JP3922916B2 - 受皿の方向制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンベア上で搬送される例えばメロン、桃、梨、リンゴ、西瓜等の農産物やその他の食品あるいはビン、缶等が載せられた受皿を、所定方向に揃えることができる受皿の方向制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、農産物の選別包装施設において、表面が比較的柔らかで傷み易い農産物は、いわゆるフリートレイという受皿に載せられて搬送されて、所定の選別仕分け作業が行われている。そして、この受皿を使用した選別施設では、受皿が選別施設内で搬送、整列、分岐、集合等の動作が容易なように、平面視で円形形状に形成された受皿が多く使用されている。
【0003】
ところで、この円形状の受皿を用いた選別作業では、リンゴ、梨等の丸物を選別する場合が多いが、例えばメロンのアンテナの方向を揃えて搬送しアンテナの位置とラベル貼付位置との関係を一定にするための作業を行う場合、あるいは桃の縫合線の向きが自動箱詰めする際にバラバラにならないように縫合線を揃えて搬送する場合、また搬送時には動作が容易な円形状の特徴を生かしつつ透過光計測時には方向性が必要な場合等において、円形状の受皿(例えば特開平11−152110号公報参照)の方向を制御する必要がある。従来、このような円形状の受皿の方向を制御する装置としては、例えば特開平11−152110号公報あるいは特許第3204134号公報に開示されている。
【0004】
先ず、前者(特開平11−152110号公報)に開示の農産物選別用受皿の向き揃え装置は、向き揃え用の平面部を有する平面円形状の受皿と、回転駆動する短尺コロとこの短尺コロよりも高速で回転する長尺コロとが並設されて前記受皿を搬送する搬送手段と、前記受皿の平面部に係合する高さで延設された向き揃え用のガイドレールと、このガイドレールとの間で受皿の搬送通路を形成すると共に受皿をガイドレールに係合しつつ受皿に回転作用を与える回転ベルトとを備えたものである。つまり、この向き揃え装置は、搬送手段に受皿を垂直軸回りに回転させる作用を持たせ、この搬送手段上で搬送される受皿を回転ベルトとガイドレールとによりさらに確実に回転させて、回転中の受皿の平面部をガイドレールに係合して受皿の向きを揃えるようにしたものである。
【0005】
また、後者(特許第3204134号公報)に開示のトレイの搬送方向制御装置は、凹條の底面部を有するトレイに凸條導入部を位置整合してトレイの搬送方向を制御する際に、凸條導入部を中央にしてその一方側に設けられトレイの外周面に面接触する搬送ベルトと、凸條導入部の他方側でこの凸條導入部と凹條とが位置不整合状態で搬入されたトレイを、前記搬送ベルトと連動してトレイを回転させトレイの凹條と凸條導入部とを位置整合させる回転ローラとを設けたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の向き揃え装置においては、受皿の平面部がガイドレールに係合しても、受皿に関しては短尺コロと長尺コロの回転速度の違いによる回転力が依然として加わっているため、回転ベルトの回転力が強く受皿の回転力が加速されている場合、あるいは平面部と該平面部に係合しているガイドレールとの摩擦抵抗が受皿を回転させる回転力よりも劣る場合等には、受皿の平面部がガイドレールを乗り越える虞がある。
【0007】
そして、この乗り越えは、受皿の重量(すなわち農産物の重量)による慣性力に影響され易く、農産物が載せられた受皿の平面部をガイドレールに確実に係合させて各受皿を所定の向きに高精度で揃えることが難しいという問題点を有している。また、この向き揃え装置の場合、受皿がガイドレールを乗り越えた場合に、搬送手段に受皿を回転させる作用が働いた状態でスリップしていることから、搬送手段等の耐久性が劣るという問題点も有している。
【0008】
また、後者の搬送方向制御装置においては、トレイの凹條と凸條導入部とが不整合状態の時には搬送ベルトと回転ローラとによってトレイが回転され、トレイの凹條と凸條導入部との位置整合が図られたトレイは、搬送ベルトと回転ローラに挟持されることなく下方側に落下してその凹條が凸條導入部に遊嵌されると共に下流側に搬送されるように構成されているため、トレイの流れが不規則で断続的となり易い。その結果、この断続的な流れを防止するためにトレイの間隔を狭くして送り込むとトレイのつまりが生じ、このトレイのつまりで後続のトレイが押せ押せ状態となって回転し難くなると共に、逆にトレイの間隔を大きく開けて送り込むと処理能力不足になり易いという問題点を有している。
【0009】
また、この搬送方向制御装置の場合、トレイの凹條と凸條導入部とが位置不整合の際に、トレイが回転ローラと搬送ベルトに突き当たるため、トレイ上の農産物が動いて例えばメロンのアンテナ等の向きが変化する場合があると共に、高速処理化等には不向きであるという問題点も有している。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、受皿上の載置物の重量にはあまり左右されずかつ受皿を停止させることなく、受皿を所定方向に確実かつ高精度に揃えることができると共に、受皿上の載置物の方向を安定維持しかつ高速処理化に対応可能な受皿の方向制御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、底面に2條の平行な凹條を有する平面視円形状の受皿と、該受皿を搬送面上に載せて搬送する搬送手段と、該搬送手段の搬送方向に沿って設けられ前記受皿の側面に当接するガイド手段と、前記搬送手段を挟んで前記ガイド手段の反対側に設けられ搬送手段とは異なる速度で駆動する回転手段とを備え、前記搬送手段は、搬送面の幅方向の両側部に搬送方向に沿ってそれぞれ形成されてその上に載置された前記受皿を搬送する一対の凸條部と、該一対の凸條部間の搬送面に配設され、前記受皿の凹條が該凸條部に遊嵌された際に当該受皿をその上に載置するゴム部材又は織布又は木板あるいは樹脂板からなる回転力抑制手段とを備え、且つ、該回転力抑制手段上に前記受皿が載置された際に前記回転手段の受皿に対する回転力の伝達を遮断する回転力遮断手段を有することを特徴とする。
【0012】
このように構成することにより、搬送手段の搬送面に形成された一対の凸條部上に載せられて搬送される例えば農産物が載置された受皿は、その側面にガイド手段が当接することでガイドされつつ搬送手段の一対の凸條部上で搬送されると共に、この搬送途中において回転手段で回転させられる。この受皿の回転により、受皿の底面に設けた2條の平行な凹條と搬送手段の搬送面に形成された一対の凸條部との位置が整合した時点で、凹條が凸條部に遊嵌されて受皿の方向が所定方向に揃えられる。この時、凹條が凸條部に遊嵌した状態において、受皿が、一対の凸條部間の搬送面に配設されたゴム部材又は織布又は木板あるいは樹脂板からなる回転力抑制手段上に載置されることで、この回転力抑制手段により受皿の回転停止時に作用する慣性力が抑制されて受皿の回転や移動が防止されると共に、回転力遮断手段で回転手段の回転力の受皿への伝達が遮断されて受皿に回転手段の回転力が全く作用しなくなることから、受皿がさらに回転して凹條が凸條部を乗り越えること等がなくなり、受皿の向きが、その重量等に影響されることなく所定向きに確実かつ高精度に揃えられると共に、受皿上の載置物の方向が安定維持される。
【0013】
そして、前記回転力抑制手段は、請求項2に記載の発明のように、その表面に溝又は凹凸形状が形成されていることが好ましい。このように構成することにより、回転力抑制手段上に載置された受皿の底面との間の摩擦力を一層高めることができて、受皿の回転や動きがより一層確実に防止される。
【0014】
また、前記回転力遮断手段は、請求項3に記載の発明のように、前記受皿の凹條と搬送手段の凸條部とが非遊嵌の際に回転手段に当接する当接部材を有し、該当接部材が、受皿の凹條と搬送手段の凸條部とが遊嵌し前記回転力抑制手段上に受皿が載置された際に回転手段に非当接状態となることが好ましい。この場合、当接部材は、請求項4に記載の発明のように、前記受皿の側面に設けられたリング状の凸條で形成されていることが好ましい。
【0015】
このように構成することにより、受皿の凹條と搬送手段の凸條部とが遊嵌し回転力抑制手段上に受皿が載置された際に、回転力遮断手段の当接部材が回転手段に非当接状態となることで受皿への回転手段の回転力の伝達が遮断されることから、遊嵌状態の受皿に回転力が確実に作用しなくなり、向きが揃えられた受皿が所定位置に正確に維持される。また、当接部材を受皿の側面に設けたリング状の凸條で形成することにより、回転力遮断手段の構成の簡略化が図れると共に、当接状態と非当接状態間における切換え動作等が確実に行える。
【0016】
また、請求項5に記載の発明は、底面に凹條を有する平面視円形状の受皿と、該受皿を搬送面上に載せて搬送する搬送手段と、該搬送手段の搬送方向に沿って設けられ前記受皿の側面に当接するガイド手段と、前記搬送手段を挟んで前記ガイド手段の反対側に設けられ搬送手段とは異なる速度で駆動する回転手段とを備え、前記搬送手段は、前記受皿の凹條に遊嵌する凸條部を搬送方向に有する第1の搬送手段と、前記凹條が凸條部に遊嵌された受皿を載置する第2の搬送手段とを並べて設け、前記第1の搬送手段を前記回転手段と異なる速度に設定し、前記第2の搬送手段を前記回転手段と同期した速度に設定したことを特徴とする。
【0017】
このように構成することにより、第1の搬送手段の凸條部上に載せられて搬送される例えば農産物が載置された受皿は、その側面にガイド手段が当接することでガイドされつつ第1の搬送手段で搬送されると共に、この搬送途中において第1の搬送手段と速度が異なる回転手段により回転させられる。この受皿の回転により、受皿の底面に設けた凹條と第1の搬送手段の凸條部との位置が整合した時点で、凹條が凸條部に遊嵌されて受皿の方向が所定方向に揃えられる。この時、凹條が凸條部に遊嵌した状態において、受皿が第2の搬送手段に支持され、回転手段と速度が同期した第2の搬送手段によりその回転が抑制された状態で下流側に搬送される。これにより、受皿が遊嵌状態からさらに回転して凹條が凸條部を乗り越えること等がなくなり、受皿の向きが、その重量等に影響されることなく所定向きに確実かつ高精度に揃えられる。
【0018】
そしてこの場合、請求項6に記載の発明のように、前記凹條と凸條部がそれぞれ2列設けられていることが好ましい。このように構成することにより、受皿の向きが所定状態の時に遊嵌する凹條と凸條部が各2列設けられていることから、確実な遊嵌状態が得られて、所定向きに揃えられた受皿が安定維持される。
【0019】
また、前記ガイド手段は、請求項7に記載の発明のように、前記搬送手段の搬送方向に沿って設けられた複数のガイド部材を有し、該ガイド部材を前記受皿の側面に当接する方向に移動可能に設けることが好ましい。このように構成することにより、複数のガイド部材が受皿の側面に当接する方向に移動可能に設けられることから、搬送手段で搬送される受皿をその搬送方向に沿って確実にガイドでき、受皿の回転動作が一層スムーズかつ確実に行える。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明に係わる受皿の方向制御装置の第1の実施の形態を示し、図1がその平面図、図2が図1のA−A線断面図、図3が図1のB−B線断面図、図4が搬送手段の要部の斜視図、図5が動作説明図である。
【0021】
図1〜図4において、方向制御装置1は、機枠2に移動可能に配置された搬送手段3と、この搬送手段3の幅方向の例えば右側に配置されたガイド手段4と、このガイド手段4に対向する状態で搬送手段3の幅方向の例えば左側に配置された回転手段5を有している。
【0022】
前記搬送手段3は、幅方向の両端部に駆動用のチェーン6がそれぞれ設けられ、この左右のチェーン6間に多数のスラット7の両端部が搬送方向イに沿って略密着状態で固定されており、このスラット7の表面で搬送面3aが形成されている。そして、この搬送手段3の搬送面3aには、その幅方向の両側に上方(外側)に所定幅で所定高さ突出した凸條部8が搬送方向イに沿ってそれぞれ形成されると共に、この一対の凸條部8間の搬送面3a上には、回転力抑制手段としてのブレーキゴム9が例えば貼着されることにより配設されている。
【0023】
このブレーキゴム9は、後述する受皿10の底面10aに設けられた平面部11と接触することで所定の摩擦力が得られて、受皿10の回転等を抑制するようになっている。また、このブレーキゴム9の表面には、図2に示すように多数の溝9aが例えば格子状に形成されることにより、摩擦力がより高められるように形成されている。なお、回転力抑制手段は、このブレーキゴム9に限定されず、受皿10の底面10aの材質や構造に応じて、織布や木板あるいは樹脂板等を使用することもでき、その表面の前記溝や凹凸形状等で所定の摩擦力が得られるように形成されていることが好ましい。
【0024】
そして、この搬送手段3は、前記チェーン6が図示しない駆動モータ等によって駆動されることにより、各スラット7が図1の矢印イ方向(搬送方向)に移動して、スラット7の凸條部8上に載置された非遊嵌状態の受皿10を下流側に搬送すると共に、受皿10の底面10aに設けた凹條12に凸條部8が遊嵌した際に、ブレーキゴム9上に受皿10の底面10aの平面部11が載置されて搬送手段3で下流側に搬送されるように構成されている。
【0025】
前記ガイド手段4は、搬送手段3の搬送方向イに沿って設けられて受皿10の搬送方向の長さよりも短い長さのガイド部材13を複数(図では6個)有し、各ガイド部材13は、支持杆14を介して機枠2上に固定された支持フレーム15に支持されている。このガイド部材13の搬送方向の長さを受皿10の長さよりも短くした理由は、受皿10が連続して搬入された際に、当該受皿10がその前後の受皿10の動きに干渉されないようにするためである。そして、支持杆14は、その一端がガイド部材13の反ガイド面に固定され、他端に設けた鍔部が支持フレーム15の外面に当接すると共に、ガイド部材13の反ガイド面と支持フレーム15間の支持杆14にバネ16が介装されることにより、ガイド部材13がバネ16の付勢力に抗して図3の矢印ロ方向に移動可能に設けられている。
【0026】
なお、複数のガイド部材13の各ガイド面13aは、搬送方向イに沿って略面一状態に設定されると共に、各ガイド部材13のガイド面13aの上流側の端部は斜めにカットされて、受皿10との接触開始がスムーズとなるよう形成されている。このガイド部材13の数も適宜に増減できるし、その構成も例えば1つのガイド部材で構成する等、適宜の構成を採用することができる。また、ガイド手段として、図示はしないが前記回転手段5と異なる速度で駆動するガイドコンベアを採用することもできる。
【0027】
前記回転手段5は、機枠2上に回転可能に配置された回転ベルト17を有し、この回転ベルト17は、支持フレーム18を介して配置された駆動モータ19の図1に示す駆動プーリ20と従動プーリ21、22間に巻回されている。そして、駆動モータ19の駆動で駆動プーリ20が所定方向に回転することにより、従動プーリ21、22を介して回転ベルト17が矢印ハ方向に回転するように構成されている。この回転ベルト17の速度v1は、前記搬送手段3の搬送速度v2と異なる例えばv1=2×v2に設定されることにより、受皿10の搬送途中において当該受皿10に回転力を付与するようになっている。
【0028】
なお、回転ベルト17と前記各ガイド部材13の図3に示すストロークエンドにおけるガイド面13aとの間隔寸法は、受皿10の直径(Oリング24が装着されていない側面の直径)より僅かに大きく設定されると共に、Oリング24が装着された先端部24aの直径より僅かに小さくかつ搬送方向イに沿って略同一間隔に設定されている。また、図2及び図3に示す回転ベルト17の幅と前記ガイド部材13のガイド面13aの幅は、略同一になるように設定されている。この回転手段5の回転ベルト17が受皿10の側面10bのOリング24の先端部24aに当接することによって、搬送手段3上の受皿10が搬送されつつ図1の矢印ニ方向に回転させられることになる。
【0029】
ここで、方向制御装置1に使用される前記受皿10について説明する。受皿10は、図2、図3及び図5に示すように、例えば不透明な剛性材料(合成樹脂等)によって平面視円形状で短筒状に形成され、上面側が開口することによって例えば円錐面からなる載置面10c(図5参照)が形成されている。また、受皿10の底面10aには、所定幅(前記凸條部8の幅より大きい幅)で所定深さの2条の平行な凹條12が形成され、この凹條12は、図5に示すように、受皿10の中心線に対する寸法L1、L2が異なるように設定されることで、受皿10の前後方向の位置決めについても確実に揃えられるようになっている。
【0030】
さらに、受皿10の側面10bの下部側には、前記ガイド部材13と回転ベルト17が当接する当接部材としてのOリング24が、側面10bの円周方向全域に亘ってリング状に配設されている。このOリング24は、その一部が側面10bに設けられたリング状の溝25に嵌入することにより、その先端部24aが側面10bの外側に所定寸法突出する状態で配設されている。
【0031】
なお、このOリング24は、その幅や回転ベルト17との位置関係によって本発明の回転力遮断手段を形成し、受皿の10の底面10aの凹條12が搬送手段3の凸條部8に遊嵌した際に、その先端部24aが、ガイド部材13のガイド面13aから外れて下方に位置すると共に回転ベルト17からも外れてその下方に位置するように設定されている。
【0032】
ここで、この方向制御装置1の動作について説明する。先ず、搬送手段3の始端側に連結された図示しない計測用等の搬送コンベア上の受皿10は、その向きすなわち底面10aの凹條12の向きがランダムな状態で搬送手段3の始端部に供給される。この搬送手段3上に供給された受皿10は、図1のa位置において凹條12の位置と搬送手段3の凸條部8の位置とが一致(整合)していないことから、図2に示すように、底面10aの平面部11が搬送手段3のスラット7の凸條部8上に載置された状態(凹條12と凸條部8とが非遊嵌状態)となっており、この状態でスラット7の移動で搬送方向イに搬送される。
【0033】
そして、この搬送時に、受皿10の側面10bのOリング24が、最上流側のガイド部材13のガイド面13aに当接すると共に回転ベルト17にも当接し、この回転ベルト17への当接により、回転ベルト17の速度v1がスラット7の搬送速度v2の例えば2倍に設定されていることから、回転ベルト17の回転力が受皿10の側面10bに伝達されて当該受皿10が矢印ニ方向に回転する。
【0034】
この搬送動作と回転動作が各ガイド部材13と回転ベルト17間で行われることで、受皿10が図1のa位置からb位置、さらにc位置、d位置と搬送され、この搬送動作に連動して受皿10が回転して、底面10aの凹條12の向きが除々にスラット7の凸條部8の向きに近づき、例えばd位置において、凹條12と凸條部8の位置が上下方向で一致する。
【0035】
このd位置で受皿10の凹條12とスラット7の凸條部8の位置が一致すると、図3に示すように、受皿10が下方に下がって底面10aの平面部11が前記ブレーキゴム9上に載置される。この時、凹條12と凸條部8とはその幅等の寸法設定により、所定の遊びを持った嵌合状態、すなわち遊嵌状態となって、凸條部8の少なくとも先端部が凹條12内に位置することで回転方向ニの回転が規制された状態となっている。これにより、その向きがランダムで供給される受皿10が、底面10aの凹條12が搬送方向イに指向する所定向きに揃えられ、この向きは、前記ブレーキゴム9とOリング24によって次のようにして安定維持される。
【0036】
すなわち、凹條12と凸條部8の遊嵌で受皿10の平面部11が、溝9aにより摩擦力の高いブレーキゴム9上に載置されることから、受皿10の回転停止時に作用する慣性力をこのブレーキゴム9で抑制することができ、受皿10の遊嵌状態からのさらなる回転や移動が防止される。また同時に、Oリング24の先端部24aが回転ベルト17から外れて下方に位置することから、回転ベルト17の回転力の受皿10への伝達が確実に遮断されて、受皿10に回転力が全く作用しなくなる。これにより、凹條12が凸條部8に遊嵌した状態での回転力や慣性力等で受皿10がさらに回転して、凹條12が凸條部8を乗り越えることがなくなり、受皿10がブレーキゴム9上に安定支持されることになる。
【0037】
このように、上記実施の形態の方向制御装置1にあっては、受皿10の底面10aに凹條12を設け搬送手段3のスラット7に凸條部8を設けると共に、搬送手段3の搬送速度v2と異なる速度v1の回転ベルト17と受皿10をガイドするガイド部材13を設けているため、ガイド部材13でガイドされつつ搬送される受皿10を回転ベルト17の回転力で回転させて、凹條12と凸條部8とを遊嵌させることができて、受皿10の方向を所定方向に揃えることができる。
【0038】
特に、遊嵌状態において、スラット7上に受皿10の平面部11と当接して溝9a等で高い摩擦力が得られるブレーキゴム9を配設しているため、このブレーキゴム9で受皿10の回転停止時に作用する慣性力を効果的に抑えることができて、慣性力による受皿10のさらなる回転や移動が防止されると共に、Oリング24が回転ベルト17から外れるため、回転ベルト17の回転力の受皿10への伝達が完全に遮断されて、受皿10のさらなる回転が確実に防止される。
【0039】
また、ガイド手段4のガイド部材13を搬送方向イに複数個設けると共に、そのガイド面13aがバネ16で移動可能に設けられているため、連続的に搬送される受皿10を個々がそれぞれ干渉することなくスムーズにガイドすることができて、当該受皿10の回転動作と前記凹條12と凸條部8との遊嵌動作を確実に行うことができると共に、回転時の受皿10に加わる衝撃をほとんどなくすことができて、受皿10上の例えばメロンM等が動くのを確実に防止できる。さらに、受皿10の一対の凹條12が中心線に対して偏心した位置に設けられているため、受皿10の前後方向の位置決めについても確実に揃えることができる。
【0040】
これらにより、その向きがランダムな状態で搬送されてくる受皿10を所定の向きに確実に揃えることができると共に、連続して搬送されてくる各受皿10を所定方向に高精度に揃えて後工程に送り出すことができ、例えば図5のように方向制御された受皿10上に、メロンMのアンテナSの向きを揃えて供給し、この供給後の次工程への搬送途中において受皿10の向きをフリー状態としても、方向制御装置1で受皿10の向きを方向制御することで、先に供給作業した状態(方向)に再び揃えることができ、次工程のラベル貼付作業時に、アンナナSを有するメロンMに対してラベルRの位置を一定方向に揃えることができて、例えばラベル貼り付け作業の自動化を図ること等が可能になる。
【0041】
また、方向制御が確実かつ高精度に行われることで、搬送手段3や回転ベルト17の速度をアップした高速化が容易に図れて、処理能力を一層向上させることができると共に、回転力抑制手段がスラット7の表面にブレーキゴム9を貼着することで形成されたり、回転力遮断手段がOリング24を受皿10の側面10bの所定位置に設けることで対応できるため、これらの各手段の構成を簡略化することができて、処理能力の向上と併せ、結果として安価な方向制御装置1を得ることが可能になる。
【0042】
また、受皿10の凹條12とスラット7の凸條部8が遊嵌状態の時に、回転ベルト17が受皿10のOリング24から完全に外れた状態になると共に、受皿10の平面部11とスラット7のブレーキゴム9間等にスリップ状態が生じることがなくなり、受皿10や回転ベルト17あるいはブレーキゴム9等の劣化を抑えることができて、長期に亘り安定して使用可能な方向制御装置1が得られる。
【0043】
図6及び図7は、本発明に係わる方向制御装置の第2の実施の形態とその変形例を示す図3と同様の断面図である。なお、上記実施の形態と同一部位には、同一符号を付して説明する。この実施の形態の特徴は、前記搬送手段3として、第1の搬送手段26と第2の搬送手段27を設け、受皿10の凹條12と第1の搬送手段26の凸條部8が非遊嵌状態の時には第1の搬送手段26で受皿10を搬送し、凹條12と凸條部8が遊嵌状態の時には、第2の搬送手段27で受皿10を搬送するようにした点にある。
【0044】
すなわち、それぞれ凸條部8を有する左右一対の第1の搬送手段26と、該凸條部8間にブレーキゴム9を有する第2の搬送手段27とを並設して設け、第2の搬送手段27の搬送速度v4と前記回転ベルト17の速度v1を一致させると共に、この第2の搬送手段27の搬送速度v4と第1の搬送手段26の搬送速度v3とを、v4=2×v3に設定する。また、受皿10の側面10bには、前記Oリング24を配設する。
【0045】
この実施の形態においても、受皿10が非遊嵌状態で、その底面10aの平面部11が第1の搬送手段26上に載置されている場合は、第1の搬送手段26と回転ベルト17の速度差によって受皿10が搬送途中に回転し、また、遊嵌状態で、受皿10の平面部11が第2の搬送手段27上に載置された場合は、第2の搬送手段27と回転ベルト17とに速度差がないことから、受皿10は回転することなく第2の搬送手段27で搬送され、上記実施の形態と略同様の作用効果を得ることができる。この場合、Oリング24が使用されていることから、遊嵌状態の際に受皿10の側面10bが回転ベルト17から外れ、上記実施の形態と同様に受皿10がより確実に方向制御されることになる。
【0046】
図7は、図6の実施の形態の変形例を示すもので、受皿10の凹條12と第1の搬送手段26の凸條部8とが遊嵌状態の際に、受皿10の側面10bが回転ベルト17から外れないように構成したものである。この変形例の場合は、遊嵌状態の際でも回転ベルト17の回転力が受皿10の側面10bに作用することになるが、第2の搬送手段27のブレーキゴム9や凹條12と凸條部8の遊嵌状態によって、従来に示す装置に比較して方向制御の確実性を高めること等ができる。
【0048】
また、本発明の方向制御装置1は、上記した各実施の形態のそれぞれに限定されるものではなく、各実施の形態の全部もしくは一部を採用して組み合わせることもできるし、上記各実施の形態における、回転力抑制手段や回転力遮断手段の構成、搬送手段3や回転手段5の構成等も一例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、搬送手段の搬送面に形成された一対の凸條部上に載せられて搬送される例えば農産物が載置された受皿がガイド手段でガイドされつつ搬送手段の一対の凸條部上で搬送され、この搬送途中において回転手段で受皿が回転させられて、受皿底面の2條の平行な凹條と搬送手段の搬送面に形成された一対の凸條部とが遊嵌して受皿の方向が所定方向に揃えられると共に、この遊嵌状態において、受皿が、一対の凸條部間の搬送面に配設されたゴム部材又は織布又は木板あるいは樹脂板からなる回転力抑制手段上に載置されることで、この回転力抑制手段により受皿の回転停止時に作用する慣性力が抑制されて受皿の回転や移動が防止されると共に、回転力遮断手段で回転手段の回転力の受皿への伝達が遮断されて受皿に回転手段の回転力が全く作用しなくなることから、所定の向きに揃えられた受皿がさらに回転して凹條が凸條部を乗り越えること等がなくなり、受皿の向きを、受皿上の載置物の重量等に影響されることなく所定の向きに確実かつ高精度に揃えることができると共に、受皿上の載置物の方向を安定維持することができ、且つ、受皿を搬送手段の一対の凸條部上で搬送し、受皿の凹條と搬送手段の凸條部とが遊嵌した状態においては、受皿を回転力抑制手段上で搬送するので、受皿の搬送を停止させることなく受皿を所定方向に揃えることができて、高速処理化に対応できる。
【0051】
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、回転力抑制手段はその表面に溝又は凹凸形状が形成されているため、回転力抑制手段の表面の摩擦力を一層高めることができて、向きが揃えられた受皿の回転や移動等をより一層確実に防止することができる。
【0052】
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、受皿の凹條と搬送手段の凸條部とが遊嵌し回転力抑制手段上に受皿が載置された際に、回転力遮断手段の当接部材が回転手段に非当接状態となることで受皿への回転手段の回転力の伝達が遮断されるため、遊嵌状態の受皿に回転力が確実に作用しなくなり、向きが揃えられた受皿を所定位置に正確に維持することができる。
【0053】
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果に加え、当接部材が受皿の側面に設けられたリング状の凸條で形成されているため、回転力遮断手段の構成の簡略化が図れると共に、当接状態と非当接状態間における切換え動作等を確実に行うことができて、遊嵌状態の受皿への回転力の伝達を一層確実に防止することができる。
【0054】
また、請求項5に記載の発明によれば、受皿がガイド手段でガイドされつつ第1の搬送手段で搬送され、この搬送途中において回転手段で回転させられて、受皿底面の凹條と搬送手段の搬送面の凸條部とが遊嵌して第2の搬送手段で搬送されるため、所定の向きに揃えられた受皿がさらに回転して凹條が凸條部を乗り越えること等がなくなり、受皿の向きを、その重量等に影響されることなく所定向きに確実かつ高精度に揃えることができる。
【0055】
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明の効果に加え、凹條と凸條部がそれぞれ2列設けられているため、凹條と凸條部とに確実な遊嵌状態が得られて、向きが揃えられた受皿を安定維持することができる。
【0056】
また、請求項7に記載の発明によれば、請求項1ないし6に記載の発明の効果に加え、ガイド手段を構成する複数のガイド部材が受皿の側面に当接する方向に移動可能に設けられるため、搬送手段で搬送される受皿をその搬送方向に沿って確実にガイドすることができて、受皿の回転動作を一層スムーズかつ確実に行うことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる受皿の方向制御装置の第1の実施の形態を示す平面図
【図2】同図1のA−A線断面図
【図3】同図1のB−B線断面図
【図4】同搬送手段の要部の斜視図
【図5】同動作説明図
【図6】本発明に係わる方向制御装置の第2の実施の形態を示す図3と同様の断面図
【図7】同その変形例を示す断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・方向制御装置
3・・・・・・・・搬送手段
3a・・・・・・・搬送面
4・・・・・・・・ガイド手段
5・・・・・・・・回転手段
7・・・・・・・・スラット
8・・・・・・・・凸條部
9・・・・・・・・ブレーキゴム
9a・・・・・・・溝
10・・・・・・・受皿
10a・・・・・・底面
10b・・・・・・側面
11・・・・・・・平面部
12・・・・・・・凹條
13・・・・・・・ガイド部材
13a・・・・・・ガイド面
16・・・・・・・バネ
17・・・・・・・回転ベルト
19・・・・・・・駆動モータ
24・・・・・・・Oリング
26・・・・・・・第1の搬送手段
27・・・・・・・第2の搬送手段
Claims (7)
- 底面に2條の平行な凹條を有する平面視円形状の受皿と、該受皿を搬送面上に載せて搬送する搬送手段と、該搬送手段の搬送方向に沿って設けられ前記受皿の側面に当接するガイド手段と、前記搬送手段を挟んで前記ガイド手段の反対側に設けられ搬送手段とは異なる速度で駆動する回転手段とを備え、
前記搬送手段は、搬送面の幅方向の両側部に搬送方向に沿ってそれぞれ形成されてその上に載置された前記受皿を搬送する一対の凸條部と、該一対の凸條部間の搬送面に配設され、前記受皿の凹條が該凸條部に遊嵌された際に当該受皿をその上に載置するゴム部材又は織布又は木板あるいは樹脂板からなる回転力抑制手段とを備え、且つ、該回転力抑制手段上に前記受皿が載置された際に前記回転手段の受皿に対する回転力の伝達を遮断する回転力遮断手段を有することを特徴とする受皿の方向制御装置。 - 前記回転力抑制手段は、その表面に溝又は凹凸形状が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の受皿の方向制御装置。
- 前記回転力遮断手段は、前記受皿の凹條と搬送手段の凸條部とが非遊嵌の際に回転手段に当接する当接部材を有し、該当接部材が、受皿の凹條と搬送手段の凸條部とが遊嵌し前記回転力抑制手段上に受皿が載置された際に回転手段に非当接状態となることを特徴とする請求項1又は2に記載の受皿の方向制御装置。
- 前記当接部材は、前記受皿の側面に設けられたリング状の凸條で形成されていることを特徴とする請求項3に記載の受皿の方向制御装置。
- 底面に凹條を有する平面視円形状の受皿と、該受皿を搬送面上に載せて搬送する搬送手段と、該搬送手段の搬送方向に沿って設けられ前記受皿の側面に当接するガイド手段と、前記搬送手段を挟んで前記ガイド手段の反対側に設けられ搬送手段とは異なる速度で駆動する回転手段とを備え、
前記搬送手段は、前記受皿の凹條に遊嵌する凸條部を搬送方向に有する第1の搬送手段と、前記凹條が凸條部に遊嵌された受皿を載置する第2の搬送手段とを並べて設け、前記第1の搬送手段を前記回転手段と異なる速度に設定し、前記第2の搬送手段を前記回転手段と同期した速度に設定したことを特徴とする受皿の方向制御装置。 - 前記凹條と凸條部がそれぞれ2列設けられていることを特徴とする請求項5に記載の受皿の方向制御装置。
- 前記ガイド手段は、前記搬送手段の搬送方向に沿って設けられた複数のガイド部材を有し、該ガイド部材を前記受皿の側面に当接する方向に移動可能に設けたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の受皿の方向制御装置。
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