JP3909970B2 - ホイールバランシングウエイトとその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホイールへの取付けが貼付式の、ホイールバランシングウエイトと、その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用ホイールとタイヤをアッセンブリーした車輪は、車輪回転時に動的アンバランスが潜在し、これを補正するためにバランシングウエイト(バランスウエイトともいう)を装着するのが通例である。
近年、以下の理由により、貼付式バランスウエイトを使用する場合が増えはじめている。
▲1▼ ホイールのデザインを重視するため、意匠面へクリップ式バランスウエイトを取り付けることを避け、ホイール裏の円周面へ、貼付式バランスウエイトを適用する。
▲2▼ ホイールのフランジ形状の多様化により、クリップ式バランスウエイトをホイールのフランジ部に取り付けることが困難な場合がある。
▲3▼ ホイール、タイヤの精度向上により、バランスウエイト重量が減ってきたため、貼付式バランスウエイトの適用が可能となった。
既存の貼付式バランスウエイトの構造は、鋳造で製造されたバー形状のPb(鉛)製ウエイト部に、両面粘着テープ(以下、両面テープという)を貼付したものからなる。また、ホイールに貼付する面には、粘着部保護のため、離型紙が貼付してあり、作業者は、使用時に離型紙を剥がす。
バランスウエイトのホイールへの保持力確保のためには、バーのホイールへの貼付面が、ホイール貼付面と同等の曲率を有することが望ましいが、Pbは極めて可塑性が良いため、通常、作業者の手の力によってもバランスウエイトはホイール曲率面と同様の形状に変形可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、環境保護の観点から、Pbなどの重金属の工業的利用が控えられ、バランスウエイトにおいてもPbが他の材料に代替される傾向にある。
工業的な実用実績があり、材料単価が安く、環境に対する安全性も見込まれ、比較的に比重が高い代替材としては、Fe、Cuなどが考えられる。
貼付式バランスウエイトがこのような材料の場合、Pbと比較して強度が大きいため、作業者の手の力では、貼付時にホイール貼付面と同様の曲率変形を与えることが困難である。
また、ウエイトの種類は、規格重量(例:5gから100gまで、5g刻み重量)に従うため、これら全種の重量に応じた全長を有するウエイトを製作する必要がある。
従来のPb製の貼付式バランスウエイトにおいては、単位重量間隔でスリットを付与したものがある。この場合のスリットの機能は、あくまで、貼付する作業環境において、必要重量に応じてウエイトを切断しやすくするだけのものである。Pbの場合、材料強度が低く容易に切断でき、また、切断面の腐食に関する問題はない。一方、ウエイトをスチール製にすると、切断に大きな力を要する。また、素地が露出すると腐食の心配があるため、切断した後、再び表面処理を必要とする。
本発明の課題は、鉛を他の金属で代替えして環境上の問題をなくし、しかも切断が容易な、ホイールバランシングウエイトと、生産性に優れた、その製造方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 互いに同形状の複数のウエイト本体と該複数のウエイト本体が貼付された単一の両面テープとからなり、前記複数のウエイト本体の各々は、鉛以外の金属材としての鋼からなり、各ウエイト本体は鋼のバー材を一定の間隔で切断し分割したものからなり、各ウエイト本体の両面テープへの貼付面は複数のウエイト本体の並び方向に直線状に延びており、隣合うウエイト本体の側面がテーパ面に形成されている、ホイールバランシングウエイトを製造する方法であって、
圧延または押し出し加工によりバー材を製造する工程と、
複数のウエイト本体の並び方向の各ウエイト本体の幅が、ホイールバランシングウエイトをホイール内周面に馴染ませるように貼付した時に、隣合うウエイト本体の側面同士の接触部に対応する両面テープ部分で両面テープが伸縮することにより、各ウエイト本体の幅方向中央部で両面テープとホイールの円周面とが接着力をもって接着され得る幅以下となるように、前記バー材をパンチにより切断面がテーパ面となるように切断して複数のウエイト本体を製造する工程と、
複数のウエイト本体を、隣合うウエイト本体のテーパ面を対向させて、単一の両面テープの一面に貼付する工程と、
からなるホイールバランシングウエイトの製造方法。
(2) 互いに同形状の複数のウエイト本体と該複数のウエイト本体が貼付された単一の両面テープとからなり、前記複数のウエイト本体の各々は、鉛以外の金属材としての鋼からなり、各ウエイト本体は鋼のバー材を一定の間隔で切断し分割したものからなり、各ウエイト本体の両面テープへの貼付面は複数のウエイト本体の並び方向に直線状に延びており、隣合うウエイト本体の側面がテーパ面に形成されている、ホイールバランシングウエイトを製造する方法であって、
圧延または押し出し加工または切断加工によりバー材を製造する工程と、
複数のウエイト本体の並び方向の各ウエイト本体の幅が、ホイールバランシングウエイトをホイール内周面に馴染ませるように貼付した時に、隣合うウエイト本体の側面同士の接触部に対応する両面テープ部分で両面テープが伸縮することにより、各ウエイト本体の幅方向中央部で両面テープとホイールの円周面とが接着力をもって接着され得る幅以下となるように、前記バー材をパンチとダイにより打抜き加工し、打抜きされた製品の両端の破断面を利用して、テーパ面を形成することにより複数のウエイト本体を製造する工程と、
複数のウエイト本体を、隣合うウエイト本体のテーパ面を対向させて、単一の両面テープの一面に貼付する工程と、
からなるホイールバランシングウエイトの製造方法。
【0005】
上記(1)のホイールバランシングウエイトの製造方法では、バー材の切断時にパンチによりウエイト本体にテーパ面を形成しておくので、テーパ面をもつウエイト本体の生産性は高い。
上記(2)のホイールのバランシングウエイトの製造方法では、打抜き加工時にパンチとダイのクリアランスを調整するだけで、精度良く、同形状のテーパ面(破断面)を持ったウエイト本体を量産できる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は本発明のホイールバランシングウエイトの一実施例を示しており、図4は本発明のホイールバランシングウエイトの製造方法の第1実施例を示しており、図5は本発明のホイールバランシングウエイトの製造方法の第2実施例を示している。図6は本発明のいずれの実施例にも可能なばり取り方法を示している。本発明の全実施例にわたって共通する部分には、本発明の全実施例にわたって同じ付号を付してある。
【0007】
本発明の第1実施例のホイールバランシングウエイト(バランシングウエイトはバランスウエイトともいう)10を、図1〜図3を参照して、説明する。 バランスウエイト10は、所定の重量で互いに同形状の複数のウエイト本体20と、複数のウエイト本体20が一面に貼付された単一の両面テープ30とからなる。バランスウエイトは、両面テープ30の、ウエイト本体20が貼付されている側と反対側の面でホイール11の内周面に貼付される。ウエイト本体20が貼付場所は、望ましくは外側から見えないか見えにくい場所であり、また望ましくは軸方向にストレートに延びている(テーパがついていても構わない)場所であり、従来のようにフランジ12の内周面であるとは限らない。
【0008】
ウエイト本体20は、鉛以外の金属材(たとえば、鉛より高い融点をもつ金属材で、比較的大きな比重をもつ材料が望ましく、たとえば鋼、銅などが望ましい)からなる。ウエイト本体20は、金属材のバー(棒)を一定の間隔で切断し分割したものからなる。各ウエイト本体20は、隣合うウエイト本体20の対向する側面22が両面テープ30への貼付側端部を除いて互いに隔離されており、たとえば、テーパ面22(側面と同じであるから符合を22とする)とされた形状を有している。ただし、側面はテーパ面でなくてもよい。以下、側面がテーパ面の場合を例にとって説明する。対向するテーパ面22間の間隔は、両面テープ30への貼付部で0(隙間なし)で、両面テープ30から離れるほど拡がる。ウエイト本体20の幅(ホイールに取り付けた時のホイール周方向のウエイト本体20の幅)は、ウエイト本体20の幅方向中央部でも両面テープ30とホイールの円周面とが接着力をもって接着される程度に決定される。
バランスウエイト10をホイール内周面に馴染ませるように貼付した場合、隣合う側面(対向するテーパ面)22が接触することによって、ウエイト本体20間の隙間が無くなる。テーパの角度は、幾何学的には、1つの曲率に対して一義的に決まるが、実際においては、両面テープ30が伸縮し緩衝的な役割を果たすので、適当なテーパ角を設定することによって、1つのテーパ角度で多種の曲率面に対応が可能である。
【0009】
各ウエイト本体20は所定重量を有する。所定重量は、ウエイトの規格重量(通常、5グラムから100グラブまで5グラムきざみ)のうち、最少の重量とすることが望ましい(通常、5g程度)。この場合、必要重量に応じたウエイトの個数分だけ、両面テープ30部で切断し、使用する。
【0010】
つぎに上記本発明実施例のホイールバランシングウエイト(バランシングウエイトはバランスウエイトともいう)10の製造方法を説明する。
図4は、本発明のホイールバランシングウエイトの製造方法の第1実施例を示している。
本発明の第1実施例のホイールバランシングウエイト10の製造方法は、互いに同形状の複数のウエイト本体20と該複数のウエイト本体20が貼付された単一の両面テープ30とからなり、複数のウエイト本体20の各々は、鉛以外の金属材からなり、隣合うウエイト本体の側面がテーパ面22とされた形状を有している、ホイールバランシングウエイト10を製造する方法であって、圧延または押し出し加工により両側にテーパ面22が形成されたバー材23を製造する工程と(図4の第1工程)、バー材23をスリッター24(パンチ、あるいはシア切断でもよい)などにより切断して複数のウエイト本体20を製造する工程と(図4の第2工程)、複数のウエイト本体20を、隣合うウエイト本体のテーパ面22同士を対向させて、単一の両面テープ30の一面に貼付する工程と、からなる。
圧延または押し出し加工工程でテーパ面22を形成しておくので、切削などによりテーパ面22を形成する場合に比べて、生産性がよい。また、圧延または押し出し加工でバー材23を製造し切断するだけなので、1つ1つのウエイト本体を鋳造で製造する場合に比べて、生産性がよい。ただし、本発明のホイールバランシングウエイト20のウエイト本体20は、第1実施例の製造方法によって製造されたもの以外のものでもよく、鋳造で製造されたウエイト本体20であってもよい。
【0011】
図5は、本発明のホイールバランシングウエイトの製造方法の第2実施例を示している。
本発明の第2実施例のホイールバランシングウエイト10の製造方法は、互いに同形状の複数のウエイト本体20と該複数のウエイト本体20が貼付された単一の両面テープ30とからなり、複数のウエイト本体20の各々は、鉛以外の金属材からなり、隣合うウエイト本体の側面がテーパ面22とされた形状を有している、ホイールバランシングウエイト10を製造する方法であって、圧延または押し出し加工によりバー材25を製造する工程と(図5の第1工程)、バー材25をパンチ26により切断面がテーパ面22となるように切断して複数のウエイト本体20を製造する工程と(図5の第2工程)、複数のウエイト本体20を、隣合うウエイト本体のテーパ面22同士を対向させて、単一の両面テープ30の一面に貼付する工程と、からなる。
パンチ26により切断時にテーパ面22を形成するので、切削などによりテーパ面22を形成する場合に比べて、生産性がよい。また、圧延または押し出し加工でバー材25を製造し切断するだけなので、1つ1つのウエイト本体を鋳造で製造する場合に比べて、生産性がよい。ただし、本発明のホイールバランシングウエイト20のウエイト本体20は、第2実施例の製造方法によって製造されたもの以外のものでもよく、鋳造で製造されたウエイト本体20であってもよい。図7〜図10は、本発明のホイールバランシングウエイトの製造方法の第3実施例を示している。
本発明の第3実施例のホイールバランシングウエイト10の製造方法は、図10に示すように、互いに同形状の複数のウエイト本体20と該複数のウエイト本体20が貼付された単一の両面テープ30とからなり、複数のウエイト本体20の各々は、鉛以外の金属材からなり、隣合うウエイト本体の側面がテーパ面20aを有する台形の形状を有している、ホイールバランシングウエイト10を製造する方法であって、圧延または押し出し加工または切断加工によりバー材25を製造する工程と(図5の第1工程と同じ)、図7に示すように、バー材25をパンチ27とダイ28により打抜き加工することにより、複数のウエイト本体20を製造する工程と、複数のウエイト本体20を、隣合うウエイト本体のテーパ面22同士を対向させて、単一の両面テープ30の一面に貼付する工程と、からなる。
この第3実施例が第2実施例と違うところは、ウエイト本体20のテーパ面20aを形成するのに、打抜き加工の際のパンチ27とダイ28のクリアランスCを利用して行うことにある。端材25aはスクラップとなる。
図7、図8に示すように、バー材25をパンチ27とダイ28との間でクリアランスCで打抜き加工すると、打抜き加工された製品20は、ダイ28の下に落とされ、図9に示すようにその破断面がテーパ面20aを有することになり、台形状の底部角にR形状20bを持つウエイト本体20を製造することができる。
発明者等の実験によれば、自動車用ホイールのサイズが12インチから18インチに対して本バランシングウエイトを適用させた場合、ウエイト本体20の板厚が2mm〜5mmであれば、図9に示す上辺L1と下辺L2との差は、0.1〜0.8mm程度でも、ホイールに適用する際必要なテーパ面20aが形成されることが確認された。
このような、ウエイト本体20の製造方法を取り入れることにより、既知のプレス技術を応用して、形状、寸法等の精度がよく、量産性に優れたバランシングウエイトの製造が可能となる。
【0012】
上記の本発明の第1、第2、第3実施例の製造方法に、バー材の製造、切断の工程の後に、鍛造(冷間でも、温間でも、熱間でもよい)により、所定形状に再加工(精度出し加工)する工程を追加してもよい。鍛造工程は、切断工程で発生した端部のばりやダレのばり取り加工を同時に達成できる。
図6は鍛造工程における再加工とそれによるばり取りを示す。鍛造前のウエイト本体20の厚さ、平面の横、縦の寸法を、t+Δt、L−ΔL、W−ΔW、とすると、鍛造の圧縮により、それぞれの寸法を、t、L、Wにし、その時に角を丸める。鍛造のため、鋳造や切削に比べて生産性が高い。
【0013】
【発明の効果】
請求項1のホイールバランシングウエイトの製造方法によれば、つぎの効果を得る。
・バー材の切断時にパンチによりウエイト本体にテーパ面を形成しておくので、テーパ面をもつウエイト本体の生産性は高い。
・バー材の圧延または押し出し加工時に両側にテーパ面を形成しておくので、テーパ面をもつウエイト本体の生産性は高い。
請求項2のホイールバランシングウエイトの製造方法によれば、つぎの効果を得る。
・バー材の打抜き加工時にウエイト本体にテーパ面を形成できるので、テーパ面をもつウエイト本体を精度良く、安定的に量産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のホイールバランシングウエイトの斜視図である。
【図2】図1のホイールバランシングウエイトをホイール内周面に取り付けた状態の部分正面図である。
【図3】本発明のホイールバランシングウエイトをホイール内周面に取り付けた状態のホイールの一部分の断面図である。
【図4】本発明のホイールバランシングウエイトの製造方法の第1実施例の各製造工程におけるバー材とウエイト本体の斜視図である。
【図5】本発明のホイールバランシングウエイトの製造方法の第2実施例の各製造工程におけるバー材とウエイト本体の斜視図である。
【図6】本発明のホイールバランシングウエイトの製造方法の第1実施例、第2実施例第3実施例に適用可能な鍛造工程でのウエイト本体の斜視図である。
【図7】本発明のホイールバランシングウエイトの製造方法の第3実施例の製造工程を示す斜視図である。
【図8】本発明のホイールバランシングウエイトの製造方法の第3実施例の総抜き効果を説明する断面図である。
【図9】本発明のホイールバランシングウエイトの製造方法の第3実施例によって製造されたウエイト本体の断面図である。
【図10】本発明のホイールバランシングウエイトの製造方法の第3実施例により製造されたバランシングウエイトをホイールの内周面にとりつけた場合の状態図である。
【符号の説明】
10 ホイールバランシングウエイト
11 ホイール
12 フランジ部
20 ウエイト本体
20a テーパ面
22 側面(テーパ面)
23、25 バー材
24 スリッタ
26、27 パンチ
28 ダイ
30 両面テープ
Claims (2)
- 互いに同形状の複数のウエイト本体と該複数のウエイト本体が貼付された単一の両面テープとからなり、前記複数のウエイト本体の各々は、鉛以外の金属材としての鋼からなり、各ウエイト本体は鋼のバー材を一定の間隔で切断し分割したものからなり、各ウエイト本体の両面テープへの貼付面は複数のウエイト本体の並び方向に直線状に延びており、隣合うウエイト本体の側面がテーパ面に形成されている、ホイールバランシングウエイトを製造する方法であって、
圧延または押し出し加工によりバー材を製造する工程と、
複数のウエイト本体の並び方向の各ウエイト本体の幅が、ホイールバランシングウエイトをホイール内周面に馴染ませるように貼付した時に、隣合うウエイト本体の側面同士の接触部に対応する両面テープ部分で両面テープが伸縮することにより、各ウエイト本体の幅方向中央部で両面テープとホイールの円周面とが接着力をもって接着され得る幅以下となるように、前記バー材をパンチにより切断面がテーパ面となるように切断して複数のウエイト本体を製造する工程と、
複数のウエイト本体を、隣合うウエイト本体のテーパ面を対向させて、単一の両面テープの一面に貼付する工程と、
からなるホイールバランシングウエイトの製造方法。 - 互いに同形状の複数のウエイト本体と該複数のウエイト本体が貼付された単一の両面テープとからなり、前記複数のウエイト本体の各々は、鉛以外の金属材としての鋼からなり、各ウエイト本体は鋼のバー材を一定の間隔で切断し分割したものからなり、各ウエイト本体の両面テープへの貼付面は複数のウエイト本体の並び方向に直線状に延びており、隣合うウエイト本体の側面がテーパ面に形成されている、ホイールバランシングウエイトを製造する方法であって、
圧延または押し出し加工または切断加工によりバー材を製造する工程と、
複数のウエイト本体の並び方向の各ウエイト本体の幅が、ホイールバランシングウエイトをホイール内周面に馴染ませるように貼付した時に、隣合うウエイト本体の側面同士の接触部に対応する両面テープ部分で両面テープが伸縮することにより、各ウエイト本体の幅方向中央部で両面テープとホイールの円周面とが接着力をもって接着され得る幅以下となるように、前記バー材をパンチとダイにより打抜き加工し、打抜きされた製品の両端の破断面を利用して、テーパ面を形成することにより複数のウエイト本体を製造する工程と、
複数のウエイト本体を、隣合うウエイト本体のテーパ面を対向させて、単一の両面テープの一面に貼付する工程と、
からなるホイールバランシングウエイトの製造方法。
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