JP2003168382A - 電子銃及び該電子銃を備えた電子線装置 - Google Patents

電子銃及び該電子銃を備えた電子線装置

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JP2003168382A
JP2003168382A JP2001364362A JP2001364362A JP2003168382A JP 2003168382 A JP2003168382 A JP 2003168382A JP 2001364362 A JP2001364362 A JP 2001364362A JP 2001364362 A JP2001364362 A JP 2001364362A JP 2003168382 A JP2003168382 A JP 2003168382A
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electron gun
electron beam
cathode
electron
wehnelt
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JP2001364362A
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Mamoru Nakasuji
護 中筋
Takao Kato
隆男 加藤
Toru Satake
徹 佐竹
Shinji Nomichi
伸治 野路
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Ebara Corp
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Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子銃室内部の絶縁物をシールド処理するこ
とにより、空間電荷制限領域で電子銃を動作させるとき
に、ショット雑音をより低減させる。 【解決手段】 電子銃は、電子線を放出するカソード1
4を有する電子線放出部16と、ウェーネルト30を絶
縁可能に支持する支持部材18と、ウェーネルト30を
電子銃室67に絶縁支持する碍子58とを有し、カソー
ドとスペーサ18の表面とをシールドするシールド部2
0、22、24を有し、また、ウェーネルトアノード間
空間と碍子58とをシールドするシールド部60、62
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、概ね、電子銃及
び該電子銃を備えた電子線装置に関し、特に、熱電子源
タイプの電子銃と、該電子銃を用いて試料の欠陥を検査
する電子線検査装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の技術分野においては、最小線幅
100nm以下の回路パターンを有するウェーハに電子
線を照射し、ウェーハから発生した二次電子を検出し
て、ウェーハの回路パターンの欠陥検出等の評価を行う
場合に、電子線を放出する電子銃で発生したショット雑
音によってスループットが制限されるという問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、電子銃を空間電
荷制限条件すなわち空間電荷制限領域(カソードの温度
をある一定以上に高めて、電子線の放出量がカソード温
度に影響されない条件ないし領域)で使用することによ
り、ショット雑音を小さくすることが試みられている
(例えば、電子管の技術分野で試みられている)。
【0004】しかしながら、電子銃を空間電荷制限領域
で使っても、絶縁体から構成されている部材(例えば、
電子銃の下流側に設けられたレンズや偏向器を支えてい
る支持部材)が、電子銃の電子線放出部分から直視され
るように配置されていると、電子線が絶縁体からなる部
材に照射され、かかる部材が帯電されてそれが雑音源と
なり、本来のショット雑音よりはるかに大きい雑音が発
生するという問題があった。しかも、このような絶縁物
の処理が悪いと電子線の照射位置あるいは電子線強度も
不安定になるという問題があった。
【0005】そのため、電子銃のアノードより下流側に
配置された絶縁物に対しては、電子銃の電子線放出部分
から直視されないように設計が行われている。しかしな
がら、電子銃のアノードより上流側に配置された絶縁物
も帯電されて雑音源となり、本来のショット雑音よりは
るかに大きい雑音が発生するという問題があった。
【0006】本願発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、従来考慮されていなかった電子銃内部の絶縁物
をシールド処理することにより、空間電荷制限領域で電
子銃を動作させるときの本来のショット雑音になる様シ
ョット雑音を低減させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本願発明で
は、電子線を放出するカソードを有する電子線放出部
と、前記電子線放出部を絶縁支持する支持部材と、前記
支持部材の表面の帯電を防止するかあるいは上記帯電の
影響を防止するシールド部を備えた電子銃を提供するも
のである。
【0008】本願発明の一実施例において、前記シール
ド部を、前記カソードと前記支持部材との間に設けるこ
とができる。本願発明の一実施例において、前記シール
ド部を、前記支持部材の表面が前記カソードから直視さ
れないように配置することができる。
【0009】また、本願発明は、カソード、カソード加
熱ヒータ、ウェーネルト、アノードを有する電子銃にお
いて、前記電子銃のウェーネルトは碍子で電子銃室との
間が電気的に絶縁状態となるよう支持されており、前記
碍子の表面が、帯電するのを防止するか、あるいは帯電
の影響がビームに及ぶのを防止するシールドを有してい
る電子銃を提供するものである。
【0010】本願発明の一実施例において、前記電子銃
を、空間電荷制限条件で動作させるようにしてもよい。
本願発明の一実施例において、前記電子銃と、該電子銃
からの電子線を試料に照射する照射系と、前記試料から
放出された二次電子を検出する検出系と、前記検出系で
検出された二次電子を画像処理して前記試料の欠陥を検
査する検査系とを備えた電子線検査装置を提供すること
ができる。
【0011】本願発明の一実施例において、前記電子線
装置を使用してプロセス途中のウェハの評価を行うこと
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施態様を添
付図面を参照して説明する。図1は、本願発明の第1の
実施態様に係る電子銃の一部を示しており、本実施形態
の電子銃は、電子放出材としてのカソードを加熱するこ
とにより電子を放出する熱電子源タイプとなっており、
空間電荷制限条件(カソードの温度をある一定以上に高
めて、電子線の放出量がカソードの温度にほとんど影響
されない条件)で動作させることが好ましい。
【0013】本実施形態の電子銃10は、電子線12を
放出するカソード14を有する電子線放出部16と、電
子線放出部16を絶縁可能に支持する支持部材としての
スペーサ18と、カソード14から放出される電子線1
2によるスペーサ18の表面の帯電を防止するかあるい
は帯電してもその影響がビームに及ばない様にする第1
ないし第3のシールド部20、22、24とを備えてい
る。
【0014】電子銃10は、さらに、電子線放出部16
の周囲に配置され、カソード14から放出される電子線
12の量を制御するための軸対称のウェーネルト26
と、ウェーネルト26のさらに電子線放出方向下流側に
設けられた図示しないアノードとを備えている。
【0015】ウェーネルト26は、図1において下端が
開口した縦断面コ字形をしており、円筒状の側壁28
と、側壁28の図中上側すなわちカソード14側に設け
られた円形状の電子線放出側壁としての上壁30とを備
えている。ウェーネルト26の側壁28は、その下端側
の開口部に、円板状のスペーサ18が設けられている。
スペーサ18を設けることによって、ウェーネルト26
にカソード等が固定されている。
【0016】ウェーネルト26の上壁30は、カソード
14と対向する位置に、開口部32が形成されており、
この開口部32を通ってカソード14からの電子線12
が放出されるようになっている。
【0017】電子線放出部16は、さらに、カソード1
4の両側に配置されカソード14を加熱するための一対
のヒータ34、36と、カソード14及びヒータ34、
36に通電を許容し且つカソード及びヒータを支持する
ための一対の柱状の電極38、40とを備えている。
【0018】カソード14には、ランタンヘキサボライ
ド(LaB6)が用いられている。もっとも、高融点
(高温での蒸気圧が低い)で仕事関数の小さい材料であ
れば、他の材料を使用することも可能である。カソード
14は、電子線を放出する円錐形状の先端部14aと、
先端部14aと一体に構成された角柱状の基端部14b
とを備えている。この実施形態においては、先端部14
aを円錐形状にしたものが使用されているが、円錐の先
端を切り落とした円錐台形状のものを使用してもよい。
【0019】ヒータ34、36は、その平面が矩形状を
しており(図2参照)、カソード14を加熱できるよう
にグラファイトで形成されている。ヒータ34、36
は、その対向する側面でカソード14の基端部14bを
挟持するように配置されており、これによって、ヒータ
34、36で発生した熱が十分にカソード14に伝達で
きるようになっている。
【0020】一対の柱状の電極38、40は、それぞ
れ、その平面が矩形状をしており(図2参照)、ヒータ
34、36の外側に配置されている。また、一対の柱状
の電極38、40は、それぞれ、対向する側面でヒータ
34、36の外側面に当接して配置されており、ヒータ
34、36を介してカソード14を挟持している。さら
に、一対の柱状の電極38、40は、それぞれ、ヒータ
側すなわち基端側から電子銃の長手方向に沿ってスペー
サ側すなわち末端側に伸長している。そして、電極3
8、40の末端側は、スペーサ18を介して外側に突出
している。電極38、40とスペーサ18は、機械的に
安全に保たれるように構成されている。電極38、40
の突出した部分は、例えば、後述するような図3に示し
たハーメチックシール86a、86bに接続されてい
る。そして、ケーブル90、92を介して、電源に接続
され、ヒータ34、36を加熱できるようになってい
る。
【0021】スペーサ18は、セラミックスなどの絶縁
体で形成されており、一対の柱状の電極38、40間を
ショートさせないように電気的に絶縁状態にして当該一
対の柱状の電極38、40の末端側を支持している。さ
らに、スペーサ18は、ウェーネルト26と柱状の電極
38、40との間が電気的に絶縁状態となるようにウェ
ーネルト26に支持されている。
【0022】シールド部20、22、24は、それぞ
れ、電子線をシールド可能な導電性を有する材料、例え
ば金属で構成されており、カソード14とスペーサ18
との間に設けられていると共に、スペーサ18の内側の
表面18aがカソード14の基端面14cから直視され
ないように配置されている。
【0023】シールド部20としてのシールド板20
は、カソード14のスペーサ側すなわち末端側に配置さ
れている。シールド板20は、図2に示されているよう
に平面で見て円形状をしており、その中心部に矩形状の
開口部20aを有している。一対の柱状の電極38、4
0は、その開口部20aを通ってスペーサ18側に伸長
している。シールド板20の外周縁は、ウェーネルト2
6の側壁28の内面に接続されている。このようにし
て、シールド板20は、電子線放出部16とウェーネル
ト26の側壁28との間に設けられ、電子線放出部16
とウェーネルト26の側壁28との間に形成される空間
を概ね遮断するようにしている。
【0024】シールド板20は、カソード14から放出
されて発散した電子線12aがウェーネルト上壁30で
反射されて迷走する電子線13をシールドすることによ
り、迷走電子線13を上側チャンバ26A内に留め、下
側チャンバ26Bに入るのを妨げて、スペーサ18に到
達することによる当該スペーサ18の表面の帯電を防止
している。
【0025】なお、シールド板20の開口部20aは、
一対の柱状の電極38、40の通路としてだけでなく、
電子線を放出する際にカソード14から発生するガスを
外部に排出する際の通路として利用することもできる。
【0026】シールド板22は、シールド板20とスペ
ーサ18との間に位置決めされるように、スポット溶接
などで電極40に取り付けられている。シールド板22
は、円の一部を切り欠いた切欠き円形状をしており(図
2参照)、その周縁は弦部22aと曲線部22bとを備
えている。弦部22aは、電極38に接触しないように
離間して設けられており、これによって、電極38と電
極40と間をショートさせないようになっている。曲線
部22bは、ウェーネルト26の側壁28に接触しない
ように離間して設けられており、これによって、電極4
0とウェーネルト26との間をショートさせないように
なっている。また、曲線部22bは、側壁28との間に
形成される間隙ができるでだけ大きくならないように、
側壁28の内面に沿って湾曲されている。
【0027】シールド板22は、図1においてその左側
からカソード14のほぼ真下にかけて配置されている。
これによって、カソード14の基端14cから漏れてシ
ールド板20の開口部20aを通って放出される電子線
15やカソードから放出された電子線のうちウェーネル
トの上壁で反射されて開口部20aを通って図中左側に
進む逆向電子線(迷走電子線)17を、すなわち、図中
左側から真ん中にかけて逆行する電子線を主に遮断ない
しシールドする機能を果たしている。このようにして、
カソード14から放出される電子線がスペーサ18に到
達してスペーサ18の表面が帯電することを防止してい
る。また、曲線部22bを側壁28の内面に沿って湾曲
させているので、曲線部22bと側壁28との間を通る
電子線量を大幅に低減することができるようになってい
る。また、たとえごくわずか漏れてきた迷走電子によっ
てスペーサ表面が帯電した時、その帯電によるポテンシ
ャルの変化が電子線の通路に影響を及ぼすのを、シール
ド20、22が防止する働きもする。
【0028】シールド部24は、セラミックス製のスペ
ーサ18の表面部分にスパッターなどにより付着された
膜形態となっている。このようなシールド膜24は、電
極38と接続されるように当該電極38の周辺に形成さ
れている。
【0029】シールド膜24も、シールド板22と同様
に切欠き円形状をしており、その周縁は弦部24aと曲
線部24bとを備えている。弦部24aは、電極40に
接触しないように離間して設けられており、これによっ
て、電極38と電極40との間をショートさせないよう
になっている。曲線部24bは、ウェーネルト26の側
壁28に接触しないように離間して設けられており、こ
れによって、電極38とウェーネルト26との間をショ
ートさせないようになっている。また、曲線部24b
は、側壁28との間に形成される間隙ができるでだけ大
きくならないように、側壁28の内面に沿って湾曲され
ている。
【0030】シールド膜24は、電極40側に設けられ
たシールド板22によってカバーされていない電極38
側(図1における右側)に設けられているので、シール
ド板22によって遮断されなかった図中右側に向けて逆
行する電子線17’を主にシールドする機能を主に果た
している。また、曲線部24bを側壁28の内面に沿っ
て湾曲させているので、曲線部24bと側壁28との間
を通る電子線量を大幅に低減することができるようにな
っている。
【0031】従来の電子銃の構造では、シールド部2
0、22、24がなかったため、カソードの基端14c
からセラミックス製のスペーサを直視できる構造となっ
ていた。従って、カソードから放出された電子のうちウ
ェーネルトの上壁で反射された逆向電子は、容易にスペ
ーサの表面に到達し、スペーサの表面を帯電させてい
た。このようにして、スペーサの表面が帯電するとその
電位変動がウェーネルト内の空間を伝播し、カソード付
近の電子線通路に伝わり、電子放出特性に影響を及ぼし
それが雑音を発生させることになっていた。これに対し
て、上記実施形態では、3つのシールド部20、22、
24を設けたので、スペーサの表面の帯電を防止できる
だけでなく、仮にスペーサの表面が帯電しても、その電
位変動が電子線通路に伝播することを防止することがで
きる。この結果、空間電荷制限条件による本来のショッ
ト雑音特性が得られる。
【0032】なお、シールド膜24を電極38ではなく
電極40に取り付けた場合、シールド板22は電極38
の周囲に配置することが好ましい。シールド板22を電
極38及びウェーネルトの側壁28に接触させないよう
にしてウェーネルトの空間内のほぼ全体に広げてもよ
い。この場合、シールド膜24は小さくてもよい。逆
に、シールド膜24を電極40及び38に接触させるこ
となく広げて側壁28に接触させてもよい。この場合、
シールド板20は設けてなくもよく支柱38にもシール
ド板が必要となる。
【0033】次ぎに、本願発明の別の実施態様を図3を
参照して説明する。図3は、本願発明の第2の実施態様
に係る電子銃の一部を示しており、当該実施形態の電子
銃50も、電子放出材としてのカソードを加熱すること
により電子を放出する熱電子源タイプとなっている。ま
た、空間電荷制限条件(カソードの温度をある一定以上
に高めて、電子線の放出量がカソードの温度変化に影響
されない条件)で動作させるようになっている。
【0034】本実施形態は、アース電位の電子銃室67
にウェーネルト66が碍子58で固定され、ウェーネル
トにカソード、ヒータがスペーサ18で固定された構造
となっており、スペーサ18及び碍子58の帯電の影
響、特に碍子58の帯電の影響を防止するようにしたも
のである。
【0035】電子銃50は、電子線52を放出するカソ
ード54を有する電子線放出部56と、ウェーネルト6
6を絶縁可能に支持する支持部材としての高電圧用の碍
子58と、カソード54から放出される電子線52によ
る碍子58の表面の帯電を防止する第1及び第2のシー
ルド部60、62とを備えている。
【0036】電子銃50は、さらに、電子線放出部56
の周囲に配置され、カソード54から放出される電子線
52の量を制御するための円筒状のウェーネルト66
と、ウェーネルト66の周囲に配置されたアノード又は
電子銃室67とを備えている。
【0037】ウェーネルト66は、図1、2に示したも
のと同様であるが、碍子との接続部をより詳細に示して
ある。ウェーネルト66の上壁70は、カソード54と
対向する位置に、開口部72が形成されており、この開
口部72を通って電子線52が放出されるようになって
いる。
【0038】電子銃室67は、その縦断面がほぼ矩形状
の円筒形状をしており、ウェーネルト66のほぼ周辺を
囲んでいると共に、碍子58の一部を密封固定してい
る。電子銃室67は、円筒状の側壁74と、側壁74の
図中上側すなわちカソード54側に設けられた円形状の
電子線加速電極としてのアノード76と、側壁74の図
中下側に設けられた円形状の支持壁としての下壁78と
を備えている。電子銃室の下壁78は、碍子58が位置
ずれしないように碍子58を支持している。電子銃室の
下壁78と碍子58との間は、ガスが電子銃室67の内
部に進入しないように適切に封止されている。アノード
76は、カソード54及びウェーネルトの開口部72と
対向する位置に、開口部80が形成されており、この開
口部80を通って電子線52が放出されるようになって
いる。また、アノード76は、接地すなわちアースされ
ておりその電位は接地電位となっている。
【0039】電子線放出部56は、さらに、カソード5
4の両側に配置されカソード54を加熱するための一対
のヒータ82、84と、カソード54及びヒータ82、
84に通電を許容し且つカソード及びヒータを支持する
ための一対の柱状の電極86、88とを備えている。
【0040】カソード54には、上記第1の実施の形態
と同様にランタンヘキサボライド(LaB6)が用いら
れている。カソード54は、電子線を放出する円錐形状
の先端部54aと、先端部14aと一体に構成された角
柱状の基端部54bとを備えている。この実施形態にお
いても、円錐の先端を切り落とした円錐台形状のものを
使用してもよい。
【0041】ヒータ82、84は、上記第1の実施の形
態と同様にその平面が矩形状をしており、カソード54
を加熱できるようにグラファイトで形成されている。ヒ
ータ82、84は、その対向する側面でカソード54の
基端部54bを挟持するように配置されている。
【0042】一対の柱状の電極86、88は、それぞ
れ、ヒータ82、84の外側に当接して配置されてお
り、ヒータ82、84を介してカソード54を挟持して
いる。一対の柱状の電極86、88は、それぞれ、ヒー
タ側すなわち基端側から、電子銃の長手方向に沿って、
アノードの下壁側すなわち末端側に設けられた碍子58
内のハーメチックシール86a、86bに伸長してお
り、碍子58の末端面58aで終端している。また、電
極86、88の末端側は、碍子58と共に、電子銃室の
下壁78を介して外側に突出している。電極86、88
の終端部86a、86bには、それぞれ、図示しない電
源に接続されたケーブル90、92が接続されている。
そして、ケーブル90、92を介して、例えば、電極8
6、ヒータ82、カソード54、ヒータ84、電極88
の順に電流を流して、ヒータ82、84を加熱できるよ
うになっている。
【0043】碍子58は、セラミックスなどの絶縁体で
形成されており、中実で円柱状の形状をしている。碍子
58は、一対の柱状の電極86、88間をショートさせ
ないように電気的に絶縁状態にして当該一対の柱状の電
極86、88の末端側を支持している。また、碍子58
は、ウェーネルト66を電子銃室67に電気的に絶縁状
態となるように固定し且つ、ウェーネルト、ヒータ、カ
ソードに給電するためのハーメチックシールを3本有し
ている。さらに、碍子58は、その他端(図3において
下側の端)が電子銃室の下壁78を突出していると共
に、その他端側近くの外周縁で電子銃室の下壁78に密
封固定されている。
【0044】このようにして、碍子58が電子銃室の下
壁78によって支持されてることにより、ウェーネルト
66は、碍子58を介して、接地された電子銃室67に
固定されている。また、碍子58は、電極86、88と
ウェーネルト66に電気的な接続を保つためのハーメチ
ックシール3本が埋め込まれている。
【0045】シールド部60、62は、それぞれ、電子
線をシールド可能な導電性を有する材料、例えば金属で
構成されており、ウェーネルト66の側壁68とアノー
ド677の側壁74との間に設けられている。
【0046】シールド部60としてのシールド板60
は、ウェーネルト66の側壁68の一端側(図3におい
て上側、換言すればカソード54側)に取り付けられて
おり、平面で見て概ね環状の形状をしている。シールド
板60は、ウェーネルトの側壁68の外周面からアノー
ドの側壁74に向けて伸長しており、ウェーネルト66
とアノード67とがショートしないようにシールド板6
0の外周縁部60aとアノードの側壁内面との間には所
定の間隙が設けられている。
【0047】シールド部62としてのシールド板62
は、電子銃室67の側壁68の他端側(図3において下
側、換言すれば碍子58側)に取り付けられており、平
面で見て概ね環状の形状をしている。シールド板62
は、電子銃室67の側壁68の内周面からウェーネルト
66の側壁68に向けてシールド板60に対して平行に
伸長しており、アノード67とウェーネルト66とがシ
ョートしないようにシールド板62の内周縁部62aと
ウェーネルトの側壁外面との間には所定の間隙が設けら
れている。すなわち、シールド板62には、平面で見て
円形の開口部62bが形成されており、開口部62bの
内径はウェーネルト66の外径よりも大きくなってい
る。これにより、開口部62bを画定する内周縁部62
aにウェーネルト66を接触させることなく、ウェーネ
ルト66は開口部62bを通って伸びている。
【0048】従来の電子銃の構造のように、シールド部
60、62がないと、カソード54から放出された電子
線52のうち発散した電子線100が電子銃室67の上
壁76に当たり反射された電子線102、104が発生
した場合、その反射された電子線102、104が点線
で示したように何回か反射をくり返し、碍子58の表面
に入射して、碍子の表面を帯電させることになる。この
ようにして、碍子の表面が帯電すると、その帯電による
電位変動がウェーネルト66とアノード67との間の空
間に伝播し、雑音を増加させることになる。
【0049】これに対して、上記第2の実施形態によれ
ば、ウェーネルト66に設けたシールド板60が図3の
点線102で示すような反射角度をもつ迷走した電子線
を遮蔽することができると共に、電子銃室67の内壁面
に設けたシールド板62が、点線104で示すような反
射角度を持ちシールド板60とアノードの側壁74との
間の間隙を通り抜けた電子線を遮蔽することができる。
すなわち、第2の実施形態によれば、点線102、10
4で示すような迷走電子の通路を防ぐことができると共
に、たとえ碍子の表面が帯電したとしてもその電位変動
が電子線通路(ビーム通路)に伝播しないようになる。
【0050】なお、第2の実施例形態においても、図1
に示したようなシールド部20、22、24を、電子線
放出部56とウェーネルト66との間に設けるようにし
てもよい。
【0051】次ぎに、本願発明のさらに別の実施態様を
図4を参照して説明する。図4は、図1ないし図3に示
した電子銃10、50を用いて電子線転写装置を構成し
た実施形態を示している。なお、図4において示された
電子銃10、50は、その構成を簡略化して示してい
る。
【0052】図4に示した電子線転写装置は、上述した
ようなショット雑音低減構成を備えた電子銃10、50
と、電子銃10、50からの電子線200をマスク23
7に形成されたパターンに照射する照射系と、マスクの
パターンに照射される電子線を走査して、マスクのパタ
ーンをウェーハ上に転写する走査系とを備えている。
【0053】照射系は、電子線200を集光するコンデ
ンサレンズ232と、コンデンサレンズ232により集
光された電子線200を成形する長方形開口233と、
長方形開口233で成形された電子線239をマスク2
37上に結像させる対物レンズ234とを備えている。
【0054】走査系は、対物レンズ234の下に設けら
れた偏向器235と236を備えている。偏向器235
と236は、マスク237に照射される電子線を走査す
ることにより、マスクにより成形される成形ビーム像を
走査するようになっている。このようにして、マスク2
37でパターン化されたビームは、ウェーハ238の表
面に塗布された電子線レジストを感光させ、現像するこ
とによってリソグラフィを行うことができる。この電子
銃10、50から放出される電子線はショット雑音が小
さいので、マスク237に形成されるパターンが70m
m以下のパターンでもウェーハ238に転写されるマス
クのパターンのエッジラフネスを小さくすることができ
る。すなわち、リソグラフィを行った場合にパターンの
エッジラフネスを小さくすることができる。
【0055】なお、図中240は、成形像結像線を示し
ている。次ぎに、本願発明のさらに別の実施態様を図5
を参照して説明する。図5は、上述したのと同様なショ
ット雑音低減構成を備えた電子銃を用いて試料の欠陥を
検査する電子線検査装置を構成した実施形態を示してい
る。なお、図5において示された電子銃10’には、第
1の実施の形態に示された電子銃10と同様な構成が採
用されているが(例えば、同様なシールド板20’、2
2’が設けられているが)、カソード14’の構造など
に関して変更が加えられている。
【0056】図5に示した電子線を用いた検査装置は、
電子銃10’と、電子銃10’からの電子線300を試
料(例えば、基板やウェーハ)345に照射する照射系
と、試料345から放出された二次電子を検出する検出
系と、検出系で検出された二次電子を画像処理して試料
345の欠陥を検査する検査系とを備えている。
【0057】電子銃10’のカソード14’は、光軸か
ら等間隔の位置に8個の突起を持っており、強い電子線
(すなわち、強い電子ビーム)300を8箇所から放出
することができるようになっている。電子銃10’はア
ノード328を備えており、電子線300はアノード3
28に形成された開口部を介して放出される。
【0058】照射系は、コンデンサレンズ341と、マ
ルチ開口板342と、縮小レンズ343と、対物レンズ
344とを備えている。二次電子を検出する検出系は、
検出器347を備えている。検出系で検出された二次電
子を画像処理して試料345の欠陥を検査する検査系
は、画像処理回路348と、欠陥検査回路349とを備
えている。
【0059】このようにして構成された電子線検査装置
において、シールド20’、38’を施した電子銃1
0’から放出された電子線300は、コンデンサレンズ
341で集束され縮小レンズ343の手前にクロスオー
バを作り、さらに、縮小レンズ343で対物レンズ34
4の近傍にクロスオーバを作成する。マルチ開口板34
2はコンデンサレンズ341の下に配置されており、マ
ルチ開口板342には周方向に沿って等間隔に8個の開
口部342aないし342hが形成されている。マルチ
開口板342の8個の開口部を通ることによって成形さ
れた8個の電子ビーム302は縮小レンズ343と対物
レンズ344で縮小され、試料345に8本のプローブ
を作る。試料345の8個所から放出された二次電子3
46(346は二次電子の軌道を示している)は、対物
レンズ344で拡大され、検出器347で独立に検出さ
れ、画像処理回路348でSEM画像にされ、欠陥検査
回路349で欠陥が検出される。
【0060】このようにショット雑音低減構成を備えた
電子銃を用いて試料の欠陥を検査する電子線検査装置を
構成した場合、試料の評価を行ったときに、小さいビー
ム電流でも高速で画像を形成してもS/N比の良い画像
ができ、欠陥検査、線幅測定等を高スループットで行え
る。
【0061】次に図6及び図7を参照して、上記実施形
態で示した電子線装置により半導体デバイスを製造する
方法の実施態様を説明する。図6は、本発明による半導
体デバイスの製造方法の一実施例を示すフローチャート
である。この実施例の製造工程は以下の主工程を含んで
いる。 (1)ウェーハを製造するウェーハ製造工程(又はウェ
ーハを準備するウェーハ準備工程)(ステップ400) (2)露光に使用するマスクを製造するマスク製造工程
(又はマスクを準備するマスク準備工程)(ステップ4
01) (3)ウェーハに必要な加工処理を行うウェーハプロセ
ッシング工程(ステップ402) (4)ウェーハ上に形成されたチップを1個ずつ切り出
し、動作可能にならしめるチップ組立工程(ステップ4
03) (5)組み立てられたチップを検査するチップ検査工程
(ステップ404)なお、上記のそれぞれの主工程は更
に幾つかのサブ工程からなっている。
【0062】これらの主工程中の中で、半導体デバイス
の性能に決定的な影響を及ぼすのが(3)のウェーハプ
ロセッシング工程である。この工程では、設計された回
路パターンをウェーハ上に順次積層し、メモリやMPU
として動作するチップを多数形成する。このウェーハプ
ロセッシング工程は以下の各工程を含んでいる。 (A)絶縁層となる誘電体薄膜や配線部、或いは電極部
を形成する金属薄膜等を形成する薄膜形成工程(CVD
やスパッタリング等を用いる) (B)この薄膜層やウェーハ基板を酸化する酸化工程 (C)薄膜層やウェーハ基板等を選択的に加工するため
にマスク(レチクル)を用いてレジストパターンを形成
するリソグラフィー工程 (D)レジストパターンに従って薄膜層や基板を加工す
るエッチング工程(例えばドライエッチング技術を用い
る) (E)イオン・不純物注入拡散工程 (F)レジスト剥離工程 (G)加工されたウェーハを検査する工程 なお、ウェーハプロセッシング工程は必要な層数だけ繰
り返し行い、設計通り動作する半導体デバイスを製造す
る。
【0063】図7は、上記ウェーハプロセッシング工程
の中核をなすリソグラフィー工程を示すフローチャート
である。このリソグラフィー工程は以下の各工程を含
む。 (a)前段の工程で回路パターンが形成されたウェーハ
上にレジストをコートするレジスト塗布工程(ステップ
500) (b)レジストを露光する工程(ステップ501) (c)露光されたレジストを現像してレジストのパター
ンを得る現像工程(ステップ502) (d)現像されたレジストパターンを安定化するための
アニール工程(ステップ503) 上記の半導体デバイス製造工程、ウェーハプロセッシン
グ工程、リソグラフィー工程については、周知のもので
ありこれ以上の説明を要しないであろう。
【0064】上記(G)の検査工程に本発明に係る欠陥
検査方法、欠陥検査装置を用いると、微細なパターンを
有する半導体デバイスでも、スループット良く検査でき
るので、全数検査が可能となり、製品の歩留まりの向
上、欠陥製品の出荷防止が可能と成る。
【0065】以上が、本願発明の各実施形態であるが、
本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。以
上のように本願発明によれば、電子銃内部の絶縁物に電
子線が到達しないようにシールド処理を行ったので、絶
縁物の表面が帯電する虞が少なくなり、カソードからの
放出電流のショット雑音に関して、本来の空間電荷制限
条件でのショット雑音特性が得られる。
【0066】本願発明の種々の特徴が、特許請求の範囲
に述べられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の第1の実施形態に係る電子
銃の一部の縦断面図であって、図2の線I−Iに沿って
破断した(但し、電子銃の電子線放出部に関しては断面
をとっていない)縦断面図である。
【図2】図2は、図1の線II−IIに沿って破断した
横断面図である。
【図3】図3は、本願発明の第2の実施形態に係る電子
銃の一部の縦断面図である。
【図4】図4は、図1ないし図3に示した電子銃を用い
て構成された電子線転写装置の一例を示す概略図であ
る。
【図5】図5は、ショット雑音低減構成を備えた電子銃
を用いて構成された試料の欠陥を検査する電子線検査装
置の一例を示す概略図である。
【図6】図6は、半導体デバイスの製造方法の一実施例
を示すフローチャートである。
【図7】図7は、図6の半導体デバイスの製造方法のう
ちリソグラフィー工程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 電子銃主要部 12 電子線 14 カソード 14a 先端
部 14b 基端部 14c 基端 16 電子線放出部 18 スペー
サ 20 第1のシールド部(シールド板) 20a 開口部 22 第2のシールド部(シールド板) 22a 弦部 22b 曲線
部 24 第3のシールド部(シールド膜) 24a 弦部 24b 曲線
部 26 ウェーネルト 28 側壁 30 上壁(電子線放出側壁) 32 開口部 34 ヒータ 36 ヒータ 38 柱状の電極 40 柱状の
電極 50 電子銃全体図 52 電子線 54 カソード 54a 先端
部 54b 基端部 56 電子線
放出部 58 高電圧用の碍子 58a 末端
面 60 第1のシールド部(シールド板) 60a 外周
縁部 62 第2のシールド部(シールド板) 62a 内周
縁部 62b 開口部 66 ウェー
ネルト 67 電子銃室 68 側壁 70 上壁(電子線放出側壁) 72 開口部 74 電子銃室側壁 76 アノード(上壁、電子線放出側壁) 78 電子銃室下壁 80 開口部
(アノード穴) 82 ヒータ 84 ヒータ 86 柱状の電極 88 柱状の
電極 90 ケーブル 92 ケーブ
ル 100 発散した電子線 102 反射
電子線 104 反射電子線 200 電子
線 232 コンデンサレンズ 233 長方
形開口 234 対物レンズ 235 偏向
器 236 偏向器 237 マス
ク 238 ウェーハ 239 長方形開口で成形された電子線 240 成形像結像線 10’ 電子
銃 14’ カソード 20’ シー
ルド板 22’ シールド板 300 電子
線 328 アノード 341 コン
デンサレンズ 342 マルチ開口板 342a 開
口部 342h 開口部 343 縮小
レンズ 344 対物レンズ 345 試料 347 検出器 348 画像
処理回路 349 欠陥検査回路 350 E×
B分離器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐竹 徹 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 野路 伸治 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 4M106 AA01 BA02 CA39 DB05 DJ11 5C030 BB01 BB04 5C033 UU10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子線を放出するカソードを有する電子
    線放出部と、 前記電子線放出部を絶縁支持する支持部材と、 前記支持部材の表面の帯電を防止するかあるいは上記帯
    電の影響を防止するシールド部を備えたことを特徴とす
    る電子銃。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子銃において、 前記シールド部は、前記カソードと前記支持部材との間
    に設けられていることを特徴とする電子銃。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子銃において、 前記シールド部は、前記支持部材の表面が前記カソード
    から直視されないように配置されていることを特徴とす
    る電子銃。
  4. 【請求項4】 カソード、カソード加熱ヒータ、ウェー
    ネルト、アノードを有する電子銃において、 前記電子銃のウェーネルトは碍子で電子銃室との間が電
    気的に絶縁状態となるよう支持されており、 前記碍子の表面が、帯電するのを防止するか、あるいは
    上記帯電の影響がビームに及ぶのを防止するシールドを
    有していることを特徴とする電子銃。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の電子銃において、 前記電子銃は、空間電荷制限条件で動作することを特徴
    とする電子銃。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    の電子銃と、 該電子銃からの電子線を試料に照射する照射系と、 前記試料から放出された二次電子を検出する検出系と、 前記検出系で検出された二次電子を画像処理して前記試
    料の欠陥を検査する検査系とを備えた電子線検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電子線装置を使用して
    プロセス途中のウェハの評価を行うことを特徴とする、
    デバイス製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009245725A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Jeol Ltd 電子ビーム発生装置
WO2023189842A1 (ja) * 2022-03-29 2023-10-05 デンカ株式会社 エミッター及びこれを備える装置

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