JP3910477B2 - 振出式伸縮竿 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
この発明は、釣竿や釣りの際に使用するタモ網の柄等に代表される振出式の伸縮竿に関し、特に、伸縮竿を構成する複数の部材同士の連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
たとえば磯釣り等ではヒットした魚を取り込むためにタモ網が使用される。このタモ網は、「柄」と呼ばれる伸縮式の竿の先端に取り付けられ、通常は縮短させておき、タモ網が必要なときに伸長させる。
【0003】
図5は、一般的な柄の構造を示す正面図である。同図に示すように、柄1は円筒状の複数のピース(これを「節」という。)2〜5から構成されており、これらはいわゆる振出式に構成されている。すなわち、第1節2が第2節3の内部に、第2節3が第3節4の内部に、さらに第3節4が第4節5の内部にそれぞれ収容されている。そして、各節2〜4を収容した状態で柄1が縮短状態となり、各節2〜4を隣り合う節3〜5からそれぞれ引き出すことによって、柄1が伸長状態となる(図に示す状態)。
【0004】
各節2〜5にはテーパが形成されており、たとえば、第1節2の先端径は、後端径よりも小さく設定されている。また、第1節2と隣り合う第2節3も同様であるが、第2節3の先端径は第1節2の後端径よりも小さく設定されている。第3節4および第4節5についても同様である。したがって、各節2〜4を引き出すと、第1節2の後端部6が第2節3の先端部7と嵌合し、第2節3の後端部8および第3節4の後端部9は、それぞれ第3節4および第4節5の先端部10,11と嵌合する。
【0005】
各節2〜5が上記のような構造であるから、柄1を強く振ってその遠心力で各節2〜4を引き出した場合には、隣り合う各節2〜5同士が強固に嵌合してしまい、固着してしまうおそれがある。そのため、各節2〜5の固着を防止するための何らかの対策が必要である。
【0006】
そこで、本発明の目的は、各節を強く振り出した場合であっても、節同士が強固に固着することを防止できる振出式の伸縮竿を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記目的を達成するため、本願に係る振出式伸縮竿は、複数の筒状の節を有し、隣り合う節の一方が他方の内部に収容されることによって各節が縮短状態となり、隣り合う節の一方が他方から引き出され、一方の節の後端部が他方の節の先端部に内嵌することによって各節が伸長状態となるように構成された振出式伸縮竿において、上記他方の節の先端部に、軸方向に延びるスリットが形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
この構成によれば、各節が振出式に形成されているから、隣り合う節の一方の後端部の外径は他方の先端部の内径よりも大きく設定されている。したがって、当該一方の節を他方の節から引き出した際には、一方の節の後端部が他方の節の先端部の内側に嵌合することになる。このとき、他方の節の先端部が弾性変形して拡径され、そのときに生じる緊迫力によって一方の節の後端部が締め付けられるようにして両者が嵌合する。
【0009】
一方の節が他方の節から強く引き出された場合には、当該一方の節の後端部が他方の節の先端部に衝撃的に嵌合することになるが、他方の節の先端部にはスリットが形成されているから、当該他方の節の先端部が変形しやすく、その内径が容易に拡径する。したがって、一方の節が他方の節から強く引き出された場合であっても、一方の節の先端部に生じる緊迫力が過大となることがない。
【0010】
(2) 上記スリットを上記先端部端面から形成し、その長さを60mm〜120mmに設定することができる。また、上記スリットの幅寸法を、1mm〜3mmに設定することができる。
【0011】
このようにすれば、隣り合う一方の節の後端部と他方の節の先端部との間に生じる緊迫力を一定範囲に設定することができ、振出式伸縮竿を特に釣竿やタモ網の柄として構成する場合に適する。
【0012】
(3) 上記他方の節の先端部の拡径を一定範囲に規制する拡径規制部材を設けることができる。
【0013】
このようにすれば、拡径規制部材によって上記他方の節の先端部内径が拡がりすぎるのを防止でき、それにより、一方の節が他方の節から抜けてしまうのを防止することができる。
【0014】
ここで、上記拡径規制部材は、上記先端部に外嵌されるリング状部を備えるように構成することができる。このようにすれば、他方の節の先端部の拡径を簡単に規制することができるうえ、拡径規制部材を安価に構成することができる。
【0015】
また、上記他方の節の先端部とリング状部との公差は、+0mm〜+0.5mmに設定することができる。両者間の公差をかかる寸法に設定することにより、一方の節が他方の節から強く引き出された場合であっても、一方の節の先端部に生じる緊迫力が過大となることがないと共に、一方の節が他方の節から抜けてしまうのを確実に防止することができる。 上記の目的を達成するためになされたさらに他の発明は、
コアとカバーとを備えたゴルフボールのカバーを加熱して軟化させる軟化工程と、
軟化したカバーの一部を変形・突出させて挟持片を形成する挟持片形成工程と、
形成された挟持片を、頂角が20°以上40°以下である一対のテーパー状ロール間に巻き込んでコアからカバーを剥ぎ取る剥ぎ取り工程と
を備えたカバーとコアとの分離方法、
である。
【0016】
(4) 上記拡径規制部材に、上記先端部近傍に係止可能に形成された装着部を備えることもできる。
【0017】
このようにすれば、装着部によって拡径規制部材を他方の節に装着することができるので、拡径規制部材の取り付けを容易に行うことができる。
【0018】
また、上記リング状部および装着部は、一体的に形成することができる。このようにすれば、拡径規制部材を他方の節に取り付けるだけで、他方の節の先端部の拡径を確実に防止することができる。
【0019】
さらに、上記拡径規制部材は、金属により構成することができる。このようにすることによって、拡径規制部材の剛性が向上し、上記他方の節の先端部の拡径を確実に一定範囲に規制することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る振出式伸縮竿の正面図である。
【0021】
この振出式伸縮竿(以下、単に「振出竿」という。)20は、たとえば磯釣りの際に使用するタモ網の柄として構成されている。ただし、本発明は、タモ網の柄にのみ適用されるものではなく、一般に釣竿やその他伸縮させて使用する竿に適用することができる。
【0022】
振出竿20は、本実施形態では4本の節21〜24から構成されており、各節21〜24は、細長の円筒状に形成されている。各節21〜24は、たとえばカーボン繊維を巻回して筒状に形成する等、公知の要領で製造することができる。各節21〜24は、テーパ状に形成されており、第1節21の先端外径は後端部25の外径よりも小さく設定されている。第2節22および第3節23についても同様であり、これらの先端外径は後端部26,27の外径よりも小さく設定されている。
【0023】
また、第2節22の先端部28の内径は第1節21の後端部25の外径よりも小さく設定されている。このため、第1節21は、第2節22の内部に収容することができるが、第1節21を第2節22から引き出した状態(図に示す状態)では、第1節21の後端部25が第2節22の先端部28の内側に嵌め込まれた状態で固定されることになる。第2節22と第3節23との関係および第3節23と第4節24との関係も同様であって、第3節23の先端部29の内径は第2節22の後端部26の外径よりも小さく設定され、第4節24の先端部30の内径は第3節23の後端部27の外径よりも小さく設定されている。
【0024】
したがって、第1節21ないし第3節23がそれぞれ第2節22ないし第4節24内に収容されると振出竿20が縮短状態となり、この状態から振出竿20を降り出すと、第1節21ないし第3節23がそれぞれ第2節ないし第4節24から引き出され、伸長状態となる。
【0025】
第1節21の先端部31には、アタッチメント32が装着されている。このアタッチメント32は、本実施形態ではタモ網の枠(図示せず)を取り付けるためのものであり、その構成は公知のものである。アタッチメント32は、たとえば樹脂等により構成されており、図に示すように振出竿20の軸方向に沿って雌ねじ33が設けられている。そして、タモ網の枠にはこれと螺合する雄ねじが形成されており、当該枠をアタッチメント32にねじ込むことにより、タモ網を伸縮竿20の先端に固定することができるようになっている。
【0026】
また、第4節24の後端部34には、尻栓35が設けられている。この尻栓35は、筒状の振出竿20の内部に水等の侵入を防止するためである。本実施形態では、振出竿20がタモ網の柄として使用されるから、釣人が把持しやすいように、また振出竿20の装飾をも兼ねて、尻栓35が図に示すような略半球状に形成されている。
【0027】
図2は、振出竿20の要部拡大斜視図であり、第1節21と第2節22との連結部分の構造を詳細に示している。
【0028】
第2節22の先端部26には、図に示すようなスリット36が形成されている。このスリット36は、当該先端部28の先端37から第2節22の軸方向に沿って延びるように形成されている。本実施形態では、スリット36の長さaは80mmに設定されており、幅bは2mmに設定されている。
【0029】
なお、振出竿20の仕様(たとえば振出竿の使用目的に応じて節の数や各節の外径等が設計変更される)によっては、第1節21および第2節22の外径およびこれらのオーバーラップ寸法cがさまざまに設計変更される場合があるが、その場合には、上記寸法aおよび寸法bもこれに対応して設計変更される。通常、振出竿20をタモ網の柄として使用する場合には、寸法aは60mm〜120mmの範囲で設定することができ、寸法bは1mm〜3mmの範囲で設定することができる。かかる範囲で寸法a,bを決定することによって、振出竿20をタモ網の柄として使用する場合に、ほぼすべての仕様に対応することができる。
【0030】
第3節23および第4節24にも同様にスリット38,39が形成されている(図1参照)。これらスリット38,39は、上記スリット36と同様の構成であるので、その説明は省略する。ただし、振出竿20を伸長状態とした場合に、各節22〜24の先端部に生じる支持反力の大きさに応じて、上記寸法a,bを設計変更することができるのは勿論である。
【0031】
本実施形態に係る振出竿20は、磯釣りの際にタモ網の柄として使用される。その使用方法を以下に詳しく説明する。
【0032】
まず、タモ網を第1節21の先端部に取り付ける。この取付要領は、上述したように、タモ網の枠をアタッチメント32にねじ込むようにする。
【0033】
通常、振出竿20は縮短状態とされているが、掛かった魚を取り込む際に釣人は、第4節24を把持し、各節21〜23が第4節24から遠心力で振り出されるように、当該振出竿20を振る。これにより、第1節21は第2節22より、第2節23は第3節23より、また、第3節23は第4節24より振り出される。
【0034】
このとき、第1節21の後端部25の外径が第2節22の先端部28の内径よりも大きく設定され、第2節22の後端部26の外径が第3節23の先端部29の内径よりも大きく設定されており、また、第3節23の後端部27の外径が第4節24の先端部30の内径よりも大きく設定されている。つまり、それぞれ隣り合う節の一方の後端部の外径が他方の先端部の内径よりも大きく設定されている。
【0035】
したがって、第1節21の後端部25は第2節23の先端部28に、第2節23の後端部26は第3節23の後端部29に、第3節23の後端部27は第4節24の先端部30に、それぞれ内側から嵌合される。この嵌合の際に、各節22〜24の先端部28〜30が弾性変形して拡径され、そのときに生じる緊迫力によって各節21〜23の後端部25〜27が締め付けられるようにして両者が嵌合する。
【0036】
このとき、釣人が強く振出竿20を振って伸長させ、たとえば、第1節21が第2節22から強く引き出された場合には、第1節21の後端部25が第2節22の先端部28に衝撃的に嵌合することになる。しかし、第2節22の先端部28にはスリット36が形成されているから、第2節22の先端部28が弾性変形しやすく、その内径が容易に拡径する。したがって、このような場合であっても、第2節22の先端部28に生じる緊迫力が過大となることがない。また、このことは、第3節23の先端部29および第4節24の先端部30についても同様である。
【0037】
よって、第1節21が第2節22から、第2節22が第3節23から、および第3節23が第4節24から強く引き出された場合であっても、隣り合う一方の各節22〜24の先端部28〜30に生じる緊迫力が過大となることがないので、隣り合う節同士が、当該緊迫力に基づく摩擦力によって強固に固着してしまうことがない。その結果、使い勝手のよい振出竿20を提供することができる。
【0038】
特に、本実施形態では、上述したようにスリット36を各節22〜24の先端部の端面から形成し、その長さaを80mmに設定し、また、スリット36の幅寸法dを、2mm設定しているので、各節22〜24の先端部28〜30に生じる緊迫力を一定範囲に設定することができ、振出竿20を特にタモ網の柄として使用する場合に適する。
【0039】
なお、本実施形態では、スリット36〜38は、各節22〜24の先端部28〜30に1カ所のみ設けているが(図2参照)、各先端部28〜30に複数設けることができる。具体的には、たとえば、各節22〜24において、各スリット36〜38に対向する位置に、さらに設けることができる。
<第2の実施形態>
図3は、本発明の第2の実施形態に係る振出竿40の要部拡大斜視図であり、第1節21と第2節22との連結部分の構造を詳細に示している。
【0040】
本実施形態に係る振出竿40が上記第1の実施形態に係る振出竿20と異なるところは、各節22〜24の先端部28〜30(図3では、第2節22のみ図示)に当該先端部28〜30の拡径を規制する規制部材41(拡径規制部材)が装着されている点である。図4は、この規制部材41の斜視図である。なお、その他の構成については、上記振出竿20と同様であるので、その説明は省略する。
【0041】
規制部材41は、たとえばステンレス鋼、アルミニウムその他の合金等のほか、合成樹脂により構成することができる。本実施形態では、ステンレス鋼により構成されており、その肉厚は、0.5mm〜2.0mmに設定することができる。
【0042】
規制部材41は、各節22〜24の先端部28〜30の拡径を一定範囲内に規制するものである。規制部材41は、図に示すように、全体として略細長筒状に形成されており、リング状部42と、装着部43と、これらを連結する連結部44とを備えている。本実施形態では、リング状部42,装着部43および連結部44は一体的に形成されているが、これらを別々に構成し、接着する等して組み立てるようにしてもよい。
【0043】
リング状部42は、円環状に形成されている。リング状部42の内径は、上記第2節22の先端部28の外径に対応されている。本実施形態では、リング状部42の内径は、第2節22の先端部28の外径寸法をD1とすると、D1+0mm〜+0.5mmに設定されている。すなわち、第2節22の先端部28とリング状部42との公差が、+0mm〜+0.5mmであり、当該先端部28は、この範囲で拡径することができる。なお、本実施形態では、第3節23および第4節24の先端部29,30とリング状部42との公差についても、上記公差が設定されている。
【0044】
装着部43は円環状に形成されており、第2節22〜第4節24の先端部28〜30の近傍に嵌め込まれている。装着部43の内径は、第2節22〜24の先端部28〜30の外径に対応されており、当該先端部28〜30にぴったりと嵌め込むことができるようになっている。本実施形態では、装着部43は、接着剤等を用いて各節22〜24に固着されている。
【0045】
連結部44は細長板状に形成されており、リング状部42と装着部43とを連結している。本実施形態では、連結部44は、リング状部42の周方向に対称に4本設けられているが、リング状部42の本数は、なんら限定されることはない。
【0046】
また、規制部材41の長さ寸法は特に限定されないが、リング状部42と装着部43との間の寸法fは、上記スリット36の長さaよりも長くしておくのが好ましい。そのようにすれば、各節22〜24の先端部28〜30を拡径させるために設けたスリット36が有効に機能するからである。
【0047】
本実施形態に係る振出竿40では、規制部材41を各節22〜24の先端部28〜30に取り付けることができ、それにより、次のような作用効果を奏する。
【0048】
すなわち、規制部材41によって、各節22〜24の先端部28〜30の拡径が一定範囲に規制されることから、第1節21〜第3節23が、それぞれ第2節22〜第4節24から抜け出てしまうのを防止することができる。しかも、各節22〜24の先端部28〜30の拡径を規制するのはリング状部42であって、きわめて簡単な構造である。したがって、各節22〜24の拡径規制を安価に実現することができるという利点がある。
【0049】
しかも、各節22〜24の先端部28〜30とリング状部41との公差が、+0mm〜+0.5mmに設定されているから、第1節21〜第3節23がそれぞれ第2節22〜第4節24から強く引き出されたとしても、各節22〜24の先端部28〜30に生じる緊迫力が過大となることもない。
【0050】
さらに、本実施形態では、装着部43を備え、リング状部42および装着部43が一体的に形成されているから、装着部43を各節22〜24に嵌め込むだけで規制部材41全体を各節22〜24に簡単に固定することができるという利点がある。
【0051】
加えて、本実施形態では、規制部材41全体をステンレス鋼により構成しているから、規制部材41の剛性を高くすることができ、各節22〜24の先端部28〜30の拡径を確実に一定範囲に規制することができる。その結果、各節21〜23の抜脱および固着を確実に防止することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、複数の節からなる振出式伸縮竿において、一方の節が他方の節から強く引き出された場合であっても、一方の節の先端部に生じる緊迫力が過大となることがないので、隣り合う節同士が摩擦力によって強固に固着してしまうことがなく、使い勝手のよい振出式伸縮竿を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る振出竿の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る振出竿の要部拡大斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る振出竿の要部拡大斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る規制部材の斜視図である。
【図5】従来の一般的なタモ網の柄の構造を示す正面図である。
【符号の説明】
20 振出竿
21 第1節
22 第2節
23 第3節
24 第4節
25 第1節の後端部
26 第2節の後端部
27 第3節の後端部
28 第2節の先端部
29 第3節の先端部
30 第4節の先端部
36 スリット
37 第2節の先端
40 振出竿
41 規制部材
42 リング状部
43 装着部

Claims (9)

  1. 複数の筒状の節を有し、隣り合う節の一方が他方の内部に収容されることによって各節が縮短状態となり、隣り合う節の一方が他方から引き出され、一方の節の後端部が他方の節の先端部に内嵌することによって各節が伸長状態となるように構成された振出式伸縮竿において、上記他方の節の先端部に、軸方向に延びかつ伸張時に他方の節の先端部の拡径を容易とするスリットが形成されていることを特徴とする振出式伸縮竿。
  2. 請求項1記載の振出式伸縮竿において、上記スリットは上記先端部端面から形成されており、その長さは、60mm〜120mmに設定されていることを特徴とする振出式伸縮竿。
  3. 請求項1または2記載の振出式伸縮竿において、上記スリットの幅寸法は、1mm〜3mmに設定されていることを特徴とする振出式伸縮竿。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の振出式伸縮竿において、上記先端部の拡径を一定範囲に規制する拡径規制部材が設けられていることを特徴とする振出式伸縮竿。
  5. 請求項4記載の振出式伸縮竿において、上記拡径規制部材は、上記先端部に外嵌されるリング状部を備えていることを特徴とする振出式伸縮竿。
  6. 請求項5記載の振出式伸縮竿において、上記先端部とリング状部との公差は、+0mm〜+0.5mmに設定されていることを特徴とする振出式伸縮竿。
  7. 請求項4ないし6のいずれかに記載の振出式伸縮竿において、上記拡径規制部材は、上記先端部近傍に係止可能に形成された装着部を備えていることを特徴とする振出式伸縮竿。
  8. 請求項7記載の振出式伸縮竿において、上記リング状部および装着部は、一体的に形成されていることを特徴とする振出式伸縮竿。
  9. 請求項4ないし8のいずれかに記載の振出式伸縮竿において、上記拡径規制部材は、金属により構成されていることを特徴とする振出式伸縮竿。
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