JP3916279B2 - 電源監視ic - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はリチウムイオン電池などが過放電や過充電などの状態となるのを防止するために使用される電源監視IC(Integrated Circuit)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電源監視ICについて図3を用いて説明する。図3は従来の電源監視IC73を用いて直列に接続されたリチウムイオン電池2、3を監視するリチウムイオン電源装置(以下「電池パック」という)72のブロック図である。リチウムイオン電池2、3は過放電や過充電の状態となると発煙するなどの危険があるため、電源監視IC73で電池2、3の各電圧を監視し、電池2、3が過放電や過充電の状態とならないようにしている。
【0003】
通常の使用状態ではリチウムイオン電池2、3の各電圧は2.3V〜4.2Vであるので、例えば電圧が4.3Vより高くなると過充電とならないように電源監視IC73で充電を禁止し、一方、2.2Vより低くなると過放電とならないように放電を禁止する。
【0004】
従来の電源監視IC73において過放電を監視する部分について説明する。リチウムイオン電池2と3では電池2が高電位側にある。電池2の高電位側が電池パック72の(+)端子11に接続され、一方、電池3の低電位側がnチャネル型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)8のドレインに接続される。MOSFET8のソースが(−)端子12に接続される。MOSFET8のゲートが電源監視IC73の端子T1に接続されており、電源監視IC73によりMOSFET8はオン/オフ制御される。
【0005】
電池2、3の高電位側が保護抵抗R5を介して電源監視IC73の端子U1に接続される。電池2と3の接続中点は保護抵抗R6を介して端子U2に接続される。電池2、3の低電位側が電源監視IC73の端子GNDに接続される。
【0006】
放電のときには電源監視IC73はMOSFET8をオンし、電池2、3は端子11、12に接続された電子機器などに電力を供給する。一方、充電のときには直流電源などから端子11、12に直流電圧が印加されることにより電池2、3が充電される。
【0007】
保護抵抗R5、R6は抵抗値が1kΩ程度の抵抗で、ノイズが電源監視IC73の内部に入り込み電源監視IC73を静電破壊するのを防止するために設けられている。また、端子U1、U2が端子GNDと短絡しても保護抵抗R5、R6により電池2、3が短絡しないので通電流が帰れないようになり、電池2、3が破壊されない効果もある。
【0008】
端子U1、U2の間に抵抗R1、R2が直列に接続される。抵抗R1とR2の接続中点の電圧が比較器4の非反転入力端子(+)に入力される。比較器4の反転入力端子(−)に端子U2の電圧よりも比較電圧V1だけ高い電圧が入力される。端子U1より比較器4に電力が供給される。これにより、比較器4で電池2の電圧が所定の過放電電圧と比較される。過放電電圧は例えば2.2Vである。電池2の電圧が過放電電圧より低ければ比較器4の出力はローレベルとなり、一方、過放電電圧より高ければハイレベルとなる。
【0009】
端子U2と端子GNDの間に抵抗R3、R4が直列に接続される。抵抗R3とR4の接続中点の電圧を比較器5の非反転入力端子(+)に入力する。端子GNDは接地され、グランドレベルとなる。比較器5の反転入力端子(−)にはグランドレベルよりも比較電圧V2だけ高い電圧が入力される。抵抗R1とR3の抵抗値が等しく、抵抗R2とR4の抵抗値が等しい。比較電圧V1とV2が等しい。これにより、電池2、3が同一の過放電電圧の条件で監視される。
【0010】
比較器4、5の出力がアンド回路6に入力される。これにより、電池2、3のいずれもが過放電電圧よりも高い場合、アンド回路6の出力がハイレベルとなる。一方、電池2、3の少なくとも1個が過放電電圧より低い場合、アンド回路6の出力がローレベルとなる。これにより、電池2、3のいずれも過放電電圧より高い場合、アンド回路6はハイレベルの放電許可信号SDを出力する。放電許可信号SDが充電制御回路7に入力される。
【0011】
放電許可信号SDが充電制御回路7に入力されているときに放電制御回路7は端子T1に接続されているMOSFET8のゲートに信号を印加してMOSFET8をオンする。一方、放電許可信号SDが入力されないときに放電制御回路7はMOSFET8をオフする。これにより、電源監視IC73は電池2、3を監視し、過放電状態とならないように制御する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電源監視IC73では、保護抵抗R5、R6や配線抵抗などの外部インピーダンスとそれらを流れる電流により電圧降下が起こり、電池2、3の電圧検出にずれが生じていた。そのため、電源監視IC73に流れ込む電流のばらつき及び外部インピーダンスのばらつきにより検出の精度が低下するという問題があった。
【0013】
例えば、電源監視IC73では50mV程度の精度で過放電電圧を検出している場合、抵抗R1、R2に流れる電流に加えて比較器5の動作電流として端子U2に流れる電流が数十μAあるので抵抗R6が1kΩであれば数十mVの電圧降下が発生する。保護抵抗や配線抵抗や動作電流などのばらつきにより、検出精度にこの電圧程度のばらつきがあるので検出の精度が低下する。
【0014】
また、半田付け不良や衝撃等の事故のために端子U2で抵抗R6との接続がはずれてしまった場合、抵抗R1〜R4が単純に直列に接続された状態となるので、電池2、3の平均電圧を比較器4、5でそれぞれ電池2、3の電圧と誤判断する。例えば、電池2、3の一方が過放電電圧の2.2Vであり、他方が3.4Vである場合、端子U2がはずれているときに比較器4、5は両者とも平均の電圧(2.2+3.4)/2=2.8Vを各電池2、3の電圧として過放電電圧の2.2Vと比較するので、放電許可信号SDがアンド回路6より出力されて放電を継続し、過放電状態になるという問題があった。
【0015】
本発明は上記課題を解決するもので、電圧検出の精度を向上させるとともに、端子U2のような中間端子がはずれた場合にも誤判断しない電源監視ICを提供することにより、リチウムイオン電池などの安全を確保することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の構成では、直列に接続された電池の各電圧をそれぞれ検出し、前記各電池の充電又は放電動作を制御する電源監視ICにおいて、前記電源監視ICは、前記電池の各電圧を分圧した電圧と所定の電圧とそれぞれ比較するための比較手段と、前記各比較手段の入力側に前記各電池の各接続中点の電圧を抵抗を介してそれぞれ入力するための第1端子と、該第1端子とは別個に設けられており、前記各電池の各接続中点から前記各比較手段に電力をそれぞれ供給するための第2端子と、を有している。
【0017】
このような構成によると、電源監視ICは複数の電池の電圧をそれぞれ比較手段を使用して所定の過放電電圧や過充電電圧と比較する。例えば、過放電を監視する場合、電池ごとに過放電電圧を比較し、その比較結果から1個でも電池の電圧が過放電電圧より低くなればスイッチング素子などを用いて放電が行われないようにする。
【0018】
また、電源監視ICは、各電池の各接続中点には電圧を入力するための端子と、電力供給用の端子とを別個に有している。電圧検出用の端子を高インピーダンスとすると、その端子に流れる電流が小さくなるので外部インピーダンスによる電圧降下が小さくなる。そのため、外部インピーダンスや電流のばらつきなどが問題とならないので電圧検出の精度が向上する。
【0019】
また、本発明の第2の構成では、上記第1の構成において、前記第1端子と;前記比較手段の入力側と;を結ぶ第1経路と、前記第2端子と;前記比較手段と;を結ぶ第2経路とは、互いに独立して設けられているものとしている。
【0020】
また、本発明の第3の構成では、上記第1または第2の構成の電源監視ICを備えた電源装置であって、前記各電池を直列に接続する電池接続手段と、前記各電池の各接続中点と;前記第1端子と;を接続する第1接続手段と、前記各電池の各接続中点と;前記第2端子と;を接続する第2接続手段と、を備え、前記制御に応じて、前記各電池の充電又は放電を行う電源装置としている。
【0021】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について図1を用いて説明する。図1は電池2、3の過放電の監視を行う電源監視IC1を用いた電池パック10のブロック図である。上記従来の電源監視IC73(図3参照)を使用した電池パック72と同一の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0022】
電源監視IC1に電力供給端子UC1と電圧検出端子U1が別途に設けられている。電力供給端子UC1は保護抵抗R7を介してリチウムイオン電池2、3の高電位側に接続される。電圧検出端子U1は保護抵抗R8を介してリチウムイオン電池2、3の高電位側に接続される。電池2、3の高電位側に(+)端子11が接続される。
【0023】
中間端子についても同様に、電力供給端子UC2と電圧検出端子U2が別途に設けられている。電力供給端子UC2は保護抵抗R9を介してリチウムイオン電池2、3の接続中点に接続される。電圧検出端子U2は保護抵抗R10を介してリチウムイオン電池2、3の接続中点に接続される。ただし、中間端子とは端子UC2、U2のように電池2、3の接続中点に接続するための端子をいう。電池2、3の低電位側がMOSFET8のドレインに接続されるとともに、電源監視IC7の端子GNDに接続される。端子GNDは接地され、グランドレベルとなる。MOSFET8のソースが(−)端子12に接続される。
【0024】
保護抵抗R7〜R10は例えば1kΩ程度である。端子U1、UC2の間に抵抗R1とR2が直列に接続される。例えば、抵抗R1は3MΩであり、抵抗R2は1MΩである。
【0025】
抵抗R1とR2の接続中点の電圧が比較器4の非反転入力端子(+)に入力される。比較器4の反転入力端子(−)に端子UC2の電圧よりも比較電圧V1だけ高い電圧が入力される。端子UC1より比較器4に電力が供給される。比較器4は比較手段であり、電池2の電圧と所定の過放電電圧と比較する。これにより、電池2の電圧が過放電電圧より低いときに比較器4の出力がローレベルとなり、一方、過放電電圧より高いときにハイレベルとなる。
【0026】
尚、電力供給端子UC1から比較器4に流れ込む電流は数十μAである。電圧検出端子U1から抵抗R1、R2に流れ込む電流はインピーダンスが高いため小さくなり、数μAとなる。そのため、抵抗R8、R10の抵抗値が1kΩであれば抵抗R8、R10での電圧降下は1mV程度となるので、電圧検出端子U1、U2側では配線抵抗などを考慮しても、外部インピーダンスによる電圧降下を小さく抑えることができる。電圧検出の精度を低下させる比較器の影響等が除去されるので、電圧検出の精度が向上する。
【0027】
端子U2とGNDの間に抵抗R3とR4が直列に接続される。抵抗R3とR4の接続中点の電圧が比較器5の非反転入力端子(+)に入力する。比較器5の反転入力端子(−)にはグランドレベルよりも比較電圧V2だけ高い電圧が入力される。
【0028】
抵抗R1とR3の抵抗値が等しく、抵抗R2とR4の抵抗値が等しい。比較電圧V1とV2の電圧が等しい。これにより、電池2、3はそれぞれ同一の過放電電圧の条件で監視される。そして、比較器4、5の出力がアンド回路6に入力される。これにより、電池2、3の両方とも過放電電圧より高いときに、ハイレベルの放電許可信号SDがアンド回路6より出力される。
【0029】
放電許可信号SDが放電制御回路7に入力されることにより、放電制御回路7は端子T1に接続されたMOSFET8のゲートに電圧を印加して、MOSFET8をオンする。また、電池2、3の少なくとも1個が過放電電圧より低くなると、放電制御回路7はMOSFET8をオフする。
【0030】
このように、電力供給端子UC1、UC2と電圧検出端子U1、U2が別々に設けられることにより、電圧検出端子U1、U2に電流が殆ど流れないようにすることができる。そのため、保護抵抗R8、R10や配線抵抗などの外部インピーダンスの電圧降下による検出電力のずれを抑えることができるので、電圧検出の精度が向上する。
【0031】
また、例えば中間端子U2につながる接続が半田付け不良等のためにはずれた場合、比較器5の非反転入力端子(+)にはグランドレベルが入力されるので、比較器5では電池3の電圧があたかも0Vであるかのような状態となり、比較器5の出力がローレベルとなる。そのため、アンド回路6より放電許可信号SDが出力されなくなる。これにより、MOSFET8がオフされるので、電池2、3の放電が禁止される。また、比較器4での比較結果に影響を及ぼさない。
【0032】
同様に、電力供給端子UC2がはずれた場合にも、比較器5に電力が供給されないので比較器5が動作しなくなり、アンド回路6より放電許可信号SDが出力されない。そのため、MOSFET8がオフされ、放電が禁止される。これにより、中間端子UC2、U2につながる接続がはずれた場合にも、誤判断することがなく、電池2、3が過放電状態となって特性が劣化する。このように、安全が確保される。
【0033】
また、端子UC1、U1のみを同一の端子として、その端子と端子UC2の間に抵抗R1、R2が直列に接続され、また、その端子から比較器4に電力を供給するようにしてもよい。このとき、中間端子UC2、U2の接続がはずれても上述のようにMOSFET8がオフされる。尚、MOSFET8は他のスイッチング素子を使用してもよい。また、過放電電圧も2.2Vに限らず、他の電圧にも設定可能である。
【0034】
<第2の実施形態>
本発明の第2に実施形態について図2を用いて説明する。図2は過放電及び過充電を監視する電源監視IC80を用いた電池パック70のブロック図である。電源監視IC80は4個のリチウムイオン電池21〜24をそれぞれ過放電及び過充電とならないように監視する。
【0035】
高電位側から順番に電池21〜24が直列に接続される。電池21の高電位側が電池パック70の(+)端子60に接続され、電池24の低電位側が放電制御用のnチャネル型のMOSFET55のドレインに接続される。MOSFET55のソースが充電制御用のnチャネル型のMOSFET56のドレインに接続され、MOSFET55のゲートが電源監視IC80の端子T1に接続される。
【0036】
MOSFET56のソースが(−)端子61に接続され、ゲートが電源監視IC80の端子T2に接続される。尚、MOSFET55、56は後述するように電源監視IC80によりオン/オフ制御される。そして、放電により端子60、61に接続されたパーソナルコンピュータ71に電力が供給される。
【0037】
電力供給端子UC1が保護抵抗R40を介して電池21の高電位側に接続される。また、電圧検出端子U1が保護抵抗R41を介して電池21の高電位側に接続される。中間端子についても、電力供給端子UC2が保護抵抗R42を介して電池21と22の接続中点に接続される。電圧検出端子U2が保護抵抗R43を介して電池21と22の接続中点に接続される。
【0038】
電力供給端子UC3が保護抵抗R44を介して電池22と23の接続中点に接続される。電圧検出端子U3が保護抵抗R45を介してそれぞれ電池22と23の接続中点に接続される。電力供給端子UC4が保護抵抗R46を介して電池23と24の接続中点に接続される。電圧検出端子U4が保護抵抗R47を介して電池23と24の接続中点に接続される。尚、保護抵抗R40〜R47の各抵抗値は例えば1kΩである。
【0039】
電力供給端子UC1〜UC4はそれぞれ比較器30〜33及び比較器40〜43に電力を供給する。端子U1とUC2の間に抵抗R20とR21が直列に接続される。抵抗R20とR21の接続中点の電圧が比較器30の非反転入力端子(+)に入力される。比較器30の反転入力端子(−)に電力供給端子UC2の電圧よりも比較電圧Vaだけ高い電圧が入力される。
【0040】
同様に、電圧検出端子U2と電力供給端子UC3の間に抵抗R22とR23が直列に接続される。抵抗R22とR23の接続中点の電圧が比較器31の非反転入力端子(+)に入力される。比較器31の反転入力端子(−)に電力供給端子UC3の電圧よりも比較電圧Vbだけ高い電圧が入力される。
【0041】
同様に、端子U3とUC4の間にに抵抗R24とR25が直列に接続される。抵抗R24とR25の接続中点の電圧が比較器32の非反転入力端子(+)に入力される。比較器32の反転入力端子(−)に電力供給端子UC4の電圧よりも比較電圧Vcだけ高い電圧が入力される。
【0042】
同様に、端子U4とGNDの間に抵抗R26とR27が直列に接続される。抵抗R26とR27の接続中点の電圧が比較器33の非反転入力端子(+)に入力される。端子GNDは接地され、グランドレベルとなる。比較器33の反転入力端子(−)にグランドレベルよりも比較電圧Vdだけ高い電圧が入力される。
【0043】
抵抗R20、R22、R24及びR26の抵抗値は等しく、例えば3MΩである。抵抗R21、R23、R25及びR27の抵抗値は等しく、例えば1MΩである。比較電圧Va〜Vdの電圧値は等しく、比較器30〜33でそれぞれ電池21〜24の電圧と過放電電圧が比較される。過放電電圧は例えば2.2Vである。
【0044】
比較器30〜33の出力がアンド回路50に入力される。これにより、電池21〜24のいずれもが過放電電圧より高いときアンド回路50は放電許可信号SDを出力する。アンド回路50の出力が放電制御回路51に送られる。放電許可信号SDが放電制御回路51に入力されると、過放電制御回路51は端子T1に接続されたMOSFET55のゲートに電圧を印加し、MOSFET55をオンする。
【0045】
一方、電池21〜24の少なくとも1個の電圧が過放電電圧より低くなると、アンド回路50より放電許可信号SDが出力されなくなり、放電制御回路51はMOSFET55をオフする。これにより、放電のときに電源監視IC80により電池21〜24が過放電状態とならないように監視される。
【0046】
更に、電源監視IC80は充電のときに電池21〜24が過充電状態とならないように監視を行う。端子U1とUCの間に抵抗R30、R31が直列に接続される。抵抗R30とR31の接続中点の電圧が比較器40の非反転入力端子(+)に入力され、反転入力端子(−)に端子UC2よりも比較電圧Veだけ高い電圧が入力される。これにより、電池21の電圧が所定の過充電電圧より高いときに比較器40の出力はハイレベルとなり、一方、低いときにローレベルとなる。過充電電圧は例えば4.3Vである。
【0047】
同様に、端子U2とUC3の間に抵抗R32とR33が直列に接続され、抵抗R32とR33の接続中点の電圧が比較器41の非反転入力端子(+)に入力される。比較器41の反転入力端子(−)には端子UC3の電圧より比較電圧Vfだけ高い電圧が入力される。
【0048】
同様に、端子U3とUC4の間に抵抗R34とR35が直列に接続され、抵抗R34とR35の接続中点の電圧が比較器42の非反転入力端子(+)に入力される。比較器42の反転入力端子(−)には端子UC4の電圧より比較電圧Vgだけ高い電圧が入力される。
【0049】
同様に、端子U4とGNDの間に抵抗R36とR37が直列に接続され、抵抗R36とR37の接続中点の電圧が比較器43の非反転入力端子(+)に入力される。比較器43の反転入力端子(−)にはグランドレベルより比較電圧Vhだけ高い電圧が入力される。
【0050】
比較器40〜43の出力がオア回路52に入力される。これにより、電池21〜24の少なくとも1個の電圧が過充電電圧より高くなるとオア回路52の出力がハイレベルとなる。一方、電池21〜24の各電圧の全てが過充電電圧より低いときローレベルとなる。このように、オア回路52より充電禁止信号SCが出力される。オア回路52の出力が充電制御回路53に入力される。
【0051】
充電制御回路53はハイレベルの充電禁止信号SCが入力されない場合、端子T2に接続されたMOSFET56のゲートに電圧を印加してMOSFET56をオンする。一方、ローレベルの充電禁止信号SCが入力された場合、MOSFET56をオフする。これにより、端子60、61より電池21〜24に充電を行うときに、電池21〜24の各電圧が過充電電圧より高くならないかどうか監視され、1個でも電池21〜24の電圧が過充電電圧より高くなれば、MOSFET56をオフすることにより充電が禁止される。
【0052】
本実施形態の電源監視IC80を用いることにより、4個の直列に接続したリチウムイオン電池21〜24が過放電や過充電とならないように監視される。抵抗R20〜R27により高インピーダンスとなっているため、電圧検出端子U1〜U4には電流が殆ど流れない。そのため、保護抵抗R41、R43、R45、R45や配線抵抗などの電圧降下が小さくなるので、検出精度の低下が抑えられる。
【0053】
また、上記第1の実施形態と同様の理由により、中間端子U2〜U4、UC2〜UC4が半田付け不良等のためにはずれた場合にも誤判断することなく、電源監視IC80はMOSFET55をオフして、電池21〜24が過放電状態になるのを防止する。同様に、過充電電圧を検出する比較器40〜43でも誤判断しなくなる。
【0054】
リチウムイオン電池21〜24に過電流が流れても発煙するなどの危険があるため、過電流を防止する機能を電源監視IC80に備えるようにしてもよい。例えば、MOSFET55などのオン抵抗を利用して電流を電圧に変換してその電圧を検出し、過電流の場合にはMOSFET55をオフする。
【0055】
電源監視IC80は図2に示すように電池21〜24ごとに同種の回路構成となっているので、監視する電池数を2、3・・・と任意に設定することができる。例えば、2個又は3個の電池を監視する電源監視ICは携帯電話や携帯ビデオ撮影装置などに使用できる。3個又は4個の電池を監視する電源監視ICは、図2に示すようにパーソナルコンピュータ71などに使用される。当然、本実施形態の電池パック70はパーソナルコンピュータ71だけでなく他の機器でも使用可能である。
【0056】
また、MOSFET55、56の挿入位置はオフすると電池21〜24に放電、充電が行われなくなる位置であればどこでもよい。端子UC1とU1は前述したように同一の端子としてもよい。
【0057】
【発明の効果】
<請求項1の効果>
上述したように本発明によると、電源監視ICに電池を接続して電池の電圧を監視するときに、半田付け不良等のために電池の接続中点につながる端子の接続がはずれた場合でも、電源監視ICには電池ごとに電圧を入力する端子が別個に設けられているため上記従来の電源監視ICのように誤判断することがないので、電池の安全を確保することができる。各電池の接続中点のそれぞれに、比較手段に電圧を入力するための端子と、比較手段に電力を供給するための端子とを別々に設けているので、電圧を入力する端子での電流を小さくすることができる。そのため、電圧降下を小さくすることができ、検出の精度を向上させることができる。
【0058】
<請求項2の効果>
リチウムイオン電池は過放電や過充電の状態となると発煙などの危険があるが、電源監視ICで精度の高い監視を行うことにより、リチウムイオン電池を使用した電池パックなどの安全が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態のブロック図。
【図2】 本発明の第2の実施形態のブロック図。
【図3】 従来の電源監視ICを使用した電池パックのブロック図。
【符号の説明】
1 電源監視IC
2、3 リチウムイオン電池
4、5 比較器
6 アンド回路
7 放電制御回路
8 MOSFET
11 (+)端子
12 (−)端子
R7〜R10 保護抵抗
U1、U2 電圧検出端子
UC1、UC2 電力供給端子
【発明の属する技術分野】
本発明はリチウムイオン電池などが過放電や過充電などの状態となるのを防止するために使用される電源監視IC(Integrated Circuit)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電源監視ICについて図3を用いて説明する。図3は従来の電源監視IC73を用いて直列に接続されたリチウムイオン電池2、3を監視するリチウムイオン電源装置(以下「電池パック」という)72のブロック図である。リチウムイオン電池2、3は過放電や過充電の状態となると発煙するなどの危険があるため、電源監視IC73で電池2、3の各電圧を監視し、電池2、3が過放電や過充電の状態とならないようにしている。
【0003】
通常の使用状態ではリチウムイオン電池2、3の各電圧は2.3V〜4.2Vであるので、例えば電圧が4.3Vより高くなると過充電とならないように電源監視IC73で充電を禁止し、一方、2.2Vより低くなると過放電とならないように放電を禁止する。
【0004】
従来の電源監視IC73において過放電を監視する部分について説明する。リチウムイオン電池2と3では電池2が高電位側にある。電池2の高電位側が電池パック72の(+)端子11に接続され、一方、電池3の低電位側がnチャネル型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)8のドレインに接続される。MOSFET8のソースが(−)端子12に接続される。MOSFET8のゲートが電源監視IC73の端子T1に接続されており、電源監視IC73によりMOSFET8はオン/オフ制御される。
【0005】
電池2、3の高電位側が保護抵抗R5を介して電源監視IC73の端子U1に接続される。電池2と3の接続中点は保護抵抗R6を介して端子U2に接続される。電池2、3の低電位側が電源監視IC73の端子GNDに接続される。
【0006】
放電のときには電源監視IC73はMOSFET8をオンし、電池2、3は端子11、12に接続された電子機器などに電力を供給する。一方、充電のときには直流電源などから端子11、12に直流電圧が印加されることにより電池2、3が充電される。
【0007】
保護抵抗R5、R6は抵抗値が1kΩ程度の抵抗で、ノイズが電源監視IC73の内部に入り込み電源監視IC73を静電破壊するのを防止するために設けられている。また、端子U1、U2が端子GNDと短絡しても保護抵抗R5、R6により電池2、3が短絡しないので通電流が帰れないようになり、電池2、3が破壊されない効果もある。
【0008】
端子U1、U2の間に抵抗R1、R2が直列に接続される。抵抗R1とR2の接続中点の電圧が比較器4の非反転入力端子(+)に入力される。比較器4の反転入力端子(−)に端子U2の電圧よりも比較電圧V1だけ高い電圧が入力される。端子U1より比較器4に電力が供給される。これにより、比較器4で電池2の電圧が所定の過放電電圧と比較される。過放電電圧は例えば2.2Vである。電池2の電圧が過放電電圧より低ければ比較器4の出力はローレベルとなり、一方、過放電電圧より高ければハイレベルとなる。
【0009】
端子U2と端子GNDの間に抵抗R3、R4が直列に接続される。抵抗R3とR4の接続中点の電圧を比較器5の非反転入力端子(+)に入力する。端子GNDは接地され、グランドレベルとなる。比較器5の反転入力端子(−)にはグランドレベルよりも比較電圧V2だけ高い電圧が入力される。抵抗R1とR3の抵抗値が等しく、抵抗R2とR4の抵抗値が等しい。比較電圧V1とV2が等しい。これにより、電池2、3が同一の過放電電圧の条件で監視される。
【0010】
比較器4、5の出力がアンド回路6に入力される。これにより、電池2、3のいずれもが過放電電圧よりも高い場合、アンド回路6の出力がハイレベルとなる。一方、電池2、3の少なくとも1個が過放電電圧より低い場合、アンド回路6の出力がローレベルとなる。これにより、電池2、3のいずれも過放電電圧より高い場合、アンド回路6はハイレベルの放電許可信号SDを出力する。放電許可信号SDが充電制御回路7に入力される。
【0011】
放電許可信号SDが充電制御回路7に入力されているときに放電制御回路7は端子T1に接続されているMOSFET8のゲートに信号を印加してMOSFET8をオンする。一方、放電許可信号SDが入力されないときに放電制御回路7はMOSFET8をオフする。これにより、電源監視IC73は電池2、3を監視し、過放電状態とならないように制御する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電源監視IC73では、保護抵抗R5、R6や配線抵抗などの外部インピーダンスとそれらを流れる電流により電圧降下が起こり、電池2、3の電圧検出にずれが生じていた。そのため、電源監視IC73に流れ込む電流のばらつき及び外部インピーダンスのばらつきにより検出の精度が低下するという問題があった。
【0013】
例えば、電源監視IC73では50mV程度の精度で過放電電圧を検出している場合、抵抗R1、R2に流れる電流に加えて比較器5の動作電流として端子U2に流れる電流が数十μAあるので抵抗R6が1kΩであれば数十mVの電圧降下が発生する。保護抵抗や配線抵抗や動作電流などのばらつきにより、検出精度にこの電圧程度のばらつきがあるので検出の精度が低下する。
【0014】
また、半田付け不良や衝撃等の事故のために端子U2で抵抗R6との接続がはずれてしまった場合、抵抗R1〜R4が単純に直列に接続された状態となるので、電池2、3の平均電圧を比較器4、5でそれぞれ電池2、3の電圧と誤判断する。例えば、電池2、3の一方が過放電電圧の2.2Vであり、他方が3.4Vである場合、端子U2がはずれているときに比較器4、5は両者とも平均の電圧(2.2+3.4)/2=2.8Vを各電池2、3の電圧として過放電電圧の2.2Vと比較するので、放電許可信号SDがアンド回路6より出力されて放電を継続し、過放電状態になるという問題があった。
【0015】
本発明は上記課題を解決するもので、電圧検出の精度を向上させるとともに、端子U2のような中間端子がはずれた場合にも誤判断しない電源監視ICを提供することにより、リチウムイオン電池などの安全を確保することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1の構成では、直列に接続された電池の各電圧をそれぞれ検出し、前記各電池の充電又は放電動作を制御する電源監視ICにおいて、前記電源監視ICは、前記電池の各電圧を分圧した電圧と所定の電圧とそれぞれ比較するための比較手段と、前記各比較手段の入力側に前記各電池の各接続中点の電圧を抵抗を介してそれぞれ入力するための第1端子と、該第1端子とは別個に設けられており、前記各電池の各接続中点から前記各比較手段に電力をそれぞれ供給するための第2端子と、を有している。
【0017】
このような構成によると、電源監視ICは複数の電池の電圧をそれぞれ比較手段を使用して所定の過放電電圧や過充電電圧と比較する。例えば、過放電を監視する場合、電池ごとに過放電電圧を比較し、その比較結果から1個でも電池の電圧が過放電電圧より低くなればスイッチング素子などを用いて放電が行われないようにする。
【0018】
また、電源監視ICは、各電池の各接続中点には電圧を入力するための端子と、電力供給用の端子とを別個に有している。電圧検出用の端子を高インピーダンスとすると、その端子に流れる電流が小さくなるので外部インピーダンスによる電圧降下が小さくなる。そのため、外部インピーダンスや電流のばらつきなどが問題とならないので電圧検出の精度が向上する。
【0019】
また、本発明の第2の構成では、上記第1の構成において、前記第1端子と;前記比較手段の入力側と;を結ぶ第1経路と、前記第2端子と;前記比較手段と;を結ぶ第2経路とは、互いに独立して設けられているものとしている。
【0020】
また、本発明の第3の構成では、上記第1または第2の構成の電源監視ICを備えた電源装置であって、前記各電池を直列に接続する電池接続手段と、前記各電池の各接続中点と;前記第1端子と;を接続する第1接続手段と、前記各電池の各接続中点と;前記第2端子と;を接続する第2接続手段と、を備え、前記制御に応じて、前記各電池の充電又は放電を行う電源装置としている。
【0021】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について図1を用いて説明する。図1は電池2、3の過放電の監視を行う電源監視IC1を用いた電池パック10のブロック図である。上記従来の電源監視IC73(図3参照)を使用した電池パック72と同一の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0022】
電源監視IC1に電力供給端子UC1と電圧検出端子U1が別途に設けられている。電力供給端子UC1は保護抵抗R7を介してリチウムイオン電池2、3の高電位側に接続される。電圧検出端子U1は保護抵抗R8を介してリチウムイオン電池2、3の高電位側に接続される。電池2、3の高電位側に(+)端子11が接続される。
【0023】
中間端子についても同様に、電力供給端子UC2と電圧検出端子U2が別途に設けられている。電力供給端子UC2は保護抵抗R9を介してリチウムイオン電池2、3の接続中点に接続される。電圧検出端子U2は保護抵抗R10を介してリチウムイオン電池2、3の接続中点に接続される。ただし、中間端子とは端子UC2、U2のように電池2、3の接続中点に接続するための端子をいう。電池2、3の低電位側がMOSFET8のドレインに接続されるとともに、電源監視IC7の端子GNDに接続される。端子GNDは接地され、グランドレベルとなる。MOSFET8のソースが(−)端子12に接続される。
【0024】
保護抵抗R7〜R10は例えば1kΩ程度である。端子U1、UC2の間に抵抗R1とR2が直列に接続される。例えば、抵抗R1は3MΩであり、抵抗R2は1MΩである。
【0025】
抵抗R1とR2の接続中点の電圧が比較器4の非反転入力端子(+)に入力される。比較器4の反転入力端子(−)に端子UC2の電圧よりも比較電圧V1だけ高い電圧が入力される。端子UC1より比較器4に電力が供給される。比較器4は比較手段であり、電池2の電圧と所定の過放電電圧と比較する。これにより、電池2の電圧が過放電電圧より低いときに比較器4の出力がローレベルとなり、一方、過放電電圧より高いときにハイレベルとなる。
【0026】
尚、電力供給端子UC1から比較器4に流れ込む電流は数十μAである。電圧検出端子U1から抵抗R1、R2に流れ込む電流はインピーダンスが高いため小さくなり、数μAとなる。そのため、抵抗R8、R10の抵抗値が1kΩであれば抵抗R8、R10での電圧降下は1mV程度となるので、電圧検出端子U1、U2側では配線抵抗などを考慮しても、外部インピーダンスによる電圧降下を小さく抑えることができる。電圧検出の精度を低下させる比較器の影響等が除去されるので、電圧検出の精度が向上する。
【0027】
端子U2とGNDの間に抵抗R3とR4が直列に接続される。抵抗R3とR4の接続中点の電圧が比較器5の非反転入力端子(+)に入力する。比較器5の反転入力端子(−)にはグランドレベルよりも比較電圧V2だけ高い電圧が入力される。
【0028】
抵抗R1とR3の抵抗値が等しく、抵抗R2とR4の抵抗値が等しい。比較電圧V1とV2の電圧が等しい。これにより、電池2、3はそれぞれ同一の過放電電圧の条件で監視される。そして、比較器4、5の出力がアンド回路6に入力される。これにより、電池2、3の両方とも過放電電圧より高いときに、ハイレベルの放電許可信号SDがアンド回路6より出力される。
【0029】
放電許可信号SDが放電制御回路7に入力されることにより、放電制御回路7は端子T1に接続されたMOSFET8のゲートに電圧を印加して、MOSFET8をオンする。また、電池2、3の少なくとも1個が過放電電圧より低くなると、放電制御回路7はMOSFET8をオフする。
【0030】
このように、電力供給端子UC1、UC2と電圧検出端子U1、U2が別々に設けられることにより、電圧検出端子U1、U2に電流が殆ど流れないようにすることができる。そのため、保護抵抗R8、R10や配線抵抗などの外部インピーダンスの電圧降下による検出電力のずれを抑えることができるので、電圧検出の精度が向上する。
【0031】
また、例えば中間端子U2につながる接続が半田付け不良等のためにはずれた場合、比較器5の非反転入力端子(+)にはグランドレベルが入力されるので、比較器5では電池3の電圧があたかも0Vであるかのような状態となり、比較器5の出力がローレベルとなる。そのため、アンド回路6より放電許可信号SDが出力されなくなる。これにより、MOSFET8がオフされるので、電池2、3の放電が禁止される。また、比較器4での比較結果に影響を及ぼさない。
【0032】
同様に、電力供給端子UC2がはずれた場合にも、比較器5に電力が供給されないので比較器5が動作しなくなり、アンド回路6より放電許可信号SDが出力されない。そのため、MOSFET8がオフされ、放電が禁止される。これにより、中間端子UC2、U2につながる接続がはずれた場合にも、誤判断することがなく、電池2、3が過放電状態となって特性が劣化する。このように、安全が確保される。
【0033】
また、端子UC1、U1のみを同一の端子として、その端子と端子UC2の間に抵抗R1、R2が直列に接続され、また、その端子から比較器4に電力を供給するようにしてもよい。このとき、中間端子UC2、U2の接続がはずれても上述のようにMOSFET8がオフされる。尚、MOSFET8は他のスイッチング素子を使用してもよい。また、過放電電圧も2.2Vに限らず、他の電圧にも設定可能である。
【0034】
<第2の実施形態>
本発明の第2に実施形態について図2を用いて説明する。図2は過放電及び過充電を監視する電源監視IC80を用いた電池パック70のブロック図である。電源監視IC80は4個のリチウムイオン電池21〜24をそれぞれ過放電及び過充電とならないように監視する。
【0035】
高電位側から順番に電池21〜24が直列に接続される。電池21の高電位側が電池パック70の(+)端子60に接続され、電池24の低電位側が放電制御用のnチャネル型のMOSFET55のドレインに接続される。MOSFET55のソースが充電制御用のnチャネル型のMOSFET56のドレインに接続され、MOSFET55のゲートが電源監視IC80の端子T1に接続される。
【0036】
MOSFET56のソースが(−)端子61に接続され、ゲートが電源監視IC80の端子T2に接続される。尚、MOSFET55、56は後述するように電源監視IC80によりオン/オフ制御される。そして、放電により端子60、61に接続されたパーソナルコンピュータ71に電力が供給される。
【0037】
電力供給端子UC1が保護抵抗R40を介して電池21の高電位側に接続される。また、電圧検出端子U1が保護抵抗R41を介して電池21の高電位側に接続される。中間端子についても、電力供給端子UC2が保護抵抗R42を介して電池21と22の接続中点に接続される。電圧検出端子U2が保護抵抗R43を介して電池21と22の接続中点に接続される。
【0038】
電力供給端子UC3が保護抵抗R44を介して電池22と23の接続中点に接続される。電圧検出端子U3が保護抵抗R45を介してそれぞれ電池22と23の接続中点に接続される。電力供給端子UC4が保護抵抗R46を介して電池23と24の接続中点に接続される。電圧検出端子U4が保護抵抗R47を介して電池23と24の接続中点に接続される。尚、保護抵抗R40〜R47の各抵抗値は例えば1kΩである。
【0039】
電力供給端子UC1〜UC4はそれぞれ比較器30〜33及び比較器40〜43に電力を供給する。端子U1とUC2の間に抵抗R20とR21が直列に接続される。抵抗R20とR21の接続中点の電圧が比較器30の非反転入力端子(+)に入力される。比較器30の反転入力端子(−)に電力供給端子UC2の電圧よりも比較電圧Vaだけ高い電圧が入力される。
【0040】
同様に、電圧検出端子U2と電力供給端子UC3の間に抵抗R22とR23が直列に接続される。抵抗R22とR23の接続中点の電圧が比較器31の非反転入力端子(+)に入力される。比較器31の反転入力端子(−)に電力供給端子UC3の電圧よりも比較電圧Vbだけ高い電圧が入力される。
【0041】
同様に、端子U3とUC4の間にに抵抗R24とR25が直列に接続される。抵抗R24とR25の接続中点の電圧が比較器32の非反転入力端子(+)に入力される。比較器32の反転入力端子(−)に電力供給端子UC4の電圧よりも比較電圧Vcだけ高い電圧が入力される。
【0042】
同様に、端子U4とGNDの間に抵抗R26とR27が直列に接続される。抵抗R26とR27の接続中点の電圧が比較器33の非反転入力端子(+)に入力される。端子GNDは接地され、グランドレベルとなる。比較器33の反転入力端子(−)にグランドレベルよりも比較電圧Vdだけ高い電圧が入力される。
【0043】
抵抗R20、R22、R24及びR26の抵抗値は等しく、例えば3MΩである。抵抗R21、R23、R25及びR27の抵抗値は等しく、例えば1MΩである。比較電圧Va〜Vdの電圧値は等しく、比較器30〜33でそれぞれ電池21〜24の電圧と過放電電圧が比較される。過放電電圧は例えば2.2Vである。
【0044】
比較器30〜33の出力がアンド回路50に入力される。これにより、電池21〜24のいずれもが過放電電圧より高いときアンド回路50は放電許可信号SDを出力する。アンド回路50の出力が放電制御回路51に送られる。放電許可信号SDが放電制御回路51に入力されると、過放電制御回路51は端子T1に接続されたMOSFET55のゲートに電圧を印加し、MOSFET55をオンする。
【0045】
一方、電池21〜24の少なくとも1個の電圧が過放電電圧より低くなると、アンド回路50より放電許可信号SDが出力されなくなり、放電制御回路51はMOSFET55をオフする。これにより、放電のときに電源監視IC80により電池21〜24が過放電状態とならないように監視される。
【0046】
更に、電源監視IC80は充電のときに電池21〜24が過充電状態とならないように監視を行う。端子U1とUCの間に抵抗R30、R31が直列に接続される。抵抗R30とR31の接続中点の電圧が比較器40の非反転入力端子(+)に入力され、反転入力端子(−)に端子UC2よりも比較電圧Veだけ高い電圧が入力される。これにより、電池21の電圧が所定の過充電電圧より高いときに比較器40の出力はハイレベルとなり、一方、低いときにローレベルとなる。過充電電圧は例えば4.3Vである。
【0047】
同様に、端子U2とUC3の間に抵抗R32とR33が直列に接続され、抵抗R32とR33の接続中点の電圧が比較器41の非反転入力端子(+)に入力される。比較器41の反転入力端子(−)には端子UC3の電圧より比較電圧Vfだけ高い電圧が入力される。
【0048】
同様に、端子U3とUC4の間に抵抗R34とR35が直列に接続され、抵抗R34とR35の接続中点の電圧が比較器42の非反転入力端子(+)に入力される。比較器42の反転入力端子(−)には端子UC4の電圧より比較電圧Vgだけ高い電圧が入力される。
【0049】
同様に、端子U4とGNDの間に抵抗R36とR37が直列に接続され、抵抗R36とR37の接続中点の電圧が比較器43の非反転入力端子(+)に入力される。比較器43の反転入力端子(−)にはグランドレベルより比較電圧Vhだけ高い電圧が入力される。
【0050】
比較器40〜43の出力がオア回路52に入力される。これにより、電池21〜24の少なくとも1個の電圧が過充電電圧より高くなるとオア回路52の出力がハイレベルとなる。一方、電池21〜24の各電圧の全てが過充電電圧より低いときローレベルとなる。このように、オア回路52より充電禁止信号SCが出力される。オア回路52の出力が充電制御回路53に入力される。
【0051】
充電制御回路53はハイレベルの充電禁止信号SCが入力されない場合、端子T2に接続されたMOSFET56のゲートに電圧を印加してMOSFET56をオンする。一方、ローレベルの充電禁止信号SCが入力された場合、MOSFET56をオフする。これにより、端子60、61より電池21〜24に充電を行うときに、電池21〜24の各電圧が過充電電圧より高くならないかどうか監視され、1個でも電池21〜24の電圧が過充電電圧より高くなれば、MOSFET56をオフすることにより充電が禁止される。
【0052】
本実施形態の電源監視IC80を用いることにより、4個の直列に接続したリチウムイオン電池21〜24が過放電や過充電とならないように監視される。抵抗R20〜R27により高インピーダンスとなっているため、電圧検出端子U1〜U4には電流が殆ど流れない。そのため、保護抵抗R41、R43、R45、R45や配線抵抗などの電圧降下が小さくなるので、検出精度の低下が抑えられる。
【0053】
また、上記第1の実施形態と同様の理由により、中間端子U2〜U4、UC2〜UC4が半田付け不良等のためにはずれた場合にも誤判断することなく、電源監視IC80はMOSFET55をオフして、電池21〜24が過放電状態になるのを防止する。同様に、過充電電圧を検出する比較器40〜43でも誤判断しなくなる。
【0054】
リチウムイオン電池21〜24に過電流が流れても発煙するなどの危険があるため、過電流を防止する機能を電源監視IC80に備えるようにしてもよい。例えば、MOSFET55などのオン抵抗を利用して電流を電圧に変換してその電圧を検出し、過電流の場合にはMOSFET55をオフする。
【0055】
電源監視IC80は図2に示すように電池21〜24ごとに同種の回路構成となっているので、監視する電池数を2、3・・・と任意に設定することができる。例えば、2個又は3個の電池を監視する電源監視ICは携帯電話や携帯ビデオ撮影装置などに使用できる。3個又は4個の電池を監視する電源監視ICは、図2に示すようにパーソナルコンピュータ71などに使用される。当然、本実施形態の電池パック70はパーソナルコンピュータ71だけでなく他の機器でも使用可能である。
【0056】
また、MOSFET55、56の挿入位置はオフすると電池21〜24に放電、充電が行われなくなる位置であればどこでもよい。端子UC1とU1は前述したように同一の端子としてもよい。
【0057】
【発明の効果】
<請求項1の効果>
上述したように本発明によると、電源監視ICに電池を接続して電池の電圧を監視するときに、半田付け不良等のために電池の接続中点につながる端子の接続がはずれた場合でも、電源監視ICには電池ごとに電圧を入力する端子が別個に設けられているため上記従来の電源監視ICのように誤判断することがないので、電池の安全を確保することができる。各電池の接続中点のそれぞれに、比較手段に電圧を入力するための端子と、比較手段に電力を供給するための端子とを別々に設けているので、電圧を入力する端子での電流を小さくすることができる。そのため、電圧降下を小さくすることができ、検出の精度を向上させることができる。
【0058】
<請求項2の効果>
リチウムイオン電池は過放電や過充電の状態となると発煙などの危険があるが、電源監視ICで精度の高い監視を行うことにより、リチウムイオン電池を使用した電池パックなどの安全が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態のブロック図。
【図2】 本発明の第2の実施形態のブロック図。
【図3】 従来の電源監視ICを使用した電池パックのブロック図。
【符号の説明】
1 電源監視IC
2、3 リチウムイオン電池
4、5 比較器
6 アンド回路
7 放電制御回路
8 MOSFET
11 (+)端子
12 (−)端子
R7〜R10 保護抵抗
U1、U2 電圧検出端子
UC1、UC2 電力供給端子
Claims (3)
- 直列に接続された電池の各電圧をそれぞれ検出し、前記各電池の充電又は放電動作を制御する電源監視ICにおいて、
前記電源監視ICは、
前記電池の各電圧を分圧した電圧と所定の電圧とそれぞれ比較するための比較手段と、
前記各比較手段の入力側に前記各電池の各接続中点の電圧を抵抗を介してそれぞれ入力するための第1端子と、
該第1端子とは別個に設けられており、前記各電池の各接続中点から前記各比較手段に電力をそれぞれ供給するための第2端子と、
を有することを特徴とする電源監視IC。 - 前記第1端子と;前記比較手段の入力側と;を結ぶ第1経路と、
前記第2端子と;前記比較手段と;を結ぶ第2経路とは、
互いに独立して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電源監視IC。 - 請求項1また請求項2に記載の電源監視ICを備えた電源装置であって、
前記各電池を直列に接続する電池接続手段と、
前記各電池の各接続中点と;前記第1端子と;を接続する第1接続手段と、
前記各電池の各接続中点と;前記第2端子と;を接続する第2接続手段と、を備え、
前記制御に応じて、前記各電池の充電又は放電を行うことを特徴とする電源装置。
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