JP3923876B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に関し、特に調整された空気の吹出し方向を変化させる風向変更装置を着脱自在に設けた空気調和機に係り、更には、前記風向変更装置の着脱を簡便かつ確実に、また安全に行いうる様に配慮された空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の着脱可能な風向変更装置を備えた空気調和機としては、例えば特開2001−324161公報(特許文献1参照)に記載されたものが知られている。この公知の空気調和機においては、上記風向変更装置の着脱手段として、空気調和機本体ケース側に2個のスライド可能な係合部材を設けると共に、風向変更装置側に、上記係合部材と係合自在な孔部を設け、操作者が上記2個のスライド可能な係合部材を両手で摺動させて、係合部材と上記穴部との係合を解除して、風向変更装置を空気調和機本体ケースから取り外すようにしている。風向変更装置を取り付ける場合も同様である。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−324161公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公知の風向変更装置の着脱手段では、操作者の両手が上記2個の係合部材の摺動の為に使われるために、風向変更装置そのものを支えるのに、もう一人の操作者の手助けを借りるか、風向変更装置を支えながら上記2個の係合部材の操作をする必要があり、このような作業に不慣れなユーザにとって、危ない作業とならざるを得なかった。これは、空気調和機が部屋の高所に設けられることから、尚のこと危険な作業である。
本発明は上記のような状況に鑑みてなされたものであり、風向変更装置の着脱を行う際に、一般ユーザが容易に且つ安全に着脱することができる風向変更装置を設けた空気調和機を提供することを第1の目的とするものである。
また上記のような着脱自在の風向変更装置の着脱作業時に、上記風向変更装置の重量を操作者が全面的に支えながら、しかも別の手で支持部のロックやその解除などの着脱作業を行なうことは、骨の折れる作業である。
従って本発明は、上記風向変更装置の着脱に当たって、該風向変更装置の片端を空気調和機の本体ケーシングに引っ掛け、風向変更装置を空気調和機本体ケーシングで支持させながら着脱できる様にして、風向変更装置の着脱時における操作者への負荷の軽減を図りうる空気調和機を提供することを第2の目的とする。
更に、上記のように空気調和機本体に風向変更装置を簡単に取り付けることが出来ても、取付け状態を固定するロック機構が外れ易く不安定であったり、取付け時の操作によって簡単に破損するものであってはならない。
従って本発明の第3の目的は、上記風向変更装置の取付け状態を安定させ、且つ破損などの故障の少ないロック機構を備えた空気調和機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、空気調和機本体ケースにルーバを具備する横長の風向変更装置が着脱可能に取り付けられる空気調和機において、上記風向変更装置或は上記空気調和機本体ケースのいずれか一方に、上記風向変更装置の長手方向に進退自在で且つ該長手方向に常時弾性付勢された1以上の可動係止片が設けられ、他方に上記可動係止片と上記風向変更装置の長手方向に係合する第1の係合部が設けられており、前記風向変更装置が更に、ケースと、該ケースに対して摺動自在に設けられたロック部材とを有し、前記ロック部材が前記ケースに対して摺動した結果、前記風向変更装置の前記ケースと、前記空気調和機本体ケースとが前記ロック部材により互いに密着し、且つ重なって挟持された状態で前記風向装置が前記空気調和機本体ケース取り付けられることを特徴とする空気調和機として構成される。これにより、風向変更装置の着脱が簡便になり、操作者の負荷の軽減、即ち第1の目的が達成される。また、風向変更装置のケースと空気調和機本体ケースとが互いに密着して重なった状態となっているので、複数の可動部としてのルーバを備え、それ自身振動源となると共に、ルーバを通る風によって加振される風向変更装置の振動を抑制した状態で、風向変更装置を空気調和機本体に確実に固定した状態で取り付けることが出来る。
この場合、上記風向変更装置或は上記空気調和機本体ケースのいずれか一方に、固定係止片を設け、更に他方に、上記固定係止片と上記風向変更装置の長手方向に係合する第2の係合部を設けることができる。
また、風向変更装置の上記可動係止片が設けられた端部から、上記固定係止片の先端までの距離を、該風向変更装置が嵌め込まれる空気調和機本体ケースの取り付け開口の風向変更装置長手方向の幅から上記第2の係合部の長さを差し引いた長さと等しいか、或は若干短く設定することで、着脱の容易性を図ることが望ましい。
風向変更装置の空気調和機本体への取付けの操作性を考えて、上記空気調和機本体ケースに設けられた係合支持部が、前記風向変更装置の着脱時に該風向変更装置の一部と係合し、該風向変更装置の重量が前記空気調和機本体ケースにより支えられるようにする事ができる。これにより、風向変更装置の着脱にあたり操作者は、風向変更装置から手を放した状態でロック部材の操作等を行なうことが出来、その作業負荷が著しく軽減される。即ち、第2の目的が達成される。
【0006】
風向変更装置が、空気調和機本体ケース側に形成された係合片と係合するべく摺動自在に設けられたロック部材を具備している。上記ロック部材として、複数の方向の爪部材を含んで構成することが望ましい。
空気調和機本体に風向変更装置を簡単に取り付けることが出来ても、取付け状態を固定するロック機構が外れ易く不安定であったり、取付け時の操作によって簡単に破損するものであってはならないが、上記複数方向の爪部材を具備するロック部材を用いた場合には、上記風向変更装置の取付け状態が安定し、且つ破損などの故障の少ないロック機構を備えた空気調和機が実現される。即ち、第3の目的が達成されよう。
この場合、上記複数方向の爪部材は、一方向の爪部材がケース側に常に係合された状態で、他方向の爪部材が空気調和機本体ケースに形成された係合片に係合する事ができる。
また上記爪部材として、上記ロック部材の摺動方向の爪部材及び該摺動方向に直角の方向の爪部材を備えている場合には、爪部材の支持状態が安定する。
上記ロック部材として、更に、摺動端部において空気調和機本体ケースに形成した係合要素と係合する係合突起を備えたものが考えられる。
上記係合要素は、風向変更装置に設けられた歯車の噛合部近傍に形成する事ができる。このような配置によって、歯車の歯飛びといった問題が無くなる。
更に、空気調和機本体ケースにルーバを具備する横長の風向変更装置が着脱可能に取り付けられる空気調和機において、上記風向変更装置或は上記空気調和機本体ケースのいずれか一方に、上記風向変更装置の長手方向に進退自在で且つ該長手方向に常時弾性付勢された1以上の可動係止片と、該可動係止片を内部に収容する固定軸が設けられ、他方に前記固定軸を回動自在に係合する第3の係合部が設けられており、前記風向変更装置が更に、ケースと、該ケースに対して摺動自在に設けられたロック部材とを有し、前記ロック部材が前記ケースに対して摺動した結果、前記風向変更装置の前記ケースと、前記空気調和機本体ケースとが前記ロック部材により互いに密着し、且つ重なって挟持された状態で前記風向装置が前記空気調和機本体ケース取り付けられることを特徴とする空気調和機が提供される。
【0007】
【作用】
空気調和機本体ケースにルーバを具備する横長の風向変更装置が着脱可能に取り付けられる空気調和機において、上記風向変更装置或は上記空気調和機本体ケースのいずれか一方に、上記風向変更装置の長手方向に進退自在で且つ該長手方向に常時弾性付勢された1以上の可動係止片が設けられ、他方に上記可動係止片と上記風向変更装置の長手方向に係合する第1の係合部が設けられており、前記風向変更装置が更に、ケースと、該ケースに対して摺動自在に設けられたロック部材とを有し、前記ロック部材が前記ケースに対して摺動した結果、前記風向変更装置の前記ケースと、前記空気調和機本体ケースとが前記ロック部材により互いに密着し、且つ重なって挟持された状態で前記風向装置が前記空気調和機本体ケース取り付けられることを特徴とする空気調和機においては、まず操作者が、風向変更装置を若干斜めに傾けた状態で両手で持ち、上記可動係止片に本体側の係止部材を合わせる。このとき可動係止片は弾性付勢されているのでもっとも片側に寄った位置にある。
操作者は、上記可動係止片と本体側の係止部材との係合を確認すると、風向変更装置全体の傾きを水平に直しつつ、風向変更装置全体を上記弾性力に逆らって反対側に移動させる。その後、操作者は、風向変更装置を弾性に逆らって押していた力を緩めと、上記可動係止片への弾性力により、風向変更装置全体が押されて、風向変更装置の反対側の係止部への係合が達成される。
これにより、風向変更装置は、その片端において、可動係止片により、他端において他の係合部材との嵌合により回動自在に支持され、操作者が風向変更装置から手を離しても風向変更装置が空気調和機本体ケースから脱落することがなく、この状態で風向変更装置を空気調和機本体ケースに取り付ける位置へと移動させることができる。また、風向変更装置のケースと空気調和機本体ケースとが互いに密着して重なった状態となっているので、複数の可動部としてのルーバを備え、それ自身振動源となると共に、ルーバを通る風によって加振される風向変更装置の振動を抑制した状態で、風向変更装置を空気調和機本体に確実に固定した状態で取り付けることが出来る。
この時、風向変更装置の上記可動係止片が設けられた端部から、上記固定係止片の先端までの距離を、該風向変更装置が嵌め込まれる空気調和機本体ケースの取り付け開口の風向変更装置長手方向の幅から上記第2の係合部の長さを差し引いた長さと等しいか、或は若干短く設定することで、風向変更装置の着脱が余裕を持って行ない得るようになる。
【0008】
風向変更装置の空気調和機本体への取付けの操作性を考えて、上記空気調和機本体ケースに設けられた係合支持部が、前記風向変更装置の着脱時に該風向変更装置の一部と係合し、該風向変更装置の重量が前記空気調和機本体ケースにより支えられるようにする事ができる。これにより、風向変更装置の着脱にあたり操作者は、風向変更装置から手を放した状態でロック部材の操作等を行なうことが出来、その作業負荷が著しく軽減される。
上記ロック部材は、複数の方向の爪部材を含んで構成することにより、上記風向変更装置の取付け状態が安定し、且つ破損などの故障の少ないロック機構を備えた空気調和機が実現される。
また上記爪部材として、上記ロック部材の摺動方向の爪部材及び該摺動方向に直角の方向の爪部材を備えている場合には、爪部材の支持状態が安定する。
上記ロック部材として、更に、摺動端部において空気調和機本体ケースに形成した係合要素と係合する係合突起を備えたものが考えられる。例えば、上記係合要素は、風向変更装置の設けられた歯車の噛合部近傍に形成する事ができる。このような配置によって、歯車の歯飛びといった問題が無くなる。
空気調和機本体ケースにルーバを具備する横長の風向変更装置が着脱可能に取り付けられる空気調和機において、上記風向変更装置或は上記空気調和機本体ケースのいずれか一方に、上記風向変更装置の長手方向に進退自在で且つ該長手方向に常時弾性付勢された1以上の可動係止片と、該可動係止片を内部に収容する固定軸が設けられ、他方に上記固定軸を回動自在に係合する第3の係合部が設けられており、前記風向変更装置が更に、ケースと、該ケースに対して摺動自在に設けられたロック部材とを有し、前記ロック部材が前記ケースに対して摺動した結果、前記風向変更装置の前記ケースと、前記空気調和機本体ケースとが前記ロック部材により互いに密着し、且つ重なって挟持された状態で前記風向装置が前記空気調和機本体ケース取り付けられることを特徴とする空気調和機の場合には、上記固定軸によって風向変更装置の一端部が回動自在に支持されるので、支持状態が極めて良好となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る空気調和機の実施形態について、図を参照して説明する。図6〜図9は本発明の実施形態に係る空気調和機を示す図である。ここに図6(a)は、空気調和機全体を示す斜視図、図6(b)は、取り外された風向変更装置の斜視図、図7は空気調和機全体の側断面図、図8は図7に示した空気調和機から風向変更装置を取り外した状態を示す側断面図、図9は図8に示した風向変更装置を取り外した状態の空気調和機の正面図である。
図6(a)に示す如く、本実施形態に係る空気調和機Aは、空気吸込口であるギャラリ1と、空気吹出口2を備えた風向変更装置4と、上記ギャラリ1及び空気吹出口2前面に供えた横長の空気調和機本体3を備えている。
上記空気吹出口2は、図6(b)に示すように、風向変更装置4に設けられても、或は図示しないが、空気調和機本体3を囲む空気調和機本体ケースに設けられても良い。
上記空気吹出口2には、図7に示すように、空気の吹出方向を上下に制御する複数の上下動ルーバ5aと、空気の吹出方向を左右に制御する左右動ルーバ5bが設けられている。
図10に示すように、上記風向変更装置4の下端部にはその左右に第1ヒンジ部7aが、また図9に示すように、空気調和機本体ケース6側には、第2ヒンジ部7bが設けられており、上記第2ヒンジ部7bに第1ヒンジ部7aを係合させることにより、風向変更装置4が、空気調和機本体ケース6に開閉自在に取り付けられる。
尚、図中、8は熱交換器、9はファンであり、矢印で示す如く、上記ファン9の回転によってギャラリ1から吸い込まれた室内空気は、熱交換器8を通る事で熱交換され、空気吹出口2から室内に吹出される。この時、上記上下動ルーバ5aにより吹出方向が上下方向に変化し、また左右動ルーバ5bにより吹出方向が左右に調整される。
【0010】
次に、上記第1及び第2ヒンジ部7a,7bの詳細な構成について説明する。
図2は風向変更装置4側に設けられるヒンジ部7aの一例を示すものである。
図2(a)に示すように、風向変更装置4の下端の左右方向一方の端部には、風向変更装置4の長手方向に形成されたピストン収容孔10を具備するピストン収容部10bが設けられている。上記ピストン収容部10bの奥側端部には、上記ピルトン収容孔10と連通する貫通孔10aが形成されている。
該ピストン収容孔10に摺動自在に収容されるピストン11は、図2(b)に示すごとく一端部に嵌合孔12が形成されたガイド部12aを具備し、中間の軸部13を経てその他端には上記軸部13より大径の頭部14が形成されている。
15はコイルバネ、16は止め輪((c)参照)である。
これらの部品の組立状態は図2(c)に示されている。上記ピストン11のガイド部12aは、ピストン収容孔10に摺動自在に装着され、上記軸部13が上記貫通孔10aに摺動自在に挿通されている。また、ガイド部12aの端部と上記ピストン収容部10bの奥側端面との間に縮着した上記コイルバネ15によって、ピストン11は図中左方向、即ち、ガイド部12aがピストン収容孔10から突き出す方向へ常時弾性付勢されている。止め輪16は、頭部14とピストン収容部10bとの当たり面を構成するためのものである。
また図2(a)に示すように、風向変更装置4の下端の左右方向他方の端部には、風向変更装置4の長手方向に形成された係合孔17を具備する係合端部17aが設けられている。
上記ピストン11が本発明における可動係止片の一例を構成し、係合孔17の設けられた係合端部17aが本発明における固定係止片の一例を構成する。
一方、第2ヒンジ部7bは図1のように構成される。
【0011】
図1(a)に示されるように、空気調和機本体ケース6側には、風向変更装置4の上記ピストン収容部10b側端面10cと、係合端部17a側端面17cに挟まれた部分4bを収容する開口6bが形成されており(この開口6bが空気吹出口2に該当する場合もある)、この開口6bの左側端面6cには前記ガイド部12aの嵌合孔12と嵌合可能な左側ヒンジピン18aが、また右側端面6dには前記係合端部17aの係合孔17と嵌合可能な右側ヒンジピン18bがそれぞれ固定されている。上記ヒンジピン18a,18bが第2ヒンジピン7bの一例であり、上記右ヒンジピン18bが本発明における第2係合部の一例である。
また、後記する図1(b)に示す端面10cを端面6cに押し付けた状態において、風向変更装置4の上記可動係止片の一例であるピストン11が設けられた端部から、上記固定係止片の一例である係合端部17aの先端までの距離、即ち風向変更装置4の端面10cから端面10dまでの距離(図2(a)における(p))が、該風向変更装置4が嵌め込まれる空気調和機本体ケース6の取り付け開口6bの風向変更装置長手方向の幅(図1(a)における(L))から上記第2の係合部の一例である右側ヒンジピン18bの長さk(図1(a)参照)を差し引いた長さと等しいか若干短く設定されている。この実施形態では若干短く設定され、その差に相当する隙間Mの長さm(図1(b)参照)は僅かである。
【0012】
次に空気調和機本体ケース6への風向変更装置4の着脱動作について説明する。
まず操作者は、風向変更装置4を若干斜めに傾けた状態で両手で持ち、図1(a)のように、風向変更装置4側のガイド部12aの嵌合孔12に左側ヒンジピン18aを合わせる。このときピストン11はコイルバネ15に押されてもっとも左側に寄った位置にある。
操作者は上記嵌合孔12に左側ヒンジピン18aが挿入されたことを確認すると、風向変更装置4全体の傾きを水平に直しつつ、風向変更装置4全体を左方向に移動させる。この時、コイルバネ15に押されてピストン11はもっとも左位置に付勢されているので、コイルバネ15の弾性力に反して風向変更装置4を左方向に移動させることで、コイルバネ15は徐々に縮まり、やがて図1(b)の状態に至る。この時、前記の様に隙間Mの長さmは0か或は僅かに存在するので、図1(b)に示すように風向変更装置4の端面10cと17cの間の部分4bは、開口6b内に嵌り込み得ることになる。
またこの時、係合端部12aの係合孔17と右側ヒンジピン18bが向き合うことになる。
この状態を確認すると操作者は、風向変更装置4を左方向に押していた力を緩める、すると、コイルバネ15の弾性力により、ピストン11に風向変更装置4全体が押されて、右側ヒンジピン18bが係合穴17に挿入される。
これにより、風向変更装置4は、その左端において、左側ヒンジピン18aと嵌合孔12との嵌合により回動自在に支持され、また右端において右側ヒンジピン18bと係合孔17との嵌合により回動自在に支持される。
以上述べたところから、この実施形態に係る風向変更装置4の着脱機構が理解される。
【0013】
図3及び図4は、この発明の実施例に関する図である。
図3の実施例では、風向変更装置4の下端左側にコイルバネ15で弾性的に常時付勢されたピストン11が設けられ、該ピストン11の先端に、空気調和機本体側に設けたヒンジピン18と勘合するガイド部12aを具備する係合部材が設けられている点、図1に示した実施形態とまったく同一である。しかしこの実施例に係る装置では、風向変更装置4下端の右端側にも上記左端に設けたコイルバネ15で弾性的に常時付勢されたピストン11が設けられ、該ピストン11の先端に、空気調和機本体側に設けたヒンジピン18と勘合するガイド部12aを具備する係合部材が対称的に設けられている点で図1に記載した実施形態とは異なる構造となっている。この場合、図3(b)に示すように、コイルバネ15に逆らって風向変更装置4の端面10cを空気調和機本体ケース6の端面6cに押し付けたとき、風向変更装置4の左側の上記ピストン収容部10bが設けられた端面10cから、右側のピストン収容部10bが設けられた端面17cまでの距離が、該風向変更装置4が嵌め込まれる空気調和機本体ケース6の取り付け開口の風向変更装置長手方向の幅Lから上記右側のヒンジピン18bの長さ及び右側のガイド部12aの突出長さnを差し引いた長さと等しいか、或は若干短く設定されている。若干短い場合の隙間はmで表示されている。
【0014】
このケースでも、操作者が風向変更装置4を空気調和機本体ケース6の開口の一方の端面6cに押し付けた後、他方のガイド部12aの嵌合孔12を右端面のヒンジピン18bに合わせるだけで、左右のガイド部12a、12aとヒンジピン18a、18bとの嵌合が達成され、簡単に風向変更装置4の取付が完了する。風向変更装置4を取り外す場合も上記と逆をするだけであるので、簡単な操作しか要求されない。この構成であれば、風向変更装置4の左右いずれの方向からでも取付け或は取外しが可能であり、作業性が向上する。
同様の効果を奏する他の実施例として、図4、図5に示すものがある。
これは図1のケースと比較すると、風向変更装置4の下端左面に段状の切欠き40が形成され、この切欠き40から前記ピストン11及びコイルバネ15を収容するピストン収容部10bが端面10cよりも右方向に突出している点、及びガイド部12aが中実の軸端部をなしている点において、図1のケースとは大きく異なる構造となっている。
【0015】
また、上記ガイド部12aと勘合する空気調和機本体ケース6の側も、図示のごとく端面6cに上記ピストン収容部10bを差し込むことのできるガイド孔41を備えている。上記構成によって、図4(a)で示した実施例装置の場合にはコイルバネ15で付勢されたピストンは上記ガイド孔41を備えた端面6cの後に設けられた当たり部42に当接して風向変更装置4を右方向に付勢する役目をなす。また風向変更装置4の左端部はピストン収容部10bが前記ガイド孔41に挿入されることで、該ガイド孔41を中心に回動自在に支持されることになる。
この場合の風向変更装置4の右端部の支持は、図4に示すように図1の係合端部17aと同様であっても、また図3に示したようにピストン11を設けたタイプでも、また図4(a)に示したような、切欠き40を設けて、ガイド孔41にピストン収容部10bが回動自在に支持されるようなタイプでも良い。
図4のケースでは、図4(b)に示すように、コイルバネ15に逆らって風向変更装置4の端面10cに形成した切欠き40の端面40aを空気調和機本体ケース6の端面6cに押し付けたとき、風向変更装置4の上記端面40cから、右側の係合端部17aが設けられた端面17cまでの距離4bが、該風向変更装置4が嵌め込まれる空気調和機本体ケース6の取り付け開口の風向変更装置長手方向の幅Lから上記右側のヒンジピン18bの長さkを差し引いた長さと等しいか、或は若干短く設定されている。若干短い場合の隙間はmで表示されている。
この構造では、ピストン収容部10bが支持軸となるので、十分な強度を確保できる長所がある。
【0016】
上記のように風向変更装置4の空気調和機本体への取付けによって、風向変更装置4は空気調和機本体に回動自在にぶら下がった状態になるので、最後に風向変更装置4を空気調和機本体ケース6に係止する機構が不可欠である。この係止機構は図10に示す3個のロック部材20、20、…で概略表される。この実施形態では、前記ピストン11と右側ヒンジピン18bで回動自在に支持された風向変更装置4を、操作者が空気調和機本体の方向に押し付けて閉めた状態で、上記複数のロック部材20、20、…を次々に矢印Yの方向に摺動させることで、各ロック部材20に設けられた爪部材を空気調和機本体ケース6に形成された係合片と係合させ、これによって風向変更装置4を空気調和機本体にロックする。この実施形態における上記係止機構について図を参照して説明する。ここに図11(a)は、この実施形態において使用するロック部材20を示す斜視図、図11(b)及び(c)は、上記ロック部材の作用を示す側断面図、図12は、図11に示したロック部材の取付け操作を示す斜視図、図13は、図11に示すロック部材の係合状態を示す断面図、図14は、一実施例に係るロック部材を示すもので、(a)は、その斜視図、(b)及び(c)は、その動きを示す側断面図、図15は、他の実施例に係るロック部材を説明するための概念図である。
【0017】
まず図11を参照してこの実施形態に係るロック部材20について説明する。同図(b)に明らかな様に、ロック部材20は、空気調和機本体ケース6に形成された係合片26と係合するべく矢印X方向に摺動自在に設けられている。
上記ロック部材20は、図11(a)に示すように、ベース板22、該ベース板22に固定された取手23、ベース板22に垂直に固定された摺動方向爪部材24、ベース板22に垂直に固定された柱状部25aに形成された直角方向爪部材25を含んで構成されている。
上記摺動方向爪部材24は、ロック部材20の矢印Xで示す摺動方向に突出するもので、直角方向爪部材25は、上記摺動方向に直角の方向に突出する。なお、直角方向爪部材25は、図示の様に左右1対設けられている。
また図13(b)に示すように、上記柱状部25aの幅hは風向変更装置4のケース4aに設けられた係合開口21の幅とほぼ同じに形成され、直角方向爪部材25、25は、上記柱状部25aより摺動方向に直角方向へ突出している。
このロック部材20は、図11(b)に示すように、風向変更装置4のケース4aに穿たれた角孔状の係合開口21の最も左側に装着された状態から、同図(c)に示すように、摺動方向爪部材24とベース板22との間に、風向変更装置4のケース4aと空気調和機本体ケースの係合片26とを重ねた状態で挟む位置まで、往復摺動可能であるが、上記のように直角方向爪部材25が係合開口21の幅より外まで突出しているので、上記ロック部材20の往復摺動中、常に上記直角方向爪部材25がベース板22との間に風向変更装置4のケース周辺部21a或は21b(図12)を挟んでいるので、上記往復摺動にもかかわらず、ロック部材20が風向変更装置4のケースから脱落することは無い。
【0018】
上記したロック部材20を使って、操作者は簡単に風向変更装置4を空気調和機本体ケース6にロックすることができる。即ち、操作者は先にロック部材を図11(b)の位置にセットした後、前記したようにして、前記ピストン11とヒンジピン18bで風向変更装置4を空気調和機本体ケース6に回動自在に吊り下げる。その次に、操作者は風向変更装置4を空気調和機本体ケース6に押し付ける。この操作は片手で行なうことが出来、操作者は空いているもう一方の手で前記ロック部材20の取手23を操作し、ロック部材20を図11(b)に示す位置から(c)で示す位置まで矢印Xで示すように摺動させる。すると、図に示す如く、摺動方向爪部材24がベース板22との間に風向変更装置4のケース4aと空気調和機本体ケース6とが挟まれ(図11(c))、風向変更装置4が空気調和機本体にロックされる。
この時、摺動方向爪部材24の下面24bが図示の様に段付きに形成され、風向変更装置4のケース4aの上面との間に図11(b)に示すように、空気調和機本体ケース6の板厚と同じ幅の切欠き24cが形成されていることは重要である。
なぜなら、もし上記切欠き24cの縦方向の幅が大きく、図11(c)に破線24で示すように、摺動方向爪部材24を空気調和機本体ケース6との間に空間24eが発生すると、摺動方向爪部材24に矢印Z方向の力が作用した時に、上記摺動方向爪部材24が、容易に折れて使い物にならなくなるのに対し、空気調和機本体ケース6の板厚と同じ幅の切欠き24cが形成されていると、上記のようにロック部材20が図11(c)の位置まで摺動し、ロック部材20が風向変更装置4を空気調和機本体にロックした状態で、上記切欠き24cに空気調和機本体ケース6が隙間無く挟まれた状態となり、摺動方向爪部材24に矢印Z方向の力が作用しても、摺動方向爪部材24が簡単に折れてしまうという問題が生じないからである。
【0019】
上記風向変更装置4を空気調和機Aに取り付ける時、図7及び図8に示す第2ヒンジ部7bに風向変更装置4側の第1ヒンジ部7aを係合させてから、風向変更装置4を第1ヒンジ部7aを中心として回転させ、空気調和機Aに密着させる。そして前記ロック部材20の23をスライドして空調機本体ケース6に嵌合させ固定するが、ロック部材20をスライドさせるまでは風向変更装置4を回動しないように押えておく必要がある。この時の仮止めとして、図16及び図6に示すように、風向変更装置4に設けられた係合爪37、37と空調機本体ケース6に形成された係合溝38,38とを嵌合させて、風向変更装置4を仮保持させることができるように構成する事が望ましい。
この構成によって、風向変更装置4を仮保持することができる為、作業者は風向変更装置4から手を離して楽に作業ができる。上記係合溝38と係合爪は、風向変更装置4を取付けた後も外観的にも見苦しくない。また、上記係合爪37,37と係合溝38,38は、ともに金型上スライドコア等の特殊な構造が不要で有る為、安定した成形生産が可能である。
【0020】
上記ロック部材20は、更に他の機能を備えることができる。例えば、風向変更装置4には縦方向に動くルーバと横方向に動くルーバが設けられているが、その駆動力は通常空気調和機本体側から伝達される。駆動力の伝達は一般に空気調和機本体側に設けたモータに連結された歯車から、風向変更装置4がわに設けられた歯車に回転が伝達されることによって行なわれる。通常、上記のような歯車は、熱交換器等が設けられている空気調和機本体及び風向変更装置4の中央部を避けて、空調機本体及び風向変更装置4の端部側に設けられる。
すでに述べたように風向変更装置4は、空気調和機本体とは分離可能であり、前記ピストン11及びヒンジピン18b(図1参照)と、前記ロック部材20だけで支持されているので、風向変更装置4の上記歯車が設けられた端部側は片持ち状態になることが多い。風向変更装置4は、全体的に柔軟なプラスティック製で横長の製品であるから、このような片持ち状態の場所では、小さい力で大きいたわみが発生する。そのため、上記空気調和機本体側の歯車と風向変更装置4側の歯車との連結が僅かな力で外れ、いわゆる歯飛び現象が生じ、これにより歯の磨耗、つぶれが進行する。このようなトラブルを解消するには、片持ち状態の風向変更装置端部を空気調和機本体側に押し付ける機構を採用することが望ましい。
【0021】
図15は風向変更装置4にルーバ等の駆動力を伝える歯車の噛み合いの確実化を図った例である。
この場合、一例として、風向変更装置4のケース4aが図15(b)に示すように段部27を備え、該段部27の下段部27aに風向変更装置側の歯車28aが備えられている。また空気調和機本体ケース6側にも、上記段部27と対応する段部29が形成され、その下段部29aに、空気調和機本体側の歯車28bが設けられている場合を考える。歯車28a、28bの取付位置は、図10にも示されている。
この実施形態に係るロック部材20aでは、図15(a)に示すように、摺動方向爪部材24の先端部24aが水平方向へ若干伸ばされていると共に、(b)に示すように、風向変更装置4のケース4aに設けられた段部27と水平部との交わる部分に水平方向の開口30が形成されている。また、空気調和機本体ケース6の段部29側には、ベース板22を受け入れる挿入孔31と、上記摺動方向爪部材24の先端を受け入れる挿入孔32とが穿たれている。
【0022】
従って、図15(c)のように、風向変更装置4を空気調和機本体ケース6に合わせた状態で、(c)の位置にあるロック部材20を矢印Xで示すように右方向に摺動させ、図15(d)で示す位置まで押し付けると、ロック部材20の摺動方向爪24先端が前記挿入孔32に、ベース板22が挿入穴31にそれぞれ挿入され、風向変更装置4のケース4aが空気調和機本体ケース6にロックされる。これにより風向変更装置4のケース4aと空気調和機本体ケース6とが一体化し、それぞれの中に設けられた歯車28aと28bとの噛み合いが確実に保たれ、歯飛び及びそれに基づく歯車の損傷などが解消される。
上記のようにロック部材20の働きは重要であるが、風向変更装置4を空気調和機本体に取り付ける時も、取り付けた後、図15(d)のように空気調和機能を発揮している時も、ロック部材20の位置が勝手にずれたり、外れたりするようなことは、望ましくない。
そのために、この実施形態に係るロック部材20aでは、図15(a)に示すようにベース板22に容易に撓むことのできる舌部33を形成し、該下部3の先端上面に突起34を形成すると共に、該した部33が摺接する風向変更装置ケース4aの下面に、ロック部材20aの摺動方向に並ぶ2個の突起受穴35a、35bを形成する。上記突起受穴35aは、図15(c)の位置にロック部材20aがある時に、突起34が嵌りこむ位置に、また突起受穴35bは、ロック部材20aが図15(d)の位置にある時に突起34が嵌りこむ位置にそれぞれ形成される。
【0023】
従って、ロック部材20aが、図15(c)にある時、即ち、ロックする前にも、また(d)にある時、即ちロックが完了した後にも、ロック部材20aの位置が固定され、人が手に持ったときのロック部材20aの自重や、送風機などの振動などによって、ロック部材20aが勝手に外れると言ったトラブルが解消される。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、空気調和機本体ケースにルーバを具備する横長の風向変更装置が着脱可能に取り付けられる空気調和機において、上記風向変更装置或は上記空気調和機本体ケースのいずれか一方に、上記風向変更装置の長手方向に進退自在で且つ該長手方向に常時弾性付勢された1以上の可動係止片が設けられ、他方に前記可動係止片と前記風向変更装置の長手方向に係合する第1の係合部が設けられており、前記風向変更装置が更に、ケースと、該ケースに対して摺動自在に設けられたロック部材とを有し、前記ロック部材が前記ケースに対して摺動した結果、前記風向変更装置の前記ケースと、前記空気調和機本体ケースとが前記ロック部材により互いに密着し、且つ重なって挟持された状態で前記風向装置が前記空気調和機本体ケース取り付けられることを特徴とする空気調和機であるから、風向変更装置は、操作者が空気調和機の取付部の一方端に押し付けた後に、その押し付け力を解除すると言う簡単な操作だけで、空気調和機本体に着脱することが出来、操作者の負荷が著しく軽減される。風向変更装置を空気調和機本体に取り付ける際、第1の係合部と可動係止片とを係合させた後は、作業者が風向変更装置から手を離しても風向変更装置が空気調和機本体ケースから脱落することがなく、この状態で風向変更装置を空気調和機本体ケースに取り付ける位置へと移動させることができる。また、風向変更装置のケースと空気調和機本体ケースとが互いに密着して重なった状態となっているので、複数の可動部としてのルーバを備え、それ自身振動源となると共に、ルーバを通る風によって加振される風向変更装置の振動を抑制した状態で、風向変更装置を空気調和機本体に確実に固定した状態で取り付けることが出来る。
この時、風向変更装置の上記可動係止片が設けられた端部から、上記固定係止片の先端までの距離を、該風向変更装置が嵌め込まれる空気調和機本体ケースの取り付け開口の風向変更装置長手方向の幅から上記第2の係合部の長さを差し引いた長さと等しいか、或は若干短く設定することで、風向変更装置の着脱が余裕を持って行ない得るようになる。
風向変更装置の空気調和機本体への取付けの操作性を考えて、上記空気調和機本体ケースに設けられた係合支持部が、前記風向変更装置の着脱時に該風向変更装置の一部と係合し、該風向変更装置の重量が前記空気調和機本体ケースにより支えられるようにする事ができる。これにより、風向変更装置の着脱にあたり操作者は、風向変更装置から手を放した状態でロック部材の操作等を行なうことが出来、その作業負荷が著しく軽減される。
上記ロック部材は、複数の方向の爪部材を含んで構成することにより、上記風向変更装置の取付け状態が安定し、且つ破損などの故障の少ないロック機構を備えた空気調和機が実現される。
また上記爪部材として、上記ロック部材の摺動方向の爪部材及び該摺動方向に直角の方向の爪部材を備えている場合には、爪部材の支持状態が安定する。
【0025】
上記ロック部材として、更に、摺動端部において空気調和機本体ケースに形成した係合要素と係合する係合突起を備えたものが考えられる。例えば、上記係合要素は、風向変更装置の設けられた歯車の噛合部近傍に形成する事ができる。このような配置によって、歯車の歯飛びといった問題が無くなる。
空気調和機本体ケースにルーバを具備する横長の風向変更装置が着脱可能に取り付けられる空気調和機において、前記風向変更装置或は前記空気調和機本体ケースのいずれか一方に、前記風向変更装置の長手方向に進退自在で且つ該長手方向に常時弾性付勢された1以上の可動係止片と、該可動係止片を内部に収容する固定軸が設けられ、他方に前記固定軸を回動自在に係合する第3の係合部が設けられており、前記風向変更装置が更に、ケースと、該ケースに対して摺動自在に設けられたロック部材とを有し、前記ロック部材が前記ケースに対して摺動した結果、前記風向変更装置の前記ケースと、前記空気調和機本体ケースとが前記ロック部材により互いに密着し、且つ重なって挟持された状態で前記風向装置が前記空気調和機本体ケース取り付けられることを特徴とする空気調和機の場合には、上記固定軸によって風向変更装置の一端部が回動自在に支持されるので、支持状態が極めて良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかる風向変更装置の取付装置を示す側断面図。
【図2】 図1に示した装置の要部を示す分解図。
【図3】 他の実施例に係る取付装置を示す側断面図。
【図4】 更に他の実施例を示す側断面図。
【図5】 図4に示した実施例装置の分解図。
【図6】 空気調和機全体を示す図で、(a)は、その斜視図、(b)は、取り外された風向変更装置の斜視図。
【図7】 空気調和機全体の側断面図。
【図8】 図7に示した空気調和機から風向変更装置を取り外した状態を示す側断面図。
【図9】 図8に示した風向変更装置を取り外した状態の空気調和機の正面図。
【図10】 風向変更装置の裏面図。
【図11】 空気調和機の風向変更装置を外した状態を示す正面図。
【図12】 一実施形態に用いることのできるロック部材の使用状態の一例を示す分解斜視図。
【図13】 同ロック部材の取付状態を示す図。
【図14】 同ロック部材の取付状態を示す図。
【図15】 同ロック部材の一実施例構造を示す図。
【図16】 風向変更装置の空気調和機本体への取付状態を示す部分断面図。
【符号の説明】
A 空気調和機
1 ギャラリ
2 空気吹出口
4a 風向変更装置ケース
6 空気調和機本体ケース
7a、7b 第1、第2ヒンジ部
8 熱交換器
9 ファン
10 ピストン収容孔
10c ピストン収容部側端面
11 ピストン
12 嵌合孔
12a ガイド部
13 軸部
14 頭部
15 コイルバネ
17 係合孔
17c 係合端部側端面
18a、18b ヒンジピン
20 ロック部材
21 係合開口
21a、21b 周辺部
22 ベース板
23 取手
24 摺動方向爪部材
24a 先端部
24b 下面
24c 切欠
25 直角方向爪部材
25a 柱状部
26 係合片
26 段部
27a 下段部
28a、28b 歯車
29 段部
29a 下段部

Claims (10)

  1. 空気調和機本体ケースにルーバを具備する横長の風向変更装置が着脱可能に取り付けられる空気調和機において、前記風向変更装置或は前記空気調和機本体ケースのいずれか一方に、前記風向変更装置の長手方向に進退自在で且つ該長手方向に常時弾性付勢された1以上の可動係止片が設けられ、他方に前記可動係止片と前記風向変更装置の長手方向に係合する第1の係合部が設けられており、前記風向変更装置が更に、ケースと、該ケースに対して摺動自在に設けられたロック部材とを有し、前記ロック部材が前記ケースに対して摺動した結果、前記風向変更装置の前記ケースと、前記空気調和機本体ケースとが前記ロック部材により互いに密着し、且つ重なって挟持された状態で前記風向装置が前記空気調和機本体ケース取り付けられることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記風向変更装置或は前記空気調和機本体ケースのいずれか一方に、固定係止片が設けられ、更に他方に、前記固定係止片と前記風向変更装置の長手方向に係合する第2の係合部が設けられてなる請求項1記載の空気調和機。
  3. 風向変更装置の前記可動係止片が設けられた端部から、前記固定係止片の先端までの距離が、該風向変更装置が嵌め込まれる空気調和機本体ケースの取り付け開口の風向変更装置長手方向の幅から前記第2の係合部の長さを差し引いた長さと等しいか、或は若干短く設定されてなる請求項2記載の空気調和機。
  4. 前記空気調和機本体ケースに設けられた係合支持部が、前記風向変更装置の着脱時に該風向変更装置の一部と係合し、該風向変更装置の重量が前記空気調和機本体ケースにより支えられる請求項1、2、或は3に記載の空気調和機。
  5. 前記ロック部材が、複数の方向の爪部材を含んでなる請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和機。
  6. 前記複数方向の爪部材は、一方向の爪部材がケース側に常に係合された状態で、他方向の爪部材が空気調和機本体ケースに形成された係合片に係合する請求項5記載の空気調和機。
  7. 前記爪部材が前記ロック部材の摺動方向の爪部材及び該摺動方向に直角の方向の爪部材を備えてなる請求項6記載の空気調和機。
  8. 前記ロック部材が、更に、摺動端部において空気調和機本体ケースに形成した係合要素と係合する係合突起を備えてなる請求項6或は7記載の空気調和機。
  9. 前記係合要素が、風向変更装置に設けられた歯車の噛合部近傍に形成されてなる請求項8記載の空気調和機。
  10. 空気調和機本体ケースにルーバを具備する横長の風向変更装置が着脱可能に取り付けられる空気調和機において、前記風向変更装置或は前記空気調和機本体ケースのいずれか一方に、前記風向変更装置の長手方向に進退自在で且つ該長手方向に常時弾性付勢された1以上の可動係止片と、該可動係止片を内部に収容する固定軸が設けられ、他方に前記固定軸を回動自在に係合する第3の係合部が設けられており、前記風向変更装置が更に、ケースと、該ケースに対して摺動自在に設けられたロック部材とを有し、前記ロック部材が前記ケースに対して摺動した結果、前記風向変更装置の前記ケースと、前記空気調和機本体ケースとが前記ロック部材により互いに密着し、且つ重なって挟持された状態で前記風向装置が前記空気調和機本体ケース取り付けられることを特徴とする空気調和機。
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