JP2016038475A - ロール式スクリーン装置 - Google Patents

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【課題】スクリーンシート3を繰り出しながら貼着対象面に貼り付けることで、迅速且つ綺麗にスクリーンの展張を行うことができるロール式スクリーン装置1を提供する点にある。【解決手段】正面側にスクリーン面を有するとともに、裏面側に貼着層を有するスクリーンシート2と、スクリーンシート2をスクリーン面が内側となるように巻取る巻取り軸としての軸部材3と、軸部材3を回転自在に支持する支持部材4とを備え、支持部材4を把握して、スクリーンシート2が巻取られる軸部材3を、貼着対象面上を転がしながら移動させることで、スクリーンシート2を貼着対象面上に貼着展張し、又は巻取り可能とした。【選択図】図1

Description

本発明は、黒板や壁面等に用いるロール式スクリーン装置に関わり、更に詳しくは、スクリーンシートを繰り出しながら貼着対象面に貼り付けることで、迅速且つ綺麗にスクリーンの展張を行うことができるマグネットスクリーン装置に関するものである。
従来、黒板に用いるスクリーンとして、前面側にスクリーン面を有するとともに、後面側に磁力を有するスクリーンシートと、該スクリーンシートを巻き取る巻取ロールと、前記スクリーンシートと前記巻取ロールとの間に介装され、伸縮性を有する連結部材とを備えてなることを特徴とするマグネットスクリーン装置がある(例えば、特許文献1。)。
このマグネットスクリーン装置は、凹曲黒板のような左右方向に沿って湾曲する面に引き下げ型として取付ける場合であっても、伸縮性を有する連結部材が黒板と巻取手段との間のギャップの差を吸収するため、スクリーン面に歪みや皺、弛みが生じない状態でスクリーンシートを凹曲黒板に展張することができるものである。
特開2014−35512号公報
しかし、このマグネットスクリーン装置は、一般的なロール式スクリーンと同様に、スクリーンシートの貼着領域の全てを引き出してから黒板に貼りつけてスクリーンを展張するものであるため、貼りつける際にスクリーンシートが自重によって撓んだり、黒板とスクリーンシートとの間に空気が入ったりして、展張したスクリーンに皺や弛みが生じやすく、綺麗に貼りつけることが難しいものとなっていた。
本発明が前述の状況に鑑み解決しようとするところは、スクリーンシートを繰り出しながら貼着対象面に貼り付けることで、迅速且つ綺麗にスクリーンの展張を行うことができるロール式スクリーン装置を提供する点にある。
本発明に係るロール式スクリーン装置は、前記課題解決のために、正面側にスクリーン面を有するとともに、裏面側に貼着層を有するスクリーンシートと、該スクリーンシートを前記スクリーン面が内側となるように巻取る巻取り軸としての軸部材と、該軸部材を回転自在に支持する支持部材とを備え、前記支持部材を把握して、前記スクリーンシートが巻取られる前記軸部材を、貼着対象面上を転がしながら移動させることで、前記スクリーンシートを該貼着対象面上に貼着展張し、又は巻取り可能としたことを特徴とする。
ここで、前記支持部材に、該支持部材を前記貼着対象面に付着させるための付着手段を設けてなると好ましい。
また、前記スクリーンシートの前記軸部材外面に固定される固定端と反対側の端部にエンドバーを設け、該エンドバーに、該エンドバーを前記貼着対象面に付着させるための第2の付着手段を設けてなるとより好ましい。
さらに、前記支持部材に、前記エンドバーに着脱可能に連結される連結部を設けてなり、
前記支持部材を移動させて前記スクリーンシートを前記軸部材に巻取り、前記連結部を貼着対象面に付着している前記エンドバーに連結した状態で、更に前記支持部材を前記軸部材の軸中心に前記連結部が前記エンドバーから遠ざかる方向に回動させることで、該連結部を介して前記エンドバーを貼着対象面から離脱させることができるものであってもよい。
さらにまた、前記エンドバーの中央に前記連結部に係合する係合部を設け、同じく中央の前記貼着対象面に対面する位置に前記第2の付着手段を設けてなるものとすることができる。
本発明に係るロール式スクリーン装置によれば、前記支持部材を把握して、前記スクリーンシートが巻取られる前記軸部材を、貼着対象面上を転がしながら移動させることで、前記スクリーンシートを該貼着対象面上に貼着展張し、又は巻取りすることができるため、迅速且つ綺麗にスクリーンの展張又は巻取りを行うことができる。
ここで、前記支持部材に、該支持部材を前記貼着対象面に付着させるための付着手段を設けてなるものによれば、スクリーンシートを貼着した後、支持部材を貼着対象面に貼着して固定することができるため、展張した状態で支持部材の荷重がスクリーンシートにかからず、展張したスクリーンをより安定して保持することができる。
また、前記スクリーンシートの前記軸部材外面に固定される固定端と反対側の端部にエンドバーを設け、該エンドバーに、該エンドバーを前記貼着対象面に付着させるための第2の付着手段を設けてなるものによれば、スクリーンを展張する際に、まずロール式スクリーン装置を展張予定位置に、第2の付着手段を用いて簡易固定してからスクリーンシートの貼りつけることができるため、展張位置の調整が容易となる。
さらに、前記支持部材に、前記エンドバーに着脱可能に連結される連結部を設けてなり、
前記支持部材を移動させて前記スクリーンシートを前記軸部材に巻取り、前記連結部を貼着対象面に付着している前記エンドバーに連結した状態で、更に前記支持部材を前記軸部材の軸中心に前記連結部が前記エンドバーから遠ざかる方向に回動させることで、該連結部を介して前記エンドバーを貼着対象面から離脱させることができるものによれば、第2の付着手段の取外しが容易となるうえ、取外しの後にはスクリーンシートの繰出しが規制されているため、そのまま収納することが可能となる。
さらにまた、前記エンドバーの中央に前記連結部に係合する係合部を設け、同じく中央の前記貼着対象面に対面する位置に前記第2の付着手段を設けてなると、これらが同じく中央に位置することによって、支持部材を用いて第2の付着手段を取り外すことが更に容易なものとなる。
本発明の実施形態に係るロール式スクリーン装置の構成を示す斜視図である。 同じくロール式スクリーン装置を黒板に簡易固定した状態を示す斜視図である。 同じくロール式スクリーン装置を黒板に展張した状態を示す斜視図である。 同じくロール式スクリーン装置を黒板に展張する手順を示す説明図であり、(a)は黒板に簡易固定した状態を示す側面図、(b)はフックから連結バーを外した状態を示す側面図、(c)は軸部材を回転させてスクリーンシートを繰り出しながら黒板に貼りつけている状態を示す側面図、(d)はスクリーンを展張した状態を示す側面図である。 同じくロール式スクリーン装置の凹曲面への簡易固定の手順を示す説明図であり、(a)はスクリーンシートが巻きつけられた軸部材を黒板に当接させた状態を示す平面図、(b)は支持部材を操作することで簡易固定用磁石を黒板に貼りつけた状態を示す平面図である。 同じくロール式スクリーン装置の凹曲面への簡易固定の手順を示す説明図であり、(a)はスクリーンシートが巻きつけられた軸部材を黒板に当接させた状態を示す縦断面図、(b)は支持部材を操作することで簡易固定用磁石を黒板に貼りつけた状態を示縦断面図である。 本発明の他の実施形態に係るロール式スクリーン装置の構成を示す斜視図である。
次に、本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。
本明細書において、展張状態におけるスクリーンシートのスクリーン面側をロール式スクリーン装置の正面とし、これの反対面である貼着面側を裏面とする。
本実施形態に係るロール式スクリーン装置1は、図1乃至図3に示すように、黒板Bに貼りつけることで黒板Bの一部を映写用のスクリーンとして使用することができるものであって、正面側にスクリーン面を有するとともに、裏面側に貼着層を有するスクリーンシート2と、スクリーンシート2をスクリーン面が内側となるように巻取る巻取り軸としての軸部材3と、軸部材3を回転自在に支持する支持部材4とを備えたものである。
ここで、ロール式スクリーン装置1は、映写用のスクリーンとして使用するものであるが、これに限定されず、例えば電子黒板やホワイトボードとしても使用することができる。
また、貼着方法については、支持部4を上から下方向へ向かって移動させながらスクリーンシート2を貼りつけているが、下から上方向へ移動させ、又は左右何れかの横方向に水平に移動させながら貼りつけるものとしてもよい。
スクリーンシート2は、正面側の全面がスクリーン面として、裏面側が黒板Bへ貼着するための貼着層としてマグネット層を有するものとして構成されている。このため、黒板Bに対してスクリーンシート2の全面が磁力で貼りつくことで、黒板Bにスクリーンを展張することができる。
また、このスクリーンシート2は、軸部材3に巻きつけられており、軸部材3内に設けたバネによって巻き取られる方向に付勢されている。ここで、スクリーンシート2の繰出し及び巻取りは、スクリーンシート2の操作によってその付勢力の解除を可能とする、一般的なバネによるものとして構成されているが、これに限らず、例えば電動式として構成することでスクリーンシート2の繰出し及び巻取りを自動で行うものであってもよい。
なお、スクリーンシート2の裏面の貼着層は、マグネット層にように磁力によるものに限らず、スクリーンシート2を壁面に貼りつけることが可能なものであればよく、例えば、接着力や分子間力を有するものであってもよい。
軸部材3は、スクリーンシート3を巻きつける巻取り軸であって、細長い筒状に形成され、その断面は円形に形成されている。このため、黒板Bに押しあてられた状態でもスムーズに回転することができ、黒板Bや黒板Bとの間に挟まれるスクリーンシート2を傷つけることもない。
また、軸部材3の幅寸法は、スクリーンシート2の幅寸法よりも若干大きくなっているため、もし、スクリーンシート2が一方に偏った状態で巻き取られることでズレが生じる場合であっても、スクリーンシート2の端部が支持部4bに接触することを防止することができる。
この軸部材3は、支持部材4によって回転自在に支持されている。
支持部材4は、円柱状の本体部4aと、これの両端に設けられた、軸部材3の左右の端部を夫々支持する二つの支持部4b、4bと、本体部4aの中間に左右対称に設けられた二つの握持部4c、4cと、二つの支持部4b、4bの裏面側に夫々設けられた固定用磁石4d、4dよりなる。
なお、支持部材4は、軸部材3の片側のみを支持するものとしてもよく、このような構成によればより簡易な構成として軽量且つ安価なものとすることができる。
支持部材4の本体部4aは、軸部材3と略同一寸法の長さを有する円柱状のパイプで構成され、軸部材3と平行に設けられている。これにより、本体部4aは把握しやすいものとなっているため、展張や収納を行う際にハンドルとして機能し、また、持ち運びする際にも持ちやすい持ち手として機能する。しかし、本体部4aは、このような構成に限らずスクリーンシート2の展張作業を行うことができればよく、例えば、握持部4c、4cよりも外側を、軸部材3側に向けて斜めに形成したり、板材による簡易な構成としたりすることで、製造コストの低廉化や軽量化したものであってもよい。
支持部材4の支持部4b、4bは、軸部材3の左右の両端で軸部材3を回転自在に支持する、直方体状のものであって、軸部材3側の角が側面視において軸部材3よりも外方に突出しないものとして形成されている。これにより、ロール式スクリーン装置1を黒板Bに展張する際に、支持部材4を持って軸部材3を黒板Bに押しつけながら、軸部材3を回転させるように支持部材を操作しても支持部4bが黒板Bに接触せず黒板Bを傷つけない。
ここで、支持部4bは、直方体に限らず他の形状であってもよく、例えば側面視を小判型のように角丸に形成することで、展張作業において黒板Bを傷つけないものとしつつ、幅寸法をできる限り大きくすることで、強度を高いものとすることもできる。
支持部材4の握持部4cは、支持部材4の本体部4aの中間に左右対称に二つ設けられている。スクリーンシート2の展張作業を行う際に、これらの握持部4c、4cを握って操作することで、自然と左右のバランスのとれた位置で、ロール式スクリーン装置1を持つことができ、これを水平や垂直の状態で保持しやすく、また、スクリーンシート2の繰出しや巻取りの操作も容易に行うことができる。
また、握持部4cは、クッション性のある部材が支持部材本体部4aに二つ固定されることで構成されているため、滑りにくく握り位置も視認しやすいといったメリットがあるが、これに限らず、支持部材本体部4aに滑り止め加工を行ったものでもよく、また、中間に広く一つ設けられたものであってもよい。
支持部4の固定用磁石4dは、支持部材を貼着対象面に付着するための付着手段であって、支持部4dの裏面に設けられてなる。これにより、支持部材4を黒板Bに沿うように倒して支持部材4を黒板Bに固定することで、支持部材4があまり突出しない状態でスクリーンを使用することができる。
スクリーンシート2の先端側には、スクリーンシート2の繰出し及び巻取りをスムーズに行なうための、可撓性を有するエンドバー8が設けられ、このエンドバー8の中央には、第2の付着手段5である簡易固定用磁石5Aと、フック7が設けられている。
簡易固定用磁石5Aは、エンドバー8の中央で、側面視においてエンドバー8よりも若干貼着面側に突出して設けられている。このため、エンドバー8が黒板Bに接触することを防止できるが、簡易固定用磁石5Aは、貼着面に対して側面視においてエンドバー8と面一を形成する位置に設けられたものであってもよく、他の構成であってもよい。
また、簡易固定用磁石5Aは、エンドバー8に固定されているため、簡易な構成で高い強度を有するものとなっているが、これに限らず例えば、エンドバー8に対して回動自在に取りつけられたものとしてもよく、このような構成によれば、簡易固定用磁石5Aを黒板Bに貼りつけた後に、軸部材3の角度を調整することができ、さらに、簡易固定用磁石5Aがエンドバー8の中央に設けられているため、その自重によって左右のバランスをとりやすく、軸部材3を平行に調整しやすいので、結果としてスクリーンシート2を綺麗に貼ることができるものとなる。
支持部材4の中央には、エンドバー8との連結のための連結部6が設けられている。連結部6は略コ字状であって中央には、エンドバー8側のフック7に引掛ける、円柱状の連結バー6Aが設けられている。
この連結部6は、ロール式スクリーン装置1の持運びのための持ち手にもなっているため、ロール式スクリーン装置1のような長尺物であっても、連結部6を用いてロール式スクリーン装置1を立てた状態で容易に持ち運ぶことができる。
連結バー6Aは、スクリーンシート2を全て収納した状態においてフック7に係合するものである。この係合によって軸部材3とエンドバー8が連結されて、スクリーンシート2の繰出しが規制される。このため、ロール式スクリーン装置1を簡易固定用磁石5Aで黒板Bに簡易固定した際に、スクリーンシート2が自重やエンドバー8の重みで降下しない。
また、軸部材3とエンドバー8が連結されることで、支持部材4の操作によって簡易固定用磁石5Aを、黒板Bから取り外すことが可能となっている。
フック7は、板材を円弧状に曲げて形成されたものであって、エンドバー8の中央に設けられている。ここで、連結バー6Aを挿入するための、フック7の挿入口は、連結バー6Aの直径よりも若干小さい長さ寸法となっているため、連結バー6Aとフック7とを連結する際、及びこれらの連結を解除する際には、一定以上の力で連結バー6Aをフック7に嵌め込むことが必要である。
なお、連結部6は、フック7との係合が可能であればよく、フック7とともに他の一般的な構成も用いることができる。また、連結部6を簡易固定用磁石5Aに設けてフック7を支持部材4に設けてもよく、このような構成によれば、操作する支持部材4の構成をより簡易なものとして軽量化することができる。
次に、図4に示すように、本実施の形態におけるロール式スクリーン装置1の黒板Bへの展張方法の一例について説明する。
まず、(a)に図示するように、ロール式スクリーン装置1の握持部4c、4cを、両手で持ち、ロール式スクリーン装置1を水平にした状態で、黒板Bの貼着予定領域の上端にエンドバー8を位置させて、簡易固定用磁石5Aを、黒板Bに貼りつける。このとき、握持部4c、4cが支持部材4の中間で左右対称に設けられているため、ロール式スクリーン装置1を水平に維持しやすい。
次に、(b)に図示するように、握持部4c、4cを持ったまま支持部材4を斜め上方向に回転させるように移動させることで、支持部材4の連結バー6Aをフック7から外して、支持部材4をエンドバー8から独立して移動可能なものとする。
その後、(c)に図示するように、エンドバー8との連結を解除した支持部材4を、黒板Bに押し当てながら下方に移動させることで、軸部材3を回転させてスクリーンシート2を繰り出しながら黒板Bに貼りつけていく。
最後に、(d)に図示するように、貼着予定領域の下端までスクリーンシート2を貼着した後に、支持部材4の固定用磁石4dを黒板Bに貼りつけるように、軸部材3を中心に支持部材4を回転させる。固定用磁石4dが黒板Bに貼りつけられることによって、支持部材4は黒板Bに固定され、同時に軸部材3及び連結手段6も固定され、ロール式スクリーン装置1の黒板Bへの展張が完了となる。
ロール式スクリーン装置1の取外方法については、上記展張方法の手順を逆に行うこととなる。
ここで、黒板は、平面視において中央が後方に反った凹曲形状であるものが多く、その曲率は様々であるため、曲率が大きいものに対してもスクリーンを展張することが考えられるが、ロール式スクリーン装置1は、このような曲率が大きい面に対しても展張が可能である。具体的な展張方法については、図5及び図6に沿って以下に説明する。
まず、(a)に図示するように、ロール式スクリーン装置1の握持部4c、4cを、両手で持ち、ロール式スクリーン装置1を水平にした状態で、黒板Bの貼着予定領域の上端にエンドバー8を位置させる。このとき、軸部材3が左右両端部で黒板Bに当接するため、簡易固定用磁石5Aを黒板Bに貼りつけることができない。
このため、(b)に図示するように、簡易固定用磁石5Aを黒板B側に向かって押しこむように、支持部材4を斜め上方へ移動させながら回転させる。この回転によって連結部6が黒板B側へ移動し、同時にこれにフック7にて連結された簡易固定用磁石5Aが黒板Bに当接するまで移動して、簡易固定用磁石5Aが黒板Bに固定される。
この後、更に支持部材4を回転させることによって、連結バー6Aを黒板B側へ移動させようとすると、簡易固定用磁石5Aが既に黒板Bに当接していることで、簡易固定用磁石5Aが黒板Bから反力を受ける。このため、連結バー6Aは黒板B方向に、フック7は簡易固定用磁石5Aから黒板Bと反対方向に移動しようとして、連結バー6Aとフック7との間に一定以上の力が加わることで、これらの連結が解除される。
連結バー6Aとフック7との連結が解除された後は、上述の通常の展張方法を行うことで、ロール式スクリーン装置1の黒板Bへの展張が完了する。
図7には、本発明に係るロール式スクリーン装置の別の実施形態1Aを示す。
ロール式スクリーン装置1Aは、支持部材4の構成を簡易化したものであって、支持部材4の本体部4aを軸部材3よりも短く構成したものとなっている。この本体部4aの長さは、二つの握持部4cを設けるための最低限の寸法から設定される。本体部4aの両端には、略L字型に加工された二つの板部材4e、4eを介して二つの支持部4d、4dが固定されている。
このような構成により、ロール式スクリーン装置1Aは、更なる軽量化が可能であるとともに、板部材4eの折り曲げ部がロール式スクリーン装置1Aを持ち運ぶ際の持ち手ともなることで、持ち運びしやすいため、簡易な持運び用のロール式スクリーン装置としてより好適なものとなっている。
また、ロール式スクリーン装置1Aの一端には、吊りベルト9が設けられているため、例えば黒板Bの側面にフックを設けておくことで、使用しない場合に吊りベルト9を利用して、フックに引掛けておくことが可能である。
その他の構成については、ロール式スクリーン装置1と同様であり、同一構造については同一の符号を付してその説明を省略する。
以上の説明においては、スクリーンシートはシート全体に貼着力を有するものを示したが、スクリーンシートはこのようなものに限定されるものではなく、部分的に磁力や接着力等を有するものとすることで、取り外し易いものとして構成してもよい。
また、付着手段や第2の付着手段として磁石を用いるものとして説明したが、これらの磁石の表面にシート状の緩衝材を設けることで、黒板を傷つけることを防止するものとしてもよく、また、付着手段は、貼着対象面に付着可能なものであれば他の構成であってもよく、例えば、吸盤を用いることで軽量且つ簡易な構成とするとともに、貼着対象面に傷がつき難いものとしてもよい。
1 ロール式スクリーン装置
1A ロール式スクリーン装置
2 スクリーンシート
3 軸部材
4 支持部材
4a 本体部
4b 支持部
4c 握持部
4d 固定用磁石
4e 板部材
5 簡易固定用磁石
6 連結部
6A 連結バー
7 フック
8 エンドバー
9 ベルト
B 黒板

Claims (5)

  1. 正面側にスクリーン面を有するとともに、裏面側に貼着層を有するスクリーンシートと、
    該スクリーンシートを前記スクリーン面が内側となるように巻取る巻取り軸としての軸部材と、
    該軸部材を回転自在に支持する支持部材とを備え、
    前記支持部材を把握して、前記スクリーンシートが巻取られる前記軸部材を、貼着対象面上を転がしながら移動させることで、前記スクリーンシートを該貼着対象面上に貼着展張し、又は巻取り可能としたことを特徴とするロール式スクリーン装置。
  2. 前記支持部材に、該支持部材を前記貼着対象面に付着させるための付着手段を設けてなる請求項1記載のロール式スクリーン装置。
  3. 前記スクリーンシートの前記軸部材外面に固定される固定端と反対側の端部にエンドバーを設け、該エンドバーに、該エンドバーを前記貼着対象面に付着させるための第2の付着手段を設けてなる請求項1又は2記載のロール式スクリーン装置。
  4. 前記支持部材に、前記エンドバーに着脱可能に連結される連結部を設けてなり、
    前記支持部材を移動させて前記スクリーンシートを前記軸部材に巻取り、前記連結部を貼着対象面に付着している前記エンドバーに連結した状態で、更に前記支持部材を前記軸部材の軸中心に前記連結部が前記エンドバーから遠ざかる方向に回動させることで、該連結部を介して前記エンドバーを貼着対象面から離脱させることができる請求項3記載のロール式スクリーン装置。
  5. 前記エンドバーの中央に前記連結部に係合する係合部を設け、同じく中央の前記貼着対象面に対面する位置に前記第2の付着手段を設けてなる請求項4記載のロール式スクリーン装置。
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