JP3919776B2 - 使い捨て紙おむつ及び使い捨て紙おむつの製造方法 - Google Patents

使い捨て紙おむつ及び使い捨て紙おむつの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、使い捨て紙おむつに関する。
従来、使い捨て紙おむつ(以下、紙おむつと記載する)は、透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、これらの間に介装される吸収体とで構成される紙おむつ本体を備えて構成されている。このような紙おむつにおいて、トップシートやバックシートに適宜糸ゴム等の弾性部材を設けて紙おむつに伸縮性を持たせることにより、胴周りや脚周りなど、着用者の体形に合わせて紙おむつをフィットさせることができるようにしたものがある。
紙おむつに弾性部材を設ける際には、トップシートやバックシートを構成する不織布等の部材を二枚重ねにしたり、或いは折り返したりするとともに、それらの間に糸ゴム等を挟み込んでホットメルトなどの接着剤で固着させる方法が行われている。
特に紙おむつの胴周りの部分においては、使用中に紙おむつがずれたり、ずれ落ちたりすることなく、また一方で、着用者が紙おむつで締め付けられることがないようにするために、紙おむつの胴周りを形成する箇所に所定の間隔で多数の糸ゴムを設け、紙おむつの胴周り部分を、幅広く、緩やかに伸縮させるようにしたものが製造されている。
しかしながら、このような紙おむつでは、胴周りに多数の糸ゴムを設けるために、胴周り部分を構成する不織布等に幅広く接着剤を施し、糸ゴムを挟みこんで固着させるため、製造された紙おむつの胴周り部分は伸縮する一方、接着剤によって固くなってしまう。そのため、使用時の感触が悪くなったり、また着用者の胴周り部分におむつ跡がついてしまったりなど、使用感が低下することがあった。
また、幅広い部分に多数の弾性部材を固着させるために、大量に接着剤を使用するため、紙おむつの製造にもコストがかかっていた。
本発明の課題は、胴周り部の感触が柔らかく、おむつ跡が付くことを防止できるなど使用感が良好であって、製造コストを削減できる使い捨て紙おむつおよび使い捨て紙おむつの製造方法を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば、図1,2に示すように、使い捨て紙おむつの胴周り部(前胴周り部20a、後ろ胴周り部20c)を形成する不織布(バックシート20、ギャザー押えシート27)に弾性部材(糸ゴム25)が接着剤(B)により固定される使い捨て紙おむつ(100)において、前記接着剤を供給する部材(83)の下方に前記弾性部材を位置させ、前記接着剤を前記部材により供給して、通過する前記弾性部材に前記接着剤を曲折させて絡ませながら付着させた複数の前記弾性部材を上下から不織布で挟み、前記弾性部材に曲折状態に付着した接着剤を弾性部材の全周に付着させてなり、
前記弾性部材を上下から挟んだ不織布が、ポリエチレン/ポリプロピレン混合不織布、ポリエチレン/ポリエステル混合不織布の何れかであり、
当該使い捨て紙おむつの長手方向の前記胴周り部の端部(前胴周り部20aの端部20aa、後ろ胴周り部20cの端部20ca)に配置される前記弾性部材の間隔は、当該使い捨て紙おむつの長手方向の中心側に配置される前記弾性部材の間隔よりも狭く、前記弾性部材を上下から挟んだ不織布は、前記弾性部材同士の間に接着剤が付着されていない部分を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の使い捨て紙おむつにおいて、前記弾性部材を上下から挟んだ不織布は、ケミカルボンド、サーマルボンド、スパムレースの何れかの方法で製造された不織布であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の使い捨て紙おむつにおいて、前記不織布は、毛羽立った表面の繊維をカットした面を有し、前記胴周り部の両面が、前記毛羽立った表面の繊維をカットした面からなることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、使い捨て紙おむつの胴周り部を形成する不織布に弾性部材が接着剤により固定される使い捨て紙おむつの製造方法において、前記接着剤を供給する部材の下方に前記弾性部材を位置させ、前記接着剤を前記部材により供給して、通過する前記弾性部材に前記接着剤を曲折させて絡ませながら付着させた複数の前記弾性部材を上下から不織布で挟み、前記弾性部材に曲折状態に付着した接着剤を弾性部材の全周に付着させてなる工程を備え、前記胴周り部を形成する不織布が、ポリエチレン/ポリプロピレン混合不織布、ポリエチレン/ポリエステル混合不織布の何れかであり、当該使い捨て紙おむつの長手方向の前記胴周り部の端部における前記弾性部材の間隔は、当該使い捨て紙おむつの長手方向の中心側の前記弾性部材の間隔よりも狭く、前記弾性部材を上下から挟んだ不織布は、前記弾性部材同士の間に接着剤が付着されていない部分を有することを特徴とする使い捨て紙おむつの製造方法である。
請求項1に記載の発明によれば、弾性部材を、接着剤を供給する部材の下方に位置させて通過させるだけで、弾性部材の全周に接着剤を絡ませることができる。
また、弾性部材を上下から挟んだ不織布は、弾性部材同士の間に接着剤が付着されていない部分を有するため、使い捨て紙おむつの胴周り部には、接着剤が断続的に施されることにより、胴周り部全体に施される場合に比べて、不織布が接着剤で硬くなることが低減される。従って、当該不織布と弾性部材とを有して構成される紙おむつは、胴周り部分が柔らかく形成されるので、使用時着用者の胴周り部分の感触が良好となり、着用者の胴周り部分が紙おむつで擦られたり、おむつ跡が付いたりすることを防止でき、使用感の良い使い捨て紙おむつを形成できる。
さらに、接着剤を、弾性部材を固定させる不織布全体に施す場合よりも、接着剤の量を少なくできるので、紙おむつ製造においてコストを削減できる。
また、弾性部材の全周に接着剤が付着されるので、弾性部材の接着領域を最大限利用することができることとなって、弾性部材と胴周り部を形成する不織布とを、十分な接着力で接着させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の発明の効果を奏することは無論のこと、弾性部材を上下から挟んだ不織布は、毛羽立った表面の繊維をカットした面を有し、胴周り部の両面が、毛羽立った表面の繊維をカットした面からなるため、不織布表面の毛羽立ちが押さえられて滑らかとなり、摩擦抵抗が小さく、感触のよい不織布となる。
請求項4に記載の発明によれば、接着剤を供給する部材の下方に弾性部材を位置させ、接着剤を部材により供給して、通過する弾性部材に接着剤を曲折させて絡ませながら付着させた複数の弾性部材を上下から不織布で挟み、弾性部材に曲折状態に付着した接着剤を弾性部材の全周に付着させてなる工程によって、使い捨て紙おむつを製造するので、弾性部材を、接着剤を供給する部材の下方に位置させて通過させるだけで、弾性部材の全周に接着剤を絡ませることができる。
また、弾性部材を上下から挟んだ不織布は、弾性部材同士の間に接着剤が付着されていない部分を有するため、使い捨て紙おむつの胴周り部には、接着剤が断続的に施されることにより、胴周り部全体に施される場合に比べて、不織布が接着剤で硬くなることが低減される。従って、当該不織布と弾性部材とを有して構成される紙おむつは、胴周り部分が柔らかく形成されるので、使用時着用者の胴周り部分の感触が良好となり、着用者の胴周り部分が紙おむつで擦られたり、おむつ跡が付いたりすることを防止でき、使用感の良い使い捨て紙おむつを形成できる。
また、接着剤を、例えば、弾性部材を固定させる不織布全体に施す場合よりも、接着剤の量を少なくできるので、紙おむつ製造においてコストを削減できる。
その上、接着剤の塗布量を少なくすることにより、接着剤が不織布から染み出すなどの問題も低減され、使い捨て紙おむつの製造において作業性が向上するので好ましい。
また、弾性部材の全周に接着剤が付着されるので、弾性部材の接着領域を最大限利用することができることとなって、弾性部材と胴周り部を形成する不織布とを、十分な接着力で接着させることができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一例としての、パンツ型の使い捨て紙おむつ100(以下、紙おむつ100と記載する)を示す斜視図であり、図2は、紙おむつ100の両脇部分を切り離して展開した様子を示す平面図である。また図3は、図2の使い捨て紙おむつ100のア−イ断面図である。
紙おむつ100は、主に、トップシート10と、不織布としてのバックシート20と、弾性部材としての糸ゴム25と、吸収体30と、ギャザーシート40と、胴周り漏れ防止シート50と、防水フィルム60と、を備えて構成されている。
吸収体30は、紙おむつ100の使用時に、尿等の水様成分を吸収するもので、綿やパルプ等の吸収性素材や、繊維或いはフィルム等のシート状基材と高吸水性樹脂とを組み合わせて形成される吸収部31と、吸収部31を包含する吸収性不織布または紙等からなる包装部32とで構成される。吸収体30は、人体の前胴周りから脚の間を通り後胴周りに亘る位置に装着されるように、ある程度の幅と長さを有するように(例えば図2に示すような略長方形状に)形成される。
トップシート10は、透液性不織布で、吸収体30の表面側を覆う形状に形成される。
トップシート10を形成する不織布の素材としてとしては、天然繊維、合成繊維、のいずれを用いてもよい。天然繊維の例としては、綿、セルロース(木材パルプ)、羊毛、絹等が挙げられる。また合成繊維としては、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ナイロン、ポリエステル(PET等)、アクリル等が挙げられ、またPE /PP混合繊維、PE /PET混合繊維など、上記素材を適宜組み合わせたバイコンポーネント繊維(混合繊維)も用いることができる。
トップシート10の不織布を形成する素材の繊維は、1.0〜4.0d(デニール)のものが好ましい。
トップシート10を形成する不織布には、綿以外の天然繊維、あるいは合成繊維のいずれを素材とする場合においても、綿を配合する。綿が配合された不織布は、綿が無配合の不織布に比べて柔らかく、感触のよい不織布を形成できるからである。
綿を配合する量としては、不織布を形成する他の素材の種類によっても異なるが、繊維性素材の全体に対して、綿が3.0重量%未満となるようにすると好ましい。3.0重量%以上であると、綿に吸収された体液等の水分が表面層に逆戻りし、着用者にじめじめした感覚を与える虞があるためである。
これらの繊維性素材から不織布を製造する方法としては、公知の方法を適宜用いることができ、例えば、ケミカルボンド、サーマルボンド、スパンレース等のいずれの方法を用いてもよく、また合成繊維等では、スパンボンド法、メルトブロー法、またこれらと上記の接着方法の組み合わせ等、いずれの方法を用いて製造してもよい。
トップシート10を形成する不織布の目付けとしては、18〜30g/m2が好ましい。18g/m2以下であると、紙おむつ100の使用者の動きによって不織布の耐久性が低下し、吸収性が低下することがあるからである。また、30g/m2以上であると、不織布製造における操業性の低下や、製造コストが嵩む等が考えられるためである。
また、トップシート10を形成する不織布においては、尿等を吸収体30側に浸透させるとともに、例えば尿等で濡れた際のべたつきを低減させるなどのため、親水性の素材には適切な程度に疎水加工や撥水加工等を施すか、或いは、疎水性素材の場合、部分的に親水化処理を施すなど、適宜加工を施すことが好ましい。このような加工は、上記の方法により繊維を絡合して形成した不織布に公知の加工方法を施して行うことができる。
さらに、トップシート10を形成する不織布には、不織布表面から繊維の先端が毛羽立たないように加工して、表面を滑らかにする(以下、スムース加工、と記載する)。
スムース加工としては、本実施の形態では、不織布表面に圧力を加えることにより、不織布表面に毛羽立つ繊維を不織布表面にねかせるように押え付ける方法で行う。
不織布表面に圧力を加える方法としては、不織布をローラーの間に挟み込んで表裏両面から圧力を加える方法が挙げられる。例えば、二本のローラーの間に不織布を挟む、或いは不織布表面にローラーを転がす、または、板等の二つの面で不織布を挟む等により行うことができる。
このスムース加工により、不織布表面は毛羽立ちが押えられて滑らかとなり、摩擦抵抗が小さく、感触のよい不織布となる。
また、スムース加工の方法として、毛羽立った表面の繊維をカットして滑らかにする方法であってもよい。
トップシート10の不織布の摩擦抵抗としては、摩擦係数の平均偏差(MMD値)において、MD(Machine Direction)は0.01〜0.50、CD(Cross Direction)は0.01〜0.70であることが望ましい。MMD値がこれらの値より大きいと、滑らかさが小さくなり、不織布と接触する皮膚等が擦られて、赤くなるなど、紙おむつ100として使用される際の使用感が悪くなることがあるからである。
尚、スムース加工は、不織布に疎水加工等施した後の最終段階で実施してもよく、また繊維を絡合させた後、様々な加工を施す途中段階で行ってもよい。
防水フィルム60は、PE等の樹脂により形成される。この防水フィルム60は、製造時、樹脂原料に炭酸カルシウム等を添加することにより、シート内に空隙を形成させた多孔性フィルムであって、また疎水加工もしくは撥水加工が施され、通気性を有する防水フィルムとしての性能を果たすようになっている。
防水フィルム60は、図3(a)の断面図で示すように、吸収体30の裏面側を覆い、トップシート10との間で吸収体30を挟み込むように備えられる。また、防水フィルム60の両側部は側方に延出しており、後述するように、当該両側部に沿ってギャザーシート40が設けられるようになっている。
ギャザーシート40は、トップシート10と同様の繊維性素材を用いて、エアスルー方式で製造されたエアスルー不織布で形成される。本実施の形態で用いられるこのエアスルー不織布は、メルトブロー不織布に比べて繊維の目が粗く、繊維径も太く、柔らかい性質を有する。
エアスルー不織布は、融点の異なる複数種の繊維に熱風を吹き付けて一部の繊維を溶融させて絡合させることにより製造する。
尚、ギャザーシート40を形成する不織布においては、疎水性または撥水性が高いほうが、尿等の漏れ防止に効果的である。従って、素材の繊維として疎水性または撥水性の高いものを用いるか、または不織布あるいは素材の繊維に疎水加工もしくは撥水加工を施すことが望ましい。
ギャザーシート40は長く形成され、防水フィルム60の両側部のそれぞれに沿って一つずつ、合計二つ備えられる。ギャザーシート40は、防水フィルム60の側部の表裏面に亘って、防水フィルム60を挟み込むようにして、側部と貼り合わされ、トップシート10側に張り出すように設けられる。
そしてギャザーシート40のトップシート10側に延出した側端部に沿って、糸ゴム43…が備えられるとともに、図2に示すように、端部40a…が折り返されて、トップシート10上にそれぞれ固着される。
このような構成によって、吸収体30の両側方からトップシート10側に起立する、ギャザーシート40と防水フィルム60の側部とで構成された立体ギャザーが形成される。この、トップシート10と、防水フィルム60と、吸収体30とで構成される部分を、吸収部35とする。
バックシート20は、不透液性不織布で形成される。この不透液性不織布は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ナイロン、ポリエステル(PET等)、アクリル等や、またPE /PP混合繊維、PE /PET混合繊維など上記素材を適宜組み合わせたバイコンポーネント繊維(混合繊維)等を用いて、トップシート10と同様の製法によって製造することができるが、不透液性とするため、疎水性または撥水性の高い素材で形成することが望ましく、また、不織布には疎水性または撥水性を高くする加工を施す。
バックシート20は、紙おむつ100の使用時、着用者の前胴周りから両脚の間を通り後胴周りに亘る位置を覆うように、前胴周り部20aと、股下部20bと、後胴周り部20cと、が形成されている。前胴周り部20aと後胴周り部20cとを、併せて胴周り部とする。前胴周り部20aと後胴周り部20cとは、股下部20bよりも幅広く形成され、紙おむつ100を形成する際には、前胴周り部20aの側端部と後胴周り部20cの側端部が、それぞれ固着されて、パンツ型の形状を形成するようになっている。
バックシート20において、使用時の人体側には、不織布としてのギャザー押えシート27が貼り合わされ備えられる。ギャザー押えシート27は、バックシート20と同様の繊維性素材を用いて、トップシート10と同様の製法によって製造される不透液性不織布で形成される。
また、ギャザー押えシート27と、バックシート20との間において、前胴周り部20aと、後胴周り部20cとの位置には、図2および図3(a)に示すように、使用時に着用者の胴周りに沿う方向に(胴周りと略平行方向に)、それぞれ複数本の糸ゴム25が挟まれて固着されている。尚、図3(a)では、後胴周り部20cとして示したが、糸ゴム25と、バックシート20、ギャザー押えシート27との固定方法、および糸ゴム25を取り付ける形状に関しては、前胴周り部20aも同様である。
ここで、糸ゴム25を前胴周り部20aあるいは後胴周り部20cに固着させる方法について説明する。
まず、糸ゴム25の略全周に、ホットメルトなどの接着剤を塗布する(第1の工程)。その後、バックシート20とギャザー押えシート27とを形成する不織布に、接着剤が塗布された糸ゴム25を貼り付けるようにして、固着させる(第2の工程)。
糸ゴム25の略全周に接着剤を塗布する方法としては、図4(a)に示すように、V字型の溝を有する部材81を用いて、溝の底部に接着剤を供給しながら糸ゴム25を溝に通すコームガンによる塗布方法や、オメガ(Ω)形状のリング部材を用いて糸ゴム25に接着剤を塗布するオメガ部材による塗布方法、また、図4(b)に示すように、曲折する部材83に糸ゴム25を絡ませながら通過させ、接着剤を塗布するコントロールシームによる塗布方法等が挙げられる。
上記方法により、略全周に接着剤を塗布した糸ゴム25を、バックシート20とギャザー押えシート27とに挟んで貼り付けることで、紙おむつ100の前胴周り部20aおよび後ろ胴周り部20cを形成する不織布には、糸ゴム25の固着部、または固着部から近傍にかけた部分にのみ、接着剤が付着された構成となる。
固着部とは、バックシート20とギャザー押えシート27とに糸ゴム25を接着させる箇所とし、図2および 図3(b)においてAで示す。尚、固着部Aから近傍(Cで示す)にかけてとは、糸ゴム25を固定する際に、接着剤Bが固着部Aの周辺に広がる状態を意味している。接着剤Bが固着部Aの周辺に広く分布すると、バックシート20の胴周り部の柔らかさが損なわれるため、固着部Aの近傍Cは狭いほど望ましい。
このように糸ゴム25がバックシート20の前胴周り部20aおよび後ろ胴周り部20cを形成する不織布に備えられることにより、紙おむつ100は、使用時に着用者の胴周りおよび腰周りで伸縮自在となるように形成される。
バックシート20に張り合わされたギャザー押えシート27上には、股下部20bを中心として前胴周り部20aおよび後胴周り部20cに延在するように、吸収部35が備えられるようになっており、吸収部35の裏面側(防水フィルム60側)がギャザー押えシート27に固着される。
また、バックシート20とギャザー押えシート27との間において、股下部20bの両側部などの箇所には適宜糸ゴム23…が備えられ、紙おむつ100使用時に着用者にフィットさせることができるようになっている。
これらのトップシート10と吸収体30とを含む吸収部35と、バックシート20とで、おむつ本体が構成される。また、バックシート20の前胴周り部20aと後胴周り部20cとで形成される部分を、紙おむつ100の胴周り部とする。
胴周り漏れ防止シート50は、おむつ本体のトップシート10側において、前胴周り部20aの端部20aaと後胴周り部20cの端部20caそれぞれから、吸収体30の端部30a,30b上を覆う位置にかけて、合計二つ設けられる。胴周り漏れ防止シート50は、図2および図3(a)に示すように、ギャザー押えシート27上において、前胴周り部20aまたは後胴周り部20cのそれぞれに固着されるとともに、吸収部35の端部30a,30b上を覆う箇所50a,50bは固着されずに自由端部とされ、吸収部35の端部30a,30b上にポケットを形成する。このような構成により、胴周り漏れ防止シート50は、紙おむつ100使用時に、尿等が、着用者の前胴周りおよび後胴周りの部分から漏れ出すことを防止するようになっている。
胴周り漏れ防止シート50は、疎水性または撥水性の高い不織布を用いて形成される。この不透液性不織布は、バックシート20と同様の繊維性素材を用いて、トップシート10と同様の製法によって製造することができるが、スパンボンド法で製造されるPE /PPバイコンポーネントの不織布を用いると、柔らかい胴周り漏れ防止シート50を形成できる。
また胴周り漏れ防止シート50は、疎水性または撥水性の高い素材で形成することが望ましく、不織布に疎水性または撥水性を高くする加工を施すことが望ましい。
以上の本発明にかかる紙おむつ100によれば、糸ゴム25を、接着剤Bを供給する部材83の下方に位置させて通過させるだけで、糸ゴム25の全周に接着剤Bを絡ませることができる。
また、バックシート20およびギャザー押えシート27の前胴周り部20aおよび後胴周り部20cには、糸ゴム25を固定する箇所にのみ接着剤が付着されるので、接着剤が胴周り部(20a、20c)に断続的に付着されることとなって、接着剤がこれらの胴周り部全体(20a、20c)に施される場合に比べて、バックシート20が接着剤で硬くなることが低減される。従って紙おむつ100は、これらの胴周り部(20a、20c)が柔らかく形成されるので、使用時着用者の胴周りにおける紙おむつ100の感触が良好となる。従って、着用者の胴周り部分が紙おむつ100で擦られたり、おむつ跡が付いたりすることを防止できるので、使用感の良い使い捨て紙おむつ100を形成できる。
さらに、接着剤をバックシート20の前胴周り部20aおよび後胴周り部20cの全体に施す場合よりも、接着剤の量を少なくできるので、紙おむつ製造においてコストを削減できる。
また、糸ゴム25の略全周囲に接着剤が付着されるので、糸ゴム25とバックシート20とを、より強固に接着させることができる。
また、糸ゴム25を上下から挟んだ不織布は、毛羽立った表面の繊維をカットした面を有し、胴周り部(前胴周り部20aおよび後胴周り部20c)の両面が、毛羽立った表面の繊維をカットした面からなるため、不織布表面の毛羽立ちが押さえられて滑らかとなり、摩擦抵抗が小さく、感触のよい不織布となる。
加えて、接着剤Bを供給する部材83の下方に糸ゴム25を位置させ、接着剤Bを部材83により供給して、通過する糸ゴム25に接着剤Bを曲折させて絡ませながら付着させた複数の糸ゴム25を上下から不織布で挟み、糸ゴム25に曲折状態に付着した接着剤Bを糸ゴム25の全周に付着させてなる工程によって、紙おむつ100を製造するので、糸ゴム25を、接着剤Bを供給する部材83の下方に位置させて通過させるだけで、糸ゴム25の全周に接着剤Bを絡ませることができる。
また、バックシート20の胴周り部全体に接着剤を施す場合に比べて、胴周り部(20a、20c)への接着剤の塗布面積を小さくできる。従って、胴周り部(20a、20c)の感触が柔らかい、使用感のよい紙おむつ100を製造できる。
また、胴周り部全体に接着剤を施す場合よりも、接着剤の塗布面積を少なくできるとともに、接着剤を塗布する工程を省略することができるので、紙おむつ100の製造コストを削減できる。
さらに、接着剤の塗布量を少なくすることにより、接着剤がバックシート20から染み出すなどの問題も低減され、紙おむつ100製造において作業性が向上するので好ましい。
加えて、糸ゴム25の略全周囲に接着剤を塗布することにより、バックシート20と糸ゴム25とをより強固な接着力で固着させることができる。従って、胴周り部に対する接着剤の塗布面積を小さくして、糸ゴム25をバックシート20に好適に固着させることができる。
また、本発明の変形例として紙おむつのバックシートの胴周り部の固着部A、または固着部Aの近傍C、または固着部Aから近傍Cにかけての部分に接着剤Bを塗布し、糸ゴムを貼り付けて固定してもよい。このように糸ゴムを固定することにより、バックシートの胴周り部の固着部或いは該固着部及びその近傍にのみ接着剤が付着された、胴周りの感触の柔らかい紙おむつを形成できる。
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、本実施の形態のような糸ゴムの固定方法を、前胴周り部あるいは後胴周り部のいずれか一方にのみ行ってもよい。
また、本発明の使い捨て紙おむつは、パンツ型の紙おむつの他、使用者の両脇で、前胴周り部と後胴周り部とを着脱させて使用するタイプの紙おむつに適用してもよく、また大人用、子供用のいずれに適用してもよい。
加えて、胴周り漏れ防止シートや、ギャザーシートを備えずに構成される紙おむつに、本発明を適用することも勿論可能である。さらに、吸収体の裏面側を覆う防水フィルムと、立体ギャザーを構成する防水フィルムとを別部材とする等も可能である。
また、ギャザー押えシート、胴周り漏れ防止シートを形成する不織布にも、トップシートと同様に、綿が配合された(好ましくは3.0%未満配合された)不織布で形成すると、感触が柔らかくなり好ましい。また、上記のようなスムース加工を施した(好ましくはMMD値において、MDが0.01〜0.50、CDが0.01〜0.70となるように加工された)不織布で製造すれば、感触が滑らかとなり、紙おむつの使用感が良好となる。
本発明を適用した使い捨て紙おむつの一例を示す斜視図である。 図1の使い捨て紙おむつを、両脇で切り開いて展開した様子を示す平面図である。 図2の使い捨て紙おむつのアーイにおける断面図(a)、バックシートと糸ゴムとの固着部を示す断面図(b)である。 糸ゴムに接着剤を塗布する方法の例を示す斜視図であり、コームガンによる塗布方法(a)、コントロールシームによる塗布方法(b)である。
符号の説明
20 バックシート(不織布
20a 前胴周り部(胴周り部)
20aa 端部
20c 後胴周り部(胴周り部)
20ca 端部
27 ギャザー押えシート(不織布
25 糸ゴム(弾性部材)
83 部材
100 紙おむつ(使い捨て紙おむつ)
A 固着部
B 接着剤

Claims (4)

  1. 使い捨て紙おむつの胴周り部を形成する不織布に弾性部材が接着剤により固定される使い捨て紙おむつにおいて、
    前記胴周り部は、
    前記接着剤を供給する部材の下方に前記弾性部材を位置させ、前記接着剤を前記部材により供給して、通過する前記弾性部材に前記接着剤を曲折させて絡ませながら付着させた複数の前記弾性部材を上下から不織布で挟み、前記弾性部材に曲折状態に付着した接着剤を弾性部材の全周に付着させてなり、
    前記弾性部材を上下から挟んだ不織布が、ポリエチレン/ポリプロピレン混合不織布、ポリエチレン/ポリエステル混合不織布の何れかであり、
    当該使い捨て紙おむつの長手方向の前記胴周り部の端部に配置される前記弾性部材の間隔は、当該使い捨て紙おむつの長手方向の中心側に配置される前記弾性部材の間隔よりも狭く、
    前記弾性部材を上下から挟んだ不織布は、前記弾性部材同士の間に接着剤が付着されていない部分を有することを特徴とする使い捨て紙おむつ。
  2. 前記弾性部材を上下から挟んだ不織布は、ケミカルボンド、サーマルボンド、スパムレースの何れかの方法で製造された不織布であることを特徴とする請求項1に記載の使い捨て紙おむつ。
  3. 前記不織布は、毛羽立った表面の繊維をカットした面を有し、
    前記胴周り部の両面が、前記毛羽立った表面の繊維をカットした面からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の使い捨て紙おむつ。
  4. 使い捨て紙おむつの胴周り部を形成する不織布に弾性部材が接着剤により固定される使い捨て紙おむつの製造方法において、
    前記接着剤を供給する部材の下方に前記弾性部材を位置させ、前記接着剤を前記部材により供給して、通過する前記弾性部材に前記接着剤を曲折させて絡ませながら付着させた複数の前記弾性部材を上下から不織布で挟み、前記弾性部材に曲折状態に付着した接着剤を弾性部材の全周に付着させてなる工程を備え、
    前記胴周り部を形成する不織布が、ポリエチレン/ポリプロピレン混合不織布、ポリエチレン/ポリエステル混合不織布の何れかであり
    当該使い捨て紙おむつの長手方向の前記胴周り部の端部における前記弾性部材の間隔は、
    当該使い捨て紙おむつの長手方向の中心側の前記弾性部材の間隔よりも狭く
    前記弾性部材を上下から挟んだ不織布は、前記弾性部材同士の間に接着剤が付着されていない部分を有することを特徴とする使い捨て紙おむつの製造方法。
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