JP3924723B2 - 戸当りビード及び突き合せ部を有する建具 - Google Patents

戸当りビード及び突き合せ部を有する建具 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、片引き戸、2枚建て引き違い戸、3枚建て引き違い戸等の建具に用いる戸当りビード及び、その戸当りビードを用いた引き分け戸、4枚建て引き違い戸、折り畳み扉等の突き合せ部を有する建具に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1に、突き合せ部を有する折り畳み扉が開示されている。
この折り畳み扉は、突き合う一方のパネルに雄のクッション、他方のパネルに雌のクッションを対向してそれぞれ取付け、パネルを閉じた時に、この雄のクッションと雌のクッションを突き合わせることで突き合わされる際の衝撃を吸収する。
特許文献2に、突き合せ部を有する建具が開示されている。
この建具は、一方の障子の縦框と他方の障子の縦框に、表面が雄形状で裏面が雌形状の戸当ゴムを表裏反転して取付け、障子を閉じた時に一方の戸当ゴムの雄部分が他方の戸当ゴムの雌部分に嵌まり合う。
【0003】
【特許文献1】
実公平5−23736号公報
【特許文献2】
実公昭58−13024号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の折り畳み扉であると、雄のクッションと雌のクッションの2種類のクッションを用いなければならない。
前述の建具であれば、一種類の戸当ゴムを用いれば良い。
しかし、その反面、一方の縦框と他方の縦框に戸当ゴムを表裏反転して向きを注意して取付ける必要があり、その取付がやりづらい。
しかも、戸当ゴムの向きを誤って取付けてしまう恐れがあり、その場合には戸当ゴムを取り外して再び取付けなければならず、面倒で時間がかかってしまう。
【0005】
本発明は、前述の課題に鑑みなされたもので、その目的は、雄と雌に共用できると共に、雌部から雄部を容易に剥離できる戸当りビード及びその戸当りビードを用いることで、その戸当りビードの取付け誤りがないことを満足した突き合せ部を有する建具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、受け部を備えた雌部と、この受け部に当接するヒレ片を雌部から一体的に形成した雄部とを備え、前記雌部と前記雄部との境界又は境界近傍に剥離部を設けたことを特徴とする戸当りビードである。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、雄部は、一対のヒレ片と、この一対のヒレ片を連続する連結片を有し、前記連結片に切断用凹溝を形成した戸当りビードである。
【0008】
第3の発明は、相互に突き合わせられる一対の開閉体を備え、一方の開閉体の突き合せ部に第1戸当りビードを取付け、他方の開閉体の突き合せ部に第2戸当りビードを取付けた突き合せ部を有する建具であって、
前記第1戸当りビードは、請求項1又は2記載の戸当りビードで、
前記第2戸当りビードは、請求項1又は2記載の戸当りビードの雄部を剥離したものであることを特徴とする突き合せ部を有する建具である。
【0009】
【作用】
第1の発明によれば、雄と雌に共用できると共に、雌部から雄部を容易に剥離できる。
【0010】
第2の発明によれば、連結片を切断用凹溝で容易に切断できる。
また、連結片を切断することで一対のヒレ片が弾性変形し易くなるので、雄部のつぶし代が大きい。
よって、戸当り框に装着して縦枠材に当接する戸当りビード等として用いた場合に雄部のつぶし代を大きくして縦枠材に確実に接触することができる。
【0011】
第3の発明によれば、一対の開閉体を突き合わせた時に第1戸当りビードの雄部と第2戸当りビードの雌部の受け部が嵌まり合って接触する。
よって、一対の開閉体の突き合せ部の光もれを防止できる。
また、第1戸当りビードの雄部を剥離して第2戸当りビードとするので、1種類の戸当りビードを製作準備すれば良い。
また、第1戸当りビード、第2戸当りビードは取付ける向きが一定であるから、向きを誤って取付ける恐れがない。
よって、第1・第2戸当りビードを取付ける作業がやり易い。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1と図2に示すように、相互に突き合う一対の開閉体、例えば一方の開閉体1と他方の開閉体2で突き合せ部を有する建具を構成している。
この実施の形態では上枠材3と下枠材4と左右の縦枠材5を備えた建具枠6に、一方の開閉体1と他方の開閉体2が面内方向に移動自在で、かつ面外方向同一位置に装着されて突き合せ戸を形成している。
前記一方の開閉体1の突き合せ部1aに第1戸当りビード7が装着され、他方の開閉体1の突き合せ部2aに第2戸当りビート8が装着してある。
この実施の形態では、一対の開閉体1,2は上框10、下框11、戸尻框12、戸先框13を方形框組み、その框組体の内部にパネル14を装着した戸で、各戸先框13が突き合せ部1a,2aであり、この戸先框13のあり溝13aに第1・第2戸当りビード7,8がそれぞれ装着してある。
前記一対の開閉体1,2は、框組体の内部に紙貼り格子を装着した紙貼障子、ガラスを装着した障子、襖芯材を装着した襖、フラッシュドアなども良い。
【0013】
前記第1戸当りビード7は、図3の右側に示すように受け部23を有する雌部20と、この雌部20と一体に連続した雄部30を有すると共に、その雄部30が雌部20から剥離可能な形態である。前記受け部23は凹んだ形状、例えば凹陥部とすることが好ましい。
前記第2戸当りビード8は、図3の左側に示すように第1戸当りビード7の雄部30を剥離した雌部20のみを有する形態である。図3においては雄部30を仮想線で示してある。
この実施の形態では第1・第2戸当りビード7,8は、その雌部20が戸先框13のあり溝13aに嵌着して取付けてある。これに限ることはなく、接着剤や接着テープを利用して貼着することで取付けても良い。
【0014】
このようであるから、一方の開閉体1と他方の開閉体2を突き合わせることで図4に示すように、第1戸当りビード7の雄部30が第2戸当りビード8の雌部20の受け部23に嵌まり合うように突き合うので、第1戸当りビード7と第2戸当りビード8は隙間なく密着する。
よって、突き合せ部の光もれを確実に防止できる。
【0015】
また、第1戸当りビード7、第2戸当りビード8を取付ける際の向きは一定であり、向きを誤って取付けることはない。
特に、第1戸当りビード7を第1・第2突き合せ部1a,2aにそれぞれ取付け、その状態で一方の第1戸当りビード7の雄部30を剥離することで第2戸当りビード8とすることが可能で、このようにすることによって、向きを誤って取付けることが確実に防止される。
【0016】
次に、第1戸当りビード7の具体形状の例を説明する。
図3に示すように、雌部20は、基片21と、その両端部に一体的に設けた一対の側片22で断面ほぼコ字形状で、雄部30が嵌まり合う受け部23を有する。
前記雌部20の両端部に前記あり溝13aに嵌着される取付部が形成してある。例えば凹部24と突出部25が形成されている。。
前記雄部30は、一対の側片22と連続した一対のヒレ片31と、この一対のヒレ片31の中間部を一体的に連続する連結片32を備え、一対のヒレ片31はほぼV字形状で、かつその先端部は離隔している。
【0017】
前記各側片22と各ヒレ片31の境界、又は境界近傍に剥離部、例えば剥離用凹溝33が長手方向に連続して形成してある。この剥離用凹部33から雄部30を容易に剥離できる。前記剥離部は切れ目でも良いし、剥離する部分の雌部の材質を雄部より硬くして剥離を容易とすることでも良い。
しかも、その剥離用凹溝33はヒレ片31の弾性変形を容易とする機能を有する。
前記連結片32の中間部には切断用凹溝34が長手方向に連続して形成され、この切断用凹溝34から連結片32の中間部を容易に切断できる。例えば、切断用凹溝34に沿ってカッターを移動することで切断する。
しかも、この切断用凹溝34は連結片32の弾性変形を容易とする機能を有する。
【0018】
前記雌部20、雄部30の材質は、硬質、半硬質、軟質のいずれでも良いが、雌部20が雄部30よりも硬いことが好ましい。
この実施の形態では雌部20が半硬質で、雄部30が軟質である。
このようにすることで、雄部30が雌部20の受け部23に嵌まり合った時に一対のヒレ片31がスムーズに弾性変形して雌部20に均一に接触する。また、雄部30を剥離し易くなる。
【0019】
前記雄部30が雌部20に嵌まり合った際の状態を図4に基づいて説明する。雄部30の一対のヒレ片31が弾性変形し、その先端部が雌部20の受け部23の底部(基片21)に圧接する。つまり、雄部30がつぶれる。
前述の状態から更に強い力で突き合わせすると、図5に示すように連結片32が弾性変形して一対のヒレ片31がさらに弾性変形し、その一対のヒレ片31が雌部20の受け部23の両端部(一対の側片22)に圧接する。つまり、雄部30のつぶし代が大きくなる。
これによって、雄部30と雌部20は面外方向に4つの部分で接触するから、光もれを確実に防止できる。
【0020】
前述の第1戸当りビード7は開閉体の戸当り部に取付けて使用することもできる。
例えば、図6に示すように引き違い戸の第1・第2障子40,41の戸当り框42にそれぞれ取付け、その第1戸当りビード7が縦枠材5に当接するようにする。
この場合には、図7に示すように雄部30の連結片32を切断用凹部34から切断することで、雄部30の一対のヒレ片31が弾性変形し易くなるから、雄部30のつぶし代が大きくなって縦枠材5に確実に接触する。
【0021】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、雄と雌に共用できると共に、雌部から雄部を容易に剥離できる。
【0022】
請求項2に係る発明によれば、連結片を切断用凹溝で容易に切断できる。
また、連結片を切断することで一対のヒレ片が弾性変形し易くなるので、雄部のつぶし代が大きい。
よって、戸当り框に装着して縦枠材に当接する戸当りビード等として用いた場合に雄部のつぶし代を大きくして縦枠材に確実に接触することができる。
【0023】
【発明の効果】
請求項3に係る発明によれば、一対の開閉体を突き合わせた時に第1戸当りビードの雄部と第2戸当りビードの雌部の受け部が嵌まり合って接触する。
よって、一対の開閉体の突き合せ部の光もれを防止できる。
また、第1戸当りビードの雄部を剥離して第2戸当りビードとするので、1種類の戸当りビードを製作準備すれば良い。
また、第1戸当りビード、第2戸当りビードは取付ける向きが一定であるから、向きを誤って取付ける恐れがない。
よって、第1・第2戸当りビードを取付ける作業がやり易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す突き合せ建具の横断面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す突き合せ建具の縦断面図である。
【図3】第1戸当りビードと第2戸当りビードの拡大断面図である。
【図4】突き合せ状態の横断面図である。
【図5】突き合せ状態の横断面図である。
【図6】引き違い窓の横断面図である。
【図7】戸当り部分の拡大横断面図である。
【符号の説明】
1…一方の開閉体、1a…突き合せ部、2…他方の開閉体、2a…突き合せ部、5…縦枠材、7…第1戸当りビード、8…第2戸当りビード、20…雌部、21…基片、22…側片、23…受け部、30…雄部、31…ヒレ片、32…連結片、33…剥離用凹溝(剥離部)、34…切断用凹溝、42…戸当り框。

Claims (3)

  1. 受け部を備えた雌部と、この受け部に当接するヒレ片を雌部から一体的に形成した雄部とを備え、前記雌部と前記雄部との境界又は境界近傍に剥離部を設けたことを特徴とする戸当りビード。
  2. 雄部は、一対のヒレ片と、この一対のヒレ片を連続する連結片を有し、前記連結片に切断用凹溝を形成した請求項1記載の戸当りビード。
  3. 相互に突き合わせられる一対の開閉体を備え、一方の開閉体の突き合せ部に第1戸当りビードを取付け、他方の開閉体の突き合せ部に第2戸当りビードを取付けた突き合せ部を有する建具であって、
    前記第1戸当りビードは、請求項1又は2記載の戸当りビードで、
    前記第2戸当りビードは、請求項1又は2記載の戸当りビードの雄部を剥離したものであることを特徴とする突き合せ部を有する建具。
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