JP3908963B2 - 電子線装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばウェーハ等の試料の評価に使用される電子線装置に関し、特に電子線装置の電子銃から高精度のマルチビームを放出可能とする改良に関する。
【0002】
【従来技術】
従来から、半導体ウェーハ等の試料を評価するために、電子線装置が用いられている。電子線装置は、電子銃から放出された一次電子線を試料上で走査し、試料から生じる二次電子線に基づいて、試料の評価を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような電子線装置において、高いスループットを得るため、電子銃から複数の電子線(マルチビーム)を放出可能とすることが提案されている。しかしながら、従来、マルチビームを放出する電子銃には、例えば最小線幅0.1μm以下のパターンを有するウェーハの評価を高スループットかつ高信頼性で行うために、十分な性能を有するものがなかった。例えば、FEアレー等ではショット雑音が大きく、たとえ比較的大きなビーム電流が得られたとしても、高S/N比の信号が得られないという問題があった。
【0004】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、高精度のマルチビームを放出可能な電子銃を備え、高精度で試料評価を行いうる電子線装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる電子線装置は、電子線を放出する電子銃と、この電子銃から放出された電子線を試料に指向させる光学系とを備えた電子線装置であって、前記電子銃は、カソード電極、ウェーネルト電極及びアノード電極を備え、前記カソード電極は、当該電子線装置の光軸を中心として回転方向に延びる隆起部からなる電子放出部を備え、前記ウェーネルト電極は、複数のウェーネルト開口部を備えている。
【0006】
具体的には、前記電子放出部は、光軸を中心とする環状の隆起部とすることができる。
また、前記電子放出部は、複数の円弧状隆起部としてもよい。
【0007】
前記カソード電極は前記電子放出部が設けられる電子放出面を備え、前記ウェーネルト電極は前記ウェーネルト開口部が形成された板部を備え、前記電子放出面と前記板部の平行度を調節する平行度調節手段を備えるようにしてもよい。
【0008】
前記複数のウェーネルト開口部は、光軸を中心とする放射方向に延びる互いに等しい幅のスリット状とすることが好ましい。
前記複数のウェーネルト開口部は、前記電子放出部と前記ウェーネルト開口部の前記光軸方向から見た交差部分が、前記光軸に垂直な所定方向へ投影したときに等間隔で並ぶように配列されていることが好ましい。
【0009】
前記アノード電極に、複数の前記ウェーネルト開口部からの複数の電子線を通すアノード開口部を設けてもよい。
前記アノード開口部は、前記電子放出部に整合して延びる円弧状の穴であってもよい。
【0010】
また本発明にかかる電子線装置は、電子線を放出する電子銃と、この電子銃から放出された電子線を試料に指向させる光学系とを備えた電子線装置であって、前記電子銃は、前記試料に向かう方向で順に配置されたカソード電極、ウェーネルト電極及びアノード電極を備え、前記アノード電極に、前記カソード電極から放出され前記ウェーネルト電極を通った複数の電子線を通すアノード開口部を設けている。
【0011】
前記カソードを、ショット雑音があらかじめ決められた値以下となる条件で動作させることが好ましい。
また本発明にかかるデバイス製造方法は、上記いずれか一つの電子線装置を用いて、ウェーハの評価を行う。
【0012】
【発明の作用及び効果】
本発明では、カソード電極の電子放出部を、光軸回りの回転方向に延設された隆起部(例えば、連続した環状隆起部又は複数の円弧状隆起部)とし、この電子放出部から放出された電子が、例えば電子放出部に対して光軸方向に整合した(電子放出部の延設方向に沿った)配列でウェーネルト電極に形成された複数のウェーネルト開口部を通過することにより、複数の一次電子線が生成される。したがって、カソード電極の電子放出部とウェーネルト電極のウェーネルト開口部の平行度を保ちさえすれば、カソード電極とウェーネルト電極の位置関係が、光軸回りの回転方向あるいは光軸に垂直な平面内の方向に多少ずれたとしても、精度のよいマルチビームを生成できる。結果として、電子線装置は、高精度のマルチビームを用いて、高スループット及び高信頼性を持って試料評価を行うことができる。
【0013】
また、平行度調整手段を備えれば、カソード電極の電子放出部が設けられた電子放出面とウェーネルト電極のウェーネルト開口部が設けられた板部を平行に保つことができるので、電子放出部とウェーネルト開口部の位置関係が適切に維持され、一様なマルチビームを生成できる。
【0014】
また、ウェーネルト開口部を、光軸を中心とする放射方向に長手方向を向けた長方形形状とすれば、複数のウェーネルト開口部を、間隔を詰めて配置することができ、小さなカソード電極から多数のマルチビームを得ることができる。
【0015】
また、アノード電極に形成されたアノード開口部に、複数の一次電子線が通過するようにすれば、複数の一次電子線に大きな収差が発生しないようにでき、各一次電子線の強度を大きくすることができる。
【0016】
また、カソード電極を、空間電荷制限条件で動作させることにより、ショット雑音があらかじめ決められた値となる条件で動作させれば、ショット雑音を大幅に低減できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の各実施形態を説明する。
図1には、本実施形態の電子線装置の全体構成を示す。図示されるように、電子線装置1は、一次電子線2を照射する電子銃10と、この一次電子線2を集束させて試料3(例えば半導体ウェーハ)上で走査する光学系20とからなる。
【0018】
光学系20は、コンデンサレンズ21と、縮小レンズ22と、対物レンズ23と、偏向器24と、ウィーンフィルター25とを備えている。電子銃10から放出された一次電子線2は、コンデンサレンズ21で収束され、クロスオーバーを形成した後、縮小レンズ22により縮小され、対物レンズ24により試料台4上に載置された試料3上に合焦される。縮小レンズ22の直ぐ下方には、偏向器24が設けられており、一次電子線2は、この偏向器23により試料3上で走査させられる。一次電子線2の照射により試料3から発生した二次電子線5は、ウィーンフィルター25により、図示されない検出器に導かれる。検出器においては、二次電子を画像処理することにより、試料3の評価が行われる。
【0019】
図2に詳細に示すように、電子銃10は、主として、カソード電極11と、ウェーネルト電極12と、アノード電極13とから構成される。カソード電極11は、例えばLaB6単結晶からなるもので、光軸14と垂直な底面11Aを備えている。なお、本実施形態では、光軸14の方向をZ軸としている。
【0020】
底面11Aには、光軸14を中心とした環状の隆起部である電子放出部11Bが形成されている。電子放出部11Bは、断面が略三角形の尾根形状をしている。なお、本実施形態では、電子放出部11Bを環状の隆起部としたが、本発明はこのような形態に限られるものではなく、電子放出部は光軸を中心とする回転方向(円周方向)に延びる隆起部であれば、どのような形状のものでもよい。例えば、電子放出部を、環に沿って配列された複数の円弧状隆起部から形成しても構わない。
【0021】
カソード電極11の胴体部11Cは、グラファイトからなるヒータ部材15A、15Bにより両側から保持される。ヒータ部材15A、15Bの外側には、それぞれ金属電極16A、16Bが配設され、ヒータ部材15A、15B及びカソード電極11を支持している。これらの金属電極16A、16Bに電圧を印加することにより、ヒータ部材15A、15Bに電流を流し、その発熱でカソード電極11が熱せられ、電子放出部11Bから電子線が放出される。
【0022】
ウェーネルト電極12は、中空の略円筒形状の電極で、その中空の内部に、カソード電極11を同軸上に収容している。ウェーネルト電極12の底板12Aとカソード電極11の底面11Aは、相対して配置され、図示されない平行度調整機構により、平行に保持されるようになっている。
【0023】
図3によく示されるように、底板12Aには、電子放出部11Bに正対する位置に、複数のウェーネルト開口部12Bが、電子放出部11Bの延設方向(光軸14を中心とする円周方向)に沿って配列されている。各ウェーネルト開口部12Bは、略長方形のスリットであり、その長手方向を、光軸14を中心とする放射方向に向けて配置されている。
【0024】
電子放出部11Bから放出された電子は、ウェーネルト開口部12Bを通過することにより、ウェーネルト開口部12Bと同数(本実施形態では12個)の一次電子線(マルチビーム)に成形される。
【0025】
このように、カソード電極11の電子放出部11Bを、光軸14を中心とする円周方向に延びる尾根状のものとし、電子放出部11Bからの電子放出が、この電子放出部11Bの延設方向に沿って配設された複数のウェーネルト開口部12Bを通過することでマルチビームが生成されるようにしたので、精度のよいマルチビームを生成するために要求されるカソード電極11とウェーネルト電極12の位置合わせが極めて容易になる。つまり、カソード電極11とウェーネルト電極12の位置合わせが、光軸14を中心とする回転方向に多少ずれても問題は生じないし、光軸14に垂直な方向(XY平面内の方向)へのずれに対しても許容度が大きい。ただし、マルチビームの強度を一様にするためには、カソード電極11の底面11Aとウェーネルト電極12の底板12Aの平行度は高精度で要求されるので、これについては図示されない平行度調整機構により、精密に調整する。
【0026】
また、各ウェーネルト開口部12Bを、光軸14を中心として放射方向に延びる長方形のスリット形状にしているので、複数のウェーネルト開口部12Bを狭い間隔で並べることができ、結果として、小さなカソード電極11から多数の一次電子線2を生成することができる。具体的には、例えば4mmφのLaB6からなるカソード電極から、12個〜32個のマルチビームを放出することができる。
【0027】
また、図3に示すように、ウェーネルト開口部12Bの配列は、光軸(Z軸)方向から見た電子放出部11Bとウェーネルト開口部12Bの交差点が、光軸14に垂直な所定方向(X軸方向)に投影したときに等間隔に並ぶような配置となっている(X軸への投影をウェーネルト電極12の底面図の下方に示す)。
【0028】
なお、ウェーネルト開口部12Bの幅を大きくすると、光軸14を中心とする回転方向への放出が増加し、ウェーネルト開口部12Bのアライメントが容易になる。
【0029】
図2及び図4に示すように、アノード電極13は、カソード電極11及びウェーネルト電極12と同軸上に配置された円盤状の電極であり、カソード電極11及びウェーネルト電極12の下方に、カソード電極11の底面11A及びウェーネルト電極12の底板12Aに対して平行に配設されている。このアノード電極13には、カソード電極11の電子放出部11B及びウェーネルト電極12のウェーネルト開口部12Bに正対する位置に、一対の円弧状のアノード開口部13Aが形成されている。各アノード開口部13Aは、電子放出部11Bの延設方向に沿って延び、複数のウェーネルト開口部12Bから放出された複数の一次電子線2(本実施形態では各ウェーネルト開口部12Bから6本の一次電子線2)が、通過するようになっている。このように、複数の一次電子線2が円弧状のアノード開口部13Aを通過するようにしたので、マルチビームに放射方向の異常な力が作用せず、マルチビームに収差が発生しないようにできる。したがって、各ビームの強度を大きくすることができる。なお、本実施形態で、アノード開口部13Aを2つにしたのは、アノード開口部13Aの間の部分で、アノード電極13の光軸14上の部分を保持できるようにするためである。
【0030】
電子銃10は以上のように構成されるが、この電子銃10は、空間電荷制限条件で動作させ、ショット雑音が、温度制限条件で使う場合の1/3以下、1/5以下等のあらかじめ決められた値以下になる条件で使うようにするとよい。これにより、ショット雑音を小さくでき、高速でSEM画像を形成しても良質の画像を得ることができ、試料3の評価(欠陥検査等)を、高い信頼性をもって行える。
【0031】
図5は、本発明の電子線装置が用いられ得る半導体デバイス製造方法の一例を示すフローチャートである。
この半導体デバイス製造方法は、以下の主工程を持つ。
(1)ウェーハ31を製造するウェーハ製造工程101又はウェーハ31を準備するウェーハ準備工程。
(2)露光に使用するマスク(レチクル)32を製作するマスク製造工程111又はマスクを準備するマスク準備工程。
(3)ウェーハ31に必要な加工を行うウェーハプロセッシング工程102。
(4)ウェーハ31上に形成されたチップ33を1個ずつ切り出し、動作可能にならしめるチップ組立工程103。
(5)できたチップ33を検査するチップ検査工程104及び検査に合格したチップからなる製品(半導体デバイス)105を得る工程。
【0032】
なお、これらの主工程は、それぞれ幾つかのサブ工程を含む。図5で波線で囲んだ工程は、ウェーハプロセッシング工程102のサブ工程を示す。
上記(1)〜(6)の主工程の中で、半導体デバイスの性能に決定的な影響を及ぼす主工程がウェーハプロセッシング工程102である。この工程では、設計された回路パターンをウェーハ上に順次積層し、メモリやMPUとして動作するチップを多数形成する。
【0033】
このウェーハプロセッシング工程102は、以下の工程を含む。
(6)絶縁層となる誘電体薄膜や配線部、あるいは電極部を形成する金属薄膜等を形成する薄膜形成工程(CVDやスパッタリング等を用いる)。
(7)この薄膜層やウェーハ基板を酸化する酸化工程122。
(8)薄膜層やウェーハ基板等を選択的に加工するためのマスク(レチクル)を用いてレジストのパターンを形成するリゾグラフィー工程121。
(9)レジストパターンに従って薄膜層や基板を加工するエッチング工程122(例えばドライエッチング技術を用いる)。
(10)イオン・不純物注入拡散工程122。
(11)レジスト剥離工程。
(12)加工されたウェーハを検査する検査工程123。
なお、ウェーハプロセッシング工程102は、必要な層数だけ繰り返し行い、設計通り動作する半導体デバイスを製造する。
【0034】
図5のフロー図は、上記(6)、(7)、(9)及び(10)をまとめて一つのステップ122で示し、また、繰り返し工程をステップ124で示す。上記(12)の検査工程123に本発明の電子線装置を用いることにより、微細なパターンを有する半導体デバイスであっても、高いスループットで検査でき、製品の歩留まり向上、欠陥製品の出荷防止が可能となる。
【0035】
図6は、図5の製造方法におけるリゾグラフィー工程121の詳細を示すフロー図である。リゾグラフィー工程121は、
(13)前段の工程で回路パターンが形成されだウェーハ31上にレジストを被覆するレジスト塗布工程131、
(14)レジストを露光する露光工程132、
(15)露光されたレジストを現像してレジストパターンを得る現像工程133、
(16)現像されたレジストパターンを安定化させるためのアニール工程134、
を含む。なお、半導体デバイス製造工程、ウェーハプロセッシング工程、及びリゾグラフィー工程は周知のものであるから、これ以上の説明は省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における電子線装置の全体構成図である。
【図2】同じく電子銃の断面図である。
【図3】同じくウェーネルト電極の底面図である。
【図4】同じくアノード電極の底面図である。
【図5】本発明の電子線装置が用いられ得る半導体デバイス製造方法の一例を示すフローチャートである。
【図6】図8の製造方法におけるリゾグラフィー工程の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子線装置
2 一次電子線
3 試料
5 二次電子線
10 電子銃
11 カソード電極
11A カソード電極の底面
11B 電子放出部
12 ウェーネルト電極
12A ウェーネルト電極の底板
12B ウェーネルト開口部
13 アノード電極
13A アノード開口部
14 光軸
21 コンデンサレンズ
22 縮小レンズ
23 対物レンズ
24 偏向器
Claims (12)
- 電子線を放出する電子銃と、この電子銃から放出された電子線を試料に指向させる光学系とを備えた電子線装置であって、前記電子銃は、カソード電極、ウェーネルト電極及びアノード電極を備え、前記カソード電極は、当該電子線装置の光軸を中心として回転方向に延びる隆起部からなる電子放出部を備え、前記ウェーネルト電極は、複数のウェーネルト開口部を備えたことを特徴とする電子線装置。
- 前記電子放出部は、光軸を中心とする環状の隆起部であることを特徴とする請求項1に記載の電子線装置。
- 前記電子放出部は、複数の円弧状隆起部からなることを特徴とする請求項1に記載の電子線装置。
- 前記カソード電極は前記電子放出部が設けられる電子放出面を備え、前記ウェーネルト電極は前記ウェーネルト開口部が形成された板部を備え、前記電子放出面と前記板部の平行度を調節する平行度調節手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の電子線装置。
- 前記複数のウェーネルト開口部は、光軸を中心とする放射方向に延びる互いに等しい幅のスリット状であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の電子線装置。
- 前記複数のウェーネルト開口部は、前記電子放出部と前記ウェーネルト開口部の前記光軸方向から見た交差部分が、前記光軸に垂直な所定方向へ投影したときに等間隔で並ぶように配列されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一つに記載の電子線装置。
- 前記アノード電極に、複数の前記ウェーネルト開口部からの複数の電子線を通すアノード開口部を設けたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の電子線装置。
- 前記アノード開口部は、前記電子放出部に整合して延びる円弧状の穴であることを特徴とする請求項7に記載の電子線装置。
- 電子線を放出する電子銃と、この電子銃から放出された電子線を試料に指向させる光学系とを備えた電子線装置であって、前記電子銃は、前記試料に向かう方向で順に配置されたカソード電極、光軸を中心とした円周方向に複数の開口を有するウェーネルト電極及びアノード電極を備え、前記アノード電極に、前記カソード電極から放出され前記ウェーネルト電極を通った複数の電子線を通すアノード開口部を設け、前記アノード電極は複数の開口を有することを特徴とする電子線装置。
- カソードを、ショット雑音があらかじめ決められた値以下となる条件で動作させることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一つに記載の電子線装置。
- 前記カソード電極は当該電子線装置の光軸を中心として回転方向に延びる隆起部からなる電子放出部を備え、前記電子放出部は複数の円弧状隆起部からなることを特徴とする請求項9に記載の電子線装置。
- 請求項1から請求項11のいずれか一つに記載の電子線装置を用いて、ウェーハの評価を行うことを特徴とするデバイス製造方法。
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