JP2009174712A - バランスウエイト並列体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 長尺の剥離紙上に接着剤を介し並列されているバランスウエイト並列体を、湾曲可能とすると共に、取り扱いや運搬、さらには収納を容易かつ便利に取り扱えるようにする。
【解決手段】 剥離紙上に接着剤を介して所定重量の矩形のバランスウエイトが、互いに隣接し並列して複数個が設けられ、この隣接方向に連続する個々のバランスウエイトは、互いに隣接する側面が互いのバランスウエイト間で湾曲を可能とする傾斜面または円弧面に形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 剥離紙上に接着剤を介して所定重量の矩形のバランスウエイトが、互いに隣接し並列して複数個が設けられ、この隣接方向に連続する個々のバランスウエイトは、互いに隣接する側面が互いのバランスウエイト間で湾曲を可能とする傾斜面または円弧面に形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車の車輪のウエイトバランスをとるために、ホイールのリム部に装着して使用するバランスウエイト並列体に関する。
自動車のホイールは、アクスルシャフトを中心に円運動をするが、ホイールバランスが狂っていると回転速度が高まるにつれて振動が発生する。そこで、バランサーによる検査にてホイールの軽い部分を発見し、この部分に、必要な重量のバランスウエイトを打ち込んで装着することによりホイールバランスをとっている。
従来においては、前記バランスウエイトは、体積の割には重量のある鉛部材にて形成されている。このバランスウエイトは、鉛部材に鉄やステンレスなどの金属部材からなるクリップの一端を埋め込んで形成される。そして、鉛部材をリムフランジの窪みに添え、鉛部材とクリップ部にてリムフランジの端部を挟み込むようにし、ハンマーで打ち込んでいる。このため、リムを傷つけ易いという不都合があった。
特に、アルミ製のリムは材質が柔らかく、傷の付着によりホイール全体の美観を害する。また、そのバランスウエイト取り付けの作業性が悪い。
特に、アルミ製のリムは材質が柔らかく、傷の付着によりホイール全体の美観を害する。また、そのバランスウエイト取り付けの作業性が悪い。
一方、これに対して、図11に示すように、例えば小形の矩形板からなる鉛製や鉄製のバランスウエイト11を、接着剤12を介して剥離紙(剥離シート、接着テープ)13に複数個連接しておき、使用時に剥離紙13から必要数を剥がして、図12に示すように、タイヤ14を取り付けているリム15に固定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。これによればバランスウエイトの取り付け作業が極めて簡単になり、リムを傷めるおそれはない。
また、横長矩形のバランスウエイト本体の表面および裏面に、これを10グラムづつや5グラムずつにそれぞれ区画する縦溝を設け、これの背面全体にセパレータを持つ接着テープを貼着したものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。これによれば、セパレータを剥がし、必要とする重量分のバランスウエイト片を縦溝部分で切り離し、接着剤を介してリムに固定することができる。この場合にも、バランスウエイトの取り付け作業が比較的簡単になり、リムを傷めるおそれはない。
このように、前記従来のいずれのバランスウエイトも、剥離紙に接着剤や粘着剤を介して貼り付けられたものの中から必要個数を剥がしてリムに装着するだけであるため、その装着作業が簡素化されるメリットがある。
実用新案登録第3055185号公報
実開昭50‐91201号公報
しかしながら、バランスウエイトは、図12に示すように使用時に剥離紙から必要数を剥がし、リム15に固定するが、複数のバランスウエイト11を使用するときは、列設して使用し貼着固定する。従って、この使用態様では、列設したバランスウエイト11が、リム15の湾曲に沿って接着剤(粘着剤)15側を外側(リム15面側)として内側に湾曲する必要がある。しかし、従来のバランスウエイトは、図11に示すように隣接するバランスウエイト11、11との間に隙間がなく面接触して、接着剤12を介して剥離紙13上に列設されているため、複数のバランスウエイトを列設してリム15に貼着する際に接着剤12をリム15面側としてリム15の湾曲に沿って湾曲できず、貼着の作業性が低下する課題がある。
また、剥離紙や接着テープに貼り付けられたバランスウエイトは、剥離紙や接着テープが長いために取り扱いや運搬が不便であるという問題がある。例えば、バランスウエイトを剥離紙上に並列して貼着したものでは、これが剥離紙の長さ方向に長くなり、全体の重量が大きくなり、さらに自身の重量で撓み易く形態が安定しないところから、取り扱いや運搬、さらには収納に不便であるという不都合があった。
また、剥離紙や接着テープに貼り付けられたバランスウエイトは、剥離紙や接着テープが長いために取り扱いや運搬が不便であるという問題がある。例えば、バランスウエイトを剥離紙上に並列して貼着したものでは、これが剥離紙の長さ方向に長くなり、全体の重量が大きくなり、さらに自身の重量で撓み易く形態が安定しないところから、取り扱いや運搬、さらには収納に不便であるという不都合があった。
また、長尺のバランスウエイト本体に縦溝を入れて接着テープ上に配列した前述のバランスウエイトの場合も、複数のバランスウエイトを並べたものと同様に取り扱いや運搬に不便である。
本発明は前記のような従来の問題点に着目してなされたものであり、隣接して並列する複数のバランスウエイトをホイールのリム部に貼着する際に、リム部の径に種々のものが存在し湾曲度が異なっていても、全てのリム部の湾曲面に沿って湾曲可能であり、また、長尺の剥離紙上に接着剤や粘着剤を介して並列されている場合にも、取り扱いや運搬、さらには収納を容易かつ便利にするバランスウエイト並列体を提供することを目的とする。
前記目的達成のために、本発明に係るバランスウエイト並列体は、剥離紙上に接着剤を介して所定重量の矩形のバランスウエイトが、互いに隣接し並列して複数個が設けられ、この隣接方向に連続する個々のバランスウエイトは、互いに隣接する側面が互いのバランスウエイト間で湾曲を可能とする傾斜面または円弧面に形成されていることを特徴とする。
この構成により、剥離紙から必要とする個数のバランスウエイトを剥離して、車輪のリムに貼り付けることで、簡単かつ迅速にタイヤ付きリムのウエイトバランスをとることができる。特に、この時、互いに隣接して並列する複数のバランスウエイトは、互いに隣接する側面が互いのバランスウエイト間で湾曲を可能とする傾斜面または円弧面に形成されているので、隣接して並列する複数のバランスウエイトをホイールのリム部に接着剤(粘着材)側をリム側面として貼着する際、ホイール(リム部も含む)の径に種々のものが存在しリム部の湾曲度が種々に異なっていても、全てのリム部の湾曲面に沿って湾曲可能となり、ホイールの径が変わっても全てのホイールに対応可能となる。
また、本発明の前記バランスウエイト並列体の前記バランスウエイトは、台形形状であり、これらの台形がそれぞれ下端側部で接触して隣接方向に連続し、剥離紙上に接着剤を介し並列して設けられていることを特徴とする。
このバランスウエイトは、台形形状であるので、互いに隣接する側面が傾斜面において下端から上端にかけて互いに離間するようになるので、隣接する互いのバランスウエイト間で湾曲を可能とする。従って、隣接して並列する複数のバランスウエイトをホイールのリム部に接着剤(粘着材)側をリム側面として貼着する際、ホイール(リム部も含む)の径に種々のものが存在しリム部の湾曲度が種々に異なっていても、全てのリム部の湾曲面に沿って湾曲可能となり、ホイールの径が変わっても全てのホイールに対応可能となる。
また、本発明の前記バランスウエイト並列体のバランスウエイトは、互いに隣接する側面が円弧面に形成され、その円弧面の頂部で互いに接触して隣接方向に連続し、剥離紙上に接着剤を介し並列して設けられていることを特徴とする。
この構成により、互いに隣接するバランスウエイトは、円弧面の頂部で互いに接触しているので、隣接する互いのバランスウエイト間で湾曲を可能とする。従って、隣接して並列する複数のバランスウエイトをホイールのリム部に接着剤(粘着材)側をリム側面として貼着する際、ホイール(リム部も含む)の径に種々のものが存在しリム部の湾曲度が種々に異なっていても、全てのリム部の湾曲面に沿って湾曲可能となり、ホイールの径が変わっても全てのホイールに対応可能となる。
また、本発明のバランスウエイト並列体のバランスウエイトは、互いに隣接する側面が山形面に形成され、その山形面の頂部で互いに接触して隣接方向に連続し、剥離紙上に接着剤を介し並列して設けられていることを特徴とする。
この構成により、互いに隣接するバランスウエイトは、山形面の頂部で互いに接触しているので、隣接する互いのバランスウエイト間で湾曲を可能とする。従って、隣接して並列する複数のバランスウエイトをホイールのリム部に接着剤(粘着材)側をリム側面として貼着する際、ホイール(リム部も含む)の径に種々のものが存在しリム部の湾曲度が種々に異なっていても、全てのリム部の湾曲面に沿って湾曲可能となり、ホイールの径が変わっても全てのホイールに対応可能となる。
更に、本発明のバランスウエイト並列体は、バランスウエイト側を内側として渦巻状に巻回されていることを特徴とする。
互いに隣接して並列する複数のバランスウエイトは、互いに隣接する側面が互いのバランスウエイト間で湾曲を可能とする形状となっているので、バランスウエイト並列体は渦巻状に巻回した形態とすることができる。その結果、バランスウエイト並列体は、剥離紙とともにコンパクトな形態になり、しかも形状が安定化するため、その取り扱いや運搬、さらには倉庫などへの収納に便利となる。
本発明のバランスウエイト並列体によれば、次のような効果を奏する。
(1)剥離紙から必要とする個数のバランスウエイトを剥離して、車輪のリム部に貼り付けることで、簡単かつ迅速にタイヤ付きホイールのウエイトバランスをとることができる。
(2)本発明のバランスウエイト並列体は、互いに隣接して並列する複数のバランスウエイトは、互いに隣接する側面が互いのバランスウエイト間で湾曲を可能とする傾斜面または円弧面(例えば、斜面、山形面、円弧面)に形成されているので、隣接して並列する複数のバランスウエイトをホイールのリム部に接着剤(粘着材)側をリム側面として貼着する際、ホイール(リム部も含む)の径に種々のものが存在しリム部の湾曲度が種々に異なっていても、全てのリム部の湾曲面に沿って湾曲可能となり、ホイールの径が変わっても全てのホイールに対応可能である。
(1)剥離紙から必要とする個数のバランスウエイトを剥離して、車輪のリム部に貼り付けることで、簡単かつ迅速にタイヤ付きホイールのウエイトバランスをとることができる。
(2)本発明のバランスウエイト並列体は、互いに隣接して並列する複数のバランスウエイトは、互いに隣接する側面が互いのバランスウエイト間で湾曲を可能とする傾斜面または円弧面(例えば、斜面、山形面、円弧面)に形成されているので、隣接して並列する複数のバランスウエイトをホイールのリム部に接着剤(粘着材)側をリム側面として貼着する際、ホイール(リム部も含む)の径に種々のものが存在しリム部の湾曲度が種々に異なっていても、全てのリム部の湾曲面に沿って湾曲可能となり、ホイールの径が変わっても全てのホイールに対応可能である。
(3)バランスウエイトの取り付けを簡単、迅速に実施できるとともに、剥離紙と一体の複数のバランスウエイト側を内側にしてコンパクトに巻きつけることで、これらを形状の安定したブロックとして、取り扱いや運搬、さらには収納を容易かつ便利にすることができる。
(4)複数のバランスウエイトを列設した状態でリムに貼着する場合でも、これらのバランスウエイトは、接着剤をリム側としてリムの湾曲に沿って湾曲することができるので、リムへの取付けが容易にできるし、取付けが確実となり信頼性の高いものとなる。
(4)複数のバランスウエイトを列設した状態でリムに貼着する場合でも、これらのバランスウエイトは、接着剤をリム側としてリムの湾曲に沿って湾曲することができるので、リムへの取付けが容易にできるし、取付けが確実となり信頼性の高いものとなる。
本発明のバランスウエイト並列体は、剥離紙上に接着剤を介して所定重量の矩形のバランスウエイトが、互いに隣接して並列して複数個が設けられ、この隣接方向に連続する個々のバランスウエイトは、互いに隣接する側面が互いのバランスウエイト間で湾曲を可能とする傾斜面または円弧面に形成されている。
互いに隣接する側面が互いのバランスウエイト間で湾曲を可能とする傾斜面または円弧面としては、例えば、斜面、山形面(角錐面)、円弧面、等を例示することができる。
互いに隣接する側面が互いのバランスウエイト間で湾曲を可能とする傾斜面または円弧面としては、例えば、斜面、山形面(角錐面)、円弧面、等を例示することができる。
本発明のバランスウエイト並列体は、剥離紙から必要とする個数のバランスウエイトを剥離して、車輪のリム部に接着剤で貼り付けることで、タイヤ付きホイールのウエイトバランスをとるものである。然るにホイール(リム部も含む)の径は、種々のものが存在しリム部の湾曲度が種々に異なっている。しかし、本発明での互いに隣接して並列する複数のバランスウエイトは、互いに隣接する側面が互いのバランスウエイト間で湾曲を可能とする傾斜面または円弧面に形成されているので、隣接して並列する複数のバランスウエイトをホイールのリム部に接着剤(粘着材)側をリム側面として貼着する際、ホイール(リム部も含む)の径に種々のものが存在しリム部の湾曲度が種々に異なっていても、全てのリム部の湾曲面に沿って湾曲可能となり、ホイールの径が変わっても全てのホイールに対応可能となる。
以下に、本発明の実施形態によるバランスウエイトを、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施形態におけるバランスウエイトを示す斜視図、図2は図1に示すバランスウエイトの側面図、図3は図1に示すバランスウエイトの複数個を渦巻状に巻き付けた状態の側面図、図4はバランスウエイトをリムに取り付けた状態の斜視図である。
図1は本発明の第1の実施形態におけるバランスウエイトを示す斜視図、図2は図1に示すバランスウエイトの側面図、図3は図1に示すバランスウエイトの複数個を渦巻状に巻き付けた状態の側面図、図4はバランスウエイトをリムに取り付けた状態の斜視図である。
本実施形態におけるバランスウエイト1は、鉛、鉄などの重量がある金属片からなる。この金属片は、例えば大形の金属板をプレス機等によって縦横が数センチの矩形ペレット状の所定重量の金属片に加工したものからなる。また、この金属片は所定の厚みを持つ。
また、このバランスウエイト1は側方から見た厚み部分Aの形状が、略台形状をなす。なお、このバランスウエイト1の上面と前面、後面、側面が連続する角部は、必要に応じて滑らかな円弧面としてもよい。
従って、この台形が剥離紙3上の配列方向に連続するように、各バランスウエイト1を並べたとき、理想的には、図2に示すように、台形の底辺どうしが位置Pにおいて線接触する関係となる。つまり、各バランスウエイト1どうしの底面角部が剥離紙3上の平面上で線接触することとなる。
このバランスウエイト1は、それぞれ同形、同サイズに形成され、例えばその上面に材質(例えば、「Fe」)および重量(例えば、「5グラム」)の文字が刻設されている。前述のように、このような形態のバランスウエイト1の複数個が、接着剤(粘着剤を含む)2を介して長尺の剥離紙3上に並列するようにして、貼り付けられる。
このバランスウエイト1の並列状態では、前述のように側方から見た台形が剥離紙3上における底辺の角部(前記位置P)で線接触する状態になることが望ましい。この状態では、剥離紙3の単位長当りで、バランスウエイト1の貼着個数を最大にすることができる。
また、バランスウエイト1は側方から見て台形をなすため、このバランスウエイト1の前面部1aおよび後面部1bは、相互に下方に向かって広がる傾斜面となっている。
従って、多数のバランスウエイト1を、接着剤2を介して剥離紙3上に前述のように並べ、これらのバランスウエイト1を剥離紙3の内側に位置させるようにして、これらを図3に示すようにバランスウエイト1を内側にしての渦巻状に巻きつけることが可能になる。また、図2に示すようにバランスウエイト1側を内側とした湾曲が可能となるため、接着剤2(剥離紙3)側をリム15面側としてのリム15に沿った湾曲も可能となる。
その結果、隣接して並列する複数のバランスウエイト1をホイールのリム部に接着剤(粘着材)2側をリム側面として貼着する際、ホイール(リム部も含む)の径に種々のものが存在しリム部の湾曲度が種々に異なっていても、全てのリム部の湾曲面に沿って湾曲可能となり、ホイールの径が変わっても全てのホイールに対応可能となる。
この場合に、各傾斜面1a、1bの傾斜角度をできるだけ大きくすることにより、隣り合うバランスウエイト1、1どうしの折り曲げ角度を十分に設定できる。これにより、バランスウエイト1と剥離紙3との一体物の最小の巻きつけ径をより小さくすることができる。
これにより、多数のバランスウエイト1は剥離紙3とともに一つの円柱形ブロック体を構成することとなり、重量およびバランスウエイト1の収納量が多くなり、さらに剛体化することによって、取り扱いや運搬或いは収納が容易となる。
一方、バランスウエイト1を使用する場合には、円柱状の前記ブロックのうち、剥離紙3の先端部にあるものからバランスウエイト1を必要とする個数だけ分離(剥離)し図4に示すように、バランス測定されたタイヤ14つきのリム15に、接着剤2を介して貼り着ける。
この時、バランスウエイト1は、複数を列設して使用しても、図2に示すように接着剤2側をリム15側にしてリム15に沿って湾曲することができるので、バランスウエイト1が複数でも列設しての貼着を容易にすることができる。
この時、バランスウエイト1は、複数を列設して使用しても、図2に示すように接着剤2側をリム15側にしてリム15に沿って湾曲することができるので、バランスウエイト1が複数でも列設しての貼着を容易にすることができる。
これにより、リム15に対し傷を付けることなく、極めて簡単かつ迅速に、車輪のバランス調整を行うことができる。
なお、前記においては、剥離紙3上の各バランスウエイト1を、すべて同一サイズ、同一形状、同重量の場合を想定して説明してきたが、サイズ、形状、重量がそれぞれ異なるものを剥離紙3上に貼り着けることもできる。
この場合にも、剥離紙3上で隣り合うバランスウエイト1が平面から見て線で接触する台形または台形に近似する形態とし、相互の折り曲げ角度を十分に取れるようにする必要がある。これにより剥離紙3およびバランスウエイト1の一体物の巻き付け径を最小にすることができ、取り扱いや運搬を容易にすることができる。
また、バランスウエイト1は前述のようにリム15の円弧面に接着剤を介して貼り着けるものであるため、前記台形に相当する部分、つまりバランスウエイト1の底面はそのリム15の貼り付け面の形態に合った円弧形状とすることが望ましい。
このように、本実施形態のバランスウエイトは、剥離紙3上に接着剤2を介して複数個が貼り付けられ、かつ互いに隣接するように配列される所定厚みの矩形のバランスウエイト1であって、側方から見た厚み部分の形状が台形をなし、この台形が底面角部で線接触して前記配列方向に連続するように、前記剥離紙3上に貼り付けられてなるものである。
従って、剥離紙3上で隣り合う複数のバランスウエイト1を、剥離紙3上において互いに台形底面の角部にて線接触する状態にできる。そして、バンスウエイト1を貼着した剥離紙3を渦巻状に巻き付けた場合に、前記台形の左右側面が傾斜していることにより、バランスウエイト1の対向する側面どうしが接触するまでバランスウエイト1側を内側にして剥離紙3を小径に巻き込むことが可能になる(図3参照)。
この結果、バランスウエイト1は剥離紙3とともにコンパクトな形態になり、しかも形状が安定化するため、その取り扱いや運搬、さらには倉庫などへの収納も楽になる。
図5は、前記第1の実施の形態の変形例を示す斜視図、図6はその断面拡大図である。
本例は、バランスウエイト1が側方から見た厚み部分Aの形状が、略台形状であるが、下端側面がhの長さ(図6参照)だけ垂直面1cとなっているものであり、他は前記実施の形態と同様であるので、同じ構成要素には同一符号を付して他の詳細な説明は省略する。
本例は、バランスウエイト1が側方から見た厚み部分Aの形状が、略台形状であるが、下端側面がhの長さ(図6参照)だけ垂直面1cとなっているものであり、他は前記実施の形態と同様であるので、同じ構成要素には同一符号を付して他の詳細な説明は省略する。
本例のバランスウエイト1は、各バランスウエイト1が側面下端の垂直面1aで接触し隣接方向に連続するが、本例においても垂直面1cの長さhは短く、それより上方の隣接する側面は、傾斜面1a、1bとなっているので互いのバランスウエイト1、1間で湾曲を可能とするので、前記実施の形態と同様の作用、効果を奏する。
図7は本発明の第2の実施形態によるバランスウエイト並列体を示す斜視図、図8はその拡大断面図である。
本例は、互いに隣接して並列する複数のバランスウエイト1の、互いに隣接する側面が、山形面(角錐面)1dになっており、その山形面1dの頂部で互いに接触して隣接方向に連続しているものであり、他は前記第1の実施の形態と同様であるので、同一構成要素には同一符号を付して他の詳細な説明は省略する。
本例においても隣接するバランスウエイト1、1は、山形面1dの頂部で接触しているので、互いのバランスウエイト1、1間で湾曲を可能とする。従って、本例も前記第1の実施の形態と同様の作用、効果を奏する。
本例は、互いに隣接して並列する複数のバランスウエイト1の、互いに隣接する側面が、山形面(角錐面)1dになっており、その山形面1dの頂部で互いに接触して隣接方向に連続しているものであり、他は前記第1の実施の形態と同様であるので、同一構成要素には同一符号を付して他の詳細な説明は省略する。
本例においても隣接するバランスウエイト1、1は、山形面1dの頂部で接触しているので、互いのバランスウエイト1、1間で湾曲を可能とする。従って、本例も前記第1の実施の形態と同様の作用、効果を奏する。
図9は本発明の第3の実施の形態によるバランスウエイト並列体を示す斜視図、図10はその拡大断面図である。
本例は、互いに隣接して並列する複数のバランスウエイト1の、互いに隣接する側面が、円弧面1eになっており、その円弧面1eの頂部で互いに接触して隣接方向に連続しているものであり、他は前記第1の実施の形態と同様であるので、同一構成要素には同一符号を付して他の詳細な説明は省略する。
本例においても隣接するバランスウエイト1、1は、円弧面1eの頂部で接触しているので、互いのバランスウエイト1、1間で湾曲を可能とする。従って、本例も前記第1の実施の形態と同様の作用、効果を奏する。
本例は、互いに隣接して並列する複数のバランスウエイト1の、互いに隣接する側面が、円弧面1eになっており、その円弧面1eの頂部で互いに接触して隣接方向に連続しているものであり、他は前記第1の実施の形態と同様であるので、同一構成要素には同一符号を付して他の詳細な説明は省略する。
本例においても隣接するバランスウエイト1、1は、円弧面1eの頂部で接触しているので、互いのバランスウエイト1、1間で湾曲を可能とする。従って、本例も前記第1の実施の形態と同様の作用、効果を奏する。
本発明は、バランスウエイトの取り付けを簡素化および迅速化できるとともに、長尺の剥離紙上に接着剤を介して並列されているバランスウエイトを形状が安定したブロックにすることで、これの取り扱いや運搬、さらには収納を容易かつ便利にできるという効果を有し、ウエイトバランスをとるためにホイールのリム部に使用されるバランスウエイトとして有用である。
1 バランスウエイト
1a 前面部(傾斜面)
1b 後面部(傾斜面)
1c 垂直面
1d 山形面(角錐面)
1e 円弧面
2 接着剤(粘着剤)
3 剥離紙
14 タイヤ
15 ホイールのリム部
1a 前面部(傾斜面)
1b 後面部(傾斜面)
1c 垂直面
1d 山形面(角錐面)
1e 円弧面
2 接着剤(粘着剤)
3 剥離紙
14 タイヤ
15 ホイールのリム部
Claims (5)
- 剥離紙上に接着剤を介して所定重量の矩形のバランスウエイトが、互いに隣接し並列して複数個が設けられ、この隣接方向に連続する個々のバランスウエイトは、互いに隣接する側面が互いのバランスウエイト間で湾曲を可能とする傾斜面または円弧面に形成されていることを特徴とするバランスウエイト並列体。
- 前記バランスウエイトは、台形形状であり、これらの台形がそれぞれ下端側部で接触して隣接方向に連続し、剥離紙上に接着剤を介し並列して設けられていることを特徴とする請求項1記載のバランスウエイト並列体。
- 前記バランスウエイトは、互いに隣接する側面が円弧面に形成され、その円弧面の頂部で互いに接触して隣接方向に連続し、剥離紙上に接着剤を介し並列して設けられていることを特徴とする請求項1記載のバランスウエイト並列体。
- 前記バランスウエイトは、互いに隣接する側面が山形面に形成され、その山形面の頂部で互いに接触して隣接方向に連続し、剥離紙上に接着剤を介し並列して設けられていることを特徴とする請求項1記載のバランスウエイト並列体。
- 前記バランスウエイト並列体は、バランスウエイト側を内側として渦巻状に巻回されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のバランスウエイト並列体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008330008A JP2009174712A (ja) | 2007-12-27 | 2008-12-25 | バランスウエイト並列体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007335534 | 2007-12-27 | ||
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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