される。
【0112】
こうして基板100が処理室10の内部空間10aに配設されると、処理気体供給ノズル18から処理気体が噴射され、当該噴射された処理気体が充填された処理室10の内部空間10aにおいて、搬送ローラー50に載置されている基板100の表面100aの処理が行われる。
【0113】
そして、上記した処理が終了すると、処理が行われた基板100は搬送ローラー50によって処理室搬出口10pから搬出側遮断室64に移送され、当該搬出側遮断室64に貯留された遮断液200中を搬送されて、遮断室搬出口64bから搬出側バッファ室62に移送される。
【0114】
こうして処理が行われた基板100が搬出側バッファ室62内に配設されると、エアー・ナイフ60により基板100の表面100aに残留する遮断液200が除去されて乾燥が行われ、当該処理ならびに乾燥が行われた基板100は搬送ローラー50によって搬出口62bから処理装置104の外部に搬出される。
【0115】
上記したようにして、本発明による処理装置の第4の実施の形態においては、処理装置104内への基板100の搬入は搬入側バッファ室52において行われるとともに処理装置104外への基板100の搬出は搬出側バッファ室62において行われ、処理室10の内部空間10aは搬入側遮断室54ならびに搬出側遮断室64に貯留された遮断液200により外部から遮断されて密閉された状態となり、当該搬入側遮断室54ならびに搬出側遮断室64に貯留された遮断液200中を基板100が搬送されるので、処理室10における基板100の搬入あるいは搬出に際して、処理室10に充填された処理気体が処理室10の外部に漏れ出すことを回避することができる。
【0116】
また、本発明による処理装置の第4の実施の形態においては、処理室10の内部空間10aに充填された処理気体を置換用のガスに置換する置換処理の必要がないとともに、処理装置104における基板100の搬入出の際には、開閉扉を開閉することなく、単に基板100を遮断液200中において搬入出させればよいので、搬入出を効率よく行なうことができるようになり、処理装置104における基板処理の処理効率を向上することができるともに、処理装置において消費される処理気体の量が膨大な量になることを回避することができる。
【0117】
さらに、本発明による処理装置の第4の実施の形態においては、搬入側遮断室54ならびに搬出側遮断室64に貯留された所定量の遮断液200により、処理室10の内部空間10aが外部から遮断されて密閉された状態となるので、シール・パッキンを配設する必要はなく、当該シール・パッキンの劣化に伴って処理室10の内部空間10aに充填されている処理気体が外部に漏れ出すことを回避することができる。
【0118】
さらにまた、本発明による処理装置の第4の実施の形態においては、搬送ローラー50によって1枚ずつ順次基板100が搬送されるので、基板100を枚葉毎に処理することができるようになり、効果的な処理を行うことができるようになる。
【0119】
なお、上記した第3の実施の形態の処理装置103(図4参照)においては、基板100の処理室10への搬入と搬出が同一の遮断槽34に貯留された遮断液200中において行われるのに対して、上記した本発明による処理装置の第4の実施の形態においては、基板100の処理室10への搬入と搬出が異なる搬入側遮断室54、搬出側遮断室64に貯留された遮断液200中において行われ、当該搬入側遮断室54に貯留される遮断液200の温度を制御する温度制御手段として、例えば、液加熱器や液加熱用ヒーターなどを配設するようにしてもよい。
【0120】
当該温度制御手段によって搬入側遮断室54に貯留される遮断液200の温度を制御することにより、当該遮断液200中を搬送される基板100の温度を制御することができるので、処理室10に搬入される基板100の温度を処理において最適な温度とすることにより、処理装置104における基板100の処理を一層効果的に行うことができるようになる。
【0121】
次に、図6は、本発明による処理装置の第5の実施の形態の一部を破断して示した概略構成説明図が示されており、図6において、図1乃至図5と同一あるいは相当する構成に関しては、図1乃至図5において用いた符号と同一の符号を用いて示すことにより、その詳細な構成および作用の説明は省略する。
【0122】
ここで、本発明の第5の実施の形態の処理装置105と上記した本発明の第1の実施の形態の処理装置101とを比較すると、本発明の第1の実施の形態の処理装置101においては、遮断槽14に貯留された遮断液200により処理室10の内部空間10aが外部から遮断されて密閉された状態となるのに対して、本発明の第5の実施の形態の処理装置105においては、シャワー・カーテン用ノズル70、72、74、76から噴射された遮断液200により処理室10の内部空間10aが外部から遮断されて密閉された状態となる点において、本発明の第1の実施の形態の処理装置101と異なっている。
【0123】
なお、上記した第4の実施の形態の処理装置104と、第5の実施の形態の処理装置105とを比較すると、第5の実施の形態の処理装置105においては、搬入側遮断室54ならびに搬出側遮断室64それぞれには遮断液供給口56、66は配設されておらず、搬入側バッファ室52における遮断室搬入口54b近傍にシャワー・カーテン用ノズル70が配設され、搬入側遮断室54における処理室搬入口10n近傍にシャワー・カーテン用ノズル72が配設され、搬出側遮断室64における処理室搬出口10p近傍にシャワー・カーテン用ノズル74が配設され、搬出側バッファ室62における遮断室搬出口64b近傍にシャワー・カーテン用ノズル76が配設されている点において、上記した第4の実施の形態の処理装置104と異なっている。
【0124】
ここで、シャワー・カーテン用ノズル70、72、74、76はそれぞれ、遮断室搬入口54b、処理室搬入口10n、処理室搬出口10pならびに遮断室搬出口64bの近傍に配設され、当該シャワー・カーテン用ノズル70、72、74、76から遮断液200を噴射して遮断液200のシャワー・カーテンを形成し、当該シャワー・カーテンにより遮断室搬入口54b、処理室搬入口10n、処理室搬出口10pならびに遮断室搬出口64bをそれぞれ遮断するものである。
【0125】
以上の構成において、被処理物たる基板100の処理が必要な所定の工程において、この処理装置105を用いて基板100の処理を行う場合について説明する。
【0126】
まず、シャワー・カーテン用ノズル70、72、74、76から遮断液200が噴射され、遮断液200のシャワー・カーテンにより遮断室搬入口54b、処理室搬入口10n、処理室搬出口10pならびに遮断室搬出口64bがそれぞれ遮断される一方、基板100は搬送ローラー50によって搬入口52bから搬入側バッファ室52に移送される。
【0127】
そして、搬入側バッファ室52に配設された基板100は、シャワー・カーテン用ノズル70によって形成される遮断液200のシャワー・カーテンを通り抜けて、遮断室搬入口54bから搬入側遮断室54に移送され、さらに、シャワー・カーテン用ノズル72によって形成される遮断液200のシャワー・カーテンを通り抜けて、処理室搬入口10nから処理室10に移送される。
【0128】
こうして基板100が処理室10の内部空間10aに配設されると、処理気体供給ノズル18から処理気体が噴射され、当該噴射された処理気体が充填された処理室10の内部空間10aにおいて、搬送ローラー50に載置されている基板100の表面100aの処理が行われる。
【0129】
そして、上記した処理が終了すると、処理が行われた基板100は搬送ローラー50によって、シャワー・カーテン用ノズル74によって形成される遮断液200のシャワー・カーテンを通り抜けて、処理室搬出口10pから搬出側遮断室64に移送され、さらに、シャワー・カーテン用ノズル76によって形成される遮断液200のシャワー・カーテンを通り抜けて、遮断室搬出口64bから搬出側バッファ室62に移送される。
【0130】
こうして処理が行われた基板100が搬出側バッファ室62内に配設されると、エアー・ナイフ60により基板100の表面100aに残留する遮断液200が除去されて乾燥が行われ、当該処理ならびに乾燥が行われた基板100は搬送ローラー50によって搬出口62bから処理装置105の外部に搬出される。
【0131】
上記したようにして、本発明による処理装置の第5の実施の形態においては、処理装置105内への基板100の搬入は搬入側バッファ室52において行われるとともに処理装置104外への基板100の搬出は搬出側バッファ室62において行われ、処理室10の内部空間10aはシャワー・カーテン用ノズル70、72、74、76によって形成される遮断液200のシャワー・カーテンにより外部から遮断されて密閉された状態となり、当該シャワー・カーテン用ノズル70、72、74、76によって形成される遮断液200のシャワー・カーテンを通り抜けて基板100が搬送されるので、処理室10における基板100の搬入あるいは搬出に際して、処理気体が処理室10の外部に漏れ出すことを回避することができる。
【0132】
また、本発明による処理装置の第5の実施の形態においては、処理室10の内部空間10aに充填された処理気体を置換用のガスに置換する置換処理の必要がないので、
処理装置104における基板処理の処理効率を向上することができるともに、処理装置において消費される処理気体の量が膨大な量になることを回避することができる。
【0133】
さらに、本発明による処理装置の第5の実施の形態においては、シャワー・カーテン用ノズル70、72、74、76によって形成される遮断液200によるシャワー・カーテンにより、処理室10の内部空間10aが外部から遮断されて密閉された状態となるので、シール・パッキンを配設する必要はなく、当該シール・パッキンの劣化に伴って処理室10の内部空間10aに充填されている処理気体が外部に漏れ出すことを回避することができる。
【0134】
さらにまた、本発明による処理装置の第5の実施の形態においては、搬送ローラー50によって順次1枚ずつ基板100が搬送されるので、基板100を枚葉毎に処理することができるようになり、効果的な処理を行うことができるようになる。
【0135】
なお、上記した実施の形態においては、被処理物として基板100を用いるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、電子部品などを被処理物として用いるようにしてもよく、その際には、当該被処理物の形状等に対応した被処理物支持部材16やキャリア46を用いるとよい。
【0136】
また、上記した実施の形態においては、被処理物たる基板100の表面100aが処理気体により処理されて表面処理が行われるようにしたが、当該表面処理に限られるものではなく、被処理物が処理気体により処理されるようにすればよい。
【0137】
なお、上記した実施の形態においては、遮断液200としては処理気体供給ノズル18から噴射される処理気体が溶解しないような組成の液体、または、溶解するとしてもごく少量の処理気体しか溶解しないような組成の液体を用いるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、処理気体供給ノズル18から噴射される処理気体が溶解し易い組成の液体を遮断液として用いるようにしてもよい。
【0138】
この際、処理気体が溶解し易い組成の液体を遮断液として用いる場合には、当該遮断液に予め処理気体を溶解して飽和溶液とし、当該処理気体の飽和溶液たる遮断液を用いるようにすると、処理気体が遮断液に溶解してしまって処理室10の内部空間10aに充填されている処理気体の濃度が低下することを防止できる。
【0139】
また、上記した実施の形態において、処理気体供給ノズル18から噴射される処理気体がオゾン含有ガスである場合には、当該オゾン含有ガスを湿潤させる手段として、例えば、バブリングや、あるいは当該オゾン含有ガスに霧状液体を混合させる手段として、例えば、噴霧器や2流体ノズルを配設するようにしてもよく、湿潤したオゾン含有ガスや霧状液体が混合したオゾン含有ガスが処理気体供給ノズル18から噴射されるようにしてもよい。
【0140】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、被処理物たる基板の処理が行われる処理室の内部空間へ基板を搬入する際や、当該処理室の外部へ基板を搬出する際に、処理気体が外部に漏れ出すことを防止できるようになるという優れた効果を奏する。
【0141】
また、本発明は、処理装置における被処理物たる基板の搬入出を効率よく行なうようにして、処理装置における基板の処理の処理効率を向上することができるようになるという優れた効果を奏する。
【0142】
さらに、本発明は、処理装置において消費される処理気体の量が膨大な量になることを回避できるようになるという優れた効果を奏する。
【0143】
さらにまた、本発明は、処理室の内部空間を密閉するための部材の劣化に伴って処理室の内部空間に充填されている処理気体が外部に漏れ出すことを回避できるようになるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の処理装置の一部を破断して示した概略構成説明図である。
【図2】本発明による処理装置の第1の実施の形態の一部を破断して示した概略構成説明図である。
【図3】本発明による処理装置の第2の実施の形態の一部を破断して示した概略構成説明図である。
【図4】(a)は、基板がバッファ室内に位置している状態における本発明による第3の実施の形態の処理装置の一部を破断して示した概略構成説明図であり、(b)は、基板が処理室内に位置している状態における本発明による第3の実施の形態の処理装置である。
【図5】本発明による処理装置の第4の実施の形態の一部を破断して示した概略構成説明図である。
【図6】本発明による処理装置の第5の実施の形態の一部を破断して示した概略構成説明図である。
【符号の説明】
10、110 処理室
10a、110a 内部空間10a
10b、10g、10i、110b 側壁部
10c、42c、110c 搬入出口
10d、110d 底部
10e 縁部
10f、10h、10j 下方端部
10k、10q 外側
10m 内側
10n 処理室搬入口
10p 処理室搬出口
12 支柱
12a 上端部
14、30、32、34 遮断槽
14a、30a、32a、34a 内部
16、116 被処理物支持部材
18、118 処理気体供給ノズル
22 排気スクラバー
24 排気用配管
26 処理気体供給配管
40 本体部
40a 中央凹部
40b 底面
40c、40d 側面
42 バッファ室
44 乾燥ガス吹き付けノズル
46 キャリア
48 乾燥ガス供給配管
50 搬送ローラー
52 搬入側バッファ室
52a、54a、62a、64a 側壁部
52b 搬入口
54 搬入側遮断室
54b 遮断室搬入口
56、66 遮断液供給口
60 エアー・ナイフ
62 搬出側バッファ室
62b 搬出口
64 搬出側遮断室
64b 遮断室搬出口
70、72、74、76 シャワー・カーテン用ノズル
100 基板
100a 表面
101、102、103、104、105 処理装置
112 開閉扉
113 置換ガス供給ノズル
114 排気口
116 排気ダクト
200 遮断液

Claims (11)

  1. 処理室内に処理気体を充填して該処理気体により被処理物の処理を行う処理装置において、
    内部が中空な略凹型状の本体部と、
    前記本体部の上方において中央凹部の片側に位置する処理室と、
    前記本体部の上方において前記中央凹部の前記処理室とは反対側に位置するとともに搬入出口が穿設されたバッファ室と、
    前記本体部の下方に位置し前記処理室と前記バッファ室とを連通させる遮断槽と、
    前記処理室内、前記バッファ室内ならびに前記遮断槽内を可動自在に配設された被処理物支持部材と
    を有し、
    前記遮断槽の内部に、前記本体部の前記中央凹部の底面より上方に液面が位置するように液体を貯留した
    ことを特徴とする処理装置。
  2. 請求項1に記載の処理装置において、
    前記遮断槽において前記液体をオーバー・フローさせて前記遮断槽に前記液体を供給する
    ことを特徴とする処理装置。
  3. 請求項に記載の処理装置において、
    前記遮断槽は、前記被処理物を洗浄する洗浄手段を有する
    ことを特徴とする処理装置。
  4. 請求項1、2または3のいずれか1項に記載の処理装置において、
    キャリアに収納された複数の前記被処理物を前記キャリアごと搬送する
    ことを特徴とする処理装置。
  5. 請求項1、2または3のいずれか1項に記載の処理装置において、
    前記被処理物を1つずつ順次搬送する
    ことを特徴とする処理装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載の処理装置において、
    前記液体は、前記処理気体が溶解しない液体である
    ことを特徴とする処理装置。
  7. 請求項1、2、3、4または5のいずれか1項に記載の処理装置において、
    前記液体は、前記処理気体を溶解させた飽和溶液である
    ことを特徴とする処理装置。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6または7のいずれか1項に記載の処理装置において、さらに、
    前記液体の温度を制御する温度制御手段を有する
    ことを特徴とする処理装置。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8のいずれか1項に記載の処理装置において、
    前記処理気体はオゾン含有ガスである
    ことを特徴とする処理装置。
  10. 請求項に記載の処理装置において、さらに、
    前記オゾン含有ガスを湿潤する手段を有する
    ことを特徴とする処理装置。
  11. 請求項に記載の処理装置において、さらに、
    前記オゾン含有ガスに霧状液体を混合する手段を有する
    ことを特徴とする処理装置。
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