JP3912011B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3912011B2
JP3912011B2 JP2001009810A JP2001009810A JP3912011B2 JP 3912011 B2 JP3912011 B2 JP 3912011B2 JP 2001009810 A JP2001009810 A JP 2001009810A JP 2001009810 A JP2001009810 A JP 2001009810A JP 3912011 B2 JP3912011 B2 JP 3912011B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
image
paper
transfer
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001009810A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002214925A (ja
Inventor
哲史 黒川
訓紀 小野
成仁 橘
善治 阿部
優 佐藤
政人 桜井
健一郎 浅古
裕亮 徳田
泰弘 津雪
俊彦 沼津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2001009810A priority Critical patent/JP3912011B2/ja
Publication of JP2002214925A publication Critical patent/JP2002214925A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3912011B2 publication Critical patent/JP3912011B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はいわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来から粉末トナーを使用する画像形成装置では、現像時に発生する廃トナーを回収するため、廃トナー専用の回収容器を設けていた。そして、廃トナーの回収方法としては、ゴムなどのブレードを用いて転写体から掻き落とし、回収容器に自然落下させる方法が一般的に用いられている。
【0003】
また、従来は転写ベルトの端部を補強する目的で、補強ビードが設けられていた。しかし、この補強ビードだけでは、長期の寿命に耐えるものがなかった。
また、従来より、カラー画像形成装置において両面印字を行う場合には、表面をいったん定着してから、裏面を印字することになっていた。定着には、ヒートロールが一般的に使用されており、いったん定着を通過すると、用紙の含有水分が失われ、印字前に比べると抵抗値が高くなっていた。
【0004】
また、従来より、カラー画像形成装置に用いる転写搬送ベルトとしては、例えば厚みが150μm、表面抵抗値が1011〜1014Ω/□のものが使われていた。
また、従来は、反射型濃度センサにより感光体上、または中間転写体上、搬送ベルト上のトナー濃度を測定し、現像バイアスなどを可変として濃度安定化をはかる電子写真方式を用いた画像形成装置がある。このような画像形成装置においては、反射型濃度センサの調整は感光体、中間転写体、または搬送ベルト上でのトナー有り/トナー無しでセンサーの感度のダイナミックレンジを広く取れるように調整していた。
【0005】
また、従来の電子写真方式プリンタにおける濃度センサーは、トナーがセンサー上に付着して誤動作してしまうことがあった。
また、従来の画像形成装置には、JAM処理などのときに通常圧接している定着ローラ対を解除させる機構が装備されている。この定着ローラ対の圧接を解除させる機構はおもにオペレータ自身が操作を行うものであった。
【0006】
また、従来の画像形成装置におけるベルト分離方式においては、非接触にできなくもないが、ベルトに対する用紙の吸着が強い用紙では、ベルトと分離爪の間に用紙が入り込む場合があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述の第1の従来技術においては、現像時に発生する廃トナーの回収用に用いられる専用の回収容器(以下では廃トナーボトルという)内に廃トナーが山を形成して蓄積されていた。すなわち、この従来の廃トナーの回収方法は、転写体から掻き落としたトナーを自然落下のみで回収しているので、回収されたトナーは廃トナーボトル内で粉体特有の安定角度(B)を保ちながら山を形成していく。
【0008】
この状態が続いて、この山が搬入口付近まで蓄層されると、実際には、廃トナーボトルはその容量をほとんど使用していないにもかかわらず、容量満杯と検知されてしまう。そして、このことにより、廃トナーボトルの容量を最大限に有効活用できないという問題があった。
【0009】
また、上述の第2の従来技術における従来の転写ベルトは、転写性能を維持する目的でフッ素系材料にカーボンを分散させ中抵抗化している。補強ビードは、耐摩耗特性を維持する目的で、ウレタン系材料で構成され、それぞれアクリル系粘着剤で接合され、使用されている。このように、転写ベルトと補強ビートは、異なる材料でつくられているので、異種材料での接着強度維持の問題がある。実際、長期間使用すると、転写ベルトから補強ビート端部は剥がれてしまう。
【0010】
また、上述の第3の従来技術においては、両面印字の際に、表面をいったん定着してから裏面を印字する場合に、用紙の抵抗値が変化していた(図35、図36)。
図35において、環境N/Nのもとで、用紙の種類(64gの重さの用紙(実線)と156gの重さの用紙(破線))ごとに定着通過前と定着通過直後で、抵抗値の変化を測定している。ここで、環境N/Nは、常温/常湿を示していて、その値は具体的には25℃/50%である。また、表面印字率0%は、白印字であることを示す。また、黒丸は表面抵抗を、黒三角は体積抵抗をそれぞれ示している。また、図36において、64gの重さの用紙を用いて、環境(N/N(実線)とL/L(破線))ごとに定着通過前と定着通過直後で抵抗値の変化を測定している。
【0011】
ここで、環境N/Nは、常温/常湿を示していてその値は具体的には25℃/50%である。また、環境L/Lは、低温/低湿を示していてその値は具体的には10℃/20%である。また、表面印字率0%、黒丸、黒三角の意味は上述した通りである。上記図35、図36の測定結果により、用紙の抵抗(表面抵抗と体積抵抗の両方)は、用紙の重さにも環境にもよらず、定着通過直後の方が定着通過前より大きくなることがわかる。このように、定着後に用紙の抵抗値が大きくなった場合、転写電流は流れにくくなり、転写が弱いことによる画像カスレが生じていた。
【0012】
また、上述の第4の従来技術においては、両面印字を行う場合に画像跳びが発生し、良好な両面印字画像が得られなかった。これは、用紙がはじめの片面印字時に定着を通過するとき、用紙中の水分が減少し用紙抵抗が高くなるためである。図37は、環境(N/N(実線)とL/L(破線))により、搬送ベルトの片面印字の際の表面抵抗(図中、黒丸で示される)と、体積抵抗(図中、黒三角で示される)が定着通過前と定着通過直後とでどのように変化するかを測定したものである。同図から、表面抵抗と体積抵抗のいずれについても、定着通過直後の方が定着通過前よりも値が大きくなっていることが判明する。
【0013】
このため、次の裏面印字のとき高抵抗のまま印字されるため、転写による用紙帯電が非常に高く、用紙が搬送ベルトから分離する際の放電が強くなり、画像跳びが発生するものと考えられている。
また、上述の第5の従来技術においては、図38に示すように、濃度センサの出力のダイナミックレンジが広くとれるように、トナー有りレベル(A)とトナー無しレベル(B)を調整していた。このような場合、搬送ベルト13の光沢性の経時変化に対しては濃度センサのキャリブレーション時の光量を調整することで対応できる。しかし、搬送ベルト13の光沢性が一部変化するような場合、すなわち、図39に示すように、紙づまりなどで、ユーザが搬送ベルト13に触れたとき(図39のDの部分に触れたとき)、その触れた部分の光沢性が変化する場合は、Dの部分の出力が濃度センサの最大出力(C)を越えるため、飽和し、濃度測定を正しく行えなくなってしまう。
【0014】
また、上述の第6の従来技術においては、濃度センサにはクリーナ機構は設けられておらず、プリンタのルーフオープン時にトナーが飛散した場合や、プリントをつづけた場合などに濃度センサ上にトナーが付着していた。そして、このことで、濃度センサが誤動作して画像障害やエラーが発生し、プリンタが停止してしまっていた。
【0015】
また、上述の第7の従来技術においては、JAM処理などのときに通常圧接している定着ローラ対を解除させる機構が装備されていた。しかし、この定着ローラ対の圧接を解除する操作をオペレータ自身が行うことにより、JAM処理後に、定着ローラ対の圧接状態への復帰を忘れてしまうという操作ミスが起こるという問題があった。
【0016】
また、上述の第8の従来技術においては、搬送ベルトと分離爪の間に用紙が入り込む場合があり、その場合にはJAMとなっていた。一方、単純な接触方式では、分離爪のエッジより搬送ベルト表面に乗っているトナーを回収してしまい、分離爪の先端にトナー溜まりができてしまっていた。これは、用紙の裏汚れの原因ともなっていた。また、分離爪を搬送ベルトに接触させる方式の場合、分離爪の食い込み方を強くすると、分離爪が搬送ベルトに食い込み破損障害になりやすかった。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題は請求項記載の発明によれば、少なくとも一つが回転力を供給され互いに離間配置された第1、第2ローラと、該第1、第2ローラ間に掛け渡され給紙部から給送された転写材を吸着して前記第1ローラ側から前記第2ローラ側へ搬送すべく搬送部を有して循環させられる搬送ベルトと、該搬送ベルトの搬送部の外周面上の前記転写材に少なくともその一つが接触するように該搬送部の外周面に沿って並設された複数の像担持体と、該複数の像担持体上にそれぞれ所定の異なる色のトナー像を形成するためのトナー像形成手段と、前記搬送ベルトの搬送部を介して前記複数の像担持体と対向すべく搬送ベルトにより囲まれた空間内に配置され、少なくとも一つの像担持体からトナー像を前記転写材に転写する複数の転写手段と、前記搬送ベルトが前記第2ローラにより近い像担持体に接触するモノカラー像転写位置と、前記搬送ベルトが全ての像担持体に接触するフルカラー像転写位置との間で、前記搬送ベルトを動かすベルト移動機構と、該ベルト移動機構を所定のタイミングで作動させて印刷色モードを切り替える印刷色モード切替軸と、前記搬送ベルトの搬送部以外の外周面位置で該外周面上に付着した付着物を除去するクリーナと、除去された付着物を収容するクリーナボトルと、該クリーナボトルを揺動自在に支持する支持手段と、前記印刷色モード切替軸に装備され印刷色モードの切り替えに伴い前記クリーナボトルと接触、非接触することにより該クリーナボトルに衝撃を与えるカムから成り、前記ベルト移動機構のベルト移動に連動して前記クリーナボトルを振動させて、収容する前記付着物の偏った堆積を均一化するクリーナボトル振動手段と、を備えたカラー画像形成装置を提供することによって達成できる。
【0018】
ここで、上記クリーナは、搬送ベルト上に付着した廃トナーを除去するものである(以下では、廃トナー除去装置とよぶ)。また、クリーナボトルとは、この廃トナーを収容するものである(以下ではクリーナボトルのことを廃トナーボトルとよぶ)。また、所定のタイミングとは、印刷色モード切替時(すなわち、モノクロからカラーへの印刷色モードの変更、または、カラーからモノクロへの印刷色モードの変更のことである)をさしている。この印刷色モード切替時には、印刷色モード切替軸に装備されているカムが回転してベルト移動に連動して廃トナーボトルを振動させる。
【0026】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図1はいわゆるタンデム方式のカラープリンタの例である。同図において、プリンタ装置は図示しないケーブルによってパーソナルコンピュータなどのホスト機器に接続されている。
【0027】
プリンタ装置は装置本体上部Aと装置本体下部Bによって構成され、装置本体上部Aには、図示しない操作パネルが配設され、またその上面には、印字用紙の排紙部も形成されている。
プリンタ装置の内部構成は、画像形成部1、両面印刷用搬送ユニット2、および給紙部3で構成されている。ここで、画像形成部1は、4個の画像形成ユニット4〜7を並設した構成であり、同図の紙面右側から左側に向かってマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の順に配設されている。この中で、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の画像形成ユニット4〜6は、減法混色によりカラー印刷を行う構成であり、ブラック(K)の画像形成ユニット7は、モノクロ印刷に使用する。
【0028】
ここで、上記各画像形成ユニット4〜7は、それぞれドラムセットC1とトナーセットC2で構成され、現像容器に収納されたトナーの色を除いて同じ構成である。したがって、イエロー(Y)用の画像形成ユニット6を例にして、構成を説明する。ドラムセットC1には、感光体ドラム10、帯電器11a、クリーナ11eなどが収納され、またドラムセットC1の上方には印字ヘッド11bが配置されている。トナーセットC2には、現像ロール11cやトナーが収納されている。
【0029】
感光体ドラム10は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成され、感光体ドラム10の周面近傍には、帯電器11a、印字ヘッド11b、現像ロール11c、転写器11d、クリーナ11eが順次配設されている。感光体ドラム10は、矢印方向に回動し、まず、帯電器11aからの電荷付与により、感光体ドラム10の周面に一様に帯電する。そして、印字ヘッド11bからの印字情報にもとづく光書き込みにより、感光体ドラム10の周面に静電潜像を形成し、現像ロール11cによる現像処理により、トナー像を形成する。このとき、感光体ドラム10の周面に形成されるトナー像は、トナーセットC2に収納したイエロー(Y)色のトナーによる。このようにして、感光体ドラム10の周面に形成されるトナー像は、感光体ドラム10の矢印方向の回動に伴って転写器11dの位置に達し、感光体ドラム10の真下を矢印方向に移動する用紙に転写される。なお、上記転写器には後述する転写電圧が印加される。
【0030】
また、上記各画像形成ユニット4〜6を構成するドラムセットC1、およびトナーセットC2は、それぞれ装置本体に対して着脱自在に構成される。
一方、用紙の搬送は、前述の給紙部3を構成する給紙カセット8、待機ロール12、搬送ベルト13、駆動ロール14などで構成され、給紙コロ15の回動により、給紙カセット8から搬出された用紙は、待機ローラ対12まで送られ、さらに、トナー像に一致するタイミングで搬送ベルト13上に送られ、各転写器11dに達する。そして、各転写器11dにおいてトナー像が転写され、トナー像が転写された用紙は搬送ベルト13の移動にしたがって、搬送ベルト13上を矢印方向に移動し、定着ユニット16において熱定着処理が施される。
【0031】
また、用紙の上面には、上記イエロー(Y)のトナー像のみならず、マゼンダ(M)、およびシアン(C)のトナー像も転写され、前述の減法混色にしたがった色の印刷が行われる。
なお、上述の用紙は給紙カセット8から搬出される用紙のみならず、MPFトレー9から供給される用紙も含まれ、この場合には、用紙は給紙コロ9aによって搬入され、前述の経路によって印刷処理が行われる。
【0032】
また、上記定着ユニット16は、熱ローラ16a、圧接ローラ16bおよびオイル塗布ローラ16cで構成され、用紙が上述の熱ローラ16aと圧接ローラ16bの間を狭持搬送される間、用紙に転写された例えば複数色のトナー像は溶融して用紙に熱定着する。また、オイル塗布ローラ16cは、熱ローラ16a周面に離型性オイルを塗布するとともに熱ローラ16aに残るトナーを除去する機能を有する。なお、定着ユニット16によってトナー像が定着された用紙は切換フラップ21を介して上方、または、紙面左方向に搬送される。
【0033】
一方、両面印刷用搬送ユニット2は、装置本体に対して着脱自在に構成され、本例のプリンタ装置によって両面印刷を行う際、装着するユニットであり、内部に複数の逆搬送ローラ対20aから20eが配設されている。両面印刷の場合には、上記切換フラップ21によって一旦上方に用紙が送られ、例えば用紙の後端が搬送ロール22に達したとき、用紙の搬送を停止し、さらに用紙を逆方向に搬送する。この制御によって、用紙は点線で示す位置に設定された両面印刷用搬送ユニット2の用紙搬送路に搬入され、逆搬送ローラ対20a〜20eによって用紙が逆方向に送られ、待機ローラ対12に達し、前述したように、トナー像と一致するタイミングで転写部に送られ、トナー像が用紙の裏面に転写される。
【0034】
ここで、本例のプリンタ装置はさらに、上記待機ローラ対12の下流側に吸着ローラ23が設けられている。また、この吸着ローラ23には、吸着バイアス電圧が印加される。
また、同図に示す40は後述する廃トナー除去装置を示している。また、同図に示す30は後述する分離爪30である。
【0035】
図2は、上記構成のプリンタ装置における回路ブロック図である。図2において、回路ブロックは、インターフェイスコントローラ(以下I/Fコントローラという)55、プリンタコントローラ56、プリンタ印字部57、CPU58、ROM59、操作パネル61、EEPROM62で構成されている。I/Fコントローラ55は、ホスト機器から供給される印字データをビットマップデータに変換し、フレームメモリ60に展開する。フレームメモリ60は、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)ごとに記憶エリア(60M,60C,60Y,60K)が設定され、対応するエリアに各色のデータが展開される。
【0036】
フレームメモリ60に展開されたデータはプリンタコントローラ56に出力され、CPU58の制御にしたがってプリンタ印字部57に出力される。このとき、マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色のデータは、それぞれ対応する印字ヘッド11bに供給される。
【0037】
なお、ROM59には、本例のシステムプログラムが記憶され、CPU58は、このシステムプログラムに従って処理を行う。
図3は、上記構成のプリンタ装置において、搬送ベルト13の側方下部に設けられた廃トナーボトルの構成を説明する斜視図である。また、図4は、廃トナーボトル38が1点を回転軸42により固定され、他点を長穴可動軸43により固定されているところを示している。さらに、図5は、一文字型カム41が図示しない印刷色切替軸とともに回転して廃トナーボトル38へ衝撃を与えるところが示されている。
【0038】
図3において、廃トナーボトル38は、転写装置の手前に(横に)配置され、現像過程で発生した廃トナーを廃トナー除去装置40により、送り込まれている。このため、図3においては、廃トナー除去装置40は、搬送ベルト上から廃トナーを除去する過程と、廃トナーボトル38の回収口のところまで廃トナーを搬送する過程とを含むことになる。また、図4に示すように、廃トナーボトル38は、完全に固定されずに、1点を回転軸42により固定し、他点を長穴可動軸43により可動としている。
【0039】
廃トナー除去装置40により廃トナーボトル38に運び込まれた廃トナー39は、図5に示すように、自然落下により蓄層され、安定角度 (B)を保ちながら山を形成していく。この状態がつづいて、この山が搬入口A付近まで、蓄層されると、実際には、容量をほとんど使用していないにもかかわらず、容量満杯と検知されてしまう。
【0040】
本例においては、印刷色モード切替装置の回転軸に装着された一文字型カム41がこの回転軸とともに回転することにより、廃トナーボトル38に衝撃を与え、蓄層されている廃トナー39の山を崩し、平滑化する。このような廃トナー39の(自然落下による)蓄層と、(衝撃を与えることによる)平滑化を繰り返すことにより、廃トナーボトル38の容量を効率よく利用して廃トナー39を回収することが可能となる。
【0041】
また、本発明においては、印刷色モード切替装置は、印刷色モード切替時(カラー/モノクロ)以外にも、画像形成装置の電源投入時や、ソフトリセット時にも回転するように構成されている。このため、使用者が特別な意識を持たなくても、ある程度定期的に廃トナーボトル38に衝撃を与えて、廃トナーボトル38内に蓄層されている廃トナー39を平滑化することが可能である。
【0042】
また、以上の説明においては、廃トナーボトル38は、転写/搬送ユニットの横に配置されていたが、図6〜図8に示すように、廃トナーボトル38を、転写/搬送ユニットの下に配置するように構成することも可能である。この場合も、上述したように、一文字型カム41は、印刷色モード切替軸と連動して回転し、廃トナーボトル38に衝撃を与えて揺動させる(図8参照)。
【0043】
なお、廃トナーボトルが転写装置の下についている場合は、廃トナー除去装置40は、搬送ベルト13上から廃トナー39を除去した後、廃トナーボトル38の回収口へ廃トナーを自然落下させればよいので、この図6〜図8の廃トナー除去装置は、厳密には図2の廃トナー除去装置のように廃トナーを搬送する過程を含んではいない。また、図8に示すように、一文字型カム41の位置は、廃トナーボトル38の上方についていてもかまわない。
【0044】
また、以上の説明において、廃トナーボトル38は、印刷色モード切替軸の回転に連動して回転する一文字型カム41により衝撃を受けて揺動していたが、この他にも例えば、図7に示すように、印刷色モード切替時にベルト移動機構による搬送ベルト13の移動に連動して左右に揺動してもよい。なお、図7の場合には、一文字型カムは必要ではない。
【0045】
このように、本発明の第1の実施形態では、従来は自然落下により蓄層され、山を形成していた廃トナーに対して、ある程度、定期的に衝撃を与えることにより、この山を平滑化することにより廃トナーボトルの容量を効率良く使用することが可能となる。
<第2の実施形態>
図9は、駆動ローラ14により、転写搬送ベルト13が回動しているところを示したものである。同図(a)では、補強ビード45の変形はまだ発生していない。同図(b)では、補強ビード45がベルト駆動ローラ14を通過するときの状況を示している。同図(c)は、長い時間使用して、駆動ローラ14の曲率により、補強ビード45の端部が浮き上がった状況を示している。
【0046】
図10(a)は、本発明の第2の実施形態を示すもので、回転方向から駆動ローラ14に巻き込まれる側の補強ビード45の端部の浮き上がりを防止するため、補強ビード45の回転方向巻き込まれ側端部の上面に補強部材46の一端を接着し、補強部材46の他端を補強ビード45の反対側下面に橋渡しで接着することで、補強ビード45が搬送ベルト13から剥がれるのを防止している。
【0047】
この際、補強部材46自体に自体にシワ、波打ちがほとんど発生しない。一般に考えられる補強ビード45への補強部材46の接着方法としては、搬送ベルト13の反対側に補強部材を接着強化する方法(図10(c)を参照)が考えられる。しかし、上述した図10(a)の接着方法の方が図10(c)の接着方法より押え込む効果がある。なお、図10(b)は、同図(a)の接着箇所を、図10(d)は、同図(c)の接着箇所を、それぞれ拡大したものである。
【0048】
図11(a)は、補強ビード45の巻き込みを防止するため、駆動ローラ14の段つき端部にセパレータ47を設け、補強ビード45の端部の巻き込みを防止している。同図(b)においては、駆動ローラ14の段つき端部に潤滑性能の高い樹脂を用い、巻き込み防止形状を持たせることで、補強ビード45の端部の巻き込みを防止させている。なお、上述した補強部材46やセパレータ47に用いる材料は、フッ素系などの離型性の良好なもの、または、コート剤として付与した材料を用いることが望ましい。
【0049】
このように、本発明の第2の実施形態においては、補強ビードの回転方向巻き込まれ側端部の上面に補強部材の一端を接着し、補強ビードの反対側下面に補強部材の他端を橋渡しで接着することで補強ビードの搬送ベルトからの剥がれを防止している。また、駆動ローラの段つき端部にセパレータを設けて、補強ビードの巻き込みを防止している。そして、これらのことにより、搬送ベルトの切断や変形を防ぎ、長寿命化をはかっている。
<第3の実施形態>
本発明の第3の実施形態については、特願2000−234889号公報に類似の技術が開示されているが、本例は、この特願2000−234889号公報をさらに、印刷状況により細かく対応して転写電圧の設定を可能としたものである。
【0050】
まず、ユーザは、操作パネルを操作して印刷色モード切替を行う。ここで、印刷色モードがカラーかモノクロのいずれかに設定される。そして、この印刷色モードで用紙の印刷が開始されると、印刷状況は、時間の経過とともに変化していく。ここにいう印刷状況とは、用紙の表面(片面)印字時か裏面印字時か、センサにより検知される検知情報は、どの環境のものか(環境としては基準環境(低温/低湿、常温/常湿、高温/高湿)ごとに転写電圧値が設定されている)、用紙の種別はどれか(すなわち、普通紙、OHP、特殊紙、厚紙のどれか)をさしている。
【0051】
なお、センサにより検知された検知情報が上記に基準環境のいずれでもないときは、基準環境中の1つの要素(例えば、温度)に注目して補間を行う。
また、本発明の第3の実施形態で用いるカラー画像形成装置の転写ベルト抵抗値は、後述する第4の実施形態の転写ベルトの抵抗値を用いている。すなわち、表面抵抗値が1×1010〜3×1011Ω/□、体積抵抗値が1×1011〜3×1013Ω・cmで与えられ、常に、表面抵抗値≦体積抵抗値の関係を満たす範囲で変化するものとする。また、本例のカラー画像形成装置の主要部の寸法は図12に示す通り(図中の数値の単位はmm)である。
【0052】
図13(b)は、前述のEEPROM62に記憶される転写電圧印加設定値の常温/常湿時のデータである。同図(b)において、カラー印刷を行うときは、第1ポジションは、画像形成ユニット4(マゼンダ(M))の転写電圧であり、片面印字時1100V、裏面印字時1150Vである。また、第2ポジションは、画像形成ユニット5(シアン(C))の転写電圧であり、片面印字時1200V、裏面印字時1350Vである。また、第3ポジションは、画像形成ユニット6(イエロー(Y))の転写電圧であり、片面印字時1300V、裏面印字時1400Vである。さらに、第4ポジションは、画像形成ユニット7(ブラック(K))の転写電圧であり、片面印字時1400V、裏面印字時1500Vである。一方、モノクロ印刷を行うときは、第4ポジションの画像形成ユニット7(ブラック(K))のみを使用し、その転写電圧は、片面印字時1000V、裏面印字時1050Vである。なお、以上の説明は、図13(b)の常温/常湿時のデータにもとづいて行ったが、図13(a)の低温/低湿時のデータ、図13(c)の高温/高湿時のデータについても同様である。
【0053】
以下においては、カラー画像形成装置に備えられた温度/湿度を検知するセンサは、常温/常湿をさしているものとする(したがって、後述するように、しきい値を設定したり、補間したりする必要はない)。
上記データはEEPROM62に書き込まれ、まず最初に、給紙カセット8から搬出された用紙の転写処理の際には、上記片面印字時の電圧が読み出され、CPU58、プリンタコントローラ56を介してプリンタ印字部57に送られる。すなわち、第1ポジションのマゼンダ(M)を転写する転写器11dには、1100Vが印加され、第2ポジションのシアン(C)を転写する転写器11dには、1200Vが印加され、第3ポジションのイエロー(Y)を転写する転写器11dには、1300Vが印加され、第4ポジションのブラック(K)を転写する転写器11dには、1400Vが印加される。
【0054】
上記転写電圧が印加された転写部では、用紙の片面に充分な転写電流を流して印字品質の優れた印刷を行う。一方、同じ用紙の裏面を印刷するときは、EEPROM62から以下の電圧データを出力する。すなわち、マゼンダ(M)を転写する転写器11dには、1150Vが印加され、第2ポジションのシアン(C)を転写する転写器11dには、1350Vが印加され、第3ポジションのイエロー(Y)を転写する転写器11dには、1400Vが印加され、第4ポジションのブラック(K)を転写する転写器11dには、1500Vが印加される。
【0055】
以上のように、表面の転写と裏面の転写において、供給電圧を変えて供給することで、用紙の抵抗値変化を補償して、両面とも良好な転写画像を得ることができる。したがって、上記処理により用紙に印字されている画像は、印字品質の優れたものとなる。
【0056】
なお、上述の第3の実施形態において、図13(a)〜(c)に示す3つの基準環境の例えば温度と、センサにより検知された現在印刷中の用紙の温度が一致しない場合には例えば、EEPROM62に、しきい値を記憶しておき、センサにより検知された現在印刷中の用紙の温度と、基準環境(低温/低湿、常温/常湿、高温/高湿)の温度のいずれかとの差が、このしきい値の範囲にあるときは、補間をせずに、この範囲内にある図13の基準環境のテーブル(a)〜(c)の内の該当する1つのテーブルを選択して、このテーブルの電圧値をデータとして用いればよい。
【0057】
一方、センサにより検知された現在印刷中の用紙の温度が、基準環境の温度のいずれかとの差が、このしきい値の範囲を越えた場合には、補間により、転写電圧を求めるようにすればよい。ここでは、センサにより検知された現在印刷中の用紙の温度が15度である場合に、図13(a)と図13(b)のデータを用いて補間する場合を考える。この場合、例えば、第4ポジションについて考えると、第4ポジション(ブラック)表面印字時には、10度(低温)で1600V、25度(常温)で1400Vが基準となるデータとしてEEPROM62に記憶されているが、これらのデータをもとに、ソフトウェアプログラムなどにより実現される計算手段により補間の計算を実行し、計算結果として1533Vを得たとする。
【0058】
この値は、その後、例えば10V単位で量子化されて、1530Vとなり、補間の計算が終了する。なお、ここでは、印刷色モードがカラー印刷の場合を想定しているので、この他に第4ポジション(ブラック)の裏面印字時と、第1(マゼンダ)〜第3ポジション(イエロー)のそれぞれ表面と裏面印字時についても同様に補間の計算を行い、電圧値を算出することはいうまでもない。また、上述の計算では、10V単位で量子化を行ったが、量子化を行う必要はなく、また量子化を行う場合でも、10V以外の単位(例えば、5V、25V、50Vなど)で行うことも可能である。
【0059】
このように、上述のしきい値を参照する方法と、補間をする方法とを併用することにより、センサにより検知された検知情報が基準環境のいずれでもない場合でも、対応する転写電圧の設定値を求めることが可能となる。
このように、本発明の第3の実施形態では、環境(温度/湿度)、用紙種別、印字するのは表面か裏面か、という印刷状況と印刷色モード(カラー/モノクロ)とに応じて適切な転写電圧値を設定することにより画像カスレを防止し、良好な転写性を得ることが可能となった。
<第4の実施形態>
ところで、従来例では、逆付着による画像カスレや剥離放電による画像跳びが発生していた。ところが、本発明の第4の実施形態におけるカラープリンタにおいては、上記搬送ベルト13として表面抵抗と体積抵抗がある範囲にある搬送ベルトを用いることで、上記の画像カスレや画像跳びの問題を解消している。以下ではこのような搬送ベルトについて説明する。
【0060】
まず、逆付着について種々検討した結果、搬送ベルトの表面抵抗と体積抵抗と画像跳びの発生に相関があることがわかった。そこで、種々の抵抗値の搬送ベルトを試作し、表面抵抗、体積抵抗とそのときの画像跳びの発生状況を調査した。図14は、搬送ベルトの表面抵抗と体積抵抗と画像跳びの関係を示すグラフである。同図は横軸に試作した搬送ベルトの表面抵抗(単位はΩ/□)を示し、縦軸に体積抵抗(単位はΩ・cm)を示している。そして、抵抗値の測定はいずれも高抵抗抵抗率計ハイレスタ(油化電子製)で行い、URプローブを用いて、印加時間を10秒とした。また、印加電圧については、表面抵抗値が500V、体積抵抗値が250Vとした。
【0061】
同図において、画像跳びの判定結果を「○」、「△」または「×」で示している。「○」はこの「○」の座標データに対応する(表面抵抗,体積抵抗)の組に対して画像跳びがないもの、「△」はこの「△」の座標データに対応する(表面抵抗,体積抵抗)の組に対して画像跳びが若干発生したもの、「×」はこの「×」の座標データに対応する(表面抵抗,体積抵抗)の組に対して画像跳びが発生したもの、をそれぞれ示している。同図から明らかなように、表面抵抗については、1×1011の前半を越えると画像跳びが発生して両面転写画像(第2面の転写画像)が悪くなることが判明する。一方では、体積抵抗については、1×1013の前半を越えると画像跳びが発生して両面転写画像(第2面の転写画像)が悪くなることが判明する。これは、搬送ベルトの抵抗が高過ぎると用紙と搬送ベルトの間の静電吸着力が強くなり、用紙が搬送ベルトから分離されるときの放電が強くなるためと考えられる。
【0062】
これに対して、表面抵抗≦3×1011(Ω/□)、体積抵抗≦3×1013(Ω・cm)としたとき画像跳びがなく良好な画像が得られることが判明する。
ところで、本例の4連タンデム方式のカラープリンタにおいては、用紙29は、搬送ベルト13によって静電的に吸着されて搬送される。この用紙29と搬送ベルト13との静電吸着は、図1に示す吸着送りローラ23から用紙29に電圧を印加することによって行われる。
【0063】
吸着送りローラ23は、抵抗が106 Ωの導電性ウレタンローラであり、これに搬送ベルト13を介して対向する可動支持ローラ24bは、接地された金属ローラである。吸着送りローラ23に印加される上記の印加電圧は「+600V」に設定されている。
【0064】
ところが上述したように、両面印字を良好に行うため、搬送ベルト13の抵抗値を、表面抵抗≦3×1011(Ω/□)、体積抵抗≦3×1013(Ω・cm)とした場合、用紙29と搬送ベルト13の吸着性が弱いか全く吸着しないことがある。高湿環境下では、用紙29の抵抗が低くなるため、静電吸着力が弱くなる傾向があるが、種々の実験の結果、搬送ベルト13の抵抗が弱い場合は、用紙に対する静電吸着力の低下がより顕著になることが判明した。
【0065】
図15は、表面抵抗および体積抵抗と高湿環境下(同図では25℃/80%である)における静電吸着力との関係を示すグラフである。同図は横軸に試作した搬送ベルトの表面抵抗(Ω/□)を、また、縦軸には体積抵抗(Ω・cm)をそれぞれ示している。
【0066】
同図において、用紙に対する静電吸着の判定結果を「○」、「△」または「×」で示している。「○」はこの「○」の座標データに対応する(表面抵抗,体積抵抗)の組に対して用紙に対する静電吸着力が十分なもの、「△」はこの「△」の座標データに対応する(表面抵抗,体積抵抗)の組に対して用紙に対する静電吸着力の低下が若干発生したもの、「×」はこの「×」の座標データに対応する(表面抵抗,体積抵抗)の組に対して用紙に対する静電吸着力の低下が発生したもの、をそれぞれ示している。同図から明らかなように、表面抵抗については、1×1010より小さい値の場合、用紙に対する静電吸着力の低下が発生し、体積抵抗については、1×1011より小さい値の場合、用紙に対する静電吸着力の低下が発生することが判明する。
【0067】
これに対して、表面抵抗≧1×1010(Ω/□)、体積抵抗≧1×1011(Ω・cm)としたとき用紙に対して良好な吸着が得られることが判明する。
なお、本発明の第4の実施形態は、特願2000−195073号公報の内容に関連したものになっている。この特願2000−195073号公報では、上述した問題について提供するとともに、表面抵抗Aと体積抵抗Bの間にA≦Bの関係があることが示されている。この結果を本例と組み合わせて用いることも当然可能である。
【0068】
このように、本発明の第4の実施形態では、搬送ベルトの表面抵抗A(Ω/□)、体積抵抗B(Ω・cm)をそれぞれ、表面抵抗A≦3×1011(Ω/□)、体積抵抗B≦3×1013(Ω・cm)とすることにより、画像跳びの発生を防止することが可能となり、両面印字において良好な画質を得ることが可能となる。また、表面抵抗A≧1×1010(Ω/□)、体積抵抗B≧1×1011(Ω・cm)とすることにより、用紙に対して良好な吸着を行うとともに良好な用紙搬送性を得ることができる。
<第5の実施形態>
図16は、タンデム式カラー画像形成装置の模式的断面図である。図16において、搬送ベルト13上に、各色の画像形成ユニット4〜7がレイアウトされている。また、用紙は搬送ベルト13上を移動することで各色の印字を行い、定着ユニット16で定着される。濃度センサ33は、搬送ベルト13上で形成された印字パターンを測定している。
【0069】
図17は、濃度センサ33の出力例である。図17において、トナー無しの状態(すなわち、搬送ベルトのみの状態、図17ではBに相当)では、濃度センサ33中の光源からでた光は、搬送ベルト13で反射されるので、反射光量が高くなる(濃度センサの出力は大きくなる)。一方、トナー有りの状態(図17ではAに相当)では、濃度センサ33中の光源からでた光は、吸収されるので、反射光量は低くなる(濃度センサの出力は小さくなる)。濃度センサ33の最大出力を図17中のCで示す。
【0070】
搬送ベルト13の光沢性が経時変化した場合は、濃度センサ33のキャリブレーション時の光量を調整することで対応できる。しかし、光沢性は経時変化以外の原因でも変化する。例えば、カラー画像形成装置で印刷時に紙づまりが発生したとき、搬送ベルト13上から用紙を除去するが、この際に、搬送ベルト13をユーザが触れる場合がある。ユーザが搬送ベルト13に触れると、触れた部分の光沢性が変化する。上記したように、搬送ベルトの光沢性が経時変化した場合は、濃度センサ33のキャリブレーション時の光量を調整することで、濃度センサの出力レベルを均一に保つことができるが、紙づまりなどで、ユーザが搬送ベルト13の一部に触れて、その一部だけ光沢性が変化した場合、濃度センサ33のキャリブレーションでは対応できず、濃度センサ33の出力の一部が飽和するという不具合が生じた。
【0071】
図17においては、濃度センサ33の最大出力はCである。そして、搬送ベルト13の光沢性が経時変化により変化したときは、トナー無しの状態(B)の値を維持するように、濃度センサ33を調整する。
図18では、紙づまりなどで、ユーザが搬送ベルト13に触れたとき(図18のD)、その触れた部分の光沢性が変化し、濃度センサ33の出力の一部が変化する。この場合、Dの部分の出力が濃度センサ33の最大出力Cを越えるため、飽和し、濃度測定が正しく行われないという問題が生じていた。
【0072】
図19は本発明の第5の実施形態である。同図において、濃度センサのトナー無しの状態の出力の値(以下では、トナー無しレベル)をB’とする。この値は、紙づまりなどで、ユーザが搬送ベルト13に触れたとき(図19のD)に生じる光沢性の変化(以下では、光沢性の一部変化とよぶ)によっても、濃度センサの出力が飽和しないように、(例えば、図18と比較して)十分小さい値に設定されているものとする。具体的には、図19のトナー無しレベルB’は、図18のトナー無しレベルBよりも小さい値をとる。
【0073】
なお、上記のトナー無しレベル(B’)を適切な値に設定する方法としては、例えば、実際に搬送ベルト13の一部に触れて、光沢性の一部変化を発生させた状態で濃度センサ33の出力を測定し、飽和しないように調整する方法が考えられる。
【0074】
このように、従来例では、濃度センサの出力のダイナミックレンジが広くとれるように、トナー有りレベル(A)とトナー無しレベル(B)を調整したが、本発明の第5の実施形態では、光沢性の一部変化が発生した場合でも、濃度センサの出力が飽和することのないように、従来例よりも低いトナー無しレベル(B’)を設定している。そして、このことにより、従来例では、光沢性の一部変化により、濃度センサの出力が飽和したような場合でも、出力が飽和することなく正しく濃度測定を行うことが可能になった。
<第6の実施形態>
図20〜図23は、本発明の第6の実施形態であるカラー画像形成装置に備えられる濃度センサクリーナの状態を示している。すなわち、図20は、フロントカバークローズ状態を示している。同図に示されるように、フロントカバークローズ時は、フロントカバーの突起37がレバーロッド36の端面を押し、レバーロッド36は、M/Cの奥側へ押し込まれている。そして、トナー除去用スポンジ34aは、濃度センサ33を覆わない位置に常時固定されている。
【0075】
なお、図21は、図20の拡大図である。一方、図22は、フロントカバーオープン状態を示している。同図に示すように、フロントカバーオープン時には、フロントカバーの突起37がレバーロッド36の端面を離れ、バネ35によりレバーロッド36がM/Cのフロント側に引っ張られるため、濃度センサ33を覆う位置にトナー除去用スポンジ34aは移動する。このトナー除去用スポンジ34aの移動により、濃度センサ上33のトナーが掻き取られ、濃度センサ33をクリーニングする。なお、図23は、図22の拡大図である。
【0076】
このように、本発明の第6の実施形態によれば、トナー除去用スポンジがフロントカバー開閉時に移動して濃度センサ上のトナーが掻き取られるので、濃度センサ上のトナーの付着によって起こる画像障害を防止することが可能となる。
なお、上記と同じ構成で、トナー除去用スポンジ以外のものを濃度センサクリーナとして用いることも可能である。
【0077】
図24〜図27は、本発明の第6の実施形態であるカラー画像形成装置に備えられる濃度センサクリーナの状態を示している。すなわち、図24はフロントカバークローズ状態を示している。同図に示されるように、フロントカバークローズ時は、フロントカバーの突起37がレバーロッド36の端面に押されレバーロッド36はM/Cの奥側へ押し込まれており、ワイパーブラシ34bがトメネジを軸にして回転することで、ワイパーブラシ34bはM/Cのフロント側へ常時固定されている。なお、図25は、図24の拡大図である。
【0078】
一方、図26は、フロントカバーオープン状態を示している。同図に示されるように、フロントカバーオープン時は、フロントカバーの突起37がレバーロッド36の端面を離れ、バネ35によりレバーロッド36がM/Cのフロント側に引っ張られるため、ワイパーブラシ34bはトメネジを軸にして回転し、濃度センサ33を越えた位置(M/Cの奥側)に移動する。このワイパーブラシ34bがフロントカバー開閉時に移動することで、濃度センサ33上のトナーが掻き取られ、濃度センサ33をクリーニングする。なお、図27は、図26の拡大図である。
【0079】
このように、本発明の第6の実施形態によれば、ワイパーブラシがフロントカバー開閉時に移動することで、濃度センサ上のトナーが掻き取られるので、濃度センサ上のトナーの付着によって起こる画像障害を防止することが可能となる。なお、上記と同じ構成で、ワイパーブラシ以外のものを濃度センサクリーナとして用いることも可能である。
<第7の実施形態>
図28は、本発明の第7の実施形態のカラー画像形成装置のセット状態とオープン状態を示す図である。図28において、プリンタがセット状態からオープン状態に移行することで、プリンタは、画像形成部を含む上部機体と転写/定着部を含む下部機体の上下に2分される。
【0080】
図29は、図28のオープン状態のプリンタの紙面左方を拡大して示したものである。図29に示すように上部機体の一部にカム曲線50を造形する。カム曲線50は、転写/定着部に装備されている圧接解除レバー51と上下方向で対面の位置に配置されている。
【0081】
このカム曲線50は、圧接解除レバー51を図30に示す角度aの範囲で矢印の方向へ強制的に押し出す動作曲線を描いている。この際、定着ローラ対は圧接状態へ押し戻される。また、圧接解除レバー51が図30の角度bの範囲にある場合は、定着ローラ対の圧接スプリングの作用により定着ローラ対は、圧接状態に復帰し、これに伴い、圧接解除レバー51も矢印の方向へ回転されるものとする。圧接解除レバー51は時計回りで定着ローラ対を「圧接解除」し、また、反時計回りで定着ローラ対を「圧接」の状態にさせるものとする。さらに、図31に示すオイル塗布ローラは、図面に向かって手前側にスライドさせて挿抜する構造としておく。なお、本例における定着ローラ対の構造を図32に示す。
【0082】
同図において、定着ローラ対は、熱ローラ16aと圧接ローラ16bにより構成されている。図32(a)は、「圧接」状態にある定着ローラ対を示しており、同図(b)は、「圧接解除」状態にある定着ローラ対を示している。同図(b)に示すように、熱ローラ16aは、上側がバネ付勢されていて、圧接解除レバー51を時計回りに回転して定着ローラ対を「圧接解除」した場合、オイル塗布ローラ16cをむりやりスライドさせて、抜けない状態にしている。
【0083】
オペレータが転写/定着部のJAM処理を行った後に、圧接解除レバー51を圧接状態に復帰させずに、上部機体を下ろすと、図30に示すカム曲線50のA点と圧接解除レバー51が衝突する。このとき、圧接解除レバー51はカム曲線50に従い、B点までカム運動を強いられることになる。定着ローラ対の圧接解除レバー51がB点まで回転させられた時点で、上述のスプリング作用により、圧接解除レバー51は定着ローラ対の圧接側へ自然復帰することとなり、画像形成装置は印字可能な状態になる。
【0084】
さらに、圧接解除レバー51に図30に示す突起を設けて、図31に示すように、定着ローラ対の圧接を解除している最中に、オイル塗布ローラ16cの抜き方向に対して一部または、全部を覆い被さる形状にする。本発明では、図31のD部分が圧接解除レバー51とオイル塗布ローラ16cの重なっている部分である。
【0085】
このように本発明の第7の実施形態によれば、定着ローラ対の圧接解除レバーを画像形成部のセット動作(上部機体の閉成動作)の中で強制的に圧接状態に復帰させるようにしたことによりオペレータによる定着ローラ対の圧接忘れを防ぐことが可能となる。
<第8の実施形態>
図33は、図1のカラー画像形成装置の一部を拡大した図であり、本発明の第8の実施形態であるベルト用紙分離部を示している。同図において、ベルト用紙分離部は、搬送ベルト13、駆動ローラ14、分離爪30、分離シート30a、用紙29から構成される。
【0086】
図33において、搬送ベルト13より排出される用紙29は、従来は搬送ベルト13の吸着する力の影響を受けて、基本設定では、画像のレジストレーションを合わすため、搬送ベルト13の搬送の吸着力を上げ搬送を安定させている。しかし、吸着力が強いため、用紙先端の分離が難しい。本発明の第8の実施形態においては、ベルト用紙分離部の駆動ロール14の曲率部に分離シート30aを接触させることにより、用紙29の分離を行う。
【0087】
また、図34では、搬送ベルト13上のトナーを分離シート30aがすくわないように、分離シート30aのベルト接触部に折り返しによるRをつけた折り返しR部30bを設けた状態を示した図である。
さらに用紙分離で使用している分離シート30aの材質を搬送ベルト13と同じ材質とすることにより、搬送ベルト13と分離シート30aなどの分離部材の接触による電位変化をおさえ、転写への影響をおさえている。
【0088】
このように本発明の第8の実施形態においては、用紙を分離するために搬送ベルトと同じ硬さ以下の分離シートを使用することにより搬送ベルトへの摩耗および破損を抑えられる効果がある。また、分離シート先端に折り返しRを設けることにより、搬送ベルト上のトナーをすくうことがなくなるので分離爪による用紙汚れが抑えられる。また、分離シートの材質を搬送ベルトと同じ材質にすることにより接触による電位変化が抑えられるので画像への影響を少なくできる。
【0089】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、従来は自然落下により蓄層され、山を形成していた廃トナーに対して、ある程度、定期的に衝撃を与えることにより、この山を平滑化することにより廃トナーボトルの容量を効率良く使用することが可能となる。
【0090】
また、本発明によれば、補強ビードの回転方向巻き込まれ側端部の上面に補強部材の一端を接着し、補強ビードの反対側下面に補強部材の他端を橋渡しで接着することで補強ビードの搬送ベルトからの剥がれを防止している。また、駆動ローラの段つき端部にセパレータを設けて、補強ビードの巻き込みを防止している。そして、これらのことにより、搬送ベルトの切断や変形を防ぎ、長寿命化が可能となる。
【0091】
また、本発明によれば、環境(温度/湿度)、用紙種別、印字するのは表面か裏面か、という印刷状況と印刷色モード(カラー/モノクロ)とに応じて、適切な転写電圧値を設定することにより、画像カスレを防止し、良好な転写性を得ることが可能となった。
【0092】
また、本発明によれば、搬送ベルトの表面抵抗A(Ω/□)、体積抵抗B(Ω・cm)をそれぞれ、表面抵抗A≦3×1011(Ω/□)、体積抵抗B≦3×1013(Ω・cm)とすることにより、画像跳びの発生を防止することが可能となり、両面印字において良好な画質を得ることが可能となる。また、表面抵抗A≧1×1010(Ω/□)、体積抵抗B≧1×1011(Ω・cm)とすることにより、用紙に対して良好な吸着を行うとともに良好な用紙搬送性を得ることができる。
【0093】
また、本発明によれば、光沢性の一部変化が発生した場合でも、濃度センサの出力が飽和することのないように、従来例よりも低いトナー無しレベル(B’)を設定している。そして、このことにより、従来例では、光沢性の一部変化により、濃度センサの出力が飽和したような場合でも、出力が飽和することなく正しく濃度測定を行うことが可能になった。
【0094】
また、本発明によれば、トナー除去用スポンジがフロントカバー開閉時に移動して濃度センサ上のトナーが掻き取られるので、濃度センサ上のトナーの付着によって起こる画像障害を防止することが可能となる。また、ワイパーブラシがフロントカバー開閉時に移動することで、濃度センサ上のトナーが掻き取られるので、濃度センサ上のトナーの付着によって起こる画像障害を防止することが可能となる。
【0095】
また、本発明によれば、定着ローラ対の圧接解除レバーを画像形成部のセット動作の中で強制的に圧接状態に復帰させるようにしたことによりオペレータによる定着ローラ対の圧接忘れを防ぐことが可能となる。
また、本発明によれば、用紙を分離するために搬送ベルトと同じ硬さ以下の分離シートを使用することにより搬送ベルトへの摩耗および破損を抑えられる効果がある。また、分離シート先端に折り返しRを設けることにより、搬送ベルト上のトナーをすくうことがなくなるので分離爪による用紙汚れが抑えられる。また、分離シートの材質を搬送ベルトと同じ材質にすることにより接触による電位変化が抑えられるので画像への影響を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラープリンタ装置の断面図である。
【図2】本発明のカラープリンタ装置の回路ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態の変形例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態の変形例を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施形態の変形例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態の例を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態の例を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態の例を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施形態において転写電圧を測定した際の主要部の寸法である。
【図13】各環境に対応する転写電圧値のテーブルである。
【図14】図中の座標データに対応する(表面抵抗、体積抵抗)をもつ搬送ベルトで画像跳びが発生したかを判定した結果を示す図である。
【図15】図中の座標データに対応する(表面抵抗、体積抵抗)をもつ搬送ベルトの用紙への静電吸着が十分であるかを判定した結果を示す図である。
【図16】本発明の第5の実施形態のタンデム式カラープリンタの模式的断面図である。
【図17】本発明の第5の実施形態において、横軸に反射対象物(搬送ベルト)の光沢性の変化をとり、縦軸に濃度センサの出力をとったグラフである。
【図18】本発明の第5の実施形態において、横軸に反射対象物(搬送ベルト)の光沢性の変化をとり、縦軸に濃度センサの出力をとったグラフである。
【図19】本発明の第5の実施形態において、横軸に反射対象物(搬送ベルト)の光沢性の変化をとり、縦軸に濃度センサの出力をとったグラフである。
【図20】本発明の第6の実施形態におけるフロントカバークローズ時の濃度センサクリーナの状態を示す図である。
【図21】図20の拡大図である。
【図22】本発明の第6の実施形態におけるフロントカバーオープン時の濃度センサクリーナの状態を示す図である。
【図23】図22の拡大図である。
【図24】本発明の第6の実施形態におけるフロントカバークローズ時の濃度センサクリーナの状態を示す図である。
【図25】図24の拡大図である。
【図26】本発明の第6の実施形態におけるフロントカバーオープン時の濃度センサクリーナの状態を示す図である。
【図27】図26の拡大図である。
【図28】本発明の第7の実施形態の例を示す図である。
【図29】本発明の第7の実施形態の例を示す図である。
【図30】本発明の第7の実施形態の例を示す図である。
【図31】本発明の第7の実施形態の例を示す図である。
【図32】本発明の第7の実施形態の例を示す図である。
【図33】本発明の第8の実施形態の例を示す図である。
【図34】本発明の第8の実施形態の例を示す図である。
【図35】第3の実施形態の従来例を説明する図である。
【図36】第3の実施形態の従来例を説明する図である。
【図37】第4の実施形態の従来例を説明する図である。
【図38】第5の実施形態の従来例を説明する図である。
【図39】第5の実施形態の従来例を説明する図である。
【符号の説明】
1 画像形成部
2 両面印刷用搬送ユニット
3 給紙部
4〜7 画像形成ユニット
8 給紙カセット
9 開閉給紙トレー
9a 給紙ローラ
10 感光体ドラム
11a 帯電器
11b 印字ヘッド
11c 現像ローラ
11d 転写器
11e クリーナ
12 待機ローラ対
13 搬送ベルト
14 駆動ローラ
15 給紙コロ
16 定着ユニット
16a 熱ローラ
16b 圧接ローラ
16c オイル塗布ローラ
20a〜20e 逆搬送ローラ対
21 切換フラップ
22 搬送ローラ対
23 吸着(送り)ローラ
24 回動アーム
24a 固定支持ローラ
24b 可動支持ローラ
25 搬送ローラ対
26 給紙ローラ対
27 用紙案内コロ
29 用紙
30 分離爪
31、31’、31” 排紙ローラ対
32 上部排紙トレー部
33 濃度センサ
34a トナー除去用スポンジ
34b ワイパーブラシ
35 バネ
36 レバーロッド
37 フロントカバーの突起
38 廃トナーボトル
39 廃トナー
40 廃トナー除去装置
41 一文字型カム
42 回転軸
43 長穴可動軸
44 印刷色モード切替装置
45 補強ビード
46 補強部材
47 セパレータ
50 カム曲線
51 圧接解除レバー
55 インターフェイスコントローラ
56 プリンタコントローラ
57 プリンタ印字部
58 CPU
59 ROM
60 フレームメモリ
60M,60C,60Y,60K 記憶領域
61 操作パネル
62 EEPROM

Claims (1)

  1. 少なくとも一つが回転力を供給され互いに離間配置された第1、第2ローラと、
    該第1、第2ローラ間に掛け渡され給紙部から給送された転写材を吸着して前記第1ローラ側から前記第2ローラ側へ搬送すべく搬送部を有して循環させられる搬送ベルトと、
    該搬送ベルトの搬送部の外周面上の前記転写材に少なくともその一つが接触するように該搬送部の外周面に沿って並設された複数の像担持体と、
    該複数の像担持体上にそれぞれ所定の異なる色のトナー像を形成するためのトナー像形成手段と、
    前記搬送ベルトの搬送部を介して前記複数の像担持体と対向すべく搬送ベルトにより囲まれた空間内に配置され、少なくとも一つの像担持体からトナー像を前記転写材に転写する複数の転写手段と、
    前記搬送ベルトが前記第2ローラにより近い像担持体に接触するモノカラー像転写位置と、前記搬送ベルトが全ての像担持体に接触するフルカラー像転写位置との間で、前記搬送ベルトを動かすベルト移動機構と、
    該ベルト移動機構を所定のタイミングで作動させて印刷色モードを切り替える印刷色モード切替軸と、
    前記搬送ベルトの搬送部以外の外周面位置で該外周面上に付着した付着物を除去するクリーナと、
    除去された付着物を収容するクリーナボトルと
    該クリーナボトルを揺動自在に支持する支持手段と、前記印刷色モード切替軸に設けられ印刷色モードの切り替えに伴い前記クリーナボトルと接触、非接触することにより該クリーナボトルに衝撃を与えるカムから成り、前記ベルト移動機構のベルト移動に連動して前記クリーナボトルを振動させて、収容する前記付着物の偏った堆積を均一化するクリーナボトル振動手段と、
    を備えたことを特徴とするカラー画像形成装置。
JP2001009810A 2001-01-18 2001-01-18 カラー画像形成装置 Expired - Fee Related JP3912011B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001009810A JP3912011B2 (ja) 2001-01-18 2001-01-18 カラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001009810A JP3912011B2 (ja) 2001-01-18 2001-01-18 カラー画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002214925A JP2002214925A (ja) 2002-07-31
JP3912011B2 true JP3912011B2 (ja) 2007-05-09

Family

ID=18877235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001009810A Expired - Fee Related JP3912011B2 (ja) 2001-01-18 2001-01-18 カラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3912011B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3981888B2 (ja) * 2004-07-12 2007-09-26 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
DE602005014911D1 (de) 2004-07-12 2009-07-30 Brother Ind Ltd Bilderzeugungsgerät und Fixiereinrichtung
JP4706474B2 (ja) * 2005-12-28 2011-06-22 カシオ電子工業株式会社 画像形成装置
JP5200458B2 (ja) * 2007-09-04 2013-06-05 株式会社リコー 画像形成装置
JP6088172B2 (ja) * 2012-07-18 2017-03-01 株式会社沖データ 画像形成装置
JP6095332B2 (ja) * 2012-11-20 2017-03-15 富士機械製造株式会社 廃棄装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002214925A (ja) 2002-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7474870B2 (en) Fixing unit, electro-photographic image forming apparatus having the same, and printing method thereof
US8725030B2 (en) Image forming apparatus
JP4946081B2 (ja) 画像形成装置
US8452200B2 (en) Image forming apparatus
JP3912011B2 (ja) カラー画像形成装置
JP6091199B2 (ja) 画像形成装置
JP2012123251A (ja) 画像形成装置
US20020176716A1 (en) Image forming apparatus
JP2003233282A (ja) クリーニング装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP4708807B2 (ja) 電子写真画像形成装置
JP5132793B2 (ja) 画像形成装置
US9046866B2 (en) Cleaning device and image forming apparatus
JP4037508B2 (ja) 画像形成装置
JP4529395B2 (ja) 画像形成装置
JP2007183684A (ja) 画像形成装置
JP2007101633A (ja) 画像形成装置
JP2000181313A (ja) クリーナ及びこれを用いた画像形成装置
JP3945162B2 (ja) 画像形成装置
JP2007264477A (ja) 画像形成装置
US20190265628A1 (en) Image formation apparatus and method of determining developer collection destination
JP2002311766A (ja) クリーニング装置及びこれを用いた画像形成装置
JPH10240039A (ja) 中間転写ユニット
JP3280953B2 (ja) 画像形成装置
JPH056108A (ja) 記録装置
JP2002023585A (ja) クリーニング装置及びそれを備えた画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140209

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees