JP3917889B2 - レンズ保持機構、光源装置、光走査装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

レンズ保持機構、光源装置、光走査装置、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル複写機やファクシミリ等の画像読取装置における読取レンズの保持機構に係わり、特に、デジタル複写機、レーザプリンタ、レーザファクシミリ等の記録装置の書込系、特に、複数の光ビームにより感光体等の被走査面上を同時に走査して記録速度を著しく向上させたマルチビーム光走査装置、記録速度を向上したフルカラータンデム機に用いられる光走査装置のカップリングレンズ等のレンズ保持機構、および、このレンズ保持機構を用いた光源装置、画像読取装置、光走査装置、画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、レーザプリンタ、レーザファクシミリ等の画像形成装置の書込系に用いられる光走査装置においては、記録速度を向上させる手段として、一度に複数の光ビームを走査して複数ラインを同時に記録することにより記録速度を向上するマルチビーム光走査装置が提案されている。この提案によれば、偏向手段としての回転多面鏡(ポリゴンミラー)の回転速度を上げる必要がないため、モータの耐久性や騒音、振動及び半導体レーザの変調スピード等の問題が解決される。
【0003】
一例として、本出願人は、先に、複数ビームを射出するマルチビーム光源装置を提案している(特開平11―23988号公報、特開平11―212006号公報、特開2000―75227号公報等)。このマルチビーム光源装置を用いることで、記録速度向上の他に、記録速度を変化させず(記録速度を低下させることなく)、書込密度を向上させることも可能である。
【0004】
さらに、前記マルチビーム光源装置を用いた画像形成装置においては、高画質化に向け、各ビームの位置精度(特に副走査方向の位置精度)への要求も非常に高くなっている。一方で、マルチビーム光源ユニットを用いないシングルビームの書込系においても、光ビームの位置精度への要求は高くなっている。例えば、タンデム方式のフルカラー機の場合、4個の光源装置より射出されたそれぞれの光ビーム(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックに対応)が、各色毎に設けられた感光体ドラムを露光走査する。4つの感光体ドラムは、出力紙の搬送方向に並設されており、各色の感光体上の画像を順次転写し重ね合わせることで、フルカラー画像が出力される。このようなタンデム方式のフルカラー機においては、複数の光源装置から射出された光ビームを各々個別の光路に導き、各々の感光体に潜像を書込み、現像後重ね合わせることで、フルカラー画像を形成するものであるが、この場合、各色の光ビームの位置精度が画像品質向上のポイントとなる。
【0005】
各色の走査位置(特に副走査方向)がズレると、重ね合わせに誤差が生じ、色ズレにより出力画像は良好な画像が得られない。初期で重ね誤差を持つ場合は、書込開始のタイミングの制御により、画像品質向上のための補正が可能であるが、温度変化等の環境変化時における光ビーム位置精度の劣化は、画像品質の低下につながる。光ビームの位置精度を向上するためには、カップリングレンズと光源との相対的な位置変動(特に副走査方向)を小さく抑える必要がある。このため、光源とカップリングレンズとを確実に保持する必要がある。
【0006】
例えば、従来のカップリングレンズの保持方法としては、図9に示す如き方法がある。すなわち、この方法において、カップリングレンズ200は、UV硬化接着剤等で鏡筒202内に保持固定されるとともに、光源204と一体である光源保持部材206に挿入される。そして、光源保持部材206内の鏡筒202を図中矢印で示されるように軸方向に移動させることにより、ピント調整を行なうことができるようになっている。
【0007】
また、別のカップリングレンズ保持方法としては、図10に示される如く、小型化又は低コスト化の観点より、カップリングレンズ200が光源保持部材206にUV硬化接着剤212等で接着固定される方式も提案されている。この方式は、カップリングレンズ200の接着時に、光軸方向(ピント調整)、主走査方向、副走査方向での被走査面上での光ビームの位置を、カップリングレンズ200を図中X,Y,Z方向に動かすことにより調整して固定する。この方式によれば、カップリングレンズ200を光源保持部材206に直接に接着することにより、カップリングレンズ200のセルが不要となり、複数のカップリングレンズ200間を近接させることができる。
【0008】
さらに、接着剤を用いないカップリングレンズ保持方式として、カップリングレンズをL型もしくはV型溝に弾性部材により付勢して保持する方式が、特開平8−7294号公報により提案されている。この方式は、弾性部材(バネ)を跳ね上げた状態もしくは付勢した状態のままで、カップリングレンズをL型もしくはV型溝の当接面に沿って光軸方向に移動させることにより、ピント調整している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したように、接着剤を使用してカップリングレンズを保持する方式においては、初期調整後に温度や湿度の変化により接着層に偏りがあった場合等には特に、接着剤が膨張又は収縮によりカップリングレンズと光源との相対位置が変化し、ピントずれが発生する虞がある。また、初期調整時に主走査方向および副走査方向で被走査面上における光ビームの位置を調整した場合においても、温度や湿度の変化により接着剤が膨張又は収縮し、カップリングレンズと光源との相対位置が変化して初期調整値を維持することが難しい。
【0010】
また、接着剤を用いないでカップリングレンズを保持する特開平8−7294号公報に開示された保持形態は、初期調整後の温度や湿度の変化に強く、光源とカップリングレンズとの相対的な位置の変化が小さいが、弾性部材を付勢した状態のままでカップリングレンズをL型もしくはV型溝の当接面に沿って光軸方向に移動させてピント調整を行なうため、カップリングレンズの当接面への押圧力が弱く、振動によりカップリングレンズの姿勢変化が生じて、ピントずれを発生させる可能性が高い。カップリングレンズの当接面への押圧力を強くした場合、カップリングレンズを光軸方向に移動させることができないため、調整後にねじ締めする必要があるが、ねじ締め時にねじの回転方向に弾性部材が動くことにより、カップリングレンズの姿勢が変化するため、初期調整値(被走査面上の光ビーム位置、ピント位置)を保つことは難しい。また、弾性部材(バネ)を跳ね上げた状態で、ピント調整後に、元の状態に戻す場合においても、弾性部材のカップリングレンズの当接面への押圧力を強くした場合、弾性部材を元の状態に戻す時の衝撃により、カップリングレンズの姿勢変化が生じる可能性が高い。また、弾性部材を跳ね上げる際の作業性は著しく低下する。
【0011】
以上、書込系のカップリングレンズの保持について説明したが、スキャナ等の画像読取装置における読取レンズ保持についても、上記、接着剤を用いないカップリングレンズの保持方式と同様に、レンズの姿勢変化によるレンズ性能劣化の問題がある。
【0012】
本発明は前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、レンズもしくはレンズを保持しているレンズセルの固定時およびピント調整時に、レンズの姿勢変化が小さく且つレンズ固定後の温湿度の変化によるレンズの位置変動が小さい強耐振動のレンズ保持機構およびこのレンズ保持機構を用いた光源装置、画像読取装置、光走査装置、画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、ばねによりレンズもしくはレンズを保持するレンズセルを保持部材に対して押圧して固定するレンズ保持機構において、前記ばねを前記保持部材に対して固定するための第1の締結部と、前記レンズを前記保持部材に対して押圧するための第2の締結部とを備え、前記第1の締結部は、前記レンズ光軸と直交する方向において前記ばねが前記レンズを押圧する押圧部を挟む両側に少なくとも各1つ以上配置されていることを特徴とする。
【0014】
この請求項1に記載された発明によれば、レンズ(もしくはレンズセル又は又は又は以下同じ)の組み付けが簡単で、レンズ固定時にレンズの姿勢変化が小さく、レンズ固定後の温湿度の変化によるレンズの位置変動も小さく、振動に強いレンズ保持機構を実現することが可能となる。
【0016】
また、コバ部の小さいレンズにおいても、レンズの組み付けが簡単であり、レンズ固定時にレンズの姿勢変化をより小さく低減でき、また、レンズ固定後の温湿度の変化によるレンズの位置変動も小さくなり、振動に強いレンズ保持機構を実現することが可能となる。
【0017】
また、請求項に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記第1の締結部による締結時であって、前記第2の締結部による締結前においては、前記レンズもしくは前記レンズセルと前記ばねとが接触していることを特徴とする。
【0018】
この請求項に記載された発明によれば、請求項1と同様の作用効果を得ることができるとともに、レンズのピント調整時に、レンズと保持部材との当接部が短くても、レンズの姿勢を良好に維持することが可能なレンズ保持機構を実現することが可能となる。
【0019】
また、請求項に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記ばねは、前記第1の締結部と前記第2の締結部との間に曲げ部を有していることを特徴とする。
【0020】
この請求項に記載された発明によれば、請求項1と同様の作用効果を得ることができるとともに、レンズ固定時にレンズの姿勢変化が小さく、レンズを保持部材に押圧する際の作業性が向上し、振動に強いレンズ保持機構を実現することが可能となる。
【0021】
また、請求項に記載された発明は、単数もしくは複数の発光部を有する光源と、カップリングレンズと、これらを支持する光源保持部材とを備えた光源装置において、前記カップリングレンズが請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のレンズ保持機構によって保持されていることを特徴とする。
【0022】
この請求項4に記載された発明によれば、請求項1ないし請求項3のいずれか1項と同様の作用効果を得ることができるとともに、レンズの組み付けが簡単で、カップリングレンズ固定時の姿勢変化を小さくできるとともに、ピント調整後の温湿度変化による光源とカップリングレンズとの相対的な位置変動も小さくでき、例えば、フルカラータンデム機においては、環境変化による色ずれを低減可能な光源装置を実現することが可能となる。
【0023】
また、請求項5に記載された発明は、請求項4に記載された発明において、前記光源は、前記カップリングレンズに対し、その光軸方向と直交する平面内で移動できることを特徴とする。
【0024】
この請求項5に記載された発明によれば、レンズの組み付けが簡単で、カップリングレンズ固定時の姿勢変化を小さくできるとともに、ピント調整後の温湿度の変化による光源とカップリングレンズとの相対的な位置変動も小さくでき、被走査面上の光ビーム位置を良好に調整可能な調整機構を持つマルチビーム光源装置を実現することが可能となる。また、本発明は、記録速度を向上させる手段として、一度に複数の光ビームを走査して複数ラインを同時に記録することにより記録速度を向上した光走査装置であり、回転多面鏡(ポリゴンミラー)の回転速度を上げることなく記録速度を向上させるため、省電力化を実現することが可能である。
【0025】
また、請求項6に記載された光走査装置は、請求項4に記載された光源装置を備えていることを特徴とする。
【0026】
この請求項6に記載された発明によれば、請求項4の光源装置を用いた、高品位な画像再現性が確保できる光走査装置を実現することが可能となる。
【0027】
また、請求項7に記載された画像形成装置は、請求項6に記載された光走査装置を備えていることを特徴とする。
【0028】
この請求項7に記載された発明によれば、請求項6の光走査装置を用いた、高品位な画像再現性が確保できる画像形成装置を実現することが可能となる。
【0029】
また、請求項8に記載された画像読取装置は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のレンズ保持機構により保持されたスキャナレンズを備えていることを特徴とする。
【0030】
この請求項8に記載された発明によれば、読取レンズ固定時にレンズの姿勢変化が小さく、レンズ固定後、軸上から周辺まで良好なレンズ性能を有する画像読取装置を実現することが可能となる。
【0031】
また、請求項9に記載された画像形成装置は、請求項8に記載された画像読取装置を備えていることを特徴とする。
【0032】
この請求項9に記載された発明によれば、請求項8の画像読取装置を用いた、高品位な画像再現性が確保できる画像形成装置を実現することが可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1の(a)〜(c)は参考例のレンズ保持機構を示している。図示のように、本参考例において、レンズ6は、保持部材4のV字溝4aに当接されて配置しており、ばね2により保持部材4に押圧されて固定されている。保持部材4とばね2との締結部8,10は2カ所ある。第1の締結部8は、ばね2を保持部材4に固定するためのものである。第2の締結部10は、レンズ6を保持部材4に押圧するためのものである。
【0034】
図1の(a)に示されるように、保持部材4の第2の締結部10は、第1の締結部8に対し図示する如くΔxだけ高さが低くなっている。第1の締結部8のみで保持部材4とばね2とが締結された状態で、レンズ6を光軸方向に移動させれば、ピント調整を行なうことができる。ピント調整終了後、図1の(b)に示されるように、レンズ6を保持部材4に押圧するため、第2の締結部10によりばね2と保持部材4とを締結する。この時、ばね2は第1の締結部8により保持部材4に固定されているため、第2の締結部10でのねじ締めにより、ばね2がねじ締め方向に回転することはなく、ねじ締めによるレンズ6の連れまわりを防止でき、姿勢を変化させることなく(偏心させることなく)レンズ6を保持部材4に押圧することが可能となる。この結果、レンズ保持、固定後においても、初期調整時のピント位置は維持される。
【0035】
また、先に説明したように、保持部材4の第2の締結部10は、第1の締結部8に対し図示する如くΔxだけ高さが低くなっている。これは、第1の締結部8の締結後、レンズ6とばね2とが接触していない場合においても、レンズ6を保持部材4に強く押圧できるようにするためである。同様に、第1の締結部8の締結後、レンズ6とばね2とが接触(保持部材4への押圧力は小さい)している場合においても、レンズ6を保持部材4に強く押圧することが可能となり、振動によりレンズ6の位置が変化することを防ぐことが可能となる。
【0036】
また、本方式によれば、従来方式と異なり、接着剤を使用せずにレンズ6を確実に保持又は固定できるため、温湿度が変化した場合においても、ピント位置変動、被走査面上の光ビームの位置変動を抑制可能となる。本参考例では、第1の締結部8と第2の締結部とで保持部材4の高さが異なっているが、図1の(d)に示されるように同一の高さにしても、保持部材4の締結部の位置(高さ)とレンズ6の高さ(ばね2により押圧する位置)を適当に設定することで、上記同様の効果が得られる。
【0037】
図2は本発明の第1の実施形態を示している。本実施形態では、プリンタなどの書込系に用いられる光源装置を例に挙げて説明する。図2に示されるように、カップリングレンズ6Aは、保持部材4のV字溝4aに当接されており、光源(例えば半導体レーザ)20は、カップリングレンズの略光軸O上で保持部材4に圧入もしくはねじ締結により固定されて配置されている。光源装置のカップリングレンズ6Aは、部品点数低減と接着剤によるレンズ保持をなくすため、直接に保持部材4に固定することが望ましい。しかしながら、カップリングレンズ6Aは、コバ部が小さいことが多く、V字溝4aとの当接面が短いことより、保持部材4に押圧するねじ締結の際に姿勢変化を生じやすい。そこで、本実施形態において、ばね2は、カップリングレンズ6Aの押圧部の両側の2カ所(第1の締結部8,13)で保持部材4と締結されている。
【0038】
また、カップリングレンズ6Aを保持部材4に押圧するため、ばね2は、第2の締結部11で保持部材4に締結されている。この時、図示のように、第1の締結部8,13と第2の締結部11における保持部材4の高さは、カップリングレンズ6Aを保持部材4に押圧するために異なっている。第1の締結部8,13によって確実にばね2と保持部材4とが固定されているため、ピント調整後に、第2の締結部11でのねじ締めにより、ばね2がねじ締め方向に回転することはない。このため、ねじ締めによるレンズ6Aの連れまわりを防止でき、コバ部の小さいカップリングレンズ6Aをその姿勢を変化させることなく(偏心させることなく)保持部材4に押圧することが可能となる。この結果、カップリングレンズ6Aの保持又は固定後にも、初期調整時のピント位置が維持される。この他、接着剤を使用せずにカップリングレンズ6Aを確実に保持又は固定する効果については、参考例と同様の効果を得ることができる。
【0039】
なお、カップリングレンズ6AをV字溝4aに沿って光軸方向に移動する際、レンズ6Aのコバ部が小さいため、ばね2とカップリングレンズ6Aとが接触して押さえられている方が望ましい。この場合には、カップリングレンズ6Aの姿勢を変化させずに(レンズ6Aが偏心せずに)ピント調整が可能である。スキャナ等に用いられる結像レンズ等は、複数のレンズが鏡筒に保持されており、V字溝4aとの当接部が長くとれるため、ばね2とレンズ6A(レンズ鏡筒)とが接触していなくても、V字溝4aに沿って光軸方向に移動させることは比較的容易である。
【0040】
図3および図4は本発明の第2の実施形態を示している。本実施形態では、ばね2を保持部材4に固定するための締結部と、カップリングレンズ6Aを保持部材4に押圧するための締結部との間に曲げ部を設けた例について説明する。
【0041】
図3に示されるように、ばね2には、ばね2を保持部材4に締結するための第1の締結部21,22と、カップリングレンズ6Aを保持部材4に押圧するための第2の締結部23,24との間に、曲げ部2a,2bが設けられている。これらの曲げ部2a,2bにより、カップリングレンズ6Aを保持部材4に押圧するために保持部材4とばね2とを締結する際、曲げ部2a,2bでばね2の撓みを吸収するため、曲げ部2a,2bを持たないばねの使用時に比べ、ねじ締めの力を弱くできる。なお、締結後にレンズ6Aを保持部材4へ押圧する力は同じである。このように、ばね2に曲げ部2a,2bを設ければ、組み付けの作業性が向上する。また、図4に示す如き形態にすることにより、例えば、光源装置の小型化を達成することが可能となる。
【0042】
図5は光源装置の実施形態を示している。本実施形態では、カップリングレンズの保持機構を具備したマルチビーム光源装置であって、特に、単数もしくは複数の発光部を支持する2つの第1の光源保持部材4Aと、これら2つの光源保持部材4Aと対になる2つのカップリングレンズ6Aを一体的に支持する第2の光源保持部材4Bとからなる光源保持部材を備えた光源装置について説明する。
【0043】
図5に示されるように、例えば、半導体レーザや半導体レーザアレイのような光源20はそれぞれ、第1の光源保持部材4Aに圧入もしくはねじ締結され、ばね押さえなどの方法により固定されて保持されている。これら第1の光源保持部材4Aは、第2の光源保持部材4Bに対し、対となるカップリングレンズ6Aと一体的に保持されている。半導体レーザアレイ等の高価な光源を使用する場合、この形態によれば、片側の光源が破損した場合に比較的容易に交換可能となり、光源を多数用いる場合において、光源の破損によるリスクを最小限にできる。
【0044】
また、本実施形態では、光ビームの射出方向を初期調整する際において、カップリングレンズ6Aが第2の光源保持部材4Bに固定されていても、第1の光源保持部材4Aは、光軸に略直交する平面内で移動可能である。そのため、第1の光源保持部材4Aの移動(光源の移動)により、光ビームの射出方向を調整することができる。
【0045】
また、カップリングレンズ6Aがピント方向を調整し且つ環境変動を低減するように本発明の如く第2の光源保持部材4Bに固定されていれば、初期調整時の光ビームの射出方向のずれは、第1の光源保持部材4Aで調整可能となる。
【0046】
更に、第1の光源保持部材4Aと第2の光源保持部材4Bの材質は一致していることが望ましい。第1の光源保持部材4Aと第2の光源保持部材4Bは、締結されているため、両者で線膨張係数が異なると、締結点間の伸びの違いにより、変形が生じる。そこで、第1の光源保持部材4Aと第2の光源保持部材4Bの材質を一致させ、線膨張係数を略一致させることにより、温度変化時の線膨張係数差による変形を低減すれば、高密度な光走査装置においても安定したビームスポット間隔を維持することにより、高品位な画像再現性を確保できる光走査装置の実現が可能となる。また、加工性、コストの面から材質の選択の範囲を広げた場合においても、上記理由により、少なくとも光源保持部材と支持部材の締結部の材質を一致させておくことが望ましい。
【0047】
図6は光走査装置の実施形態を示している。本実施形態では、前述した各構成(特に、図2及び図5の構成)を具備する光走査装置の一例について説明する。
【0048】
本実施形態では、光源20を有する光源ユニット30から射出された光ビームを、シリンドリカルレンズ32によりポリゴンミラー34の近傍で主走査方向に長い線像に結像させる。ポリゴンミラ−34は、シリンドリカルレンズ32を経て入射した各光ビームを反射偏光して、主走査方向にほぼ等角速度的に走査する。走査レンズ(fθレンズ、トロイダルレンズなど)70,71,72は、ポリゴンミラ−34により反射偏光され走査される各光ビームの光束を被走査体(例えば像担持体)75の面上に集光結像する。このような光走査装置における光源装置に前述した各実施形態の構成(特に、図2及び図5の構成)を使用することにより、良好な光学性能を維持しつつ、各々の光ビームの位置精度が環境変動によらず安定した光走査装置を実現できる。
【0049】
図7は画像読取装置の実施形態を示している。第1および第2の実施形態では、書込系の光源装置のカップリングレンズ保持機構を例に挙げて説明したが、スキャナなどの画像読取装置の結像レンズの保持機構についても同様の効果が得られるため、本実施形態では、現在のデジタル複写機などに多く使われている画像読取装置の一例について説明する。
【0050】
図示のように、本実施形態では、原稿台81上に設置された原稿が照明部82により照明される。また、原稿からの反射光は、副走査方向に走査する第1の走行体80の折り返しミラー83と、第1の走行体80の1/2のスピードで副走査方向に走査する第2の走行体84の折り返しミラー85,86とを介して、結像レンズ87によりCCD88に結像され、原稿情報として読み取られる。この結像レンズ87を前述した各実子形態の構成を用いて姿勢変化させずに固定することにより、主走査方向および副走査方向共に、左右像高での固体撮像素子からの出力信号を略均一にし、高周波数領域においても高いコントラストを有する高画質な画像読取装置の実現が可能となる。
【0051】
図8は画像形成装置の実施形態を示している。本実施形態では、光源装置を具備する光走査装置を持つ画像形成装置の一例として、レーザプリンタについて説明する。図8に示されるように、レーザプリンタ100は、潜像担持体111として「円筒状に形成された光導電性の感光体」を有している。潜像担持体111の周囲には、帯電手段としての帯電ローラ112と、現像装置113と、転写ローラ114と、クリーニング装置115とが配備されている。帯電手段としては「コロナチャージャ」を用いることもできる。更に、レーザビームLBにより光走査を行なう光走査装置117が設けられ、帯電ローラ112と現像装置113との間で「光書込による露光」を行なうようになっている。
【0052】
図8において、符号116は定着装置、符号118はカセット、符号119はレジストローラ対、符号120は給紙コロ、符号121は搬送路、符号122は排紙ローラ対、符号123はトレイ、符号Pは記録媒体としての転写紙を示している。
【0053】
画像形成を行なう時は、光導電性の感光体である像担持体111が時計回りに等速回転され、その表面が帯電ローラ112により均一帯電され、光走査装置117のレーザビームLBの光書込による露光を受けて静電潜像が形成される。形成された静電潜像は所謂「ネガ潜像」であって画像部が露光されている。この静電潜像は現像装置113により反転現像され、像担持体111上にトナー画像が形成される。
【0054】
転写紙Pを収納したカセット118は、画像形成装置100本体に脱着可能であり、図のごとく装着された状態において、収納された転写紙Pの最上位の1枚が給紙コロ120により給紙され、給紙された転写紙Pは、その先端部をレジストローラ対119に捕らえられる。レジストローラ対119は、像担持体111上のトナー画像が転写位置へ移動するのにタイミングを合わせて、転写紙Pを転写部へ送り込む。送り込まれた転写紙Pは、転写部においてトナー画像と重ね合わせられ転写ローラ114の作用によりトナー画像を静電転写される。トナー画像を転写された転写紙Pは定着装置116へ送られ、定着装置116においてトナー画像を定着され、搬送路121を通り、排紙ローラ対122によりトレイ123上に排出される。トナー画像が転写された後の像担持体111の表面は、クリーニング装置115によりクリーニングされ、残留トナーや紙粉等が除去される。
【0055】
本実施形態では、潜像担持体111に光走査により潜像を形成し、上記潜像を可視化して所望の記録画像を得る画像形成装置において、潜像担持体111を光走査する光走査装置として、前述した各実施形態の構成(特に第2の実施形態)が用いられている。潜像担持体111は光導電性の感光体であり、その均一帯電と光走査とにより静電潜像が形成され、形成された静電潜像がトナー画像として可視化される。したがって、高品位な画像再現性が確保できる画像形成装置を実現することが可能となる。
【0056】
なお、本発明は、前述した各実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは言うまでもない。例えば、前述した実施形態では、レンズ保持機構としてレンズを直接に保持する形態が示されているが、レンズを保持するレンズセルに本発明を適用しても良い。
【0057】
【発明の効果】
請求項1に記載された発明によれば、レンズ(もしくはレンズセル又は又は又は以下同じ)の組み付けが簡単で、レンズ固定時にレンズの姿勢変化が小さく、レンズ固定後の温湿度の変化によるレンズの位置変動も小さく、振動に強いレンズ保持機構を実現することが可能となる。
【0058】
また、コバ部の小さいレンズにおいても、レンズの組み付けが簡単であり、レンズ固定時にレンズの姿勢変化をより小さく低減でき、また、レンズ固定後の温湿度の変化によるレンズの位置変動も小さくなり、振動に強いレンズ保持機構を実現することが可能となる。
【0059】
請求項2に記載された発明によれば、請求項1と同様の作用効果を得ることができるとともに、レンズのピント調整時に、レンズと保持部材との当接部が短くても、レンズの姿勢を良好に維持することが可能なレンズ保持機構を実現することが可能となる。
【0060】
請求項3に記載された発明によれば、請求項1と同様の作用効果を得ることができるとともに、レンズ固定時にレンズの姿勢変化が小さく、レンズを保持部材に押圧する際の作業性が向上し、振動に強いレンズ保持機構を実現することが可能となる。
【0061】
請求項4に記載された発明によれば、請求項1ないし請求項3のいずれか1項と同様の効果を得ることができるとともに、レンズの組み付けが簡単で、カップリングレンズ固定時の姿勢変化を小さくできるとともに、ピント調整後の温湿度変化による光源とカップリングレンズとの相対的な位置変動も小さくでき、例えば、フルカラータンデム機においては、環境変化による色ずれを低減可能な光源装置を実現することが可能となる。
【0062】
請求項5に記載された発明によれば、レンズの組み付けが簡単で、カップリングレンズ固定時の姿勢変化を小さくできるとともに、ピント調整後の温湿度の変化による光源とカップリングレンズとの相対的な位置変動も小さくでき、被走査面上の光ビーム位置を良好に調整可能な調整機構を持つマルチビーム光源装置を実現することが可能となる。
【0063】
請求項6に記載された発明によれば、請求項4の光源装置を用いた、高品位な画像再現性が確保できる光走査装置を実現することが可能となる。
【0064】
請求項7に記載された発明によれば、請求項6の光走査装置を用いた、高品位な画像再現性が確保できる画像形成装置を実現することが可能となる。
【0065】
請求項8に記載された発明によれば、読取レンズ固定時にレンズの姿勢変化が小さく、レンズ固定後、軸上から周辺まで良好なレンズ性能を有する画像読取装置を実現することが可能となる。
【0066】
請求項9に記載された発明によれば、請求項8の画像読取装置を用いた、高品位な画像再現性が確保できる画像形成装置を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は参考例のレンズ保持機構の第1の締結部による締結時の側断面図、(b)は(a)のレンズ保持機構の第1および第2の締結部による締結時の側断面図、(c)は(a)のレンズ保持機構の斜視図、(d)は(a)のレンズ保持機構の変形例の側断面図である。
【図2】(a)は本発明の第1の実施形態に係るレンズ保持機構の側断面図、(b)は(a)のレンズ保持機構の斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るレンズ保持機構の側断面図である。
【図4】図3のレンズ保持機構の使用形態の他の例を示す側断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係るレンズ保持機構の斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に係るレンズ保持機構を備えた光走査装置の斜視図である。
【図7】本発明の第5の実施形態に係るレンズ保持機構を備えた画像読取装置の概略図である。
【図8】本発明の第6の実施形態に係るレンズ保持機構を備えた画像形成装置の概略図である。
【図9】従来のレンズ保持機構の側断面図である。
【図10】従来のレンズ保持機構の斜視図である。

Claims (9)

  1. ばねによりレンズもしくはレンズを保持するレンズセルを保持部材に対して押圧して固定するレンズ保持機構において、
    前記ばねを前記保持部材に対して固定するための第1の締結部と、
    前記レンズを前記保持部材に対して押圧するための第2の締結部とを備え、
    前記第1の締結部は、前記レンズ光軸と直交する方向において前記ばねが前記レンズを押圧する押圧部を挟む両側に少なくとも各1つ以上配置されていることを特徴とするレンズ保持機構。
  2. 前記第1の締結部による締結時であって、前記第2の締結部による締結前においては、前記レンズもしくは前記レンズセルと前記ばねとが接触していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ保持機構。
  3. 前記ばねは、前記第1の締結部と前記第2の締結部との間に曲げ部を有していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ保持機構。
  4. 単数もしくは複数の発光部を有する光源と、カップリングレンズと、これらを支持する光源保持部材とを備え、前記カップリングレンズが請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のレンズ保持機構によって保持されていることを特徴とする光源装置。
  5. 前記光源は、前記カップリングレンズに対し、その光軸方向と直交する平面内で移動できることを特徴とする請求項に記載の光源装置。
  6. 請求項に記載された光源装置を備えていることを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項に記載された光走査装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のレンズ保持機構により保持されたスキャナレンズを備えていることを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項に記載された画像読取装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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