JP3915236B2 - 空気通路開閉装置および車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気通路の開閉を空気通路の開口面に沿って摺動するスライドドアにより行う空気通路開閉装置、およびそれを用いた車両用空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人においては、特開平9−193465号公報等において、この種のスライドドアにより車両用空調装置における空気通路の開閉を行うものを既に提案している。この従来技術では、スライドドアの外周部に、空気通路の開口部形状の全周に対応する口状形状のゴム系弾性部材を一体成形し、空気通路の全閉時にはこの弾性部材の先端部を空気通路の開口部の外周部に弾性的に密着させて、空気通路の開口部をシールしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術であると、ゴム系弾性部材の先端部が空気通路の開口部の外周部に弾性的に密着するときに、先端部が内側または外側の一定方向に常に撓むようにしないと、確実にシール作用を発揮できず、安定したシール作用がが得られにくい。また、ゴム系弾性部材をスライドドアに一体成形しているので、スライドドアの製造コストも高くなる。
【0004】
そこで、空気通路の開口部を形成するケース側に、スライドドアとは別体のパッキン材を配置し、空気通路の開口部を全閉する際には、このパッキン材の表面にスライドドアの外周部を面接触させて、空気通路の開口部のシール作用を安定的に得ることが考えられる。しかし、この場合には、本発明者らの検討によると、次のごとき不具合が生じる。
【0005】
すなわち、車両用空調装置における空気通路の開口部形状は、通常、矩形状であるので、パッキン材およびスライドドアの形状もこの開口部形状に対応した矩形状になっている。そのため、スライドドアの摺動方向の両端位置においては、スライドドアの摺動方向の端部がその幅方向の全長にわたってパッキン材の表面に一度に圧接する(食い込む)という現象が発生する。
【0006】
この結果、スライドドアの作動力がドア摺動方向の両端部で急激に増大するという不具合が生じる。また、スライドドアの摺動方向の端部が幅方向の全長にわたってパッキン材の表面に一度に圧接する(食い込む)ので、パッキン材に無理な力が加わりやすい。その結果、パッキン材の傷つきが発生し、スライドドアのロックやシール不良が起こりやすい。
【0007】
さらに、スライドドアをエアミックスドアとして用いる場合には、ヒータコアのバイパス通路の全閉時(最大暖房時)からバイパス通路を開放する際に、バイパス通路の開口面積が一度に急増し、バイパス通路を通過する冷風量が急増する。同様に、ヒータコアの空気通路全閉時(最大冷房時)からヒータコアの空気通路を開放する際に、ヒータコア空気通路の開口面積が一度に急増し、ヒータコアを通過する温風量が急増する。
【0008】
そのため、スライドドアの移動量に対して、最大暖房時および最大冷房時の近傍にて車室内への吹出空気温度が急激に変化する温度制御特性となり、吹出空気温度を制御しにくいという不具合が生じる。
本発明は上記点に鑑みてなされたもので、第1には、スライドドアを用いた空気通路開閉装置において、安定的なシール作用を得るとともに、ドア作動力の急増を抑制して、スライドドアをスムースに操作できるようにすることを目的とする。
【0009】
また、本発明は第2には、スライドドアをエアミックスドアとして用いる車両用空調装置において、最大冷房時から最大暖房時にわたって、スライドドアの移動量に対して直線的に吹出空気温度を良好に制御できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、ケース(11)内に、空気通路(13b、14)の開口形状に沿ってパッキン材(17)を配置し、このパッキン材(17)の表面に沿って摺動して、空気通路(13b、14)の開閉を行うスライドドア(15)をケース(11)内に備え、スライドドア(15)の摺動方向の端部に傾斜面(15b〜15e)を形成し、この傾斜面を、スライドドア(15)の平面方向からみた傾斜面傾斜面(15b、15c)としたことを特徴としている。
【0011】
これによると、ケース(11)側に配置されたパッキン材(17)をスライドドア(15)の外周部で弾性的に押圧して、空気通路(13b、14)全閉時のシール作用を安定的に発揮できるとともに、スライドドア(15)が摺動方向の両端位置に近接する際、ドア摺動方向端部の傾斜面(15b〜15e)によりドア摺動方向端部がパッキン材(17)の表面に少しづつ接触する。そのため、ドア摺動方向の端部がパッキン材(17)の表面に一度に急激に圧接する(食い込む)という現象が発生しない。
【0012】
その結果、パッキン材(17)に無理な力を加えることなくスライドドア(15)をスムースに操作できる。従って、パッキン材(17)の傷つきによる、スライドドア(15)のロックやシール不良といった不具合を回避できる。
また、傾斜面を、スライドドア(15)の平面方向からみた傾斜面(15b、15c)とすることにより、ドア摺動方向端部とパッキン材(17)との接触面積を平面方向からみて徐々に拡大してスライドドア(15)をスムースに操作できる。
【0013】
さらに、請求項2記載の発明では、請求項1に記載の空気通路開閉装置を車両用空調装置に備え、スライドドア(15)を、加熱用熱交換器(13)の空気通路(13b)を通過する温風と加熱用熱交換器(13)のバイパス通路(14)を通過する冷風との風量割合を調整するエアミックスドアとして用いることを特徴としている。
【0014】
これによると、加熱用熱交換器(13)のバイパス通路(14)の全閉時(最大暖房時)からバイパス通路(14)を開放する際、バイパス通路(14)の開口面積を徐々に増加させることができる。同様に、加熱用熱交換器(13)の空気通路(13b)の全閉時(最大冷房時)から空気通路(13b)を開放する際に、空気通路(13b)の開口面積を徐々に増加させることができる。
【0015】
その結果、バイパス通路(14)や空気通路(13b)の開口面積急増に伴う車室内吹出空気温度の急変を防止して、スライドドア(15)の移動量に対して、最大冷房時から最大暖房時にわたって直線的な特性とすることができ、車室内への吹出空気温度の制御が容易となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。図1は本発明を適用する車両用空調装置の空調ユニット10部の一例を示すもので、空調ユニット10は樹脂製の空調ケース11を有し、この空調ケース11内の下方側に蒸発器(冷却用熱交換器)12を配置している。この蒸発器12はその熱交換コア部12aを空気が車両上下方向に通過するように、略水平方向に配置されており、冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を空気から吸熱して空気を冷却する。
【0017】
図示しない送風ユニットからの送風空気は、空調ケース11内の下端部に流入し、この下端部から送風空気は矢印Aのように上方へ流れる。ここで、空調ユニット10は例えば、車室内前部の計器盤内側部位で、車両左右方向の略中央部に配置され、一方、送風ユニットは車室内前部の計器盤内側で、助手席側の部位にオフセット配置される。
【0018】
そして、空調ケース11内において、蒸発器12の上方側に、所定の間隔を開けて、ヒータコア(加熱用熱交換器)13が水平方向に配置されている。このヒータコア13は車両エンジンからの温水(冷却水)を熱源として空気を加熱するもので、ヒータコア13の熱交換コア部13aを空気は下方から上方へと流れる。また、空調ケース11内においてヒータコア13の側方(図1の左側)にはヒータコア13をバイパスして冷風が流れるバイパス通路14が形成されている。
【0019】
空調ケース11内において、蒸発器12とヒータコア13との中間部位には、スライドドア15が水平方向(矢印B方向)に摺動可能に配置されている。このスライドドア15は、本例では、ヒータコア13を通過する温風とバイパス通路14を通過する冷風との風量割合を制御して、車室内への吹出空気温度を制御するエアミックスドア(温度制御手段)としての役割を果たす。
【0020】
なお、図1では、スライドドア15が矢印B方向の最も左側に位置して、バイパス通路14を全閉し、ヒータコア13の熱交換コア部13aの空気通路13bを全開する最大暖房状態を示している。スライドドア15が矢印B方向の最も右側に位置すると、バイパス通路14を全開し、ヒータコア13の熱交換コア部13aの空気通路13bを全閉する最大冷房状態となる。
【0021】
スライドドア15は図2に示すように樹脂製の平板状の形状である。この平板状スライドドア15の下面部には、図1に示すようにドア摺動方向Bに沿って延びる直線状ギヤ(ラック)15aが1箇所または複数箇所、一体成形で設けられている。そして、空調ケース11内において、図1左右方向の中央部で、スライドドア15の下方側に円形のギヤ(ピニオン)16が配置され、このギヤ16が上記ギヤ15aにかみ合う。これにより、ギヤ16の回転がスライドドア15の矢印B方向への直線運動に変換される。
【0022】
ギヤ16は回転軸16aに一体に設けられており、この回転軸16aは空調ケース11に回転可能に支持されている。この回転軸16aの一端部は空調ケース11の外部へ突出して、サーボモータ等を用いた回転駆動装置(図示せず)に連結されている。なお、スライドドア15の駆動機構として、上記のラック、ピニオンを用いた歯車機構の代わりに適宜のリンク機構等を用いることができる。
【0023】
一方、スライドドア15の上方側には、弾性材シール用のパッキン材17が配置され、空調ケース11の内壁部に固着されている。このパッキン材17は、適宜の弾性材(例えば、発泡ウレタンのような多孔質弾性材)から図3に示す平面形状に成形されている。
パッキン材17の外周縁部17aはヒータコア13の下側の空気通路13bの部位からバイパス通路14の部位にわたって、空調ケース11内壁の全周に配置される。図3において、17bはヒータコア13の熱交換コア部13aの空気通路13bに空気を流すためのヒータコア用開口部で、17cはバイパス通路14に空気を流すためのバイパス通路用開口部である。17dはこの両開口部17b、17cの仕切り部である。このように、パッキン材17はケース11内の空気通路13b、14の開口形状に沿った形状となっている。
【0024】
また、スライドドア15の下方側にも、シール用のパッキン材18が配置され、空調ケース11の内壁部に固着されている。このパッキン材18も上記パッキン材17と同様の材質、同様の形状からなり、スライドドア15が最大暖房状態にあるときのバイパス通路14の全閉シール作用、およびスライドドア15が最大冷房状態にあるときの、ヒータコア空気通路13bの全閉シール作用を向上させるためのものである。
【0025】
すなわち、上述した最大暖房状態(図1の最左端位置)および最大冷房状態(図1の最右端位置)にあるときには、スライドドア15が上側のパッキン材17の外周縁部17aおよび仕切り部17dに、ある程度の圧力で密着(圧着)するとともに、スライドドア15が下側のパッキン材18にもある程度の圧力で密着(圧着)することにより、バイパス通路14またはヒータコア空気通路13bを確実に全閉する。なお、図1では、パッキン材18の形状として、パッキン材17の仕切り部17dに相当する部分を持たない形状を図示しているが、パッキン材18にも同様の仕切り部を設けてもよい。
【0026】
次に、本実施形態では、空調ケース11において、ヒータコア13の空気流れ下流側部位(車両上方部位)に形成された壁面19によりヒータコア13からの温風が図1の右側から左側へ方向変更して流れ、バイパス通路14の空気流れ下流側部位(車両上方部位)に位置する空気混合部20にて、温風と冷風が混合する。そして、この空気混合部20からの温度調整された空調風は、次の各吹出開口部に分配される。
【0027】
すなわち、21は空調ケース11において車両後方側(乗員寄り)に配置されたセンターフェイス開口部、22はサイドフェイス開口部、23はデフロスタ開口部、24はフット開口部である。25は第1モードドアで、センターフェイス開口部21への通路と、デフロスタ開口部23およびフット開口部24への通路とを開閉する平板状ドアである。26は第2モードドアで、デフロスタ開口部23への通路とフット開口部24への通路とを開閉する平板状ドアである。なお、サイドフェイス開口部22は、第1、第2モードドア25、26の操作位置と関係なく、全吹出モードで常に、空気混合部20と連通し、空調風が流入する。
【0028】
次に、本実施形態におけるスライドドア15の具体的形状について図4、図5により説明する。図4は図2のD視によるドア平面図であり、(a)は比較例のドア平面形状であり、ドア摺動方向Bの端部がドア摺動方向Bに対して直交している矩形状15f、15gとなっている。
これに反し、図4の(b)〜(f)は本発明によるドア平面形状であり、ドア摺動方向Bの端部がいずれも平面方向からみてドア摺動方向Bに対して所定角度で傾斜する傾斜面15b、15cとなっている。すなわち、図4(b)は端部が山形に傾斜した凸形状の傾斜面15b、15cをなしている。図4(c)は端部が山形凹形状の傾斜面15b、15cをなしている。
【0029】
そして、図4(d)は端部の幅方向の隅部に傾斜面15b、15cを形成している。図4(e)は端部が互いに逆方向に傾斜した傾斜面15b、15cを形成し、ドア全体の平面形状が台形になっている。最後に、図4(f)は端部が互いに同方向に傾斜した傾斜面15b、15cを形成し、ドア全体の平面形状が平行四辺形になっている。
【0030】
さらに、図5は図2のC−C矢視断面図で、ドア摺動方向Bの端部の断面形状を示す。図5(a)は比較例であり、傾斜面を持たない矩形の断面形状15h、15iになっている。これに対して、図5(b)、(c)は本発明による断面形状、すなわち、側面方向からみた端部形状であり、図5(b)では、端部の断面形状が一方向に傾斜したテーパ状の傾斜面15d、15eになっている。また、図5(c)では、端部の断面形状が山形の凸形状の傾斜面15d、15eをなしている。
【0031】
次に、スライドドア15の摺動方向端部に上記のごとき傾斜面15b、15c、15d、15eを形成することによる利点について説明すると、スライドドア15は、パッキン材17、18の間において、水平方向(矢印B方向)に摺動することにより、パッキン材17の両開口部17b、17cの開閉、すなわち、ヒータコア13の空気通路13bとバイパス通路14を開閉(開口面積の調整)する。これにより、ヒータコア13で加熱される温風の風量とバイパス通路14を通過する冷風との風量割合を調整する。
【0032】
そして、最大暖房時には、スライドドア15が図1の左端位置に摺動する。その際に、スライドドア15の左端部が図4(b)〜(f)による平面形状の傾斜面15b、15c、および図5(b)、(c)による断面形状の傾斜面15d、15eの両方、若しくは片方を有することにより、スライドドア15の左端部と、上下のパッキン材17、18との接触面積が小さな状態から徐々に拡大していく。同様に、最大冷房時においても、スライドドア15の右端部と、上下のパッキン材17、18との接触部位が小さな状態から徐々に拡大していく。
【0033】
その結果、最大暖房時および最大冷房時に、スライドドア15の摺動方向Bの端部がその幅方向の全長にわたってパッキン材17、18の表面に一度に急激に圧接する(食い込む)という現象(図4(a)、図5(a)の比較例で起きる現象)が発生しない。従って、スライドドア15の作動力がドア摺動方向Bの両端部で急激に増大することがない。
【0034】
また、スライドドア15の摺動方向Bの両端部が幅方向の全長にわたってパッキン材17、18のシール面に一度に圧接する(食い込む)ことがないので、パッキン材17、18に無理な力が加わらない。その結果、パッキン材17、18の損傷を防止してスライドドア15のロックやシール不良を防止できる。特に、図5(b)、(c)による断面形状の傾斜面15d、15eを形成することにより、スライドドア15の端部15b、15cをパッキン材17、18の間にスムースに挿入できるので、パッキン材17、18の損傷をより一層効果的に防止できる。
【0035】
さらに、スライドドア15を本実施形態のごとくエアミックスドアとして用いる場合には、ヒータコア13のバイパス通路14の全閉時(最大暖房時)からバイパス通路14を開放する際、およびヒータコア空気通路13bの全閉時(最大冷房時)からヒータコア空気通路13bを開放する際に、図4(a)の比較例の場合には、スライドドア15による通路開口面積が図6(a)の斜線部Xに示すように急増する。
【0036】
これに対し、本発明による図4(b)のドア平面形状によると、ドア移動量が同一でも、スライドドア15による通路開口面積が図6(b)の斜線部Yに示すように大幅に減少できる。その結果、ドア移動量と車室内への吹出空気温度との関係が本発明によると、図7の特性T1 のごとく直線的となり、吹出空気温度の制御が容易となる。しかし、図4(a)の比較例によると、図7の特性T2 のごとく最大暖房時および最大冷房時から温度制御域に移行する際にそれぞれ吹出空気温度が急変するので、吹出空気温度の制御がしにくくなる。
(他の実施形態)
なお、上記の実施形態におけるスライドドア15の摺動方向Bの端部の平面方向からみた傾斜面15b、15cを複数に分割された傾斜形状にしてもよいこともちろんである。
【0037】
また、上記の実施形態では、スライドドア15の上下両側にパッキン材17、18を配置しているが、下方側のパッキン材18は、ヒータコア空気通路13bとバイパス通路14の全閉時のシール作用に対して補助的なものであるから、必ずしも必要ではなく、廃止することも可能である。
また、上記の実施形態では、平板状の第1、第2モードドア25、26を用いて、吹出開口部21、23、24の開閉を行うようにしているが、この平板状の第1、第2モードドア25、26の代わりに、スライドドア15を用いて吹出開口部21、23、24の開閉を行うようにしてもよい。
【0038】
さらに、本発明によるスライドドア15を車両用空調装置の内外気切替ドア等に適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を適用する車両空調装置の要部を断面図示する側面図である。
【図2】図1におけるスライドドアとパッキン材との配置関係を示す斜視図である。
【図3】図1、2のパッキン材の形状を示す斜視図である。
【図4】(a)〜(f)は比較例および本発明によるスライドドアの平面形状を示す平面図である。
【図5】(a)〜(c)は比較例および本発明によるスライドドアの端部断面図で、図2のC−C断面を示す。
【図6】(a)、(b)は比較例および本発明によるスライドドアの開口面積の説明図である。
【図7】比較例および本発明によるスライドドアの温度制御特性図である。
【符号の説明】
11 ケース
13 ヒータコア(加熱用熱交換器)
13b 空気通路、
14 バイパス通路
15 スライドドア
15b〜15e 傾斜面
17 パッキン材
Claims (2)
- 空気通路(13b、14)を形成するケース(11)と、
前記ケース(11)内に、前記空気通路(13b、14)の開口形状に沿って配置されたパッキン材(17)と、
前記パッキン材(17)の表面に沿って摺動して、前記空気通路(13b、14)の開閉を行うスライドドア(15)を備え、
前記スライドドア(15)の摺動方向の端部に傾斜面(15b〜15e)を形成し、
前記傾斜面は、前記スライドドア(15)の平面方向からみた傾斜面(15b、15c)であることを特徴とする空気通路開閉装置。 - 請求項1に記載の空気通路開閉装置を備え、前記スライドドア(15)は、加熱用熱交換器(13)の通路(13b)を通過する温風と前記加熱用熱交換器(13)のバイパス通路(14)を通過する冷風との風量割合を調整するエアミックスドアであることを特徴とする車両用空調装置。
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