JP3910074B2 - 送風装置および送風装置の制御方法 - Google Patents

送風装置および送風装置の制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、送風装置およびその制御方法に関し、より特定的には、着脱自在な吹出口部材を備える送風装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の送風装置、たとえば空気調和機の室内機においては、その室内機の内部を清掃することは、空気調和機メーカーのサービスマンなどの専門家以外では難しかった。専門家以外の一般ユーザなどが触れることができる部材は、たとえば空気吸込口に設置されているフィルターや室内機の外部筐体など、限られていた。しかし、最近では、健康志向から室内機内部をも清掃したいという要望が高まっている。
【0003】
上述のように室内機の内部を清掃しようとする場合、室内機における冷気などの吹出口に設置された風向板などを備える吹出口部材(ルーバユニット)を、室内機の筐体から取外すことができれば、吹出口部材が設置されていた部分から室内機の内部に清掃具などを挿入することができる。つまり、室内機の内部の清掃を容易に行なうことが可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のように室内機の筐体から吹出口部材を取外し可能にした場合、以下のような問題が発生すると考えられる。すなわち、室内機の筐体から吹出口部材を取外した状態では、筐体内部に設置された送風用の室内ファンに一般ユーザが触れることが可能になる。そして、吹出口部材を筐体から取外した状態で室内機の運転が継続している場合(つまり、室内ファンが回転している場合)、回転する室内ファンに一般ユーザが触れることが可能になる。このような回転する室内ファンに一般ユーザが触れることはユーザが指などを室内ファンに挟むと言った事故につながるとともに、室内ファンなど室内機の構成部材における故障の原因ともなる。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、着脱可能な吹出口部材を備える送風装置において、吹出口部材を送風装置から取外した状態における、使用者が回転している送風ファンなどに触れるといった事故や機器の損傷などの事故の発生を抑制することが可能な送風装置およびその制御方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の1の局面に従った送風装置は、気体を送風する送風装置であって、筐体と、筐体の内部から外部へ送出される気体の吹出口に、前記吹出口から外部へ移動することにより着脱可能に配置された吹出口部材と、気体の送出を制御する制御部と、吹出口部材の着脱を検出して制御部に通知する第1の検出手段と、吹出口部材の着脱を検出して、送風装置の運転電源のON/OFFを切替える第2の検出手段とを備える。上記送風装置では、筐体の吹出口から吹出口部材を取外す際、最初に第1の検出手段により制御部に吹出口部材の取外しが通知されることにより、制御部が気体の送出を停止する制御を行ない、気体の送出を停止する制御が行なわれた後、吹出口から外部へ吹出口部材が移動されるときに第2の検出手段により吹出口部材の取外しが検出されることにより、運転電源をOFF状態にすることを特徴とする。
【0007】
このようにすれば、吹出口部材が送風装置の筐体から取外された場合に、第1の検出手段により吹出口部材が筐体から取外されたことを制御部に通知できる。このため、吹出口部材が筐体から取外された状態で、使用者が筐体内部の回転している送風ファンなどに誤って触れるといった事故を防ぐため、送風ファンを停止させるといった制御を制御部において行なうことができる。また、吹出口部材が取外された状態であることを使用者に知らせるアラーム表示などを行なうような制御を、制御部において行なうことが可能になる。
【0008】
また、吹出口部材が筐体から取外された場合に、第2の検出手段によって、送風装置の運転電源をOFF状態とするように切替えることができる。このため、吹出口部材が筐体から取外された状態において、確実に送風装置の運転を停止させることができる。この結果、吹出口部材が筐体から取外された状態で、使用者が筐体内部の回転しているファンなどに誤って触れるといった事故の発生を確実に抑制できる。
【0009】
上記1の局面に従った送風装置では、吹出口における気体の送出方向に沿う第1の軌道に沿った移動と、第1の軌道に沿った移動の後に実施される第1の軌道と異なる第2の軌道に沿った移動とにより、吹出口部材が吹出口から取出されるように、吹出口部材が筐体に設置されていてもよく、第1の検出手段は、第1の軌道に沿った吹出口部材の移動を検出するものであってもよく、第2の検出手段は、吹出口部材の第2の軌道に沿った移動を検出するものであってもよい。
【0010】
この場合、吹出口部材を筐体の吹出口から取外す際に、第1および第2の検出手段により、吹出口部材の取出し動作における異なるタイミングを検出できる。つまり、吹出口部材を筐体から取出す際に、吹出口部材が第1の軌道に沿って移動した後第2の軌道に沿って移動するので、第1の検出手段により吹出口部材の取出し動作を検出した後、所定の時間後に第2の検出手段により吹出口部材の取出し動作を検出できる。このように、吹出口部材を筐体から取出す際に、先に第1の検出手段によって吹出口部材の取出しが制御部に通知されれば、制御部により筐体内部の送風ファンを停止させる、あるいは吹出口部材が取外された状態であることを使用者に知らせるアラーム表示などを行なうといった制御を迅速に行なうことができる。
【0013】
上記1の局面に従った送風装置は、筐体に設置された表示部をさらに備えていてもよく、制御部は、第1の検出手段から吹出口部材の移動が通知された場合に、表示部においてアラーム表示を行なうように表示部を制御してもよい。
【0014】
この場合、吹出口部材が筐体から取外される際、比較的早い段階からアラーム表示を行なうことができるので、使用者の注意喚起を有効に行なうことができる。
【0015】
上記1の局面に従った送風装置は、筐体の内部に配置され、気体を筐体の内部から外部へ送出するためのファンをさらに備えていてもよく、制御部は、第1の検出手段から吹出口部材の移動が通知された場合に、ファンの動作にブレーキをかける制御を行なってもよい。
【0016】
この場合、ファンの電源を単純に切る場合より、ファンの動作を短時間で停止させることができる。このため、吹出口部材が取外された状態で、回転するファンに使用者が誤って触れるなどの事故の発生確率をより低減できる。
【0017】
上記1の局面に従った送風装置において、第2の検出手段は、吹出口部材の着脱状態に基づいて送風装置における全ての運転電源のON/OFFを切替えるものであってもよい。
【0018】
この場合、吹出口部材の筐体からの取外しに伴って、送付装置全体の電源をOFF状態にすることができるので、吹出口部材を筐体から取外した状態で、送風装置が誤動作して送風装置の構成機器が破損する、あるいは使用者が怪我をするといった危険性を無くすことができる。
【0019】
この発明の他の局面に従った送風装置の制御方法は、上記1の局面に従った送風装置の制御方法であって、筐体の吹出口から吹出口部材を取外す際、最初に第1の検出手段により制御部に吹出口部材の取外しが通知されることにより、制御部が気体の送出を停止する制御を行なう送風停止工程と、第1の検出手段により吹出口部材の取外しが検出された後、吹出口から外部へ吹出口部材が移動されるときに第2の検出手段により吹出口部材の取外しが検出されることにより、第2の検出手段によって運転電源をOFF状態にする電源制御工程とを備える。
【0020】
このようにすれば、吹出口部材を取外す際、まず第1の検出手段からの情報に基づいて、早い段階で気体の送出を停止することができる。このため、吹出口部材が取外された状態で、気体を送出するために回転するファンに使用者が誤って触れるといった事故の発生を防止できる。また、第2の検出手段からの情報に基づいて送風装置の電源を切断することができるので、吹出口部材が取外された状態で、送風装置が誤動作することによる送風装置の部品の破損や使用者が怪我をするといった事故の発生を防止できる。
【0021】
上記他の局面に従った送風装置の制御方法において、送風装置は気体を筐体の内部から外部へ送出するためのファンを駆動するモータを備えていてもよく、送風停止工程では、モータの回転数が基準値以下の値になった時点以後のブレーキ動作停止時点まで、制御部がモータへブレーキをかける制御を行なってもよい。
【0022】
また、上記他の局面に従った送風装置の制御方法において、送風装置は気体を筐体の内部から外部へ送出するためのファンを駆動するモータを備えていてもよく、送風停止工程では、第1の検出手段により制御部へ吹出口部材の移動が通知されることにより決定されるブレーキ動作開始時点から、モータの回転数が基準値以下の値になった時点以後のブレーキ動作停止時点まで、制御部がモータへブレーキをかける制御を行なってもよい。
【0023】
この場合、モータへブレーキをかける制御を行なうのでモータの停止制御を開始してから実際にモータが停止するまでの時間を短縮することができる。
【0024】
この発明の別の局面に従った送風装置の制御方法は、上記1の局面に従った送風装置の制御方法であって、筐体の吹出口に吹出口部材を取付ける際、最初に第2の検出手段により吹出口部材の取付けが正常に完了したことが検出されることにより、第2の検出手段によって運転電源をON状態にする電源制御工程と、電源制御工程の後、第1の検出手段によって吹出口部材の取付けが検出されたかどうかを制御部が確認する確認工程と、確認工程において第1の検出手段によって吹出口部材の取付けが正常に完了したことが検出できない場合、吹出口部材の取付けが完了していないことを示すアラーム表示を行なう工程とを備える。
【0025】
このようにすれば、吹出口部材を送風装置の筐体に取付ける際、第1の検出手段の出力を確認することにより吹出口部材の取付けが正常に完了しているかどうか(吹出口部材の取付け位置がずれたりしていないか)を制御部において検出することができる。そして、吹出口部材の取付けが正常に完了していない場合、アラーム表示によって使用者に吹出口部材の取付けが正常に完了していないことを知らせることができる。この結果、使用者は吹出口部材の取付けを再度行なうなどの対応を実施できるので、吹出口部材が取付けが正常に完了しない状態で送風装置が運転される確率を低減できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
【0027】
図1は、本発明による空気調和機の室内機の側面断面模式図である。また、図2は、図1に示した室内機の分解斜視図である。図1および2を参照して、本発明による空気調和機の室内機を説明する。
【0028】
図1および図2に示すように、送風装置としての室内機の筐体は、前面パネル1と、その前面側に位置して前面パネル1に軸2aで支持され、弾性突起1b(図2参照)により固定される開閉自在なオープンパネル2と、キャビネット3とにより構成される。筐体の内部に配置されたクロスフローファン4の回転により、前面パネル1の上部に位置する吸込口1aや、前面パネル1とオープンパネル2との隙間から吸込まれた室内空気は、フィルタ5でごみなどの異物を除去される。その後、吸込まれた室内空気は熱交換器6により熱交換された後、クロスフローファン4の回転により吹出口部材7が設置された吹出口を経て室内へと吹出される。
【0029】
吹出口部材7は、上下方向あるいは左右方向の風向きを制御するルーバ9、10(横ルーバ9および縦ルーバ10)と、ルーバ9の方向を変えるルーバモータ11(図2参照)と、吹出枠12などから構成される。この吹出口部材7は、前面パネル1と熱交換器6との下方に位置するドレンパン8とキャビネット3などによって構成される吹出口である嵌合部47に着脱自在に嵌め込まれている。この吹出口部材7は、吹出枠12によってその端部が限定されている。
【0030】
吹出口部材7の上流側(吹出口部材7から見てクロスフローファン4側に位置する領域)には、マイクロコンピュータ(以下マイコンともいう)側スイッチ13(図1参照)が配置されている。第1の検出手段としてのマイコン側スイッチ13は、吹出口部材7の着脱を検出して、図示しない制御部へと吹出口部材7の着脱を通知するものである。また、ドレンパン8の嵌合部47に面する壁面には、第2の検出手段としての電源回路側スイッチ14(図1参照)が配置されている。電源回路側スイッチ14は、吹出口部材7の着脱を検出して、吹出口部材7の着脱状態に基づいて室内機の運転電源のON/OFFを切替えるものである。これらのマイコン側スイッチ13および電源回路側スイッチ14は、後述するように吹出口部材7を嵌合部47から取出す、あるいは嵌合部47へと装着する場合に、吹出口部材7の状況を判別して所定の制御を行なうために用いられる。なお詳細は後述する。
【0031】
図3は、図1および2に示した空気調和機の室内機の吹出口部材7(図1参照)を脱着する際に関係する部分を示した、空気調和機の室内機の全体ブロック図である。なお、図3に示した全体ブロック図では、吹出口部材7(図1参照)の脱着に直接的に関係しない部分は図示していない。図3を参照して、空気調和機の室内機の構成を簡単に説明する。
【0032】
図3に示すように、空気調和機の室内機21は、電源部25と、吹出口部材7(図1参照)を含むルーバ部22と、室内機21の筐体に設置されたLEDや液晶表示装置などを含む表示部23と、ファンとしてのクロスフローファン4(図1参照)を含む駆動部24と、ルーバ部22、表示部23および駆動部24を制御する制御部26とを備える。電源部25は制御部26およびその他必要な機器へと電源を供給する。
【0033】
このようにすれば、吹出口部材7が送風装置としての室内機の筐体から取外された場合に、マイコン側スイッチ13により吹出口部材7が筐体から取外されていることを制御部に通知できる。このため、吹出口部材7が筐体から取外された状態で、使用者が筐体内部の回転しているクロスフローファン4などに誤って触れるといった事故を防ぐため、後述するようにクロスフローファン4を停止させるといった制御を制御部において行なうことができる。また、吹出口部材7が取外された状態であることを使用者に知らせるアラーム表示などを行なう制御を、制御部において実施することが可能になる。
【0034】
また、吹出口部材7が筐体から取外された場合に、電源回路側スイッチ14によって、室内機の運転電源をOFF状態とするように切替えることができる。このため、吹出口部材7が筐体から取外された状態において、確実に室内機の運転を停止させることができる。この結果、吹出口部材7が筐体から取外された状態で、使用者が筐体内部の回転しているクロスフローファン4などに誤って触れるといった事故の発生を確実に抑制できる。
【0035】
次に、図1〜図3に示した空気調和機の室内機において、吹出口部材7(図1参照)を吹出口(嵌合部)から取外す際の動作を説明する。図4〜図6は、室内機の嵌合部から吹出口部材を取外す工程を説明するための部分断面模式図である。図7は、空気調和機の室内機における嵌合部から吹出口部材を脱着する際の制御を説明するためのブロック図である。図8は、室内機の嵌合部から吹出口部材を取外す工程を説明するためのフローチャートを示す図である。図9は、空気調和機の運転停止制御を行なう際、クロスフローファンにブレーキをかけるためにクロスフローファンを駆動するモータ(図示せず)へと印加される電圧の時間変化を表すグラフを示す図である。図4〜図9を参照して、室内機の嵌合部47(図4参照)から吹出口部材7を取外す工程を説明する。
【0036】
まず、図4に示すように、吹出口部材7が室内機に正常に装着されている場合、マイコン側スイッチ13および電源回路側スイッチ14はそれぞれ導通状態(ON状態)となっている。具体的には、吹出口部材7が嵌合部47へと正常な状態で装着されている場合には、吹出口部材7に形成されたスイッチ押圧部15が、マイコン側スイッチ13の入力部13aを押圧した状態になっている。入力部13aは、マイコン側スイッチ13の本体表面から通常は突出した状態となっているが、スイッチ押圧部15によって押圧されることにより、マイコン側スイッチ13の本体内へと圧入された状態となる。このように入力部13aがマイコン側スイッチ13の本体内へと圧入された状態である場合、マイコン側スイッチ13は導通状態(ON状態)となる。
【0037】
また、図4に示した状態では、電源回路側スイッチ14の入力部14aが、吹出口部材7のスイッチ押圧壁7gによって電源回路側スイッチ14の本体内へと圧入された状態となっている。入力部14aが電源回路側スイッチ14の本体内へと圧入された状態である場合、電源回路側スイッチ14はON状態となる。
【0038】
このように、吹出口部材7が嵌合部47へと正常に装着されている場合には、マイコン側スイッチ13および電源回路側スイッチ14がON状態となる。この結果、図7からもわかるように、電源部25においては、ACコンセント27からトランス28を介して制御回路用電源回路29へと電力が正常に供給される。また、マイコン側スイッチ13がON状態となっていることから、制御部26に含まれるマイクロコンピュータ33においては、ルーバユニット30(吹出口部材7(図4参照))の状態が正常な状態、すなわち吹出口部材7が嵌合部47へと正常な状態で嵌め込まれていることを認識することができる。
【0039】
また、図4に示したように、吹出口部材7の下部には軸部材7aが形成されている。軸部材7aは、キャビネット3に形成されたガイド3cの一方端部3aに位置している。後述するように、軸部材7aはガイド3cの他方端部3bにまで移動可能になっている。
【0040】
次に、吹出口部材7(図4参照)を嵌合部47から取出す動作(開閉動作)について説明する。
【0041】
図4に示したように、嵌合部47に正常に嵌め込まれた吹出口部材7を嵌合部47から取出す場合には、まず、図5に示すように矢印16aで示した方向に(第1の軌道に沿って)吹出口部材7をスライドさせる。すなわち、吹出口部材7を、嵌合部47から矢印16aで示したように抜け出る方向に直線運動させる。このとき、吹出口部材7のスイッチ押圧壁7gは、嵌合部47の壁47aと接しながらずれるように移動する。また、室内機本体のキャビネット3には上述のようにガイド3cが形成されている。図4に示した吹出口部材7の軸部材7aは、図5に示すように、キャビネット3のガイド3cの一方端部3aから他方端部3bまで白抜き矢印の方向に移動する。
【0042】
そして、図5に示すように嵌合部47から前側へとせり出した吹出口部材7は、図6に示すように、ガイド3cの他方端部3bに移った軸部材7aを回転軸として矢印16bに示すように(上記第1の軌道とは異なる第2の軌道に沿って)外側に回転する。この結果、図6に示すように、吹出口部材7は嵌合部47から取外され、軸部材7aを中心として回転した後、室内機の本体下に垂れ下がったような状態となる。このようにすれば、通常運転時は吹出口部材7が配置されていた室内機の空気流通路から吹出口部材7を取外した状態にできるので、空気調和機の使用者が空気流通路の奥など室内機の本体内部に手を入れて清掃を行なうことができる。
【0043】
次に、図4〜図6に示したように吹出口部材7(以下ルーバユニットともいう)を室内機の本体から取外す工程を実施する際に、室内機において行なわれる制御について、図7〜図9を参照して説明する。
【0044】
図8に示すように、吹出口部材7を取外す工程を開始した後(S110)、図5に示すように吹出口部材7が矢印16aに示した方向へとスライドする。このため、マイコン側スイッチ13の入力部13aから吹出口部材7のスイッチ押圧部15が離れた状態となる。この結果、マイコン側スイッチ13(マイコン側マイクロスイッチともいう)がOFF状態になる(S120)。このようにマイコン側スイッチ13がOFF状態となるので、図7に示すように、マイコン側スイッチ13に接続されていたマイクロコンピュータ33のポートにおいて検出される電圧がたとえば5Vから0Vに変化する。
【0045】
マイクロコンピュータ33においてマイコン側スイッチ13に接続されていたポートの電圧が0Vになったことを検知すると、マイクロコンピュータ33において図8に示すように空気調和機(エアコンともいう)が運転中であるかどうかを確認する工程(S130)を実施する。そして、エアコンが運転中であれば、マイクロコンピュータ33(図7参照)を含む制御部26(図7参照)は、図8に示すように、送風停止工程としてエアコンの運転を即時に停止するように制御を行なう(S150)とともに、表示部23(図3参照)において使用者にエアコンが運転中であり危険であることを知らせるためのアラーム表示を行なう(S140)。なお、エアコンが運転中であるかどうかを確認する工程(S130)を実施するために要する時間はごく短いため、送風停止工程としてエアコンの運転を停止するように制御を行なう工程(S150)は、マイクロコンピュータ33においてマイコン側スイッチ13に接続されたポートの電圧が0Vになったことを検知したタイミングとほぼ同じ時点から開始される(送風停止工程が開始されるブレーキ動作開始時点は、マイコン側スイッチ13からマイクロコンピュータ33に吹出口部材7の移動が通知されることにより決定され、実質的にはマイクロコンピュータ33に吹出口部材7の移動が通知された時点とほぼ同じになる)。
【0046】
アラーム表示としては、たとえば室内機に設置されているすべてのLEDランプを点滅させるといった方法を用いてもよい。あるいは、室内機に設置された液晶表示装置などにおいて使用者の注意を喚起するような文字や図形などを表示してもよい。あるいは、室内機の本体にスピーカや音声合成回路などの音声信号形成部材を設置して、使用者の注意を喚起するような音声によるアラームを発信してもよい。
【0047】
但し、エアコンの運転停止制御(S150)を行ななう場合には、通常のエアコンの運転停止時における制御のようにルーバ9、10(図1参照)を閉じる方向に動作させることはせず、ルーバ9、10は現状を維持したまま停止した状態とすることが好ましい。また、クロスフローファン4(図5参照)がたとえば150rpm以上で回転しているような場合には、クロスフローファン4(図5参照)を駆動する交流モータに所定の電圧を印加してクロスフローファン4にブレーキをかけることが好ましい。この場合、クロスフローファン4の停止までの時間を、単純に投入電力をゼロとした場合より短くできる。このときモータに印加する電圧パターンとしては、たとえば図9に示すような電圧パターンであってもよい。図9においては、縦軸がクロスフローファン4(図5参照)のモータに印加される電圧の値、横軸が時間をそれぞれ示している。
【0048】
図9に示すように、モータに印加される電圧は、いわゆる片側導通によるブレーキ出力であって、時点t1から急峻に立上がった後、一旦電圧が上昇した後徐々に低下する(正弦波に従って電圧値が変化する)。そして、時点t2において電圧が0となる。その後、時点t3において再び急峻に立上がった後、時点t1からt2における電圧値の変化と同様に、電圧値は変化する(一旦電圧値が上昇した後に下降し、時点t4において電圧値が0になる)。モータに印加される電圧としては、このような電圧パターンが所定の周期で繰返されるものであってもよい。なお、このようなブレーキ出力は、クロスフローファン4を駆動する交流モータがSSR(Solid State Relay)による位相制御を行なう構成になっている場合に適用できる。
【0049】
そして、クロスフローファン4(図5参照)の回転数が150rpm以下になった場合には、クロスフローファン4の回転数がしきい値である150rpm以下になった時点から所定の時間経過後のブレーキ動作停止時点において、図9に示したようなブレーキ出力を停止する。このブレーキ出力が停止するまでの時間は適宜選択可能である。たとえば、クロスフローファン4の回転数が150rpm以下になった時点から3秒というような時間を用いてもよい。また、クロスフローファン4の回転数がゼロ近くの所定の値になった時点、あるいは回転数がゼロになった時点まで、ブレーキの出力信号を出すようにしてもよい。
【0050】
なお、図9に示したような電圧をクロスフローファン4(図5参照)のモータへと印加する際の、電圧の印加を停止する時点(ブレーキ動作停止時点)を決定するために用いるクロスフローファン4の回転数のしきい値(基準値)としては、たとえば上述のような150rpmという値を用いてもよいが、他の値を適宜選択してもよい。
【0051】
次に、図6に示すように、吹出口部材7が矢印16bに示すように軸部材7aを中心として回転した場合、吹出口部材7のスイッチ押圧壁7gが電源回路側スイッチ14の入力部14aから離れることになる。このため、電源回路側スイッチ14(電源回路側マイクロスイッチともいう)がOFF状態になる(S160)(図8参照)。この結果、図7に示すように、電源部25において、ACコンセント27からトランス28を介した制御回路用電源回路29への電力の供給が停止する電源制御工程が実施される。なお、このとき電源回路側スイッチ14がOFF状態になることにより、室内機の全ての電源をOFFとするように制御してもよい。この場合、吹出口部材7(図6参照)が取外された状態で室内機の誤動作により室内機の構成機器が破損するといった危険性を小さくすることができる。このようにして、ルーバユニットの取外しが完了する(S170)(図8参照)。
【0052】
このように、吹出口部材7を取出す際に、マイコン側スイッチ13(図6参照)がOFF状態になってから、数秒後に電源回路側スイッチ14(図6参照)がOFF状態になる(マイコン側スイッチ13と電源回路側スイッチ14とが異なるタイミングでON/OFFされる)ので、まずマイコン側スイッチ13により吹出口部材7の取出しが検出された段階で、エアコンの運転を停止する制御(S150)およびアラーム表示を行なう制御(S140)(図8参照)を迅速に行なうことができる。
【0053】
また、このように吹出口部材7(図1参照)の取外し工程における比較的早い段階からエアコンの運転を停止するので、吹出口部材7を取外した後などに使用者が回転しているクロスフローファン4(図1参照)などに触れると言った事故の発生確率を低減できる。
【0054】
また、上述のようなアラーム表示を行なう工程(S140)を実施するので、使用者への注意喚起を有効に行なうことができる。
【0055】
また、マイコン側スイッチ13(図6参照)がOFF状態になってから、数秒後に電源回路側スイッチ14(図6参照)がOFF状態となるような構造となっているので、吹出口部材7(図6参照)を取外した後、マイクロコンピュータ33(図7参照)の誤動作によりいつまでのクロスフローファン4(図6参照)が回転を続けるといったことを確実に防止できる。
【0056】
次に、使用者が室内機の嵌合部47(図4参照)へと吹出口部材7(図4参照)を取付ける工程における制御を説明する。吹出口部材7を嵌合部47へ取付ける場合、使用者が行なう動作としては、基本的に上述の吹出口部材7(図6参照)を取外す場合の動作を逆の順番で行なうことになる。すなわち、図6に示したように嵌合部47から吹出口部材7が取外されている状態から、矢印16bに示した方向とは反対方向に軸部材7aを中心として吹出口部材7を回転させる。その後、図5に示すように、嵌合部47において吹出口部材7を矢印16aに示した方向と反対方向に押込む。この結果、図4に示すように嵌合部47へと吹出口部材7が嵌め込まれた状態となる。
【0057】
このとき、室内機においては、以下に説明するような制御が行なわれる。図10を参照して、制御を説明する。図10は、吹出口部材を嵌合部へと取付ける場合の室内機における制御を説明するためのフローチャートを示す図である。
【0058】
図10に示すように、吹出口部材7(ルーバユニット)を取付ける工程を開始(S210)した後、図6に示したような状態から吹出口部材7が矢印16bに示した方向と反対方向に回転することにより、図5に示したような状態となる。このとき、吹出口部材7のスイッチ押圧壁7gが図5に示すように電源回路側スイッチ14の入力部14aを押圧する。このため、電源回路側マイクロスイッチ(電源回路側スイッチ14)がON状態になる(S220)。
【0059】
この結果、図7に示すように、電源回路側スイッチ14がON状態となるので、電源制御工程として、ACコンセント27からトランス28を介して制御回路用電源回路29へと電力が供給されるとともに、エアコンシステム全体に電力が投入される(S230)(図10参照)。このようにエアコンシステム全体に電力が投入されると、図7に示したマイクロコンピュータ33にも電力が供給される。マイクロコンピュータ33は、確認工程としてのマイコン側スイッチ13(マイコン側マイクロスイッチ)の状態をチェックする工程(S240)を実施する。
【0060】
そして、マイコン側スイッチ13(図5参照)がON状態とはなっていない場合、すなわちマイコン側スイッチ13が接続されたマイクロコンピュータ33(図7参照)のポートにおける検出電圧がたとえば0Vであるような場合、マイクロコンピュータ33は吹出口部材7(図5参照)の取付け動作中であると判断する(S250、S260)。このように吹出口部材7の取付け動作中であると判断した場合には、通常の電源投入時のようにルーバ9、10(図1参照)の閉動作を行なうと、吹出口部材7の取付け作業を行なっている使用者の手をルーバ9、10が挟むといった問題が発生する可能性がある。したがって、ルーバ9、10の閉動作を行なわないように制御を行なう(S280)(図10参照)。なお、吹出口部材7(ルーバユニット)の取付け動作中であることを認識する手段として、他の方法を用いてもよい。たとえば、吹出口部材7に使用者の手が触れていることを検知できるセンサなどを用いて、吹出口部材7の取付け作業中であるかどうかを確認するようにしてもよい。また、マイコン側スイッチ13がON状態となった後、タイマなどを用いて所定の時間が経過するまで、ルーバ9、10の閉動作を行なわないように制御を行なってもよい。
【0061】
また、吹出口部材7(図5参照)がまだ正常に嵌合部47(図5参照)へと装着されていないことを使用者に知らせるため、同時に表示部23(図3参照)において、アラーム表示を行なう工程(S270)を実施する(図10参照)。使用者は、このようなアラーム表示を見て吹出口部材7(図5参照)が正常に装着されたかどうかを判断できる。そして、使用者が吹出口部材7(図5参照)を嵌合部47(図5参照)へと挿入し終わった、すなわち図5に示した矢印16aに示す方向とは反対方向へと吹出口部材7をスライドさせ終わったと考えているにも拘らず、アラーム表示が消えない場合には、使用者による吹出口部材7の再取付け工程(S290)(図10参照)を行なう。
【0062】
一方、図5に示した矢印16aとは反対方向へと吹出口部材7をスライドさせることにより、吹出口部材7が図4に示すように正常に嵌合部47へと装着された場合には、マイコン側スイッチ13の入力部13aがスイッチ押圧部15によって押圧された状態となる。この結果、マイコン側スイッチ13(図4参照)がON状態になるので、図7に示すように、マイクロコンピュータ33のマイコン側スイッチ13が接続されたポートにおいては所定の電圧(たとえば5V)が検出される。このようにして、マイコン側スイッチ13がON状態であるとマイクロコンピュータ33によって判断される。つまり、吹出口部材7(図4参照)(ルーバユニット30(図7参照))が正常に取付けられたとマイクロコンピュータ33(図7参照)によって判断できる(S300)(図10参照)。
【0063】
このように吹出口部材7が正常に取付けられた後、アラーム表示が行なわれているかどうかをマイクロコンピュータ33(図7参照)によって確認する工程(S310)(図10参照)を実施する。そして、もしアラーム表示が行なわれている場合には、そのアラーム表示を停止する(S320)(図10参照)。また、アラーム表示が実施されていない場合は、そのまま所定の時間経過した後にルーバ閉動作を実施する(S330)(図10参照)。なお、アラーム表示が停止した後、ルーバ閉動作を実施するまでの間の所定の時間としては、たとえば5秒といった時間を用いることができる。このようにして、ルーバユニット取付けが完了する(S340)(図10参照)。以後、室内機においては、通常停止状態が実現されている。
【0064】
このようにすれば、吹出口部材7の脱着を安全かつ確実に行なうことができる。すなわち、吹出口部材7(図4参照)を室内機の筐体に取付ける際、マイコン側スイッチ13(図4参照)の出力を確認することにより吹出口部材7の取付けが正常に完了しているかどうかを制御部26(図7参照)において検出することができる。そして、吹出口部材7の取付けが正常に完了していない場合、アラーム表示によって使用者に吹出口部材7の取付けが正常に完了していないことを知らせることができる。この結果、使用者は吹出口部材7の取付けを再度行なうなどの対応を実施できるので、吹出口部材7が取付けが正常に完了しない状態で室内機が運転される確率を低減できる。
【0065】
なお、上述した実施の形態では、吹出口部材7(図1参照)の着脱の際の動きを決定する部材としてガイド3c(図4参照)を用いたが、他の方法で吹出口部材7の着脱の際の動きを規定してもよい。たとえば、吹出口部材7と室内機の筐体とを接続するアームのような部材により、吹出口部材7の着脱の際の動きを規定してもよい。また、吹出口部材7が嵌合部47から取外される際の動きの軌跡は、図5および図6に示したような軌跡以外の軌跡であってもよい。この場合、マイコン側スイッチ13(図5参照)および電源回路側スイッチ(図5参照)において、吹出口部材7の着脱の際に異なるタイミングで当該吹出口部材7の動きを検出できればよい。
【0066】
また、マイコン側スイッチ13(図5参照)および電源回路側スイッチ(図5参照)として、他の種類のセンサ(たとえば非接触センサなど)を用いてもよい。
【0067】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0068】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、着脱可能な吹出口部材を備える送風装置において、吹出口部材の着脱を検出する2つの検出手段を設置することにより、吹出口部材の着脱時の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による空気調和機の室内機の側面断面模式図である。
【図2】 図1に示した室内機の分解斜視図である。
【図3】 図1および2に示した空気調和機の室内機の吹出口部材を脱着する際に関係する部分を示した、空気調和機の室内機の全体ブロック図である。
【図4】 室内機の嵌合部から吹出口部材を取外す工程の第1工程を説明するための部分断面模式図である。
【図5】 室内機の嵌合部から吹出口部材を取外す工程の第2工程を説明するための部分断面模式図である。
【図6】 室内機の嵌合部から吹出口部材を取外す工程の第3工程を説明するための部分断面模式図である。
【図7】 空気調和機の室内機における嵌合部から吹出口部材を脱着する際の制御を説明するためのブロック図である。
【図8】 室内機の嵌合部から吹出口部材を取外す工程を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図9】 空気調和機の運転停止制御を行なう際、クロスフローファンにブレーキをかけるためにクロスフローファンを駆動するモータへと印加される電圧の時間変化を表すグラフを示す図である。
【図10】 吹出口部材を嵌合部へと取付ける場合の室内機における制御を説明するためのフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 前面パネル、1a 吸込口、1b 弾性突起、2 オープンパネル、2a軸、3 キャビネット、3a 一方端部、3b 他方端部、3c ガイド、4クロスフローファン、5 フィルタ、6 熱交換器、7 吹出口部材、7a 軸部材、7g スイッチ押圧壁、8 ドレンパン、9 ルーバ、11 ルーバモータ、12 吹出枠、13 マイコン側スイッチ、13a 入力部、14 電源回路側スイッチ、14a 入力部、15 スイッチ押圧部、16a,16b 矢印、21 室内機、22 ルーバ部、23 表示部、24 駆動部、25 電源部、26 制御部、27 コンセント、28 トランス、29 制御回路用電源回路、30 ルーバユニット、33 マイクロコンピュータ、47a 壁、47嵌合部。

Claims (9)

  1. 気体を送風する送風装置であって、
    筐体と、
    記筐体の内部から外部へ送出される気体の吹出口に、前記吹出口から外部へ移動することにより着脱可能に配置された吹出口部材と、
    前記気体の送出を制御する制御部と、
    前記吹出口部材の着脱を検出して前記制御部に通知する第1の検出手段と、
    前記吹出口部材の着脱を検出して、送風装置の運転電源のON/OFFを切替える第2の検出手段とを備え
    前記筐体の吹出口から前記吹出口部材を取外す際、最初に第1の検出手段により前記制御部に前記吹出口部材の取外しが通知されることにより、前記制御部は前記気体の送出を停止する制御を行ない、前記気体の送出を停止する制御が行なわれた後、前記吹出口から外部へ前記吹出口部材が移動されるときに前記第2の検出手段により前記吹出口部材の取外しが検出されることにより、前記運転電源をOFF状態にすることを特徴とする、送風装置。
  2. 前記吹出口における前記気体の送出方向に沿う第1の軌道に沿った移動と、前記第1の軌道に沿った移動の後に実施される前記第1の軌道と異なる第2の軌道に沿った移動とにより、前記吹出口部材が前記吹出口から取出されるように、前記吹出口部材は前記筐体に設置され、
    前記第1の検出手段は、前記第1の軌道に沿った前記吹出口部材の移動を検出するものであり、
    前記第2の検出手段は、前記吹出口部材の前記第2の軌道に沿った移動を検出するものである、請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記筐体に設置された表示部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1の検出手段から前記吹出口部材の移動が通知された場合に、前記表示部においてアラーム表示を行なうように前記表示部を制御する、請求項2に記載の送風装置。
  4. 前記筐体の内部に配置され、前記気体を前記筐体の内部から外部へ送出するためのファンをさらに備え、
    前記制御部は、前記第1の検出手段から前記吹出口部材の移動が通知された場合に、前記ファンの動作にブレーキをかける制御を行なう、請求項2または3に記載の送風装置。
  5. 前記第2の検出手段は、前記吹出口部材の着脱状態に基づいて送風装置における全ての運転電源のON/OFFを切替えるものである、請求項1〜のいずれか1項に記載の送風装置。
  6. 請求項1に記載の送風装置の制御方法であって、
    前記筐体の吹出口から前記吹出口部材を取外す際、最初に第1の検出手段により前記制御部に前記吹出口部材の取外しが通知されることにより、前記制御部が前記気体の送出を停止する制御を行なう送風停止工程と、
    前記第1の検出手段により前記吹出口部材の取外しが検出された後、前記吹出口から外部へ前記吹出口部材が移動されるときに前記第2の検出手段により前記吹出口部材の取外しが検出されることにより、前記第2の検出手段によって前記運転電源をOFF状態にする電源制御工程とを備える、送風装置の制御方法。
  7. 前記送風装置は前記気体を前記筐体の内部から外部へ送出するためのファンを駆動するモータを備え、
    前記送風停止工程では、前記モータの回転数が基準値以下の値になった時点以後のブレーキ動作停止時点まで、前記制御部が前記モータへブレーキをかける制御を行なう、請求項に記載の送風装置の制御方法。
  8. 前記送風装置は前記気体を前記筐体の内部から外部へ送出するためのファンを駆動するモータを備え、
    前記送風停止工程では、第1の検出手段により前記制御部へ前記吹出口部材の移動が通知されることにより決定されるブレーキ動作開始時点から、前記モータの回転数が基準値以下の値になった時点以後のブレーキ動作停止時点まで、前記制御部が前記モータへブレーキをかける制御を行なう、請求項に記載の送風装置の制御方法。
  9. 請求項1に記載の送風装置の制御方法であって、
    前記筐体の吹出口に前記吹出口部材を取付ける際、最初に前記第2の検出手段により前記吹出口部材の取付けが検出されることにより、前記第2の検出手段によって前記運転電源をON状態にする電源制御工程と、
    前記電源制御工程の後、前記第1の検出手段によって前記吹出口部材の取付けが正常に完了したことが検出されたかどうかを前記制御部が確認する確認工程と、
    前記確認工程において、前記第1の検出手段によって前記吹出口部材の取付けが正常に完了したことが検出できない場合、前記吹出口部材の取付けが完了していないことを示すアラーム表示を行なう工程とを備える、送風装置の制御方法。
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