JP3498819B2 - 冷凍・冷蔵ショーケースの側板構造 - Google Patents
冷凍・冷蔵ショーケースの側板構造Info
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Description
冷蔵食品や生鮮食品等を陳列するために用いられる冷凍
・冷蔵ショーケースの側板構造に関する。
品売場では、冷蔵食品や生鮮食品等の陳列に、ケーシン
グ前面を開放し、その開放部を冷気のエアカーテンで覆
って庫内を保冷するオープン形の冷凍・冷蔵ショーケー
スが広く用いられている。
す。この種オープン形のショーケース21は、略コ字状
のケーシング22内上部の天板23前側に、ハニカム状
の冷気吹出口24を持ち、該吹出口24から冷気をエア
カーテンとして整流して吹き出し、ケーシング22の前
面パネル25内側の冷気吸込口26より冷気を吸い込む
ことにより陳列食品等を冷却するようにしている。冷気
吸込口26から吸い込まれた空気は、ダクト内を送風機
により誘引され、冷却器で冷やされ、ショーケース21
背後のダクトを通り、再び冷気吹出口24より吹き出さ
れる。
側板27が設けられ、そこには風防ガラス28が嵌めら
れている。このショーケース21の側板27は、内板と
外板をスペーサを介してその間に空間を持たせ、且つ、
ボルトとボルトブロックを介して組み上げ、前面側に側
板トリム29をネジ止めした後、内板と外板の間の空間
に発泡樹脂等の断熱材を充填して製作されていた。ま
た、風防ガラス28は、組み立てられた側板27の側板
トリム29に、取付枠30をネジ止めして、風防ガラス
28をその取付枠30に挿着し、前面に風防フレーム3
1を取り付け、押え金具32で、側板トリム29に取り
付けていた。
27は、左右各々に庫外側に塗装した外板で構成され
て、パネル組立され、発泡されることから、左右が生じ
てしまうことと、ケース連結時に使用温度によってケー
ス仕切り用として使用される共通側板があり、1材種の
ケース形状について少なくとも、左用、右用、共通側板
用(左取付・右取付がある)と4種類になってしまって
いた。従って、生産効率が悪いと共に、側板の在庫管理
が煩わしいという問題点があった。
ので、1種類で、左右どちらでも取付ができると共に、
共通側板(中間仕切板の左用、右用)としても使用でき
る冷凍・冷蔵ショーケースの側板構造を提供することを
目的とする。
め、本発明においては、内板と外板とこれらの連結部と
を合成樹脂にて一体成形して、その内部に断熱材充填用
の空間を形成し、この空間に断熱材を注入発泡して熱絶
縁を得るようにすると共に、内板側面と外板側面に、対
称状になるように化粧板を貼付できる段差面を設け、且
つ、該段差面に側板をケース本体に締結できるボルト貫
通孔を設けたものである。そして、側板をケースエンド
用に使用する時は、前記ボルト貫通孔を化粧板で覆うよ
うにしている。この場合、段差面全体に化粧板を貼付す
る。段差面全体を化粧板で覆えば、ボルト貫通孔が隠
れ、また装飾効果もあって見栄えが良くなる。さらに、
側板の風防ガラス取付面となる連結部に、風防ガラス取
付用の溝を一体成形してもよい。
態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の側
板構造を示す斜視説明図、図2は同じく側板の側面図、
図3は同じく図2の正面図、図4は図2のB−B線断面
図、図5は本発明の側板をケースエンド用及び中間仕切
用として用いた例を示す斜視図である。
2の構造は、図1乃至図3に示すように、内板3aと外
板3bと、これらの連結部3cと、風防ガラス4の取付
枠3d,3d,3dとをポリエチレン等の合成樹脂で、
回転成形法(粉末状やペースト状のペレット等を使い、
これを分割できる金型に入れ、金型を熱しながら回転す
ることにより中空の成形品を作る方法)等により一体成
形したものである。そして、一体成形した側板2の内部
空間に、発泡樹脂等の断熱材を注入充填し、ケース1本
体を外部から熱絶縁したものである。
板3b面)には、コ字形各辺に化粧塗装板9(図1参
照)等を貼付できるように、凹形に段差面3e,3f,
3gが設けられている(図2、図3参照)。また、この
段差面3e,3f,3gには、ケース1本体のネジ穴に
ボルト5…で側板2を固定できるように貫通孔6,6…
があけられている。
孔6は、ボルト5を挿通した時、そのボルト5の頭部が
段差面3fと少なくとも面一になるように、両側から窪
ませてある。これによって、この側板2を左用、右用の
どちらで使用しても、化粧塗装板等で無理なく段差面3
fを覆って、ボルト貫通孔6及びボルト5を隠すことが
できる。従って、この側板2はケースエンド用に使用す
るとき好適である。即ち、両面が同様の構成であるの
で、左用のケースエンドにも右用のケースエンドにも共
通して使用することができる。なお、図4では段差面3
fの一つの貫通孔6を示しているが、他の段差面3e,
3gの他の貫通孔6,6…も同様の構造をしている。
一体成形された側板2の連結部3cの前面側の取付枠3
d,3d,3d(ペアガラス4aの収納溝)に挿着さ
れ、前面に取付フレーム7を介して押え金具8,8によ
って側板2の連結部3cの前面にネジ止めされる。
仕切用としても使用することができる。即ち、図5は2
つのショーケース1,1を横並び配置したものである
が、両ショーケース1,1の間には、1個の側板2が配
置されている。この側板2は片方のショーケース(通常
は保冷温度の低い側のショーケース)に固定するのみ
で、他方のショーケースへは固定せず、パッキンなどを
介して当接させるだけでよい。この場合、中間仕切用の
側板2には、前記段差面3e,3f,3gに化粧塗装板
9を貼付する必要はない。目立たない位置だからであ
る。この側板2は、左用、右用の中間仕切板として共通
使用することができる。
ドの左用、右用、中間仕切板の左用、右用として4種類
の側板が必要であったものが、本発明の側板構造によ
り、一種類で使い分けできるようになる。それ故、生産
効率を向上できると共に、在庫管理が簡単となる。
蔵ショーケースの側板構造によれば、次に示すような優
れた効果を奏する。(1)従来、ケースエンドの左用、
右用、中間仕切板の左用、右用として4種類あった側板
が、一種類で使い分けできるようになり、種類が4分の
1に大幅に削減でき、側板の生産性が向上する。(2)
側板は、樹脂で一体成形されていることから、従来のス
テンレス製トリムのような枠がなく、内外の熱絶縁効果
が向上し側板トリムや風防ガラス周囲の結露が解消でき
る。(3)塗装してケースエンドの側板として使用する
場合にも、従来は塗装外板ごと発泡する構造であった
為、塗装された外板が入荷しないとパネル発泡ができず
生産効率の悪いものであったが、本発明では、すでに発
泡された一体成形側板に最後に化粧板を貼り付ける構造
であるので、外板等の部品待ちの必要がなく、また側板
の在庫も可能になり、生産効率の向上が図れる。
として用いた例を示す斜視図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 内板と外板との間に断熱材を充填する空
間を設け、該空間に断熱材を注入発泡して熱絶縁を得る
冷凍・冷蔵ショーケースの側板構造において、内板と外
板とこれらの連結部とを合成樹脂にて一体成形して、そ
の内部に断熱材充填用の空間を形成し、この空間に断熱
材を注入発泡して熱絶縁を得るようにすると共に、内板
側面と外板側面に、対称状になるように化粧板を貼付で
きる段差面を設け、且つ、該段差面に側板をケース本体
に締結できるボルト貫通孔を設けたことを特徴とする冷
凍・冷蔵ショーケースの側板構造。 - 【請求項2】 側板をケースエンド用に使用する時は、
前記ボルト貫通孔を化粧板で覆うことを特徴とする請求
項1記載の冷凍・冷蔵ショーケースの側板構造。 - 【請求項3】 側板の風防ガラス取付面となる連結部
に、風防ガラス取付用の溝を一体成形したことを特徴と
する請求項1又は2のいずれかに記載の冷凍・冷蔵ショ
ーケースの側板構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25831895A JP3498819B2 (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 冷凍・冷蔵ショーケースの側板構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25831895A JP3498819B2 (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 冷凍・冷蔵ショーケースの側板構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0979740A JPH0979740A (ja) | 1997-03-28 |
JP3498819B2 true JP3498819B2 (ja) | 2004-02-23 |
Family
ID=17318586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25831895A Expired - Fee Related JP3498819B2 (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 冷凍・冷蔵ショーケースの側板構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3498819B2 (ja) |
-
1995
- 1995-09-12 JP JP25831895A patent/JP3498819B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0979740A (ja) | 1997-03-28 |
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