JP3915780B2 - 動力出力装置 - Google Patents
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Description
ここで、エンジン出力可変機構とは、連続可変バルブタイミング機構(以下、「VVT−i」と呼ぶ。),排気量可変機構,圧縮比可変機構,ターボチャージャ等、エンジンの出力するトルクを必要に応じて変化させるために、エンジンの動作を調整する機構であり、これらエンジン出力可変機構による制御としては、VVT−iによる吸気カムシャフトのクランク角に対する位相の制御、排気量可変機構によるエンジン排気量の制御、圧縮比可変機構によるシリンダ内に吸入される混合気の圧縮比の制御、ターボチャージャによるシリンダ内に吸入される空気量の制御などがある。
この排気量可変機構には、エンジン気筒の一部を休止させるように動作するモード(以下、「小排気量モード」と呼ぶ。)と、全エンジン気筒を動作させるよう動作するモード(以下、「大排気量モード」と呼ぶ。)と、の2つの動作モードがある。
そこで、上述の2つの動作ラインとして、排気量可変機構の動作状態に対応して、第1の動作ラインを、小排気量モードに対応する小排気量時WOTラインとし、また、第2の動作ラインを、大排気量モードに対応する大排気量時WOTラインとする組み合わせが考えられる。
そこで、運転者がアクセルペダルを踏み込むことにより、より大きなパワーを要求したとすると、まず、アクセルペダルの踏込量、現在の車速、アクセル開度、及びバッテリの残容量等から要求パワーを算出する。なお、以下、算出された要求パワーがPe3であったものとする。
続いて、現在の車速と要求パワーとをパラメータとして最適動作ラインを選択するマップから、動作ラインが選択される。このとき、現在の車速と要求パワーPe3とに基づいて、第2の動作ラインW2が選択されると、選択された第2の動作ラインと、目標パワーの等パワーラインである等パワーラインP3(パワー=Pe3)と、の交点である動作点d3が目標動作点として設定される。
また、大排気量モードに対応する第2の動作ラインが選択されたことにより、排気量可変機構の動作モードを小排気量モードから大排気量モードに切り替え、休止していたエンジン気筒において閉じていた吸気弁や排気弁を開閉駆動させることにより、当該エンジン気筒を動作させる。その結果、エンジン排気量が大排気量に切り替わることでトルクが上昇し、エンジンの現在の動作点である動作点d1から目標動作点である動作点d3まで動作点が移行することとなる。
具体的には、排気量可変機構が動作モードを切り替えて、動作を開始することによって、エンジンの動作点は、まず、動作点d1から、トルクが僅かに上昇した等パワーラインP2(パワー=Pe2)上の動作点d2に移行する。
しかし、上述のように、動作モードを小排気量モードから大排気量モードに切り替えてから、実際に、休止していたエンジン気筒において最終的な動作状態になるまでに、或る程度の時間がかかることから、トルクが即座に上昇せず、エンジン150の動作点は動作点d2にしばらく留まることとなる。
そして、その後、休止していたエンジン気筒において最終的な動作状態になるのに伴ってトルクが上昇し、エンジン150の動作点は、図2における太い実線の矢印に示すように、動作点d2から移行して動作点d3に至ることとなる。なお、図2に示すように、パワーPe2は、パワーPe1よりも僅かに大きく、かつ、要求パワーPe3よりもかなり小さいものである。
一般に、排気量可変機構は応答遅れを生じるため、本発明を適用することで、本発明の効果を奏する。
一般に、排気量可変機構は応答遅れを生じるため、本発明を適用することで、本発明の効果を奏する。
A.実施例の構成:
B.一般的動作:
C.エンジンの動作点制御処理:
D.実施例の効果:
E.変形例:
E1.変形例1:
E2.変形例2:
E3.変形例3:
E4.変形例4:
E5.変形例5:
E6.変形例6:
E7.変形例7:
はじめに、本発明の一実施例の構成について、図3を用いて説明する。
図3は本発明の一実施例としての動力出力装置を搭載したハイブリッド車両の概略構成を示す構成図である。
次に、図3に示すハイブリッド車両の一般的な動作について説明する。前述した構成を有するハイブリッド車両は走行時において、駆動軸112に出力すべき要求パワーに相当する動力をエンジン150から出力し、出力された動力を以下の通りトルク変換して駆動軸112に伝達している。トルク変換は、例えば駆動軸112から出力すべき要求回転数及び要求トルクに対し、エンジン150のクランクシャフト156が高回転かつ低トルクで回転している場合には、エンジン150の出力している動力の一部をモータMG1による電力として回収し、その電力によるモータMG2を駆動する。
次に、本実施例におけるエンジン150の動作点制御処理について図1、図4、及び図5を用いて説明する。
図1は本実施例におけるエンジン150の動作点の軌跡を示す説明図である。図1において、縦軸はエンジン150のトルクTeを、横軸はエンジン150の回転数Neを、それぞれ示している。また、図1において、太い実線の矢印は、本実施例における動作点の軌跡を示す。なお、従来技術との比較し易いように、従来技術における動作点の軌跡を太い二点鎖線で示す。
Pe=Pacc+Pchg ...(2)
・Pacc:車両を走行させる駆動トルクを全てエンジン150の出力により賄う場合のパワー(発電量に換算した値)。アクセルペダル164の踏込量と車速とをパラメータとするマップから求める。なお、HVECU190は、上述のように、アクセルペダル164の踏込量を、アクセルペダルポジションセンサ164aから得て、車速をリングギヤ軸126の回転数Nrを検出するセンサ(図示省略)から得るようにしている。
HVECU190は、以上のような計算の結果、要求パワーPeとして、例えば、パワーPe3を算出したものとする。
ステップS100において算出された要求パワーPeがPe3であるので、HVECU190は、そのPe3と車速とに基づいて、最適動作ラインとして、第1の動作ラインW1に代えて、第2の動作ラインW2を選択したものとする。
このように、最適動作ラインが、排気量可変機構300の小排気量モードに対応する第1の動作ラインW1から、大排気量モードに対応する第2の動作ラインW2に切り換わったことにより、排気量可変機構300の動作モードも、小排気量モードから大排気量モードに切り換わることになる。
ステップS100において算出した要求パワーPeがPe3であり、また、ステップS102において第2の動作ラインW2が選択されているので、図1において、等パワーラインP3(パワー=Pe3)と第2の動作ラインW2との交点である動作点d3を求めれば、その動作点d3でのエンジン150の回転数Ne3とトルクTe3とが、求めるべきエンジン150に対する目標回転数Ne*と目標トルクTe*となる。すなわち、この動作点d3は、エンジン150に対する目標動作点と言える。
上述のステップS104において、エンジン150に対する目標動作点を、要求パワーPe3の等パワーラインP3と第2の動作ラインW2との交点である動作点d3としたが、本ステップS110において、この目標動作点を、要求パワーPe3の等パワーラインP3と第1の動作ラインW1との交点である動作点d4に修正する。すなわち、エンジン150に対する目標回転数Ne*及び目標トルクTe*を、それぞれ、ステップS104で求めた回転数Ne3及びトルクTe3に代えて、この動作点d4における回転数Ne4及びトルクTe4に修正する。
このステップS112では、まず、HVECU190は、ステップS110で修正したエンジン150に対する目標回転数Ne*から、モータMG1の目標回転数Ng*を求める。上述のように、プラネタリギヤ120の関係式である式(1)において、サンギヤ軸125の回転数NsはモータMG1の回転数Ngと等価なパラメータであり、リングギヤ軸126の回転数Nrは車速と等価のパラメータであり、プラネタリキャリア軸127の回転数Ncはエンジン150の回転数Neと等価なパラメータである。しかも、車速は既にステップS100で得ているため、式(1)を用いれば、エンジン150に対する目標回転数Ne*から、この時のモータMG1の目標回転数Ng*を容易に求めることができる。
ステップS110において、エンジン150に対する目標トルクTe*は、トルクTe3からトルクTe4に修正されているので、このステップS114において、目標トルクTe*としてトルクTe4がEFIECU170に送信される。
また、ステップS102において、最適動作ラインが第1の動作ラインW1から第2の動作ラインW2に切り換わったことにより、排気量可変機構300の動作モードも、小排気量モードから大排気量モードに切り換える必要があるので、そのような大排気量モードへの切り換えをEFIECU170に指示をするために、設定排気量として、大排気量がEFIECU170に送信される。
従って、この場合、EFIECU170はエンジン150に対する目標トルクとしてトルクTe4を、また、設定排気量として大排気量を、それぞれ受信することになる。
まず、排気量可変機構300の制御について説明する。EFIECU170は、受信した設定排気量が大排気量であるので、排気量可変機構300に対し、動作モードを小排気量モードから大排気量モードに切り替えるよう指示する。排気量可変機構300は、EFIECU170からの指示に基づいて、休止していたエンジン気筒の吸気弁153及び排気弁155を開閉駆動するように制御し、この休止していたエンジン気筒を動作させるようにする。
ここで、排気量可変機構300が、上述の吸気弁153及び排気弁155の開閉駆動の制御を開始し、実際に、吸気弁153及び排気弁155が開閉駆動を行う最終的な動作状態になるまでに、或る程度時間がかかる。
受信したエンジン150に対する目標トルクTe*に基づいて、EFIECU170は、VVT−i157による吸気弁153の目標開閉タイミングVT*と、アクチュエータ262によるスロットルバルブ261の目標開度SVP*と、点火プラグ162での目標点火時期IT*と、をそれぞれ求める。
上述のように、休止していたエンジン気筒において、実際に、吸気弁153及び排気弁155が開閉駆動を行う最終的な動作状態になるまでには、或る程度時間がかかることから、この間、EFIECU170は、現在のエンジン排気量を小排気量であると判断し、HVECU190に、現在のエンジン排気量として、小排気量を送信することとなる。
従って、その間、動作点d4におけるエンジン150の回転数Ne4及びトルクTe4を、それぞれ、エンジン150に対する目標回転数Ne*及び目標トルクTe*として、モータMG1、VVT−i157、アクチュエータ262、及びイグナイタ158が制御されることから、エンジン150の動作点は、排気量可変機構300の応答遅れに関係なく、図1の太い実線の矢印に示すように、動作点d1から、動作点d4に向かって、第1の動作ラインW1に沿って移動することになる。従って、速やかに要求パワーPe3を出力することができる。
言い換えると、排気量可変機構300が本格的に動作するまでは、トルクTeはTe4まで上昇しないので、回転数NeをNe4まで上昇させることで、速やかに要求パワーPe3を出力するようにしている。
従って、今度は、動作点d3におけるエンジン150の回転数Ne3及びトルクTe3を、それぞれ、目標回転数Ne*及び目標トルクTe*として、モータMG1、VVT−i157、アクチュエータ262、及びイグナイタ158が制御されることから、エンジン150の動作点は、図1の太い実線の矢印に示すように、動作点d4から、要求パワーPe3の等パワーラインP3に沿って、要求パワーPe3を保ったまま、第2の動作ラインW2に向かって移動し、最終的に、目標動作点である動作点d3に移行することになる。
そして、目標トルクTe3を出力するために、エンジン排気量が大排気量になるよう排気量可変機構300の動作を開始することになるが、上述のように排気量可変機構300は、応答遅れがあるため、動作を開始してから、休止していたエンジン気筒の吸気弁153及び排気弁155が、実際に開閉動作を行う最終的な動作状態になるまでに、或る程度の時間がかかってしまう。
その結果、エンジン150の動作点は、排気量可変機構300が動作を開始したことによって僅かにトルクが上昇した動作点d2に留まるので、図6(A)〜(C)の実線に示すように、パワーPe、回転数Ne、及びトルクTeの各値は、僅かに上昇した値のまま、しばらく変化しないことになる。
そして、その後、最終的な動作状態になり、エンジン排気量が大排気量になった時点で、図2の太い実線の矢印に示すように、エンジン150の動作点は動作点d3に向かって移動するので、図6(A),及び(C)の実線に示すように、パワーPe及びトルクTeの各値はそれぞれ上昇し、最終的に、要求パワーPe3及び目標トルクTe3に達することになる。
従って、要求パワーPe、目標回転数Ne*、及び目標トルクTe*は、図7(A)〜(C)の破線に示すごとくになる。
以上説明したように、本実施例によれば、エンジン150の動作点が第1の動作ラインW1から第2の動作ラインW2に移行する際に、現在の排気量が小排気量であるうちは、排気量可変機構300が本格的に動作していないので、目標動作点を、現在(小排気量時)の動作ラインである第1の動作ラインW1上で要求パワーPeを出力する動作点に設定する。そして、エンジン150の動作点が、この目標動作点に向かうようにモータMG1、VVT−i157、アクチュエータ262、及びイグナイタ158を制御することで、排気量可変機構300の応答遅れに関係なく、速やかに要求パワーPeを出力することができる。
そして、現在の排気量が大排気量になった時点で、排気量可変機構300が本格的に動作するので、目標動作点を、第2の動作ラインW2上で要求パワーPeを出力する動作点に設定し、エンジン150の動作点が、この目標動作点に向かうようにモータMG1、VVT−i157、アクチュエータ262、及びイグナイタ158を制御することで、要求パワーPeを保ったまま第2の動作ラインW2上の目標動作点に移行することができる。そのため、車両動力性能を悪化させることなく、第1の動作ラインW1から第2の動作ラインW2へ、エンジン150の動作点を移行することができる。
なお、本発明は、上述の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば以下のような変形も可能である。
上述の実施例において、ハイブリッド車両は、エンジン出力可変機構として排気量可変機構300を備えるものとしたが、これに限らない。VVT−i、ターボチャージャ、圧縮比可変機構等、他のエンジン出力可変機構を備えた場合においても、上述の動作点制御を適用することができる。
例えば、VVT−iについては、低温始動時などにおいては、油圧用オイルの粘度が高くVVT−iがすぐに動作できない場合がある。また、VVT−i進角を最遅角で固定するロックピンが付いたVVT−iについては、このロックピンはエンジン油圧によって解除されることとなるが、ハイブリッド車両において、モータのみの駆動からエンジンも使った駆動に切り替わる際に、このエンジン油圧の立ち上がりが遅れるため上記ロックピンがすぐには解除されず、VVT−iが即座に動作できない場合がある。
また、ターボチャージャについては、ターボチャージャが動作を開始してから、タービンが高速回転するまでにある程度時間がかかる場合(いわゆるターボラグ)がある。
また、圧縮比可変機構については、シリンダブロックの移動などにより、圧縮比を変化させるが、このシリンダブロックの移動に油圧を用いており、所定の油圧に達して実際にシリンダブロックが移動されるまでに或る程度時間がかかる場合がある。
上述の実施例において、2つの基準動作ラインとしては、排気量可変機構300の搭載を前提としていたため、例えば、第1の動作ラインW1として小排気量時WOTライン、及び第2の動作ラインW2として大排気量時WOTライン、の組み合わせとしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、搭載するエンジン出力可変機構の種類によって定まる動作ラインであればよい。例えば、低温始動時のVVT−iを考慮して、第1の動作ラインとしてVVT−i非動作時の動作ラインと、第2の動作ラインとしてVVT−i動作時の動作ラインの組み合わせなどが考えられる。
上述の実施例における動作点の制御は、予め最適動作ラインをマップとして用意しておき、現在の排気量を判断しながら、エンジン150の動作点がその動作ラインに沿うように移行するように行われていたが、これに限らない。予め最適動作ラインを用意せず、例えば、エンジン150から出力される実際のトルクTeを測定して、トルクTeが上昇しないようであれば、エンジン150の回転数Neを上げるように制御を行い、現在の排気量が大排気量になることにより、トルクが上昇するようであれば、要求パワーを保つようにエンジン150のトルクTeと回転数Neを制御するようにしてもよい。
上述の実施例において、可変バルブタイミング機構(VVT−i157)は、VVT−i進角を制御するものであったが、これに限らない。高速用カムと低速用カムを用意し、これらカムを選択的に使用することでバルブタイミングを変化させるようなものであっても構わない。
また、排気量可変機構300は、吸気弁153及び排気弁155を駆動制御することでエンジン排気量を変化させるものであったが、これに限らない。例えば、エンジン気筒のシリンダ内における、ピストンのストローク量を変化させることで、エンジン排気量を変化させるようなものであっても構わない。
上述の実施例では、動力出力装置の構成として、図3に示した構成を用いていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の構成が適用可能である。
図3では、モータMG2がリングギヤ軸126に結合されていたが、例えば、モータMG2が、エンジン150のクランクシャフト156に直結したプラネタリキャリア軸127に結合された構成をとることもできる。この場合の構成を図8に示す。図8では、図3の実施例と同様に、プラネタリギヤ120に関わるサンギヤ軸125にモータMG1が結合され、プラネタリキャリア軸127にエンジン150のクランクシャフト156が結合されているが、モータMG2がリングギヤ軸126ではなく、プラネタリキャリア軸127に結合されている点で、図3の実施例と相違している。
また、本発明は、別の構成の動力出力装置に適用することもできる。変形例6としての構成を図9に示す。上述の実施例や変形例5においては、エンジン150から出力された動力の一部を駆動軸112に伝達するための動力調整装置として、プラネタリギヤ120等を用いた機械配分型動力調整装置を用いていたのに対し、この変形例6では、動力調整装置として、対ロータ電動機等を用いた電気配分型動力調整装置を用いている。具体的には、この動力出力装置では、プラネタリギヤ120及びモータMG1に代えて、クラッチモータCMを備える。クラッチモータCMとは、相対的に回転可能なインナロータ302及びアウタロータ304を備える対ロータ電動機である。図9に示す通り、インナロータ302はエンジン150のクランクシャフト156に結合され、アウタロータ304は駆動軸112に結合されている。アウタロータ304には、スリップリング306を介して電力が供給される。アウタロータ304側の軸にはモータMG2も結合されている。その他の構成は、図3で示した構成と同様である。
上述の実施例及び変形例においては、パラレルハイブリッド方式の車両に本発明を適用した場合について説明したが、シリーズハイブリッド方式の車両に本発明を適用することも可能である。シリーズハイブリッド方式においても、原動機から出力された動力を、駆動軸に任意の回転数及びトルクで出力することができるので、原動機は自由に動作点を選択して運転することができるからである。
111...動力伝達ギヤ
112...駆動軸
113...動力受取ギヤ
114...ディファレンシャルギヤ
116...駆動輪
120...プラネタリギヤ
121...サンギヤ
122...リングギヤ
125...サンギヤ軸
126...リングギヤ軸
127...プラネタリキャリア軸
128...動力取出ギヤ
129...チェーンベルト
130...ダンパ
132、142...ロータ
150...エンジン
151...燃料噴射弁
152...燃焼室
153...吸気弁
154...ピストン
155...排気弁
156...クランクシャフト
157...VVT−i
158...イグナイタ
160...ディストリビュータ
162...点火プラグ
164...アクセルペダル
164a...アクセルペダルポジションセンサ
165...ブレーキペダル
165a...ブレーキペダルポジションセンサ
170...EFIECU
174...水温センサ
176...回転数センサ
178...回転角度センサ
179...スタータスイッチ
182...シフトレバー
184...シフトポジションセンサ
190...HVECU
191、192...駆動回路
194...バッテリ
199...残容量検出器
200...吸入口
202...排気口
261...スロットルバルブ
262...アクチュエータ
263...スロットルバルブポジションセンサ
264...カムシャフトポジションセンサ
300...排気量可変機構
302...インタロータ
304...アウタロータ
306...スリップリング
CM...クラッチモータ
W1...第1の動作ライン
W2...第2の動作ライン
MG1、MG2...モータ
P1〜P3...等パワーライン
Claims (6)
- 動力を出力する原動機と、前記原動機の出力した動力の少なくとも一部を用いて発電し得る発電機と、発電された電力または発電後に蓄積された電力を用いて駆動軸に出力される動力が所望の動力になるように運転される電動機と、前記原動機の出力するトルクを変化させることが可能な出力可変機構と、を備えた動力出力装置であって、
前記原動機に対する要求動力を所定のパラメータに基づいて求める要求動力導出手段と、求められた前記要求動力に基づいて前記原動機の動作点を制御する動作点制御手段と、を更に備え、
前記動作点制御手段は、前記原動機の動作点を制御する際の基準動作ラインとして、前記原動機の回転数とトルクとの関係において、前記出力可変機構の状態に対応して、第1の動作ラインと、前記第1の動作ラインよりも高トルク側に位置する第2の動作ラインと、を予め設定すると共に、
前記原動機に対する要求動力として所定の値が要求されて、前記出力可変機構の状態を切り換える時は、前記原動機の動作点を前記第1の動作ラインから前記第2の動作ラインに移行する際に、前記原動機の出力する動力が前記所定の値になるまで、前記原動機の回転数を上昇させるよう、前記原動機の動作点を制御することを特徴とする動力出力装置。 - 請求項1に記載の動力出力装置において、
前記出力可変機構の移行動作の状態に応じて、前記原動機に対する要求動力となる前記第2の動作ライン上の動作点に向かうよう、前記原動機の動作点を制御することを特徴とする動力出力装置。 - 請求項1に記載の動力出力装置において、
前記所定の値に対応する等パワーラインに至るまで、前記原動機の動作点を、前記第1の動作ラインに沿って移行するよう制御することを特徴とする動力出力装置。 - 請求項3に記載の動力出力装置において、
前記出力可変機構の移行動作の状態に応じて、前記原動機に対する要求動力となる前記第2の動作ライン上の動作点に至るまで、前記原動機の動作点を前記等パワーラインに沿って移行するように制御することを特徴とする動力出力装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の動力出力装置において、
前記出力可変機構は、排気量可変機構であることを特徴とする動力出力装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の動力出力装置において、
前記出力可変機構は、圧縮比可変機構であることを特徴とする動力出力装置。
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