JP3919887B2 - 化学増幅型ポジ型レジスト組成物 - Google Patents

化学増幅型ポジ型レジスト組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な化学増幅型ポジ型レジスト組成物、さらに詳しくは、高解像性及び高感度を有し、かつ引き置き経時安定性に優れるとともに、基板依存性がなく、形状及び耐熱性に優れるレジストパターンを与える化学増幅型ポジ型レジスト組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体素子や液晶素子などの製造においては、化学増幅型レジスト組成物が使用されるようになってきた。この化学増幅型レジスト組成物は、放射線の照射により生成した酸の触媒作用を利用したレジストであって、高い感度と解像性を有し、放射線の照射により酸を発生する化合物すなわち酸発生剤の使用量が少ないという利点を有している。
【0003】
この化学増幅型レジストにはポジ型とネガ型の2つのタイプがあり、これらは、一般に、酸発生剤と、それから発生する酸の作用によりアルカリ水溶液に対する溶解性が変化する被膜形成成分とを基本成分としている。
【0004】
前記ポジ型レジストにおいては、被膜形成成分として、通常tert‐ブトキシカルボニル基、テトラヒドロピラニル基などの溶解抑制基で水酸基の一部を保護したポリヒドロキシスチレンなどが用いられており、一方、ネガ型レジストにおいては、被膜形成成分として、通常上記溶解抑制基で水酸基の一部を保護したポリヒドロキシスチレン、あるいはポリヒドロキシスチレンやノボラック樹脂などの樹脂成分に、メラミン樹脂や尿素樹脂などの酸架橋性物質を組み合わせたものが用いられている。
【0005】
化学増幅型レジストの酸発生剤として、ジアゾメタン化合物を使用することは知られており(特開平3−103854号公報、特開平4−210960号公報、特開平4−217249号公報)、このようなジアゾメタン化合物として、ビス(イミダゾリルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(2‐メチルイミダゾリルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(ベンイミダゾリル‐2‐スルホニル)ジアゾメタン、ビス(ベンオキサゾリル‐2‐スルホニル)ジアゾメタン、ビス(ベンチアゾリル‐2‐スルホニル)ジアゾメタンなどのビス(ヘテロアリールスルホニル)ジアゾメタンを用いたポジ型レジストが提案されている。
【0006】
このポジ型レジストは、アルカリ可溶性樹脂とアセタール系の溶解抑制剤と酸発生剤の3成分系レジストであるが、このような3成分系レジストは、現在のクオーターミクロン(0.25μm以下)領域の超微細パターンの加工精度においては、解像度が十分ではない上、定在波の影響を受けやすく、レジストパターンの断面形状が波打った形状となるなどの欠点があり、さらに改良することが望まれている。
【0007】
他方、酸発生剤として、アリールジスルホン化合物を使用することも知られているが(特開昭61−166544号公報、特開平3−289658号公報、特開平5−94017号公報)、これらを酸発生剤として含むレジスト組成物は解像度、感度、引き置き経時安定性の点で、必ずしも満足できるものではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、高解像性及び高感度を有し、かつ引き置き経時安定性が優れ、基板依存性がなく、形状及び耐熱性が優れたレジストパターンを与える化学増幅型ポジ型レジスト組成物を提供することを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、優れた性能をもつ化学増幅型ポジ型レジスト組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、酸解離性保護基で保護された水酸基をもち、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)比が小さい、いわゆる単分散型樹脂成分に、特定のジスルホン化合物又はジアゾメタン基を含有するジスルホン化合物を酸発生剤として配合することにより、高解像性、高感度で、かつ引き置き経時安定性がよく、基板依存性がなく、パターン断面形状、耐熱性の優れたレジストパターンを与える化学増幅型ポジ型レジスト組成物が得られることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち、本発明は、(A)酸解離性保護基で保護された水酸基をもち、酸の作用によりアルカリに対する溶解性が増大する、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)比3.5以下の樹脂成分、及び(B)一般式
【化2】
Figure 0003919887
(式中のR1及びR2は、それぞれピリジル基、ベンズオキサゾリル基又は少なくとも1つのアミノ基若しくはジメチルアミノ基を有するアリール基であり、それらはたがいに同一であってもよいし、異なっていてもよく、nは0又は1である)
で表わされるジスルホン化合物から成る酸発生剤を含有することを特徴とする化学増幅型ポジ型レジスト組成物を提供するものである。
【0011】
上記(B)成分の酸発生剤としては、特に一般式(I)中のR1及びR2が、それぞれピリジル基、ベンズオキサゾリル基又はジメチルアミノ基を有するアリール基で、nが1である化合物、及びR1及びR2が、それぞれ少なくとも1つのアミノ基若しくはジメチルアミノ基を有するアリール基で、nが0である化合物が好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明組成物においては、(A)成分として、酸解離性保護基で保護された水酸基をもち酸の作用によりアルカリに対する溶解性が増大する重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)比3.5以下の樹脂が用いられる。このような樹脂としては、水酸基の一部を酸解離性保護基で保護したヒドロキシスチレンの単独重合体やヒドロキシスチレンと他のスチレン系単量体との共重合体、ヒドロキシスチレンとアクリル酸又はメタクリル酸あるいはその誘導体との共重合体、あるいはカルボキシル基の水酸基の一部を酸解離性保護基で保護したアクリル酸又はメタクリル酸とそれらの誘導体との共重合体などを挙げることができる。
【0013】
上記のヒドロキシスチレンと共重合させるスチレン系単量体としては、スチレン、α‐メチルスチレン、p‐メチルスチレン、o‐メチルスチレン、p‐メトキシスチレン、p‐クロロスチレンなどが挙げられる。また、上記アクリル酸又はメタクリル酸の誘導体としては、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸2‐ヒドロキシエチル、アクリル酸2‐ヒドロキシプロピル、アクリルアミド、アクリロニトリル及び対応するメタクリル酸誘導体を挙げることができる。
【0014】
これらの樹脂のMw/Mn比が3.5以下のものは単分散型樹脂と呼ばれ、市販品として容易に入手することができる。また、Mw/Mn比が3.5を超える樹脂の場合は、公知の分別沈殿処理により、低分子量部分を取り除き、Mw/Mn比を3.5以下にして用いてもよい。
【0015】
一方、酸解離性保護基としては、例えばtert‐ブトキシカルボニル基、tert‐アミキシカルボニル基などの第三級アルキシカルボニル基、tert‐ブトキシカルボニルメチル基などの第三級アルコキシカルボニルアルキル基、tert‐ブチル基などの第三級アルキル基、エトキシエチル基、メトキシプロピル基などのアルコキシアルキル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基などのアセタール基、ベンジル基、トリメチルシリル基などを挙げることができる。
【0016】
これらの酸解離性保護基による水酸基の保護率は、通常樹脂中の水酸基の1〜60モル%、好ましくは、10〜50モル%の範囲である。
【0017】
この(A)成分の樹脂は、レジストの耐熱性及び解像性を向上させるために、Mw/Mn比が3.5以下であることが必要である。このMw/Mn比は小さい方が好ましく、ポリヒドロキシスチレン系樹脂では3.5以下、好ましくは2.5以下、より好ましくは1.5以下である。なお、重量平均分子量(Mw)及び数平均分子量(Mn)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(GPC法)により測定したポリスチレン換算の値である。
【0018】
本発明組成物においては、この(A)成分としては、Mw/Mn比3.5以下の、ポリヒドロキシスチレンの水酸基の10〜50モル%、好ましくは15〜40モル%がtert‐ブトキシカルボニル基で保護されたポリヒドロキシスチレンと、ポリヒドロキシスチレンの水酸基の10〜50モル%、好ましくは15〜40モル%が1‐エトキシエチル基や1‐メトキシ‐n‐プロピル基などのアルコキシアルキル基で保護されたポリヒドロキシスチレンとを、重量比5:95ないし50:50、好ましくは10:90ないし30:70の割合で混合したものを用いるのが有利である。
【0019】
次に、本発明組成物においては、(B)成分として、一般式
【化3】
Figure 0003919887
(式中のR1及びR2は、それぞれピリジル基、ベンズオキサゾリル基又は少なくとも1つのアミノ基若しくはジメチルアミノ基を有するアリール基であり、それらはたがいに同一であってもよいし、異なっていてもよく、nは0又は1である)
で表わされるジスルホン化合物から成る酸発生剤を用いることが必要である。
【0020】
この一般式(I)で表わされるジスルホン化合物としては、特に(1)R1及びR2が、それぞれピリジル基、ベンズオキサゾリル基又はジメチルアミノ基を有するアリール基で、かつnが1のもの、すなわち一般式
【化4】
Figure 0003919887
(式中のR3及びR4は、それぞれピリジル基、ベンズオキサゾリル基又はジメチルアミノ基を有するアリール基であり、それらはたがいに同一であってもよいし、異なっていてもよい)
で表わされるジアゾメタン基含有ジスルホン化合物、及び(2)R1及びR2が、それぞれ少なくとも1つのアミノ基若しくはジメチルアミノ基を有するアリール基で、かつnが0のもの、すなわち、一般式
【化5】
Figure 0003919887
(式中のR5及びR6は、それぞれ少なくとも1つのアミノ基若しくはジメチルアミノ基を有するアリール基であり、それらはたがいに同一であってもよいし、異なっていてもよい)
で表わされるジスルホン化合物が好適である。これらの一般式(I−a)で表わされるジアゾメタン基含有ジスルホン化合物及び一般式(I−b)で表わされるジスルホン化合物は、露光から次のPEB(POST EXPOSURE BAKE)まで放置している間に、レジストパターンが庇状になることのない、すなわち引き置き経時安定性に優れる上、シリコン窒化膜(SiN)、BPSG(ホウ素リンケイ酸膜)などの絶縁膜を設けた基板や、窒化チタン(TiN)、Al−Si−Cu合金、タングステンなどの金属膜を設けた基板などの各種基板によって、レジストパターンが裾引き状とならない、すなわち基板依存性がなく、良好な形状のレジストパターンが得られるレジスト組成物を与えることができる。
【0021】
前記一般式(I−a)で表わされる化合物においては、R3及びR4は、共にピリジル基、ベンズオキサゾリル基又はジメチルアミノ基を有するフェニル基であるのが好ましく、特にジメチルアミノ基をもつフェニル基であるのが好ましい。また、一般式(I−b)で表わされる化合物においては、R5及びR6は、それぞれ少なくとも1つのアミノ基若しくはジメチルアミノ基を有するフェニル基及びナフチル基が好ましく、特に共にジメチルアミノ基を有するナフチル基であるのが好ましい。
上記アリール基には、引き置き経時安定性、基板依存性に影響を与えない範囲で、他の適当な置換基、例えばアルキル基、アルコキシル基、ハロゲン原子などが導入されていてもよい。
【0022】
前記一般式(I−a)で表わされるジアゾメタン基含有ジスルホン化合物の製造は、例えば公知の方法(特開平4−210960号公報)を用いて行うことができる。
例えば、R3とR4が同じである場合、反応式
【化6】
Figure 0003919887
に従い、R3SHとジクロロメタンとを、メタノール、エタノールなどのアルコール類、トルエンなどの芳香族炭化水素などの溶媒中において、トリエチルアミンなどの塩基の存在下に反応させることにより、R3SCH2SR3を製造し、次いで、この化合物と過酸化水素とを、水や、メタノール、エタノールなどのアルコール類などの溶媒中において、タングステン酸ナトリウムなどの触媒の存在下に反応させることにより、R3SO2CH2SO23を得たのち、この化合物とトシルアジドとを、メタノール、エタノールなどのアルコール類、トルエンなどの芳香族炭化水素などの溶媒中において、トリエチルアミンなどの塩基の存在下に反応させて、所望のジアゾメタン基含有ジスルホン化合物を製造する。
【0023】
また、R3とR4が異なる場合には、反応式
【化7】
Figure 0003919887
に従い、R3SHとパラホルムアルデヒトとを混合したのち、これに10℃以下で塩化水素ガスを導入し、次いで無水塩化カルシウムを添加して10℃以下で反応させることにより、R3SCH2Clを製造し、続いて、この化合物とR4SHとを、メタノール、エタノールなどのアルコール類、トルエンなどの芳香族炭化水素などの溶媒中において、水酸化ナトリウムなどの塩基の存在下に反応させることにより、R3SCH2SR4を得たのち、以下、上記と同様にして処理することにより、所望のジアゾメタン基含有ジスルホン化合物を製造する。
【0024】
上記のR3及びR4は、前記反応で示したように、たがいに同一であってもよいし、異なっていてもよいが、R3とR4とが同一の方が、ジアゾメタン基含有ジスルホン化合物を安価にかつ簡単に製造しうることから、実用上好ましい。
【0025】
前記一般式(I−a)で表わされるジアゾメタン基含有ジスルホン化合物の例としては、
ビス(4‐ピリジルスルホニル)ジアゾメタン、
【化8】
Figure 0003919887
ビス(ベンズオキサゾリル‐2‐スルホニル)ジアゾメタン
【化9】
Figure 0003919887
ビス(4‐ジメチルアミノフェニルスルホニル)ジアゾメタン
【化10】
Figure 0003919887
などが挙げられる。
【0026】
また、前記一般式(I‐b)で表わされるジスルホン化合物の例としては、
ビス(5‐ジメチルアミノ‐1‐ナフチル)ジスルホン
【化11】
Figure 0003919887
などが挙げられる。
【0027】
本発明組成物においては、(B)成分の酸発生剤として、前記一般式(I)で表わされるジスルホン化合物を1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、また、その含有量は、前記(A)成分の樹脂100重量部当り、0.5〜20重量部の範囲が好ましい。この量が0.5重量部未満では像形成が不十分であるし、20重量部を超えると均一なレジスト被膜が形成されにくい上、現像性も低下し、良好なレジストパターンが得られにくい。像形成性、レジスト被膜形成性及び現像性などのバランスの点から、この(B)成分の特に好ましい含有量は、(A)成分100重量部当り、1.0〜10.0重量部の範囲である。
なお、この(B)成分の酸発生剤として、前記一般式(I)で表わされるジスルホン化合物と共に、本発明の目的がそこなわれない範囲で、所望によりビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタンやビス(n‐プロピルスルホニル)ジアゾメタンのようなKrFレーザー(248nm)に対する透明性の高い他のジアゾメタン化合物などの酸発生剤を併用してもよい。
【0028】
本発明組成物には、レジストパターン形状、引き置き経時安定性などを向上させるために、必要に応じて、各種アミン類、例えばトリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、n‐プロピルアミン、ジ‐n‐プロピルアミン、トリ‐n‐プロピルアミンなどの脂肪族アミン、ベンジルアミン、アニリン、N‐メチルアニリン、N,N‐ジメチルアニリンなどの芳香族アミン、ピリジン、2‐メチルピリジン、2‐エチルピリジン、2,3‐ジメチルピリジンなどの複素環式アミンなどを添加することができる。これらの中では、トリエチルアミンが、レジストパターン形状、引き置き経時安定性に優れるレジスト組成物を与えるので特に好ましい。
【0029】
さらに、必要に応じ、酪酸、イソ酪酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、アクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、3‐ブテン酸、メタクリル酸、4‐ペンテン酸などの飽和又は不飽和脂肪族カルボン酸、1,1‐シクロヘキサンジカルボン酸、1,2‐シクロヘキサンジカルボン酸、1,3‐シクロヘキサンジカルボン酸、1,4‐シクロヘキサンジカルボン酸、1,1‐シクロヘキシルジ酢酸など脂環式カルボン酸、p‐ヒドロキシ安息香酸、o‐ヒドロキシ安息香酸(サリチル酸)、2‐ヒドロキシ‐3‐ニトロ安息香酸、3,5‐ジニトロ安息香酸、2‐ニトロ安息香酸、2,4‐ジヒドロキシ安息香酸、2,5‐ジヒドロキシ安息香酸、2,6‐ジヒドロキシ安息香酸、3,4‐ジヒドロキシ安息香酸、3,5‐ジヒドロキシ安息香酸、2‐ビニル安息香酸、4‐ビニル安息香酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸などの水酸基、ニトロ基、カルボキシル基、ビニル基などの置換基を有する芳香族カルボン酸などのカルボン酸を添加することができる。
これらのカルボン酸の中では、芳香族カルボン酸が適当な酸性度を有するので好ましい。中でもサリチル酸がレジスト溶剤に対する溶解性及び各種基板に対して良好なレジストパターンが得られる点から好適である。
【0030】
このアミン類及びカルボン酸類の添加量については、レジストパターン形状及び感度などの点から、アミン類は、(A)成分に対して、0.01〜1重量%、好ましくは0.05〜0.5重量%の範囲が有利であり、カルボン酸類は、(A)成分に対して0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜2.0重量%の範囲が有利である。
【0031】
本発明組成物は、その使用に当たっては上記各成分を溶剤に溶解した溶液の形で用いるのが好ましい。このような溶剤の例としては、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソアミルケトン、2‐ヘプタノンなどのケトン類;エチレングリコール、エチレングリコールモノアセテート、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノアセテート、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノアセテート、ジプロピレングリコール又はジプロピレングリコールモノアセテート、あるいはそれらのモノメチルエーテル、モノエチルエーテル、モノプロピルエーテル、モノブチルエーテル又はモノフェニルエーテルなどの多価アルコール類及びその誘導体;ジオキサンのような環式エーテル類;及び乳酸メチル、乳酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、メトキシプロピオン酸メチル、エトキシプロピオン酸エチルなどのエステル類、N,N‐ジメチルホルムアミド、N,N‐ジメチルアセトアミド、N‐メチル‐2‐ピロリドンなどのアミド系溶剤を挙げることができる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよい。
【0032】
本発明組成物には、さらに所望により混和性のある添加物、例えばレジスト膜の性能を改良するための付加的樹脂、可塑剤、安定剤、着色剤、界面活性剤などの慣用されているものを添加含有させることができる。
【0033】
本発明組成物の使用方法としては従来のホトレジスト技術のレジストパターン形成方法が用いられるが、好適に行うには、まずシリコンウエーハのような支持体上に、該レジスト組成物の溶液をスピンナーなどで塗布し、乾燥して感光層を形成させ、これに縮小投影露光装置などにより、紫外線、deep−UV、エキシマレーザー光を所望のマスクパターンを介して照射するか、あるいは電子線により描画し、加熱する。次いでこれを現像液、例えば1〜10重量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液のようなアルカリ性水溶液などを用いて現像処理する。この形成方法でマスクパターンに忠実な画像を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明の化学増幅型ポジ型レジスト組成物は、高解像性及び高感度を有し、かつ引き置き経時安定性に優れるとともに、基板依存性がなく、形状及び耐熱性に優れるレジストパターンを与え超微細加工が要求される半導体素子などの製造において好適に用いられる。
【0035】
【実施例】
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
なお、ポジ型レジスト組成物の諸物性は、次のようにして求めた。
【0036】
(1)感度
試料をスピンナーを用いてシリコンウエーハ上に塗布し、これをホットプレート上で90℃、90秒間乾燥して膜厚0.7μmのレジスト膜を得た。この膜に縮小投影露光装置NSR−2005EX8A(ニコン社製)を用いて1mJ/cm2ずつドーズ量を加え露光したのち、110℃で90秒間加熱し、次いで2.38重量%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で23℃にて60秒間現像処理し、さらに30秒間水洗後、乾燥した。この際、現像後の露光部の膜厚が0となる最小露光時間を感度としてmJ/cm2(エネルギー量)単位で測定した。
【0037】
(2)解像性
上記(1)と同様な操作を行い、0.25μmのマスクパターンを再現する露光量における限界解像度で示した。
(3)レジストパターン形状
上記(1)と同様な操作を行い、0.25μmの矩形のレジストパターンが得られた場合を○、レジストパターントップがやや細いパターンとなったり、波打ったレジストパターンとなった場合を×として評価した。
【0038】
(4)引き置き経時安定性
上記(1)において、露光までの操作を行ったのち、60分間放置したあと、同様に110℃で90秒間加熱し、次いで現像処理を行い、0.25μmのレジストパターンの断面形状をSEM(走査型電子顕微鏡)写真により観察した。0.25μmのラインアンドスペースが1:1に形成されたものを5、ライン幅(レジストパターン幅)が0.25μmより広くなり、スペース幅が0.25μmより狭くなったものを3、解像しないものを1とし、その中間のものをそれぞれ4及び2として評価した。
【0039】
(5)基板依存性(各種基板に対するパターン形状)
上記(1)において、基板を、シリコンウエーハ上にシリコン窒化膜(SiN)が形成された基板(基板▲1▼)、窒化チタン膜(TiN)が形成された基板(基板▲2▼)、BPSG絶縁膜が形成された基板(基板▲3▼)にそれぞれ変えた以外は、(1)と同様な操作を行った。0.25μmのレジストパターンの断面形状をSEM(走査型電子顕微鏡)写真により観察し、矩形状のものをA、裾引き形状になっているものをBとした。
【0040】
(6)耐熱性
上記(1)と同様な操作を行い、約100μmのレジストパターンをホットプレート上にて120℃で加熱した。その断面形状をSEM(走査型電子顕微鏡)写真により観察し、矩形状又は台形状のものをA、断面の縦線が丸みを帯びているものをB、レジストパターン全体が丸まっているものをCとした。
【0041】
実施例1
水酸基の39モル%がtert‐ブキシカルボニル基で保護された重量平均分子量10000、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)比1.5のポリヒドロキシスチレンと水酸基の39モル%がエトキシエチル基で保護された重量平均分子量10000、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)比1.5のポリヒドロキシスチレンとの重量比3:7の混合物100重量部、酸発生剤としてのビス(4‐ピリジルスルホニル)ジアゾメタン3重量部、トリエチルアミン0.3重量部及びサリチル酸0.2重量部を、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート490重量部に溶解したのち、このものを孔径0.2μmのメンブランフィルターを用いてろ過し、ポジ型レジスト組成物を調製した。このものについて、諸物性を評価した。その結果を表2に示す。
【0042】
実施例2,3、比較例1〜3
実施例1において、酸発生剤の種類と量を表1に示すように変えた以外は、実施例1と同様にしてポジ型レジスト組成物を調製した。これらについて、諸特性を評価した。その結果を表2に示す。
【0043】
実施例4
水酸基の39モル%がtert‐ブキシカルボニル基で保護された重量平均分子量10000、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)比1.5のポリヒドロキシスチレンと水酸基の39モル%がエトキシエチル基で保護された重量平均分子量10000、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)比1.5のポリヒドロキシスチレンとの重量比3:7の混合物100重量部及び酸発生剤としてのビス(4‐ジメチルアミノフェニルスルホニル)ジアゾメタン1重量部とビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン3重量部をプロピレングリコールモノメチルエーテル490重量部に溶解したのち、このものを孔径0.2μmのメンブランフィルターを用いてろ過し、ポジ型レジスト組成物を調製した。このものについて、諸物性を評価した。その結果を表2に示す。
【0044】
比較例4
実施例1において、樹脂成分を、水酸基の39モル%がtert‐ブキシカルボニル基で保護された重量平均分子量10000、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)比4.0のポリヒドロキシスチレン100重量部に変えた以外は、実施例1と同様にしてポジ型レジスト組成物を調製した。このものについて、諸特性を評価した。その結果を表2に示す。
【0045】
比較例5
実施例2において、樹脂成分を、水酸基の39モル%がエトキシエチル基で保護された重量平均分子量10000、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)比4.0のポリヒドロキシスチレン100重量部に変えた以外は、実施例2と同様にしてポジ型レジスト組成物を調製した。このものについて、諸特性を評価した。その結果を表2に示す。
【0046】
比較例6
実施例3において、樹脂成分を、水酸基の39モル%がtert‐ブキシカルボニル基で保護された重量平均分子量10000、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)比4.0のポリヒドロキシスチレンと、水酸基の39モル%がエトキシエチル基で保護された重量平均分子量10000、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)比4.0のポリヒドロキシスチレンとの重量比3:7の混合物100重量部に変えた以外は、実施例3と同様にしてポジ型レジスト組成物を調製した。このものについて、諸特性を評価した。その結果を表1、表2に示す。
【0047】
【表1】
Figure 0003919887
【0048】
(注)
A−1:水酸基の39モル%がtert‐ブキシカルボニル基で保護された重量平均分子量10000、Mw/Mn比1.5のポリヒドロキシスチレン
A−2:水酸基の39モル%がエトキシエチル基で保護された重量平均分子量10000、Mw/Mn比1.5のポリヒドロキシスチレン
A−3:水酸基の39モル%がtert‐ブキシカルボニル基で保護された重量平均分子量10000、Mw/Mn比4.0のポリヒドロキシスチレン
A−4:水酸基の39モル%がエトキシエチル基で保護された重量平均分子量10000、Mw/Mn比4.0のポリヒドロキシスチレン
【0049】
【表2】
Figure 0003919887

Claims (7)

  1. (A)酸解離性保護基で保護された水酸基をもち、かつ酸の作用によりアルカリに対する溶解性が増大する、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)比3.5以下の樹脂成分、及び(B)一般式
    Figure 0003919887
    (式中のR1及びR2は、それぞれピリジル基、ベンズオキサゾリル基又は少なくとも1つのアミノ基若しくはジメチルアミノ基を有するアリール基であり、それらはたがいに同一であってもよいし、異なっていてもよく、nは0又は1である)
    で表わされるジスルホン化合物から成る酸発生剤を含有することを特徴とする化学増幅型ポジ型レジスト組成物。
  2. (A)成分100重量部当り、(B)成分0.5〜20重量部を含有する請求項1記載の化学増幅型ポジ型レジスト組成物。
  3. (B)成分のジスルホン化合物が、一般式中のR1及びR2が、それぞれピリジル基、ベンズオキサゾリル基又はジメチルアミノ基を有するアリール基で、かつnが1の化合物である請求項1又は2記載の化学増幅型ポジ型レジスト組成物。
  4. 1及びR2が共にピリジル基、ベンオキサゾリル基又はジメチルアミノ基を有するフェニル基である請求項3記載の化学増幅型ポジ型レジスト組成物。
  5. (B)成分のジスルホン化合物が、一般式中のR1及びR2が、それぞれ少なくとも1つのアミノ基若しくはジメチルアミノ基を有するアリール基で、nが0の化合物である請求項1又は2記載の化学増幅型ポジ型レジスト組成物。
  6. 1及びR2が共にジメチルアミノ基を有するナフチル基である請求項5記載の化学増幅型ポジ型レジスト組成物。
  7. さらに、アミン類又はカルボン酸類あるいはその両方を含有する請求項1ないし6のいずれかに記載の化学増幅型ポジ型レジスト組成物。
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