JP3920634B2 - 平型オープンショーケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、上部開口の箱部を有する平型オープンショーケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
スーパーマーケットなどのセルフサービス方式の食品販売店では、冷蔵食品や冷凍食品等の陳列に、上部を開放した平型の冷蔵・冷凍オープンショーケースがよく用いられている。
【0003】
図9はその一例を示すもので、平型オープンショーケース200は、上部が開口した箱形の商品陳列部20と、冷蔵、冷凍機構成機器(図示せず)が収納されている台座部51とから構成されている。その商品陳列部20の側面壁の上部は、風防板21であるガラス等の透明板が四周を囲うよう連結され、また、図10に示すように、側面壁の下部は、パネル22の外張り材22aが、コーナー部でリベット等により接合されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、平型オープンショーケース200の商品陳列部20の四隅、側面壁のコーナー部は、商品搬入台車や、ショッピングカートなどが衝突しやすい箇所であるので、風防板21であるガラス等の透明板がその四隅で支柱23により連結されている状態や、コーナー部のパネル22がむき出しの状態では、商品搬入車等の衝突により、風防板21やパネル22が変形、破損する場合もあった。
【0005】
本発明の課題は、平型オープンショーケースのコーナー部において、そのコーナー部の変形、破損を防止することが可能な平型オープンショーケースを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、以下の様な構成要素を備えている。なお、以下に示す構成要素には、括弧書きにより実施の形態に対応する構成及び図面参照符号を記す。
請求項1記載の発明は、上部開口の箱部(例えば、商品陳列部30)を有する平型オープンショーケース(例えば、平型オープンショーケース100)において、
前記箱部の四周に、上部の風防板(例えば、風防板1)と下部の断熱パネル(例えば、パネル2)とで構成された側面壁(例えば、側面壁30a)と、
前記側面壁端部同士を離間させて接合してコーナー部(例えば、コーナー部30b)を形成するとともに、該コーナー部を補強する側面壁接合部材(例えば、パネル接合部材6)と、
前記側面壁端部同士が接合して形成されたコーナー部(例えば、コーナー部30b)に固定されるコーナーバンパー(例えば、コーナーバンパー3)と、
を備え、
前記コーナーバンパーは、前記風防板と前記断熱パネルとに跨って一体的に設けられ、
前記側面壁接合部材には、前記側面壁の外張り材(例えば、外張り材2a)を差し込み固定する固定溝(例えば、固定溝6b)が設けられていることを特徴とする。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、平型オープンショーケースの箱部の側面壁端部同士が接合して形成されたコーナー部には、その側面壁である上部の風防板と下部の断熱パネルとに跨って一体に設けられるコーナーバンパーが固定されるので、風防板と断熱パネルとは、ともにコーナーバンパーにより補強される。従って、コーナー部の変形、破損を防止することができる。
また、側面壁端部同士を離間させて接合して形成されたコーナー部を補強する側面壁接合部材を備えているので、コーナー部をより補強することができる。
また、特に、コーナーバンパーは、側面壁である上部の風防板と下部の断熱パネルとに跨って一体に設けられているので、コーナーバンパーを風防板と断熱パネルの夫々に別々に設けるよりも、組み付け時間を短縮できる。
また、特に、側面壁接合部材には、側面壁の外張り材を差し込み固定する固定溝が設けられているので、側面壁の外張り材を側面壁接合部材の固定溝に差し込むことにより、容易に側面壁接合部材に側面壁を固定することができる。よって、平型オープンショーケースの箱部を容易に組み立てることができる。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の平型オープンショーケースにおいて、
前記側面壁接合部材に設けられ、前記側面壁の外張り材を差し込み固定する固定溝に固定された前記外張り材と、前記側面壁接合部材の前記差込溝に固定された前記コーナーバンパーとの間に、化粧板(例えば、化粧板9)を取り付けるための隙間(例えば、隙間8)が設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、側面壁接合部材に設けられた固定溝に、側面壁の外張り材を差し込み固定された前記外張り材と、側面壁接合部材の差込溝に固定されたコーナーバンパーとの間に、化粧板を取り付けるための隙間が設けられているので、化粧板の取り付けを容易に行うことができる。よって、化粧板により平型オープンショーケースの装飾性を向上させることを容易に行うことができる。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の平型オープンショーケースにおいて、
前記側面壁接合部材には、前記コーナーバンパーを固定する係合部(例えば、バンパー係合部6c、6d)が、前記側面壁の外面よりも内側に設けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、側面壁接合部材には、コーナーバンパーを固定する係合部が、側面壁の外面よりも内側に設けられているので、コーナーバンパーの衝撃吸収度を上げるためバンパー厚を厚くしても側面壁より出っ張る程度を抑制することができることとなって、コーナーバンパーにぶつかる頻度を抑えることができる。
また、特に、例えば、コーナーバンパーと側面壁を面一にすることもできることとなって、外観上も好ましいものとすることができる。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の平型オープンショーケースにおいて、
前記係合部は、前記コーナーバンパーの端部を差し込み固定する差込溝(例えば、差込溝6e、6f)を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、側面壁接合部材の係合部は、コーナーバンパーの端部を差し込み固定する差込溝を備えているので、その係合部の差込溝へコーナーバンパーの端部を差し込むことにより、コーナーバンパーを側面壁接合部材に固定することができる。よって、他の固定部材を必要としないので、容易にコーナーバンパーを固定することができるとともに、その取り外しも容易である。
従って、コーナーバンパーの着脱を容易に行うことができる。
【0014】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の平型オープンショーケースにおいて、
前記側面壁接合部材の上面及び下面には、前記コーナー部の隙間を埋める塞ぎ部材(例えば、塞ぎ部材15)が設けられていることを特徴とする。
【0015】
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、側面壁接合部材の上面及び下面には、コーナー部の隙間を埋める塞ぎ部材が設けられているので、コーナー部の内部に充填される液体の漏れを容易に防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1、図2に示すように、本発明の平型オープンショーケース100は、上部が開口した箱形の商品陳列部30と、該商品陳列部30を適度な高さに保持する台座部50とから構成されており、台座部50内には、冷蔵・冷凍機器(図示せず)が収納されている。
【0019】
平型オープンショーケース100内には、図示は省略するが、循環ダクトが設けられており、商品陳列部30の側面壁30a内側に設けられた冷気吹出口35と、商品陳列部30の底板部に設けられた冷気吸込口(図示せず)とに連通している。そして、冷蔵・冷凍機器により冷却された空気を、冷気吹出口から商品陳列部30内に吹出して商品陳列部30内を所定の冷却温度に保持し、再び、その空気を冷気吸込口から循環ダクト内に吸い込むという循環により冷蔵・冷凍機能を維持している。
【0020】
商品陳列部30四周の側面壁30aは、その上部がガラス、アクリル等の透明板で構成される風防板1により構成され、その下部が断熱機能を有するパネル(断熱パネル)2で構成されている。風防板1とパネル2等からなる側面壁30aのコーナー部30bにはコーナーバンパー3が設けられている。また、風防板1の上端部には手摺り部4が設けられ、風防板1とパネル2との間には手摺りレール5が設けられている。
本発明の平型オープンショーケース100における商品陳列部30のコーナー部30bには、側面壁30aの風防板1部分からパネル2部分まで一体のコーナーバンパー3が設けられ、図3に示すように、パネル2同士は、離間された状態で側面壁接合部材であるパネル接合部材6により固定されている。そして、このパネル接合部材6にコーナーバンパー3が固定される。
【0021】
パネル接合部材6は、アルミニウム等の金属や強化プラスチック等の強度材料を成型加工したものからなり、図3、図4に示すように、角部61を挟んで左右対称のL字に屈曲した形状とされている。パネル接合部材6の角部61を挟む左右の長手方向端部にはパネル接合部6aが設けられ、このパネル接合部6aよりも角部61よりには、外張り材2aを差し込み固定する固定溝6bが設けられている。そして、この固定溝6bに外張り材2aが差し込まれた状態で、パネル接合部6aとパネル2の外張り材2aの内面が接する部分を両面テープ、接着剤などにより接着することによってパネル接合部6aと外張り材2aとが固定されるようになっている。
また、パネル接合部材6には、コーナーバンパー3を差し込み固定するバンパー係合部6c、6dおよび差込溝6e、6fが角部61を挟んで左右2箇所に設けられている。
このバンパー係合部6c、6dおよび差込溝6e、6fは、図3に示すように外張り材2aよりも内側に位置するように設けられている。
【0022】
一方、コーナーバンパー3は、外周部31が弧字状に形成され、その両端部には、パネル接合部材6の差込溝6eに係合する端係合部3a、3aが設けられている。また、弧字状外周部31の略中央部32を挟む左右の所定位置には、内側に突出した突出部33、33が形成され、この突出部33の先端部には、パネル接合部材6の差込溝6fと係合する中係合部3bが設けられている。
そして、コーナーバンパー3は、その端係合部3a、中係合部3bが、夫々パネル接合部材6の差込溝6e、6fに、パネル接合部材6の上方、または下方からスライドさせるように挿入され、嵌め込まれることにより、パネル接合部材6に固定されるようになっている。
【0023】
また、図3に示すように、パネル接合部材6と、パネル2と、コーナーバンパー3が固定された状態において、パネル2の外張り材2aとコーナーバンパー3との間には、隙間8が設けられている。この隙間8に化粧板9が差し込まれ、パネル2の表面に化粧板9が取り付けられている。この化粧板9には、その表面に色、模様、図柄等が施されている。
【0024】
コーナー部30bのパネル2の上部及び下部には、パネル接合部材6と、パネル2の内張り材2bとの間に発砲スチロールなどの塞ぎ部材15が取り付けられている。そして、この塞ぎ部材15とパネル接合部材6及びパネルの内張り材2bとの間の隙間は粘土等により埋められ、パネル2内部に充填する発砲液がコーナー部30bのパネル2の上部および下部から漏れないようになっている。
【0025】
手摺りレール5には、図5、6に示すように、風防板1の下端部を受ける受け部5aが設けられ、受け部5aの外側面には、手摺り側面部5bが設けられている。また、手摺り側面部5b内側に、パネル2の外張り材2aの上部が差し込まれる取付溝5cが設けられている。手摺りレール5の長手方向端部には、コーナーバンパー3との間の隙間を埋めるエンドキャップ7が差し込まれるようになっている。
【0026】
また、図6、7、に示すように、パネル2の内張り材2bには、風防板エンドフレーム10がリベット11等により固定される。そして、この風防板エンドフレーム10には、長手方向端部がコ字状のスペーサー12が取り付けられ、このスペーサー12とコーナーバンパー3との間に風防板1が、挟み込まれるようになっている。
【0027】
また、図7、8に示すように、コーナーバンパー3の上端部には、上部コーナーカバー13が取り付けられる。
上部コーナーカバー13は、コーナーバンパー3のコーナーカバー固定溝3cに差し込まれる固定突片13aと、風防板エンドフレーム10に固定される固定舌片13bとを有している。そして、固定突片13aがコーナーバンパー3のコーナーカバー固定溝3cに差し込まれて挿入されるとともに、固定舌片13bがリベット11等により風防板エンドフレーム10に固定される。
また、上部コーナーカバー13と同様に、下部コーナーカバー14がコーナーバンパー3の下端部に取り付けられる。
【0028】
次に、上記構成の平型オープンショーケース100のコーナーバンパーの組み付け方法の一例について説明する。
まず、パネル接合部材6の固定溝6bに外張り材2aを差し込み、パネル接合部6aとパネル2の外張り材2aの内面が接する部分を両面テープ、接着剤などにより接着することによってパネル接合部6aと外張り材2aとを固定する。
次いで、コーナーバンパー3を、コーナーバンパー3の端係合部3a、中係合部3bを、パネル接合部材6のバンパー係合部6c、6dの差込溝6e、6fに、パネル接合部材6の上部、または下部からスライドさせるように挿入して、嵌め込む。
【0029】
次いで、図6に示すように、風防板エンドフレーム10をパネル2の内張り材2bにリベット11等により固定する。そして、図6、7に示すように、風防板エンドフレーム10に、端面がコ字状のスペーサー12を取り付け、このスペーサー12とコーナーバンパー3との間に風防板1を、挟み込む。
【0030】
次いで、図7に示すように、上部コーナーカバー13を、その固定突片13aをコーナーバンパー3のコーナーカバー固定溝3cに差し込むよう挿入し、リベット11等により風防板エンドフレーム10に固定する。
また、上部コーナーカバー13と同様に、下部コーナーカバー14をコーナーバンパー3の下部に取り付ける。
【0031】
このように、本発明における平型オープンショーケース100の商品陳列部30は、パネル接合部材6に、側面壁30aである上部の風防板1と下部のパネル2とに跨って一体に設けられるコーナーバンパー3が固定されるので、風防板1とパネル2とは、ともにコーナーバンパー3により補強される。従って、コーナー部30bの変形、破損を防止することができる。
また、コーナーバンパー3は、風防板1とパネル2とに跨って一体に設けられるので、コーナーバンパー3を風防板1とパネル2の夫々に別々に設けるよりも、組み付け時間を短縮できる。
【0032】
また、パネル接合部材6には、コーナーバンパー3を固定する係合部が、パネル2の外張り材2aの外面よりも内側に設けられているので、コーナーバンパー3の衝撃吸収度を上げるためバンパー厚を厚くしてもパネル3より出っ張る程度を抑制することができることとなって、コーナーバンパー3にぶつかる頻度を抑えることができる。特に、例えば、コーナーバンパー3とパネル2とを面一にすることもできることとなって、外観上も好ましいものとすることができる。
また、パネル接合部材6を介し、パネル2とコーナーバンパー3を、それらの接合部、係合部および両面テープなどによる組み立て、固定する方法により形成されるので、専用工具を使用する必要のあるビス、ボルト等を用いる組み立て、固定する方法に比べ、組み立て精度の向上および組み立て時間の短縮が図れる。また、ビス、ボルト等を用いた場合、それらがパネル2の外張り材2a表面に視認されることがあったが、本発明においてはビス、ボルト等の固定がないので、外観上スッキリとした体裁が得られる。
【0033】
また、パネル2の外張り材2aとコーナーバンパー3との間に設けられた隙間8を利用し、パネル2の表面に化粧板9を取り付けることにより、その化粧板9に基づいた様々な装飾が可能となる。
つまり、最もニーズの多い外装色を生産上の1色としてパネル2の外張り材2aに塗装してのパネル2の生産を行うが、多様化するユーザーの要望によるオリジナル塗装色については化粧板9の取り付けによりその変更を行うことができる。よって、オリジナル塗装色のパネル2を生産することや、オリジナル塗装色への変更の依頼があった際に、商品陳列部30を分解しオリジナル塗装色のパネル2を組み付けたり、未塗装部分にマスキングカバーを取り付けてのオリジナル色吹き付け塗装処理をしたりする手間の掛かる作業の必要がない。
従って、塗装色多品種化に応じることが容易である。
【0034】
また、コーナーバンパー3は、コーナーバンパー3の係合端部を、パネル接合部材6のバンパー係合部6c、6dの差込溝6e、6fに、挿入され、嵌め込まれる構成であり、コーナーバンパー3の脱着は容易である。よって、ユーザーの要望によるオリジナル色のコーナーバンパー3への変更、交換を容易に行うことができる。
【0035】
また、コーナー部の上部及び下部には、パネル接合部材6と、パネルの内張り材との間に発砲スチロールなどの塞ぎ部材15が取り付けられ、この塞ぎ部材15とパネル接合部材6及びパネルの内張り材との間の隙間は粘土等により埋められるので、パネル内部に充填する発砲液の漏れを防止できる。
【0036】
なお、以上の実施の形態においては、パネル接合部材6は側面壁30aのパネル2部と略同一の高さとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、風防板1までを含む側面壁30a全体と略同一の高さとしてもよい。このような構成であれば、風防板1のコーナー部の強度をより向上させることができる。
また、側面壁30aにおける風防板1とパネル2との比率等も任意である。
また、コーナーバンパーの組み付け方法、手順も任意である。
更に、本実施の形態において用いたスペーサー12は、風防板1をその厚みに応じて風防板エンドフレーム10に取り付けを行うためのものであるので、スペーサー12は風防板1の厚みに応じた任意のサイズでよく、あるいはスペーサー12が不要となる場合もある。
その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、平型オープンショーケースの箱部の側面壁端部同士が接合して形成されたコーナー部には、その側面壁である上部の風防板と下部の断熱パネルとに跨って一体に設けられるコーナーバンパーが固定されるので、風防板と断熱パネルとは、ともにコーナーバンパーにより補強される。従って、コーナー部の変形、破損を防止することができる。
また、側面壁端部同士を離間させて接合して形成されたコーナー部を補強する側面壁接合部材を備えているので、コーナー部をより補強することができる。
また、特に、コーナーバンパーは、側面壁である上部の風防板と下部の断熱パネルとに跨って一体に設けられているので、コーナーバンパーを風防板と断熱パネルの夫々に別々に設けるよりも、組み付け時間を短縮できる。
また、特に、側面壁接合部材には、側面壁の外張り材を差し込み固定する固定溝が設けられているので、側面壁の外張り材を側面壁接合部材の固定溝に差し込むことにより、容易に側面壁接合部材に側面壁を固定することができる。よって、平型オープンショーケースの箱部を容易に組み立てることができる。
【0038】
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、側面壁接合部材に設けられた固定溝に、側面壁の外張り材を差し込み固定された前記外張り材と、側面壁接合部材の差込溝に固定されたコーナーバンパーとの間に、化粧板を取り付けるための隙間が設けられているので、化粧板の取り付けを容易に行うことができる。よって、化粧板により平型オープンショーケースの装飾性を向上させることを容易に行うことができる。
【0039】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、側面壁接合部材には、コーナーバンパーを固定する係合部が、側面壁の外面よりも内側に設けられているので、コーナーバンパーの衝撃吸収度を上げるためバンパー厚を厚くしても側面壁より出っ張る程度を抑制することができることとなって、コーナーバンパーにぶつかる頻度を抑えることができる。
また、特に、例えば、コーナーバンパーと側面壁を面一にすることもできることとなって、外観上も好ましいものとすることができる。
【0040】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、側面壁接合部材の係合部は、コーナーバンパーの端部を差し込み固定する差込溝を備えているので、その係合部の差込溝へコーナーバンパーの端部を差し込むことにより、コーナーバンパーを側面壁接合部材に固定することができる。よって、他の固定部材を必要としないので、容易にコーナーバンパーを固定することができるとともに、その取り外しも容易である。
従って、コーナーバンパーの着脱を容易に行うことができる。
【0041】
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4の何れかに記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、側面壁接合部材の上面及び下面には、コーナー部の隙間を埋める塞ぎ部材が設けられているので、コーナー部の内部に充填される液体の漏れを容易に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる平型オープンショーケースを示す斜視図である。
【図2】本発明にかかる平型オープンショーケースを示す正面図である。
【図3】図2のIII−III線における断面平面図である。
【図4】本発明にかかる平型オープンショーケースのパネルとパネル接合部材との接合状態を示す斜視図である。
【図5】本発明にかかる平型オープンショーケースのパネルと手摺りレールをエンドキャップにより固定する状態を示す斜視図である。
【図6】図2のVI−VI線における断面平面図である。
【図7】本発明にかかる平型オープンショーケースのコーナーバンパーと風防板エンドフレームと上部コーナーカバーの接合関係を示す斜視図である。
【図8】図2のVIII−VIII線における断面平面図である。
【図9】従来の平型オープンショーケースを示す斜視図である。
【図10】従来の平型オープンショーケースにおける側面壁(外張りパネル)の接合方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 風防板(側面壁)
2 パネル(側面壁、断熱パネル)
3 コーナーバンパー
33 突出部
3a 端係合部
3b 中係合部
4 手摺り部
5 手摺りレール
6 パネル接合部材(側面壁接合部材)
6a パネル接合部
6b 固定溝
6c、6d バンパー係合部(係合部)
6e、6f 差込溝
7 エンドキャップ
8 隙間
9 化粧板
10 風防板エンドフレーム
11 リベット
12 スペーサー
13 上部コーナーカバー
14 下部コーナーカバー
15 塞ぎ部材
30 商品陳列部
30a 側面壁
30b コーナー部
50 台座部
100 平型オープンショーケース
Claims (5)
- 上部開口の箱部を有する平型オープンショーケースにおいて、
前記箱部の四周に、上部の風防板と下部の断熱パネルとで構成された側面壁と、
前記側面壁端部同士を離間させて接合してコーナー部を形成するとともに、該コーナー部を補強する側面壁接合部材と、
前記側面壁端部同士が接合して形成されたコーナー部に固定されるコーナーバンパーと、
を備え、
前記コーナーバンパーは、前記風防板と前記断熱パネルとに跨って一体的に設けられ、
前記側面壁接合部材には、前記側面壁の外張り材を差し込み固定する固定溝が設けられていることを特徴とする平型オープンショーケース。 - 請求項1記載の平型オープンショーケースにおいて、
前記側面壁接合部材に設けられ、前記側面壁の外張り材を差し込み固定する固定溝に固定された前記外張り材と、前記側面壁接合部材の前記差込溝に固定された前記コーナーバンパーとの間に、化粧板を取り付けるための隙間が設けられていることを特徴とする平型オープンショーケース。 - 請求項1又は2に記載の平型オープンショーケースにおいて、
前記側面壁接合部材には、前記コーナーバンパーを固定する係合部が、前記側面壁の外面よりも内側に設けられていることを特徴とする平型オープンショーケース。 - 請求項3記載の平型オープンショーケースにおいて、
前記係合部は、前記コーナーバンパーの端部を差し込み固定する差込溝を備えることを特徴とする平型オープンショーケース。 - 請求項1〜4の何れかに記載の平型オープンショーケースにおいて、
前記側面壁接合部材の上面及び下面には、前記コーナー部の隙間を埋める塞ぎ部材が設けられていることを特徴とする平型オープンショーケース。
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