JP3920607B2 - 練り食材等の供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、練りわさび等の練り食材等を例えばすし飯等に供給するための練り食材等の供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、練りわさび等の供給装置は、図10に示すように、わさび供給タンク50からチューブ51を引き出してチューブポンプ52のローラ53に掛け渡し、かかるチューブ51の先端部をすし飯成形機の成形型上方に配置し、上記チューブポンプ52のローラ53を回転(矢印P方向)させることにより、上記チューブ51内の練りわさびを矢印Q方向に押し出して、上記チューブ51先端部から成形型上のすし成形飯に練りわさびを供給するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の装置は、ローラ53部分で上記チューブ51が回転ローラ53に常時接触しているため、該接触抵抗によりローラ53部分でチューブ51が切断されるおそれがあった。また、上記チューブ51はローラ53の回転により常時矢印Q方向に引っ張られているため、該チューブ51が上記供給タンク50部分から抜けるおそれもあった。
【0004】
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、すし成形飯等に練りわさび等の練り食材等を安定して供給し得る練り食材等の供給装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本発明は、
第1に、練り食材等を収納可能なホッパーを設けると共に、上記ホッパーの下端開口部にその経路途中が連通部を以って連通する前後方向供給経路を設け、かつ該経路内を往復摺動可能なピストンを設けて、該ピストンの往復動により上記ホッパーとの連通部を開閉可能に構成し、かつ上記供給経路の上記連通部より前方側の先端位置の下方側に下向拡がり状テーパ部を有す連通部に当接するアール部を有し該経路を開閉し得る開閉弁を設け、附勢部材を以って上記開閉弁が上記経路を常時閉鎖する状態に位置するように構成し、上記開閉弁の閉鎖された状態における上記ピストンの往動による上記連通部の開成時に上記ホッパー内の練り食材等を上記供給経路内に供給し、上記ピストンの復動による上記練り食材等の押し出し圧力により上記開閉弁を開成して上記供給経路内の練り食材等を上記開閉弁を介して押し出し可能に構成したものであることを特徴とする練り食材等の供給装置により構成されるものである。
【0006】
上記ホッパーは例えば供給ホッパー部(4)等により構成することができる。上記供給経路は、例えば押出経路(6)、開閉経路(7)及び送出経路(17)等により構成することができ、上記ホッパーの下端開口部としての供給口(4c)に上記押出径路(6)の径路途中が連通部(6a)を以って連通するように構成することができる。上記開閉弁は、例えば上記供給経路を開閉可能な弁構成体(8)により構成することができる。上記附勢部材は、例えばスプリング(16)等により構成することができる。上記ピストンを往動させると上記連通部(例えば連通部6a)が開成し、上記ホッパー内の練り食材等を供給経路内に供給することができ、その後ピストンを復動させると、上記練り食材等の押出し圧力により上記開閉弁が開成し、該弁を介して上記練り食材等を押し出すことができる。従って、上記供給経路に例えばホースを接続し、該ホース先端部を例えば食品成形機に接続することで、該成形食品等に上記練り食材等を供給することができる。
【0007】
第2に、上記連通部の前方側に上記供給経路に直交する開閉経路を介在させ、該開閉経路を上記開閉弁により開閉可能とし、上記練り食材等の押出し圧力により上記開閉弁を開成して該開閉経路前方側の上記供給経路に練り食材等を押し出し可能に構成したものであることを特徴とする上記第1の発明記載の練り食材等の供給装置により構成されるものである。
【0008】
上記開閉経路は、例えば上記供給経路に直交する開閉経路(7)等により構成することができる。
【0009】
第3に、上記ホッパーを筐体上に形成し、上記供給経路は上記筐体内にその前後方向を貫通するように形成し、かつ上記筐体内に弁収納部を設けて上記開閉弁を上記弁収納部内に設置したものであることを特徴とする上記第1又は第2の発明記載の練り食材等の供給装置により構成されるものである。
【0010】
上記筐体は、例えば供給用筐体(2)等により構成することができる。上記供給経路は、上記筐体内を前後方向に貫通する押出経路(6)、開閉経路(7)、送出経路(17)等により構成することができる。上記弁収納部は開閉経路(7)に連通し弁構成体(8)を収納し得る弁収納孔(9)等により構成することができる。このように構成すると、上記筐体からピストン、開閉弁等を取り外して、該筐体を容易に清掃することができ、衛生的な供給装置を実現することができる。
【0011】
第4に、上記ピストンの復動停止位置を変更可能に構成し、上記練り食材等の押出し供給量を増減し得るように構成したものであることを特徴とする上記第1〜3の何れかの発明記載の練り食材等の供給装置により構成されるものである。
【0012】
ピストンの復動停止位置の変更は、例えばピストンの駆動モータ(38)の正逆回転時間をタイマー(40,41)等で制御可能に構成し、かかるタイマー(40,41)の動作時間を増減することにより実現することができる。
【0013】
第5に、上記供給経路端部と食品成形機の押型とをホースで接続し、上記押型下面に練り食材等の出口を穿設し、上記供給経路から押し出された練り食材等を上記押型の出口から成形食品上に供給するように構成したものであることを特徴とする上記第1〜4の何れかの発明記載の練り食材等の供給装置により構成されるものである。
【0014】
このように構成することにより、例えばすし飯成形機において成形飯上に練りわさび(W)を供給する練り食材等の供給装置を実現することができる。
【0015】
尚、本項において本発明の構成に対応して実施形態における符号をかっこ書で示したが、これは対応関係を明確にするために便宜上付したものであり、本発明の構成がこれらの符号で示される部材に限定されないことは勿論である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明に係る練り食材等の供給装置1を具備したすし飯成形機30の全体構成を示す一部断面側面図であり、同装置1は、合成樹脂等により略直方体形状に形成された練りわさびの供給用筐体2と、同じく合成樹脂等により略直方体形状に形成されたものであって、上記供給用筐体2のピストン25を駆動するための駆動用筐体3とから構成されている。
【0018】
上記供給用筐体2において、4は該供給筐体2の上面2aに開口形成されたわさび供給ホッパー部(ホッパー)であり、図2に示すように、内周面が円柱形状に形成された上半円柱部4aと、内周面が逆円錐形状に形成された下半逆円錐部4bにより形成され、該逆円錐部4b下端に後述の押出経路6に連通する供給口4cが開口形成されている。また、上記上半円柱部4aにはわさび供給円筒5が連結固定されており、該円筒5の上部から上記供給ホッパー部4内に練りわさびWが供給されるものである。尚、本実施形態においては、練り食材として練りわさびWを例に説明するが、練り食材はわさびWに限らず、マヨネーズ、ツナ等の練り食材、おにぎり内に入れる練り具としての各種食材等、各種の練り食材が含まれるものである。
【0019】
6は、上記供給用筐体後面2bから前方に向かって上記供給口4cとは直交する前後水平方向に直線的に穿設されたわさび押出経路であり、該経路6の前方側経路途中の上方位置において上記供給口4cと連通部6aを以って連通している。また、該押出経路6には、上記供給口4cに連通した後、さらに連続的に前方に向けて延長部6bが形成されており、その先端部6cはその下方側において開閉経路7に連通している。
【0020】
7は上記開閉経路であり、上記押出経路6の先端部6cから直交する下向に形成されており、上記先端部6cへの連通部には、図6に示すように、後述の弁13のアール部13aが当接し得る下向き末広がり状のテーパ部7aが形成されている。かかる構成により、上記押出経路6と後述の送出経路17とを上記弁13により閉鎖状態に設定し得るように構成している。
【0021】
8は、弁構成体であり、上記開閉経路7から連通して下方向けて穿設された弁収納孔9内に嵌合状態で取付けられている。該弁構成体8は上記収納孔9に嵌合状態で取付けられた取付枠10と、該取付枠10の上記開閉経路7に連通する中央孔10a内に収納されたシリンダー状の弁体11と、該弁体11を抜け止めするものであって、上記筐体2下面2cから上記取付枠10に接続固定された抜け止め部材12から構成されている。上記弁体11は、上記中央孔10a及び上記開閉経路7内において上下方向に摺動自在であって、その上端に、上記テーパ部7aに嵌合し得るアール部13aの形成された弁13と(図6参照)、該弁13のシャフト13bと、該シャフト13bを上下方向に摺動自在に支持し上記抜け止め部材12に固定された支持筒14とから形成されている。そして、上記シャフト13bに固定された案内リング15と上記抜け止め部材12の上端部12aとの間にはスプリング16が設けられており、上記弁13は上記スプリング16により、上記弁13先端のアール部13aが上記開閉経路7のテーパ部7aに接触して、常時、上記開閉経路7を閉鎖状態に設定し得るように、矢印A方向に附勢されている。
【0022】
17は、上記開閉経路7に連通するものであって、該開閉経路7に直交する前方に向けて、上記筐体2前面2dに開口するまで水平方向に穿設された送出経路であり、上記押出経路6、開閉経路7を介して送られてきた練りわさびWをホース20に向けて送り出すものである。上記送出経路17には上記筐体2前面2d側からキャップ18が嵌合接続されており、該キャップ18にホース20後端部が着脱自在継手19を以って着脱自在に接続されている。尚、上記押出経路6、開閉経路7及び送出経路17を総称して供給経路といい、該供給経路は上記供給用筐体2を前後方向に貫通状態で設けられている。また、図1中、5aは供給円筒5のキャップである。
【0023】
上記ホース20の先端部は、図1、図4に示すようにすし飯成形機30の飯の押型21の上端接続管22に接続されている。上記接続管22に連続するシャフト23の内部中央には、上記押型21下面の押圧面21aに形成された3つの出口23a〜23cに連通する供給経路24が設けられており、上記ホース20を介して送られてきた練りわさびWは、上記供給経路24を通って上記出口23a〜23cから外部に押し出され、該押圧面21aにて押圧されたすし飯上に供給されるものである(図4参照)。
【0024】
25は、上記押出経路6内に矢印B、C方向に挿通自在に設けられたわさび押出用のピストンであり、上記駆動用筐体3内の後述の駆動機構により駆動されることにより、図2に示すように、上記押出経路6内において、その先端部25aが上記供給口4cよりも後方よりに位置した吸引位置Mと、上記供給口4cよりも前方よりに位置した供給位置N(図3)との間を矢印B、C方向に往復駆動自在に設けられている。そして、上記ピストン25は上記吸引位置Mにおいて、上記連通部6aの供給口4cより後方に位置して該連通部6a(供給口4c)を開成し、上記供給位置Nにおいて、上記連通部6aの供給口4cより前方に位置して上記連通部6a(供給口4c)を閉鎖し得るように構成されており、その往復動により上記連通部6aを開閉し得るものである。また、上記押出経路6と上記ピストン25とのギャップは極めて狭小に形成されており、上記ピストン25の上記供給位置Nから上記吸引位置Mへの往動により、上記押出経路6内を減圧して上記ホッパー部4内のわさびWを該経路6内に吸引し、かかる状態から上記供給位置Nへの復動により吸引したわさびWを該経路6前方に押し出し、該押し出し圧力により上記弁13を下方(矢印F方向)に開成し得るように構成されている。
【0025】
上記駆動用筐体3において(図5参照)、26は、前後方向に直線的に形成された摺動溝27内に前後方向に摺動自在に設けられた方形の摺動ブロックであり、該ブロック26の前面26aに上記ピストン25の後端が接続されている。上記ブロック26の上面には支持軸28aを介して円形回動ピン28が上記軸28aを中心として回転自在に設けられている。
【0026】
29は揺動アームであり、その一端は上記筐体3に支持された駆動軸37に接続固定されると共に、他端には長孔29aが形成されており、該長孔29a内に上記円形回動ピン28が係合している。上記駆動軸37は、上記筐体3上に設けられた正逆駆動モータ38のプーリーに接続されており、該モータ38を正逆駆動して、上記揺動アーム29を矢印D,E方向に回動駆動することにより、上記回動ピン28を介して上記摺動ブロック26を上記摺動溝27内で前後方向(矢印B,C方向)に駆動し、これにより上記ピストン25を上記供給位置Nと吸引位置Mとの間において往復駆動し得るように構成されている。尚、図5中39は、上記ブロック26の後退限を検出する近接センサーである。
【0027】
上記揺動アーム29の矢印D方向及びE方向の回転角は、図8に示すように上記モータ38の駆動回路42に正方向回転時間制御用タイマー40及び逆方向回転時間制御用タイマー41を設け、両タイマー40、41により該モータ38が正方向(揺動アーム29は矢印D方向)又は逆方向(揺動アーム29は矢印E方向)に回動する時間(回転量)を設定し、上記駆動回路42により上記モータ38の正方向及び逆方向への回転時間を制御することにより、上記揺動アーム29の回転角を決定する。即ち、上記タイマー40,41の設定時間を長く設定すれば上記アーム29の回動角は大きくなり、タイマー40,41の設定時間を短く設定すれば上記アーム29の回転角は小さくなり、かかる構成により上記アーム29の矢印D又はE方向の回転角を独立して制御可能に構成する。通常は、上記揺動アーム29が矢印D方向に回転して図5に実線で示す回動端に位置したとき、上記ピストン25の先端部25aが図3に示す供給位置Nに位置するように構成し、上記アーム29が矢印E方向に回動して図3に二点鎖線に示す回動端に位置したとき、図2に示す吸引位置Mに位置するように設定する。
【0028】
例えば、上記タイマー40の設定を変更して、上記モータ38の正方向の回転時間を長く(又は短く)設定することにより、上記揺動アーム29の回転角を増加(又は減少)して上記ピストン25の供給位置Nを図7に示す供給位置N’(又は供給位置N”)に変化させることができ、これにより練りわさびWの供給量を増減制御することができる。即ち、上記供給位置Nを該位置Nを中心として、より前方側(N’)又は後方側(N”)に設定することにより、上記送出経路17からホース20に送り出される練りわさびWの量、延いては上記出口23a〜23cから押し出されるわさびWの量を増加又は減少させることができる。尚、上記供給位置N又は吸引位置Mの位置の変更は、上記タイマーに限らず、上記揺動アーム29の回転角をエンコーダにより検出したり、光センサー等により上記回転角を変更し得るように構成することもできる。
【0029】
上記駆動モータ38による上記揺動アーム29の矢印D方向の駆動タイミングは、上記すし飯成形機30の駆動シャフト35により上記押型21が下方(矢印F方向)に駆動されて上記押圧面21aと成形型34との間ですし飯を押圧するタイミングに略一致させ、上記押型21押圧面21aで飯を押圧成形する時に、上記ピストン25が上記吸引位置Mから供給位置Nに前進して、上記出口23a〜23cから飯上部にわさびWを供給するように構成する。そして、上記駆動シャフト35により上記押型21が上方(矢印A方向)に上昇するタイミングで上記揺動アーム29を矢印E方向に回動して上記ピストン25を上記供給位置Nから吸引位置Mに後退させるように構成する。尚、図8中、43はタイマー40,41の設定等を行う操作部である。
【0030】
図1に戻って、上記供給装置1は、すし飯成形機30における側面30aに固定されている。上記すし飯成形機30は、その機枠31上面に設けられたすし飯ホッパー32、該ホッパー32から飯を下方のすし成形型34上方に供給する飯供給部33、上記すし成形型34中央の上下方向駆動シャフト35から直交方向に設けられた駆動アーム36、該アーム36先端部に設けられた上記すし押型21により形成されており、上記成形型34をその中心軸aを中心に回転しながら、上記駆動シャフト35を上下方向に駆動することにより、該成形型34上(図1の上面34a)に供給された飯を上記押型21で押圧して上記成形型34上にすし飯を成形するものである。
【0031】
本発明は、上述のように構成されるものであるから、以下その動作を説明する。まず、供給円筒5上部から練りわさびWを入れ、わさび供給ホッパー部4内に練りわさびWを供給する。このときピストン25の先端部25aは図3に示す供給位置Nにあり、弁13はスプリング16の附勢力により、その先端アール部13aがテーパ部7aに当接して開閉経路7を閉鎖している状態にあるとする(図9(イ)の状態)。かかる状態から当該供給装置1をスタートすると、駆動モータ38が逆方向に回転し、揺動アーム29が矢印E方向に回動して図5の二点鎖線位置まで回動して停止する。すると、摺動ブロック26が摺動溝27内を矢印C方向に図5の二点鎖線位置まで摺動し、それにより上記ピストン25が上記供給位置Nから図2に示す吸引位置Mまで後退する(図9(ロ)の状態)。
【0032】
上記ピストン25が上記吸引位置Mまで後退すると、連通部6aが開成され上記ホッパー部4内の練りわさびWは、その自重により上記供給口4cから連通部6aを介して下方の上記押出経路6内に落下し、また上記ピストン25の後退により上記押出経路6内の圧力が低下(減圧)し、上記ホッパー部4から上記供給口4cを介して上記押出経路6内に上記練わさびWが吸引され、上記わさびWの上記押出経路6内への進入が促進される。この時点では上記練わさびWは上記押出経路6の延長部6bにも進入し、該経路6内に略充満した状態となる(図9(ロ)参照)。
【0033】
その後、上記モータ38は正方向に回転し、揺動アーム29が図5の二点鎖線位置から矢印D方向に回動して図5の実線位置まで回動して停止する。すると、摺動ブロック26が摺動溝27内を矢印B方向に図5の実線位置まで摺動し、それにより上記ピストン25が上記吸引位置M(図9(ロ)、図2)から図9(ハ)(図3)に示す供給位置Nまで前進する(図9(ハ)の状態)。すると、上記押出経路6内の練りわさびWは上記ピストン25の先端部25aにより押出経路6内を前方に押し出され、当該わさびWの押し出し圧力により上記弁13が上記スプリング16の附勢力に抗して矢印F方向に下降し、それにより開閉経路7が開口して該経路7にわさびWの通過スペース7bが形成される(図9(ハ)、図3、図6参照)。そして押出経路6内の上記わさびWは上記ピストン25の矢印B方向の前進と共に上記開閉経路7のスペース7bを通って送出経路17に送り出され、該送出経路17を介してホース20に送り出される。従って、上記ホース20の先端部近傍位置に既に練りわさびWが存在する場合は、上記わさびWの押し出し圧力により、上記すし押型21の出口23a〜23cからわさびWが排出され、当該押型21にて成形されたすし飯の上部に上記わさびが供給される(図4参照)。
【0034】
その後、上記モータ38が逆方向に回転し、揺動アーム29が矢印E方向に再び回動して図5の二点鎖線位置でして停止し、それにより上記ピストン25が上記供給位置Nから図9(ロ)(図2)に示す吸引位置Mまで後退する。上記ピストン25が上記吸引位置Mまで後退すると、上記弁13が上記スプリング16の附勢力により矢印A方向に復帰し、その先端のアール部13aが上記開閉経路7のテーパ7aに当接して開閉経路7を閉鎖する。このとき、既に送出経路17に送出された練りわさびは該経路17後端で上記弁13により切断され、これにより上記ピストン25のストロークによって定められた略一定量のわさびWが上記送出経路17に送り出されたことになる。
【0035】
上記ピストン25が上記吸引位置Mまで後退することにより、ホッパー部4内の練りわさびWは再び自重により上記供給口4cから下方の上記押出経路6内に落下し、また上記ピストン25の後退による上記押出経路6内の減圧によって、上記ホッパー部4から上記供給口4cを介して上記押出経路6内に再び吸引され、これにより上記押出経路6内にわさびWが充満した状態となる(図9(ロ)の状態)。
【0036】
その後、上記モータ38は再び正方向に回転し、揺動アーム29が図5の二点鎖線位置から矢印D方向に回動して図5の実線位置まで回動し、それにより上記ピストン25が上記吸引位置M(図9(ロ)(図2))から、図9(ハ)(図3)に示す供給位置Nまで再び前進する。これにより、上記押出経路6内の練りわさびWは上記ピストン25の先端部25aにより押出経路6内を前方に押し出され、上記開閉経路7のスペース7bを通って送出経路17に送り出され、該送出経路17を介してホース20に送り出される。
【0037】
その後は、かかる動作(図9(ロ)、(ハ))が繰り返し行われることにより、上記弁13により切断された略一定量のわさびが上記ピストン25の上記吸引位置Mから供給位置Nに前進するタイミングで上記ホース20に順次送り出され、該略一定量のわさびWが、上記ホース20、接続管22、シャフト23内の供給経路24を通って、上記押型21の出口23a〜23cから間歇的に押し出される。
【0038】
上記ピストン25は、上記成形型34の回転が停止して、上記シャフト23が下降して上記押型21で成形型34内の飯を押圧成形するタイミングに合わせて、上記吸引位置Mから上記供給位置Nに前進させることにより、上記押型21の押圧面21aで飯を押圧したタイミングで、該飯の上面に上記練りわさびWを供給することができる。
【0039】
上記練わさびWの供給量を変化させる場合は、上記駆動モータ38の正方向回転時間を上記タイマー40により変化させれば良い。即ち、供給量を増加させたい場合は、上記タイマー40の動作時間を長く設定し、上記ピストン25の先端部25aの停止位置(供給位置)が図7に示すようにN’に位置するように設定すればよい。これにより、上記供給位置Nと比較してより多くの練りわさびWをホース20に供給することができ、上記すし飯上に供給されるわさびの量を増加することができる。尚、わさび量を減少させる場合は、上記タイマー40の動作時間を短くして上記供給位置を図7のN”に設定すれば良い。
【0040】
尚、上記供給用筐体2内を清掃する場合は、上記供給円筒5を取り外し、上記ピストン25を上記押出経路6から引き抜き、抜け止め部材12を取り外して上記弁収納孔9から上記弁構成体8を引き抜いて取り外し、上記キャップ18を上記筐体2から取り外せば、互いに連通状態の押出経路6、開閉経路7、送出経路17により構成される供給経路、上記ホッパー部4、及び上記弁収納孔9だけが形成された筐体となるので、かかる状態で各経路内部を容易に清掃することができるものである。
【0041】
上述のように、本発明の供給装置によれば、従来のようにチューブポンプを用いないので、回転体によるホース20の切断、ホース20の抜け等を起こすことはなく、極めて安定して練り食材等を供給し得る供給装置を提供することができるものである。
【0042】
また、ピストン25の停止位置を変更することで、練り食材の供給量をも容易に増減することができ、例えばすし飯上のわさび量を好みに合わせて増減すること等を容易に実現し得るものである。
【0043】
また、練り食材は押出経路6から開閉経路7の弁体13を介して送出経路17を通過していくものであり、その供給経路全体に機械部分が存在しないので、極めて衛生的に食材を供給することができるものである。
【0044】
また1つの筐体2内にホッパー部4、供給経路(6、7,17)、弁収納孔9等を設け、供給経路内にピストン25を挿入し、弁収納孔9内に弁構成体8を収納することにより構成される簡潔な構成としたので、清掃時にはピストン25、弁構成体8等を簡単に取り外すことにより、食材の供給経路内を極めて容易に清掃することができるものである。
【0045】
【発明の効果】
以上のように、本発明の供給装置によれば、従来のように、食材供給用ホースの切断等を起こすことなく、安定して練り食材等を供給し得る練り食材等の供給装置を提供することができるものである。
【0046】
また、練り食材等の各種食材を極めて衛生的に供給することができるものである。
【0047】
また、ピストンの停止位置を変更することで、練り食材等の供給量をも容易に増減することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る練り食材等の供給装置を使用したすし飯成形機の一部断面側面図である。
【図2】同上装置の側面断面図である。
【図3】同上装置の側面断面図である。
【図4】同上すし成形機のすし押型近傍の斜視図である
【図5】図1のX−X線断面図である。
【図6】同上装置の開閉経路近傍の断面図である。
【図7】同上装置の押出経路の先端部近傍の側面断面図である。
【図8】同上装置の駆動機構の電気的ブロック図である。
【図9】(イ)〜(ハ)は同上装置の動作を説明するための側面断面図である。
【図10】従来の供給装置の側面図である。
【符号の説明】
W 練りわさび
4 供給ホッパー部
4c 供給口
6 押出径路
6a 連通部
7 開閉径路
9 弁収納孔
13 弁
16 スプリング
17 送出径路
20 ホース
21 押型
23a〜23c 出口
25 ピストン
N,N’、N” 供給位置
30 すし飯成形機

Claims (5)

  1. 練り食材等を収納可能なホッパーを設けると共に、上記ホッパーの下端開口部にその経路途中が連通部を以って連通する前後方向供給経路を設け、かつ該経路内を往復摺動可能なピストンを設けて、該ピストンの往復動により上記ホッパーとの連通部を開閉可能に構成し、
    かつ上記供給経路の上記連通部より前方側の先端位置の下方側に下向拡がり状テーパ部を有す連通部に当接するアール部を有し該経路を開閉し得る開閉弁を設け、附勢部材を以って上記開閉弁が常時上記経路を閉鎖する状態に位置するように構成し、
    上記開閉弁の閉鎖された状態における上記ピストンの往動による上記連通部の開成時に上記ホッパー内の練り食材等を上記供給経路内に供給し、上記ピストンの復動による上記練り食材等の押し出し圧力により上記開閉弁を開成して上記供給経路内の練り食材等を上記開閉弁を介して押し出し可能に構成したものであることを特徴とする練り食材等の供給装置。
  2. 上記連通部の前方側に上記供給経路に直交する開閉経路を介在させ、該開閉経路を上記開閉弁により開閉可能とし、上記練り食材等の押出し圧力により上記開閉弁を開成して該開閉経路前方側の上記供給経路に練り食材等を押し出し可能に構成したものであることを特徴とする請求項1記載の練り食材等の供給装置。
  3. 上記ホッパーを筐体上に形成し、上記供給経路は上記筐体内にその前後方向を貫通するように形成し、かつ上記筐体内に弁収納部を設けて上記開閉弁を上記弁収納部内に設置したものであることを特徴とする請求項1又は2記載の練り食材等の供給装置。
  4. 上記ピストンの復動停止位置を変更可能に構成し、上記練り食材等の押出し供給量を増減し得るように構成したものであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の練り食材等の供給装置。
  5. 上記供給経路端部と食品成形機の押型とをホースで接続し、上記押型下面に練り食材等の出口を穿設し、上記供給経路から押し出された練り食材等を上記押型の出口から成形食品上に供給するように構成したものであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の練り食材等の供給装置。
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