JP3919265B2 - 紫外線検知管 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紫外線検知管に係り、特に、炎から出る微弱な紫外線を検知する紫外線検知管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から一般的に利用されているこの種の紫外線検知管としては、図9に示す構成が採用されている。この紫外線検知管100は、紫外線透過ガラスからなる密封容器101を有し、この密封容器101内には、対面する板状の陽極102と陰極103とが互いに平行になるように配置され、陽極102は、密封容器101のステム104を貫通する陽極ピン105に固定され、陰極103は、陰極ピン106に固定されている。そして、陽極102と陰極103との間には、0.4mm程度の間隔からなる放電隙間107が設けられている。なお、陽極102と陰極103との間は、紫外線の入射により両極間の放電が誘発される最低の電圧より高く、紫外線が入射しない場合に自発的に放電が起こらない程度の電圧に設定されている。また、密封容器101内には放電ガスが封入されている。
【0003】
そこで、炎からでる微量な紫外線が密封容器101に入射した場合、この紫外線は、陽極102に設けられた格子状の紫外線透過孔102aを透過した後、陰極103の表面に入射し、陰極103から光電子が放出される。このとき、光電子は、電界によって陽極102に向けて加速され、電極102,103間の気体分子に衝突して気体分子を電離させ、電子雪崩を引き起こす。この電子雪崩は、電極102,103間に多数の陽イオンを生成し、陽イオンは電界によって陰極103に向けて加速され、陰極103の表面に衝突して多くの二次電子を放出させる。二次電子もまた光電子と同様に電子雪崩を生成し、やがて電極102,103間に放電が形成される。この放電による電流を観測することにより、紫外線の入射、すなわち炎の存在が検知される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の紫外線検知管は、上述したように構成されているため、次のような課題が存在していた。
【0005】
すなわち、陽極102と陰極103との間の放電隙間107の間隔は極めて狭いため、この間隔に僅かでも狂いが生じると、検知感度にばらつきが発生する。しかも、検知管100自体に衝撃や振動が加えられた場合には、陽極102と陰極103とが接触し、正常な動作が不能となる。なお、従来から存在する紫外線検知管の一例として、実公昭49−17184号公報がある。
【0006】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、特に、安定した紫外線検出感度をもった紫外線検知管を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明の紫外線検知管は、放電ガスを封入した密封容器内に、金属製の陽極と陰極とを近接して配置させ、密封容器内に入射した紫外線によって陽極と陰極との間で放電が起こる紫外線検知管において、
陰極の縁部と陽極の縁部との間に電気絶縁性のスペーサを配置させ、スペーサの厚さを、陰極と陽極との間の放電隙間の間隔より大きくし、密封容器の頂部に紫外線入射窓を設け、密封容器の底部をステムで塞ぎ、紫外線入射窓側に陽極を配置し、ステム側に陰極を配置し、陽極は、その中央に紫外線透過領域を有する円板形状をなし、陰極は、その中央に紫外線透過領域に対峙する紫外線受光領域を有し、紫外線透過領域は複数の紫外線透過孔を有し、紫外線受光領域は、紫外線透過領域に近接するカップ状の膨出部の頂部に設けられたことを特徴とする。
【0008】
この紫外線検知管においては、陽極と陰極との間に電気絶縁性のスペーサを介在させることで、陽極と陰極とが電気的に導通状態になることを阻止し、しかも、陽極と陰極との間の極めて狭い放電隙間を常に一定に保つことができる。このように構成することで、電極間で安定した放電が形成され、この放電による電流を観測することで、紫外線の入射が感知される。そして、例え外部から検知管に衝撃や振動が加えられた場合でも、スペーサが介在するゆえに陰極と陽極が接触することがなく、動作不良を起こすことがない。さらに、スペーサの厚さを、陰極と陽極との間の放電隙間の間隔より大きくすることで、スペーサの表面に生じる沿面放電を抑制することが可能になる。
【0009】
この場合、密封容器の頂部に紫外線入射窓を設け、密封容器の側管を金属で形成し、密封容器の底部をステムで塞ぐ。このような構成を採用した場合、紫外線の入射が密封容器頂部の紫外線入射窓のみで行われるので、120°〜160°の範囲で視野を持たせることができるので、十分な火災報知器等への適用が容易となる。
さらに、紫外線入射窓側に陽極を配置し、ステム側に陰極を配置し、陽極は、その中央に紫外線透過領域を有する円板形状をなし、陰極は、その中央に紫外線透過領域に対峙する紫外線受光領域を有し、紫外線透過領域は複数の紫外線透過孔を有し、紫外線受光領域は、紫外線透過領域に近接するカップ状の膨出部の頂部に設けられる。このように、陰極の紫外線受光領域をカップ状の膨出部の頂部に形成することで、陽極の紫外線透過領域に対して陰極の紫外線受光領域を、簡単な構造で確実に近づけることができる。
【0010】
また、金属製側管を採用することで、耐衝撃性の強い構造が可能となり、取り扱い易くなる。
【0011】
請求項8に係る本発明の紫外線検知管は、放電ガスを封入した密封容器内に、金属製の陽極と陰極とを近接して配置させ、密封容器内に入射した紫外線によって陽極と陰極との間で放電が起こる紫外線検知管において、
陰極の縁部と陽極の縁部との間に電気絶縁性のスペーサを配置させ、スペーサの厚さを、陰極と陽極との間の放電隙間の間隔より大きくし、陽極の縁部と陰極の縁部とでリング状のスペーサを挟み込み、陰極と陽極との間の放電隙間の間隔をスペーサで規制し、リング状のスペーサの中央は、陰極に設けられたカップ状の膨出部を挿入させる開口部を有することを特徴とする。
この紫外線検知管においては、陽極と陰極との間に電気絶縁性のスペーサを介在させることで、陽極と陰極とが電気的に導通状態になることを阻止し、しかも、陽極と陰極との間の極めて狭い放電隙間を常に一定に保つことができる。このように構成することで、電極間で安定した放電が形成され、この放電による電流を観測することで、紫外線の入射が感知される。そして、例え外部から検知管に衝撃や振動が加えられた場合でも、スペーサが介在するゆえに陰極と陽極が接触することがなく、動作不良を起こすことがない。さらに、スペーサの厚さを、陰極と陽極との間の放電隙間の間隔より大きくすることで、スペーサの表面に生じる沿面放電を抑制することが可能になる。
更に、陽極の縁部と陰極の縁部とでリング状のスペーサを挟み込み、陰極と陽極との間の放電隙間の間隔をスペーサで規制する。このように、スペーサをリング状にすることで、中央で放電領域を作り出すことができる。
【0012】
更に、リング状のスペーサの中央は膨出部を挿入させる開口部を有する。このような構成を採用した場合、膨出部の周囲にスペーサを配置することができる。
【0013】
更に、スペーサの厚みを、陰極と陽極との間の放電隙間の間隔に対して4倍以上にすると好ましい。このような構成を採用した場合、スペーサ表面で起こる沿面放電を防止することができる。
【0014】
この場合、ステムと陰極との間に補助スペーサを配置すると好ましい。このような構成を採用した場合、補助スペーサにより陰極の着座性を良くすることができ、陰極とステムとを確実に離間させることができる。
【0015】
また、補助スペーサの中央には、ステムから突出するチューブの突部と係合する位置決め開口が設けられると好ましい。このような構成を採用した場合、補助スペーサを確実に位置決めすることができる。
【0016】
更に、補助スペーサにおいて、ステム側の表面には位置決め用開口に連通する十字状の通気孔が形成されていると好ましい。このような構成を採用した場合、ステムと陰極との間にガス通路を作り出すことができる。
【0017】
請求項10に係る本発明の紫外線検知管は、放電ガスを封入した密封容器内に、金属製の陽極と陰極とを近接して配置させ、密封容器内に入射した紫外線によって陽極と陰極との間で放電が起こる紫外線検知管において、
陰極の縁部と陽極の縁部との間に電気絶縁性のスペーサを配置させ、スペーサの厚さを、陰極と陽極との間の放電隙間の間隔より大きくし、密封容器の頂部に紫外線入射窓を設け、密封容器の底部をステムで塞ぎ、ステムには、陽極ピンと陰極ピンとが貫通固定され、陽極の縁部には陽極ピンを挿入させる位置決め孔が設けられ、陰極の縁部には陰極ピンを挿入させる位置決め孔が設けられ、スペーサの縁部には陽極ピンを貫通させる位置決め孔が設けられたことを特徴とする。
この紫外線検知管においては、陽極と陰極との間に電気絶縁性のスペーサを介在させることで、陽極と陰極とが電気的に導通状態になることを阻止し、しかも、陽極と陰極との間の極めて狭い放電隙間を常に一定に保つことができる。このように構成することで、電極間で安定した放電が形成され、この放電による電流を観測することで、紫外線の入射が感知される。そして、例え外部から検知管に衝撃や振動が加えられた場合でも、スペーサが介在するゆえに陰極と陽極が接触することがなく、動作不良を起こすことがない。さらに、スペーサの厚さを、陰極と陽極との間の放電隙間の間隔より大きくすることで、スペーサの表面に生じる沿面放電を抑制することが可能になる。
この場合、密封容器の頂部に紫外線入射窓を設け、密封容器の側管を金属で形成し、密封容器の底部をステムで塞ぐ。このような構成を採用した場合、紫外線の入射が密封容器頂部の紫外線入射窓のみで行われるので、120°〜160°の範囲で視野を持たせることができるので、十分な火災報知器等への適用が容易となる。
更に、ステムには、陽極ピンと陰極ピンとが貫通固定され、陽極の縁部には陽極ピンを挿入させる位置決め孔が設けられ、陰極の縁部には陰極ピンを挿入させる位置決め孔が設けられ、スペーサの縁部には陽極ピンを貫通させる位置決め孔が設けられる。このような構成を採用した場合、紫外線検知管の組立てが極めて容易になり、組立てコストが低減する。
【0018】
更に、スペーサには、陰極ピンの端部の当接を回避する凹部が設けられると好ましい。このような構成を採用した場合、陰極ピンがスペーサに当たることがなく、電極間にスペーサを確実に装着することができる。
【0019】
更に、ステムの最外郭を金属製の筒体で形成し、この筒体には、金属製の側管の端部と当接するフランジ部が設けられると好ましい。このような構成を採用した場合、側管とステムとの接合が容易になり、紫外線検知管の組立てが容易になる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明による紫外線検知管の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0021】
図1は、本実施形態に係る紫外線検知管の外観を示す斜視図である。同図に示す紫外線検知管1は円筒状をなす密封容器2を有し、この密封容器2は、金属(コバール金属)製の円筒状側管3と、この側管3の頂部に融着固定されたUV透過ガラス製の紫外線入射窓4と、側管3の底部に固定されたステム5とを備えている。
【0022】
図2〜図5に示すように、密封容器2内には、紫外線入射窓4に対峙する円板状の陽極6が配置され、この陽極6は、高純度のニッケル材で形成されると共に、紫外線入射窓4に対して平行に配置される。この陽極6の中央には、5×5のマトリックス状に配列された矩形の紫外線透過孔7が設けられ、各紫外線透過孔によって紫外線透過領域Aを形成している。また、密封容器2内において、ステム5側には、高純度のニッケル材で形成された陰極8が配置され、この陰極8の中央には、陽極6の紫外線透過領域Aに対峙する紫外線受光領域Bが設けられる。この紫外線受光領域Bは、陰極8の中央に絞り加工等で形成されたカップ状の膨出部9の頂部に設けられ、陽極6の紫外線透過領域Aに近づけられる。
【0023】
この紫外線透過領域Aと紫外線受光領域Bとの間には、所定の間隔の放電隙間Cが形成され、この放電隙間Cは、板状の陽極6と陰極8とで、0.4mmといった極めて小さな隙間として形成される。従って、この放電隙間Cは、振動や熱によって塞がれる場合がある。また、この放電隙間Cは、紫外線検知精度維持のために厳格な精度が要求され、広すぎても狭すぎても使用に耐えず、この間隔Cを手作業により作り出すには、熟練を要し、高度な技術が求められる。
【0024】
そこで、陽極6と陰極8との間に電気絶縁性のスペーサ10を配置させ、このスペーサ10により、陰極8と陽極6との間の放電隙間Cの間隔を確実に規制する。このスペーサ10は、シリカ(SiO2)コーティングが施されたセラミックスからなると共に、陽極6と陰極8との絶縁効果を高めるために、所定の厚みHを有するリング体として形成されている。また、スペーサ10の絶縁部10aは、陽極6の環状の縁部6aと、陰極8の膨出部9の下端から十文字状に延びる鍔部11の縁部11aとの間で挟みつけられ、陽極6と陰極8との間隔を常に一定に保っている(図4参照)。その結果、放電隙間Cの間隔も一定に保たれることになる。
【0025】
更に、スペーサ10の中央には、陰極8の膨出部9を収容する開口部10bが設けられ、この開口部10bは、膨出部9の径より大きく形成されて、膨出部9に触れないようになっている。また、スペーサ10の厚みHは、放電隙間Cの間隔の4倍以上に設定されている。従って、陰極8と陽極6との間において、特に開口部10bの壁面で起こる沿面放電を適切に防止することができる。更に、スペーサ10の表面には、シリカ(SiO2)層が形成されているので、沿面放電防止に高い効果を発揮している。
【0026】
ステム5には、コバールガラス製の基板5aが設けられ、この基板5aは円板状に形成され、基板5aには、最外郭を形成する金属(コバール金属)製の筒体5bが固定されている。また、ステム5の中央には、紫外線検知管1の組立て時に、密封容器2内の空気を真空引きし且つ密封容器2内に放電ガス(還元性の混合ガス)を注入するための金属製チューブ12が固定され、チューブ12の内方端は、ステム5から密封容器2の内方に向けて僅かに突出する突部12aをなしている。このチューブ12は、紫外線検知管1の組立て時においては開放され、組立て完了後においてはピンチシールにより塞がれる。
【0027】
また、密封容器2内において、ステム5と陰極8との間にはセラミックス製の補助スペーサ13が配置され、この補助スペーサ13の中央には、チューブ12の外径より僅かに大きい径をもった位置決め開口13aが形成されている。従って、補助スペーサ13の位置決め開口13aとチューブ12の突部12aとを係合させることで、ステム5上での補助スペーサ13の確実な位置決めが達成されると同時に、補助スペーサ13に邪魔されることなくチューブ12のガス注入口12bが塞がれることがない。また、ステム5と陰極8との間に補助ステム5を配置させることで、ステム5に対する陰極8の着座性が良くなると同時に、陰極8とステム5とを確実に離間させることができる。そして、図4〜図6に示すように、補助スペーサ13のステム5側の面には、十文字状の通気孔13bが形成され、この通気孔13bによって、ステム5と陰極8との間でガス通路が確保される。
【0028】
ここで、図3〜図5に示すように、ステム5の基板5aには、コバール金属からなる4本の長い陽極ピン14と、コバール金属からなる4本の短い陰極ピン15とが交互に貫通固定されている。各陽極ピン14は、陽極6の縁部6aに形成された4個の位置決め孔6bに挿入され、各陰極ピン15は、陰極8の縁部11aに形成された4個の位置決め孔8aに挿入される。更に、スペーサ10の縁部をなす絶縁部10aには4個の位置決め孔10cが形成され、各位置決め孔10cには、それぞれの陽極ピン14が貫通する。そして、陰極ピン15に陰極8の位置決め孔8aを挿入した後、陰極ピン15に対して陰極8をレーザ溶接し、陽極ピン14にスペーサ10の位置決め孔10cを挿入し、陽極ピン14に陽極6の位置決め孔6bを挿入した後、陽極ピン14に対して陽極6をレーザ溶接する。その結果、陽極6と陰極8とでスペーサ10を確実に挟み込むことができると共に、陽極6及び陰極8に外部から所定の電圧を印加することができる。
【0029】
なお、図7に示すように、スペーサ10の裏面には、陰極ピン15の端部に対峙する4個の凹部10dが形成され、各凹部10dにより、スペーサ10と陰極ピン15とが当たることがなく、電極6,8間にスペーサ10を確実に装着することができる。また、図4及び図5に示すように、金属製側管3の下端にはフランジ部3aが鍔状に一体形成され、ステム5の金属製筒体5bの下端にはフランジ部5cが鍔状に一体形成されている。そして、側管3のフランジ部3aとステム5のフランジ部5cとを接合させて、抵抗溶接することができる。
【0030】
次に、紫外線検知管1の組立て手順について、図5を参照して説明する。
【0031】
先ず、紫外線入射窓4が融着固定された側管3と、陽極ピン14、陰極ピン15及びチューブ12が基板5aに固定されたステム5とを準備する。そして、ステム5の基板5a上に補助スペーサ13を載せると同時に、チューブ12の突部12aを補助スペーサ13の位置決め開口13a内に差し込む。その後、補助スペーサ13上に陰極8を載せるようにして、各陰極ピン15を陰極8の位置決め孔8a内に挿入し、陰極ピン15と陰極8の鍔部11とをレーザ溶接する。その結果、陰極8とステム5との間で補助スペーサ13が確実に保持され、陰極8の位置が決定される。
【0032】
更に、陰極8の鍔部11上にスペーサ10の絶縁部10aを載せ、スペーサ10の凹部10dと陰極ピン15の端部とが合うように、各陽極ピン14をスペーサ10の位置決め孔10c内に挿入する。その結果、陰極8の膨出部9がスペーサ10の絶縁部10aで包囲され、膨出部9の頂部がスペーサ10の上面から僅かに沈み、この沈み量が放電隙間Cの間隔となる。その後、スペーサ10上に板状の陽極6を密着させるようにして載せ、各陽極ピン14を陽極6の位置決め孔6b内に挿入し、陽極ピン14と陽極6とをレーザ溶接する。その結果、スペーサ10が陰極8と陽極6とで挟まれ、間隔0.4mmの放電隙間Cが確実に規制される。
【0033】
その後、陽極6及び陰極8等を側管3で包み込むようにして、側管3のフランジ部3aとステム5のフランジ部5cとを接合させ、この接合部分を抵抗溶接することで密封容器2が完成する。その後、真空排気装置(図示せず)にチューブ12を取付け、チューブ12を介して密封容器2内の空気を真空吸引した後、密封容器2全体を加熱してベークアウトする。その後、所定量の放電ガスをチューブ12から密封容器2内に注入した後、チューブ12をピンチシールすることで、紫外線検知管1が完成する。このような紫外線検知管1の組立ては、手作業でも行えるが大量生産に特に適している。すなわち、前述した紫外線検知管1は、各電極6,8やスペーサ10を順次重ねて、レーザ溶接していく組立てが可能であり、組立て工程の自動化及び省力化が可能となり、製品の低コスト化が実現できる。
【0034】
次に、紫外線検知管1の動作について簡単に説明する。
【0035】
図8に示すように、陽極ピン14及び陰極ピン15を駆動回路(公知のクエンチング回路)に接続し、陽極6と陰極8との間に350V程度の電圧を印加する。この状態で、紫外線が紫外線入射窓4から入射し、陽極6の紫外線透過孔7を通過して陰極8表面の紫外線受光領域Bに入射すると、光電子が放出される。この光電子は、電極6,8間の電界によって、0.4mmの間隔からなる放電隙間Cで加速され、放電ガス分子を電離して、電子雪崩を形成する。この電子雪崩によって発生したイオンが陰極8に衝突して、次の電子雪崩を引き起こし、この繰り返しによって電極6,8間の放電電流は急激に増加する。この放電電流の電荷は、コンデンサーC1によって供給されるが、放電電流の急激な増加によって陽極6の電位が低下し、放電は終息する。そして、抵抗R2の両端には放電電流パルスに相当する電圧パルスが発生し、これをモニターすることで紫外線が検知される。なお、パルスの発生する頻度は、紫外線が弱い場合には紫外線量に比例し、紫外線量が多い場合には飽和する。
【0036】
このように、紫外線検知管1は、頂部に紫外線入射窓4をもっているので、120°〜160°の範囲で視野を有し、この範囲で十分な感度をもっているので、火災報知器等への適用が容易となる。また、側管3を金属で形成することで、耐衝撃性の強い構造が可能となり、取り扱い易くなる。なお、微弱な紫外線を確実かつ素早く検知する紫外線検知管1の用途としては、ガス・オイルライター、マッチなどの炎検知器、バーナーの燃焼監視装置、紫外線の漏れ検査器、放電現象の検知器及び紫外線スイッチ等がある。
【0037】
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、陰極8と陽極6との放電隙間Cの間隔を近接させることは当然であるが、その放電隙間Cは、密封容器2内の放電ガスの圧力やガスの種類や印加電圧の大きさや紫外線検知感度によって適宜変更されるものである。
【0038】
【発明の効果】
本発明による請求項1,8,10の紫外線検知管は、以上のように構成されているため、次のような効果を得る。すなわち、陰極と陽極との間に電気絶縁性のスペーサを配置させ、陰極と陽極との間の放電隙間の間隔をスペーサで規制することにより、陽極と陰極との間の放電隙間を常に一定に保っておくことができ、例え外部から紫外線検知管に衝撃や振動が加えられた場合でも、陰極と陽極が接触することがなく、動作不良が起こらず、安定した紫外線検出感度を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紫外線検知管の一実施形態を示す外観斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】紫外線検知管の分解斜視図である。
【図6】本発明の紫外線検知管に適用する補助スペーサを示す斜視図である。
【図7】本発明の紫外線検知管に適用するスペーサを示す斜視図である。
【図8】本発明の紫外線検知管を駆動させる回路図である。
【図9】従来の紫外線検知管を示す断面図である。
【符号の説明】
A…紫外線透過領域、B…紫外線受光領域、C…放電隙間、1…紫外線検知管、2…密封容器、3…側管、4…紫外線入射窓、5…ステム、5b…筒体、5c…フランジ部、6…陽極、6a…陽極の縁部、6b,8a,10c…位置決め孔、7…紫外線透過孔、8…陰極、9…膨出部、10…スペーサ、10a…スペーサの絶縁部(縁部)、10b…開口部、10d…凹部、11a…陰極の縁部、12…チューブ、12a…突部、13…補助スペーサ、13a…位置決め開口、13b…通気孔、14…陽極ピン、15…陰極ピン。
Claims (13)
- 放電ガスを封入した密封容器内に、金属製の陽極と陰極とを近接して配置させ、密封容器内に入射した紫外線によって前記陽極と前記陰極との間で放電が起こる紫外線検知管において、
前記陰極の縁部と前記陽極の縁部との間に電気絶縁性のスペーサを配置させ、前記スペーサの厚さを、前記陰極と前記陽極との間の放電隙間の間隔より大きくし、
前記密封容器の頂部に紫外線入射窓を設け、前記密封容器の底部をステムで塞ぎ、
前記紫外線入射窓側に前記陽極を配置し、前記ステム側に前記陰極を配置し、前記陽極は、その中央に紫外線透過領域を有する円板形状をなし、前記陰極は、その中央に前記紫外線透過領域に対峙する紫外線受光領域を有し、前記紫外線透過領域は複数の紫外線透過孔を有し、前記紫外線受光領域は、前記紫外線透過領域に近接するカップ状の膨出部の頂部に設けられたことを特徴とする紫外線検知管。 - 前記密封容器の側管を金属で形成したことを特徴とする請求項1記載の紫外線検知管。
- 前記スペーサの厚みを、前記陰極と前記陽極との間の前記放電隙間の間隔に対して4倍以上にしたことを特徴とする請求項1記載の紫外線検知管。
- 前記ステムと前記陰極との間に補助スペーサを配置したことを特徴とする請求項1記載の紫外線検知管。
- 補助スペーサの中央には、前記ステムから突出するチューブの突部と係合する位置決め開口が設けられたことを特徴とする請求項4記載の紫外線検知管。
- 前記補助スペーサにおいて、前記ステム側の表面には前記位置決め用開口に連通する十字状の通気孔が形成されていることを特徴とする請求項5記載の紫外線検知管。
- 前記ステムの最外郭を金属製の筒体で形成し、この筒体には、金属製の前記側管の端部と当接するフランジ部が設けられたことを特徴とする請求項2記載の紫外線検知管。
- 放電ガスを封入した密封容器内に、金属製の陽極と陰極とを近接して配置させ、密封容器内に入射した紫外線によって前記陽極と前記陰極との間で放電が起こる紫外線検知管において、
前記陰極の縁部と前記陽極の縁部との間に電気絶縁性のスペーサを配置させ、前記スペーサの厚さを、前記陰極と前記陽極との間の放電隙間の間隔より大きくし、
前記陽極の前記縁部と前記陰極の前記縁部とでリング状の前記スペーサを挟み込み、前記陰極と前記陽極との間の前記放電隙間の間隔を前記スペーサで規制し、リング状の前記スペーサの中央は、前記陰極に設けられたカップ状の膨出部を挿入させる開口部を有することを特徴とする紫外線検知管。 - 前記スペーサの厚みを、前記陰極と前記陽極との間の前記放電隙間の間隔に対して4倍以上にしたことを特徴とする請求項8記載の紫外線検知管。
- 放電ガスを封入した密封容器内に、金属製の陽極と陰極とを近接して配置させ、密封容器内に入射した紫外線によって前記陽極と前記陰極との間で放電が起こる紫外線検知管において、
前記陰極の縁部と前記陽極の縁部との間に電気絶縁性のスペーサを配置させ、前記スペーサの厚さを、前記陰極と前記陽極との間の放電隙間の間隔より大きくし、
前記密封容器の頂部に紫外線入射窓を設け、前記密封容器の底部をステムで塞ぎ、
前記ステムには、陽極ピンと陰極ピンとが貫通固定され、前記陽極の前記縁部には前記陽極ピンを挿入させる位置決め孔が設けられ、前記陰極の前記縁部には前記陰極ピンを挿入させる位置決め孔が設けられ、前記スペーサの縁部には前記陽極ピンを貫通させる位置決め孔が設けられたことを特徴とする紫外線検知管。 - 前記密封容器の側管を金属で形成したことを特徴とする請求項10記載の紫外線検知管。
- 前記スペーサには、前記陰極ピンの端部の当接を回避する凹部が設けられていることを特徴とする請求項10記載の紫外線検知管。
- 前記ステムの最外郭を金属製の筒体で形成し、この筒体には、金属製の前記側管の端部と当接するフランジ部が設けられたことを特徴とする請求項11記載の紫外線検知管。
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