JP3794656B2 - 店舗用照明制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は調光用照明装置を用いて自然光(昼光)と人工光の総合照明制御を行う照明制御システムに係り、特に小型で施工性,操作性に優れた店舗用照明制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、建物の巨大化に伴い部屋の奥行きが深くなり、長時間の裁縫や精密工作等の作業を行うのに必要な照度、即ち基準昼光率である
300lx を下回る部分が増えたため、昼間の室内で昼光照明を補助するための人工照明が常時点灯される状況が増えてきている。
【0003】
昼光率は窓から離れると急速に低下し、ある程度のところまで下がると、以降は穏やかに低下するようになる。このため、従来より、オフィスや店舗等においては、例えば、窓からある程度離れた場所では人工照明を常時点灯させておき、窓付近の人工照明については、全天空照度(室外の明るさ)を光センサにより計測して、その結果に基づいて照明を点灯したり消灯したり或いは調光することで明るさの制御を行っている。また、このような照明制御は、調光用照明装置を用いて行われるのが普通である。
【0004】
一方、周知の通り、前述のような調光用照明装置を用いた従来の照明制御装置として、以下に示すものが既に実用化されている。即ち、
[1]電源位相制御方式 (2線式調光用照明装置)
[2]電源位相制御伝送方式 (2線式調光用照明装置)
[3]高周波定電流電源方式 (C.T.による結合)
[4]時分割多重伝送式制御方式(専用調光端末器)
[5]タイマーと光センサーとリモコンリレーの組み合わせによる方式 (段調光)
[6]調光器による方式 (標準のスイッチボックス取付け)
などによるものである。
【0005】
次に、これらについて簡単に説明を行う。
図8および図9は従来の照明制御装置の例を示したブロック図である。
【0006】
図8(a)は電源位相制御方式(上記[1])による調光用照明装置を用いた照明制御装置である。この照明制御装置は、トライアックを備えた制御装置1と、電源供給手段2と、点灯回路3および3’と、ランプ4および4’と、により構成される。
【0007】
以上の如くに構成された照明制御装置において、制御装置1は、図示しない光センサ等により構成される調光制御信号供給手段から供給される調光制御信号uに基づき、電源供給手段2より供給される交流波形(電源)に、同図に示す如くに位相制御(例えば、電圧波形のtで示す期間電圧をドロップさせる)を施し、点灯回路3および3’に供給する電力量(積分値)を変化させることにより、ランプ4および4’に対する調光制御を行う。
【0008】
次に、図8(b)は、電源位相制御伝送方式(上記[2])による調光用照明装置を用いた照明制御装置である。この照明制御装置は、トライアックおよび位相制御データを生成する手段を備えた制御装置6と、電源供給手段2と点灯回路5および5’と、ランプ4および4’と、により構成される。
【0009】
以上の如くに構成された照明制御装置において、制御装置6は、図示しない光センサ等により構成される調光制御信号供給手段から供給される調光制御信号uに基づき、電源供給手段2より供給される交流波形(電源)を、同図に示す如く位相制御するかしないかでデータ(図では1100)を生成する。そして、点灯回路5および5’は、供給された交流波形(電源)よりデータを取り出し、これに基づいて点灯周波数を変化させ、ランプ4および4’に供給する電力量を変化させることにより、ランプ4および4’に対する調光制御を行う。尚、位相制御データの生成は、電源電圧にロスが発生することのないようにして行われる。
【0010】
次に、図8(c)は、高周波定電流電源方式(上記[3])による調光用照明装置を用いた照明制御装置である。この照明制御装置は、周波数を変換(高周波変換)する手段と出力電流を一定(所定値)に保持する手段とを備えた制御装置7と、電源供給手段2と、点灯回路3および3’と、ランプ4および4’と、により構成される。
【0011】
以上の如くに構成された照明制御装置において、制御装置7は、電源供給手段2より供給される交流電源の周波数を例えば 40kHzに高周波変換すると共に、図示しない光センサ等により構成される調光制御信号供給手段から供給される調光制御信号uに基づいて電流値を決定して出力し、カレントトランスCT1およびCT2を介して点灯回路3および3に’電源(定電流)を供給する。これにより、ランプ4および4’に供給される電力量をコントロールすることにより、前記ランプ4および4’に対する調光制御を行う。
【0012】
ところで、上記3方式による照明制御装置では、前記各制御装置は直接または間接に調光のための制御を行うが、一方で同時に照明装置(ランプ)に供給する電力制御も行っている。これにより、前記各制御装置は相当の発熱を伴うこととなり、盤構造をとらざるを得ない。このため、前記各制御装置(照明制御装置)が大型化してしまうという問題がある。
【0013】
次に、図8(d)は、時分割多重伝送式制御方式(上記[4])による調光用照明装置を用いた照明制御装置である。この照明制御装置は、例えば、スタートビット,アドレスデータ,並びに照度データにより構成される制御データ9を生成する手段を備えた制御装置8と、電源供給手段2と、装置アドレス11および前記制御データ9を処理する機能を備えた点灯回路12と、制御装置8および点灯回路12間を接続する信号線10と、ランプ4と、により構成される。
【0014】
以上の如くに構成された照明制御装置において、制御装置8は、図示しない光センサ等により構成される調光制御信号供給手段から供給される調光制御信号uに基づき、同図に示す如くの制御データ9を生成し、信号線10に出力する。そして、点灯回路4は、自己(装置アドレス)宛の制御データ9を信号線10より取り込み、前記制御データ9から前記照度データを取り出し、これに基づいてランプ4に供給する電力量を変化させることにより、ランプ4に対する調光制御を行う。尚、前記信号線10には複数の装置アドレスを有する点灯回路が接続されていて、制御装置8が信号線10に出力する制御データ9中のアドレスを指定することにより所望の点灯回路に対して調光制御を行うことが可能である。
【0015】
しかしながら、上記方式による照明制御装置では、調光のための制御(例えば制御信号を出力する動作)機能と、照明装置(ランプ)に供給する電力制御機能を別々に行うようにしている。即ち、前者の機能を制御装置に後者の機能を点灯回路にそれぞれ持たせている。このため、既述の3方式による照明制御装置が有する欠点はクリアできるものの、時分割多重伝送のための新たな手段(機能)、即ち、伝送用主装置や端末器等が必要となる。
【0016】
具体的には、例えば、前記制御装置に時分割多重伝送機能(通信機能)を持たせ、前記点灯回路に端末器としての機能(通信機能)を持たせる必要が生じる。この方式によると、きめ細かなエリアにおける調光制御には非常に有利である。が、前述の通り例えば制御装置および点灯回路に時分割多重伝送機能(通信機能)を追加する必要が生じ、コスト高になるという欠点がある。
【0017】
次に、図9(a)は、タイマーと光センサーとリモコンリレーの組み合わせによる方式(上記[5])による調光用照明装置を用いた照明制御装置である。この照明制御装置は、電源供給手段2と、例えば定格照度の50%,70%,及び100%の三段階の段調光を行う点灯回路13および13’と、ランプ4および4’と、照度を測定し照度レベルに応じて前記三段階調光の内の1つを自動で指定する光センサ16’と、光センサ制御器16と、ユーザが操作することにより前記三段階調光の内の何れか1つを指定するリモコンスイッチ17と、前記光センサ制御器16またはリモコンスイッチ17の指定に基づいてスイッチを切り替えるリモコンリレー14と、リモコンリレー14の開閉を行うための電力を供給するトランス15と、により構成される。
【0018】
以上の如くに構成された照明制御装置において、リモコンリレー14は、光センサ制御器16により、またはリモコンスイッチ17(ユーザ)により指定された調光レベルに該当するスイッチを例えば閉とする。これにより、点灯回路13および13’は、前記指定された調光レベルに応じた電力量を、ランプ4および4’に対して供給する。これにより、前記ランプ4および4’に対する段調光制御が行われる。
【0019】
しかしながら、上記方式による照明制御装置では、トランスやリモコンリレー等を要し、これらが盤に納められるため装置が大型化してしまう。また、調光が飛び石的(段調光)に行われるため、細かな照明照度の調整が不可能であることに加え、きめ細かな省エネを図るには不十分であるといった欠点がある。
【0020】
次に図9(b)は、調光器による方式(上記[6])による調光用照明装置を用いた照明制御装置である。この照明制御装置は、例えばボリュームダイアルの回転角度によりユーザより指定された照明照度をPWM信号に変換して出力する調光器19と、電源供給手段2と、点灯回路18および18’と、ランプ4および4’と、により構成される。
【0021】
以上の如くに構成された照明制御装置において、ユーザが所望の(最適な)照明照度を得ようとして、調光器19のボリュームダイアルを回すと、前記ボリュームダイアルの回転角度に対応したPWM信号が点灯回路18および18’にそれぞれ供給される。点灯回路18および18’は入力されたPWM信号に基づいてランプ4および4’に供給される電力量を変化させ、これにより、調光制御を行う。
【0022】
しかしながら、上記方式による照明制御装置では、手動により調光制御を行う場合が主であり、省エネ効果やユーザにとっての快適な調光制御を行うためには操作が大変であるといった欠点がある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
上記の如く、従来の照明制御装置では、段調光のため省エネ効果が十分に得ることができなかったり、盤構造により施工性が悪く装置が大型化してしまう傾向にあり、小型化可能な装置構成にするとコストアップが生じてしまうといった問題(欠点)があった。
【0024】
本発明は、省エネ効果が得られ、かつ制御装置を小型に構成可能な店舗用照明制御装置を提供することを目的とするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の店舗用照明制御装置は、取付手段を備えた標準スイッチボックスと;各系統の照明装置の調光レベルを設定する設定部、少なくとも設定部により設定されたデータに基づいて各系統毎のPWMの調光制御信号を調光信号出力部に出力する制御部、制御部から出力された各系統毎のPWMの調光制御信号を電流増幅して出力する調光信号出力部、表面側に配置され、調光レベルを設定するスイッチおよび調光レベルを数値で表示する表示部、ならびに設定部、制御部、調光信号出力部および表示部に電源を供給する電源部を配設し標準のスイッチボックスに収納可能に構成された筐体と;調光信号出力部より出力される調光制御信号を伝送する系統以上の信号線と;各系統毎の信号線に2台以上接続され、PWMの調光制御信号を処理する機能を備えた点灯回路を有する照明装置と;を具備したことを特徴とする。
【0026】
請求項2の発明は、請求項1記載の店舗用照明制御装置において、照度レベルを検出する少なくとも1台の光センサを具備し、電源部は光センサに電力を供給し、制御部は、設定部により設定されたデータと光センサからの照度レベル信号に基づいて調光信号出力部を制御する調光制御信号を出力することを特徴とする。
【0027】
請求項の発明は、請求項1または2記載の店舗用照明制御装置において、筐体への電源入力、および調光制御信号出力は、筐体の裏面側に配設されたネジ無し端子を介してなされることを特徴とするものである。
【0028】
請求項1ないし記載の発明によれば、電源部,調光信号出力部,設定部,制御部,調光レベルを設定するスイッチおよび調光レベルを数値で表示する表示部を筐体に配設し、筐体を例えば標準スイッチボックスに取り付け可能な構成としたことにより、調光レベルの設定が数値表示で行え、安価で施工性が良く、かつ制御装置を収納する筐体を小型に構成可能な店舗用照明制御装置が得られる。
【0029】
請求項の発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の店舗用照明制御装置において、設定部は、筐体とは別箱体として形成され、設定信号を送受信する信号線で筐体と接続されていることを特徴とする。
【0030】
請求項の発明は、請求項記載の店舗用照明制御装置において、設定部と筐体間における設定信号の送受信は、リモコン信号によりワイヤレスで行われることを特徴とする。
【0031】
請求項および記載の発明によれば、設定部を筐体から分離して別箱体とし、遠隔操作により(筐体内の制御装置から離れて)制御装置の設定を可能としたので、設定部の分だけ制御装置のコストを下げる事が出来ると共により正確な明るさの設定が可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の照明制御装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【0033】
図1における照明制御装置は、例えば、奥行きが深く昼光照明が十分照射されない、人工照明を必要とする店舗やオフィス等の窓際,部屋の中央付近,並びに部屋の最奥部付近の少なくとも3ヶ所に、それぞれ設けられた複数の照明装置29と、照明装置29に調光制御を行うための、例えば、PWM信号等の調光制御信号を供給する制御装置21と、制御装置21に電力を供給する電源供給手段2と、照度を検出して制御装置21に供給する室内または室外の所定の位置に設けられた光センサ16と、により構成される。
【0034】
また、前記制御装置21は、前記光センサ16により検出された照度レベルをディジタル信号に変換する光センサ入力部23と、調光制御を行う時間帯を設定するタイマー部26と、調光制御内容を指定する設定部27と、前記光センサ16,タイマー部26,並びに設定部27からの出力に基づいて調光制御信号を出力する制御部24と、制御部24からの制御信号に基づいて信号線30,31,32それぞれに対して所定の調光信号(PWM信号等)を出力する調光信号出力部25と、前記電源供給手段2より電力の供給を受け、前記光センサ16,光センサ入力部23,制御部24,並びに調光信号出力部25に電源を供給する電源部22と、により構成される。
【0035】
さらに、前記照明装置29は前記PWM信号等の調光制御信号を処理する機能を備えた点灯回路28と、ランプ4と、により構成される。
【0036】
以上のように構成された照明制御装置において、室外または室内の所定の位置に設置された光センサ16により検出された照度レベルは、制御装置21を構成する光センサ入力部23でディジタル値に変換された後、制御部24に供給される。制御部24では、前記タイマー部26および設定部27により予め設定された制御内容に基づいて、光センサ入力部23より入力された照度レベルに応じ、本発明の実施の形態では、前記3本の信号線30,31,32それぞれに所定の調光信号(PWM信号等)を出力すべく、調光信号出力部25を制御する。
【0037】
そして、前記各信号線30,31,32それぞれに接続された照明装置29を構成する点灯回路28は、それぞれの信号線より供給される調光信号に基づいてランプ4に供給する電力量を変化させることにより、ランプ4に対する調光制御を行う。尚、前記光センサ16は人感センサであっても良い。また、前記各センサを複数台設けることにより、より厳密な調光制御が可能となる。
【0038】
ところで、前記照明制御装置の制御装置21は、図2に示すサポート付筐体39に収められ、スイッチボックス34内に収納され、アダプター35によりスイッチボックス34に固定され、化粧板36により体裁が整えられる。このような構成とすることにより、照明制御装置の小型を可能とし、且つ施工性を改善することができる。尚、図2は、制御装置21の実装状態を説明するための図である。
【0039】
次に、図3を参照しながら前記タイマー部26および設定部27による照明制御装置のタイマー並びに調光率の設定の方法について説明を行う。尚、図3は制御装置21が収められた筐体39の表側パネル面と裏側端子台を示した図である。
【0040】
図3(b)に示す制御装置21が収められた筐体39の裏側端子台のネジ無し端子45には、前記光センサ入力部23に照度レベルを供給する光センサ16の信号ラインと電源ラインとが接続されていて、ネジ無し端子46には前記制御装置21の電源部22に交流電源(AC100V)を供給する電源ラインが接続されていて、ネジ無し端子47には前記3系統の信号線30,31,32がそれぞれに接続されている。
【0041】
さて、前記タイマー並びに調光率の設定は図3(a)の設定パネルにて行われる。以下、設定方法の一例について説明を行う。
【0042】
タイマー、並びに調光率の設定は、設定モード切り替えスイッチ41を押下して設定モードを選択してから行われる。このスイッチを押下すると、表示部40の5つの7セグメントLED(以下端にLED)の内、左端のLEDの表示(数字)が1からEまで変化する。そして、この数字はそれぞれ次の設定モードを示す。即ち、
1 1回路目の光センサ制御上限レベル設定値 70〜100%
2 1回路目の光センサ制御下限レベル設定値 70〜100%
3 1回路目の一定調光レベル設定値 70〜100%
4 2回路目の光センサ制御上限レベル設定値 70〜100%
5 2回路目の光センサ制御下限レベル設定値 70〜100%
6 2回路目の一定調光レベル設定値 70〜100%
7 3回路目の光センサ制御上限レベル設定値 70〜100%
8 3回路目の光センサ制御下限レベル設定値 70〜100%
9 3回路目の一定調光レベル設定値 70〜100%
A 現在時刻表示 24H表示
b ONタイマ1 24H表示
C OFFタイマ1 24H表示
d ONタイマ2 24H表示
E OFFタイマ2 24H表示
となっている。
【0043】
また、セットスイッチ42は、前記1〜Eの各モードを設定後に押下する事により、各設定値が記憶される。さらに、UPスイッチ43は調光レベル設定時には5%刻みで設定値をUPし、時刻,タイマ設定時には時は1H刻みで、分は10M刻みでそれぞれUPする。そして、DOWNスイッチ44は調光レベル設定時には5%刻みで設定値をDOWNし、時刻,タイマ設定時には、時は1H刻みで、分は10M刻みでそれぞれDOWNする。
【0044】
最初に、調光率の設定例として、例えば、1回路目の光センサ上限レベルを90%に、下限レベルを70%に、一定調光レベルを80%に設定する設定方法について説明を行う。
【0045】
先ず、モードスイッチ41を何回か押下して設定モードを1(上限レベル)に設定する。そして、UPスイッチ43またはDOWNスイッチ44を何回か押下して、表示部40の5つのLEDの内の、左端から2および3番目のLEDの表示(数字)を90に設定し、セットスイッチ42を押下する。同様に、モードスイッチ41を押下して設定モードを2(下限レベル)に設定し、UPスイッチ43またはDOWNスイッチ44を何回か押下して、表示部40の5つのLEDの内の、左端から4および5番目のLEDの表示(数字)を70に設定し、セットスイッチ42を押下する。さらに、モードスイッチ41を押下して設定モードを3(一定調光レベル)に設定し、UPスイッチ43またはDOWNスイッチ44を何回か押下して、表示部40のLEDの表示(数字)を80に設定し、セットスイッチ42を押下する。
【0046】
以上により、1回路目の光センサ上限レベルを90%に、下限レベルを70%に、一定調光レベルを80%に設定する調光率設定が完了する。以下、必要に応じて、2回路目の光センサ,3回路目の光センサの設定を行うことで、調光率の設定が終了する。尚、光センサ制御を行わない場合には、上記設定で、光センサ上限レベルおよび下限レベルを共に0%若しくは同一の値に設定する。
【0047】
次に、時刻・タイマの設定で、時刻を15:20に設定する場合を例に説明を行う。
【0048】
先ず、モードスイッチ41を何回か押下して設定モードをAに設定する。そして、UPスイッチ43またはDOWNスイッチ44を何回か押下して、表示部40の5つのLEDの内の、左端から2および3番目のLEDの表示(数字)を15に設定し、セットスイッチ42を押下する。さらに、UPスイッチ43またはDOWNスイッチ44を何回か押下して、表示部40の5つのLEDの内の、左端から4および5番目のLEDの表示(数字)を20に設定し、セットスイッチ42を押下する。
【0049】
以上により、時刻・タイマの設定で、時刻を15:20に設定する時刻・タイマの設定が完了する。
【0050】
次に、例えば、上記図3(a)の設定パネルによって、1回路目の最も窓際近くに設けられた照明装置を調光制御する信号線30を流れる調光信号(PWM信号等)の上限レベル(光センサ制御上限レベル)を90%に、下限レベルを70%に、一定調光レベルを80%にそれぞれ調光率設定され、2回路目の部屋の中央部付近に設けられた照明装置を調光制御する信号線31を流れる調光信号(PWM信号等)の上限レベル(光センサ制御上限レベル)を90%に、下限レベルを75%に、一定調光レベルを85%にそれぞれ調光率設定され、3回路目の部屋の最奥部付近に設けられた照明装置を調光制御する信号線32を流れる調光信号(PWM信号等)の上限レベル(光センサ制御上限レベル)を90%に、下限レベルを80%に、一定調光レベルを90%にそれぞれ調光率設定され、タイマ設定、即ち、光センサによる調光制御を行う時間帯の設定が08:00〜16:00に設定されている場合における、前記照明制御装置の動作について説明を行う。
【0051】
図4はセンサ照度レベルと調光率の関係の一例を示した図である。
前記図1に示す如くに構成された照明制御装置において、室外または室内の所定の位置に設置された光センサ16により検出された照度レベルは、制御装置21を構成する光センサ入力部23でディジタル値に変換された後、制御部24に供給される。制御部24では、前記タイマー部26および設定部27により、前述の通りに設定された制御内容に基づいて、時刻が08:00〜16:00の間では、光センサ入力部23より入力されたセンサ照度レベルに基づいて、前記部屋の3カ所に設けられた照明装置に対して、図4に示す如くの制御下限レベルから制御上限レベルの間において、例えば、前記センサ照度レベルに反比例して調光制御が行われる。尚、前記制御下限レベルに相当するセンサ照度レベル、および前記制御上限レベルに相当するセンサ照度レベルはすでに設定されているものとする。
【0052】
即ち、窓際近くに設けられた照明装置の接続された前記信号線30には、前記調光信号出力部25より、図4の折れ線54に示す調光率に基づいた調光信号(PWM信号等)が供給され、部屋の中央部付近に設けられた照明装置の接続された前記信号線31には、前記調光信号出力部25より、図4の折れ線53に示す調光率に基づいた調光信号(PWM信号等)が供給され、部屋の最奥部付近に設けられた照明装置の接続された前記信号線32には、前記調光信号出力部25より、図4の折れ線52に示す調光率に基づいた調光信号(PWM信号等)が供給される。
【0053】
そして、前記各信号線30,31,32それぞれに接続された照明装置29を構成する点灯回路28は、それぞれの信号線より供給される調光信号に基づいてランプ4に供給する電力量を変化させる事により、ランプ4に対する調光制御を行う。即ち、窓際に近い照明装置は暗く、部屋の奥の照明は明るく点灯する。
【0054】
図5に、本発明の照明制御装置における制御装置21の回路図例を示す。
図5において、電源部22は端子38に5Vの定電圧を発生し、各処理部に供給する。また、制御部24はメモリ内蔵のマイコン50により構成され、センサー入力部23はシリアル通信にて光センサ16よりのデータを前記マイコン50に送る、A/Dコンバータ49(東芝製TC35098等)により構成され、タイマー部はRTC51により構成され、設定部27はスイッチSW1〜4と、7セグメントLED40と、前記マイコン50よりシリアル通信にてデータを受けて前記7セグメントLED40に供給し、表示制御する7セグメントLEDドライバー48(モトローラMC14489等)により構成され、調光信号出力部25は調光信号を電流増幅して出力するためのトランジスタによりそれぞれ構成される。
【0055】
以上の構成において、前記A/Dコンバータ49は前記マイコン50のCS0(チップセレクト),RXD,CLK(クロック)と接続され、マイコン50のCS0およびCLKより信号を受けると、シリアル通信にて光センサ16よりのデータをマイコン50のRXDに送る。設定部27の7セグメントLEDドライバー48はマイコン50のCS1,TXD,CLKと接続され、マイコン50のCS1およびCLKより信号を受けると、TXDより送られてくるデータに基づいて7セグメントLED40に表示する。設定部27のスイッチSW1〜4はマイコン50のDI0〜DI3にそれぞれ接続され、各スイッチがオンのときはローレベルをオフのときハイレベル(5V)を前記各DI0〜DI3に供給する。タイマー部26のRTC51はマイコン50のCS2,RXD,TXD,CLKと接続され、マイコン50のCS2およびCLKより信号を受けると、RTC51に記憶されたデータをRXDに送ると共に、TXDより送られてくるデータを記憶または表示する。調光信号出力部25の電流増幅トランジスタの各ベースにはマイコン50のDO0〜DO2よりパルス幅制御された信号(PWM信号)が供給される。
【0056】
以上の発明の実施の形態によれば、電源部,センサー入力部,設定部,調光信号出力部,並びにタイマー部を一体化し、標準スイッチボックスに取付可能な構成としたので、施工性並びに操作性が向上し、低コスト化が図れる。
【0057】
図6は本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。また、図7は本発明の第2の実施の形態の要部を示した回路図である。
図6は図1における照明制御装置の制御装置21から設定部27を分離した構成としたものである。即ち、制御装置21には設定部27を設けず、前記制御部の収められた筐体39とは別体とし、お互いを信号線33で結ぶようにする。距離を伸ばす場合には、バッファ等のノイズ対策回路を追加するようにする。
【0058】
以上のような構成とすることにより、次のような効果が得られる。即ち、装置の設定は、最初の初期設定時とメンテナンス時のみであるため、この設定部は設定者(フィールドエンジニア等)が持っていれば十分である。したがって、通常時の照明制御に不要な設定部を制御装置から切り放しても何等問題はなく、むしろ、設定部を不要とした分だけ制御装置のコストを下げる事が出来る。
【0059】
また、明るさの設定時には照明の下で、実際に照度計を見ながら作業を行うことが好ましく(前記信号線を伸ばす事で実現可能)、これにより、より正確な明るさの設定が可能となる。尚、前記制御装置と設定部とは信号線で結ばれている(通信が行われている)としたが、赤外線等によるリモコン信号を用いて通信を行うようにしてももちろん良い。
【0060】
【発明の効果】
請求項1ないし記載の発明によれば、電源部,調光信号出力部,設定部,制御部,調光レベルを設定するスイッチおよび調光レベルを数値で表示する表示部を筐体に配設し、筐体を例えば標準スイッチボックスに取り付け可能な構成としたことにより、調光レベルの設定が数値表示で行え、安価で施工性が良く、かつ制御装置を収納する筐体を小型に構成可能な店舗用照明制御装置が得られるという効果がある。
【0061】
請求項および記載の発明によれば、設定部を筐体から分離して別箱体とし、遠隔操作により(筐体内の制御装置から離れて)制御装置の設定を可能としたので、設定部の分だけ制御装置のコストを下げる事が出来ると共により正確な明るさの設定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の照明制御装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】 制御装置の実装状態を説明するための図である。
【図3】 制御装置が収められた筐体の表側パネル面と裏側端子台を示した図である。
【図4】 センサ照度レベルと調光率の関係の一例を示した図である。
【図5】 本発明の照明制御装置における制御装置の回路図例である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態の要部を示した回路図である。
【図8】 従来の照明制御装置の例を示したブロック図である。
【図9】 従来の照明制御装置の例を示したブロック図である。
【符号の説明】
2 …電源供給手段
4 …ランプ
16 …光センサ
21 …制御装置
22 …電源部
23 …光センサ入力部
24 …制御部
25 …調光信号出力部
26 …タイマー部
27 …設定部
28 …点灯回路
29 …照明装置
30〜32…信号線

Claims (5)

  1. 取付手段を備えた標準スイッチボックスと;
    各系統の照明装置の調光レベルを設定する設定部、少なくとも設定部により設定されたデータに基づいて各系統毎のPWMの調光制御信号を調光信号出力部に出力する制御部、制御部から出力された各系統毎のPWMの調光制御信号を電流増幅して出力する調光信号出力部、表面側に配置され、調光レベルを設定するスイッチおよび調光レベルを数値で表示する表示部、ならびに設定部、制御部、調光信号出力部および表示部に電源を供給する電源部を配設し標準のスイッチボックスに収納可能に構成された筐体と;
    調光信号出力部より出力される調光制御信号を伝送する系統以上の信号線と;
    各系統毎の信号線に2台以上接続され、PWMの調光制御信号を処理する機能を備えた点灯回路を有する照明装置と;を具備したことを特徴とする店舗用照明制御装置。
  2. 照度レベルを検出する少なくとも1台の光センサを具備し、電源部は光センサに電力を供給し、制御部は、設定部により設定されたデータと光センサからの照度レベル信号に基づいて調光信号出力部を制御する調光制御信号を出力することを特徴とする請求項1記載の店舗用照明制御装置。
  3. 筐体への電源入力、およびPWMの調光制御信号出力は、筐体の裏面側に配設されたネジ無し端子を介してなされることを特徴とする請求項1または2記載の店舗用照明制御装置。
  4. 設定部は、筐体とは別箱体として形成され、設定信号を送受信する信号線で筐体と接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の店舗用照明制御装置。
  5. 設定部と筐体間における設定信号の送受信は、リモコン信号によりワイヤレスで行われることを特徴とする請求項4記載の店舗用照明制御装置。
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