JP3912246B2 - インク組成物、インクセット並びにこれらを用いた記録方法及び記録物 - Google Patents

インク組成物、インクセット並びにこれらを用いた記録方法及び記録物 Download PDF

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    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/40Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ある光源を用いて見た印刷物(カラー記録画像)の色彩と、他の光源を用いて見た同一印刷物の色彩とが、同一にならないという現象〔メタメリズム(metamerizm;光源依存)〕を解消する(即ち、如何なる光源によっても印刷物の色彩を一定に保持し得る)とともに、インクセットとして他のインク組成物と同時に使用する場合に、全体のインク使用量を低減させることのできるインク組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来から、鮮明で高品質なカラー画像を形成するために、種々の記録方法が開発されている。特にインクジェット記録方法においては、イエローインク、マゼンタインク、シアンインク及びブラックインク等の複数のカラーインク組成物を含むインクセットを用いてインクジェット出力により高品質画像の形成が行われている。
【0003】
しかし、従来提案されているインクセットでは、紙等の記録媒体に印刷してできる印刷物(カラー記録画像)が、光源(蛍光灯、白熱灯、太陽光等)の違いによって色差を生じていた。即ち、ある光源を用いて見た印刷物の色彩と、他の光源を用いて見た同一印刷物の色彩とが、同一にならないという現象(メタメリズム)が起こっていた。一般に、メタメリズムとは、分光分布の異なる二色が一定の照明条件等の下で等しい色に見え、照明条件等を変えると、この二色は異なった色に見える現象をいう。尚、ここでいう照明条件等の中には、照明条件だけでなく光の温度や、見る人の色覚特性も含まれる。このメタメリズムは、照明光や物体色の評価に用いられるが、工業製品のメタメリズムは、カラーマッチング上の問題となることが多い。
【0004】
ところで、記録媒体においては、単位面積当たりの打ち込み可能なインクの総量に制限がある(以下、この制限を「インクduty制限」ともいう。)。即ち、インクduty制限の量を超えて記録媒体にインク記録を行うと、得られる記録物において、インク滲みの発生及び画質の低下を招くおそれがある。このため、ドットの形成密度を無制限に高くすることはできない。
【0005】
印字品質を確保するためには、上述のように、インク打ち込み量をインクduty制限の範囲内にする必要があるが、このようにインク打ち込み量(即ち、インク使用量)が制限されると、記録画像の発色性及び色再現範囲に制約を受けざるを得なくなり、特に、明度の低い領域(シャドー領域)において画像画質を向上させることが困難となる。発色性を向上させたり色再現範囲を広くするために、濃度の濃いインクを積極的に用いることが考えられるが、色濃度の濃いインクの使用量の増加は、通常、記録画像において、吐出されたインクのドットが視認できる状態、即ち画像に粒状感のある状態を生じ、いきおい画質が低下する。
【0006】
従って、本発明の課題は、メタメリズムを解消するとともに、インクセットとして他のインク組成物と同時に使用する場合に全体のインクの使用量を低減させることができ且つ画質の低下を防止し得るインク組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、鋭意研究した結果、インクジェット出力による出力色の反射光が特定の分光特性を有するインク組成物が、前記課題を解決し得ることの知見を得た。
【0008】
本発明は、前記知見に基づきなされたもので、インクジェット出力による出力色のD50光源でのCIEで規定されるL***空間座標で下記式(1)、(2)及び(3)を満足するときの光源波長400〜700nmにおける反射率の最大値と最小値との差が20%以内となるインク組成物であって、
イエロー顔料、マゼンタ顔料及びシアン顔料を少なくとも含み、
前記イエロー顔料がC.I.ピグメントイエロー110であり、前記マゼンタ顔料がC.I.ピグメントレッド122であり、前記シアン顔料がC.I.ピグメントブルー15:3であることを特徴とするインク組成物を提供するものである。
45 ≦ L* ≦ 55 …(1)
−10 < a* < 10 …(2)
−10 < b* < 10 …(3)
【0010】
また、本発明は、イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクとともに、前記インク組成物を少なくとも備えるインクセットを提供するものである。
【0011】
また、本発明は、前記インク組成物又は前記インクセットを収容してなることを特徴とするインクカートリッジを提供するものである。
【0012】
また、本発明は、前記インク組成物又は前記インクセットを使用して記録媒体に画像を形成することを特徴とする記録方法を提供するものである。
【0013】
また、本発明は、前記インク組成物又は前記インクセットを使用して記録媒体に画像が形成されてなることを特徴とする記録物を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のインク組成物をその好ましい実施形態に基づいて詳細に説明する。
本発明のインク組成物は、インクジェット出力による出力色が、D50光源においてのCIE(Commission International del'Eclairage;国際照明委員会)で規定されるL空間座標で下記式▲1▼、▲2▼及び▲3▼を満足するときの光源波長400〜700nmにおける反射率の最大値と最小値との差が20%以内となるものである。
45 ≦ L≦ 55 …▲1▼
−10 < a< 10 …▲2▼
−10 < b< 10 …▲3▼
【0015】
本発明のインク組成物は、上記のような構成を有するため、それ単独で使用した場合でも或いは他のカラーインク組成物と共にインクセットとしてカラー画像を印刷した場合でも、ある光源を用いて見た印刷物の色彩と、他の光源を用いて見た同一印刷物の色彩とが、同一にならないという現象〔メタメリズム(metamerizm;光源依存)〕(以下、この現象を単に「メタメリズム」という。)を解消し、インクセットとして他のインク組成物と同時に使用する場合に全体のインクの使用量を低減させることができ、しかも、画質の低下を生じることがない。
【0016】
ここで、前記出力色の前記反射率の最大値と最小値との差が20%を超えるものでは、得られる印刷物の色彩が光源の違いによって異なって見えるようになるため、メタメリズムを解消することができない。
【0017】
本発明のインク組成物に係る前記出力色の前記反射率の最大値と最小値との差は、特に15%以内であると、メタメリズムの解消を一層容易にすることができるため好ましい。
尚、本明細書において「出力色」というときは、例えば、記録媒体等に出力画像を形成したときのその画像の色をいう。
【0018】
また、本発明のインク組成物は、インクセットとして他のインク組成物と同時に使用する場合に全体のインクの使用量を低減させることができるものである。
即ち、本発明のインク組成物を用いたインクセットとして画像を記録する場合には、特に、明度の低い領域(シャドー領域)において、イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクのみを含む通常のインクセットのように、各インクのインクdutyを増大させて、記録画像の発色性及び色再現性を保持する必要はない。本発明のインク組成物を使用すれば、他のインク組成物のインクdutyを低減させても、特にシャドー領域における記録画像の発色性及び色再現性を保持することが可能となる。このようにして、本発明のインク組成物を含むインクセットにおける全体のインクの使用量を低減させることができるのである。
【0019】
尚、本明細書において、「インクduty」とは、下記の式(1)で定義され、算出される値Dの単位を示すものである。
D={実印字ドット数/(縦解像度×横解像度)}×100(Duty) (1)
(式中、「実印字ドット数」は、単位面積当たりの実印字ドット数であり、「縦解像度」及び「横解像度」は、それぞれ単位面積当たりの解像度である。)
【0020】
ここで、インクジェット出力によって、D50光源においてのCIEで規定されるL空間座標で前記式▲1▼、▲2▼及び▲3▼を満足する出力色を形成するには、インクdutyを制御することにより得ることができる。
【0021】
本発明のインク組成物は、その色材(着色剤)に特に制限されるものではないが、特に記録画像における画質を向上できる点で、イエロー顔料、マゼンタ顔料及びシアン顔料を少なくとも含むものが好ましい。
このような顔料としては、インク組成物による前記反射率が特定の分光特性(最大値と最小値との差が20%以内)となる限り、特に制限されるものではないが、次に示すものがメタメリズム解消を容易にする点で好ましい。
即ち、前記イエロー顔料としては、下記式(I)で表される顔料(I)、前記マゼンタ顔料としては、下記式(II)で表される顔料(II)、前記シアン顔料としては、下記式(III)で表される顔料(III)が好ましい。
【0022】
【化4】
Figure 0003912246
【0023】
【化5】
Figure 0003912246
【0024】
【化6】
Figure 0003912246
【0025】
また、メタメリズムの解消を一層容易にできる点で、前記顔料(I)としてC.I.ピグメントイエロー110、前記顔料(II)としてC.I.ピグメントレッド122、前記顔料(III)としてC.I.ピグメントブルー15:3を使用することが好適である。
【0026】
ここで、本発明のインク組成物中、前記イエロー顔料の含有量が0.01〜2重量%、特に0.1〜1.5重量%であり、前記マゼンタ顔料の含有量が0.01〜2重量%、特に0.1〜1.5重量%であり、前記シアン顔料の含有量が0.001〜1.5重量%、特に0.01〜1.0重量%であることが好ましい。
【0027】
とりわけ、前記イエロー顔料の含有量が1.0重量%を超えて1.5重量%以下であり、前記マゼンタ顔料の含有量が1.0重量%を超えて1.5重量%以下であり、前記シアン顔料の含有量が0.1〜1.0重量%であること(インク組成物の全体量を基準)が、色の実現性を維持するとともに、記録画像に粒状感が現れるのを防止する観点から好ましい。
【0028】
本発明のインク組成物において、イエロー顔料、マゼンタ顔料及びシアン顔料を用いる場合の各顔料の重量比は、インク組成物中の全顔料の重量を1とした場合に、前記イエロー顔料が0.35〜0.55、特に0.4〜0.5、前記マゼンタ顔料が0.25〜0.45、特に0.3〜0.4、前記シアン顔料が0.1〜0.3、特に0.15〜0.25であることが、色の実現性を維持するとともに、記録画像に粒状感が現れるのを防止する観点から好ましい。
【0029】
また、本発明のインク組成物は、色再現性、特にグリーン領域の色再現性(グリーン領域の画像を実現する性質)を向上できる点で、更にグリーン顔料を含むことが好ましい。
前記グリーン顔料としては、C.I.ピグメントグリーン7及び/又はC.I.ピグメントグリーン36が好ましい。また、前記グリーン顔料の含有量は、本発明のインク組成物中、0.01〜2重量%が好適である。
【0030】
また、本発明のインク組成物は、前記各顔料とともに、水を含んでなることが好ましい。顔料は一般に水には不溶であるため、顔料を分散剤と呼ばれる樹脂等と共に混合し、水に安定分散させた後にインクとして調製される。
本発明に好ましく用いられる前記イエロー顔料、マゼンタ顔料及びシアン顔料並びに前記グリーン顔料は、その種類、粒径、用いる樹脂の種類、および分散手段等を適宜調節することにより、水系に安定に分散させることができる。
【0031】
前記各顔料は、分散剤又は界面活性剤で水性媒体中に分散させて得られた顔料分散液としてインクに添加されるのが好ましい。好ましい分散剤としては、顔料分散液を調製するのに慣用されている分散剤、例えば高分子分散剤を使用することができる。
【0032】
また、本発明のインク組成物は、有機溶媒を含んでなるのが好ましい。この有機溶媒は、好ましくは低沸点有機溶剤であり、その好ましい例としては、メタノール、エタノール、n−プロピルアルコール、iso−プロピルアルコール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、iso−ブタノール、n−ペンタノールなどがあげられる。特に一価アルコールが好ましい。低沸点有機溶剤は、インクの乾燥時間を短くする効果がある。
【0033】
また、本発明のインク組成物は、さらに高沸点有機溶媒を含んでなることが好ましい。高沸点有機溶媒剤の好ましい例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオグリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン等の多価アルコール類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチエレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル等の多価アルコールのアルキルエーテル類、尿素、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、トリエタノールアミン等が挙げられる。
【0034】
低沸点有機溶剤の添加量はインクの0.5〜10重量%が好ましく、より好ましくは1.5〜6重量%の範囲である。また、高沸点有機溶媒の添加量は、インクの0.5〜40重量%が好ましく、より好ましくは2〜20重量%の範囲である。
【0035】
また、本発明のインク組成物は、界面活性剤を含むことができる。好ましい界面活性剤の例としては、アニオン性界面活性剤(例えばドデシルベンゼルスルホン酸ナトリウム、ラウリル酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートのアンモニウム塩等)、非イオン性界面活性剤(例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド等)があげられ、これらを単独又は二種以上を混合して用いることができる。また、アセチレングリコール(オルフィンY、並びにサーフィノール82、104、440、465、及び485(何れも信越化学工業株式会社製))を用いることも可能である。
【0036】
また、本発明のインク組成物は、樹脂エマルジョンを含んでなるのが好ましい。ここで、樹脂エマルジョンとは、連続相が水であり、分散相が次のような樹脂成分であるエマルジョンを意味する。分散相の樹脂成分としては、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル−スチレン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン系樹脂、架橋アクリル樹脂、架橋スチレン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、等が挙げられる。
【0037】
前記樹脂は、親水性部分と疎水性部分とを併せ持つ重合体であるのが好ましい。また、これらの樹脂成分の粒子径はエマルジョンを形成する限り特に限定されないが、150nm程度以下が好ましく、より好ましくは5〜100nm程度である。
【0038】
これらの樹脂エマルジョンは、樹脂モノマーを、場合によって界面活性剤とともに水中で分散重合することによって得ることができる。例えば、アクリル系樹脂又はスチレン−アクリル系樹脂のエマルジョンは、(メタ)アクリル酸エステル、又は(メタ)アクリル酸エステルおよびスチレンを、界面活性剤とともに水中で分散重合させることによって得ることができる。樹脂成分と界面活性剤との混合の割合は、通常10:1〜5:1程度とするのが好ましい。界面活性剤の使用量が前記範囲にあることでより良好なインクの耐水性、浸透性が得られる。界面活性剤は特に限定されないが、好ましい例としては上記した界面活性剤が挙げられる。
【0039】
また、分散相成分としての樹脂と水との割合は、樹脂100重量部に対して水60〜400重量部、好ましくは100〜200の範囲が適当である。
【0040】
このような樹脂エマルジョンとして、公知の樹脂エマルジョンを用いることも可能であり、例えば、特公昭62−1426号公報、特開平3−56573号公報、特開平3−79678号公報、特開平3−160068号公報、特開平4−18462号公報などに記載の樹脂エマルジョンをそのまま用いることができる。
【0041】
また、市販の樹脂エマルジョンを使用することも可能であり、例えば、マイクロジェルE−1002、E−5002(スチレン−アクリル系樹脂エマルジョン、日本ペイント株式会社製)、ボンコート4001(アクリル系樹脂エマルジョン、大日本インキ化学工業株式会社製)ボンコート5454(スチレン−アクリル系樹脂エマルジョン、大日本インキ化学工業株式会社製)、SAE−1014(スチレン−アクリル系樹脂エマルジョン、日本ゼオン株式会社製)、サイビノールSK−200(アクリル系樹脂エマルジョン、サイデン化学株式会社製)、等が挙げられる。
【0042】
また、本発明のインク組成物は、樹脂エマルジョンを、その樹脂成分がインクの0.1〜40重量%となるよう含有するのが好ましく、より好ましくは1〜25重量%の範囲である。樹脂エマルジョンは着色成分の浸透を抑制し、記録媒体への定着を促進する効果を有する。また、樹脂エマルジョンの種類によっては記録媒体上でインク像表面に皮膜を形成し、印字物の耐擦性を向上させることができる。
【0043】
また、本発明のインク組成物は、樹脂エマルジョン形態の熱可塑性樹脂を含んでなるのが好ましい。ここで、熱可塑性樹脂とは、軟化温度が50℃〜250℃、好ましくは60℃〜200℃のものである。ここで、軟化温度という語は、熱可塑性樹脂のガラス転移点、融点、粘性率が1011〜1012ポアズになる温度、流動点、樹脂エマルジョンの形態にある場合その最低造膜温度(MFT)のうち最も低い温度を意味するものとする。本発明による加熱工程では、記録媒体を熱可塑性樹脂の軟化温度以上の温度で加熱する。
【0044】
また、これらの樹脂は、軟化または溶融温度以上に加熱され冷却された際に強固な耐水性、耐擦性のある膜を形成するものが好ましい。
【0045】
熱可塑性樹脂としては、水不溶性の熱可塑性樹脂、及び低分子量の熱可塑性樹脂が挙げられる。
水不溶性の熱可塑性樹脂の具体例としては、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、ポリメタアクリル酸エステル、ポリエチルアクリル酸、スチレン‐ブタジエン共重合体、ポリブタジエン、アクリロニトリル‐ブタジエン共重合体、クロロプレン共重合体、フッ素樹脂、フッ化ビニリデン、ポリオレフィン樹脂、セルロース、スチレン‐アクリル酸共重合体、スチレン‐メタアクリル酸共重合体、ポリスチレン、スチレン‐アクリルアミド共重合体、ポリイソブチルアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアセタール、ポリアミド、ロジン系樹脂、ポリエチレン、ポリカーボネート、塩化ビニリデン樹脂、セルロース系樹脂、酢酸ビニル樹脂、エチレン‐酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル‐アクリル共重合体、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン、ロジンエステル等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
【0046】
低分子量の熱可塑性樹脂の具体例としては、ポリエチレンワックス、モンタンワックス、アルコールワックス、合成酸化ワックス、αオレフィン‐無水マレイン酸共重合体、カルナバワックス等の動植物系ワックス、ラノリン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
【0047】
また、本発明のインク組成物は、糖類を含有してもよい。糖類の例としては、単糖類、二糖類、オリゴ糖類(三糖類及び四糖類を含む)及び多糖類が挙げられ、好ましくはグルコース、マンノース、フルクトース、リボース、キシロース、アラビノース、ガラクトース、アルドン酸、グルシシール、ソルビット、マルトース、セロビオース、ラクトース、スクロース、トレハロース、マルトトリオース等が挙げられる。ここで、多糖類とは広義の糖を意味し、アルギン酸、α−シクロデキストリン、セルロースなど自然界に広く存在する物質を含む意味に用いることとする。
【0048】
また、これらの糖類の誘導体としては、前記した糖類の還元糖(例えば、糖アルコール(一般式HOCH2(CHOH)n CH2OH(ここで、n=2〜5の整数を表す)で表される)、酸化糖(例えば、アルドン酸、ウロン酸など)、アミノ酸、チオ糖などが挙げられる。特に糖アルコールが好ましく、具体例としてはマルチトール、ソルビット等が挙げられる。
【0049】
これら糖類の含有量は、インクの0.1〜40重量%、好ましくは0.5〜30重量%の範囲が適当である。
【0050】
その他、本発明のインク組成物には、必要に応じて、pH調整剤、防腐剤、防かび剤等を添加しても良い。
【0051】
また、本発明によれば、イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクとともに、前述した本発明のインク組成物を少なくとも備えるインクセットを提供することができる。本発明のインクセットによれば、前述した本発明のインク組成物を備えているため、全体のインク使用量を低減させつつ、メタメリズムを解消し、鮮明で高品質な画像を得ることができる。
【0052】
本発明のインクセットに使用されるイエローインク、マゼンタインク及びシアンインクとしては、本発明に係るインクセットとしての効果を損なわない限り、それらの種類等に特に制限されず、通常のインクジェット記録用に用いられるものが使用される。
【0053】
本発明のインクセットには、更に、ブラックインクを含むことが、インクジェット出力による良好な画像を得る上で好ましい。
また、本発明のインクセットには、前述したインクの他、必要に応じて、マゼンタインクおよびシアンインクそれぞれにおける着色剤の濃度を低くしたライトマゼンタインクおよびライトシアンインクを備えることもできる。また、同様に、本発明のインクセットには、イエロー顔料を含有するイエローインクにマゼンタ顔料及びシアン顔料を少量添加したダークイエローインクを備えることもできる。また、グリーンインクを備えることもできる。さらに、本発明のインクセットには、これら以外のインクを備えることもできる。
【0054】
本発明のインクセットは、その用途に特に制限されないが、比較的安価な装置で高解像度、高品位な画像を高速で印刷可能である点で、インクジェット記録用、即ちインクの小滴を飛翔させ、紙等の記録媒体に付着させて印刷を行う用途に好適である。
【0055】
本発明のインクセットを用いて画像を記録する際には、▲1▼前述した本発明のインク組成物、イエローインク、マゼンタインク及びシアンインク並びに必要に応じてブラックインク、その他のインクがそれぞれ別個に収容されてなる複数のインクカートリッジの組み合わせや、▲2▼イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクとともに、前述した本発明のインク組成物を少なくとも備え、必要に応じて他のインクを備えるインクセットを一体的に収容してなるインクカートリッジ、又は▲3▼一体的な前記インクカートリッジと、ブラックインクが収容された単独のインクカートリッジとの組み合わせ等が使用される。
【0056】
本発明によれば、前述した本発明のインク組成物を少なくとも収容してなるインクカートリッジ(例えば、前述した本発明のインク組成物のみを収容した単独のインクカートリッジ)、並びに、イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクとともに、前述した本発明のインク組成物及び必要に応じてブラックインクを少なくとも備えるインクセットを収容してなるインクカートリッジが提供される。
【0057】
本発明のインクカートリッジは、インクの収容形態に特に制限されないが、特に、イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクとともに、前述した本発明のインク組成物を少なくとも備えるインクセットを一体的に収容してなるインクカートリッジが好ましく、このインクカートリッジを使用すれば、生産(製造)コストを抑制させるという利点がある。
【0058】
本発明のインクカートリッジの具体例としては、インクカートリッジ本体を隔壁により複数のインク収容室に分割し、前記各インク収容室の底面に、記録ヘッドに連通するインク供給針の挿入により結合するインク供給口を設け、前記インク収容室側に形成されたインク流出口から前記インク供給口にインクを流出させるインクジェット記録装置用のインクカートリッジにおいて、前記インク収容室の一つに、本発明のインク組成物が充填されてなると共に、イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクがそれぞれ充填された各インク収容室を少なくとも具備し、必要に応じて他の1又は複数のインクが充填された1又は2以上のインク収容室をさらに具備する一体型のもの等が挙げられる。また、このような一体型のインクカートリッジの場合は、それ自体にブラックインクを収容せずに、必要に応じてブラックインクが収容された単独のインクカートリッジと組み合わせて使用することができる。
【0059】
また、本発明のインク組成物及びこれを用いたインクセットを使用する記録方法により記録媒体に画像を形成すれば、全体のインク使用量を低減させつつ、メタメリズムを解消し、鮮明で高品質な画像を得ることができる。
【0060】
本発明のインク組成物及びこれを用いたインクセットを使用した記録方法としては、例えば、本発明のインク組成物及び他の複数のインク組成物が別個に収容されてなる複数のインクカートリッジ又は一体的に収容されてなる一体型インクカートリッジと、該インクカートリッジから、本発明のインク組成物を含むインクセットにおける各インクを吐出するプリンタヘッドとを具備するインクジェット記録装置その他の記録システムにより、画像を形成する方法等が挙げられる。
【0061】
また、本発明のインク組成物及びこれを用いたインクセットを使用することにより、記録媒体上に、メタメリズムが解消され、鮮明で高品質な画像が形成されてなる記録物を得ることができる。
【0062】
【実施例】
本発明を以下の実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により何等限定されるものではない。
【0063】
次に示す組成のインク組成物(以下、「グレーインク1」という。)を調製した。
Figure 0003912246
【0064】
上記グレーインク1と、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタの7色からなるインクセットを用いて印刷評価試験を行った。即ち、先ず、インクジェットプリンタMC2000C(セイコーエプソン株式会社製)を用いて、グレーインク1を充填したインクカートリッジを装填し、MC写真用紙(セイコーエプソン株式会社製)に、グレーインクを使用する部分のみ印刷した。この印刷に際しては、本グレーインク用のプリンタドライバを作成し、これを用いた。次いで、この印刷物上に、MC2000用のカートリッジを装填した前記プリンタを用いて、残りの部分を印刷し、カラー画像を形成させた。
【0065】
また、グレーインク1のみを用いて、MC写真用紙(セイコーエプソン株式会社製)に、duty50%でベタパターンを「938 Spectrodensitometer」(X−rite社製)で測色し(D50光源使用)、その反射光の分光特性を調べた。その結果、400〜700nmにおける波長に対する反射率を示すグラフが凡そ平坦なカーブを形成することを確認した(図1参照)。この範囲の波長における反射率の最大値と最小値との差は、図1に示すように、約13であった。なお、この出力パターンの色彩値は、(L,a,b)=(52.07,−1.65,−0.12)であった。
【0066】
評価試験
前記7色からなるインクセットを用いて、赤(R)、緑(G)、青(B)、シアン、マゼンタ、イエロー各色より黒までのグラデーションパターンを印刷した。この出力パターンを用いて、下記に示す種々の評価を行った。
【0067】
評価試験1(メタメリズム解消性評価)
出力した印刷物を蛍光灯及び太陽光それぞれにかざし、それらの色の変化を目視により評価した。その結果、本実施例のインクセットを用いた場合には、光源の違いによっては色の見た目に大きな差は認められなかった(メタメリズムが解消されていた)。
【0068】
評価試験2(粒状性試験による画質評価)
次に、本実施例のインクセットにより得られた各印刷パターンを下記条件で入力装置により画像データを取り込んだ(スキャニングした)。
スキャナ; DT−S1045AI(大日本スクリーン製造社製)
解像度; 1300dpi
解析対象領域;512×512 pixel(10×10mm)
次いで、スキャンされた画像データをL空間に変換し、L*成分の画像に対して、2次元FFT(二次元高速フーリエ変換)を施した後、曲座標系に変換し、一次元化して画像のウイナースペクトラムであるWS(u)を得た。
これは、今河等による「ハーフトーンカラー画像のノイズ評価方法」(Hardcopy'96 論文集、189-192頁、1996年)を参考にしたものである。
【0069】
また、視覚の空間周波数特性を示すVTF(u)は、次の式(1)を用い、明視距離lを300mmと想定して求めた。
【0070】
【数1】
Figure 0003912246
【0071】
これらのWS(u)とVTF(u)とから、最終的に下記式(2)により、粒状性指数を算出し、各場合の粒状性を評価した。
【0072】
【数2】
Figure 0003912246
【0073】
ここで、上記式(2)中の明度補正であるa(L)は、下記式(3)を用いた。これは、L成分のみを用いた単純なものであるが、インクジェットプリンタ8種及びPictrographyの各9水準の明度のグレーパッチを用いての主観評価結果との間で、相関係数0.95という高い相関関係が得られた独自のものである。
【0074】
【数3】
Figure 0003912246
【0075】
上記にしたがって、前記各色相の印刷パターンについて、それぞれ粒状性指数を求め、またコントロール(前記インクセットからグレーインク1を除いたもの、即ち、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタの6色からなるインクセット)を用いた場合の各色相の印刷パターンについての粒状性指数についても求めて、これらより、MC2000オリジナル(MC2000Cを用いてMC2000Cのプリンタドライバで出力したもの)の粒状性指数を1.0としたときの値を求めた。得られた値については、以下の基準により判定した。尚、グラデーションパターンにおいて、L=30の部分(ただし青のみL=15の部分)を比較ポイントとして用いた。粒状性指数の小さい場合程、形成された画像において粒状性が少なく、高画質であることを示す。
評価A 0.7未満である。
評価B 0.7以上で且つ1.0未満である。
評価C 1.0以上である。
評価結果は、何れの印刷パターンにおいてもAであった。
【0076】
評価試験3(色再現性評価)
グレーインク1を含む前記インクセットを用いて、所定のL値に統一された種々の色相を含むパッチパターンを、前記例にしたがって印刷し、これらを測色してa*b*値を求めて、所定のL値における色再現性を求めた。尚、印刷物の測色は、前述の「938 Spectrodensitometer」(X−rite社製)を用いて測定した。具体的には、L値を30、40、50とし、MC2000オリジナル(MC2000Cを用いてMC2000Cのプリンタドライバで出力したもの)における色再現面積を100%とたときの値を求めて、得られた結果から色再現性を下記のようにして評価した。
評価A 色再現面積が105%を超える。
評価B 色再現面積が100%以上105%以下。
評価C 色再現面積が100%を下回る。
評価結果は、何れのL値の場合であっても、Aであった。
【0077】
【発明の効果】
本発明によれば、メタメリズムを解消するとともに、インクセットとして他のインク組成物と同時に使用する場合に全体のインクの使用量を低減させることができ且つ画質の低下を防止し得るインク組成物が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインク組成物の一実施例としてのインクをインクジェット出力により出力した色に対する反射光の分光特性(光源波長と反射率との関係)を示すグラフである。

Claims (9)

  1. インクジェット出力による出力色が、D50光源においてのCIEで規定されるL***空間座標で下記式(1)、(2)及び(3)を満足するときの光源波長400〜700nmにおける反射率の最大値と最小値との差が20%以内となるインク組成物であって、
    イエロー顔料、マゼンタ顔料及びシアン顔料を少なくとも含み、
    前記イエロー顔料がC.I.ピグメントイエロー110であり、前記マゼンタ顔料がC.I.ピグメントレッド122であり、前記シアン顔料がC.I.ピグメントブルー15:3であることを特徴とするインク組成物。
    45 ≦ L* ≦ 55 …(1)
    −10 < a* < 10 …(2)
    −10 < b* < 10 …(3)
  2. 前記イエロー顔料の含有量が0.01〜2重量%であり、前記マゼンタ顔料の含有量が0.01〜2重量%であり、前記シアン顔料の含有量が0.001〜1.5重量%である、請求項1記載のインク組成物。
  3. 前記イエロー顔料の含有量が1.0重量%を超えて1.5重量%以下であり、前記マゼンタ顔料の含有量が1.0重量%を超えて1.5重量%以下であり、前記シアン顔料の含有量が0.1〜1.0重量%である、請求項2記載のインク組成物。
  4. インク組成物中の顔料の重量比は、全顔料の重量を1とした場合に、前記イエロー顔料が0.35〜0.55、前記マゼンタ顔料が0.25〜0.45、前記シアン顔料が0.1〜0.3である、請求項1記載のインク組成物。
  5. イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクとともに、請求項1〜4の何れかに記載のインク組成物を少なくとも備えることを特徴とするインクセット。
  6. 更に、ブラックインクを含む、請求項5記載のインクセット。
  7. 請求項1〜4の何れかに記載のインク組成物又は請求項5若しくは6記載のインクセットを収容してなることを特徴とするインクカートリッジ。
  8. 請求項1〜4の何れかに記載のインク組成物又は請求項5若しくは6記載のインクセットを使用して記録媒体に画像を形成することを特徴とする記録方法。
  9. 請求項1〜4の何れかに記載のインク組成物又は請求項5若しくは6記載のインクセットを使用して記録媒体に画像が形成されてなることを特徴とする記録物。
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