JP3915081B2 - ループ状止着部を有する増毛部材及びその作製方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、脱毛の初期段階である薄毛の状態で、或いはファッション性を向上させるために使用される増毛部材及びその作製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の増毛部材は、図13に示すように1本のフィラメント1が用いられ、このフィラメント1に対して垂直方向に伸びるように増毛用毛髪2が取り付けられている。この増毛部材では、図14に示すように自毛3とフィラメント1に取り付けた増毛用毛髪2との間に接着剤5を塗布して頭部4に固定するようにし、具体的には一本の自毛3の毛根部側方に一本又は二本の増毛用毛髪2を接着することにより、頭皮6に接着剤5が付着しないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、接着剤5を頭皮6に付着しないように塗布することは技術的に困難で、また、頭部4への固定強度の観点から見ても、数回の洗髪、ブラッシングや強風等を受けることにより、頭部4から比較的に簡単に外れてしまうという課題を有するものであった。また、フィラメント1に取り付けられた増毛用毛髪2はブラッシング等により一方向に毛分かれが生じて、外部からフィラメント1が視認され易いという課題もあった。
【0004】
そこで図15に示すように、1本のフィラメント1に金属製のリング体7を一定の間隔を保って結び付け、このフィラメント1にすだれ状に増毛用毛髪2を植毛するようにした増毛部材も提案されている(特開平2−264006号公報参照)。この増毛部材を頭部に固着するには、金属製のリング体7に自毛(図示せず)を通して結び付けることにより固定するようにしている。
しかし、この増毛部材を形成する場合、別部材である金属製のリング体7を一定間隔を保ってフィラメント1に結び付ける作業を要するので、作業性が悪く、さらにリング体7は金属製であるため、多少の負荷が加わっても形状変形が起こり難いので、装着後にブラッシングをすると、まともに金属のリング体7が引っ張られ、これに結び付けられた自毛が切れやすいという問題がある。さらに、金属製のリング体7は黒又は頭皮と同じ色に塗装されているが、汗、シャンプー等により塗装が剥がれやすく金属光沢により外部から視認され易いこと及び金属のために寒暖の変化に敏感で、装着時の不快感或いは剛性による違和感を与え易いという問題もあった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑み、増毛部材を形成する際の作業性を改善すると共に、増毛部材の頭部への固定を確実なものとし、且つ外部から視認され難い増毛部材及びその作製方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の本発明によるループ状止着部を有する増毛部材は、一本のフィラメントを用い、このフィラメントにて所定間隔をもって複数のループを形成すると共に、該各ループが収束しないよう各ループの基端部に結び目を形成することにより、ループを自毛に結び付ける止着部とし、少なくとも各止着部間のフィラメントに多数の増毛用毛髪を取り付けて成り、ループが一列に並んで立設されている複数の支持ピンにフィラメントを巻回することにより形成されることを特徴としている。
このフィラメントは、表面が粗面化されており、又は伸縮性を有する細糸で成っていてもよい。
前記結び目は、好ましくは第1の固い結び目と、さらにこの上に形成した第2の固い結び目とで成り、これらが緩まないよう堅固な結び目を形成している。
前記ループ間のフィラメントに取り付けた増毛用毛髪は、フィラメントに対して回動し得るようにしてもよい。
前記増毛用毛髪は、ループ間のフィラメントのみならず、好ましくは前記止着部としてのループにも取り付けられている。
また、請求項に記載のループ状止着部を有する増毛部材の作製方法は、一本のフィラメントを用い、このフィラメントの一方側と他方側を交差させて緩い結び目を作った後、一列に並んで立設されている複数の支持ピンのうち、第1の支持ピンに上記フィラメントの他方側を巻回することによりループを形成し、次いで、上記他方側を上記緩い結び目に通して収束することにより固い結び目を形成し、続いて、上記フィラメントの他方側とさらに下手側とで上記手順にて順次各段の支持ピンを用いて複数のループと結び目とを形成した後、該フィラメントを各支持ピンから取り外すことにより、収束しない複数のループ及び結び目で成る複数の止着部を形成し、最後に、多数の増毛用毛髪を少なくとも各止着部間のフィラメントに取り付けるようにしたことを特徴とする。
さらに、請求項に記載のループ状止着部を有する増毛部材の作製方法では、一本のフィラメントを用い、このフィラメントの一方側と他方側を交差させて緩い結び目を作った後、一列に並んで立設されている複数の支持ピンのうち、第1の支持ピンに上記フィラメントの他方側を巻回することによりループを形成し、次いで、該他方側を上記緩い結び目に通して収束することにより固い結び目を形成し、続いて、上記フィラメントの他方側とさらに下手側とで上記手順にて第2以降の支持ピンを用いて順次複数のループと結び目とを形成した後、多数の増毛用毛髪を少なくとも各止着部間のフィラメントに取り付け、最後に該フィラメントを各支持ピンから取り外すことにより、収束しない複数のループ及び結び目で成る複数の止着部を形成するようにしたことを特徴とする。
また、請求項に記載のループ状止着部を有する増毛部材の作製方法は、一本のフィラメントを用い、このフィラメントの一方側と他方側を交差させて第1の緩い結び目を作った後、一列に並んで立設されている複数の支持ピンのうち、第1の支持ピンに上記フィラメントの他方側を巻回することによりループを形成し、次いで、該他方側を上記第1の緩い結び目に通して収束することにより第1の固い結び目を形成し、さらに、フィラメントの上記一方側を他方側と交差させて第2の緩い結び目を作り、該第2の緩い結び目を収束することにより第2の固い結び目を形成し、続いて、上記フィラメントの他方側とさらに下手側とで上記手順にて順次各段の支持ピンを用いて複数のループと結び目とを形成した後、該フィラメントを各支持ピンから取り外すことにより、収束しない複数のループ及び結び目で成る複数の止着部を形成し、最後に、多数の増毛用毛髪を少なくとも各止着部間のフィラメントに取り付けるようにしたことを特徴とする。
そして、請求項10に記載のループ状止着部を有する増毛部材の作製方法では、一本のフィラメントを用い、このフィラメントの一方側と他方側を交差させて第1の緩い結び目を作った後、一列に並んで立設されている複数の支持ピンのうち、第1の支持ピンに上記フィラメントの他方側を巻回することによりループを形成し、次いで、該他方側を上記第1の緩い結び目に通して収束することにより第1の固い結び目を形成し、さらに、フィラメントの上記一方側を他方側と交差させて第2の緩い結び目を作り、該第2の緩い結び目を収束することにより第2の固い結び目を形成し、続いて、上記フィラメントの他方側とさらに下手側とで上記手順にて第2以降の支持ピンを用いて順次複数のループと結び目とを形成した後、多数の増毛用毛髪を少なくとも各止着部間のフィラメントに取り付け、最後に該フィラメントを各支持ピンから取り外すことにより、収束しない複数のループ及び結び目で成る複数の止着部を形成するようにしたことを特徴とする。
請求項乃至10に記載の増毛部材の作製方法において、前記ループ及び結び目に対し、前記第1の支持ピンに前記フィラメントの他方側を巻回した状態で該フィラメントの溶融温度より低温で加熱することにより形状固定処理を行うようにしてもよい。
また、請求項又は10に記載の増毛部材の作製方法において、前記結び目は、前記第2の緩い結び目を形成した後で、前記フィラメントの他方側をさらに一回以上該第2の緩い結び目に巻回し、これを収束することにより前記第2の固い結び目を形成するようにしてもよい。
【0007】
上記構成により、一本のフィラメントを使用し、結び目と収束することのない複数のループをこのフィラメントで作製することができ、この複数のループに自毛を通して結ぶことにより、増毛作業が簡単に行える。またフィラメントに取り付けた増毛用毛髪は、一定間隔で設けられているループが堰の役目を果たすことで横方向のずれが規制される。さらに、フィラメントに伸縮性を有する素材を使用すれば、ブラッシングによって増毛部材が過度に引っ張られた時でも、ループに結ばれている自毛が切れるのを防ぐことができる。また、上記結び目を二重或いはそれ以上で形成することにより、長期間にわたって緩みやループの収束が生じない。なお、フィラメントに取り付けられた増毛用毛髪をこのフィラメントの回りで回動可能とすれば、自毛とのミックスが容易となる。
【0008】
したがって、増毛部材の作製に当たり作業性が改善されると共に、増毛部材の頭部への固定を確実なものとすることができ、毛分かれ等を防いで外部から視認され難くすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明による増毛部材及びその作製方法の好適な実施の形態を説明する。図1乃至図10は本発明に係る増毛部材10を作製する手順を示している。
最初に、1本のフィラメント1を準備する。このフィラメント1として、例えばナイロン製の細糸(好ましくは、直径0.165mmのテグス1号)を用い、このフィラメント1に、後述する所定間隔でループと結び目とを順次形成する。使用するフィラメント1は露見しないようなるべく細い糸を用い、頭髪或いは頭皮と同色系の黒色、乳白色、肌色等に着色されたものが好適である。
図1に示すように、1本のフィラメント1の基端側(すなわち、符号1aで示す一方側)と下手側(すなわち、符号1bで示す他方側)とを把持して、これらを交差させて第1の輪11を作り、図2に示すように他方側1bを輪の中に挿入して第1の緩い結び目12とした後、図3に示すように、引き出したフィラメント1の他方側1bを、ループ形成用の支持ピン22に巻回する。
【0010】
この支持ピン22は、図11に示すように、基台21上に一定の間隔を隔てて複数本が直線状に立設され、本発明の増毛部材10のループを形成するための治具20を構成している。これらの支持ピン22は本実施例では直径約1mmで、それぞれ約1cmの間隔をおいて所定数設けられている。
【0011】
この治具20の支持ピン22を用い、1本のフィラメント1の他方側1bをこの支持ピン22に巻回して、上記第1の緩い結び目12内に他方側1bを挿入し(図4参照)、この他方側1bを強く引っ張って該第1の緩い結び目12を支持ピン22側へ収束することにより、図5に示すように第1の固い結び目13が形成される。これにより、支持ピン22に巻回された状態で自毛固着用のループ14が形成されることになる。従って、このループ14は支持ピン22の直径と同径の大きさに形成される。
このようにして第1の固い結び目13を形成すれば、この結び目13が緩むようなことは殆ど回避され、またループ14が収束することもないので、本発明の増毛部材10として十分な使用に耐え得るものであるが、好ましくは結び目をより強固にするために、本発明実施例ではさらに以下の手順を付加している。
【0012】
即ち、図6に示すように、フィラメント1の他方側1bを一方側1aに巻いて第2の輪15を作り、この第2の輪15に他方側1bを差し入れてさらに2巻き16に巻回する(図7参照)。そして、この他方側1bを引っ張ることにより、図8に示すように第2の輪15は支持ピン22側へ収束して第2の固い結び目17が形成される。
【0013】
次に、第2番目の支持ピン22を用いて第2のループ14及び結び目17を形成していく。この場合、図1乃至図8で示し且つ説明した作業を繰り返すことになるが、先ずフィラメント1の上記他方側1bよりさらに下手側1c(図8に示す。)を該他方側1bに巻いて第1の緩い結び目12を作った後(図2参照)、第2の支持ピン22にフィラメント1の上記下手側1cを巻回して(図3参照)第1の緩い結び目12に挿入し(図4参照)、さらにこれを収束することにより第1の固い結び目13を形成すると共に、ループ14が形成され(図5参照)、以下、図6〜図8の手順により、フィラメンメト1の上記下手側1cを用いて最終的に第2の固い結び目17を形成する。
【0014】
このようにして、順次、3番目〜n個の支持ピン22を用いて、フィラメント1に所定数n個のループ14と結び目17を形成した後、ループ形成用治具20の各支持ピン22からフィラメント1の各ループ14を抜き取ると、図9に示すように結び目17を有するn個のループ14付きのフィラメント1が作製されることになる。
このループ14は、フィラメント1の両端を強く引っ張っても収束することはなく、結び目17も緩むことはない。
ここで、もし、図2に示すような所謂ひと結びと呼ばれている結び方を2回繰り返すことによりループを形成した場合では、フィラメントの両端を強く引っ張るとループの径は次第に収束して潰れてしまうことになり、本発明では適用できない。従って、少なくとも図1〜図5に示すようにして第1の固い結び目13を形成することが、ループ14を収縮させないために必須である。
【0015】
尚、上記した実施例のような表面が平滑なナイロン糸等に代えて、予め表面加工を施した粗面のフィラメントを用いれば、結び目の緩みが一層生じ難く好適である。
【0016】
図10は図9に示すループ付きフィラメントに増毛用毛髪2を取り付けることによって作製した、本発明に係る増毛部材10の一例を示したものである。
フィラメント1への増毛用毛髪2の取付けは、フィラメント1にループ14と結び目13,17とを形成した後に行うが、該ループ14及び結び目13,17の形成に用いた治具20を利用して増毛用毛髪の取付作業を行うことができる。すなわち、ループ14及び結び目13,17を形成後、続いてこのフィラメント1を治具20に係着したままで増毛用毛髪の取付作業を行い、完了後治具20から取り外すことにより、完成した増毛部材10を得ることができる。またはこれに代えて、ループ14と結び目13,17とを形成したフィラメント1を、この治具20から取り外した後、専用の植毛具を用いてこのフィラメント1への増毛用毛髪2の取付作業を行ってもよい。
【0017】
上述のようにして作製された増毛部材10には、1本のフィラメントに例えば直径約1mmのループ14がそれぞれ約1cmの間隔を隔てて直線状に適宜の個数配置されると共に、フィラメントの隣り合うループ14,14の間に例えば約60本の増毛用毛髪2が取り付けられる。この増毛用毛髪2は通常、使用者の自毛と同色に着色した人工毛或いは天然毛髪が用いられる。ファッション性を意図した増毛の場合は、金,銀,緑等適宜の色彩の増毛用毛髪2をフィラメントに取り付け得ることは言うまでもない。
【0018】
図10に示すように、増毛用毛髪2はループを有するフィラメント1の配設方向に対して垂直方向にみの毛状に整列して取り付けられていると共に、フィラメント1に対して僅かに緩く縛り付けられ、回動可能となっている。
【0019】
次に、図12を用いて、本発明に係るループ状止着部を有する増毛部材10の作用を説明する。
図12は本発明に係る増毛部材10を頭部4に取り付けた状態を示す図であり、増毛部材10の止着部を構成するループ部14はその近傍に生えている複数本の自毛3により結び付けられている。さらに、この実施例では、フィラメント1に取り付けた増毛用毛髪2と同様の毛髪2がこのループ14にもピンポイント状に取り付けられ、これによりループ部14が視認されるのが防止される。また、所望により結び目17にも増毛用毛髪2を取り付け得るのは勿論である。
ここで、フィラメント1として伸縮性を有する細糸を用いれば、ブラッシングなどによる負荷がかかっても、ループ14が伸長することにより、ループ14に結び付けた自毛3の切れを防ぐことができる。また、増毛用毛髪2をフィラメント1に対して垂直方向に回動可能に取り付ければ、ブラッシングにより容易に毛髪2を立たせることができ、自毛3とのブレンドが簡単に行える。
【0020】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、増毛部材の頭部への固定が簡単な作業で確実に行うことができ、毛分かれ等を防ぐことにより外部から視認され難いという優れた効果を有する。また、本発明の増毛部材の作製方法によれば、1本のフィラメントを用い、このフィラメントにより自毛固定用のループと結び目とが連続して、一体的にしかも簡単に形成されることができ、形成されたこれらループや結び目が緩んだり収縮したりすることがなく、違和感なく頭部への固着作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る増毛部材のループ部の作成手順を示す図であり、第1の輪の形成段階の斜視図である。
【図2】本発明に係る増毛部材の第1の緩い結び目を形成する段階を示す図である。
【図3】本発明に係る増毛部材のループ形成の第1段階を示す図である。
【図4】本発明に係る増毛部材のループ形成の第2段階を示す図である。
【図5】本発明に係る増毛部材の第1の固い結び目を形成する段階を示す図である。
【図6】本発明に係る増毛部材の第2の輪を形成する手順を示す図である。
【図7】本発明に係る増毛部材の第2の輪への巻回手順を示す図である。
【図8】本発明に係る増毛部材の第2の固い結び目を形成する段階を示す図である。
【図9】本発明に係る増毛部材のループ及び結び目を形成した状態の斜視図である。
【図10】本発明により完成した増毛部材の斜視図である。
【図11】本発明に係る増毛部材の作製用治具を示す斜視図である。
【図12】本発明に係る増毛部材を自毛へ固着した状態を示す斜視図である。
【図13】従来の増毛部材を示す斜視図である。
【図14】従来の増毛部材の一部拡大図である。
【図15】従来の他の増毛部材を示す図である。
【符号の説明】
1 フィラメント
1a フィラメントの一方側
1b フィラメントの他方側
1c フィラメントの下手側
2 増毛用毛髪
3 自毛
4 頭部
6 頭皮
10 増毛部材
11 第1の輪
12 第1の緩い結び目
13 第1の固い結び目
14 ループ
15 第2の輪
17 第2の固い結び目
20 治具
21 基台
22 支持ピン

Claims (13)

  1. 一本のフィラメントを用い、このフィラメントにて所定間隔をもって複数のループを形成すると共に、該各ループが収束しないよう各ループの基端部に結び目を形成することにより、該ループを自毛に結び付ける止着部とし、少なくとも各止着部間のフィラメントに多数の増毛用毛髪を取り付けて成り、
    上記ループが、一列に並んで立設されている複数の支持ピンに上記フィラメントを巻回することにより形成されることを特徴とする、ループ状止着部を有する増毛部材。
  2. 前記一本のフィラメントの表面が粗面化されていることを特徴とする、請求項1に記載のループ状止着部を有する増毛部材。
  3. 前記一本のフィラメントが伸縮性を有する細糸で成ることを特徴とする、請求項1又は2に記載のループ状止着部を有する増毛部材。
  4. 前記結び目が、第1の固い結び目とさらにこの上に形成した第2の固い結び目とで成ることを特徴とする、請求項1に記載のループ状止着部を有する増毛部材。
  5. 前記ループ間のフィラメントに取り付けた増毛用毛髪が、該フィラメントに対して回動可能であることを特徴とする、請求項1に記載のループ状止着部を有する増毛部材。
  6. 前記増毛用毛髪が、前記ループに取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載のループ状止着部を有する増毛部材。
  7. 一本のフィラメントを用い、このフィラメントの一方側と他方側を交差させて緩い結び目を作った後、一列に並んで立設されている複数の支持ピンのうち、第1の支持ピンに上記フィラメントの他方側を巻回することによりループを形成し、次いで、該他方側を上記緩い結び目に通して収束することにより固い結び目を形成し、続いて、上記フィラメントの他方側とさらに下手側とで上記手順にて順次各段の支持ピンを用いて複数のループと結び目とを形成した後、該フィラメントを各支持ピンから取り外すことにより、収束しない複数のループ及び結び目で成る複数の止着部を形成し、最後に、多数の増毛用毛髪を少なくとも各止着部間のフィラメントに取り付けるようにしたことを特徴とする、ループ状止着部を有する増毛部材の作製方法。
  8. 一本のフィラメントを用い、このフィラメントの一方側と他方側を交差させて緩い結び目を作った後、一列に並んで立設されている複数の支持ピンのうち、第1の支持ピンに上記フィラメントの他方側を巻回することによりループを形成し、次いで、該他方側を上記緩い結び目に通して収束することにより固い結び目を形成し、続いて、上記フィラメントの他方側とさらに下手側とで上記手順にて順次各段の支持ピンを用いて複数のループと結び目とを形成した後、多数の増毛用毛髪を少なくとも各止着部間のフィラメントに取り付け、最後に該フィラメントを各支持ピンから取り外すことにより、収束しない複数のループ及び結び目で成る複数の止着部を形成するようにしたことを特徴とする、ループ状止着部を有する増毛部材の作製方法。
  9. 一本のフィラメントを用い、このフィラメントの一方側と他方側を交差させて第1の緩い結び目を作った後、一列に並んで立設されている複数の支持ピンのうち、第1の支持ピンに上記フィラメントの他方側を巻回することによりループを形成し、次いで、該他方側を上記第1の緩い結び目に通して収束することにより第1の固い結び目を形成し、さらに、フィラメントの上記一方側を他方側と交差させて第2の緩い結び目を作り、該第2の緩い結び目を収束することにより第2の固い結び目を形成し、続いて、上記フィラメントの他方側とさらに下手側とで上記手順にて順次各段の支持ピンを用いて複数のループと結び目とを形成した後、該フィラメントを各支持ピンから取り外すことにより、収束しない複数のループ及び結び目で成る複数の止着部を形成し、最後に、多数の増毛用毛髪を少なくとも各止着部間のフィラメントに取り付けるようにしたことを特徴とする、ループ状止着部を有する増毛部材の作製方法。
  10. 一本のフィラメントを用い、このフィラメントの一方側と他方側を交差させて第1の緩い結び目を作った後、一列に並んで立設されている複数の支持ピンのうち、第1の支持ピンに上記フィラメントの他方側を巻回することによりループを形成し、次いで、該他方側を上記第1の緩い結び目に通して収束することにより第1の固い結び目を形成し、さらに、フィラメントの上記一方側を他方側と交差させて第2の緩い結び目を作り、該第2の緩い結び目を収束することにより第2の固い結び目を形成し、続いて、上記フィラメントの他方側とさらに下手側とで上記手順にて順次各段の支持ピンを用いて複数のループと結び目とを形成した後、多数の増毛用毛髪を少なくとも各止着部間のフィラメントに取り付け、最後に該フィラメントを各支持ピンから取り外すことにより、収束しない複数のループ及び結び目で成る複数の止着部を形成するようにしたことを特徴とする、ループ状止着部を有する増毛部材の作製方法。
  11. 前記第1の支持ピンに前記フィラメントの他方側を巻回することにより形成したループを、該フィラメントの溶融温度より低温で加熱することにより形状固定処理を行うことを特徴とする、請求項乃至10の何れかに記載のループ状止着部を有する増毛部材の作製方法。
  12. 前記フィラメントの複数のループ及び結び目に対し、該フィラメントの溶融温度より低温で加熱することにより形状固定処理を行うことを特徴とする、請求項乃至10の何れかに記載のループ状止着部を有する増毛部材の作製方法。
  13. 前記第2の緩い結び目を形成した後で、前記フィラメントの他方側をさらに一回以上該第2の緩い結び目に巻回し、これを収束することにより前記第2の固い結び目を形成するようにしたことを特徴とする、請求項又は10に記載のループ状止着部を有する増毛部材の作製方法。
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