JP3916819B2 - エンジンの弁作動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの運転状態に応じて弁リフト特性を複数の段階に切換えることができるエンジンの弁作動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの弁作動装置は、エンジンの運転状態に応じて弁リフト特性を切換えるにあたり、例えば、実開平6−73301号公報にも示されるように、エンジンの全運転領域において使用される低速用のカムに摺接され吸気弁もしくは排気弁を開閉するロッカーアームがロッカーシャフトに設けられ、また、エンジンの中速および高速運転状態において使用される中速用もしくは高速用のカムにそれぞれ摺接される2個のサブロッカーアームがそのロッカーシャフトと同一軸上にそれぞれ並設されるもとで、2個のサブロッカーアームをそれぞれ選択的にロッカーアームに連結する選択連結機構を備えている。
【0003】
選択連結機構は、例えば、各サブロッカーアームに対応してそれぞれ、独立して1個ずつ、ロッカーアームに回動可能に支持されてロッカーシャフトの中心軸線に沿って配列される連結部材としてのレバー部材を含んで構成されている。
【0004】
各レバー部材の一端が対応するサブロッカーアームの被係合部にそれぞれ選択的に係合状態とされるとき、各サブロッカーアームとロッカーアームとが連動しロッカーアームにより揺動される吸気弁もしくは排気弁のリフト特性が中速用もしくは高速用のカムの回転に応じて変化するものとされる。
【0005】
また、多気筒エンジンにおいては、例えば、特開平5−248215号公報にも示されるように、エンジンの低負荷運転時におけるポンピングロスを低減すべく、エンジンの低負荷運転時、複数の気筒のうちの一部の気筒における吸気弁および排気弁を停止状態とすることが提案されている。
【0006】
吸気弁および排気弁を停止状態とするにあたっては、例えば、吸気弁もしくは排気弁を開閉するメインロッカーアームが固定されるロッカーシャフトとサブロッカーアームとを選択的に連結し、メインロッカーアームをサブロッカーアームに連動させる連結プランジャがロッカーシャフト内の貫通孔に摺動可能に設けられるもとで、連結プランジャがサブロッカーアームに対して非連結状態とされる。
【0007】
このように連結プランジャが非連結状態とされる場合、連結プランジャを連結状態とする作動油圧の供給が停止されるとともに連結プランジャに巻装されるコイルスプリングの付勢力により連結プランジャ全体がロッカーシャフト内の貫通孔に引き込まれることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数の気筒のうちの一部の気筒における吸気弁および排気弁を所定の運転状態の場合、停止状態とする弁作動装置を備えるエンジンにおいては、エンジン停止後、再始動時、上述の連結プランジャを連結状態とする作動油圧の圧力は、急峻には上昇しないので所定期間、複数の気筒のうちの一部の気筒における吸気弁および排気弁が停止状態とされることとなる。これにより、エンジンの始動運転が円滑に開始されない虞がある。
【0009】
このような場合、エンジン始動時、油圧回路により一旦急峻に高められた作動油圧を連結プランジャが設けられる部位に供給し連結プランジャを連結状態とした後、作動油圧を通常運転状態の圧力まで戻す制御を行うことも考えられるが、油圧回路の制御が複雑となり得策とは言えない。
【0010】
以上の問題点を考慮し、本発明は、エンジンの運転状態に応じて弁リフト特性を複数の段階に切換えることができるエンジンの弁作動装置であって、エンジンの運転状態が所定の運転状態のとき、複数の気筒のうちの一部の気筒における吸気弁および排気弁を停止しポンピングロスを低減することができ、しかも、エンジンの始動運転を円滑に行うことができるエンジンの弁作動装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係るエンジンの弁作動装置は、基端部がロッカーシャフトに回動可能に支持されてカムシャフトにおける第1カム部または第2のカム部の回動に応じて吸気弁もしくは排気弁を開閉するロッカーアームと、ロッカーアームの基端部に隣接配置された基部がロッカーアームに回動可能に支持され、カムリフトの高さが最小の第1のカム部の小リフトよりも大きい第2のカム部の大リフトによる回動に応じて揺動する第1のサブロッカーアームと、ロッカーアームの基端部に隣接配置された基部がロッカーアームに回動可能に支持され、第1のカム部の回動に応じて揺動する第2のサブロッカーアームと、互いに離隔した第1の係合部および第2の係合部を一体に有し、第1の係合部および第2の係合部をそれぞれ、第1のサブロッカーアームおよび第2のサブロッカーアームに対し選択的に係合させ、ロッカーアームと第1のサブロッカーアームまたは第2のサブロッカーアームとをそれぞれ選択的に係合状態または非係合状態とする動作を行う連結レバーと、作動油圧により駆動され、連結レバーの動作を行わせる駆動部と、を備え、小リフト時、ロッカーアームと第1のサブロッカーアームとは非係合状態とされ、第2のサブロッカーアームと係合状態となるように連結レバーに動作を行わせる作動油圧が供給され、大リフト時、ロッカーアームと第1および第2のサブロッカーアームとが係合状態となるように連結レバーに動作を行わせる作動油圧が供給され、複数の気筒のうちの一方の気筒に関連する吸気弁が停止状態のとき、ロッカーアームと第1のサブロッカーアームおよび第2のサブロッカーアームとが非係合状態となるように連結レバーに動作を行わせる作動油圧が供給され、複数の気筒のうちの他方の気筒に関連する吸気弁が小リフトで揺動されるように、ロッカーアームと第1のサブロッカーアームとは非係合状態とされ、第2のサブロッカーアームと係合状態となるように連結レバーに動作を行わせる作動油圧が供給されることを特徴する。
【0012】
また、二つのピストン部材と一つの連結レバーとが用いられて、連結レバーの第1の係合部および第2の係合部を第1のサブロッカーアームおよび第2のサブロッカーアームの被係合部に対し係合状態、もしくは、非係合状態とする動作を行わせるものであってもよい。
【0013】
さらに、カムシャフトが設けられるエンジンが停止状態から始動される場合、連結レバーの第1の係合部が第1のサブロッカーアームの被係合部に対して非係合状態となり、連結レバーの第2の係合部が第2のサブロッカーアームの被係合部に対して係合状態となるものであってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明に係るエンジンの弁作動装置の一例を、それが適用されたエンジンおよび変速機とともに示す。
【0015】
図2において、エンジン4は直列式の気筒6A、6B、6C、および、6Dを有し、その各気筒6A〜6Dには、それぞれ、点火プラグ8A、8B、8C、および、8Dが設けられている。各気筒6A〜6Dの吸気側は、スロットル弁19が上流側部分に設けられた吸気通路22の分岐通路にそれぞれ接続されている。吸気通路22において形成された混合気は各気筒6A〜6Dにそれぞれ供給される。各気筒6A〜6Dに供給された混合気は、点火プラグ8A〜8D、ディストリビュータ12、点火コイル部を有する点火制御部14を含んでなる点火系の作動により燃焼される。点火順序は、例えば、第1番目に気筒6Aにおいて点火され、第2番目に気筒6C、第3番目に気筒6B、第4番目に気筒6Dにおいて順次点火されることとなる。混合気が燃焼されることにより各気筒6A〜6Dにおいて生成された排気ガスは、各気筒6A〜6Dの排気側に接続された排気通路2の各分岐通路にそれぞれ排出される。
【0016】
また、エンジン4の出力側には、エンジン4のクランク軸に連結される変速機10が配設されている。
【0017】
図3および図4は、本発明に係るエンジンの弁作動装置の一例を示す。図3および図4は、エンジン4におけるシリンダヘッド内に設けられ、4個の気筒6A〜6Dのうちのひとつの気筒に対応した吸気通路22側の弁機構を示す。なお、その弁機構における排気通路2側における構成は、吸気通路22側の弁機構と同様な構成とされるのでその説明を省略する。
【0018】
弁機構の駆動方式は、例えば、OHC(over head camshaft)方式とされ、2つの吸気弁を開閉駆動するものとされる。
【0019】
弁機構は、吸気弁42Aおよび42Bのバルブステムの端部に当接されるアーム部34Aおよび34Bを有しロッカーシャフト30に回動可能に支持されるロッカーアーム34と、ロッカーアーム34のアーム部34Aとアーム部34Bとの間の略中央位置に互いに平行に配されるサブロッカーアーム36および38と、ロッカーアーム34、サブロッカーアーム36および38の上方にロッカーシャフト30に対して平行に配されエンジン4のクランク軸に連動して回動されるカムシャフト32とを含んで構成されている。
【0020】
ロッカーアーム34は、その基端部に設けられる孔34hに嵌合されるロッカーシャフト30により回動可能に支持されている。ロッカーシャフト30の両端部は、図示が省略されるシリンダヘッドに支持されている。
【0021】
その孔34hよりもカムシャフト32側には、ロッカーシャフト30の軸線方向に沿って所定の間隔をもって軸受部34I、34J、および、34Kが設けられている。
【0022】
軸受部34Iと軸受部34Jとの間には、サブロッカーアーム36の基端部が配され、軸受部34Jと軸受部34Kとの間には、サブロッカーアーム38の基端部が配されている。サブロッカーアーム36および38の基端部は、その孔36aおよび38aにそれぞれ嵌合される支持軸40により回動可能に支持され互いに同一軸線上に配されている。支持軸40の両端部は、軸受部34I、34J、および、34Kの透孔34i、34j、および、34kにそれぞれ嵌合され支持されている。支持軸40の両端部は、止め輪SLaによりそれぞれ軸受部34Iおよび34Kに係止されている。
【0023】
ロッカーアーム34のアーム部34Aの先端、および、アーム部34Bの先端における吸気弁42Aおよび42Bに対向する部分には、吸気弁42Aおよび42Bのバルブステムの端部に当接する当接部34Cおよび34Dが設けられている。また、アーム部34Aの先端とアーム部34Bの先端とは、連結部34Eにより連結されている。
【0024】
なお、吸気弁42Aおよび42Bは、図4に示されるように、それぞれ、バルブステムの端部に設けられるリテーナにより保持されるコイルスプリング42Aおよび42Bの付勢力により当接部34Cおよび34Dに向けて付勢されている。
【0025】
サブロッカーアーム38におけるカムシャフト32に対向する上面には、図1および図3に示されるように、カムシャフト32のカム32Dに摺接されるカムフォロア38Aが設けられている。サブロッカーアーム38におけるカムフォロア38Aに対向する下面には、後述する連結レバー48の係合部48Aが係合される被係合部としての窪み部38Bが設けられている。窪み部38Bにおける支持軸40の軸線方向に沿った一方の端部は、図4に示されるように、開口し、他方の端部は、支持軸40の軸線方向に略直交する壁面部38gが形成されている。
【0026】
窪み部38Bに連なる下面部には、ロッカーアーム34とサブロッカーアーム38との間に配されるコイルスプリング56の位置決めを行う係止部38Cが設けられている。弾性部材としてのコイルスプリング56の両端部は、係止部38Cおよび係止部38Cに対向して配されるロッカーアーム34の係止部34paがその内周部に挿入されることにより位置規制されている。コイルスプリング56は、サブロッカーアーム38をカムシャフト32に向けて付勢するものとされる。
【0027】
このようにコイルスプリング56は、従来のようにコイルスプリング56を収容する保持器などを介してロッカーアーム34の内部に配される構成ではないのでその保持器とロッカーアーム34の内部との間の摩擦力が解消されることとなる。従って、部品点数の低減、および、ロッカーアーム34におけるコイルスプリング56の収容部に対する加工の簡略化が図られることとなる。また、係止部38Cと係止部34paとが互いに当接される場合、コイルスプリング56に対して不所望な衝撃的なせん断力が作用されることが回避されることとなる。
【0028】
サブロッカーアーム38の基端部のロッカーシャフト30側には、突起片38dが設けられている。突起片38dがロッカーアーム34の嵌合孔30hの外周部の段部に係合されるとき、サブロッカーアーム38の先端における所定以上の上昇が規制されることとなる。
【0029】
また、サブロッカーアーム36におけるカムシャフト32に対向する上面には、図4および図5に示されるように、カムシャフト32のカム32Cに摺接されるカムフォロア36Aが設けられている。サブロッカーアーム36におけるカムフォロア36Aに対向する下面には、後述する連結レバー48の係合部48Bが係合される被係合部としての窪み部36Bが設けられている。窪み部36Bにおける連結レバー48の係合部48Bの回転方向に沿った長さは、窪み部38Bにおいて対応する部分の長さに比して短いものとされる。窪み部36Bにおける支持軸46の軸線方向に沿った一方の端部は、図4に示されるように、開口し、他方の端部は、支持軸46の軸線方向に略直交する壁面部36gが形成されている。
【0030】
窪み部36Bに連なる下面部には、図5に示されるように、ロッカーアーム34とサブロッカーアーム36との間に配されるコイルスプリング58の位置決めを行う係止部36Cが設けられている。コイルスプリング58の両端部は、係止部36C、および、係止部36Cに対向して配されるロッカーアーム34の係止部34pbがその内周部に挿入されることにより位置規制されている。コイルスプリング58は、サブロッカーアーム36をカムシャフト32に向けて付勢するものとされる。
【0031】
このようにコイルスプリング58は、従来のようにコイルスプリング58を収容する保持器などを介してロッカーアーム34の内部に配される構成ではないのでその保持器とロッカーアーム34の内部との間の摩擦力が解消されることとなる。従って、部品点数の低減、および、ロッカーアーム34におけるコイルスプリング58の収容部に対する加工の簡略化が図られることとなる。また、係止部36Cと係止部36pbとが互いに当接される場合、コイルスプリング58に対して不所望な衝撃的なせん断力が作用されることが回避されることとなる。
【0032】
サブロッカーアーム36の基端部のロッカーシャフト30側には、突起片36dが設けられている。突起片36dがロッカーアーム34の嵌合孔30hの外周部の段部に係合されるとき、サブロッカーアーム36の先端における所定以上の上昇が規制されることとなる。
【0033】
カムシャフト32には、エンジン4が低速運転状態であるとき、吸気弁42Aおよび42Bのリフト量を設定するカム32Dがその軸線方向に沿ってロッカーアーム38のカムフォロア38Aに対向して設けられている。
【0034】
また、カムシャフト32におけるカム32Dに隣接して、エンジン4が高速運転状態であるとき、吸気弁42Aおよび42Bのリフト量を設定するカム32Cが、その軸線方向に沿ってサブロッカーアーム36のカムフォロア36Aに対向して設けられている。
【0035】
カム32Dのカムシャフト32の軸心に対する最大偏心量は、カム32Cの最大偏心量に比して小なるものとされる。また、カムシャフト32の一端部には、図示が省略される可変バルブ開閉タイミング機構が設けられている。
【0036】
ロッカーアーム34の下部においてサブロッカーアーム36および38に対向する略中央部位には、図4に示されるように、カムシャフト32およびロッカーシャフト30に対して略平行に支持軸46が配されている。支持軸46は、その両端部が間隔をもって相対向する軸受部34Fにより支持され、それぞれ、止め輪SLbによりその軸受部34Fに係止されている。
【0037】
支持軸46には、連結レバー48が回動可能に支持されている。連結レバー48は、サブロッカーアーム36の窪み部36Bに選択的に係合される係合部48Bと、サブロッカーアーム38の窪み部38Bに選択的に係合される係合部48Aとを有している。係合部48Aと係合部48Bとは、支持軸46の軸線に沿って配列され一体に成形されている。係合部48Aは、係合部48Bに対して連結レバー48の回転方向に沿った所定角度分ロッカーシャフト30側に離隔して設けられている。
【0038】
従って、係合部48Aの端部48bの略半分が図1に実線で示される位置から二点鎖線で示される係合位置となるとき、係合部48Bは図5に二点鎖線で示す位置から実線で示される位置まで回動されることとなる。
【0039】
係合部48Aの一方の端部48bは、係合状態がとられるとき、円滑に係合されるようにするために湾曲状に形成されている。また、係合部48Bの一方の端部48dも同様に係合状態がとられるとき、円滑に係合されるようにするために湾曲状に形成されている。
【0040】
連結レバー48には、図4に示されるように、中間部が連結レバー48の下端に係合され、両端部がそれぞれ支持軸46の両端に巻装されるリターンスプリング50が設けられている。リターンスプリング50は、連結レバー48の係合部48Aおよび48Bをそれぞれサブロッカーアーム38および36から引き離す方向に付勢するものとされる。
【0041】
ロッカーシャフト30の内部には、図1に示されるように、互いに平行にその中心軸線に沿って延びる油路30arおよび30brが形成されている。油路30arおよび30brは、後述する油圧回路に接続されている。ロッカーアーム34において連結レバー48の係合部48Aに対向する部分には、油路30arに供給路30cr、供給路34oa、供給路34ob、および、供給路34ocを介して連通する圧力室34rが形成されている。圧力室34rには、ピストン部材52が摺動可能に配されている。供給路34oaの一端、および、供給路34obの一端は、それぞれ、プラグ部材60Aおよび60Bにより密封されている。
供給路34ocの一端は、圧力室34r内におけるピストン部材52の先端部の外周面と圧力室34rの内周面との間の空間に連通している。
【0042】
圧力室34r内におけるピストン部材52の内側の空間には、ピストン部材52の先端部を開口端34raを介して外方に突出させる方向に付勢するコイルスプリング62が設けられている。コイルスプリング62の付勢力はリターンスプリング50の付勢力に比して大なるものに設定されている。
作動油圧が油路30ar、供給路30cr、34oa、34ob、および、供給路34ocを通じて供給される場合、ピストン部材52の先端はコイルスプリング62の付勢力に抗して圧力室34r内に後退されてロッカーアーム34の端面と一致せしめられる。これにより、連結レバー48がリターンスプリング50の付勢力により時計回り方向、即ち、サブロッカーアーム38に対して非係合状態となるように回転されることとなる。
【0043】
一方、作動油圧が油路30ar、供給路30cr、34oa、34ob、および、供給路34ocを通じて供給されない場合、ピストン部材52の先端は、コイルスプリング62の付勢力により図1に二点鎖線で示されるように圧力室34rの開口端34raを通じて外方に突出され、連結レバー48が反時計回り方向に回動される。
【0044】
ロッカーアーム34においてロッカーシャフト30における連結レバー48の係合部48Bに対向する部分には、図5に示されるように、油路30brに連通路30drおよび連通路34odを介して連通する圧力室34orが形成されている。圧力室34orには、ピストン部材54が摺動可能に配されている。
【0045】
油路30br、連通路30drおよび連通路34odを通じて作動油圧が供給される場合、図7に示されるように、ピストン部材54の先端は移動されて圧力室34orの一方の開口端を介して外部に突出せしめられる。これにより、係合部48Bの端部48cが押圧されて連結レバー48がリターンスプリング50の付勢力に抗して反時計回り方向、即ち、サブロッカーアーム36側に向けて回転されることとなる。
【0046】
一方、油路30br、連通路30dr、34odを通じて作動油圧が供給されない場合、ピストン部材54の先端は、連結レバー48がリターンスプリング50の付勢力により時計回り方向に回動され係合部48Bの端部48cにより押圧されて図5に示されるようにロッカーアーム34の端面と一致せしめられる。
【0047】
本発明に係るエンジンの弁作動装置の一例においては、加えて、図2に示されるように、ロッカーアーム34の圧力室34rおよび34orに作動油圧をそれぞれ供給する油圧回路部72、および、エンジン4の運転状態に応じて油圧回路部72の動作制御を行うことによるバルブリフト量の切換制御、バルブ停止制御を行うとともに点火時期制御を行うエンジン制御ユニット70を備えている。
【0048】
油圧回路部72は、オイルパンに貯留される作動油を供給するポンプの吐出側に一端が共通接続され、他端がそれぞれ複数の油路に接続される油路と、複数の油路にそれぞれ設けられ作動油圧の供給制御を行う電磁弁とを含んで構成されている。その複数の油路は、2系統設けられ、例えば、気筒6Bおよび6Cにそれぞれ対応して設けられる油路30arおよび油路30brに対して共通に独立して設けられるとともに、気筒6Aおよび6Dにそれぞれ対応して設けられる油路30arおよび油路30brに対して共通に独立してそれぞれ設けられている。また、その2系統の油路は、互いに独立したものとされる。
【0049】
それら電磁弁は、後述する制御部としてのエンジン制御ユニット70からの制御信号が供給されるとき、それぞれ、調圧された作動油圧をロッカーアーム34の圧力室34rおよび34orに供給するものとされる。
【0050】
従って、作動圧供給手段が、油圧回路部72およびポンプを含んで構成されることとなる。
【0051】
エンジン制御ユニット70には、エンジン4におけるディストリビュータ12に付設されるエンジン回転数センサ16からのエンジン回転数をあらわす検出出力信号Sn、ディストリビュータ12に付設されるクランク角センサ18からのクランク角(気筒判別)をあらわす検出出力信号Sc、エンジン4における冷却水の温度を検出する温度センサ17からの検出出力信号Sw、スロットル弁19の開度を検出するスロットル開度センサ20からの検出出力信号St、図示が省略されるエアフローメータからの吸入空気量をあらわす検出出力信号Sa、および、吸気負圧センサからの吸気負圧をあらわす検出出力信号Sbが供給される。
【0052】
エンジン制御ユニット70は、点火時期制御を行うにあたっては、検出出力信号Sn、検出出力信号Sbに基づいて基本点火進角値を設定し、また、検出出力信号Swに基づいて補正値を設定し、さらに、その基本点火進角値およびその補正値に基づいて実効点火進角値を設定する。そして、エンジン制御ユニット70は、検出出力信号Scがあらわすクランク角および設定された実効点火進角値に対応する点火時期制御信号Ciを形成し、それを点火制御部14に供給する。これにより、上述のように第1番目に気筒6Aにおいて点火され、順次、第2番目に気筒6C、第3番目に気筒6B、第4番目に気筒6Dにおいて点火されることとなる。
【0053】
エンジン制御ユニット70は、バルブリフト量の切換制御においては、検出出力信号Sn、検出出力信号St、もしくは検出出力信号Sa、および、検出出力信号Swに基づいてエンジン4の始動時、すべての気筒6A〜6Dにおける油路30arおよび30brへの作動油圧の供給を停止すべく、制御信号を供給しない。これにより、図5および図6に示されるように、ピストン部材52のみは外方に突出し連結レバー48の係合部48Aがサブロッカーアーム38の窪み部38Bに対して係合状態とされ、連結レバー48の係合部48Bがサブロッカーアーム36の窪み部36Bに対して非係合状態とされる。
【0054】
低速用のカム32Dにより揺動されるサブロッカーアーム38に連結状態とされるロッカーアーム34は、可変バルブ開閉タイミング機構により設定される所定のタイミングで吸気弁42Aおよび42Bに開閉動作を行わせることができる状態となる。従って、エンジン4の始動が円滑かつ確実に行われることとなる。
【0055】
また、エンジン制御ユニット70は、検出出力信号Sn、検出出力信号St、もしくは検出出力信号Sa、および、検出出力信号Swに基づいてエンジン回転数が5000(rpm)未満である中負荷から高負荷運転領域における低回転領域においては、エンジン4のすべての気筒6A〜6Dにおける油路30arおよび30brへの作動油圧の供給を停止すべく、制御信号を供給しない。これにより、図1および図5に示されるように、ピストン部材52のみは外方に突出し連結レバー48の係合部48Aがサブロッカーアーム38の窪み部38Bに対して係合状態とされ、連結レバー48の係合部48Bがサブロッカーアーム36の窪み部36Bに対して非係合状態とされる。これにより、低速用のカム32Dにより揺動されるサブロッカーアーム38に連結状態とされるロッカーアーム34は、可変バルブ開閉タイミング機構により設定される所定のタイミングで吸気弁42Aおよび42Bに開閉動作を行わせる。
【0056】
さらに、エンジン制御ユニット70は、検出出力信号Sn、検出出力信号St、もしくは、検出出力信号Saに基づいてエンジン4の運転状態が、エンジン回転数が5000(rpm)以上8000(rpm)未満である中負荷から高負荷における高回転領域においては、すべての気筒6A〜6Dにおける油路30brを通じて圧力室34orに作動油圧を供給すべく、制御信号Cdbを油圧回路部72に供給する。
【0057】
これにより、作動油圧が油路30brを通じて圧力室34orに供給されるので図6および図7に示されるように、ピストン部材54の先端が外方に向けて突出し、ピストン部材52の先端は外方に突出した状態で維持されるので係合部48Bの端部48dが二点鎖線で示す位置から実線で示す位置まで回動されて窪み部36Bに係合し、また、係合部48Aの回動により係合部48Aの端部48bは二点鎖線で示す位置から実線で示される位置までさらに回動されることとなる。
【0058】
その際、連結レバー48の係合部48Bは、サブロッカーアーム36の窪み部36Bに対して係合状態とされ、連結レバー48の係合部48Aにおける端部48bの全体が、サブロッカーアーム38の窪み部38Bに対して係合状態とされる。
【0059】
従って、ロッカーアーム34とサブロッカーアーム38との間、ロッカーアーム34とサブロッカーアーム36との間は連結状態とされるので高速用のカム32Cにより揺動されるサブロッカーアーム36のリフト量に応じて揺動されることとなるロッカーアーム34が所定のタイミングで吸気弁42Aおよび42Bに開閉動作を行わせる。
【0060】
エンジン制御ユニット70は、バルブ停止制御においては、検出出力信号Sn、検出出力信号St、もしくは検出出力信号Sa、および、検出出力信号Swに基づいてエンジンの負荷が低負荷であり、エンジン回転数が750〜3000(rpm)である、アイドル運転状態および低速運転状態である場合、気筒6Bおよび気筒6Cにおける油路30arに作動油圧を供給すべく、制御信号Cdaを油圧回路70に供給する。なお、エンジン制御ユニット70は、気筒6Aおよび気筒6Dおける油路30arには作動油圧を供給させない。
【0061】
これにより、図1に示されるように、気筒6Bおよび気筒6Cにおける油路30arを通じて圧力室34rには作動油圧が供給され、一方、圧力室34orには、図5に示されるように、作動油圧が供給されず、ピストン部材52および54の先端が外方に突出しないこととなる。従って、連結レバー48の係合部48Aおよび48Bは、図1および図5に示されるように、サブロッカーアーム36および38の窪み部36Bおよび38Bに対して非係合状態とされる。そして、吸気弁42Aおよび42Bは、停止状態となり、ポンピングロスが低減されることとなる。
【0062】
また、ロッカーアーム34とサブロッカーアーム36との間、および、ロッカーアーム34とサブロッカーアーム38との間は、非連結状態とされるので低速用のカム32Dにより揺動されるサブロッカーアーム38の揺動はコイルスプリング56で吸収され、また、高速用のカム32Cにより揺動されるサブロッカーアーム36の揺動はコイルスプリング58で吸収される。
【0063】
その際、気筒6Aおよび気筒6Dにおける油路30arおよび30brには、作動油圧が供給されないのでピストン部材52のみは外方に突出し連結レバー48の係合部48Aがサブロッカーアーム38の窪み部38Bに対して係合状態とされ、連結レバー48の係合部48Bがサブロッカーアーム38の窪み部36Bに対して非係合状態とされる。これにより、低速用のカム32Dにより揺動されるサブロッカーアーム38に連結状態とされるロッカーアーム34は、カム32Dの回動に応じて可変バルブ開閉タイミング機構により設定される所定のタイミングで吸気弁42Aおよび42Bに開閉動作を行わせる。
【0064】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係るエンジンの弁作動装置によれば、一つの連結レバーが、その第1の係合部および第2の係合部をそれぞれ、第1のサブロッカーアームおよび第2のサブロッカーアームに対し選択的に係合させ、ロッカーアームと第1のサブロッカーアームまたは第2のサブロッカーアームとをそれぞれ選択的に係合状態または非係合状態とする動作を行うことによって吸気弁の停止、または、吸気弁もしくは排気弁のリフト量を小リフトまたは大リフト応じて切り換え制御することができ、従って、エンジンの弁作動装置の構成を従来装置に比べて簡略化することができる。また、例えば、ロッカーアームと第1のサブロッカーアームおよび第2のサブロッカーアームとが非係合状態となるように連結レバーに動作を行わせる作動油圧が供給され、複数の気筒のうちの他方の気筒に関連する吸気弁が小リフトで揺動されるように、ロッカーアームと第1のサブロッカーアームとは非係合状態とされ、第2のサブロッカーアームと係合状態となるように連結レバーに動作を行わせる作動油圧が供給されることにより、複数の気筒のうちの一部の気筒における吸気弁が停止されるのでポンピングロスを低減することができる。
【0065】
また、カムシャフトが設けられるエンジンが停止状態から始動される場合、連結レバーの第1の係合部が第1のサブロッカーアームの被係合部に対して非係合状態となり、連結レバーの第2の係合部が第2のサブロッカーアームの被係合部に対して係合状態となるのでエンジンの始動運転を円滑にかつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジンの弁作動装置の一例の要部の構成を示す断面図である。
【図2】本発明に係るエンジンの弁作動装置の一例を、それが適用されたパワープラントとともに示す概略構成図である。
【図3】図1に示される例における平面図である。
【図4】図3に示される例における正面図である。
【図5】図1に示される例の動作説明に供される断面図である。
【図6】図1に示される例の動作説明に供される断面図である。
【図7】図1に示される例の動作説明に供される断面図である。
【符号の説明】
42A,42B 吸気弁
34 ロッカーアーム
34r,34or 圧力室
36 サブロッカーアーム
38 サブロッカーアーム
30 ロッカーシャフト
30ar、30br 油路
32 カムシャフト
48 連結レバー
48A、48B 係合部
40,46 支持軸
52、54 ピストン部材
70 エンジン制御ユニット
Claims (6)
- 基端部がロッカーシャフトに回動可能に支持されてカムシャフトにおける第1カム部または第2のカム部の回動に応じて吸気弁もしくは排気弁を開閉するロッカーアームと、
前記ロッカーアームの基端部に隣接配置された基部が該ロッカーアームに回動可能に支持され、カムリフトの高さが最小の第1のカム部の小リフトよりも大きい第2のカム部の大リフトによる回動に応じて揺動する第1のサブロッカーアームと、
前記ロッカーアームの基端部に隣接配置された基部が該ロッカーアームに回動可能に支持され、前記第1のカム部の回動に応じて揺動する第2のサブロッカーアームと、
互いに離隔した第1の係合部および第2の係合部を一体に有し、該第1の係合部および第2の係合部をそれぞれ、前記第1のサブロッカーアームおよび第2のサブロッカーアームに対し選択的に係合させ、前記ロッカーアームと前記第1のサブロッカーアームまたは第2のサブロッカーアームとをそれぞれ選択的に係合状態または非係合状態とする動作を行う連結レバーと、
作動油圧により駆動され、前記連結レバーの動作を行わせる駆動部と、を備え、
前記小リフト時、前記ロッカーアームと前記第1のサブロッカーアームとは非係合状態とされ、第2のサブロッカーアームと係合状態となるように前記連結レバーに動作を行わせる作動油圧が供給され、
前記大リフト時、前記ロッカーアームと前記第1および第2のサブロッカーアームとが係合状態となるように前記連結レバーに動作を行わせる作動油圧が供給され、
複数の気筒のうちの一方の気筒に関連する前記吸気弁が停止状態のとき、前記ロッカーアームと前記第1のサブロッカーアームおよび前記第2のサブロッカーアームとが非係合状態となるように前記連結レバーに動作を行わせる作動油圧が供給され、
前記複数の気筒のうちの他方の気筒に関連する前記吸気弁が前記小リフトで揺動されるように、前記ロッカーアームと前記第1のサブロッカーアームとは非係合状態とされ、第2のサブロッカーアームと係合状態となるように前記連結レバーに動作を行わせる作動油圧が供給されることを特徴するエンジンの弁作動装置。 - 前記連結レバーの第1の係合部および第2の係合部を前記第1のサブロッカーアームおよび前記第2のサブロッカーアームに対し非係合状態となるように引き離す方向に付勢する第1のスプリングと、前記小リフト時、ピストン部材を介して前記連結レバーの第2の係合部を前記第2のサブロッカーアームに対し係合状態となるように付勢する第2のスプリングとをさらに備えることを特徴とする請求項1記載のエンジンの弁作動装置。
- 作動油圧を前記駆動部に供給する作動圧供給手段を備えることを特徴とする請求項1記載のエンジンの弁作動装置。
- 二つのピストン部材と一つの前記連結レバーとが用いられて、該連結レバーの第1の係合部および第2の係合部を前記前記第1のサブロッカーアームおよび前記第2のサブロッカーアームの被係合部に対し係合状態、もしくは、非係合状態とする動作を行わせることを特徴とする請求項1記載のエンジンの弁作動装置。
- 前記カムシャフトが設けられるエンジンが停止状態から始動される場合、前記連結レバーの第1の係合部が前記第1のサブロッカーアームの被係合部に対して非係合状態となり、該連結レバーの第2の係合部が前記第2のサブロッカーアームの被係合部に対して係合状態となることを特徴とする請求項1記載のエンジンの弁作動装置。
- 前記吸気弁もしくは排気弁のリフト量を切り換える制御部を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のエンジンの弁作動装置。
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