JP3909198B2 - 繰り出し容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リップクリームやスティック糊等に用いられる繰り出し容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
かかる繰り出し容器の例として、図1に断面図で示すものがある。図示の容器1は、略円筒状の基部2と、この基部上に相対回転可能に直立させて配置した中空円筒形の本体3と、基部2の中央に直立して設けられて本体3内部を貫通する、ねじ山4を有する軸部5と、中央部に軸部5のねじ山4と噛み合うねじ部6を形成した略円筒形の受皿7とを具える。
【0003】
リップクリーム、糊等の、棒状の製品8は受皿7上に取り付けられ、使用時には、基部2と本体3とを一方向に相対回転させることにより、軸部5のねじ山4と受皿7のねじ部6とが噛み合って受皿7が上昇(前進)し、それによって本体3内に収容されている製品8が繰り出される。使用後は、基部2と本体3とを逆方向に相対回転させることにより、受皿7が下降(後退)し、製品8は本体3内に再び収容される。なお、本体3の内壁には、その長手方向に細長のリブ9,9が、受皿7には、このリブ9,9と嵌合する溝10,10が設けられ、受皿7が本体3内で空回りするのを防いでいる。
【0004】
かかる容器1においては、通常、軸部5全体にねじ山4が設けられている。そのため、受皿7を上昇させ続けると、最終的に軸部5のねじ山4と受皿7のねじ部6との噛み合いが外れ、その状態で容器1を逆さまにすると受皿7が落下してしまう。すなわち、図1(a)に示す状態から、受皿7をさらに繰り出し方向に移動させ、ねじ部6と軸部5のねじ山4との噛み合いが外れた状態で倒立させた場合、受皿7が製品8ごと落下してしまうこととなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した事項に鑑み、受皿が本体から脱落することの無い繰り出し容器を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、略円筒状の基部と、この基部上に相対回転可能に直立させて配置した中空円筒形の本体と、前記基部の中央に直立して設けられて前記本体内部を貫通する、ねじ山を有する軸部と、中央部に前記軸部のねじ山と噛み合うねじ部を形成した略円筒形の受皿とを具え、前記受皿の外周または前記本体内壁のいずれか一方に、その中心軸線方向に延在する少なくとも一つのリブを設け、他方に前記リブと嵌合することにより前記受皿の回転を禁止する少なくとも一つの溝を設けると共に、前記基部または前記本体を相対回転させることにより前記受皿が前記本体内部を上昇または下降する繰り出し容器において、前記軸部の先端よりも僅かに基端側の部分の外周に先端ねじ山を設けると共に、前記先端ねじ山より前記基部側に向けて所定距離だけ前記ねじ山を形成しない箇所を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
本発明による繰り出し容器においては、受皿を上昇、下降させるために、受皿に設けたねじ山と噛み合う軸部のねじ山を軸部全体には設けず、その先端部から基部に向かって所定の長さだけねじ山の無い箇所を設け、また同時に先端部近傍に先端ねじ山を設けている。それによって、受皿を上昇させても、所定の高さだけ上昇するとねじ山同士の噛み合いが外れ、受皿は空回りすることとなる。また前記先端ねじ山に受皿が引っ掛かり、軸部からは外れなくなる。それゆえ、容器を逆さまにしても受皿は落下しなくなる。
【0008】
更に、本発明による繰り出し容器においては前記本体内壁に形成されるリブもしくは溝が、基部側端部から前記軸部のねじ山を形成しない箇所よりも僅かに前記基部側の位置まで延在している
【0009】
これによっても、前記先端のねじ山に受皿が引っ掛かり、軸部から外れるようなことは無い。それゆえ、容器を逆さまにしても受皿が外れて落下するのを防ぐことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
【0011】
図2は、本発明を説明するための参照技術としての繰り出し容器を示す断面図である。
【0012】
図示の容器21は、略円筒状の基部22と、この基部22上に相対回転可能に直立させて配置した中空円筒形の本体23と、基部23の中央に直立して設けられて本体23内部を貫通する、ねじ山24を有する軸部25と、中央部に軸部25のねじ山24と噛み合うねじ部26を形成した略円筒形の受皿27とを具える。
【0013】
リップクリーム、糊等の、棒状の製品28は受皿27上に取り付けられ、使用時には、基部22と本体23とを一方向に相対回転させることにより、軸部25のねじ山24と受皿27のねじ部26とが噛み合って、受皿27が上昇(前進)し、それによって本体23内に収容されている製品28が繰り出される。使用後は、基部22と本体23とを逆方向に相対回転させることにより、受皿27が下降(後退)し、製品28は本体23内に再び収容される。なお、本体23の内壁には、その長手方向に細長のリブ29,29が、受皿27には、このリブ29,29と嵌合する溝30,30が設けられ、受皿27が本体23内で回転するのを防いでいる。
【0014】
本容器21においては、基部22上に直立する軸部25にねじ山24が設けられているが、図3に詳細に示すように、ねじ山24は軸部25全体に設けられているのではなく、先端部からわずかに下、すなわち軸部25の基部22側の端部(基端)に向かう方向の所定長さの部分に、ねじ山が設けられていない部分31が存在し、また先端部近傍には先端ねじ山32が設けられている。次に、このねじ山が設けられていない部分31および、先端ねじ山32の機能について説明する。
【0015】
図2(a),(b)は共に、受皿27を最大限に上昇(前進)させた状態を示すものであり、特に図2(b)は、容器21を倒立、すなわち逆さまにした場合を示している。図2(a)に示すように、受皿27が上昇して軸部25の上端部近くに達すると、受皿27のねじ部26と軸部25のねじ山24との噛み合いが外れ、受皿27のねじ部26は、軸部25のねじ山が設けられていない部分31と接触する。そのため、基部22と本体23とを製品28の繰り出し方向、すなわち受皿27を上昇させる方向に相対回転させても受皿27のねじ部26と噛み合うねじ山が存在しないため、受皿27はそれ以上上昇することは無い。
【0016】
この状態で容器21を倒立させると、図2(b)に示すようになる。ここで、受皿27のねじ部26が、軸部25の先端部近傍に設けた先端ねじ山32に引っ掛かり、そのため受皿27が外れて落下することが無い。
【0017】
図4は、図2(a)のA-A線に沿った断面図であり、本体23と受皿27との関係を示すものである。図4では、前述したように本体23側にリブ29,29を、受皿27側に溝30,30をそれぞれ設けているが、これは、図5に示すように、本体23側に溝33,33を、受皿27側にリブ34,34を設けることとしても良い。
【0018】
図6は、本発明に係る繰り出し容器の実施形態を示す断面図である。図示の容器21も、基本的には図2の容器21と同じ構成を有しているが、容器43の内壁に設けたリブ49,49が短い、すなわち、軸部45のねじ山を設けていない部分51よりも低い位置、すなわち基部22に近い側の位置までしか設けられていない。
【0019】
この場合、図6(a)に示すように受皿47を最大限に上昇させると、前述の容器21と同様に受皿47はそれ以上上昇せず、かつ、本体43側のリブ49,49から受皿47側の溝50,50が外れ、受皿47は空回りができるようになる。ところが、図6(b)に示すように容器41を倒立させても、やはり先端ねじ山52によって、受皿47は落下しないようになる。
【0020】
以上説明したように、本発明に係る繰り出し容器によれば、受皿を最大限上昇させた状態で、容器を倒立させても、受皿が外れて落下することが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の繰り出し容器の一例を示す断面図である。
【図2】 本発明を説明するための参照技術としての繰り出し容器を示す断面図である。
【図3】 図1の繰り出し容器の軸部の外観を示す図である。
【図4】 図1のA-A線に沿った断面図である。
【図5】 図1の繰り出し容器における、本体と受皿の他の例を示す断面図である。
【図6】 本発明に係る繰り出し容器の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1,21,41 繰り出し容器
2,22,42 基部
3,23,43 本体
4,24,44 ねじ山
5,25,45 軸部
6,26,46 ねじ部
7,27,47 受皿
8,28,48 製品
9,29,49 本体内壁のリブ
10,30,50 受皿外壁の溝
31,51 軸部のねじ山が設けられていない部分
32,52 先端ねじ山
33 本体内壁の溝
34 受皿外壁の溝

Claims (1)

  1. 略円筒状の基部と、この基部上に相対回転可能に直立させて配置した中空円筒形の本体と、前記基部の中央に直立して設けられて前記本体内部を貫通する、ねじ山を有する軸部と、中央部に前記軸部のねじ山と噛み合うねじ部を形成した略円筒形の受皿とを具え、
    前記受皿の外周または前記本体内壁のいずれか一方に、その中心軸線方向に延在する少なくとも一つのリブを設け、他方に前記リブと嵌合することにより前記受皿の回転を禁止する少なくとも一つの溝を設けると共に、
    前記基部または前記本体を相対回転させることにより前記受皿が前記本体内部を上昇または下降する繰り出し容器において、
    前記軸部の先端よりも僅かに基端側の部分の外周に先端ねじ山を設けると共に、前記先端ねじ山より前記基部側に向けて所定距離だけ前記ねじ山を形成しない箇所を設け
    前記本体内壁に形成されるリブもしくは溝が、基部側端部から前記軸部のねじ山を形成しない箇所よりも僅かに前記基部側の位置まで延在してなることを特徴とする繰り出し容器。
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