JP3922377B2 - 薬品の輸送方法 - Google Patents

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本発明は、薬品の輸送方法に関し、さらに詳細には、溶媒により溶解されて使用される粉体状の薬品をタンクローリーにより納入業者の危険物保管倉庫からユーザーの薬品受入れ所に安全かつ効率的に輸送し、溶解して溶液として納入する薬品の輸送方法に輸送方法に関する。
上述したような溶媒により溶解されて使用される粉体状の薬品の一例として、製紙工場やパルプ工場において、パルプを漂白するために酸化漂白剤として使用される塩素酸ソーダ(塩素酸ナトリウム)があげられる。
従来、この塩素酸ソーダ(以下、「薬品」という)を製紙工場あるいはパルプ工場(以下、「ユーザーU」という)に輸送する方法として、例えば図12にその作業手順(フロー)を模式的に示すように、箱や袋等の容器1に収納されて輸送業者あるいは納入業者(以下、「納入業者A」という)の危険物保管倉庫2に保管された薬品MをユーザーUが要求する数量だけ納入業者Aが輸送用トラック3に積載し、ユーザーUの薬品受入れ所まで輸送して納入するのが一般的であった。
このようにして受け入れられた薬品Mは、通常、ユーザーUの危険物保管倉庫4に保管され、使用される場合には、先ず、固定溶解従業員によって危険物保管倉庫4から容器1が取り出され、溶解タンク5に粉体状のまま投入され、温水供給装置6から注入される温水と共に撹拌機7によって撹拌、溶解され、所定濃度に調製された溶液は送液ポンプ8によって保温装置である貯蔵タンク9に送られ、そして漂白に供せられるまでの間貯蔵される。
しかしながら、周知のように、この薬品M(塩素酸ソーダ)は極めて強力な酸化性物質で、高温では不安定となり、可燃物と接触すると発火や爆発を起こし易く、また有害物質を発生し易い等の危険薬品であることから、上述したような従来の輸送方法によるときは、ユーザーU側において薬品Mの保管や取り扱いに関する所定の認可を受ける必要があり、このため保管や溶解等の設備の構造や設置場所に対して、また、これらに関与する者に対しては基準に定められた制約があった。さらにまた、ユーザーU側で溶解等の作業をするため、少なくともこのための固定作業員が必要となる等の理由により、ユーザーU側にとっては決して望ましいものではなかった。
そこで、従来、図13に示すように、溶解タンク5、温水供給装置6、撹拌機7、送液ポンプ8等の薬品溶解設備を納入業者A側で保有し、薬品MのユーザーUへの納入に際しは、納入業者Aが危険物保管倉庫2から所定数量の薬品Mの容器1を取り出し、前記薬品溶解設備において所定濃度の薬品溶液を調製し、この薬品溶液をタンクローリー10に詰め替えてユーザーUに納入するようにした輸送方法が一般に知られている。
しかしながら、このような薬品Mの輸送方法によるときは、納入業者Aにとっては、温水により溶解されて体積が増大した薬品溶液を容量及び重量の面で制約のあるタンクローリー10によって輸送するため、薬品のみを輸送する場合に較べ、薬品の単位当りの輸送効率が低下すると共に、輸送中に水溶液の温度が低下した(例えば10°C低下となった)場合には水溶液が過飽和の状態となって結晶が析出する恐れがあった。従って、本薬品をとくに寒冷地区に納入する場合には輸送時間を長く取ることができず、このため輸送可能地域の範囲が制限されるという問題が多々あった。
これに対し、受入れ側のユーザーUにとっては、薬品Mの保管や溶解等の設備、並びにこのための固定作業員が不要となるメリットはあるが薬品Mの納入単価が高くなるという問題があった。
本発明は、上述したような実情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、ユーザー側における薬品の保管や溶解等の設備、及び、このための固定作業員を不要とすることによりユーザー側の設備費及び人件費の削減を図ると共に、薬品納入業者側における薬品の単位当りの輸送効率の向上と納入可能地域の拡大化を図った、薬品の安全かつ効率的な輸送方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、溶媒により溶解されて使用される粉体状の薬品をタンクローリーにより輸送し、溶解して溶液としてユーザーに納入する薬品の輸送方法であって、所定重量毎に袋体に収納した前記薬品を前記タンクローリーのタンク内に詰め替えるまでの間、該タンクに設けた投入口にホッパーを取付けて前記袋体を該ホッパー内に投入すると共に、該ホッパー内に装備した切開刃により前記袋体を開封して該タンク内に前記薬品を粉体状のまま貯留し、前記タンクローリーにより前記薬品を前記ユーザー側の薬品受入れ所に輸送し、該薬品受入れ所に装備された溶媒供給配管を前記タンク内に延設した第1循環パイプ及び前記タンクの下方の廃液口に接続した第2循環パイプの各給液口に夫々接続し、前記溶媒供給配管から供給される溶媒を先ず前記第2循環パイプを介して前記タンク内に供給して前記タンク底部に貯留する前記薬品を溶解し、次に前記第1循環パイプを介して更に溶媒を前記タンク内に供給した後、前記タンク内に装備した撹拌機を駆動して前記薬品を撹拌、溶解し、溶解した薬品溶液を前記薬品受入れ所に装備された循環ポンプにより前記第1循環パイプ、前記第2循環パイプ、及び前記溶媒供給配管とで循環させた後、濃度測定器により濃度を測定し、所望濃度に調製した前記薬品溶液を前記第2循環パイプを介して前記ユーザー側の貯蔵タンクに供給することを特徴とする薬品の輸送方法を提供することによって達成される。
また、本発明の上記目的は、前記粉体状の薬品は塩素酸ソーダであり、前記溶媒は温水であることを特徴とする薬品の輸送方法を提供することによって、より効果的に達成される。
以上のとおり、本発明は、納入業者により薬品を粉体状のまま輸送用のタンクローリーによりユーザーの受入れ所まで輸送し、ユーザーより供給される溶媒により薬品をこのタンクローリー内で攪拌、溶解して所望の溶液を調製しユーザーに納入する方法であるので、本発明によれば、ユーザー側にとっては、薬品の保管(在庫管理)や溶解等のための設備等が一切不要(従って、危険物保管等の認可取得が不要)となり、また保管や溶解等のための固定要員が不要となり、ユーザー側の経費を大幅に削減することができる。
一方、納入業者側にとっては、薬品を粉状体のまま輸送するため、溶液状態で輸送する前記従来の薬品の輸送方法に較べ、薬品の単位輸送効率を大幅(従来の2倍以上)にアップすることができ(結果的にはユーザーのコスト削減に貢献することができ)、また、輸送から溶解に至るまでの一連の作業を少数の作業員によって行なうことができるので、納入可能地域の拡大と輸送効率の向上に加え、輸送費の大幅な削減を図ることができる。
さらにまた、タンクローリーの薬品投入部に粉塵の飛散防止機能を持たせること、粉塵吸入機能を持たせること、そしてタンクの内外面に付着ないし残留する薬品を洗浄して回収し再利用するというクローズド方法を採用すること等により、薬品の外部への流出防止手段が講じられているので、一層安全性が高く、そして環境に優しい薬品の輸送方法を提供することができる。
以下、本発明の内容を、上記同様に、薬品が塩素酸ソーダである場合を例に挙げ、その好ましい実施形態に基づき詳述する。なお、本発明は必ずしも以下の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲において、その構成を種々なものに変更し得るものであることはいうまでもない。
図1は、本発明の一実施形態である薬品の輸送方法(以下、「本輸送方法」という)の概要を示すもので、上述した従来の輸送方法に準じて薬品が一時貯蔵されるまでのステップをフロー図で示したものである。なお、本輸送方法の内容を説明するに際し、上述した従来の輸送方法と共通する構成要素には同一の符号を付して説明する。
本輸送方法は、溶媒により溶解されて使用される粉体状の薬品Mを後述するように攪拌・溶解し、所定濃度の溶液とする手段を具備したタンクローリー100により輸送してユーザーUに納入する薬品の輸送方法であって、本輸送方法は、薬品Mを所定重量毎に柔軟で強度を有する布製の袋体(いわゆる国際基準で定められたフレコンバック)1Fに収納して保管倉庫2に保管するステップS1と、ユーザーUへの納入に際して、薬品Mを収納した袋体1FをユーザーUが必要とする個数分だけタンクローリー100の供給口より袋体1Fの下部を切開し薬品Mを投入してタンクローリー100内に粉体のまま貯留するステップS2と、タンクローリー100をユーザーUの薬品受入れ所まで移動させるステップS3と、ユーザーUの薬品受入れ所にてユーザーUより供給される温水及び蒸気をタンクローリー100内に供給して薬品Mを攪拌、溶解するステップS4と、溶解された薬品溶液をユーザーUの貯蔵タンク9に供給するステップS5とから成っている。
タンクローリー100は、図2に側面図で示すように、トレーラー110とタンク120から成っている。
図3はタンク120の構造を示すもので、(A)はその側断面図を、(B)はその平面図を、(C)は(A)のX−X断面図を示している。
タンク120は長さが6メートル程度、直径が2.2メートル程度の円筒状の周壁121によって形成されたISO規格のBV認定品で、その上部には薬品Mをタンク120内部に投入するための2つの投入口122と、投入された薬品Mを撹拌するための撹拌装置123と、排気ダクト124dを取り付けるためのダクト取付け口124が設けられている。なお、道路交通法規制によりタンクローリー100の車高は3.8メートル以内とされているため、撹拌装置123は薬品MがユーザーUの薬品受入れ所に輸送されるまでの間、後述するようにタンク120内に収納されるようになっている。
周壁121の内部の上方と下方には、夫々2本の循環パイプ125が水平方向に並設されている。この循環パイプ125の側壁には温水及び水蒸気を噴出するためのノズル125nが等間隔に複数個透設されており、後述するように、薬品Mはこの温水及び水蒸気によって溶解される。
図4に示すように、周壁121の外面の側部には洗浄水を回収するための回収溝126aが周壁121を取り囲むようにして設けられ、また、この回収溝126aには回収溝126bが接続されている。後述するように、タンク120は洗浄水によって矢印Y1で示すように洗浄され、洗浄に供した洗浄水は回収溝126a、126bを介して矢印Y2のように流れて下水道に排水される。
なお、図示するように、前記排気ダクト124dは吸塵フィルター124fを介して外部排気用ブロアー124bに接続されており、薬品Mのタンク120内への投下時に発生する薬品Mの粉塵を図示しない外部の容器内に集積するようになっている。なお、本実施形態では、この吸塵フィルター124f及び外部排気用ブロアー124bに接続された排気ダクト124dはタンクローリー100に予め備えられており、外部排気用ブロアー124bはタンクローリー100の図示しないシャーシーに搭載された自家発電機(ブロアーモーター用電源及び内蔵攪拌機用電源)に接続されて作動されるようになっているが、これらの設備をユーザーU側で保有するようにした方法であってもよい。
また、周壁121の下端部にはタンク120内に残留する水溶液を取り出すための廃液口127が設けられている。
以上のとおり、本タンクローリー100は、少なくとも、薬品Mの攪拌、溶解手段と飛散防止手段を具備したタンク120をトレーラー110に有して成るもので、薬品Mの輸送と溶解の両機能を兼ね備えている点に特徴を有している。
次に、以上のとおり構成された本タンクローリー100により、薬品MがユーザーUに輸送され、所望の薬品水溶液に調整され、そしてタンク9に貯蔵されるまでを、各ステップに設けられている設備と共に順次説明する。
ステップS1では、薬品メーカーより納入される薬品Mを納入業者Aの危険物保管倉庫2に貯留される。
薬品Mは、通常、粉状体のまま1トン単位に上述した素材から成る袋体1Fの内部に収納され、所定の安全管理基準に沿って保管される。
ステップS2では、袋体1Fに収納された薬品Mが本タンクローリー100のタンク120内に詰め替えられる。
この詰め替えに際し、タンクローリー100は運転者により白線誘導線に沿って危険物保管倉庫2の詰め替え室にバックで入れられ、車止めにて所定の位置に停車される。なお、この運転者は、危険物薬品Mの取り扱い資格を有する者が担当することが望ましい。
詰め替え所では、事前作業としてタンクローリー100が走行中にタンク120の表面に付着した、ゴミ、粉塵、泥等が、図4に基づき上述したように洗浄され、洗い落とされた水は回収溝126a、126bを介して下水道に排水される。
この後、排気ダクト124dがダクト取付け口124に取り付けられ、図示しないダクト作動スイッチのオンにより外部排気ブロアー124bが作動し、タンク120内が負圧状態におかれる。これにより飛散した薬品Mが排気ダクト124d及び吸塵フィルター124fを介して外部に放出されるようになっている。
次いで、タンク120上部の各投入口122に開閉可能に設けられた保護蓋122cを開き、開口された2つの投入口122からはホイスト装置130によりユーザーUが要求する数量の薬品Mが投入される。
図5は、このホイスト装置130によりタンク120の投入口122に薬品Mが投入される状態を示す平面図であり、図6はその側面図である。ホイスト装置130は、詰め替え室の天井に敷設されたホイストレール131と、このホイストレール131に垂下され、かつ該レールに沿って摺動可能に設けられたホイスト136と、このホイスト136に連結された計量器133、重量検知式の自動振落とし機構134、及び袋体1Fを着脱するためのカップリング機構135とで構成されている。ホイスト装置130はこれらの図において矢印で示す方向に移動するように設けられている。
薬品Mの投入に先立ち、ホイスト装置130が図5の矢印(1)のように移動され、漏斗状のホッパー140が開口された2つの投入口122位置(a位置、b位置)に取り付けられる。その後、ホイスト装置130は矢印(2)、(2−1)、(2−2)、(2−3)のように移動され、予め準備された所定数量(例えば15個)の袋体1Fが1個ずつ同様に把持されて各ホッパー140の位置(すなわちa位置、b位置)まで搬送される。なお、このホイスト装置130の始点から自動停止位置(各矢印で示すX軸、Y軸方向の位置)までの距離は図示しない制御装置のメモリーに記憶されるようになっている。これにより、タンクローリー120の停止位置に若干ずれが生じても、薬品Mを収納した袋体1Fを常に投入口122に正確に搬送することができる。この結果、薬品投入の作業を熟練度のない人でもすることができ、作業の確度向上と作業時間の短縮を図ることができる。
ホイスト装置130により袋体1Fがホッパー140の位置に搬送されると、ワイヤー132が矢印(3)のように下降し、ホッパー140内に入る。その後、袋体1Fは、後述するように刃体により開封され、薬品Mが粉体状のままタンク120の内部に貯留される。
図7は、カップリング機構135及びその作動方法を示したものである。カップリング機構135は開閉可能な凹カップリング135aと袋体1Fの上部に載置される凸カップリング135bとから成り、(A)に示すように凹カップリング135aを開いた状態でワイヤー132を凸カップリング135b位置まで下降させ、(B)に示すように凸カップリング135bと係合したときに凹カップリング135aを閉じて袋体1Fを上方に引き上げるようになっている。なお、内部の薬品Mがタンク120の内部に貯留された後の空の袋体1Fは、図5の矢印(4)のように搬送され、回収箱160に回収される。
図8は、重量検知式の自動振落とし機構134の正面図である。この自動振落とし機構134は薬品M投入後の袋体1Fの重量が計量器133により測定され、袋体1Fの内部が空になったことが検知されると、この信号に基づき偏心カム134cが作動を開始し、一定時間後に停止するように構成されている。偏心カム134cが回転するとワイヤー132が上昇し、1回転すると作動軸が偏心カム134cの最上部から外れてワイヤー132が落下し、袋体1Fが上下方向に振動されるようになっている。この振動により袋体1Fの内部に付着している粉体状の薬品Mがきれいに払い落とされる。なお、さらに残留薬品を落とすために袋体の下面開封口より圧搾空気が吹き込まれるようになっている。
図9は、ホイスト装置130により薬品Mを収納した袋体1Fがホッパー140の内部に降下されたときの様子を断面図で示したものである。なお、薬品Mは全数量(15個)が2つの投入口122の上部に取り付けられたホッパー140内にホイスト装置130によって交互に降下される。
ホッパー140は、4本の固定脚140kによってタンク120の上部に安定して固定され、投入口122との隙間はゴムパッキン140gで遮蔽されて薬品Mが飛散しないようになっている。袋体1Fがホッパー140内に降下すると、袋体1Fの底部にホッパー蓋閉め連動レバー140mが当り、袋体1Fの自重により点線で示すように開放されていた遮蔽蓋140cが自動的に閉められ、これにより前記同様に薬品Mが飛散しないようになっている。なお、ホッパー蓋閉め連動レバー140mの上部にはスプリングから成る蓋重量バランサー140bが設けられており、これにより遮蔽蓋140cは、空の袋体1Fがホッパー140より吊り上げられた以降は、通常、開放されている。
ホッパー140の下部には袋体1Fを開封するための切開刃140tが設けられている。
この切開刃140tは、図示するように上部に頂角を有する三角形状のステンレス製の刃体であって、頂角部には鋭利な刃先が形成されている。このため、ホイスト装置130により袋体1Fがさらに降下されると、袋体1Fの下部が切開刃140tの頂部に当り、鋭利な刃先により袋体1Fが切開される。このようにして袋体1Fが開封されると、内部に収納された粉体状の薬品Mがホッパー140の下方に付設された薬品拡散板140pを介してタンク120内の長手方向に分散され、図6に点線で示すようにタンク120の底部に貯留される。
薬品投入が完了すると、重量検知式の自動振落とし機構134が自動的に作動し、袋体1F内の残留薬品Mが振るい落とされる。自動振落とし機構134が停止すると、切開刃140tの下部に設けられたエアノズル140aの先端部より図9に点線で示す空の袋体1F内部に圧搾空気が入れられ、これにより残留薬品Mが完全に除去される。
このようにして内部の薬品Mが取り出され、空になった袋体1Fはホイスト装置130により吊り上げられる。このとき閉じられていた遮蔽蓋140cは袋体1Fの上部に取り付けられた凸カップリング135bにより跳ね上げられて自動的に開かれる。その後、空の袋体1Fは、前述したように、ホイスト装置130により図5及び図6に矢印(4)で示す経路に沿って搬送され、回収箱160に回収される。このとき、凸カップリング135bは袋体1Fから取り外され、再利用に供せられる。なお、切開され使用ができなくなった袋体1Fは産業廃棄物として処理される。
以上の操作は全数量の薬品Mの投入、貯留が終了するまで繰り返され、終了すると、薬品Mの投入に備えて行われた搬送、洗浄、飛散防止等の全ての設備及びそのための作業が初期の状態に戻される。この作業が終了した後、図4に示す洗浄手段によりタンク120の表面が洗浄水により洗浄され、洗浄に供した水は回収される。なお、このように回収された洗浄水は図示しない濾過装置を介して輸送タンクに詰められ、タンクローリー100によりユーザーUまで輸送され、薬品Mの溶解時の水として再利用されるというクローズド方法が採られている。かくしてステップS2の作業が終了する。
上述したように、本薬品の輸送方法では、薬品Mの投入から貯留に際し、薬品Mの飛散防止他の多くの手段が講じられており、薬品Mによる環境面や安全面に対する配慮が十分になされている。
ステップS3では、上述したようにしてタンク120の内に貯留された薬品Mがタンクローリー100によってユーザーUの受入れ所まで輸送される。
このタンク120の内部には重量にして約15トンの、容量がタンク120の容積の約30%を占める薬品Mが貯留されている。本輸送方法によれば、薬品Mをこのように粉体状のまま、かつ一度に大量に輸送することができるので、輸送効率が極めて良好となる利点がある。また、薬品Mが気温の高低に影響されないので、遠隔の寒冷地へも安心して輸送することができる。なお、前述したように、タンクローリー100による薬品Mの輸送に際しては、危険薬品の取り扱い資格を有する者が運転ないし添乗することが作業効率及び経費の面で望ましい。
ステップS4では、タンクローリー100により輸送された薬品Mがタンク120内で溶解される。
図10は、ユーザーU側より供給される温水及び水蒸気により薬品Mがタンク120内で溶解され、溶解された薬品水溶液がユーザーUの設備内の貯蔵タンク9に供給されるまでを示した断面図である。
タンクローリー100は、ユーザーUの薬品受入れ所、すなわち薬品溶解室150の前の所定位置に停車された後、総重量に耐えると共に溶解時に発生するタンク120の振動を吸収するために、トレーラー110に整備された車軸保護用の補助支柱111が地上に下ろされる。このトレーラー110にかかる重量は、タンク120内に約17トンの温水が供給されること、前述したように薬品Mの重量が約15トンであること、そしてタンク120自体の重量を含めると薬品溶解後には40トン近いものとなることからこのような補助支柱111は必要である。
薬品Mの溶解に際して、溶解時に発生するベーパーを外部に放出するため、吸塵フィルター124f及び外部排気ブロアー124bに接続された排気ダクト124dが前述したようにダクト取付け口124に取り付けられ、排気が開始される。次に、温水供給用、蒸気供給用、兼循環用カップリングC1を介してタンク120側とユーザーU側との配管接続が行われる。
その後薬品溶解室150側のバルブf及びタンク120側のバルブaが開かれ、タンク120側のバルブb、c、d及びユーザーU側のバルブe、g、h、iが閉められる。
次に流量計151が1.7トンにセットされ、全体温水量の温水(92℃)10%がタンク120下方の廃液口127に接続された循環パイプ128よりタンク120内に投入される。(この循環パイプ128は、循環攪拌時に吸入口として使用するため、タンク120の底部に貯留されている薬品Mを事前に溶解する)
次に、バルブaが閉められる一方、バルブb、dが開けられ、流量計151が10.6トンにセットされて全体温水量の温水(92℃)60%がタンク120の上下に設けられた循環パイプ125のノズル125nから温水をタンク120内に投入される。
この後、前述した自家発電機の電源が接続され、これにより攪拌機123kが上昇する。この攪拌機123kの本体外周には、図11(A)(B)に示すように、プロペラ(回転羽根)123pを支持する回転軸123sの回転方向と逆方向に溝123gが施されており、この溝123gにタンクローリー100本体に施されたピンが嵌められている。薬品Mが完全に溶解していない初期状態ではプロペラ123pの反動トルクが強く攪拌機123k本体が逆回転し逆溝123gにより攪拌機123kが上昇し、最上部でロックされる。攪拌機123kの上昇と共に回転軸123sも上昇し、軸端部がタンク120の底面に設けられた撹拌機軸保護器具123yから外れて自由回転が可能となる。なお、本実施形態では、攪拌装置123をタンクローリー100に備える方法となっているが、この設備をユーザーU側で保有する方法とすることも可能である。このようにすると、タンクローリー100の構造をシンプルにすることができる。
次に、攪拌機123kの上昇が確認されると、更に温水4.4トンがセットされ、全体温水量の温水(92℃)25%が追加投入される。この後、輸送に際してタンク120の洗浄に供され回収された洗浄水が薬品投入部より入れられ、再利用される。
以上の作業が終了した時点で攪拌装置123が作動され、薬品Mの溶解が開始される。
先ず、バルブa、b、c、gが開けられ、バルブfが閉められた後、循環ポンプ152の作動により循環攪拌が行われる。これにより溶解時間の短縮化が図られる。
本薬品M、すなわち塩素酸ソーダは溶解吸熱をするため温水は92℃で供給されるが、溶解中に液温が30℃以下に低下した場合には、循環ポンプ152が停止され、バルブeが開かれて水蒸気が供給される。これにより液温が30℃以上に上昇し、これに伴い再攪拌が行われる。
溶解が完了した後には、図示しない自動濃度測定器を作動して溶液の濃度値が測定され、所定濃度に達しない場合には、バルブfが開けられて不足分の温水が供給される。この温水供給が完了した後、バルブfが閉められる。その後、再度、攪拌装置123が作動され、溶液が均一となるように攪拌が行われる。かくして、所望の濃度及び量の薬品水溶液が調製される。
ステップS5では、以上のとおり調製された薬品水溶液がユーザーUの貯蔵タンク9に供給される。
先ず、バルブb、cが閉められ、バルブhが開けられた後、循環ポンプ152が作動され、タンク120の底部側より水溶液が濾過フィルター153を介して、貯蔵タンク9に供給され、パルプの漂白に備えられる。この水溶液の供給が完了した後、バルブa、hが閉められ、バルブb、c、fが開けられ、約100リットルの温水が供給されて循環パイプ125及びタンク120内が洗浄される。タンク120内の洗浄水はバルブiが開かれてタンク120の底壁に設けられた排水口127から排出され、図示しない洗浄水・漏れ液回収パンに回収される。かくして薬品水溶液の貯蔵タンク9への供給が終了する。
その後、全てのバルブが閉められ、温水供給用カップリングC1が外される。このときカップリング部から漏れた水溶液は洗浄水・漏れ液回収パンに溜まるため、回収されて次回の溶解時に再利用される。以上の作業が終了した後、攪拌機123kが逆回転されて撹拌装置123がタンク120内に収納され、また、ブロアー124bの停止、ジョイントの取り外し、車軸保護支柱111の収納等の、ステップ4及びステップ5で行われた全ての準備作業が初期の状態に戻され、かくして全作業が終了する。
以上、本発明の内容を薬品が塩素酸ソーダである場合を例に説明したが、本発明は必ずしもこのような薬品の輸送に限定されるものではなく、粉体状の薬品、とくに保管、輸送、溶解、そして送液に至るまで、取り扱いに安全性が要求される危険薬品の輸送には有効である。
本発明の一実施形態に係わる薬品の輸送方法の概要を示すフロー図である。 上記薬品の輸送に使用されるタンクローリーの側面図である。 上記タンクローリーのタンクの内部構造を示すもので、(A)は側面図、(B)は平面図、(C)は(A)のX−X断面図である。 上記タンクの外観を示す斜視図である。 薬品をタンクローリーのタンク内に投下し貯留する方法を示す平面図である。 図5の側面図である。 薬品収納袋体を着脱するカップリング機構の正面図で、(A)は装着前を、(B)は装着時を示したものである。 重量検知式の自動振落とし機構の正面図である。 薬品収納袋体が開封される状態を示す断面図である。 薬品がタンク内で撹拌、溶解され、溶解された薬品水溶液がユーザー側の貯蔵タンクに供給される様子を示す断面図である。 撹拌装置の構造を示す断面図で、(A)は撹拌機が内蔵されている状態図、(B)は上昇した状態図である。 従来の薬品輸送方法の説明図である。 従来の他の薬品輸送方法の説明図である。
符号の説明
1 薬品容器
1F 袋体
2 (納入業者の)危険薬品保管倉庫
3 輸送用トラツク
4 (ユーザーの)危険薬品保管倉庫
9 貯蔵タンク
10 タンクローリー
100 タンクローリー
110 トレーラー
120 タンク
122 投入口
123 撹拌装置
130 ホイスト装置
135 カップリング機構
140 ホッパー

Claims (2)

  1. 溶媒により溶解されて使用される粉体状の薬品をタンクローリーにより輸送し、溶解して溶液としてユーザーに納入する薬品の輸送方法であって、所定重量毎に袋体に収納した前記薬品を前記タンクローリーのタンク内に詰め替えるまでの間、該タンクに設けた投入口にホッパーを取付けて前記袋体を該ホッパー内に投入すると共に、該ホッパー内に装備した切開刃により前記袋体を開封して該タンク内に前記薬品を粉体状のまま貯留し、前記タンクローリーにより前記薬品を前記ユーザー側の薬品受入れ所に輸送し、該薬品受入れ所に装備された溶媒供給配管を前記タンク内に延設した第1循環パイプ及び前記タンクの下方の廃液口に接続した第2循環パイプの各給液口に夫々接続し、前記溶媒供給配管から供給される溶媒を先ず前記第2循環パイプを介して前記タンク内に供給して前記タンク底部に貯留する前記薬品を溶解し、次に前記第1循環パイプを介して更に溶媒を前記タンク内に供給した後、前記タンク内に装備した撹拌機を駆動して前記薬品を撹拌、溶解し、溶解した薬品溶液を前記薬品受入れ所に装備された循環ポンプにより前記第1循環パイプ、前記第2循環パイプ、及び前記溶媒供給配管とで循環させた後、濃度測定器により濃度を測定し、所望濃度に調製した前記薬品溶液を前記第2循環パイプを介して前記ユーザー側の貯蔵タンクに供給することを特徴とする薬品の輸送方法。
  2. 前記粉体状の薬品は塩素酸ソーダであり、前記溶媒は温水であることを特徴とする請求項1に記載の薬品の輸送方法。
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