JP2002190268A - 電子線装置及び該装置を用いた半導体デバイス製造方法 - Google Patents

電子線装置及び該装置を用いた半導体デバイス製造方法

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JP2002190268A
JP2002190268A JP2000389120A JP2000389120A JP2002190268A JP 2002190268 A JP2002190268 A JP 2002190268A JP 2000389120 A JP2000389120 A JP 2000389120A JP 2000389120 A JP2000389120 A JP 2000389120A JP 2002190268 A JP2002190268 A JP 2002190268A
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electron beam
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axis
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Muneki Hamashima
宗樹 浜島
Mamoru Nakasuji
護 中筋
Shinji Nomichi
伸治 野路
Toru Satake
徹 佐竹
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Ebara Corp
Nikon Corp
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Ebara Corp
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチビーム型の電子線装置においてSEM倍
率を適切に変更する。 【解決手段】ウエハの検査領域24の最大画素サイズの
データを得る場合、ステージを+y軸方向に連続移動さ
せながら、4本の電子ビームを同時にx軸方向に120
μm走査するkとにより領域R1〜R4がラスタスキャ
ンされ、これら領域の画像データが得られる。重複走査
領域については両方の画像データの加算平均等により適
宜処理する。y軸方向の終端まで全ての電子ビームが到
達すると、ステージを+x軸方向に400μm移動させ
て2回目のラスタスキャンを開始し、これを反復する。
1/n画素サイズの場合、1ビーム当たりの走査幅は最
大画素サイズの場合の1/nであり、ステージのy軸方
向への移動が1回完了する毎に、ステージをx軸方向に
ビーム・スポット間の間隔の1/nだけ移動させ、n回
反復した後ステージをx軸方向にビーム・スポット間の
間隔×ビーム数だけ移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、最小線幅が0.1μm以
下のパターンを有する試料の欠陥検出、CD測定、電位
コントラスト測定、高時間分解能の電位測定等の評価
を、高スループットで行うための電子線装置、及び該装
置を用いた半導体デバイス製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチビームを用いた電子線装置は、幾
つかのタイプのものが既に提案されている。しかしなが
ら、いずれのマルチビーム型の電子線装置も、ウエハ上
の標準的な大きさのパターンを評価するために用いるこ
とを意図しており、ウエハ上の細かいパターンを評価す
る場合にどのようにすべきかについて、全く考慮されて
いない。したがって、従来例の電子線装置を用いて、最
小線幅が0.1μm以下等の微細パターンを評価しよう
としても、SEM倍率を適切に調整することができない
ため、ウエハ表面の正確な画像を得ることが困難であ
る。
【0003】本発明は、このような従来例の問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、マルチビームを
用いた電子線装置において、SEM倍率を適切に変更す
ることができるようにすることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る、ステージをy軸方向に移動しつ
つ複数の電子ビームで同時に試料表面をx軸方向に走査
し、試料を評価する画像データを得る電子線装置におい
ては、標準の画素サイズでビームを走査する標準モー
ド、及び、標準の画素サイズの1/n(nは2以上の整
数)の画素サイズでビームを走査する1/nモードを、
選択的に実行可能な走査制御手段を備えていることを特
徴としている。
【0005】上記した本発明に係る電子線装置におい
て、走査制御手段は、好適には、標準モードにおいて
は、1ビーム当たりの走査幅は、隣接する電子ビームに
より試料上に形成されるビーム・スポット間の間隔以上
であり、ステージのy軸方向への移動が1回完了する毎
に、ステージをx軸方向にビーム・スポット間の間隔×
ビーム数だけ移動させ、その後、ステージをy軸方向に
移動させつつビームを走査することを反復し、1/nモ
ードにおいては、1ビーム当たりの走査幅は、標準モー
ドにおける1ビーム当たりの走査幅の1/nであり、ス
テージのy軸方向への移動が1回完了する毎に、ステー
ジをx軸方向にビーム・スポット間の間隔の1/nだけ
移動させ、それをn回反復した後に、ステージをx軸方
向にビーム・スポット間の間隔×ビーム数だけ移動さ
せ、その後、ステージをy軸方向に移動させつつビーム
を走査することを反復する。
【0006】また、本発明に係る電子線装置において
は、複数の電子ビームを試料表面に照射する手段の一実
施形態として、単一のビームを走査する複数の鏡筒を有
しており、該鏡筒はそれぞれ、セラミック表面に金属コ
ーティングにより形成された電極を有する軸対称の静電
レンズを備えている。このような鏡筒を用いた場合、走
査制御手段は、1/nモードにおいては、1ビーム当た
りの走査幅が、標準モードにおける1ビーム当たりの走
査幅の1/nとなるように制御する。本発明はさらに、
上記した電子線装置を用いて、プロセス途中及び完了後
の半導体デバイスを評価することを特徴とする半導体デ
バイス製造方法も提供する。
【0007】
【発明の実施の態様】図1は、本発明の一実施形態のマ
ルチビームを用いた電子線装置を示している。図1の電
子線装置において、電子銃のショットキー・シールド1
からW−Zrのエミッタ2を、通常の使用条件より10
0μm程度、突出させた状態に設定している。エミッタ
2の5つの方向、すなわち、エミッタ2の中心先端から
光軸方向、及び周辺の4つの部分からの4方向に電子ビ
ームが放射され、これら一次電子ビームは、コンデンサ
レンズ3によって集束され、円周上に4つの小さな開口
が設けられた第1のマルチ開口板4を照射する。光軸方
向の電子ビームは、第1のマルチ開口板4によって遮断
される。第1のマルチ開口板4の4つの開口を通過した
電子ビームは、縮小レンズ6の手前の点5にクロスオー
バを形成し、そして、縮小レンズ6及び対物レンズ8に
よって縮小され、試料ウエハ9上に結像される。静電偏
向器16及びEXB偏向器7により、4つの一次電子ビ
ームが同時に、X−Yステージ(不図示)上に載置され
たウエハ9の表面をラスタスキャンされる。
【0008】一次電子ビームの照射により、ウエハ9の
表面から二次電子ビームが放出され、該電子ビームは対
物レンズ8で加速され、EXB偏向器7により一次光学
系から分離され、拡大レンズ10、11により第2のマ
ルチ開口板12の検出面に結像する。そして、第2のマ
ルチ開口板12の4つの開口を通過した二次電子ビーム
が、マルチ検出器13によって検出される。これによ
り、電気信号に変換され、電気信号は画像形成回路14
において画像形成される。図1において、15はCPU
であり、レンズ系及びステージの制御を行うとともに、
画像形成回路14において得られた画像を分析して、ウ
エハの欠陥検出、線幅測定等の評価を行う。
【0009】図2は、第1及び第2の開口板4、12の
開口の対応関係を示しており、図2に示すように、第1
及び第2の開口板の開口はそれぞれ、光軸を中心とする
同心円上に配置されている。第1の開口板4の4つの開
口4−1〜4−4は、高分解能のビーム形成を行うため
に小さい。第1の開口板4の4つの開口4−1〜4−4
は、x軸上へ投射したときに、ほぼ等間隔となるように
配置されている。なお、第1の開口板4の4つの開口
は、x軸上に投影した場合にほぼ等間隔となることを満
足すれば、必ずしも同心円上になくてもよい。また、他
の電子銃を用いた場合は、開口を4つに限定することな
く、任意の複数としてもよいことは言うまでもない。
【0010】図1及び図2に示した電子線装置におけ
る、一次電子ビームによるウエハ9上のラスタスキャン
動作について、図3及び図4を参照して説明する。な
お、以下の説明においては、第1のマルチ開口板4の4
つの開口4−1〜4−4を通過してウエハに照射される
一次電子ビームのスポットB1〜B4それぞれの中心
は、それらをx軸上へ投影したときに100μm離間し
ている場合を一例として説明し、図中の矢印は、ラスタ
スキャンが進行する方向、すなわちステージのy軸移動
方向とは逆の方向である。また、ラスタスキャンは、C
PU15の制御下で実行され、かつ、画像形成装置14
への画素データの取り込み速度は、CPU15のクロッ
ク速度によって決定されて一定であるとする。
【0011】図3は、標準モードでウエハをラスタスキ
ャンする場合の走査手順を示している。標準モードでの
画素サイズは、0.1μmである。走査を開始する場合
には、まず、ステージを調節して、ビーム・スポットB
1〜B4がウエハの検査領域24の走査開始位置に生成
されるように位置決めする。そして、ステージを+y軸
方向に連続移動させながら、4本の電子ビームを同時に
x軸方向に120μm走査する。したがって、20μm
の重複して走査される部分(重複走査領域)がある。こ
れにより、ウエハの検査領域24の領域R1〜R4が、
開口4−1〜4−4を通過した電子ビームによりそれぞ
れラスタスキャンされ、これら領域に対応する画像デー
タが、画像形成回路14に供給されることになる。重複
走査領域については、画像形成回路14において一方の
画像データを用いるか、又は両方の画像データの加算又
は加重平均を用いることにより、適宜処理する。一方の
画像データを用いる場合は、ウヘハ上のパターンをでき
るだけ横断しないように、境界を決定する。
【0012】検査領域24のy軸方向の終端まで全ての
電子ビームが到達すると、1回目のラスタスキャンが終
了し、ステージを+x軸方向すなわちビームの走査方向
にステップ移動させて、2回目のラスタスキャンを開始
する。なお、この例においては、1回目のラスタスキャ
ンによって走査された領域は、重複走査領域が20μm
となるように設定したため、x軸方向の幅が100x4
+20μmとなり、さらに、1回目と2回目とのラスタ
スキャンでも20μmの重複走査領域となるようにする
ためには、x軸方向に400μmステップ移動させるこ
とになる。そして、ステージをy軸方向の前回とは逆の
方向(−y軸方向)に移動させつつ電子ビームをx軸方
向に120μm走査し、2回目のラスタスキャンを実行
する。このような工程を繰り返すことにより、検査領域
24のすべてをラスタスキャンすることができる。
【0013】図4は、1/nモードでウエハをラスタス
キャンする場合の例として、n=2の場合の走査手順を
示している。このモードでは、画素サイズが、標準モー
ドの場合の1/2の0.05μmとなる。画素サイズが
1/2に設定したい場合、ビーム間隔すなわちx軸方向
のスポットB1〜B4の隣接間隔を短時間で変更するこ
とは困難であるため、スポット間隔は図3の場合と同一
の100μmとする。したがって、画像形成回路14へ
の画素データの取り込み速度が一定であることを考慮す
ると、x軸方向への走査幅は必然的に図3の場合の1/
2となる。したがって、図4の例においては、+y軸方
向に連続移動させつつ電子ビームをx軸方向に60μm
走査することになる。
【0014】この1回目の走査では、スポット間隔が1
00μmであるのに対して走査幅が60μmであること
から、隣接する領域R1とR2、R2とR3、R3とR
4のそれぞれの間に40μmの非走査領域R12、R2
3、R34が残る。そこで、1回目のラスタスキャンが
完了した時点、すなわち、すべての電子ビームが検査領
域24のy軸方向の終端まで到達すると、ステージを距
離60μmだけ、+x軸方向にステップ移動させる。こ
の距離60μmは、図3の場合のx軸方向走査幅120
μmの1/2である。そして、ステージを前回とは逆方
向(−y軸方向)に連続移動させつつ4つの電子ビーム
をx軸方向に走査させる。これにより、非走査領域R1
2、R23、R24が走査され、かつ領域R41も走査
される。
【0015】このようにして2回目のラスタスキャンが
実行され、2回目のラスタスキャンが完了した状態は、
図3に示した画素サイズが0.1μmの実施例における
1回目のラスタスキャンが完了した状態とほぼ同一とな
る。ただし、図4の実施例においては、重複走査領域が
図3の実施例の場合の1/2となり、10μmである。
そして、ステージを、図3に示した場合と同一の400
μmだけ+x軸方向にステップ移動させてから、3回目
のラスタスキャンを1回目のラスタスキャンと同様に実
行する4回目のラスタスキャンは2回目と同様になる。
【0016】すなわち、図4に示した例においては、ス
テージのx軸方向へのステップ移動は、奇数回終了後は
1つの電子ビームの走査幅の1/2となり、偶数回終了
後は全ビームの走査幅となる。図4に示した例において
は、画素サイズが図3に示した標準モードの場合に対比
して1/2である場合について説明したが、画素サイズ
が標準モードの例えば1/3である場合には、3回すな
わち1往復半で図3の領域R1〜R4がラスタスキャン
されるよう制御すればよい。
【0017】図1及び図2に示した電子線装置において
は、マルチビームを生成するために、第1及び第2のマ
ルチ開口板4及び12を用いているが、電子線装置その
ものの外形が少なくともx軸方向に小さい場合は、単一
ビームを生成する電子線装置を用いてもよい。図5は、
このような小型の電子線装置を実現することができる静
電レンズを示している。該静電レンズは、図1の静電偏
向器16に対応するものである。
【0018】図5においては、静電レンズを、光軸41
を含む面で切断した断面図として示しており、40はE
字型断面を有するセラミックス製基体であり、上、中、
下の3枚の穴孔き円板を備えている。これらセラミック
ス製の穴孔き円板にはそれぞれ、ユニポテンシャルレン
ズの電極42、43、44が金属コーティングにより形
成される。これら電極の内、上下の電極42、44はほ
ぼグランド電位となるように設定され、中央の電極43
には正又は負の高電圧が供給される。該正又は負の高電
圧は、ハーメッチック電極45から電極43に供給され
る。46は、金属がコーティングされずにセラミックス
が露出している部分であり、これら部分46により、電
極42〜44が相互に絶縁されている。
【0019】図5に示した静電レンズは、セラミックス
基体の一体構造として作成することができ、これによ
り、極めて小さい外径のレンズを構成することができ
る。したがって、単一ビーム型の電子線装置の電子銃、
EXB偏向器等の光学系も小型に形成することにより、
電子線装置の光学系部分である鏡筒の外径を20mm程
度にすることができ、この場合、理論的に鏡筒を20m
m間隔に配置することが可能となる。そして、単一ビー
ムの鏡筒を用いた場合は、単一ビームであるため低収差
であり、偏向時に1本のビームに有効な偏向収差補正方
法を適用すればよいので、比較的大きな幅の偏向が可能
であり、よって、2.1mm程度の比較的大きな走査幅
に設定することができる。したがって、複数の鏡筒をx
軸方向に20mm間隔に配置し、標準モードにおいて、
1つの鏡筒当たり、2.1mm(重複走査領域0.1m
m)の範囲を走査すれば、10回の走査で隣接する鏡筒
間の検査領域を走査することができる。鏡筒をM個配置
すれば、10回の走査で20mmxMの範囲を走査する
ことができることになる。よって、評価のスループット
を大幅に改善することができる。なお、この例において
は、1/nモード(画素サイズが標準モードの場合の1
/n)においては、1回当たりの走査幅が2.1mm/
nとなる。
【0020】次に、本発明の半導体デバイス製造方法に
ついて説明する。本発明の半導体デバイス製造方法は、
上記した評価装置を用いて、プロセス途中又は完了後の
半導体ウエハを評価することを特徴としている。半導体
デバイス製造方法について、図6及び図7のフローチャ
ートを参照して説明する。図6に示すように、半導体デ
バイス製造方法は、概略的に分けると、ウエハを製造す
るウエハ製造工程S1、ウエハに必要な加工処理を行う
ウエハ・プロセッシング工程S2、露光に必要なマスク
を製造するマスク製造工程S3、ウエハ上に形成された
チップを1個づつに切り出し、動作可能にするすチップ
組立工程S4、及び完成したチップを検査するチップ検
査工程S5によって構成されている。これら工程はそれ
ぞれ、幾つかのサブ工程を含んでいる。
【0021】上記した工程の中で、半導体デバイスの製
造に決定的な影響を及ぼす工程は、ウエハ・プロセッシ
ング工程である。これは、この工程において、設計され
た回路パターンをウエハ上に形成し、かつ、メモリやM
PUとして動作するチップを多数形成するからである。
このように半導体デバイスの製造に影響を及ぼすウエハ
・プロセッシング工程のサブ工程において実行されたウ
エハの加工状態を評価することが重要であり、該サブ工
程について、以下に説明する。
【0022】まず、絶縁層となる誘電体薄膜を形成する
とともに、配線部及び電極部を形成する金属薄膜を形成
する。薄膜形成は、CVDやスパッタリング等により実
行される。次いで、形成された誘電体薄膜及び金属薄
膜、並びにウエハ基板を酸化し、かつ、マスク製造工程
S3によって作成されたマスク又はレチクルを用いて、
リソグラフィ工程において、レジスト・パターンを形成
する。そして、ドライ・エッチング技術等により、レジ
スト・パターンに従って基板を加工し、イオン及び不純
物を注入する。その後、レジスト層を剥離し、ウエハを
検査する。このようなウエハ・プロセッシング工程は、
必要な層数だけ繰り返し行われ、チップ組立工程S4に
おいてチップ毎に分離される前のウエハが形成される。
【0023】図7は、図6のウエハ・プロセッシング工
程のサブ工程であるリソグラフィ工程を示すフローチャ
ートである。図7に示したように、リソグラフィ工程
は、レジスト塗布工程S21、露光工程S22、現像工
程S23、及びアニール工程S24を含んでいる。レジ
スト塗布工程S21において、CVDやスパッタリング
を用いて回路パターンが形成されたウエハ上にレジスト
を塗布し、露光工程S22において、塗布されたレジス
トを露光する。そして、現像工程S23において、露光
されたレジストを現像してレジスト・パターンを得、ア
ニール工程S24において、現像されたレジスト・パタ
ーンをアニールして安定化させる。これら工程S21〜
S24は、必要な層数だけ繰り返し実行される。
【0024】本発明の半導体デバイス製造方法において
は、図1〜図5に関連して説明した評価装置を、加工途
中のウエハを評価するだけでなく、完成したチップを検
査するチップ検査工程S5において用いることにより、
微細なパターンを有する半導体デバイスであっても、歪
み、ぼけ等が低減された画像を得ることができるので、
ウエハの欠陥を確実に検出することができる。なお、評
価装置が近傍に配置される加工装置は、評価を必要とす
る加工を行うものであれば、どのような加工装置であっ
てもよい。
【0025】本発明に係る電子線装置は、以上のように
マルチビーム方式を用いているので、評価のスループッ
トを向上させることができ、しかも、画素サイズを変更
した場合でも、適切に対処することができる。また、セ
ラミックス製基体を用いて静電レンズを形成することに
より単一ビーム形式の光学系の外径を小さくできるの
で、該光学系からなる鏡筒を多数同時にウエハ上に配置
することができ、したがって、評価のスループットを大
幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子線装置の一実施形態を示した
説明図である。
【図2】図1に示した電子線装置に具備される第1及び
第2のマルチ開口板に設けた複数の開口の対応関係を示
す説明図である。
【図3】図1に示した電子線装置において、標準モード
でウエハをラスタスキャンする場合の動作を説明するた
めに説明図である。
【図4】図1に示した電子線装置において、1/2モー
ドでウエハをラスタスキャンする場合の動作を説明する
ための説明図である。
【図5】本発明に係る電子線装置の鏡筒の光学系として
採用可能な静電レンズの断面図である。
【図6】本発明に係る電子線装置を適用して半導体デバ
イスを製造する方法のフローチャートである。
【図7】図6に示したウエハ・プロセッシング工程のサ
ブ工程であるリソグラフィ工程を示したフローチャート
である。
【符号の説明】
1…ショットキーシールド 2…エミッタ 3…コ
ンデンサレンズ 4…第1のマルチ開口板 6…縮小レンズ 7…E
XB分離器 8…対物レンズ 9…ウエハ 10、11…拡大レ
ンズ 12…第2のマルチ開口板 13…マルチ検出器
14…画像形成回路 15…CPU 16…静電偏向器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中筋 護 東京都大田区羽田旭町11番1号 荏原マイ スター株式会社内 (72)発明者 野路 伸治 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 佐竹 徹 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 2G001 AA03 BA07 CA03 DA08 GA06 HA13 JA01 JA02 JA04 JA11 JA20 KA03 LA11 MA05 PA11 RA04 RA08 SA01 SA04 4M106 AA01 BA02 CA39 DB04 DB05 DB12 DB18 DB30 DJ02 DJ04 DJ11 DJ21 5C033 FF03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージをy軸方向に移動しつつ複数の
    電子ビームで同時に試料表面をx軸方向に走査し、試料
    を評価する画像データを得る電子線装置において、 標準の画素サイズでビームを走査する標準モード、及
    び、標準の画素サイズの1/n(nは2以上の整数)の
    画素サイズでビームを走査する1/nモードを、選択的
    に実行可能な走査制御手段を備えていることを特徴とす
    る電子線装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子線装置において、走
    査制御手段は、 標準モードにおいては、1ビーム当たりの走査幅は、隣
    接する電子ビームにより試料上に形成されるビーム・ス
    ポット間の間隔以上であり、ステージのy軸方向への移
    動が1回完了する毎に、ステージをx軸方向にビーム・
    スポット間の間隔×ビーム数だけ移動させ、その後、ス
    テージをy軸方向に移動させつつビームを走査すること
    を反復し、 1/nモードにおいては、1ビーム当たりの走査幅は、
    標準モードにおける1ビーム当たりの走査幅の1/nで
    あり、ステージのy軸方向への移動が1回完了する毎
    に、ステージをx軸方向にビーム・スポット間の間隔の
    1/nだけ移動させ、それをn回反復した後に、ステー
    ジをx軸方向にビーム・スポット間の間隔×ビーム数だ
    け移動させ、その後、ステージをy軸方向に移動させつ
    つビームを走査することを反復するよう制御することを
    特徴とする電子線装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電子線装置は、複数の電
    子ビームを試料表面に照射するために、単一のビームを
    走査する複数の鏡筒を有しており、走査制御手段は、1
    /nモードにおいては、1ビーム当たりの走査幅が、標
    準モードにおける1ビーム当たりの走査幅の1/nとな
    るように制御することを特徴とする電子線装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電子線装置において、各
    鏡筒は、セラミック表面に金属コーティングにより形成
    された電極を有する軸対称の静電レンズを備えているこ
    とを特徴とする電子線装置。
  5. 【請求項5】 半導体デバイスの製造方法において、プ
    ロセス途中及び完了後の半導体デバイスを、請求項1〜
    4いずれかに記載の電子線装置を用いて評価することを
    特徴とする半導体デバイス製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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