JP3915138B2 - 照明器具および演出照明システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は姿勢制御機構を備えた照明器具およびこれを用いた演出照明システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
TVスタジオ、舞台などの演出照明を行う場合、演出内容に応じて照明器具の姿勢、光量、配光などを変える。光量を変える一般的な方法は、電子的な調光による。これはサイリスタを使った位相制御で光源に供給する電力を制御することによって調光を行う。
【0003】
従来、スタジオ、舞台などの調光システムは、各照明器具に対する調光ユニットを集中して副調整室など別室に配置するのが一般的である。
【0004】
これに対して、各照明器具に対応する調光ユニットを照明器具に隣接してスタジオ、舞台に直接分散配置する方式も提案されている。この方式は、全照明器具に対して一定電圧を供給すればよいので、配電系を簡素化でき、しかも調光ユニットを集中配置する副調整室のような場所が不要であるから、省スペースを図ることができるため、近時注目されつつある。
【0005】
しかしながら、照明器具と調光ユニットとが近接したとはいうものの、両者は別体であり、装置がそれなりに大きくなるという問題がある。
【0006】
そこで、上記分散配置のより一層の合理化のために、本発明者は一般用の照明器具のように調光ユニットを照明器具内に配設することを考えた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、調光ユニットのような電子的な制御手段は熱に弱く、照明器具内の配置場所によっては光源の発する熱で制御手段の電子部品が損傷したり、制御手段が誤動作したりするおそれがある。演出照明用の照明器具は前述のように都度姿勢を制御するので、ある姿勢では制御手段は問題がなくても別の姿勢では制御手段の受熱量が増加してしまうという問題がある。
【0008】
本発明は、照明器具本体の姿勢に応じて制御手段を選択して所要の制御を行えるようにした照明器具およびこれ用いた演出照明システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を達成するための手段】
請求項1の発明の照明器具は、照明器具本体と;照明器具本体の姿勢を制御する姿勢制御機構と;照明器具本体の異なる部位に分散して配設され択一的に照明器具を制御する複数の制御手段と;照明器具本体の姿勢を感知する姿勢感知手段を含み、姿勢感知手段の動作に応じて制御手段を選択する選択手段と;を具備していることを特徴としている。
【0010】
本発明および以下の請求項の各発明において、特に指定しない限り、用語の定義は次による。
【0011】
照明器具は、姿勢制御機構を有していればよく、演出用に限定されない。しかしながら、本発明は演出用の照明器具に好適であって、スポットライト、フラッドライトおよびウオールウオッシヤライトなど各種の演出用照明器具に適応する。
【0012】
姿勢制御は、チルト制御、パン制御およびローテイト制御の少なくとも一部だけ、任意の組合せ、またはこれら全部が可能であればよい。特にチルト制御は温度に対する影響が大きいので、より効果的である。
【0013】
姿勢制御機構とは、動力を用いて姿勢を制御する他に、手動で制御するものを含む。そして、上記のいずれにおいても現場で制御することが許容され、また前者においては遠隔制御に適している。
【0014】
制御手段は、照明器具の制御をするものであれば何でもよく、電子的調光手段、光源が高圧放電ランプの場合の電子的点灯回路などであることを許容する。また、制御手段の数は通常同種のものが2個あれば所期の効果を発揮することができるが、場合により3個以上の任意個数であることを許容する。また、制御手段は、照明器具本体の内部または外部あるいは内部および外部に跨って配置されていることを許容し、互いに分散していればよい。択一的に照明器具を制御するとは、複数の制御手段のうち特定の一つを照明器具を制御するために作用させるという意味である。
【0015】
選択手段は、照明器具を制御するために作用する制御手段を複数の制御手段の中から選ぶための手段であって、自動的に選択する。そして、照明器具の姿勢を直接または間接的に認識することで、作用するのに最適な制御手段を選択することができる。照明器具の姿勢を認識は、照明器具の温度、位置などを検出することによって行うことができる。すなわち、姿勢感知手段を用いて照明器具の姿勢を感知する。そして、姿勢感知手段がその姿勢を感知することで、その姿勢のときに適当な制御手段を選択することができる。
【0016】
温度を検出して姿勢を認識するには、たとえば予め制御手段ごとに温度センサを配設しておく。この場合、ある姿勢において最も温度検出出力を発した温度センサを演算により認識すればよい。演算は、温度センサの出力を直接比較演算するアナログ演算、温度センサの出力をA/D変換してからデジタル比較器によるデジタル演算、またはマイコンなどを用いたプログラムによる演算によって行うことができる。また、必要に応じて温度センサ1個を各制御手段に対して共通に配設して、照明器具内の主として熱対流を検出することによって、照明器具の姿勢を認識するようにしてもよい。温度センサは、制御手段の中に組み込んでもよいし、外表面に取り付けてもよいし、または制御手段の近傍に離間して配設されてもよい。温度センサを制御手段の中に組み込む場合、温度センサは制御手段の配線基板に実装してもよいし、制御手段の半導体パワーデバイスの放熱フィンに取り付けてもよい。
【0017】
位置を検出して姿勢を認識するには、照明器具の姿勢制御軸の回転角度を検出する角度検出の他に、重力の作用方向を検出するもの、さらには両者を組み合わせたものも含まれる。
【0018】
そうして、本発明においては、照明器具の使用時の姿勢に対して温度が最も低くなる制御手段を選択して作用させるので、制御手段の過熱と、過熱によって生じる回路部品の損傷や誤動作とを回避できる。
【0019】
本発明の照明器具の第1の態様は、照明器具本体と;照明器具本体の姿勢を制御する姿勢制御機構と;照明器具本体の異なる部位に分散して配設され択一的に照明器具を制御する複数の制御手段と;照明器具本体の姿勢に応じて制御手段を選択する選択手段と;外部から操作信号を受信して操作信号に応じて制御手段を制御する操作信号受信手段と;を具備していることを特徴としている。
【0020】
第1の態様は外部から操作信号を受信して操作信号に応じて制御手段を制御するように構成されている点に特徴がある。
【0021】
操作信号とは、少なくとも制御手段の制御内容を指定する信号を含む。必要ならば、照明器具の姿勢や制御手段の選択に関する信号を含ませることもできる。
【0022】
外部とは、照明器具から見て外部のことをいい、TVスタジオ、舞台などではたとえば調整室のような場所であることを許容する。
【0023】
受信とは、有線または無線の通信を受信するの意味である。無線は電波、音波、超音波、赤外線などの通信媒体を利用することができる。
【0024】
信号の形式としては、スタジオでは一般的になっているデジタルマルチプレックス時分割伝送方式の一種であるDMX512のパケット信号を使用することができる。この信号形式では、各照明器具はアドレスの機能をする順番が指定され、制御信号は繰り返し送信される。照明器具は自己の順番の信号を受信して制御内容にしたがって照明器具を制御する。しかし、所望により他の種々の信号形式をも許容する。
【0025】
第1の態様では、操作信号受信手段は各制御手段ごとに設けることを含むが、必須ではなく、共通化することができる。
【0026】
本発明の照明器具の第2の態様は、照明器具本体と;照明器具本体の姿勢を制御する姿勢制御機構と;照明器具本体に装置された光源と;照明器具本体の異なる部位に分散して配設され択一的に照明器具を制御する複数の制御手段と;照明器具本体の姿勢に応じて制御手段を選択する選択手段と;を具備していることを特徴としている。
【0027】
第2の態様は、光源をも構成要素としている点に特徴がある。光源としては、白熱電球、高圧放電ランプなど任意の光源を用いることができる。
【0028】
請求項2の発明の照明器具は、照明器具本体と;照明器具本体の姿勢を制御する姿勢制御機構と;照明器具本体の異なる部位に分散して配設され択一的に照明器具を制御する複数の制御手段と;複数の制御手段に制御信号を供給する制御信号供給手段と;制御手段および制御信号供給手段の間に介在して照明器具本体の姿勢を感知する姿勢感知手段を含み、姿勢感知手段の動作に応じて所定の制御手段に対して制御信号を択一的に供給させる選択手段と;を具備していることを特徴としている。
【0029】
本発明は、複数の制御手段が常時並列的に接続されていて、選択手段が照明器具本体の姿勢を感知する姿勢感知手段を含み、姿勢感知手段の動作に応じて最適の制御手段を選択すると、制御信号供給手段が選択された最適の制御手段に対して制御信号を供給するから、選択された制御手段のみが作用する。したがって、パワー系の接続を切り換えなくてよいので、制御手段の切換が簡単である。
【0030】
本発明の照明器具の第3の態様は、第1および第2の発明、第1および第2の態様のいずれか一の照明器具において、姿勢制御機構は、少なくともチルト制御を行えることを特徴としている。
【0031】
第3の態様において、チルトは照明器具の鉛直面内の傾きを意味する。チルトの角度を制御して変えることにより、制御手段の温度変化がかなり大きく変化する。したがって、本発明はチルト制御の機能を有する照明器具において特に顕著な効果を奏する。しかし、本発明はチルト制御においてのみ効果を奏するものではなく、それ以外の姿勢制御においてもそれぞれ効果を奏する。
【0032】
チルト制御は、遠隔制御によって自動的に変化させても、手動で制御してもよい。
【0033】
本発明の照明器具の第4の態様は、第1および第2の発明、第1ないし第3の態様のいずれか一の照明器具において、姿勢制御機構は、チルト制御、パン制御およびローテイト制御を行えることを特徴としている。
【0034】
本発明において、パンは水平面内の照明器具の光照射方向の回転をいう。またローテイトは光軸を中心とする回転をいい、たとえばバーンドアを装着している場合に、ローテイトさせることにより配光を変化させることができる。本発明のように、チルト、パンおよびローテイトをそれぞれ制御することにより、照明方向および配光を自在に制御することができる。近時、姿勢を調光と同時に遠隔的に制御することが行われるようになってきたが、本発明はこのような自動姿勢制御に好適である。しかし、本発明は手動で行うものであってもよく、所期の効果を奏することができる。
【0035】
本発明の照明器具の第5の態様は、第1および第2の発明、第1ないし第4の態様のいずれか一の照明器具において、制御手段は、光源を調光する電子的調光手段であることを特徴としている。
【0036】
照明器具に電子的調光手段を組み込むことにより、演出照明システムのより一層の省スペースおよび現場での作業の容易化を達成することができるが、照明器具は主として光源からの発生熱によって照明時に高温になる部分が多いので、電子的調光手段をどのような姿勢においても温度の問題なく配設しようとすると、照明器具本体を非常に大形にするか、特別の冷却手段を必要とするために、照明器具の大形化または高価化は免れない。
【0037】
しかしながら、第5の態様によれば電子的調光手段を複数分散して照明器具本体に配設し、最も温度の低い位置にあるか、または温度的に問題のない位置にある調光手段を選択して作用させることにより、照明器具を大形化しなくて済むし、また特別な冷却手段を必要とすることもない。しかし、第5の態様は冷却手段の採用を否定するものではなく、適度の冷却手段の採用は第5の態様においてもむしろ好ましいものである。なお、電子的調光手段とは、電子デバイスによって調光制御することをいい、サイリスタなどのパワーデバイスを用いることができる。
【0038】
本発明の照明器具の第6の態様は、第2の態様の照明器具において、光源は、高圧放電ランプであり;制御手段は、高圧放電ランプの電子的点灯回路である;ことを特徴としている。
【0039】
【0040】
本発明の照明器具の第7の態様は、第5の態様の照明器具において、電子的調光手段は、手動で調光度を設定することが可能であることを特徴としている。
【0041】
第7の態様では、照明器具の調光度を手動で、したがって照明器具の位置において必要な調光度に都度設定するもので、このような場合においても制御手段を複数分散配置して、適当な制御手段を選択させることができる。
【0042】
本発明の照明器具の第8の態様は、第2の発明の照明器具において、姿勢感知手段は、温度感知手段であることを特徴としている。
【0043】
第8の態様は、姿勢感知を温度を感知して行うもので、この場合に温度感知手段は制御手段ごとに配設してもよいし、共通のものを配設して照明器具の温度分布を判断するようにしてもよい。
【0044】
本発明の照明器具の第9の態様は、第2の発明の照明器具において、姿勢感知手段は、位置感知手段であることを特徴としている。
【0045】
第9の態様は、照明器具の位置を感知することにより姿勢を感知するもので、位置を感知するには、照明器具本体の姿勢制御軸の角度を感知する角度センサ、所定の姿勢になったときの位置に応動するリミットスイッチ、重力の作用方向を感知する重力センサなどを用いることができる。
【0046】
本発明の照明器具の第10の態様は、第1の態様の照明器具において、操作信号受信手段は、照明器具指定信号および制御内容指定信号を受信する機能を有していることを特徴としている。
【0047】
第10の態様は、共通の通信媒体たとえば共通の制御信号線を使用する場合に効果的である。照明器具側の操作信号受信手段において自己に対する操作信号であることを照明器具指定信号すなわちアドレスによって判別し、そのときは制御内容信号を受信して制御手段をその内容に応じて制御すればよい。したがって、多数の照明器具を共通の通信媒体を使って個別に、またはグループ別に、さらには必要ならパターン別に制御することができる。
【0048】
本発明の演出照明システムは、第1および第2の発明、第1ないし第10の態様のいずれか一の複数の照明器具と;各照明器具に給電する電源装置と;を具備していることを特徴としている。
【0049】
本発明は、TVスタジオ、舞台を始め各種の演出照明に適応する。
【0050】
本発明の演出照明システムの第1の態様は、第1または第2の態様の複数の照明器具と;各照明器具に給電する電源装置と;各照明器具に対する操作信号を生成する操作指令部と;各照明器具および操作指令部の間を信号的に連絡する通信媒体と;を具備していることを特徴としている。
【0051】
第1の態様において、操作指令部は機能的に操作を指令するものであればどのように構成されていてもよい。しかし、通常のスタジオ、舞台などにおける調整室に設置されている調光操作卓は本発明の操作指令部に相当する。
【0052】
従って第1の態様は、調整室を備えたTVスタジオ、舞台の演出照明に最適である。
【0053】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0054】
図1は、本発明の照明器具の第1の実施形態を示す正面図である。
【0055】
図2は、同じく側面図である。
【0056】
図3は、同じく平面図である。
【0057】
各図において、1は照明器具本体、2はバトンである。
【0058】
照明器具本体1は、バトン2に吊り下げる吊持部1a、吊持部1aの下に接続したパン機構部1b、パン機構部1bに接続したアーム部1c、アーム部1cの下端部に回動自在すなわちチルト制御可能に支持された胴部1dおよび胴部1dの前面に配設された前面枠1eからなっている。
【0059】
パン機構部1bは、内部にモータおよび減速歯車機構が内蔵されていて、遠隔的にパン制御できるように構成されている。
【0060】
アーム部1cは、胴部1dを支持している他に、内部にモータおよび減速歯車機構を内蔵していて、遠隔的にチルト制御ができるように構成されている。
【0061】
胴部1dの内部には、光源、反射板、集光レンズなどが所定の位置関係に配設されている。また、後述する複数の制御手段が内蔵されている。
【0062】
前面枠1eは、内部にモータおよび減速歯車機構が内蔵されていて、遠隔的にローテイト制御できるように構成されているとともに、後述するバーンドアを装着できるようになっている。
【0063】
したがって、上記照明器具は、少なくとも姿勢制御についてはパン、チルトおよびローテイトの全てをそれぞれ遠隔制御することができるもので、現場での照明器具の姿勢仕込作業を大幅に省力できる。
【0064】
図4は、本発明の照明器具の第1の実施形態の断面図である。
【0065】
図において、図1〜3と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。3は光源、4a、4bは複数の制御手段、5は選択手段、6は集光レンズである。
【0066】
光源3は、白熱電球または高圧放電ランプである。
【0067】
制御手段4a、4bは、光源が白熱電球の場合は電子的調光手段であり、高圧放電ランプの場合は電子的点灯回路である。電子的点灯回路は、調光機能が付与されている。そして、一方の制御手段4aは、胴部1d内の後部の下側に、また他方の制御手段4bは同じく上側にそれぞれ分散して配設されている。
【0068】
選択手段5は、各制御手段4a、4bに対して共通であり、本実施形態では重力よって位置を感知する重力センサが用いられている。
【0069】
集光レンズ6は、胴部1dの前端部近傍に配設されている。
【0070】
なお、図示してないが、必要に応じて反射板が光源の背方に配設され、また冷却ファンなどの冷却手段も適宜配設される。
【0071】
次に、作用について説明する。
【0072】
照明器具本体1の胴部1dはアーム部1cによりチルト制御可能に支持されていることは前述したが、矢印で示すように180゜回動でるようになっている。胴部1dが図示の位置にあるときは、制御手段4aが下側であり、したがって相対的に温度が低い。図示の位置から180゜回動すると、今度は制御手段4bが下側になるので、相対的に温度が低くなる。以上の中間位置においても基本的には相対的に下側の制御手段の温度が低くなる。選択手段5は、胴部1dの位置の変化すなわち照明器具の姿勢の変化を重力の作用方向の変化からこれを感知する。詳細は後述する。
【0073】
図5は、本発明の照明器具の第1の実施形態に使用されるバーンドアを示す正面図である。
【0074】
図において、7a、7bはバーンドア、7cは枠体である。すなわち、枠体7cの四辺に大小のバーンドア7a、7bが開閉自在に枢着されており、枠体7cを図1〜3に示す前面枠に装着するように構成されている。
【0075】
バーンドアは、これを適宜角度に開閉することにより照明器具の配光を制御することができる。しかも、前面枠内の回転機構によりローテイト制御することにより、配光を回転変化させることができる。
【0076】
図6は、本発明の照明器具の第2の実施形態を示す概念図である。
【0077】
図において、61は吊り軸、62はケース、63は光源、64は反射板、65は調整機構、66はフレネルレンズ、67a、67bは複数の制御手段である。
【0078】
吊り軸61は、図示しないバトンから吊り下げれる。
【0079】
ケース62は、その前面に開口があり、開口にフレネルレンズ67が配設されている。
【0080】
光源63は、白熱電球で、ソケット63aに装着されている。
【0081】
反射板64は、その焦点位置に白熱電球が位置するように配設される。
【0082】
調整機構65は、ケース62に対して回転可能に支持された送りねじ棒65a、送りねじ棒65aにねじ込まれた送り台65bおよび送りねじ棒65aのケース62の外側に露出している端部に固着したノブ65cとから構成されている。上記ソケット63aおよび反射板64はともに送り台65bの上に固定されている。以上説明の各部分によって照明器具本体68を構成している。
【0083】
制御手段67a、67bはケース62の底面の外部において、底面の前部と後部に分離して配設されている。
【0084】
次に、作用について説明する。
【0085】
図6において、照明器具本体68がフレネルレンズ66が下になる姿勢すなわち下向きの場合、制御手段67bは光源63より上になるから、温度が高くなる。これに対して、制御手段67aは光源63より下になるから、温度が低い。
【0086】
したがって、図示しない選択手段により制御手段67aを選択すれば、温度の問題はない。
【0087】
反対に、照明器具本体68が上向き点灯の場合、制御手段67aは温度が高くなるが、制御手段67bは温度が低いから、選択手段によって制御手段67bを選択すればよい。
【0088】
図7は、本発明の照明器具の第1の実施形態における制御手段の第1の回路配置を示す回路図である。
【0089】
図において、3は光源、4a、4bは複数の制御手段、71は交流電源、72は通信媒体、73は通信インターフェイス、74は制御信号発生手段、75は選択手段である。
【0090】
【0091】
通信媒体72は伝送線からなり、複数の照明器具および操作指令部(図示しない。)に対して共通に設置されている。そして、操作指令部からは照明器具ごとに照明器具指定信号(アドレス信号)と操作内容信号とが送信され、各照明器具で同時に受信される。
【0092】
通信インターフェイス73は、操作信号送信手段から送信された信号を受信して自己の照明器具指定信号を識別してその信号に付帯する操作内容信号を受け入れる。このようにして受信した操作内容信号を解読して制御信号発生手段74に入力する。
【0093】
制御信号発生手段74は、操作内容信号に応じた制御信号を発生し、これを制御手段4aおよび4bのうち、選択手段75によって選択された方へ制御入力する。
【0094】
図8は、図7の選択手段を示す概念図である。
【0095】
選択手段75は、位置感知手段75aからなり、位置感知手段75aは容器75a1内に一対の固定接点75a2、75a3を離間対向して配設し、これらの固定接点75a2、75a3の中間に重力の作用に応じて変位する可動接点75a4を配設して構成されている。
【0096】
図7に再び戻って説明を続ける。図7において制御手段4bが上で、制御手段4aが下に位置していると仮定する。このような状態では、制御手段4aは温度が低く、また制御手段4bは温度が高い。
【0097】
そうして、選択手段75は、上述の仮定のもとでは、その位置感知手段75aの可動接点75a4が重力によって下方へ変位し、固定接点75a2に接触する。このため、制御信号発生手段74の出力端は温度が低い制御手段4aの制御入力端子に接続するから、制御手段4aは作用して照明器具を所定に制御する。制御手段4aが調光手段であるとすれば、光源3をたとえば位相制御して調光点灯する。
【0098】
これに対して、他方の制御手段4bは選択手段75によってその制御入力端子が開放されるから、制御のためには作用しない。制御手段4a、4bが並列接続しているから、作用しない制御手段4bにも電源電圧が印加されているが、制御信号が入力されなければ、その制御手段の位置の関係で温度が高くても問題にはならない。
【0099】
図9は、本発明の照明器具の第1の実施形態における第2の回路配置を示す回路図である。
【0100】
図において、図7と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。この回路配置は位置感知手段75aを含む選択手段75によって複数の制御手段4a、4bを択一的に交流電源71と光源3との間に接続するようにした点で図7と相違している。すなわち、制御手段4a、4bをリレー75bを介して交流電源71と光源3との間に接続し、リレー75bを位置感知手段75aで制御する構成である。
【0101】
そして、制御手段4a、4bの制御端子はそれぞれ制御信号発生手段74および通信インターフェイス73を介して通信媒体72に接続している。
【0102】
本回路配置の作用について説明する。
【0103】
制御手段4a、4bには同時に制御信号が供給される。しかし、制御手段4a、4bのいずれか一方にしか電源が供給されないから、選択手段によって選択された方のみが作用することができる。
【0104】
そうして、図において制御手段4bが下と仮定したときに、位置感知手段75aがリレー75bの図において上のコイルを付勢するため、リレー75bは制御手段4bを光源3の制御のために作用させる。
【0105】
図10は、本発明の照明器具の第3の実施形態における回路配置を示す回路図である。
【0106】
図7と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。本回路配置は、選択手段75’の姿勢感知手段が温度感知手段75’A、75’Bからなる点において特徴がある。すなわち、選択手段75’は、制御手段4aの温度を感知するように配設された温度感知手段75’Aと、制御手段4bの温度を感知するように配設された温度感知手段75’Bとを備えている。
【0107】
次に作用について説明する。
【0108】
図の上下が照明器具の姿勢に応じた上下と仮定する。制御手段4aの温度は低いから、温度感知手段75’Aの出力も小さい。反対に制御手段4bの温度は高いから、温度感知手段75’Bの出力は大きい。この状態では、選択手段75’は制御手段4bの制御端子に対するゲートを閉じるので、制御手段4bは作用しない。
【0109】
これに対して、選択手段75’は制御手段4aの制御端子に対するゲートを開くので、制御手段4aは作用する。
【0110】
図11は、本発明の照明器具の第3の実施形態における温度感知手段の回路図である。
【0111】
温度感知手段は、サーミスタ111と抵抗器112とからなる分圧器の抵抗器112の端子電圧を出力とする構成である。すなわち、温度が高いと、サーミンスタサーミスタ111の抵抗が小さくなり、分圧器の出力が増加する。
【0112】
図12は、選択手段の温度感知手段を除く部分を示す回路図である。
【0113】
選択手段75’は、比較器75’a、インバータ75’bおよびアンドゲート75’c、75’dからなる。比較器75’aの+端子は75’Bに、−端子は75’Aに、それぞれ接続している。比較器75’aの出力端子はインバータ75’bとアンドゲート75’cの一方の入力端子とに接続している。図10の制御信号発生手段74の出力端子が両方のアンドゲート75’c、75’dの他方の入力端子に接続している。インバータ75’bの出力端子はアンドゲート75’dの他方の入力端子に接続している。
【0114】
次に、回路動作を説明する。
【0115】
温度感知手段75’Bの温度が高くなってその出力が増加すると、比較器75’aは出力1を生じる。この出力はそのままアンドゲート75’cに1を入力するが、他方のアンドゲート75’dへはインバータ75’bによって反転されて0が入力する。一方、制御信号発生手段74に出力を生じると、各アンドゲート75’cおよび75’dの他方の入力端子に入力する。その結果、アンドゲート75’cに出力を生じるが、アンドゲート75’dには出力が生じない。そのため、アンドゲート75’cは制御手段4aの制御入力へのゲートが開かれて制御信号が入力し、制御手段4aを作用させる。
【0116】
【0117】
図13は、本発明の照明器具において高圧放電ランプを光源とする場合の電子的点灯回路を示す回路図である。
【0118】
図において、131は交流電源、132は整流手段、133は降圧チョッパ、134は始動回路、135は高圧放電ランプ、136はランプ電圧検出手段、137はランプ電流検出手段、138は制御回路、139は調光制御手段である。
【0119】
整流手段132は平滑回路を有していない。
【0120】
降圧チョッパ133はスイッチング手段133aと平滑回路133bとからなる。平滑回路133bは負荷回路に直列に接続されたインダクタ133b1、インダクタ133b1の負荷側において負荷と並列関係に接続されたコンデンサ133b2、およびインダクタ133b1のスイッチング側において負荷と並列的に接続され、かつスイッチング手段と逆極性に接続されたダイオード133b3からなる。
【0121】
始動回路134には、通常この種の高圧放電ランプを始動するのに使用される既知の始動回路を使用することができる。
【0122】
高圧放電ランプ135は、希ガス放電ランプ、メタルハライドランプまたは高圧水銀ランプなどの使用を許容し、集光性からは短アークタイプのランプが望ましい。
【0123】
ランプ電圧検出手段136は、高圧放電ランプ135と並列に接続されている。
ランプ電流検出手段137は、高圧放電ランプ135と直列に接続されている。
【0124】
そして、両検出手段136、137の検出出力は分圧器139cにより加算されて制御手段138に制御入力する。
【0125】
制御回路138は、降圧チョッパ133のスイッチングをランプ電圧およびランプ電流の加算された検出出力に応じて高圧放電ランプ135に対する電力の供給を定電力的に制御する。
【0126】
調光制御手段139は、上記分圧器139cを一部短絡するように配設されたスイッチ手段139a、スイッチ手段139aを制御するフォトカプラ139bを含んでなる。
【0127】
次に、作用について説明する。
【0128】
降圧チョッパ133は、数10KHzの高周波でスイッチングし、制御回路138はランプ電力を高圧放電ランプ135に対して定電力的に供給するようにスイッチング手段133aをPWM制御する。フォトカプラ139bは非調光時にオフしている。そのため、スイッチ手段139aはオンしている。この状態で分圧器139cから制御手段138に高圧放電ランプ135を定格で点灯すなわち非調光点灯をするのに必要な制御入力が行われる。これにより、高圧放電ランプ135は非調光点灯となる。
【0129】
さて、高圧放電ランプ135を調光する場合は、フォトカプラ139bを作動させる。フォトカプラ139bが作動すなわちオンすると、スイッチ手段139aがオフされる。これにより、分圧器139cの出力の一部短絡が解除されるため、制御手段138に対する制御入力が増加し、スイッチング手段133のPWMにおけるオンデューティを減少させるので、高圧放電ランプ135は調光点灯に移行する。フォトカプラ139aによる調光制御をスイッチング手段133のスイッチング周波数の約10分の1ないし約100分の1程度の周波数でスイッチ手段を断続的にオン、オフすることにより、十分滑らかな調光を行うことができる。そして、調光度は調光制御手段139のスイッチ手段139aのオンデューティを帰ることにより任意に設定することができる。すなわち、オンデューティを大きくしていくにしたがって、調光を深くしていくことができる。
【0130】
図14は、本発明の演出演出システムの一実施形態を示す回路図である。
【0131】
図において、141は分電盤、142は複数の照明器具、143は幹線電路、144は分岐電路、145は操作指令部たとえば操作卓、146は通信媒体たとえば伝送線である。
【0132】
分電盤141は、交流電源から負荷である各照明器具142に対して電源を供給する。
【0133】
各照明器具142は、幹線電路143および分岐電路144を介して分電盤141に接続される。そして、既述の実施形態のいずれかの構成を備えている。
【0134】
操作指令部145は、通信媒体146を介して各照明器具142に連絡している。そして、操作指令部145は各照明器具142に対して選択的に調光およびまたは姿勢制御信号を送出するように構成されている。
【0135】
【発明の効果】
第1および第2の発明によれば、照明器具本体が姿勢を変えても姿勢感知手段の動作に応じて温度的に問題のない制御手段を選択することによって所要の制御を行えるようにした照明器具を提供することができる。したがって、本発明の照明器具は演出用に好適である。
【0136】
第2の発明によれば、加えて制御手段は常時並列的に接続されているから、電力回路を切り換える煩わしさのない照明器具を提供することができる。
【0137】
本発明によれば、第1および第2発明の照明器具の効果を有する演出照明システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明器具の第1の実施形態を示す正面図
【図2】同じく側面図
【図3】同じく平面図
【図4】本発明の照明器具の第1の実施形態の断面図
【図5】本発明の照明器具の第1の実施形態に使用されるバーンドアを示す正面図
【図6】本発明の照明器具の第2の実施形態を示す概念図
【図7】本発明の照明器具の第の実施形態における制御手段の第1の回路配置を示す回路図
【図8】図7の選択手段を示す概念図
【図9】本発明の照明器具の第1の実施形態における第2の回路配置を示す回路図
【図10】本発明の照明器具の第3の実施形態における回路配置を示す回路図
【図11】本発明の照明器具の第3の実施形態における温度感知手段を示す回路図
【図12】本発明の照明器具の第3の実施形態における選択手段の温度感知手段を除く部分を示す回路図
【図13】本発明の照明記具において高圧放電ランプを光源とする場合の点灯回路の一例を示す回路図
【図14】本発明の演出照明システムの一実施形態を示す回路図
【符号の説明】
1…照明器具本体
3…光源
4a、4b…複数の制御手段
5…選択手段
Claims (4)
- 照明器具本体と;
照明器具本体の姿勢を制御する姿勢制御機構と;
照明器具本体の異なる部位に分散して配設され択一的に照明器具を制御する複数の制御手段と;
照明器具本体の姿勢を感知する姿勢感知手段を含み、姿勢感知手段の動作に応じて制御手段を切り換える選択手段と;
を具備していることを特徴とする照明器具。 - 照明器具本体と;
照明器具本体の姿勢を制御する姿勢制御機構と;
照明器具本体の異なる部位に分散して配設されるとともに、常時互いに並列的に接続されていて照明器具を制御する複数の制御手段と;
複数の制御手段に制御信号を供給する制御信号供給手段と;
制御手段および制御信号供給手段の間に介在して照明器具本体の姿勢を感知する姿勢感知手段を含み、姿勢感知手段の動作に応じて所定の制御手段に対して制御信号を択一的に供給させる選択手段と;
を具備していることを特徴とする照明器具。 - 姿勢感知手段は、温度感知手段であることを特徴とする請求項1または2記載の照明器具。
- 請求項1ないし3のいずれか一記載の複数の照明器具と;
各照明器具に給電する電源装置と;
を具備していることを特徴とする演出照明システム。
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