JP3918970B2 - 繊維潜り角測定方法及びそのシステム - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、天然木材の表面における繊維の潜り角を測定する方法及び繊維潜り角を測定するためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
壁紙や床材等の建材の表面装飾や、家具の表面装飾のために用いる化粧シートにおいては、照りと称される光沢模様を表現するために、万線パターンを直接化粧シートにエンボス加工したり、あるいは透明なシートに万線パターンをエンボス加工してエンボスシートを作成し、そのエンボスシートを木目柄等の模様を印刷した化粧シートに貼り付けて積層構造とすることが広く行われている。
【0003】
このように、万線パターンをエンボス加工することによって照りが表現できる原理は概略次のようである。
図4は、万線パターンをエンボス加工して万線条溝Gが形成されたシートEの斜視図であり、この例では、幅W1の万線条溝GがW2の間隔で多数形成されている。シートEの全体の厚みD1に対して、万線条溝Gは深さD2の溝を形成しており、多数の万線条溝Gがほぼ平行に配置されている。このような万線条溝Gからなるパターンは、幅W1をもった凹部と幅W2をもった凸部との二段階の段差構造を有している。
【0004】
このような万線条溝Gが形成されたシートEは、その表面から得られる反射光の強度が位置によって異なることが知られている。つまり、異方性反射を行うのである。そして、このようなシートEを見る視線を連続的に変化させると、強く反射する箇所、即ち輝度が高く、明るく光る箇所が変化していく。これが照りの移動と称されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
さて、上述したような照り、及び照りの移動を表現する万線パターンとしては、エンボス加工を行った場合に、天然の木材が発現するような自然な照り、及び照りの移動を表現できるものが望ましいことは当然である。そこで、天然の木材が照り、及び照りの移動を発現する原理を考えると、それは、木材表面における繊維潜り角に起因していることが知られている。概略説明すると次のようである。
【0006】
図5は、材木板表面の繊維質の配向性と鏡面反射率との関係を説明する図である。いま、材木板100の表面(切断面J)に、図に繊維方向ベクトルF→(電子出願の制約から、本来符号の上部に付記するベクトル記号“→”を符号右側に付記することにする)として示すような配向性をもって繊維Fが配置されているものとする。このとき、切断面Jと繊維Fとのなす角ξは繊維潜り角と呼ばれている。
【0007】
そして、材木板100の上方に仮想光源200(面光源)を仮定し、この仮想光源200から材木板100の表面(切断面J)に対して垂直な光線が照射され、この表面からの拡散反射光および鏡面反射光を観察することを考える。この場合、観察される拡散反射光の強度は、材木板100の表面の木目模様の色成分によって左右され、この拡散反射光による画像は、いわゆる着色された模様として認識されることになる。一方、観察される鏡面反射光の強度W(光沢度)は、繊維潜り角ξによって左右され、通常、図6のグラフに示すような関係となる。より正確には、各部における鏡面反射光強度は、光の照射方向と繊維潜り角ξとの双方によって決定される。即ち、図5に示すように、切断面J上の点Pにおいて、光線方向ベクトルL→と繊維方向ベクトルF→とを図のように定義すれば、両ベクトルの交錯角φによって点Pにおける鏡面反射光強度が決定されることになる。上述の例のように、光線方向ベクトルL→が切断面Jに対して垂直であるモデルの場合、ベクトル交錯角φ=90°−ξとなり、図6のグラフに示すように、φ=90°のときに鏡面反射光強度が最高になり、φ= 0°のときに最低となる。
【0008】
実際の天然木から切り出した材木板の表面に照り模様が見られるのは、切断面上の各部分ごとに異なる繊維潜り角ξが得られるからであり、この部分毎に異なる繊維潜り角ξに基づいて照り模様が現れることになるのである。また、以上のことから、例えば図5において観察位置を変えずに仮想光源200を移動させた場合、あるいは仮想光源200の位置を固定して観察位置を変えた場合には、材木板100の照りが発現する位置が変化することになることは明らかであろう。これが照りの移動である。
【0009】
そこで、近年では、適宜な手法を用いてコンピュータにより繊維潜り角の2次元分布を求め、その求めた繊維潜り角の2次元分布に基づいて万線パターンを作成し、その万線パターンを用いてエンボス加工することが行われているが、天然の木材の表面が発現するような照り、及び照りの移動を表現することができる繊維潜り角の2次元分布を求めることは非常に難しいのが現実である。
【0010】
そこで、本発明は、天然の木材の表面が発現するような照り、及び照りの移動を表現することができる繊維潜り角の2次元分布を求めることができる繊維潜り角測定方法及びそのシステムを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の繊維潜り角測定方法は、天然木材を光源の角度を変えながら撮影し、その撮影した画像の各画素位置において最大輝度を与える光源の角度を求め、その光源の角度の半分の角度を繊維潜り角と定めることを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の繊維潜り角測定システムは、天然木材と、天然木材を照明する光源と、天然木材を撮影するカメラと、前記光源の照明角度を変えながら撮影した天然木材の画像に基づいて、その撮影した画像の各画素位置において最大輝度を与える光源の角度を求め、その光源の角度の半分の角度を繊維潜り角と定める処理装置とを備えることを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の繊維潜り角測定方法は、天然木材を光源の角度を変えながらカラー撮影し、そのカラー撮影した画像の各画素位置において、色度が光源の発光色に最も近い値を与える光源の角度を求め、その光源の角度の半分の角度を繊維潜り角と定めることを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の繊維潜り角測定システムは、天然木材と、天然木材を照明する光源と、天然木材を撮影するカラーカメラと、前記光源の照明角度を変えながらカラー撮影した天然木材の画像に基づいて、そのカラー撮影した画像の各画素位置において、色度が光源の発光色に最も近い値を与える光源の角度を求め、その光源の角度の半分の角度を繊維潜り角と定める処理装置とを備えることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ実施の形態について説明する。
図1は本発明に係る繊維潜り角測定するためのシステムの第1の実施形態を示す図であり、図中、1は天然木材(以下、単に木材と称す)、2は光源、3はカメラ、4は処理装置を示す。
【0016】
木材1は繊維潜り角を測定する対象物となるものであり、天然の木材であればどのようなものであってもよい。この木材1は固定して配置される。木材1に正対してカメラ3が配置されている。このカメラ3も固定して配置される。カメラ3は、製版カメラ、TVカメラ、デジタルスチルカメラ等の画像を撮影することができるものであればよい。ここでは理解を容易にするためにデジタルスチルカメラを用いるものとする。なお、ここでは、図に示すようなxyzの直交座標系を定める。
【0017】
光源2は、できるだけ平行光線を放射するものが望ましい。光線の色は白色光でよい。そして、この光源2は、図示しない適宜な手段によって、図のy−z平面内において、当該座標系の原点からの距離を等しく保ったまま移動可能となされており、どのような位置においても当該座標系の原点に向けて光線を放射するようになされている。つまり、光源2は木材1を照明する角度が可変となされているのである。
【0018】
以下、繊維潜り角測定方法と共に、動作について説明する。
まず、光源2をある角度θ1 の位置に置いて、カメラ3により木材1を撮影する。このカメラ3で撮影された画像のデジタルデータは処理装置4に取り込まれる。なお、カメラ3として製版フィルムを用いる場合には、撮影したフィルムを現像し、スキャナ入力してデジタル化して処理装置4に渡すようにすればよく、またTVカメラを用いる場合には、TVカメラからの画像信号をデジタル化して処理装置4に渡せばよい。
【0019】
また、後述するところから明らかなように、処理装置4において繊維潜り角測定のために用いられるのは輝度のデータのみであるから、例えばカメラ3がR,G,Bの3色の画像データを出力するものである場合には、処理装置4はGの画像データのみを取り込むようにしてもよく、あるいはR,G,Bから輝度を表すデータを生成して、その輝度のデータのみを用いるようにしてもよい。
【0020】
そして、処理装置4は、当該画像データを角度θ1 における画像データであることを登録する。これによって、光源2が角度θ1 の位置に置かれた場合の画像データが処理装置4に取り込まれることになるが、次に、光源2の角度を△θだけ移動して、カメラ3により木材1を撮影し、そのときの画像データを処理装置4に渡す。以下、同様にして、光源2の角度を△θだけ移動させて木材1を撮影して、そのときの画像データを処理装置4に渡す動作を所定回数繰り返す。
【0021】
ここで、光源2を図1のz軸を中心としてどのような角度範囲で移動させるか、また△θを何度にするかは任意に定めることができるが、一般に、天然木材の繊維潜り角ξは±10°程度であるのが一般的であるので、光源2を移動させる角度範囲は、図1のz軸を中心として±30°程度とすればよい。また、△θについては、△θの値を小さくすれば精度よい測定ができるが、測定時間が長くなるので、測定精度、測定時間等を勘案して定めればよい。
【0022】
さて、いま光源2をθ1 の角度位置からθN (N は自然数)の角度位置までN段階移動させて木材1をN回撮影したとすると、処理装置4はN枚の画像の輝度データを取り込み、それぞれの画像が撮影されたときの光源2の角度と対応させて登録することになる。
【0023】
そして、処理装置4は、ある位置の画素に注目し、これらN枚の画像の当該画素位置における輝度値を調べ、輝度値が最大となる画像のときの光源2の角度位置を求め、その光源2の角度の半分の角度を当該画素位置における繊維潜り角ξとし、当該繊維潜り角ξを当該画素位置に登録する。
【0024】
例えば、ある画素位置に注目したとき、光源2の角度がθi (i=1,…,N)のときに撮影した画像の輝度値が最大であるときには、処理装置4は、当該画素位置における繊維潜り角ξはθi/2 と定めて登録するのである。
【0025】
繊維潜り角ξをこのように定めることの妥当性は明らかである。即ち、例えば、図2のAで示す位置の輝度が最大となるのは、繊維イの繊維潜り角ξと、光源2からの照明の角度と、カメラ3で撮影される方向が図2で示す関係になるときであり、このときAの位置にある繊維イの繊維潜り角ξは、角度の符号も含めてθとなることは明らかである。なお、図2において、ロはAの位置における繊維イに対する垂線である。
【0026】
そして、処理装置4は、以上の処理を全ての画素位置について行う。これによって、カメラ3で撮影された画像の全ての画素位置について繊維潜り角ξを求めることができ、各画素位置に対して繊維潜り角が登録された2次元のスカラ場を生成することができる。
【0027】
このようにして得られた、各画素位置に対して繊維潜り角が登録された2次元スカラ場を用いて万線パターンを作成し、その万線パターンを用いてエンボス加工を行えば、天然の木材の表面が発現するような照り、及び照りの移動を表現することができる。なお、各画素位置に対して繊維潜り角が登録された2次元スカラ場から万線パターンを作成する手法については周知であるので説明は省略する。
【0028】
以上のように、上述した繊維潜り角測定方法及びそのシステムによれば、天然の木材から直接に、当該天然木材の各位置における繊維潜り角を測定することが可能となる。
【0029】
次に、本発明に係る繊維潜り角測定するためのシステムの第2の実施形態について説明する。この実施形態におけるシステム構成は図1に示すと同様であるが、この実施形態では、カメラ3としては、カラー製版カメラ、カラーTVカメラ、カラーデジタルスチルカメラ等のカラー画像を撮影することができるものを用いる。ここでは理解を容易にするためにカラーデジタルスチルカメラを用いるものとする。光源2については上述した第1の実施形態と同様であり、ここでも光源2は白色光を発光するものとする。
【0030】
以下、繊維潜り角測定方法と共に、動作について説明する。
まず、光源2をある角度θ1 の位置に置いて、カメラ3により木材1を撮影する。このカメラ3で撮影された画像のデジタルデータは処理装置4に取り込まれる。なお、カメラ3としてカラー製版フィルムを用いる場合には、撮影したフィルムを現像し、カラースキャナで入力してデジタル化して処理装置4に渡すようにすればよく、またカラーTVカメラを用いる場合には、カラーTVカメラからの画像信号をデジタル化して処理装置4に渡せばよい。ここで、処理装置4が取り込むデジタルカラー画像のデータはどのようなものであってもよいが、ここでは、カメラ3は一つの画像についてR,G,Bの3色の画像データを処理装置4に出力するものとする。
【0031】
そして、処理装置4は、当該画像データを角度θ1 における画像データであることを登録する。これによって、光源2が角度θ1 の位置に置かれた場合の画像データが処理装置4に取り込まれることになるが、次に、光源2の角度を△θだけ移動して、カメラ3により木材1を撮影し、そのときの画像データを処理装置4に渡す。以下、同様にして、光源2の角度を△θだけ移動させて木材1を撮影して、そのときの画像データを処理装置4に渡す動作を所定回数繰り返す。
【0032】
ここで、光源2を図1のz軸を中心としてどのような角度範囲で移動させるか、また△θを何度にするかは任意に定めることができるが、一般に、天然木材の繊維潜り角ξは±10°程度であるのが一般的であるので、光源2を移動させる角度範囲は、図1のz軸を中心として±30°程度とすればよい。また、△θについては、△θの値を小さくすれば精度よい測定ができるが、測定時間が長くなるので、測定精度、測定時間等を勘案して定めればよい。
【0033】
さて、いま光源2をθ1 の角度位置からθN (N は自然数)の角度位置までN段階移動させて木材1をN回撮影したとすると、処理装置4はN枚の画像の輝度データを取り込み、それぞれの画像が撮影されたときの光源2の角度と対応させて登録することになる。
【0034】
そして、処理装置4は、ある位置の画素に注目し、これらN枚の画像の当該画素位置における色度を調べ、色度が光源2の発光色である白に最も近くなる画像のときの光源2の角度位置を求め、その光源2の角度の半分の角度を当該画素位置における繊維潜り角ξとし、当該繊維潜り角ξを当該画素位置に登録する。
【0035】
例えば、ある画素位置に注目したとき、光源2の角度がθi (i=1,…,N)のときに撮影した画像の色度が最も白に近いものであるときには、処理装置4は、当該画素位置における繊維潜り角ξをθi/2 と定めて登録するのである。
【0036】
繊維潜り角ξをこのように定めることの妥当性は明らかである。即ち、繊維潜り角ξと、光源2からの照明の角度と、カメラ3で撮影される方向が図2で示す関係になるときに、カメラ3の方向に反射される繊維からの鏡面反射光の強度が最大となり、鏡面反射光強度が最大であるときには、その鏡面反射光に含まれる光源2の発光色である白の成分が最大となる。そして、このときAの位置にある繊維イの繊維潜り角ξは、角度の符号も含めてθとなることは明らかである。
【0037】
以上のようであるので、ある画素位置に注目した場合に、当該画素位置の色度が最も白に近くなるときの光源2の角度がθi であるときには、繊維潜り角ξをθi/2 と定めるのである。
【0038】
また、ある画素の色度が白からどれだけずれているかを判断する手法としては適宜な手法を採用すればよい。例えば、RGB表色系を用いて行う場合には次のような処理を行えばよい。いま当該画素の色がRGB表色系においてどのような位置にあるかを求める。ここでは図3のCで示す位置にあるものとすると、白Wの位置からCの位置を通る直線を引き、この直線が当該表色系の3角形の辺と交わる位置をPとする。そして、白Wの位置とPの位置との距離WPに対する、白Wの位置と当該画素の色Cの位置との距離WCの比WC/WPを求める。そうすると、この比WC/WPの値が小さいほど白Wに近いことになる。
【0039】
従って、処理装置4において、カメラ3から取り込んだN枚の画像の各画素についてWC/WPの値を求め、N枚の画像の同じ位置の画素についてWC/WPの値を比較して、WC/WPの値が最小となる画像が撮影されたときの光源2の角度を求め、その光源2の角度の半分の値を、それぞれの画素位置における繊維潜り角ξと定める処理を行えばよい。
【0040】
以上の処理によって、カメラ3で撮影された画像の全ての画素位置について繊維潜り角ξを求めることができ、各画素位置に対して繊維潜り角が登録された2次元のスカラ場を生成することができる。
【0041】
このようにして得られた、各画素位置に対して繊維潜り角が登録された2次元スカラ場を用いて万線パターンを作成し、その万線パターンを用いてエンボス加工を行えば、天然の木材の表面が発現するような照り、及び照りの移動を表現することができる。
【0042】
以上のように、上述した繊維潜り角測定方法及びそのシステムによれば、天然の木材から直接に、当該天然木材の各位置における繊維潜り角を測定することが可能となる。
【0043】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上述した第2の実施形態において、画素の色が白からどれだけずれているかを判断する手法としては上述した手法に限らず、例えば、RGB表色系からL*a*b*表色系に変換して当該画素の色が白からどれだけずれているかを判断するようにしてもよく、その他の表色系を用いてもよいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る繊維潜り角測定システムの実施形態を示す図である。
【図2】 繊維潜り角ξを決定する手法を説明するための図である。
【図3】 画素の色度が白からどれだけずれているかを判断するための手法を説明するための図である。
【図4】 万線パターンがエンドレス加工されたシートの表面に形成された万線条溝Gの構造を示す斜視図である。
【図5】 一般的な材木板における繊維方向ベクトルF→と光線方向ベクトルL→との関係を示す側断面図である。
【図6】 一般的な材木板におけるベクトル交錯角φ(繊維潜り角ξ)と鏡面反射光強度Wとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…天然木材、2…光源、3…カメラ、4…処理装置。
Claims (4)
- 天然木材を光源の角度を変えながら撮影し、その撮影した画像の各画素位置において最大輝度を与える光源の角度を求め、その光源の角度の半分の角度を繊維潜り角と定める
ことを特徴とする繊維潜り角測定方法。 - 天然木材と、
天然木材を照明する光源と、
天然木材を撮影するカメラと、
前記光源の照明角度を変えながら撮影した天然木材の画像に基づいて、その撮影した画像の各画素位置において最大輝度を与える光源の角度を求め、その光源の角度の半分の角度を繊維潜り角と定める処理装置と
を備えることを特徴とする繊維潜り角測定システム。 - 天然木材を光源の角度を変えながらカラー撮影し、そのカラー撮影した画像の各画素位置において、色度が光源の発光色に最も近い値を与える光源の角度を求め、その光源の角度の半分の角度を繊維潜り角と定める
ことを特徴とする繊維潜り角測定方法。 - 天然木材と、
天然木材を照明する光源と、
天然木材を撮影するカラーカメラと、
前記光源の照明角度を変えながらカラー撮影した天然木材の画像に基づいて、そのカラー撮影した画像の各画素位置において、色度が光源の発光色に最も近い値を与える光源の角度を求め、その光源の角度の半分の角度を繊維潜り角と定める処理装置と
を備えることを特徴とする繊維潜り角測定システム。
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JPH11295052A JPH11295052A (ja) | 1999-10-29 |
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- 1998-04-15 JP JP10483198A patent/JP3918970B2/ja not_active Expired - Fee Related
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