JP3914543B2 - 挟み具 - Google Patents

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Description

本発明は調理器具で料理する際に使用され、または大皿などから料理を取り分ける際に使用される挟み具に関する。
鍋やフライパンなどの調理器具で料理をする際には、料理材料を挟んで引っくり返したり幅寄せしたりするための挟み具が重宝される。また出来上がった料理を調理器具から大皿などに移したり取り分ける際、あるいはサラダボールからサラダを取り分ける際にも同様な挟み具が使用される。
従来から一般に使用されている挟み具は、2枚の金属板を折り曲げた所謂「トング型」といわれるものである。 従来のトング型の挟み具の1例が特許文献1に開示されている。図9は特許文献1に示されている挟み具である。この挟み具1は2枚の挟み部2,2を中央部で折り曲がった細長い連結板3で連結したものであり、金属板を例えばプレス加工して作られる。
上記挟み具1で対象物を挟むには、折り曲がった連結板3を外側から手で挟むように押さえ、そのバネ作用に逆らって2枚の挟み部2,2の間隔を狭める。また挟んだ対象物を挟み部2,2から離すには連結板3を挟む手の力を緩め、そのバネ作用による自然復帰力で2枚の挟み部2,2を互いに離反させる。
特開平9−65989号公報
しかし従来の挟み具1は、折り曲がった連結板3を手で挟むように押さえていない状態、すなわち自然な状態では、そのバネ作用により2枚の挟み部2,2が互いに離反した末広がりの状態になる。そのためキッチンの戸棚や引き出しに保管する際に、比較的大きい保管スペースを必要とし、さらに泡立て器や栓抜き等の他の調理器具と絡み合って取り出す際に不便であるという問題がある。
また従来の挟み具は、対象物を挟む動作と離す動作を連結板3のバネ作用を利用して行っているので、連結板3はバネ作用が発揮できる金属板で作る必要があり、そのため2枚の挟み部2,2も金属板で一体的に作らざるを得ないという問題もある。近年、調理器具も自然志向に富んだものが好まれる傾向にあるが、従来の挟み具の構造では自然志向に富む木製とすることは困難である。
そこで本発明は、このような従来の挟み具における問題の解消を課題とし、そのための新しい構造の挟み具を提供することを目的とする。
前記課題を解決する本発明の挟み具は、先端側に挟み部12を形成した2枚の細長い把持板11と、それら把持板11の内側を対向させた状態で互いに連結するバネ体17と、把持板11の後端寄り内側の面に対向して設けられた移動溝14内に移動自在に配置され且つ上下端に鍔19を有する支点軸18とを備えている。そして、バネ体17は円形もしくは楕円形のバネ部17aとその両端に形成した端部17bにより構成され、そのバネ部17aが2枚の把持板11に対向して設けたそれぞれの貫通孔16に貫通されると共に、両端部17bが2枚の把持板11の貫通孔16より後端側の外側にそれぞれ係止される。
また、支点軸18を移動溝14の後端方向に移動させたとき、バネ体17のバネ作用により挟み部12が互いに接近し、支点軸18を移動溝14の先端方向に移動させたとき、バネ体17のバネ作用により挟み部12が互いに離反する。
上記挟み具において、支点軸18を移動溝14から更にバネ部17aの前記貫通部分まで移動自在とし、支点軸18を移動溝14における先端方向に移動させたとき、バネ体17のバネ作用により挟み部12が互いに離反し、支点軸18を移動溝14から更に前記貫通部分の方向に移動させたとき、バネ体17のバネ作用により挟み部12の離反間隔が拡大するように構成できる(請求項2)。また、これらの挟み具における把持板11は木製とすることができる(請求項3)
本発明の挟み具は、挟み部12を互いに接近させた状態でキッチンの戸棚や引き出し等へ保管することにより、その保管スペースが小さくなり、他の調理器具との絡み合いも起こらない。また挟み部12を互いに離反させることにより対象物を挟むことのできる状態になる。そしてこれら挟み部12の接近または離反動作は支点軸18を移動することによりワンタッチで行うことができる。
さらに本発明の挟み具は、把持体11、バネ体17および支点軸18の3つの部品で構成されるが、それらは簡単に分解または組み立てることができるので、例えば汚れた場合などにはそれらを分解し、各部品を隅々まで洗浄して清潔性を保つことができる。
上記挟み具において、把持体11に装着した状態の円形もしくは楕円形のバネ部17aは突起部分がないので、挟み具の使用中および保管中における安全性、および使用性能がよく意匠的にも優れる。さらにバネ部17aにより支点軸18の移動が制限されるので、支点軸18が挟み部12方向に大きく移動して外れることを防止できる。さらにバネ部17aに本来のバネ作用と支点軸18の移動制限作用を兼用させるので、挟み具の構造が簡単化する。
上記いずれかの挟み具において、請求項3の記載のように、挟み具の主要部である把持板11を木製とする場合は、金属製では得られない自然志向に富んだ挟み具を構成できる。
次に図面により本発明を実施するための最良の形態を説明する。図1は本発明に係る挟み具の1例を示す正面図、図2はその底面図、図3は図2の状態から支点軸を後端方向に移動した状態を示す図、図4は図2の状態から支点軸を更に先端方向に移動した状態を示す図、図5は図1に示すバネ体の拡大平面図、図6は図3の左方から見た拡大部分側面図である。
これらの図において、挟み具10は2枚の細長い木製の把持板11を有し、それらの先端側(図1、図2の右側)にそれぞれ挟み部12が一体的に形成される。各挟み部12は先にいくほど把持板11の中央部より幅が拡大し、円弧状とされた先端部の縁部に対象物を挟み易くするための凹凸部13が形成される。一方、各把持板11の後端側(図1、図2の左側)における外面に陥没穴15が形成され、その陥没穴15より少し先端側に断面が長円形の貫通孔16が形成される。
2枚の把持板11は、金属製のバネ材で作られた円形のバネ体17により互いに離反しないようにある程度の自由度を持って連結される。そして上記貫通孔16にバネ体17を構成する断面円形のバネ部17a(図5参照)が貫通し、バネ部17aの両端部に形成した2つの端部17b、17bが前記各把持板11の陥没穴15にそれぞれ係止される。そしてこのバネ体17は、挟み部12を互いに接近または離反させるためのバネ作用を発揮する。
バネ部17aの内側で且つ2枚の把持板11の内側に木製の支点軸18が配置され、その支点軸18は図6に示すように断面円形な軸体20とその上下端に一体的に設けた鍔19を有する。なお鍔19は図示のように表面が円弧状に凹んだ形状のほかに、表面が円弧状に盛り上がった形状であってもよい。
図2に示すように、2枚の把持板11の内面に移動溝14が対向して設けられ、その移動溝14に支点軸18が配置される。そして支点軸18が図2のように移動溝14の先端側、すなわち挟み部12方向の端部に移動した位置にあるときは、支点軸18を回転中心として前記バネ体17のバネ作用により各把持板11が回転し、それらの挟み部12が互いに離反した状態になる。
上記のように一対の挟み部12が互いに離反した状態は、挟み具10で対象物を挟む動作が可能な状態である。すなわちバネ体17のバネ作用に逆らって2枚の把持板11を外側から手で押さえることにより、挟み部12の間で対象物を挟んで持ち上げる等の動作ができる。また把持部11の押さえる力を緩めることにより、バネ体17の挟んだ対象部を離すことができる。
一方、図3のように支点軸18が移動溝14の後端側に移動した位置にあるときは、各把持板11がバネ部17aを半径方向に押し広げながら支点軸18を回転中心として回転し、それによって2つの挟み部12の先端部分が互いに接触(もしくは接近)する。この状態は挟み具10が保管に適した形状、すなわち保管に要するスペースが少なくてよい形状である。
また、図4のように支点軸18を図2の状態からさらに移動溝14を越えて挟み部12の方向に移動した位置にあるときは、1対の挟み部12の離反間隔がさらに拡大する。この拡大状態は図2で挟める対象物より大きな対象物を挟む場合に適している。なお、このように2段階の離反方式を採用しない場合は、前記のように移動溝14の長さを大きくすることによっても離反間隔が拡大するので、そのような形態を採用してもよい。
図7は把持板11を図1の例とは異なる形状のバネ体17で連結した場合を部分的に示す部分正面図であり、図8はそのバネ体17の拡大平面図である。本実施形態のバネ体17は細長い板バネ材を加工して作られ、図8に示すように円形のバネ部17aとその2つの端部17b、17bを有する。そして2つの端部17b、17bはバネ部17aより幅が拡大されている。このような板バネを用いたバネ体17を用いると、2枚の把持板11をより安定な状態で互いに連結することができる。なおバネ部17aと2つの端部17b、17bの幅は同じであってもよい。
本発明の挟み具10は各部品を別個に製造し、それらを組み立てるだけで簡単に構成できる。挟み具10を組み立てるには、先ず2枚の把持体11を互いに向かい合わせて配置し、バネ体17のバネ部17aを各把持体11に設けた貫通孔16に貫通させる。次にバネ体17の2つの端部17bを各把持体11の陥没穴15に掛止した後、両把持体11の後端部の間から支点軸18を挿入する。なお組み立てた挟み具10を分解するには、上記組み立てと逆の手順で行えばよい。
これまで説明した実施形態では、把持体11と支点軸18を木製とし、バネ体17を金属製としたが、これに限らず把持体11および支点軸18の少なくとも一方をプラスチック製または金属製とすることもできる。またバネ体17を硬質で弾性を有するプラスチック製としてもよい。さらに把持体11の先端側に形成した挟み部12は図1のような円弧状に限らず、角型や台形など任意の形状とすることができる。
本発明の挟み具は家庭用または業務用の調理器具として利用できる。
本発明に係る挟み具の1例を示す正面図である。 図1の底面図である。 図2の状態から支点軸を移動溝における後端側に移動した状態を示す図である。 図2の状態から支点軸をさらに挟み部方向に移動した状態を示す図である。 図1に示すバネ体の拡大平面図である。 図3の左方から見た拡大部分側面図である。 把持板を図1の例とは異なる形状のバネ体で連結した場合を部分的に示す正面図である。 図7のバネ体の拡大平面図である。 従来の挟み具の斜視図である。
符号の説明
1 挟み具
2 挟み部
3 連結板
10 挟み具
11 把持板
12 挟み部
13 凹凸部
14 移動溝
15 陥没穴
16 貫通孔
17 バネ体
17a バネ部
17b 端部
18 支点軸
19 鍔
20 軸体

Claims (3)

  1. 先端側に挟み部12を形成した2枚の細長い把持板11と、
    それら把持板11の内側を対向させた状態で互いに連結するバネ体17と、
    把持板11の後端寄り内側の面に対向して設けられた移動溝14内に移動自在に配置され且つ上下端に鍔19を有する支点軸18とを備え、
    バネ体17は円形もしくは楕円形のバネ部17aとその両端に形成した端部17bにより構成され、
    そのバネ部17aが2枚の把持板11に対向して設けたそれぞれの貫通孔16に貫通されると共に、両端部17bが2枚の把持板11の貫通孔16より後端側の外側にそれぞれ係止され、
    支点軸18を移動溝14の後端方向に移動させたとき、バネ体17のバネ作用により挟み部12が互いに接近し、
    支点軸18を移動溝14の先端方向に移動させたとき、バネ体17のバネ作用により挟み部12が互いに離反するように構成されていることを特徴とする挟み具。
  2. 請求項1において、支点軸18は移動溝14から更にバネ部17aの前記貫通部分まで移動自在とされ、
    支点軸18を移動溝14における先端方向に移動させたとき、バネ体17のバネ作用により挟み部12が互いに離反し、
    支点軸18を移動溝14から更に前記貫通部分の方向に移動させたとき、バネ体17のバネ作用により挟み部12の離反間隔が拡大するように構成されていることを特徴とする挟み具
  3. 請求項1ないし請求項2のいずれかにおいて、把持板11が木製であることを特徴とする挟み具。
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