JP3913892B2 - テレビジョン送信装置の特性補償装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン送信装置に用いられる特性補償装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、テレビジョン送信装置は、VHFやUHFなどの地上波によるテレビ電波をアンテナから発射するために、種々の設備を必要としている。
特に送信においては、高品質な電波を安定して視聴者に与え、画像画質の向上を図ることが要求されており、そのための設備の1つとして、特性補償装置が知られている。
【0003】
この特性補償装置は、種々の回路の出力に発生する歪みをそれぞれに補償するものであり、その1つとして、電カ増幅器等の出力に生じる歪み特性を補償する回路がある。この補償回路は、電力増幅器の出力特性がある傾向で歪みを発生する場合に、その歪みの特性とは逆の特性を持った回路を前段に配置して、電力増幅器に入力する入力信号に、該電力増幅器の出力特性で発生する歪みとは、逆方向の歪みを持った入力信号を生成して、電力増幅器の出力特性により発生する歪みを打ち消すものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したようなテレビジョン放送装置において、システムが安定動作するならば、最初に特性補償装置を設定し、その調整しておけば、以後、原則的には調整する必要がない。
【0005】
しかし実際のテレビジョン送信装置では、電カ増幅器が故障しても放送が中断しないように、予備電力増幅器を備え付けている。そして何らかの原因により、電力増幅器を現在使用しているものから予備のものに切り替えられた場合に、電力増幅器の信号劣化状態が変化することが多く、特性補償装置の設定値を再設定しなくてはならない。
【0006】
例えば、現用電カ増幅器として固体式の電カ増幅器を用い、予備電カ増幅器として、球式電力増幅器を用いた構成のテレビジョン送信装置の場合には、固体式と球式の電力増幅器の劣化特性が異なり、特性補償装置の補償の再設定が必要になる。
【0007】
また、電力増幅器は周囲の温度変化の影響を受けると、信号の劣化特性が変化する。そのため、地方によっては、夏と冬との温度差により電力増幅器の信号劣化特性が変化する場合もある。このようなときにも特性補償装置の補償を現状の劣化特性に合うように、再度設定する必要がある。
【0008】
そこで本発明は、予め特性補償装置の補償値をテーブル的にメモリに複数通り記億し、テレビジョン送信装置の動作状態が変化した際に、好適する補償値テーブルをメモリから読み出し、最適な特性補償を行うテレビ送信機の特性補償装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、テレビジョン送信装置に搭載される特性補償装置において、前記テレビジョン送信装置を構成し、同等な機能を有し使用頻度が異なる複数の構成部位の何れかが出力した送信信号に含まれる劣化信号の特性と逆の特性の補償信号を生成し、前記送信信号にかけ合わせて、前記劣化信号を取り除く特性補償手段と、前記特性補償手段が補償信号を生成するのに用いられる補償設定値をテーブル化して前記構成部位毎に関連づけて複数記憶する補償設定値記憶手段と、前記補償設定値記憶手段から駆動させる前記構成部位に応じた補償設定値を選択し、前記特性補償手段に設定する選択設定手段と、を具備し、前記構成部位の切り替えにより前記使用頻度に応じて劣化特性が異なった際に、その構成部位に関連づけられた補償設定値を前記補償設定値記憶手段から読み出し、前記特性補償手段の設定値を一括的に再設定することを特徴とするテレビジョン送信装置の特性補償装置を提供する。
【0010】
このように構成されたテレビジョン送信装置の特性補償装置は、予め特性補償装置の構成部位(電力増幅器等)の各項目の補償値をテーブル化して、補償設定値記憶手段に複数通り記億させておき、電力増幅器等の切り替えにより劣化特性が現状と異なった場合に、その電力増幅手段に対応する補償値(補償テーブル)を読み出し、一括的に特性補償手段に設定し直すものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1には、本発明の実施形態に係るテレビ送信機の特性補償装置の概略的な構成例を示し説明する。
【0012】
本実施形態のテレビジョン送信装置は、電力増幅器(PA)等の補償を行う特性補償装置1と、テレビ用信号を送信信号に変調する変調器2と、変調された信号を決められたチャンネルに周波数変換する周波数変換3と、周波数変換された信号を増幅する固体式PA(現用)5と、この固体式PA(現用)5が故障した場合などのバックアップ電力増幅器として備えられる球式PA(予備)6と、前記固体式PA(現用)若しくは球式PA(予備)のいずれかを遠隔操作や手動により切り替え可能な切り替え器4とで構成される。
【0013】
前記特性補償装置1は、前述した様に何らかの原因で信号が劣化する歪み分を予め逆方向に信号を変形させてから、電力増幅器に入力し、最終的に歪みの無い正常な信号として出力されるように補償するものである。
【0014】
この特性補償装置1は、補償項目毎に補正値が設定されてテーブル化された補償データ(補償値)を予め複数記憶するメモリ8と、読み出された補償値(補償値A〜D)に基づき補償を行う補償器7と、前記メモリ8から少なくとも1つの補償データを選択するための選択部9と、選択部9の切り替えを制御して、選択された補償データを補償器7に出力させる制御部10とで構成される。
【0015】
前記メモリ8に記憶される補償値は、電力増幅器の場合に、ルミナンスリニアリティなどの複数の項目に分かれており、それぞれの項目毎に数値が設定されている。そして、電力増幅器毎に出力に含まれる歪みの特性が異なるため、それぞれに適する補償値が設定されて、1台分の電力増幅器毎にテーブル化して複数台分のデータを記憶している。また、前記補償値は、任意の標準温度を基準として電力増幅器毎に設定されているが、さらに電力増幅器が周囲の温度変化により劣化信号が変化する場合には、それぞれの周囲温度における補償値を設定している。
【0016】
これらの設定される数値は、キー等により任意に設定しても良いし、予め複数の数値が登録されており、その中から選択して設定しても良い。
このように構成された本実施形態の特性補償装置の動作について説明する。
【0017】
通常、テレビジョン送信装置において、電力増幅器を現用から予備に切り替えた際に、電力増幅器毎に信号劣化状態が変化する場合がある。
そこで前記メモリ8に予め固体式PA(現用)5の補償値Aと球式PA(予備)6の補償値Bをテーブル化して保存しておく。通常の運用時に、制御器10は、選択部9を制御して補償値Aをメモリ8から選択出力させて、テレビジョン送信装置を稼働させておく。
【0018】
そして固体式PA(現用)5に不具合が発生したり、メンテナンスの必要性が生じたような場合は、固体式PA(現用)5を停止させなくてはならない。この時、切り替え器4を固体式PA5側から球式PA(予備)6側に切り替え、同時に、制御器10の制御により選択部9を補償値Aから補償値Bに切り替える。切り替えと同時に、メモリ8から補償値Bを補償器7に読み出し、再設定する。
【0019】
これらの切替え作業により、すぐに球式PA6を使用してテレビジョン送信装置を間題なく運用することができる。
また、同様に温度変化による電力増幅器の劣化特性の変化が起きる場合においても、メモリ8に夏の補償値(補償値C)と冬の補償値(補償値D)を保存しておけば、季節ごとに制御器10で補償値Cと補償値Dを切り替え、補償器7にその補償値を読み出して設定すればよいことになる。
【0020】
以上のように本発明によれば、テレビジョン送信装置の電力増幅器の出力に補償を行う特性補償装置は、状態の変化に対応する補償値を予め記憶しておき、切り替えや気温差により電力増幅器の動作状態が変化しても、その特性にあった補償値を読み出して一括的に再設定すれば、従来よりも、極短時間で容易に切り替えを実施することができる。
【0021】
従って、前述した固体式と球式それぞれの電力増幅器の補償値のテーブル、若しくは気温差により状態の変化した補償値のテーブルを予めメモリに保存しておけば、電力増幅器が固体式、球式のいずれかに切り替わっても、その増幅器に応じた補償値を特性補償装置に読み出し一括的に設定し直すだけで対応できる。
【0022】
また、夏と冬の電力増幅器の特性変化も同様にそれぞれの補償テーブルをメモリに保存しておけば、その状態にあった特性補償装置の補償の切り替えが簡単に実現できることになる。
【0023】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、予め特性補償装置の補償値をテーブル化してメモリに複数通り記億し、テレビジョン送信装置の動作状態が変化した際に、好適する補償値をメモリから読み出し一括的に再設定することにより、容易に且つ短時間に補償値の切り替えを行うテレビ送信機の特性補償装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るテレビ送信機の特性補償装置の概略的な構成例を示す図である。
【符号の説明】
1…特性補償装置
2…変調器
3…周波数変換
4…切り替え器
5…固体式PA(現用)
6…球式PA(予備)
7…補償器
8…メモリ
9…選択部
10…制御部

Claims (4)

  1. テレビジョン送信装置に搭載される特性補償装置において、
    前記テレビジョン送信装置を構成し、同等な機能を有し使用頻度が異なる複数の構成部位の何れかが出力した送信信号に含まれる劣化信号の特性と逆の特性の補償信号を生成し、前記送信信号にかけ合わせて、前記劣化信号を取り除く特性補償手段と、
    前記特性補償手段が補償信号を生成するのに用いられる補償設定値をテーブル化して前記構成部位毎に関連づけて複数記憶する補償設定値記憶手段と、
    前記補償設定値記憶手段から駆動させる前記構成部位に応じた補償設定値を選択し、前記特性補償手段に設定する選択設定手段と、
    を具備し、
    前記構成部位の切り替えにより前記使用頻度に応じて劣化特性が異なった際に、その構成部位に関連づけられた補償設定値を前記補償設定値記憶手段から読み出し、前記特性補償手段の設定値を一括的に再設定することを特徴とするテレビジョン送信装置の特性補償装置。
  2. テレビジョン送信装置に搭載される特性補償装置において、
    前記構成部位は、それぞれが電力増幅の機能を有し、送信信号を生成する第1の電力増幅回路と、
    前記第1の電力増幅回路とは増幅方式が異なり、該第1の電力増幅回路との切り替えによって前記送信信号を生成する第2の電力増幅回路と、からなることを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン送信装置の特性補償装置。
  3. 前記特性補償装置の補償設定値記憶手段において、
    前記補償設定値は、前記構成部位毎に設定される複数の設定項目に、任意に設定若しくは、予め配置された複数の数値から選択して設定されることを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン送信装置の特性補償装置。
  4. テレビジョン送信装置に搭載される特性補償装置において、
    前記テレビジョン送信装置に設けられた増幅方式が異なる第1及び第2の電力増幅回路が出力した送信信号に含まれる劣化信号の特性と逆の特性の補償信号を生成し、前記送信信号にかけ合わせて、前記劣化信号を取り除く特性補償手段と、
    前記特性補償手段が補償信号を生成するのに用いられる補償設定値をテーブル化して前記構成部位毎に関連づけて複数記憶する補償設定値記憶手段と、
    前記補償設定値記憶手段から駆動させる前記構成部位に応じた補償設定値を選択し、前記特性補償手段に設定する選択設定手段と、
    を具備し、
    前記第1の電力増幅回路の駆動停止により前記第2の電力増幅回路の駆動に切り替えられた際に、増幅に伴う歪み特性が異なった場合には、前記第2の電力増幅回路に関連づけられた補償設定値を前記補償設定値記憶手段から読み出し、前記特性補償手段の設定値を一括的に再設定することを特徴とするテレビジョン送信装置の特性補償装置。
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