JP3926038B2 - 水素吸蔵合金を利用した熱利用システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水素吸蔵合金の水素の吸蔵と放出とを繰り返して行わせて、水素の放出時に生じる吸熱作用を利用して冷熱を得る、あるいは水素の吸蔵時に生じる放熱作用を利用して温熱を得る水素吸蔵合金を利用した熱利用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の水素吸蔵合金を利用した熱利用システムは、水素吸蔵合金を封入するとともに、水素通路で連通された複数の容器を備え、容器内の水素吸蔵合金と、容器に接触させる熱媒体とを熱交換させることで、容器から他の容器へ水素を移動させ、水素の放出時に生じる吸熱作用や、水素の吸蔵時に生じる放熱作用を利用するものである。
容器の内部に水素吸蔵合金を充填したのみでは、容器の内部で水素吸蔵合金から発生する熱が、順次隣接する粉末状の水素吸蔵合金を伝って容器に到達して熱媒体と熱交換するため、熱の伝導率が悪く、従って熱交換効率が低い。
そこで、容器の内部にアルミニウムなどの高熱伝導金属よりなる発泡金属を挿入し、その後に水素吸蔵合金を充填して熱交換効率を向上する技術が用いられている。この技術では、水素吸蔵合金から発生する熱が発泡金属を介して容器に伝達されるため、水素吸蔵合金の熱の伝達率が2倍に向上した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、発泡金属と容器とは、点接触であるため、伝熱容量が限られる不具合があった。
また、発泡金属は容器内に挿入しただけであったため、発泡金属と容器との接触が成されない部分が生じて接触の仕方にバラツキがあり、伝熱バラツキが生じるとともに、伝熱の信頼性に欠ける不具合もあった。
そこで、容器内に熱伝導性に優れた金属性のフィンを挿入し、そのフィンを容器の内面にろう付けさせて、上記の不具合を解決する技術を考案した(周知技術ではない)。しかるに、このフィン挿入、ろう付けの技術は、フィンの増加分によって容器の熱容量が増大する結果となり、この熱容量の増加によって発生熱量に対する有効熱量の比を表す成績係数が悪化する不具合があった。
【0004】
【発明の目的】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、水素吸蔵合金と熱媒体とを熱交換する容器の伝熱面積を増大させて熱交換効率を向上させるとともに、水素吸蔵合金を収納する容器の熱容量を抑えて、成績係数を向上できる水素吸蔵合金を利用した熱利用システムの提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するために、次の技術的手段を採用した。
水素吸蔵合金を利用した熱利用システムは、水素吸蔵合金の水素の放出時の吸熱、あるいは水素吸蔵合金の水素の吸蔵時の放熱を利用したものであって、
内部に水素吸蔵合金を封入する容器は、山条と谷条が繰り返し連続する表裏両面が波形である2枚の波形プレートを、山条と谷条の連続方向が交差するように重ね合わせた表裏両面が波形であり、前記2枚の波形プレート間の周囲を接合して塞ぐとともに、一方の波形プレートの山の頂点と、重ね合わせた他方の波形プレートの谷の底点とを接合して形成されたことを特徴とする。
【0006】
【発明の作用および効果】
水素吸蔵合金を封入する容器自体が、2枚の波形プレートを接合して設けたものであるため、容器と熱媒体との接触面積が大きく、また容器と水素吸蔵合金との接触面積が大きい。このため、容器内に発砲金属やフィン等を挿入しなくても、水素吸蔵合金と熱媒体との熱交換効率が向上する。
また、容器内に発砲金属やフィン等を備えず、容器は波形プレートのみで形成されるため、容器自体の熱容量を抑えることができる。この熱容量の減少によっても成績係数が向上する。また、熱の伝熱経路が短くてシンプルであるため、高伝熱速度が可能となる。
【0007】
一方、容器は、一方の波形プレートの山条の頂点と交差する他方の波形プレートの谷条の底点を接合して設けられているため、接合部分は容器全体に均一に点在するものとなり、熱の伝熱バラツキがなくなり、容器の熱交換効率とその信頼性を高めることができる。
また、表裏両面が波形である形状効果と、山条と谷条の重ね合わせによる膨出防止効果により容器の耐圧が向上する。
さらに、交差する山条の頂点と谷条の底点のみが接合して設けられているため、容器内において接合点の4方に水素が移動できる。つまり、容器は波形プレートを接合して設けられるが、容器内において各接合点の4方に水素が移動できるため、水素移動のロスが減り、熱交換効率が向上する。
【0008】
水素吸蔵合金が水素を吸蔵する際や放出する際に、体積の膨張や収縮が起こる。しかるに、水素吸蔵合金は波形プレートの波形域に充填されるため、水素吸蔵合金の体積変化によって容器を変形させる力が各波形域で分散され、結果的に容器の変形が抑えられる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を、実施例および変形例に基づき説明する。
〔第1実施例の構成〕
第1実施例は、本発明の水素吸蔵合金を利用した熱利用システムを室内空調用の冷房装置に適用したもので、この第1実施例を図1ないし図6を用いて説明する。
【0010】
(冷房装置1の概略説明)
本実施例の冷房装置1の概略構成を、図4を用いて説明する。この実施例では、水素吸蔵合金を用いたヒートポンプサイクル2の一例として2段式サイクルを用いた。
本実施例の適用される冷房装置1は、大別して、水素吸蔵合金を用いたヒートポンプサイクル2と、水素吸蔵合金を加熱する加熱水(加熱用の熱媒体に相当する、本実施例では水)を作り出す燃焼装置3と、水素吸蔵合金を冷却させる放熱水(放熱用の熱媒体に相当する、本実施例では水)を放熱によって冷却する放熱水冷却手段4と、水素吸蔵合金の水素放出作用によって生じた吸熱によって冷却された冷熱出力水(冷熱出力用の熱媒体に相当する、本実施例では水)で室内を空調する室内空調機5と、搭載された各電気機能部品を制御する制御装置6とから構成される。
【0011】
なお、ヒートポンプサイクル2、燃焼装置3、放熱水冷却手段4および制御装置6は、室外機7として室外に設置されるもので、室内には室内空調機5が配置される。また、本実施例に示す冷房装置1は、1つの室外機7に対して、複数の室内空調機5が接続可能な所謂マルチエアコンである。
【0012】
(ヒートポンプサイクル2の説明)
本実施例のヒートポンプサイクル2は、上述のように2段式サイクルを用いたもので、水素吸蔵合金が封入された上段容器S1 、この上段容器S1 内に図示しない水素通路を介して連通し、水素吸蔵合金が封入された中段容器S2 、中段容器S2 内に図示しない水素通路を介して連通し、水素吸蔵合金が封入された下段容器S3 を備えたセルSを複数用いる。なお、この実施例では、12〜18個のセルSを用いた。
【0013】
水素吸蔵合金は、水素平衡圧力が異なる3種を用いたもので、上段容器S1 内には同一平衡水素圧で水素平衡温度が最も高い高温度水素吸蔵合金(以下、高温合金HM)の粉末を封入し、中段容器S2 内には中温度水素吸蔵合金(以下、中温合金MM)の粉末を封入し、下段容器S3 内には同一平衡水素圧で水素平衡温度が最も低い低温度水素吸蔵合金(以下、低温合金LM)の粉末を封入したものである。
このことを図6のPT冷凍サイクル図を用いて説明すると、水素吸蔵合金の特性が、相対的に高温側(図示左側)にあるのが高温合金HM、低温側にあるのが低温合金LM、両者の中間にあるのが中温合金MMである。
【0014】
1つのセルSは、ステンレスあるいは銅など、水素透過の無い2枚の金属プレートを真空ろう付けや溶接等の接合方法により接合して偏平な上、中、下段容器S1 、S2 、S3 および水素通路を形成し、その後に上、中、下段容器S1 、S2 、S3 の内部に粉末状の水素吸蔵合金を充填し、真空引きを行ったのち、活性化処理を施し、水素を高圧充填して開口部に金属蓋をして溶接により密封したものである。
【0015】
セルSの上、中、下段容器S1 、S2 、S3 は、図1および図2に示すように、山条と谷条が繰り返し連続する2枚の波形プレートF1 、F2 を、山条と谷条の連続方向が交差するように重ね合わせ、2枚の波形プレートF1 、F2 間の周囲を接合して塞ぐとともに、一方の波形プレートF1 の山の頂点と、重ね合わせた他方の波形プレートF2 の谷の底点とを接合して形成したもので、波形プレートF1 、F2 の波形は、重ね合わせた際に山条及び谷条の連続方向が交差するように互いに異なった方向の傾斜角に設けられている。複数のセルSは、積層されて巻き付けられた状態に設けられており、上、中、下段容器S1 、S2 、S3 の各容器は、一方の面が凸状湾曲するとともに、他方の面が凹状に湾曲している。なお、セルSを凸状湾曲面側から見た上、中、下段容器S1 、S2 、S3 の一方の波形プレートF1 の波形を図2の(a)に示し、セルSを凹状湾曲面側から見た他方の波形プレートF2 の波形を図2の(b)に示す。
【0016】
重ね合わされた各上、中、下段容器S1 、S2 、S3 の間には、熱媒体を容器(上、中、下段容器S1 、S2 、S3 )に沿って流す熱媒体通路9a(図3参照)が形成される。
【0017】
この熱媒体通路9aは、各容器と容器とを組み合わせ、同時にろう付けして一体化するか、または各容器と容器との間に挟まれる樹脂あるいは金属によって設けられたパッキング8によって形成されるもので、この実施例では容器の外周側の熱媒体流入口9bから供給された熱媒体を内側に導いた後に再び外周側の熱媒体流出口9cへ導くために、パッキング8は容器間に挟まれてUターン形の熱媒体通路9aを形成するように設けられている。なお、各容器には、パッキング8が嵌め合わされる窪み9dが形成されている。
熱媒体通路9aは、熱媒体を各容器に沿って流すことによって熱媒体の放熱ロスを減少させるとともに、熱媒体の流れを整流させて流速を速くかつ定速化して熱交換量を増大させることで熱交換効率をアップさせるものである。
【0018】
なお、各セルSは略円柱形状に組付けられ、後述する熱媒供給手段M1 、熱媒排出手段M2 を除く部分を断熱性樹脂よりなる断熱カバーKで覆った状態で、図示しないセル移動手段によって回転駆動されるものである。なお、このセル移動手段は、例えばモータによって直接的、あるいはギヤやベルト、プーリ等の動力伝達手段を介して間接的に駆動されるもので、ゆっくりと連続的に複数のセルSを回転させるものである(例えば、1時間に20周ほど)。
【0019】
2段式サイクルのヒートポンプサイクル2は、上段容器S1 内の水素を強制的に下段容器S3 内に移動させる水素駆動部αと、下段容器S3 内に移動した水素を中段容器S2 に移動させる第1冷熱出力部βと、中段容器S2 内に移動した水素を上段容器S1 に移動させる第2冷熱出力部γとを備える。
なお、水素駆動部α、第1冷熱出力部β、第2冷熱出力部γは、略120°間隔に設けられたもので、略120°間隔に異なる熱媒体を供給、排出する後述する熱媒供給手段M1 、熱媒排出手段M2 によって区画されている。
【0020】
水素駆動部αは、上段容器S1 と接触する加熱水(例えば80℃ほど)が供給される加熱域α1 、中段容器S2 と接触する昇圧水(例えば56℃ほど)が供給される中段昇圧域α2 、下段容器S3 と接触する放熱水(例えば28℃ほど)が供給される下段放熱域α3 を備える。
第1冷熱出力部βは、上段容器S1 と接触する昇圧水(例えば58℃ほど)が供給される上段昇圧域β1 、中段容器S2 と接触する放熱水(例えば28℃ほど)が供給される中段放熱域β2 、下段容器S3 と接触した冷熱出力水(例えば13℃ほど)が供給される下段冷熱出力域β3 を備える。
第2冷熱出力部γは、上段容器S1 と接触する放熱水(例えば28℃ほど)が供給される上段放熱域γ1 、中段容器S2 と接触する冷熱出力水(例えば13℃ほど)が供給される中段冷熱出力域γ2 を備える。なお、第2冷熱出力部γにおいて下段容器S3 と接触する熱媒体の温度は不問であり、その部分を不問域γ3 とする。
【0021】
そして、図示しないセル移動手段によりセルSが回転することにより、上段容器S1 の群が加熱域α1 →上段昇圧域β1 →上段放熱域γ1 を循環するものであり、中段容器S2 の群が中段昇圧域α2 →中段放熱域β2 →中段冷熱出力域γ2 を循環するものであり、下段容器S3 の群が下段放熱域α3 →下段冷熱出力域β3 →不問域γ3 を循環するものである。
セルSの周囲には、水素駆動部α、第1冷熱出力部β、第2冷熱出力部γの上、中、下各域に略120°間隔で熱媒体を供給、排出する熱媒供給手段M1 、熱媒排出手段M2 が設けられており、この熱媒供給手段M1 、熱媒排出手段M2 による熱媒の供給、排出によって、略120°間隔の水素駆動部α、第1冷熱出力部β、第2冷熱出力部γが決定される。
【0022】
(ヒートポンプサイクル2における上記以外の構成部品の説明)
図4に示す符号11は、上段昇圧域β1 と中段昇圧域α2 とに昇圧水を循環させる昇圧水循環路で、途中に設けられた昇圧水循環ポンプP1 ’によって昇圧水が循環する。なお、昇圧水は、加熱域α1 で温度上昇した上段容器S1 からの伝熱により温度上昇した水を用いたもので、ヒートポンプサイクル2の作動中、上段昇圧域β1 の昇圧水の温度は例えば58℃程で、中段昇圧域α2 の昇圧水の温度は例えば56℃程になる。
【0023】
(燃焼装置3の説明)
本実施例の燃焼装置3は、燃料であるガスを燃焼して熱を発生させ、発生した熱によって加熱水を加熱するガス燃焼装置を用いたもので、ガスの燃焼を行うガスバーナ12、このガスバーナ12へガスの供給を行うガス量調節弁13およびガス開閉弁14を備えたガス供給回路15、ガスバーナ12へ燃焼用の空気を供給する燃焼ファン16、ガスの燃焼熱と加熱水とを熱交換する熱交換器17等から構成される。
そして、ガスバーナ12のガス燃焼で得られた熱で、加熱水を例えば80℃程に加熱し、加熱された加熱水を加熱水循環ポンプP1 を備えた加熱水循環路18を介して加熱域α1 に供給するものである。
なお、本実施例の加熱水循環ポンプP1 は、昇圧水循環ポンプP1 ’を駆動する兼用のモータによって駆動されるタンデムポンプである。このため、燃焼装置3から加熱水がヒートポンプサイクル2に供給される際は、昇圧水も循環作動するように設けられている。
【0024】
(室内空調機5の説明)
室内空調機5は、上述のように室内に配置されるもので、内部に室内熱交換器19、この室内熱交換器19に供給される冷熱出力水と室内空気とを強制的に熱交換し、熱交換後の空気を室内に吹き出させるための室内ファン20を備える。室内熱交換器19には、下段冷熱出力域β3 および中段冷熱出力域γ2 から供給される冷熱出力水(例えば7℃)を循環させる冷熱出力水循環路21が接続され、この冷熱出力水循環路21の途中(室外機7内)には、冷熱出力水を循環させる冷熱出力水ポンプP2 が設けられている。
【0025】
(放熱水冷却手段4の説明)
放熱水冷却手段4は、水冷開放型の冷却塔であり、この放熱水冷却手段4によって冷却された放熱水は、放熱水循環ポンプP3 を備えた放熱水循環路22によって下段放熱域α3 、中段放熱域β2 、上段放熱域γ1 に供給される。
放熱水冷却手段4は、下段放熱域α3 、中段放熱域β2 、上段放熱域γ1 を通過した放熱水を、上方から下方へ流し、流れている間に外気と熱交換して放熱するとともに、流れている間に一部蒸発させて、蒸発時に流れている放熱水から気化熱を奪い、流れている放熱水を冷却するものである。また、この放熱水冷却手段4は、図示しない放熱ファンを備え、この放熱ファンの生じる空気流によって放熱水の蒸発および冷却を促進するように設けられている。
なお、この実施例では、放熱水冷却手段4として水冷開放型の冷却塔を示したが、放熱水(放熱用の熱媒体)が空気に触れずに熱交換する水冷密閉型あるいは空冷密閉型の冷却手段を用いても良い。
【0026】
ここで、上記に示す加熱水循環路18、冷熱出力水循環路21および放熱水循環路22は、それぞれシスターンT1 、T2 、T3 を備えており、シスターンT1 、T2 、T3 内の水位が所定水位以下に低下すると、それぞれに設けられた給水バルブT4 、T5 、T6 が開き、給水管23から供給される水道水をシスターンT1 、T2 、T3 内に補充するように設けられている。
また、ヒートポンプサイクル2の下部にはドレンパンPが配置され、ヒートポンプサイクル2に発生したドレン水を排水管24から排水するように設けられている。なお、放熱水冷却手段4で溢れた水も排水管24から排水するように設けられている。
【0027】
(制御装置6の説明)
制御装置6は、室内空調機5に設けられたコントローラ(図示しない)からの操作指示や、複数設けられた各センサの入力信号に応じて、上述の加熱水循環ポンプP1 (昇圧水循環ポンプP1 ’)、冷熱出力水ポンプP2 、放熱水循環ポンプP3 、給水バルブT4 、T5 、T6 、放熱水冷却手段4の放熱ファンなどの電気機能部品、および燃焼装置3の電気機能部品(燃焼ファン16、ガス量調節弁13、ガス開閉弁14、図示しない点火装置等)を制御するとともに、室内空調機5に室内ファン20の作動指示を与えるものである。
【0028】
(冷房運転の作動説明)
上記の冷房装置1による冷房運転の作動を、図6のPT冷凍サイクル線図を参照して説明する。
冷房運転が室内空調機5のコントローラによって指示されると、制御装置6によって、燃焼装置3、セル移動手段、放熱ファンおよび加熱水循環ポンプP1 (昇圧水循環ポンプP1 ’)、冷熱出力水ポンプP2 、放熱水循環ポンプP3 が作動するとともに、冷房が指示された室内空調機5の室内ファン20をONする。
【0029】
セル移動手段によって、複数のセルSがゆっくりと連続的に回転移動する。これによって、複数のセルSが、水素駆動部α→第1冷熱出力部β→第2冷熱出力部γの順で移動する。
つまり、各上段容器S1 が加熱域α1 →上段昇圧域β1 →上段放熱域γ1 の順で移動し、各中段容器S2 が中段昇圧域α2 →中段放熱域β2 →中段冷熱出力域γ2 の順で移動し、各下段容器S3 が下段放熱域α3 →下段冷熱出力域β3 →不問域γ3 の順で移動する。
【0030】
水素駆動部αへ進入したセルSは、上段容器S1 が加熱水に触れ、中段容器S2 が昇圧水に触れ、下段容器S3 が放熱水に触れる。
上段容器S1 が加熱水(80℃)に触れることにより、上段容器S1 の内圧が上昇し、高温合金HMが水素を放出する。
中段容器S2 が昇圧水(56℃)に触れることにより、中段容器S2 の内圧が中温合金MMが水素を吸蔵しない圧力まで上昇する。
下段容器S3 が放熱水(28℃)に触れることにより、下段容器S3 の内圧が下がり、低温合金LMが水素を吸蔵する。
【0031】
このように、上段容器S1 が加熱域α1 で加熱水に触れ、中段容器S2 が中段昇圧域α2 で昇圧水に触れ、下段容器S3 が下段放熱域α3 の放熱水に触れることにより、上段容器S1 内が80℃:1.0MPa、中段容器S2 内が56℃:1.0MPa、下段容器S3 内が28℃:0.9MPaとなり、上段容器S1 の高温合金HMが水素を放出し(図6の▲1▼)、下段容器S3 の低温合金LMが水素を吸蔵する(図6の▲2▼)。なお、中段容器S2 は昇圧水によって加熱されて内圧が高く、中温合金MMは水素の吸蔵は行わない。
そして、水素駆動部αを通過したセルSは、その後第1冷熱出力部βへ移動する。
【0032】
第1冷熱出力部βへ進入したセルSは、上段容器S1 が昇圧水に触れ、中段容器S2 が放熱水に触れ、下段容器S3 が冷熱出力水に触れる。
上段容器S1 が昇圧水(58℃)に触れることにより、上段容器S1 の内圧が高温合金HMが水素を吸蔵しない圧力まで上昇する。
中段容器S2 が放熱水(28℃)に触れることにより、中段容器S2 の内圧が下がり、中温合金MMが水素を吸蔵し、下段容器S3 の低温合金LMが水素を放出する。
低温合金LMが水素を放出するため、下段容器S3 内で吸熱が生じ、下段容器S3 に触れる冷熱出力水が例えば7℃に冷やされる。なお、低温合金LMは、冷熱出力水が13℃くらいでは、下段容器S3 の内圧が中段容器S2 の内圧より高くなるように設けられている。
【0033】
このように、上段容器S1 が上段昇圧域β1 で昇圧水に触れ、中段容器S2 が中段放熱域β2 で放熱水に触れ、下段容器S3 が下段冷熱出力域β3 の冷熱出力水に触れることにより、上段容器S1 内が58℃:0.5MPa、中段容器S2 内が28℃:0.4MPa、下段容器S3 内が13℃:0.5MPaとなり、下段容器S3 の低温合金LMが水素を放出し(図6の▲3▼)、中段容器S2 の中温合金MMが水素を吸蔵する(図6の▲4▼)。下段容器S3 の低温合金LMが水素を放出する際、吸熱作用により下段容器S3 に触れる冷熱出力水から熱を奪い冷熱出力水の温度を低下させる。なお、上段容器S1 は、昇圧水によって加熱されて内圧が高く、高温合金HMは水素の吸蔵は行わない。
そして、第1冷熱出力部βを通過したセルSは、その後第2冷熱出力部γへ移動する。
【0034】
第2冷熱出力部γへ進入したセルSは、上段容器S1 が放熱水に触れ、中段容器S2 が冷熱出力水に触れ、下段容器S3 が不問水に触れる。
上段容器S1 が放熱水(28℃)に触れることにより、上段容器S1 の内圧が下がり、高温合金HMが水素を吸蔵し、中段容器S2 の中温合金MMが水素を放出する。
中温合金MMが水素を放出するため、中段容器S2 内で吸熱が生じ、中段容器S2 に触れる冷熱出力水が例えば7℃に冷やされる。なお、中温合金MMは、冷熱出力水が13℃くらいでは、中段容器S2 の内圧が上段容器S1 の内圧より高くなるように設けられている。
【0035】
このように、上段容器S1 が上段放熱域γ1 で放熱水に触れることにより、上段容器S1 内が28℃:0.1MPa、中段容器S2 内が13℃:0.2MPa、下段容器S3 内は不問状態となり、中段容器S2 の中温合金MMが水素を放出し(図6の▲5▼)、上段容器S1 の高温合金HMが水素を吸蔵する(図6の▲6▼)。中段容器S2 の中温合金MMが水素を放出する際、吸熱作用により中段容器S2 に触れる冷熱出力水から熱を奪い冷熱出力水の温度を低下させる。なお、下段容器S3 の温度は無関係で、下段容器S3 の低温合金LMは水素の吸蔵は行わない。
そして、第2冷熱出力部γを通過したセルSは、その後水素駆動部αへ移動する。
【0036】
なお、ヒートポンプサイクル2の下段冷熱出力域β3 および中段冷熱出力域γ2 で熱を奪われた低温の冷熱出力水は、冷熱出力水循環路21を介して室内空調機5の室内熱交換器19に供給されて、室内に吹き出される空気と熱交換されて室内を冷房する。
【0037】
〔実施例の効果〕
水素吸蔵合金を封入する上、中、下段容器S1 、S2 、S3 は、2枚の波形プレートF1 、F2 を接合して設けたものであるため、各容器と熱媒体との接触面積が大きく、また各容器と水素吸蔵合金との接触面積が大きい。このため、各容器内に発砲金属やフィン等を挿入しなくても、水素吸蔵合金と熱媒体との熱交換効率が向上する。
また、上、中、下段容器S1 、S2 、S3 の各容器内に発砲金属やフィン等を備えず、容器は波形プレートのみで形成されるため、容器自体の熱容量を抑えることができる。この熱容量の減少によっても成績係数が向上する。また、熱の伝熱経路が短くてシンプルであるため、高伝熱速度が可能となる。
【0038】
一方、上、中、下段容器S1 、S2 、S3 の各容器は、一方の波形プレートの山条の頂点と交差する他方の波形プレートの谷条の接点を接合して設けられているため、接合部分は容器全体に均一に点在するものとなり、熱の伝熱バラツキがなくなり、容器の熱交換効率とその信頼性を高めることができる。
また、表裏両面が波形である形状効果と、山条と谷条の重ね合わせによる膨出防止効果により容器の耐圧が向上する。
さらに、上、中、下段容器S1 、S2 、S3 の各容器は、交差する山条の頂点と谷条の底点のみが接合して設けられているため、容器内において接合点の4方に水素が移動できる。つまり、容器は波形プレートF1 、F2 を接合して設けられるが、容器内において各接合点の4方に水素が移動できるため、水素移動のロスが減り、熱交換効率が向上する。
【0039】
水素吸蔵合金が水素を吸蔵する際や放出する際に、体積の膨張や収縮が起こる。しかるに、水素吸蔵合金は波形プレートF1 、F2 の波形域に充填されるため、水素吸蔵合金の体積変化によって容器を変形させる力が各波形域で分散され、結果的に容器の変形が抑えられる。
【0040】
〔第2実施例〕
図7はセルSが固定されるタイプの冷房装置の概略構成図である。
上記の実施例では、複数のセルSを回転させることで各容器に触れる熱媒体の種類を切り替える例を示したが、この第3実施例では複数(この実施例では3つ)のセルSを固定し、回転によって複数の熱媒体を切り替えて出力する回転式の分配器40と、分配された複数の熱媒体を再び収集して熱媒体源へ戻す収集器41とによって、熱媒体通路9aに熱媒体の種類を切り替えて供給するものである。
【0041】
〔変形例〕
上記の第1実施例では、本発明を冷房装置に適用した例を示したが、冷暖房装置に適用しても良い。冷暖房装置の具体的な一例を図8に示す。冷暖房装置30は、上記の実施例で示した冷房運転の実施に加え、暖房運転時に、燃焼装置3で加熱された加熱水を室内空調機5の室内熱交換器19に導いて室内暖房を行うもので、上記実施例で示した加熱水循環路18と冷熱出力水循環路21とを接続し、その接続部分に流路切替用の3つの切替バルブV1 、V2 、V3 (冷房と暖房の切替バルブ)を設けたものである。
なお、室内空調機5の他に、床暖房マット、浴室乾燥機などに接続し、加熱水の供給によって床暖房、浴室暖房などを行うように設けても良い。
【0042】
上記の第1実施例では、複数のセルSをセル移動手段によって連続的に回転させた例を示したが、セルSを間欠的に回転移動させても良い。
上記の実施例では、説明を容易化するために、図面の上下に応じて上段容器S1 、中段容器S2 、下段容器S3 とした例を示したが、上下の配置を入れ替えたり上、中、下段容器S1 、S2 、S3 を横に配置して回転軸を水平にするなどしても良い。このような場合は、勿論、各容器に供給する各熱媒体もヒートポンプサイクルが成り立つように入れ替える。
【0043】
上記の実施例では、昇圧用の熱媒体として、加熱域α1 で温度上昇した上段容器S1 を冷却して温度上昇した熱媒体(実施例中では昇圧水)を用いた例を示したが、加熱手段(例えば、燃焼装置による昇温、電気ヒータによる昇温、排熱を利用した昇温など)によって昇温した熱媒体を用いても良い。
上記の実施例では、ヒートポンプサイクル2の一例として、2段式サイクルを用いた例を示したが、1段式サイクルに用いても良いし、第2容器を3つ以上分割して3段式以上のサイクルとして用いても良い。
【0044】
上記の実施例では、1つの室外機7に複数の室内空調機5が接続可能なマルチエアコンを示したが、1つの室外機7に1つの室内空調機5が接続されるエアコンに本発明を適用しても良い。
上記の実施例では、ヒートポンプサイクル2によって得られた冷熱出力用の熱媒体(実施例中では冷熱水)で室内を冷房する例を示したが、冷熱出力用の熱媒体で冷蔵運転や冷凍運転に用いるなど、本発明を他の冷却装置として用いても良い。
上記の実施例では、1つのヒートポンプユニット(複数のセルSからなる1つの回転体)を用いた例を示したが、複数のヒートポンプユニットを搭載して冷却能力を増大させ、ビル用空調システムなど大きな冷却能力が要求される冷却装置に用いても良い。
【0045】
上記の実施例では、加熱用の熱媒体(実施例中では加熱水)を加熱する加熱手段として、ガスを燃焼するガス燃焼装置を用いたが、石油を燃焼する石油燃焼装置など、他の燃焼装置を用いても良いし、内燃機関の排熱によって加熱用の熱媒体を加熱する加熱手段、ボイラーによる蒸気、電気ヒータを用いた加熱手段など、他の加熱手段を用いても良い。なお、内燃機関の排熱を利用する際は、車両用に用いることもできる。
上記の実施例では、各熱媒体の一例として、水道水を用いたが、不凍液やオイルなど他の液体の熱媒体を用いても良いし、空気など気体の熱媒体を用いても良い。
上記の実施例では、水素吸蔵合金が水素を放出する際の吸熱作用により冷熱出力を得る冷却装置を例に示したが、水素吸蔵合金が水素を吸蔵する際の放熱作用により温熱出力を得る加熱装置(例えば暖房装置など)に本発明を適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】波形プレートの重なりを示す概略斜視図である(第1実施例)。
【図2】セルおよびパッキングの斜視図である(第1実施例)。
【図3】複数のセルの渦巻積層状態を示す概略図である(第1実施例)。
【図4】冷房装置の概略構成図である(第1実施例)。
【図5】ヒートポンプユニットの斜視図である(第1実施例)。
【図6】PT冷凍サイクル線図である(第1実施例)。
【図7】冷房装置の概略構成図である(第2実施例)。
【図8】冷暖房装置の概略構成図である(変形例)。
【符号の説明】
F1 一方の波形プレート
F2 他方の波形プレート
HM 高温合金(水素吸蔵合金)
MM 中温合金(水素吸蔵合金)
LM 低温合金(水素吸蔵合金)
S1 上段容器
S2 中段容器
S3 下段容器
Claims (1)
- 水素吸蔵合金の水素の放出時の吸熱、または水素の吸蔵時の放熱を利用した水素吸蔵合金を利用した熱利用システムであって、
内部に水素吸蔵合金を封入する容器は、山条と谷条が繰り返し連続する表裏両面が波形である2枚の波形プレートを、山条と谷条の連続方向が交差するように重ね合わせた表裏両面が波形であり、前記2枚の波形プレート間の周囲を接合して塞ぐとともに、一方の波形プレートの山の頂点と、重ね合わせた他方の波形プレートの谷の底点とを接合して形成された
ことを特徴とする水素吸蔵合金を利用した熱利用システム。
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JP20369898A JP3926038B2 (ja) | 1998-07-17 | 1998-07-17 | 水素吸蔵合金を利用した熱利用システム |
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JP2000039226A JP2000039226A (ja) | 2000-02-08 |
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---|---|---|---|---|
KR20150137895A (ko) * | 2014-05-30 | 2015-12-09 | 대우조선해양 주식회사 | 수소저장용기 및 그 제조방법 |
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1998
- 1998-07-17 JP JP20369898A patent/JP3926038B2/ja not_active Expired - Fee Related
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