JP3917127B2 - 着火装置 - Google Patents

着火装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3917127B2
JP3917127B2 JP2003408906A JP2003408906A JP3917127B2 JP 3917127 B2 JP3917127 B2 JP 3917127B2 JP 2003408906 A JP2003408906 A JP 2003408906A JP 2003408906 A JP2003408906 A JP 2003408906A JP 3917127 B2 JP3917127 B2 JP 3917127B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ignition
ignition device
bus line
communication
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003408906A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005172265A (ja
Inventor
純一 西村
弘巳 相田
和敬 斎藤
一男 松田
越也 三宅
義孝 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2003408906A priority Critical patent/JP3917127B2/ja
Priority to EP04028603A priority patent/EP1541430B1/en
Priority to DE602004001742T priority patent/DE602004001742T8/de
Priority to US11/006,201 priority patent/US7275485B2/en
Publication of JP2005172265A publication Critical patent/JP2005172265A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3917127B2 publication Critical patent/JP3917127B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42BEXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
    • F42B3/00Blasting cartridges, i.e. case and explosive
    • F42B3/10Initiators therefor
    • F42B3/12Bridge initiators
    • F42B3/121Initiators with incorporated integrated circuit
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R2021/26029Ignitors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Description

本発明は、車両等に搭載される乗員保護装置の着火装置に関する。
近年、車両等において乗員を保護するために、エアバッグやシートベルトプリテンショナー等の補助拘束装置(Supplemental Restraint System )を用いた乗員保護装置が普及しつつある。このような乗員保護装置は、必要な場所に補助拘束装置が配置され、車両に衝撃が加わるとセンサによりこれを感知し、乗員が車室内の物体に衝突しないように、補助拘束装置が乗員を一時的に拘束して保護する。
ところで、従来は、車両に配置する補助拘束装置の数が少なかったため、補助拘束装置を制御する制御装置と補助拘束装置を作動させる着火装置との間の接続は例えば単純な1対1の接続(ピアツーピア接続)であったが、最近では、補助拘束装置を車両の各所に配置したために補助拘束装置の数が増加する傾向にあり、制御装置及び制御装置と補助拘束装置の着火装置との間を接続する接続線(ハーネス)を可能な限り削減することが求められている。そこで、制御装置と補助拘束装置の着火装置との間の接続を、電力及び制御信号を伝送可能なバス線により接続し、バス線に接続された複数の補助拘束装置を、着火装置を指定した通信による点火制御を利用して1つの制御装置で制御する方法が提案されている(例えば、特許文献1、及び特許文献2参照。)。
一方、着火装置がバス線に接続されて制御装置から通信による点火制御を受けるには、着火装置側に、制御装置と通信するための通信回路と、補助拘束装置を作動させる火薬に点火するための着火素子に電力を供給する点火回路とを備える必要がある。この着火装置では、通信及び点火を制御する制御用ICが、着火装置をバス線に接続するための外部接続用端子と着火素子との間に配置される(例えば、特許文献3参照。)。
特開平10−154992号公報 特開2000−124932号公報 特許第3294582号公報
しかし、従来の制御装置と補助拘束装置の着火装置との間をバス線により接続する方法では、1つの制御装置によって複数の補助拘束装置を効率的に制御することができるものの、複数の補助拘束装置に電力あるいは制御信号を伝送するための接続線がバス線のみであるので、バス線による電力あるいは制御信号の伝送は信頼性の高いものでなければならないという課題がある。特に、従来の着火装置のように、着火装置が通信回路と点火回路とを備えているような場合、作動した補助拘束装置に設けられていた着火装置がバス線に電気的な影響を与えないように十分に配慮し、バス線の信頼性を更に向上させなければならないという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、補助拘束装置を作動させる場合に、電力及び制御信号を供給する外部信号線に対して電気的な影響を与えない着火装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明に係る着火装置は、外部信号線(例えば後述する実施例のバス線3)から受信した点火指令信号に基づいて、火薬(例えば後述する実施例の点火剤53)に点火して補助拘束装置を作動させる乗員保護装置の着火装置であって、前記火薬に点火するための着火手段(例えば後述する実施例の着火素子30)と、前記点火指令信号を受信すると共に、前記着火手段による前記火薬の点火を制御する通信・点火制御部(例えば後述する実施例のIC基板54)と、外部信号線に通信・点火制御部を接続するための接続端子(例えば後述する実施例のピン51a、51bあるいはピン59a)とを備え、前記着火手段による前記火薬の点火時に、該火薬から発生する圧力または熱により、前記通信・点火制御部と前記接続端子との間の接合部を切断することにより前記通信・点火制御部が前記接続端子から切り離されることを特徴とする。
以上の構成を備えた着火装置は、火薬を用いて補助拘束装置を作動させる際、外部信号線と通信・点火制御部との間を接続するための接続端子と、通信・点火制御部とが、点火された火薬から発生する圧力または熱によって切り離されることにより、外部信号線と通信・点火制御部との間の接続が切断されるので、点火された火薬から発生する圧力や熱により、もし通信・点火制御部に損傷があっても、通信・点火制御部に接続されていた外部信号線側に電気的な影響が発生することを防止することができる。
請求項1に記載の着火装置によれば、点火された火薬から発生する圧力または熱により、外部信号線と通信・点火制御部との間の接続が切断されるので、火薬から発生する圧力や熱により、もし通信・点火制御部に損傷があっても、通信・点火制御部に接続されていたバス線側に電気的な影響が発生することを防止することができる。従って、作動した補助拘束装置に設けられていた着火装置が、電力及び制御信号を供給する外部信号線に電気的な影響を与えない、外部信号線の信頼性を更に向上させる着火装置を実現することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
(全体構成)
図1は、本発明の第1の実施例の着火装置を備えた乗員保護装置における点火システムの概要を示すブロック図である。なお、本実施例の着火装置を備えた乗員保護装置は、特に自動車等の車両に搭載して利用することが有用であり、一例として、乗員保護装置が自動車に搭載された場合について説明する。
図1において、コントロールユニット1は、車両に加わった衝撃から乗員を保護する乗員保護装置の中心をなす制御装置であって、乗員を保護するために車両の適所に設けられた複数の補助拘束装置(図示せず)に1対1で備えられる該補助拘束装置の着火装置2a、2b、2c・・・が、例えば2対の線材の一方が接地された不平衡型のバス線3を用いて並列に接続されている。なお、着火装置2a、2b、2c・・・は点火剤(補助拘束装置のガス発生剤に火をつける火薬)を利用して補助拘束装置を作動させる装置であって、内部に点火剤(後述する点火剤53)を内蔵しており、コントロールユニット1から着火装置2a、2b、2c・・・の通信アドレスを指定して送出された点火指令信号(点火指令コマンド)を受信して点火剤に点火することで補助拘束装置を作動させる。
また、コントロールユニット1には、CPU(中央演算装置)により実現される衝突判定部11が備えられており、衝突判定部11は、車両の前部に設けられると共に通信回路12を介して接続された車両の前部の変形による加速度を検出するフロントセンサ4の出力信号と、コントロールユニット1に設けられると共に車両の加速度を検出するGセンサ13の出力信号とに基づいて、車両が他の物体と衝突することにより車両に乗員保護装置の作動が必要な衝撃が加わったか否かを判定する。
一方、コントロールユニット1には、バス線3を介して着火装置2a、2b、2c・・・へ電力を供給すると共に、通信アドレスを指定して着火装置2a、2b、2c・・・と制御信号の通信を行うための通信回路14が備えられており、衝突判定部11は、車両が他の物体と衝突することにより車両に乗員保護装置の作動が必要な衝撃が加わったと判断した場合、通信回路14によりバス線3を介して、着火装置2a、2b、2c・・・に補助拘束装置(図示せず)を作動させるための点火指令信号(点火指令コマンド)を送出する。
また、コントロールユニット1には、過電流防止のためのヒューズ5とイグニッションスイッチ(IG・SW)6とを介して、車両で利用される電力を蓄電する車載バッテリ7が接続されており、電流の逆流を防止する保護ダイオード15を介して入力された車載バッテリ7の電力は、衝突判定部11を構成するCPU等の電源を生成する+5V電源16へ供給されると共に、着火装置2a、2b、2c・・・へ電力を供給する通信回路14へも供給される。更に、コントロールユニット1には、車載バッテリ7からの電力供給が停止した場合でも一定時間は動作するように、電力を蓄電して電源をバックアップするバックアップコンデンサ17と、バックアップコンデンサ17を充電するための保護ダイオード18a、18bや昇圧回路19等も備えられている。
(バス線の信号仕様)
ここで、通信回路14と着火装置2a、2b、2c・・・との間のバス線3を介した電力供給と制御信号の通信に関して説明する。図2は、通信回路14と着火装置2a、2b、2c・・・との間でバス線3を介して送受信される信号の仕様を、横軸を「時刻t」、縦軸を「電圧V」として示した図である。コントロールユニット1によってバス線3は、図2に示すように、コントロールユニット1と着火装置2a、2b、2c・・・との間で通信アドレスを指定して制御信号を送受信する「通信フェーズ」と、コントロールユニット1から着火装置2a、2b、2c・・・へ電力を供給する「電力供給フェーズ」とを交互に繰り返すように制御される。具体的には、例えば「通信フェーズ」では、バス線3を構成する2本の線間の電位差が6[V]でデータ”High”(=1)、同様に2本の線間の電位差が3[V]でデータ”Low”(=0)を示し、更に「電力供給フェーズ」では、2本の線間の電位差が11[V]の電力がコントロールユニット1から着火装置2a、2b、2c・・・へ供給される。
(着火装置の詳細)
一方、図3は、本実施例の着火装置の詳細を示すブロック図であって、一例として、着火装置2aについて詳細に示す。なお、バス線3に接続された他の着火装置2b、2c・・・は、全て着火装置2aと同じ装置構成を備えているものとする。
図3において、着火装置2aには、バス線3による通信の診断とコントロールユニット1からの指示に基づく点火制御を実行する制御回路21が備えられており、バス線3からは受信バッファ22を介して制御回路21へ制御信号(コマンド)が入力されると共に、制御回路21からは送信バッファ23を介してバス線3へ制御信号に対する応答信号(レスポンス)が出力される。また、バス線3から供給される電力は、制御回路21等の電源を生成する+5V電源24へ供給されると共に、保護ダイオード25を介して、着火装置2aが点火剤に点火して補助拘束装置を作動させるために必要な電力を生成する昇圧回路26へも供給される。
また、昇圧回路26の出力には、保護ダイオード27を介して、コンデンサ28が接続されており、着火装置2aが点火剤に点火して補助拘束装置を作動させるために必要な、昇圧回路26により昇圧された電力を蓄電できるように構成されている。更に、保護ダイオード27の出力(カソード端子)には、コンデンサ28と並列に、スイッチング素子29と、着火装置2aに内蔵された点火剤に点火するための着火素子30と、スイッチング素子31との直列回路が接続されている。具体的には、保護ダイオード27の出力には、スイッチング素子29を介して着火素子30の一方の端子が接続されており、着火素子30のもう一方の端子は、スイッチング素子31を介して接地されている。なお、スイッチング素子29とスイッチング素子31の導通と遮断を制御する制御端子は、両方とも制御回路21へ接続されている。
これにより、本実施例の着火装置を備えた点火システムは、コントロールユニット1がバス線3へ電力を供給し、充電コマンドを送信すると、例えば着火装置2aのコンデンサ28に着火素子30が点火剤に点火して補助拘束装置を作動させるために必要な電力が蓄電されるので、この状態でコントロールユニット1が着火装置2aへ、点火実行信号(点火実行コマンド)を送信すると、着火装置2aの制御回路21がスイッチング素子29及びスイッチング素子31を導通させて、着火素子30へコンデンサ28に蓄電された電力を通電し、着火装置2aに内蔵された点火剤を爆発させて補助拘束装置を作動させることができる。
(着火装置の物理的配置構成)
次に、図面を参照して、本実施例の着火装置の物理的配置構成について説明する。図4は、本実施例の着火装置の物理的配置構成を示す、着火装置の縦方向断面図であって、一例として、着火装置2aについて詳細に示す。なお、バス線3に接続された他の着火装置2b、2c・・・は、全て着火装置2aと同じ物理的配置構成を備えているものとする。
具体的には、図4に示すように、着火装置2aは、外部信号線である2線式のバス線3との接続のために設けられた接続端子であるピン51aと、接続端子であるピン51bを備えたヘッダ52との上部に、補助拘束装置のガス発生剤に火をつける点火剤53を配置し、更に点火剤53の上部に、上述の制御回路21、受信バッファ22、送信バッファ23、+5V電源24、保護ダイオード25、昇圧回路26、保護ダイオード27、コンデンサ28、スイッチング素子29、着火素子30、スイッチング素子31を搭載したIC基板54を配置する。なお、ピン51bとヘッダ52とは溶接するものとする。また、図4に示す縦方向断面図では2箇所に離れているが、実際には図5に示すA−A部の横方向断面図のように、ヘッダ52はピン51aの周囲を囲むように配置されている。更に、ピン51aとヘッダ52との間は、ピン51aを固定するためにガラス等の絶縁体で埋めるものとする。
また、点火剤53とIC基板54との間には、スイッチング素子29とスイッチング素子31とに接続された着火素子30を設けると共に、点火剤53をまたがってIC基板54とピン51a、ヘッダ52とを接続する2箇所の接合部55a、55bを設ける。
そして、これらIC基板54、点火剤53、ピン51a、ヘッダ52を、上部が閉塞された円筒状のキャップ56で覆い、更にキャップ56で覆われたIC基板54、点火剤53、ピン51a、ヘッダ52を、モールド成型によりピン51a、51bの部分にまたがって樹脂モールド57で覆うことで一体化させる。なお、上記の説明において各部の材質は一例であって、例えばキャップ56に金属製のものを使用することができるなど種々の対応が採用可能である。
これにより、着火素子30が通電されて発熱し点火剤53に点火すると、補助拘束装置が作動すると共に、点火された点火剤53から発生する圧力によってIC基板54が着火装置2aの上面方向(図4に示すX方向)へ吹き飛ばされて着火装置2aの上面から切り離されることにより、IC基板54とピン51a、ヘッダ52とを接続する2箇所の接合部55a、55bが切断されるか、あるいは点火された点火剤53から発生する熱により、2箇所の接合部55a、55bが溶断するか、上述のいずれかにより、バス線3に接続されたピン51a、51bとIC基板54との間の接続が切断されるので、点火された点火剤53から発生する圧力や熱により、もしIC基板54に損傷があっても、IC基板54に接続されていたバス線3側に電気的な影響が発生することを防止することができる。
なお、上述の実施例で説明したバス線3は、例えば2対の線材が両方とも接地されない平衡型のバス線としても良い。
以上説明したように、本実施例の着火装置によれば、点火剤53に点火して補助拘束装置を作動させる際、バス線3とIC基板54との間を接続するためのピン51a、51bと、IC基板54とが、点火された点火剤53から発生する圧力または熱によって切り離されることにより、バス線3とIC基板54との間の接続が切断されるので、点火された点火剤53から発生する圧力や熱により、もしIC基板54に損傷があっても、IC基板54に接続されていたバス線3に電気的な影響が発生することを防止することができる。
従って、作動した補助拘束装置に設けられていた着火装置が、電力及び制御信号を供給するバス線3に電気的な影響を与えない、バス線3の信頼性を更に向上させる着火装置を実現することができるという効果が得られる。
次に、本発明の第2の実施例の着火装置について説明する。
本実施例の着火装置が第1の実施例で説明した着火装置と異なる部分は、着火装置を形成する構成要素の物理的配置構成のみである。従って、本実施例の着火装置を備えた乗員保護装置における点火システムの構成や本実施例の着火装置の回路構成(装置構成)、及びバス線の信号仕様は、第1の実施例で説明した点火システムの構成や着火装置の回路構成(装置構成)、及びバス線の信号仕様と同一であるので説明は省略し、ここでは、本実施例の着火装置を形成する構成要素の物理的配置構成のみを説明する。
(着火装置の物理的配置構成)
図6は、本実施例の着火装置の物理的配置構成を示す、着火装置の縦方向断面図であって、第1の実施例と同様に、一例として着火装置2aについて詳細に示す。
図6に示すように、本実施例の着火装置の物理的配置構成は、ピン51a、ヘッダ52の上部に点火剤53とIC基板54とを配置した点では第1の実施例の着火装置と同様であるが、点火剤53とIC基板54の配置が第1の実施例の着火装置とは異なる。
具体的には、外部信号線である2線式のバス線3との接続のために設けられた接続端子であるピン51aと、接続端子であるピン51bを備えたヘッダ52の上面を、それぞれ区画された点火剤53とIC基板54とがこれを覆うように配置する。
また、点火剤53とIC基板54との間には、スイッチング素子29とスイッチング素子31とに接続された着火素子30を設けると共に、一部ピン51a、ヘッダ52とIC基板54との間の隙間に挿入された点火剤53をまたがってIC基板54とピン51a、ヘッダ52とを接続する2箇所の接合部58a、58bを設ける。
そして、これらIC基板54、点火剤53、ピン51a、ヘッダ52を、上部が閉塞された円筒状のキャップ56で覆い、更にキャップ56で覆われたIC基板54、点火剤53、ピン51a、ヘッダ52を、モールド成型によりピン51a、51bの部分にまたがって樹脂モールド57で覆うことで一体化させる。なお、上記の説明において各部の材質は一例であって、例えばキャップ56に金属製のものを使用することができるなど種々の対応が採用可能である。
これにより、着火素子30が通電されて発熱し点火剤53に点火すると、補助拘束装置が作動すると共に、点火された点火剤53から発生する圧力によってIC基板54が着火装置2aの周面方向あるいは側面方向(図6に示すY方向)へ吹き飛ばされて着火装置2aの周面あるいは側面から切り離されることにより、IC基板54とピン51a、ヘッダ52とを接続する2箇所の接合部58a、58bが切断されるか、あるいは点火された点火剤53から発生する熱により、2箇所の接合部58a、58bが溶断するか、上述のいずれかにより、バス線3に接続されたピン51a、51bとIC基板54との間の接続が切断されるので、点火された点火剤53から発生する圧力や熱により、もしIC基板54に損傷があっても、IC基板54に接続されていたバス線3側に電気的な影響が発生することを防止することができる。
以上説明したように、本実施例の着火装置によれば、第1の実施例と同様に、点火剤53に点火して補助拘束装置を作動させる際、バス線3とIC基板54との間の接続が切断されるので、点火された点火剤53から発生する圧力や熱により、もしIC基板54に損傷があっても、IC基板54に接続されていたバス線3に電気的な影響が発生することを防止することができる。
従って、作動した補助拘束装置に設けられていた着火装置が、電力及び制御信号を供給するバス線3に電気的な影響を与えない、バス線3の信頼性を更に向上させる着火装置を実現することができるという効果が得られる。
次に、本発明の第3の実施例の着火装置について説明する。
本実施例の着火装置が第1、第2の実施例で説明した着火装置と異なる部分は、着火装置を形成する構成要素の物理的配置構成のみである。従って、本実施例の着火装置を備えた乗員保護装置における点火システムの構成や本実施例の着火装置の回路構成(装置構成)は、第1、第2の実施例で説明した点火システムの構成や着火装置の回路構成(装置構成)と同一であるので説明は省略し、ここでは、本実施例の着火装置を形成する構成要素の物理的配置構成のみを説明する。
(着火装置の物理的配置構成)
図7は、本実施例の着火装置の物理的配置構成を示す着火装置の縦方向断面図であって、第1、第2の実施例と同様に、一例として着火装置2aについて詳細に示す。
図7に示すように、本実施例の着火装置の物理的配置構成は、やはりヘッダの上部に点火剤53とIC基板54とを配置した点では第1、第2の実施例の着火装置と同様であるが、点火剤53とIC基板54の配置と、外部信号線であるバス線3との接続のために設けられた接続端子であるピンの形状が第1、第2の実施例の着火装置とは異なる。
具体的には、外部信号線である2線式のバス線3との接続のために設けられた接続端子であるピン59aが周囲より延出(突出)しており、周囲より延出(突出)したピン59aと、接続端子であるピン51bを備えると共にピン59aの周囲を囲むヘッダ59bとの上部に、ピン59aを取り囲むように一定の空間(間隔)60をあけてIC基板54を配置する。更に、IC基板54の上部に点火剤53を配置する。なお、ピン51bとヘッダ59bとは溶接するものとする。また、ピン59aとヘッダ59bとの間は、ピン59aを固定するためにガラス等の絶縁体で埋めるものとする。
また、点火剤53とIC基板54との間には、スイッチング素子29とスイッチング素子31とに接続された着火素子30を設けると共に、空間60をまたがって、IC基板54とピン59aとを接続する接合部61aと、IC基板54とヘッダ59bとを接続する接合部61bとを設ける。また、更に接合部61aについて詳細に説明すると、接合部61aは、延出(突出)したピン59aを囲うように配置されている。なお、接合部61aは図7に示すB点でのみIC基板54と接続されており、他の部分はIC基板54から絶縁されているものとする。
そして、これらIC基板54、点火剤53、ピン59a、ヘッダ59bを、上部が閉塞された円筒状のキャップ56で覆い、更にキャップ56で覆われたIC基板54、点火剤53、ピン59a、ヘッダ59bを、モールド成型によりピン59a、51bの部分にまたがって樹脂モールド57で覆うことで一体化させる。なお、上記の説明において各部の材質は一例であって、例えばキャップ56に金属製のものを使用することができるなど種々の対応が採用可能である。
これにより、着火素子30が通電されて発熱し点火剤53に点火すると、補助拘束装置が作動すると共に、点火された点火剤53から発生する圧力によってIC基板54が着火装置2aのピン59a、ヘッダ59bの方向(図7に示すZ方向)へ吹き飛ばされることにより、IC基板54とピン59aとを接続する接合部61aが、図7に示すC−C線の部分でIC基板54によるギロチンの原理で切断されることにより、バス線3に接続されたピン59aとIC基板54との間の接続が切断されるので、点火された点火剤53から発生する圧力や熱により、もしIC基板54に損傷があっても、IC基板54に接続されていたバス線3側に電気的な影響が発生することを防止することができる。
以上説明したように、本実施例の着火装置によれば、第1、第2の実施例と同様に、点火剤53に点火して補助拘束装置を作動させる際、バス線3とIC基板54との間の接続が切断されるので、点火された点火剤53から発生する圧力や熱により、もしIC基板54に損傷があっても、IC基板54に接続されていたバス線3に電気的な影響が発生することを防止することができる。
従って、作動した補助拘束装置に設けられていた着火装置が、電力及び制御信号を供給するバス線3に電気的な影響を与えない、バス線3の信頼性を更に向上させる着火装置を実現することができるという効果が得られる。
本発明の第1の実施例の着火装置を備えた乗員保護装置における点火システムの概要を示すブロック図である。 同実施例の着火装置の詳細を示すブロック図である。 同実施例においてバス線を介して送受信される信号の仕様を示した図である。 同実施例の着火装置の物理的配置構成を示す、着火装置の縦方向断面図である。 同実施例の着火装置の横方向断面図である。 本発明の第2の実施例の着火装置の物理的配置構成を示す、着火装置の縦方向断面図である。 本発明の第3の実施例の着火装置の物理的配置構成を示す、着火装置の縦方向断面図である。
符号の説明
3 バス線(外部信号線)
53 点火剤(火薬)
30 着火素子(着火手段)
51a、51b、59a ピン(接続端子)
54 IC基板(通信・点火制御部)

Claims (1)

  1. 外部信号線から受信した点火指令信号に基づいて、火薬に点火して補助拘束装置を作動させる乗員保護装置の着火装置であって、
    前記火薬に点火するための着火手段と、
    前記点火指令信号を受信すると共に、前記着火手段による前記火薬の点火を制御する通信・点火制御部と、
    外部信号線に通信・点火制御部を接続するための接続端子とを備え、
    前記着火手段による前記火薬の点火時に、該火薬から発生する圧力または熱により、前記通信・点火制御部と前記接続端子との間の接合部を切断することにより前記通信・点火制御部が前記接続端子から切り離されることを特徴とする着火装置。
JP2003408906A 2003-12-08 2003-12-08 着火装置 Expired - Fee Related JP3917127B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003408906A JP3917127B2 (ja) 2003-12-08 2003-12-08 着火装置
EP04028603A EP1541430B1 (en) 2003-12-08 2004-12-02 Squib
DE602004001742T DE602004001742T8 (de) 2003-12-08 2004-12-02 Sprengkapsel
US11/006,201 US7275485B2 (en) 2003-12-08 2004-12-06 Squib

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003408906A JP3917127B2 (ja) 2003-12-08 2003-12-08 着火装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005172265A JP2005172265A (ja) 2005-06-30
JP3917127B2 true JP3917127B2 (ja) 2007-05-23

Family

ID=34510466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003408906A Expired - Fee Related JP3917127B2 (ja) 2003-12-08 2003-12-08 着火装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7275485B2 (ja)
EP (1) EP1541430B1 (ja)
JP (1) JP3917127B2 (ja)
DE (1) DE602004001742T8 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007025871A1 (de) * 2007-06-01 2008-12-04 Sdi Molan Gmbh & Co. Kg Mechanisch robuster Zünder für pyrotechnische Wirkmassen

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57142498A (en) 1981-02-27 1982-09-03 Asahi Chemical Ind Delayed electric fuse
US5847309A (en) * 1995-08-24 1998-12-08 Auburn University Radio frequency and electrostatic discharge insensitive electro-explosive devices having non-linear resistances
US5760489A (en) 1996-10-04 1998-06-02 Motorola, Inc. Method for transmitting signals between a microprocessor and an interface circuit
DE19846350A1 (de) 1998-10-08 2000-04-13 Philips Corp Intellectual Pty Anordnung zur Steuerung vorgegebener Funktionen über einen Datenbus
FR2790077B1 (fr) 1999-02-18 2001-12-28 Livbag Snc Allumeur electro-pyrotechnique a electronique integree
DE19951720B4 (de) * 1999-06-25 2007-06-06 Delphi Technologies, Inc., Troy Anzündeinheit mit integrierter Elektronik
US6341562B1 (en) * 2000-02-22 2002-01-29 Autoliv Asp, Inc. Initiator assembly with activation circuitry
FR2811036B1 (fr) * 2000-06-30 2003-09-12 Lacroix Soc E Actionneur a base de micro-impulseurs pyrotechniques
DE10123284A1 (de) * 2001-05-12 2002-11-14 Conti Temic Microelectronic Pyrotechnische Zündeinrichtung mit integrierter Elektronikbaugruppe
JP4037123B2 (ja) 2002-01-25 2008-01-23 ダイセル化学工業株式会社 エアバッグシステム用集積回路
DE10211347B4 (de) * 2002-03-14 2007-01-04 Lell, Peter, Dr.-Ing. Anzündvorrichtung für eine pyrotechnische Baueinheit, insbesondere für eine Airbageinheit eines Kraftfahrzeugs
DE10211348A1 (de) * 2002-03-14 2003-10-09 Peter Lell Anzündvorrichtung für eine pyrotechnische Baueinheit, insbesondere für eine Airbageinheit eines Kraftfahrzeugs
JP3803636B2 (ja) 2002-12-26 2006-08-02 本田技研工業株式会社 バス接続用点火装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE602004001742T8 (de) 2007-05-03
US7275485B2 (en) 2007-10-02
EP1541430A1 (en) 2005-06-15
JP2005172265A (ja) 2005-06-30
DE602004001742D1 (de) 2006-09-14
DE602004001742T2 (de) 2006-11-30
EP1541430B1 (en) 2006-08-02
US20050121893A1 (en) 2005-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0805074B1 (en) Automobile airbag system
US7161790B2 (en) Ignition device for bus connection
US20050155509A1 (en) Squib
EP1529697B1 (en) Squib
JP3917127B2 (ja) 着火装置
EP1561648B1 (en) Charging method for squib
JP6289490B2 (ja) 膨張可能な拘束具用の2重作動システム
US6363307B1 (en) Control system for occupant protection apparatus
JP4037358B2 (ja) 点火システム
JP5230643B2 (ja) 自動車のエアバッグ・モジュール用ガス発生器アセンブリ
JP4219796B2 (ja) 着火装置
JP4260611B2 (ja) 乗員保護装置、及び乗員保護装置の点火制御装置と着火装置
EP1544570B1 (en) Squib
JP4128518B2 (ja) 着火装置
EP1559615A1 (en) Ignition circuit for squib for air bag device
JP2010513106A5 (ja)
JP2004255911A (ja) エアバッグシステム
JP2005201628A (ja) スクイブ
JP2005175672A (ja) 点火システム
JP2005140478A (ja) 着火装置
JP2005170125A (ja) 着火装置
KR100292108B1 (ko) 에어백인플레터의기폭장치
EP1084913A2 (en) Control system for occupant protection apparatus
JP2005180737A (ja) スクイブ
KR20000066795A (ko) 차량용 에어백 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100216

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110216

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120216

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120216

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130216

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees